JP2003046931A - 情報管理装置及び方法 - Google Patents

情報管理装置及び方法

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JP2003046931A
JP2003046931A JP2001233824A JP2001233824A JP2003046931A JP 2003046931 A JP2003046931 A JP 2003046931A JP 2001233824 A JP2001233824 A JP 2001233824A JP 2001233824 A JP2001233824 A JP 2001233824A JP 2003046931 A JP2003046931 A JP 2003046931A
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Toshio Yabe
俊夫 矢部
Hiroyasu Watanabe
浩康 渡辺
Seiji Sasaki
誠司 佐々木
Mitsuo Hashimoto
光生 橋本
Masataka Bessho
正隆 別所
Masahiro Ogawara
将広 大河原
Kazunari Kikuchi
一成 菊池
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録媒体における画像の記録領域を有効に利用
する。 【解決手段】記録媒体画像情報の格納領域4bから画像
ファイルがパーソナルコンピュータに送信されると、転
送済管理情報4aに含まれる、送信された画像ファイル
に対応する、送信済フラグが「未送信」から「送信済
み」に更新される。次の画像記録の機会に記録媒体画像
情報4bに空き容量が十分になければ、送信済みフラグ
の値が「送信済み」という画像ファイルに、新たな画像
ファイルを上書き保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、デジタル
カメラ等により撮影されて半導体メモリ等の記録媒体に
記録された画像情報等の情報を、パーソナルコンピュー
タに付随するハードディスク等の大容量記録媒体に転送
して保存した場合における、前記記録媒体上に存在する
画像情報等を管理する情報管理装置及び方法及びに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラ等の画像情報の記
録媒体としては、本体内蔵型記録デバイスとして半導体
メモリ、交換可能型記録デバイスとしてコンパクトフラ
ッシュ(登録商標)メモリ等を使用している。特に、後
者である交換可能型の記録媒体としては、ユーザの必要
に応じて各種記憶容量のものが用意されている。デジタ
ルカメラの最近の主流は、その交換可能型記録デバイス
に対応している。
【0003】ところで、本体内蔵型の記録媒体において
も、交換可能型の記録媒体においても、最近の技術進歩
により記録媒体自体の記録容量は増加してきており、今
後も更に増加していくであろうが、その記録容量は無限
大ではなく、必ず制限がある。また、高画質化のニーズ
等の理由により画像情報自体のサイズの増加も著しいの
が現状である。一方、交換可能型の記録媒体であるコン
パクトフラッシュメモリ等であっても、一般のユーザが
所有する数には限りがある。従って、このような現状の
中では、ユーザは、デジタルカメラ等の画像を記録する
システムを好適に使用するには、記録媒体の記録容量に
ついて常に気に掛けておかねばならない。
【0004】また、デジタルカメラ本体等に記録した画
像情報は記録したままにしておくのではなく、ユーザの
操作によりパーソナルコンピュータ等に付随する周辺機
器の大容量記録媒体であるハードディスク等に読み込
み、画像をプリンタ等の出力機器で出力したり、画像を
編集・加工したりするような用途が一般的である。従っ
て、その記録媒体の空き容量が少なくなった場合やある
区切りごとに、ユーザはデジタルカメラで記録した画像
情報をパーソナルコンピュータ等に読み込み、ハードデ
ィスク等に保存する。ユーザがデジタルカメラのコンパ
クトフラッシュ等からパーソナルコンピュータ側に読み
込みハードディスク等に保存する手段としては、有線、
無線、記録媒体自体をパーソナルコンピュータ等に付随
する周辺機器であるメモリカードリーダー等への装着さ
せることによる方法等がある。
【0005】しかし、上記手段によりハードディスク等
に画像情報が保存された場合においても、デジタルカメ
ラの本体内蔵型の記録媒体、交換可能型の記録媒体共
に、記録された画像情報はそのまま残された状態であ
り、ユーザがそれらの画像情報を削除する操作をしない
限り、次の映像の記録時に、その対象であるデジタルカ
メラの記録媒体の容量は、既にハードディスク等に保存
された画像のサイズに圧迫された状態にある。通常、ひ
とりのユーザがデジタルカメラを使用している場合、パ
ーソナルコンピュータ等の大容量記録媒体に保存済みの
画像情報がデジタルカメラの記録媒体に残ったままとい
うのは煩わしいことであり、また、それらを削除しなけ
れば好適にデジタルカメラを使用できないというのも問
題である。また、複数人のユーザによりデジタルカメラ
を共有する場合においても、通常、個人が記録した画像
情報は個人で管理することが多く、また、交換可能型の
記録媒体を個々のユーザが所有することが多いため、や
はり、既にハードディスク等に保存された画像情報で、
デジタルカメラの交換可能型も含む記録媒体に残ってい
る画像情報は、ユーザにとっては無用の画像情報である
ことが多い。
【0006】また、デジタルカメラ等で撮影した画像フ
ァイルは、パーソナルコンピュータ等に取り込んで取り
扱うことが多く、銀塩フィルムのようにフィルムの費
用、現像費用などが必ずかかる心配がないため、ユーザ
は手軽に撮影する。しかしその反面、現状の多くのデジ
タルカメラの性能においては、シャッタボタンを押して
から実際の映像の記録にかかるまでの時間であるレリー
ズタイムラグが大きいため、ユーザが意図した画像を撮
影できないことが多く、ユーザにとっては失敗した映像
がデジタルカメラのメモリに記録されることになり、無
駄な画像、つまり記録媒体上において無駄な記録容量を
消費していることがある。
【0007】このような記録媒体の容量の問題に対し
て、以下の方法が提案されている。例えば、特開平11
−4405号公報掲載の「画像データの記録方法および
ディジタルカメラ」では、撮影した画像データのデータ
量とメモリカードの空き容量とを比較し、データ量が空
き容量より大きければ、警告メッセージを表示し、ユー
ザが十分な空き容量を持つ別のメモリカードを装着する
ことで、画像データを別のメモリカードに記録する。
【0008】その他にも、撮影した画像データがメモリ
の空き容量より大きい場合に、画像データをメモリの空
き容量より小さくなるまで圧縮処理を繰り返す方法や、
デジタルカメラに通信機能を設けることで、必要に応じ
て撮影画像を電子メール等で大容量記録媒体に送信する
方法などが考えられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−4405号公報「画像データの記録方法およびデ
ィジタルカメラ」では、ユーザは撮影している最中に別
のメモリカードを装着しなければならず、連続して撮影
している場合などは非常に煩わしい操作になり、更にシ
ャッターチャンスを逃すことにもなる。また、ユーザが
複数のメモリカードを所有している場合のみに有効な方
法であり、高価なメモリカードを一般的なユーザが複数
枚所有するということはあまりないと考えられる。
【0010】撮影した画像データの圧縮処理を繰り返す
方法は、ユーザが指定した撮影モード(画素数)を無視
する方法であり、撮影した画像データが全く記録できな
いよりは幾分良いが、記録される画像はユーザの望む品
質の画像ではない。また、ユーザが撮影した後で勝手に
圧縮されることになるので、ユーザにとっては思っても
いない結果となる。また、結局、この圧縮処理をした画
像データの記録を最後にコンパクトフラッシュ等の空き
容量はなくなることになり、記録容量の制限の有効な解
決策にはならない。
【0011】撮影した画像データを通信機能により大容
量記録媒体に送信する方法では、デジタルカメラ等の記
録装置に通信装置を付加することになり、また、通信方
法によっては通信の費用もかかることになる。そのた
め、現状ではデジタルカメラに通信機能を付加するため
のハードウェアのコスト、さらに撮影した画像を送信す
るときの通信コストがとても高価なものになってしまう
ことが考えられ、手軽にデジタルカメラを使用したい多
くの一般的なユーザには不向きなものになってしまう。
【0012】このように、従来、デジタルカメラ等の情
報記録装置により記録媒体に記録された情報の管理ある
いは空き容量の管理は、人手によって行われるか、ある
いは自動的に行われる。人手による場合には、その管理
の手間がかかるために情報記録装置における生産性を低
下させるのみならず、本来削除すべきでない情報を削除
したり、あるいは削除すべき情報を残したりと、操作上
の過誤が不可避である。また、機械的あるいは電子的に
人手を介さずに行おうとすると、例えば圧縮といった、
利用者が望んでいないような加工が情報に施されたり、
あるいは、装置コストや運用コストが非常に高価なもの
につくことが不可避であった。
【0013】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録媒体に記録された情報を管理する場合に、記録
媒体に記録された情報について送信済みであるか否かを
管理し、送信済みの情報の占める領域を他の情報により
上書きして良い領域として人手を介さずに管理すること
で、必要な情報を削除したりあるいは不要な情報を残し
たりといった錯誤をおかすことなく、確実に空き領域を
確保することが可能となり、記録媒体をはじめとする資
源の利用効率を向上させることができる。また、記録媒
体の情報管理の生産性を向上させるとともに、利用者が
望まないような処理を防止し、また、上記目的を安価に
達成できる情報管理装置及び方法を提供することを目的
としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記を達成するために本
発明は以下のような構成からなる。
【0015】書き換え可能な記録媒体に記録された情報
を管理する情報管理装置であって、前記記録媒体に記録
された所定単位の情報を記憶手段に対して送信する送信
手段と、前記送信手段により情報が送信済みであるか否
かを示す属性を前記単位ごとに記憶する送信情報記憶手
段とを備える。
【0016】さらに好ましくは、前記記録媒体に、前記
単位ごとに情報を記録する記録手段を更に備える。
【0017】さらに好ましくは、前記記録手段は、前記
送信情報により送信済みである旨示されている情報に重
ねて新たな情報を記録する。
【0018】さらに好ましくは、前記情報はデジタル画
像情報であり、前記情報の単位はひとつの画像である。
【0019】さらに好ましくは、画像を撮影してデジタ
ル画像情報に変換する撮影手段を更に備え、前記記録手
段は前記撮影手段により撮影された画像のデジタル画像
情報を記録する。
【0020】さらに好ましくは、前記送信手段は、前記
送信情報により送信済みである旨示されている情報を送
信しない。
【0021】さらに好ましくは、前記送信情報を編集す
る編集手段を更に備える。
【0022】さらに好ましくは、前記記録媒体におい
て、前記外部記憶手段に送信済みの情報により占有され
ているの記憶容量を、他の情報により上書き可能な記憶
容量として計算し、その記憶容量を記憶する容量記憶手
段を更に備える。
【0023】さらに好ましくは、前記上書き可能な記憶
容量を表示する表示手段を更に備える。
【0024】さらに好ましくは、前記表示手段は更に、
前記記録媒体の空き容量を表示する。
【0025】さらに好ましくは、前記表示手段は、前記
上書き可能な記憶容量及び空き容量を、前記ひとまとま
りの情報単位の数量で表示する。
【0026】さらに好ましくは、前記記録媒体を装脱自
在に装着するためのインターフェース手段を更に備え
る。
【0027】また、本発明の他の側面は、書き換え可能
な記録媒体に記録された情報を管理する情報管理装置で
あって、前記記録媒体に記録された情報の複製が所定の
宛先に対して送信された場合に、送信された情報の属性
として上書き可能である旨示す情報を設定する。
【0028】また、本発明の他の側面は、上記情報管理
装置により実現される情報管理方法である。
【0029】また、本発明の他の側面は、上記情報管理
装置をコンピュータにより実現するためのコンピュータ
プログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照として本発
明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0031】[画像情報管理装置の構成]図1は本発明
の実施形態である画像情報管理装置を示す全体構成図で
ある。この画像情報管理装置はデジタルカメラの一部と
して実施されてもよいが、デジタルカメラに外付けされ
る装置として実施されても良い。ここではデジタルカメ
ラに内蔵されるものとして説明する。
【0032】図において、1はCPUであり、以下に説
明する構成要素3〜10に対してバス2を介してアクセ
スし制御を行なう。
【0033】3はバス2を介してCPU1からアクセス
可能な読み出し専用メモリ(ROM)であり、本実施形
態ではその動作を詳細に説明する処理プログラム3a及
び処理プログラムにより使用されるパラメータ3bが格
納されている。
【0034】4は読み書き可能なメモリ(RAM)であ
り、RAM4上には、上記処理プログラム3により作成
/変更がなされる、転送済管理情報、記録媒体画像情
報、ユーザ表示情報をそれぞれ格納するための格納領域
(順に4a、4b、4c)が確保されている。なお、本
実施形態における「転送」とは、単なる送信と同様の意
味で使用されている。
【0035】5は入力インターフェイスであり、6で示
したキーボード、マウス、タブレット等の入力装置を介
してなされる入力を受け取る。
【0036】7は出力インターフェイスであり、8で示
したCRT,LCD等の表示デバイス8a、更にはプリ
ンタ、プロッタ等のハード出力装置8bに対し、データ
の表示/出力を行なう。
【0037】なお、入力装置6や出力装置8は、本実施
形態の画像情報処理装置に含まれても良いが、ここでは
ダイヤルやスイッチ等、デジタルカメラを操作するため
の入力デバイスが入力装置6として、LCD表示デバイ
スがデジタルカメラに内蔵される出力装置8として含ま
れるものとし、その他の入出力装置の接続のために、装
置本体にはインターフェース部分に限って含まれるもの
とする。
【0038】また、パーソナルコンピュータ等の外部装
置とは、入力インターフェース5や出力インターフェー
ス7あるいはその両方や、不図示の入出力インターフェ
ースを介して接続される。
【0039】9は外部記憶装置インターフェイスであ
り、10で示したHD、FD、CD−ROM、MODや
フラッシュメモリカードなどの外部記憶装置に対するデ
ータの入出力を行なうものである。外部記憶装置10を
画像データの記録媒体として利用する場合には、部記憶
装置10としてはコンパクトフラッシュなど小型で簡易
なデバイスが用いられる。
【0040】本実施形態では、動作の詳細な説明と行な
う処理プログラム3aやパラメータ3bがROM3上に
あるものとして、また、処理対象となる各データの格納
領域(4a〜4c)がRAM上にあるものとして説明を
行なうが、これらはすべて、外部記憶装置上に配置する
ことも可能であり、更に、必要に応じて外部記憶装置1
0からRAM上にロードし、使用することもできる。ま
た、要するメモリが小さなデータやプログラム、あるい
は、データやプログラムの一部であれば、CPUのキャ
ッシュメモリ上に配置することも同様に可能である。ま
た、本実施形態では、画像データは、データが揮発しな
いように電源がバックアップされたRAM4に格納され
るものとして説明するが、不揮発性かつ書き換え可能な
フラッシュメモリなどを用いることもできる。
【0041】なお、上述したように、図1の構成はデジ
タルカメラの一部を構成するために、CPU1はカメラ
の撮影や画像処理に係る制御を行うためのCPUと同一
であってもよい。その場合、カメラの光学系や画像処理
系を制御するためのデバイスもバス2に接続され、RO
M3あるいはRAM4に格納されたプログラムをCPU
1が実行することで、それらの制御が実行される。な
お、カメラの撮影や画像処理に係る制御を実行するCP
UはCPU1とは別個のものであってもよい。いずれに
しても、本実施形態では、撮影や画像処理についての制
御の説明の詳細は省略し、画像情報の管理に関する点に
ついて説明する。
【0042】図2は、図1における処理プログラム3a
に格納されたプログラムモジュールの構成要素とそれら
構成要素が図1の格納領域4a〜4cに格納されるデー
タとどのような関係にあるかを示すものである。図2に
おいては、各構成要素はデジタルカメラ200の外部で
あるかのように示されているが、本実施形態において
は、これらはデジタルカメラ200内部に含まれ、内部
において種々の処理を行うとともに、ホストコンピュー
タ210に対して画像データを送信する。
【0043】図において、110は入力インタフェース
5を介してアクセスされるデータを扱う画像情報転送部
である。ユーザ操作に従い、この画像情報転送部110
によって、転送済管理情報170に従って、記録媒体画
像情報180から画像データをパーソナルコンピュータ
210に転送できる。
【0044】120は画像情報一時保存部であり、デジ
タルカメラで撮影した画像データは、画像情報一時保存
部120を介してRAM4の格納領域4bに記録媒体画
像情報180として保存できるようになっている。な
お、記録媒体画像情報180がフラッシュメモリカード
などの外部記憶装置に格納される場合には、画像情報一
時保存部120は、外部記憶装置インターフェース9を
介して画像データを外部記憶装置上に記録媒体画像情報
180として保存する。
【0045】130は画像情報転送部110によりホス
トコンピュータ210に対する画像データの転送が正常
終了したか否かの結果を受取り、その結果を転送済管理
情報170に反映する転送情報更新部である。
【0046】135は、転送済管理情報170と記録媒
体画像情報180とに基づき、画像データの削除を行っ
たり、転送済管理情報170を更新する画像情報更新部
である。画像情報更新部135は、転送済管理情報17
0を、画像データの削除にともなって更新するほか、ユ
ーザ操作に従って更新することもできる。
【0047】140は、転送済管理情報170と記録媒
体画像情報180とに基づき、撮影可能容量、すなわ
ち、格納部4bの使用可能容量を算出してユーザ表示情
報190として保存する記録可能容量解析部である。
【0048】150は出力インタフェース7に出力する
データを扱う記録可能容量表示部であり、ユーザ表示情
報190から撮影枚数や撮影可能枚数等の情報を算出し
てデジタルカメラの表示部に表示できる。
【0049】170は、記録媒体画像情報180に含ま
れる画像データが画像情報転送部110により転送済み
か否かを画像ごとに示す転送済管理情報であり、図1の
格納領域4aに格納されている。
【0050】180はデジタルカメラで撮影した画像デ
ータをファイルとして記録した記録媒体画像情報であ
り、画像データが画像ごとに1つの画像データファイル
として格納されている。記録媒体画像情報は図1の格納
領域4bに格納されている。
【0051】190は撮影枚数や撮影可能枚数等の情報
を記録するユーザ表示情報であり、図1の格納領域4c
に格納されている。
【0052】[具体動作例の説明]図4は、上記構成の
デジタルカメラによる具体的な動作例を説明するための
転送済管理情報170の一例である。
【0053】図4のF41、F42、F43、F44は
転送済管理情報170の取り得る状態をそれぞれ示して
いる。各状態において、“ファイルへのインデックス”
には、デジタルカメラで撮影され、画像情報一時保存部
120により記録媒体画像情報180に保存された画像
データファイルへのインデックス情報が、画像ごとに格
納されている。すなわち、このインデックスをたどるこ
とで、格納領域4bに格納された、ひとつの画像に対応
する画像データファイル(画像ファイル)にアクセスで
きる。“転送識別フラグ”には、インデックスで指し示
される画像データが既にパーソナルコンピュータに転送
されたか否かの情報が格納されている。
【0054】ただし、インデックス情報とは記録媒体画
像情報180にある画像データを画像ごとに特定できる
ものであればどんな形態でもよい。例えばインデックス
番号で各画像データファイルを示しても良いし、ファイ
ルポインタやファイル名などを用いて指し示すことも考
えられる。また、転送識別フラグも転送したか否かを特
定できるものであればどんな形態でもよく、例えば数値
フラグ、転送済のファイル名の一覧または未転送のファ
イル名の一覧などが考えられる。
【0055】更に、これら転送済管理情報170は、画
像ファイルが保持する管理情報の一部としてファイルフ
ォーマットに組み込むことも可能である。
【0056】また、実際に撮影した画像ファイルのサイ
ズは撮影時の条件、例えば設定された撮影画素数、被写
体等により動的に変化するものであるが、この例では、
説明を簡潔にするために、画像ファイルのサイズは固定
サイズであり、記録媒体画像情報180に保存できる画
像ファイルは最大7枚とし、転送済管理情報170も記
録媒画像情報180が保持する画像ファイル分の情報を
保持するものとして説明する。
【0057】F41は、空の状態の記録媒体画像情報1
80に対してデジタルカメラで3枚分の撮影をした結果
を示している。P1、P2、P3の画像ファイルは記録
媒体画像情報180に保存された状態であり、かつ、P
1、P2、P3ともにパーソナルコンピュータに転送さ
れていない状態(「未転送」)を“転送識別フラグ”が
示している。新たに保存された画像ファイルに対して
は、転送識別フラグは「未転送」となる。
【0058】F42は、F41でのP1、P2、P3の
画像ファイルが画像情報転送部110によりパーソナル
コンピュータに転送された後、新たにデジタルカメラで
3枚分の撮影をした結果を示している。P1、P2、P
3の画像ファイルは転送情報更新部130により“転送
識別フラグ”が転送済みの状態に更新されている。P
4、P5、P6の画像ファイルは新たに記録媒体画像情
報180に保存された状態であり、かつP4、P5、P
6ともにパーソナルコンピュータに転送されていない未
転送の状態を“転送識別フラグ”が示している。
【0059】F43は、F42でのP4、P5、P6の
画像ファイルが画像情報転送部110によりパーソナル
コンピュータに転送された後、新たにデジタルカメラで
3枚分の撮影をした結果である。P4、P5、P6の画
像ファイルの“転送識別フラグ”は、転送情報更新部1
30により転送済みの状態に更新されている。P7、P
8、P9の画像ファイルは新たに記録媒体画像情報18
0に保存された状態であり、かつP7、P8、P9とも
にパーソナルコンピュータに転送されていない未転送の
状態を“転送識別フラグ”が示している。更に、P7の
画像ファイルが撮影された時点で記録媒体画像情報18
0は新たに画像ファイルを保存する空き容量がなくなっ
たが、F42においてP1、P2の画像ファイルがパー
ソナルコンピュータに転送済みの状態であることから、
P7以降に撮影されたP8、P9の画像ファイルは、そ
れぞれP1、P2の画像ファイルが保存されていた領域
に上書きされている。同時に転送済管理情報170にお
ける、P1、P2の“ファイルへのインデックス”と
“転送識別フラグ”の属性情報が、それぞれP8、P9
へのファイルインデックスと属性情報に上書きされてい
る。
【0060】F44は、P7、P8、P9の画像ファイ
ルを画像情報転送部110によりパーソナルコンピュー
タに転送した結果を示している。P7、P8、P9の画
像ファイルの“転送識別フラグ”は、転送情報更新部1
30により転送済みの状態に更新されている。この状態
で、記録媒体画像情報180にある全ての画像ファイル
はパーソナルコンピュータに転送済みであり、次の撮影
時には全ての画像ファイルに対して上書き可能な状態に
ある。ここで注意すべきは、転送識別フラグが「転送済
み」であっても、それは単に対応する画像ファイルが転
送されたことを示すに過ぎず、画像ファイルそのものは
読み出し可能な状態で保存されていることである。
【0061】以上のようにして、記録された画像ファイ
ルの状態を、「転送済み」「未転送」の2通りで管理す
ることができる。
【0062】図5は上記具体例を説明するためのユーザ
表示情報190の一例である。この表示は、表示出力デ
バイス8aにより実現される。
【0063】ユーザ表示情報190の情報は、ユーザが
判断できる情報としてデジタルカメラにLCD等の表示
部に表示される内容であり、格納領域4bの撮影可能容
量が撮影可能枚数として表示された場合の例を基に示す
ことにする。この表示は残り容量を把握できれば良いた
め、例えば、残り容量を数値で示しても良いし、パーセ
ンテージで示しても良い。どのように表示するかは、記
録可能容量表示部150により決定することができる。
【0064】図5のF51、F52,F53、F54、
F55、F56はユーザ表示情報190の或る状態をそ
れぞれ示しており、“記録媒体空き撮影可能枚数表示”
(左側の数値)には、記録媒体画像情報180を格納し
た格納領域4bの空き容量を画像ファイル枚数に換算し
た数値が表示されている。“転送済み上書き撮影可能枚
数表示”(右側の数値)には、記録媒体画像情報180
にある画像ファイルのうちパーソナルコンピュータに転
送済みの画像ファイルが占める容量を画像ファイル枚数
に換算した数値が表示されている。
【0065】但し、画像ファイル枚数に換算した数値と
は、通常のデジタルカメラにおいて標準的な条件で(画
素数、被写体)あらかじめデフォルトで設定した画像フ
ァイルサイズを基として計算しているものである。例え
ば、実際のデジタルカメラにおいて、“記録媒体空き撮
影可能枚数表示”に最初に表示されていた数値と実際に
撮影して画像ファイルを保存できた枚数とは一致すると
は限らない。しかしここでは、図4の説明でも述べたよ
うに、説明を簡潔にするために、全ての画像ファイルの
サイズは同サイズなものとし、実際に撮影してみて保存
できる画像ファイルの枚数と“記録媒体空き撮影可能枚
数表示”の数値も同じ値であるとものとして説明する。
また、“転送済み上書き撮影可能枚数表示”についても
同様である。
【0066】F51は、記録媒体画像情報180に画像
ファイルが存在せずに格納領域4bは空の状態である。
格納領域4bには7枚分の画像ファイルを保存する容量
があることを示しており、“記録媒体空き撮影可能枚数
表示”には“7”の表示がされ、ユーザに撮影可能枚数
が7枚であることを通知している。このとき転送済管理
情報170も情報的には画像ファイルを管理しておら
ず、“転送済上書き撮影可能枚数表示”には“0”の表
示がされ、ユーザに、格納領域4b上にパーソナルコン
ピュータに転送済みの画像ファイルが0枚であることを
通知している。
【0067】F52は、F51の状態から3枚撮影後の
状態である。記録媒体画像情報180を格納する格納領
域4bに画像ファイルが3ファイル存在し、格納領域4
bにあと4ファイル分の画像ファイルを保存する容量が
あることを示しており、“記録媒体空き撮影可能枚数表
示”には“4”の表示がされ、ユーザに撮影可能枚数が
4枚であることを通知している。このとき転送済管理情
報170には、撮影済み3枚の画像ファイルの情報とし
て、3ファイル全てがまだパーソナルコンピュータに転
送されていないという情報が管理されており、“転送済
上書き撮影可能枚数表示”には“0”の表示がされ、ユ
ーザに、格納領域4b上にパーソナルコンピュータに転
送済みの画像ファイルが0枚であることを通知してい
る。
【0068】F53は、F52の状態から撮影済みであ
る3枚の画像ファイルを転送済みの状態である。記録媒
体画像情報180を格納する格納領域4bに画像ファイ
ルが3ファイル存在し、格納領域4bにあと4ファイル
分の画像ファイルを保存する容量があることを示してお
り、“記録媒体空き撮影可能枚数表示”には“4”の表
示がされ、ユーザに撮影可能枚数が4枚であることを通
知している。それと同時に、転送済管理情報170に
は、撮影済み3枚の画像ファイルの情報として3ファイ
ル全てがパーソナルコンピュータに転送されているとい
う情報が管理されており、“転送済上書き撮影可能枚数
表示”には“3”の表示がされ、ユーザに、格納領域4
b上にパーソナルコンピュータに転送済みの画像ファイ
ルが3枚分あることを通知している。ユーザは“記録媒
体空き撮影可能枚数表示”の情報で実際の格納領域4b
の空き容量として4枚、“転送済上書き撮影可能枚数表
示”の情報で格納領域4b上の画像ファイルを上書きし
てしまっても構わない容量として3枚、合計7枚の画像
が撮影可能であることを認識する。
【0069】F54は、F53の状態から新たに4枚撮
影後の状態である。記録媒体画像情報180を格納する
格納領域4bに画像ファイルが7ファイル存在し、格納
領域4bにはもう画像ファイルを追加保存する容量がな
いことを示しており、“記録媒体空き撮影可能枚数表
示”には“0”の表示がされ、ユーザに撮影可能枚数が
0枚であることを通知している。それと同時に、転送済
管理情報170には、撮影済み7枚の画像ファイルの情
報として、F53での3ファイルはパーソナルコンピュ
ータに転送されているという情報とF54(現在)での
4ファイルは転送されていないという情報が管理されて
おり、“転送済上書き撮影可能枚数表示”には“3”の
表示がされ、ユーザに、格納領域4b上にパーソナルコ
ンピュータに転送済みの画像ファイルが3枚であること
を通知している。ユーザは“記録媒体空き撮影可能枚数
表示”の情報で実際の格納領域4bの空き容量として0
枚、“転送済上書き撮影可能枚数表示”の情報で格納領
域4b上の画像ファイルを上書きしてしまっても構わな
い容量として3枚、合計3枚の画像が撮影可能であるこ
とを認識する。
【0070】F55は、F54の状態から2枚上書き撮
影後の状態である。記録媒体画像情報180を格納する
格納領域4bに画像ファイルが7ファイル存在し、格納
領域4bにはもう画像ファイルを追加保存する容量がな
いことを示しており、“記録媒体空き撮影可能枚数表
示”には“0”の表示がされ、ユーザに撮影可能枚数が
0枚であることを通知している。それと同時に、転送済
管理情報170には、撮影済み7枚の画像ファイルの情
報として、F54までにパーソナルコンピュータに転送
済みであった3ファイルのうちF55(現在)で新たに
2ファイル分のディスク容量は上書きされたことで、F
54までに転送済みである1ファイルと未転送である6
ファイルの情報と、F55(現在)で上書き撮影した2
ファイルは未転送という情報、つまり6枚は転送されて
いないという情報が管理されている。“転送済上書き撮
影可能枚数表示”には“1”の表示がされ、ユーザに、
格納領域4b上にパーソナルコンピュータに転送済みの
画像ファイルが1枚であることを通知している。ユーザ
は“記録媒体空き撮影可能枚数表示”の情報で実際の格
納領域4bの空き容量として0枚、“転送済上書き撮影
可能枚数表示”の情報で格納領域4b上の画像ファイル
を上書きしてしまっても構わない容量として1枚、合計
1枚の画像が撮影可能であることを認識する。
【0071】F56は、F55の状態から未転送であっ
た画像6枚全てを転送後の状態である。記録媒体画像情
報180を格納する格納領域4bに画像ファイルが7フ
ァイル存在し、格納領域4bにはもう画像ファイルを保
存する容量がないことを示しており、“記録媒体空き撮
影可能枚数表示”には“0”の表示がされ、ユーザに撮
影可能枚数が0枚であることを通知している。それと同
時に、転送済管理情報170には、撮影済み7枚の画像
ファイルの情報として、F54までにパーソナルコンピ
ュータに転送済みである1ファイルの情報と、F55ま
でに未転送であった6ファイル全てをF56(現在)で
転送したという情報、つまり計7枚は転送済みであると
いう情報が管理されている。“転送済上書き撮影可能枚
数表示”には“7”の表示がされ、ユーザに、格納領域
4b上にパーソナルコンピュータに転送済みの画像ファ
イルが7枚であることを通知している。ユーザは“記録
媒体空き撮影可能枚数表示”の情報で実際の格納領域4
bの空き容量として0枚、“転送済上書き撮影可能枚数
表示”の情報で格納領域4b上の画像ファイルを上書き
してしまっても構わない容量として7枚、合計7枚の画
像が撮影可能であることを認識する。
【0072】F57は、F56の状態から転送済み画像
7枚全てを削除後の状態である。記録媒体画像情報18
0を格納する格納領域4b上の画像ファイルを全て削除
したことにより、格納領域4bに画像ファイルが存在し
ないことを示しており、“記録媒体空き撮影可能枚数表
示”には“7”の表示がされ、ユーザに撮影可能枚数が
7枚であることを通知している。それと同時に、転送済
管理情報170にも情報的には画像ファイルを管理して
おらず、 “転送済上書き撮影可能枚数表示”には
“0”の表示がされ、ユーザに、格納領域4b上にパー
ソナルコンピュータに転送済みの画像ファイルが0枚で
あることを通知している。これは、F51の状態と同等
である。
【0073】以上のように、本実施形態の装置は、ユー
ザに対して、記録可能なメモリ容量を、空き容量と、上
書き可能な容量に分けてユーザに表示することができ
る。その場合、メモリの容量は、記録可能な画像ファイ
ルの数として表示される。
【0074】<画像情報の管理手順>次に図4で示した
例を基に、本実施形態の動作を、図3のフローチャート
と図4で示した管理情報と図5で示したようなLCD等
への表示情報とを用いて説明する。
【0075】図3のフローチャートは、ユーザがデジタ
ルカメラの電源スイッチを入れた状態で何かしら各処理
の起動要因を発した、つまり、ユーザが撮影操作や画像
ファイルのパーソナルコンピュータへの転送操作や画像
ファイルの削除操作をした場合に開始される処理を大ま
かに示している。ただし、フローチャートによる処理手
順はこの例に限定されることはなく、結果を満たす限り
いかなる手順の組み合わせも、複数処理のとりまとめ
も、処理の細分化も可能である。また、各処理を個々に
切り出してひとつの機能要素として単体として機能し、
ここに示している処理以外の処理と組み合わせて使用す
ることも可能である。図3の手順は図1のCPU1によ
り遂行されるが、図2の各構成要素により実行されるも
のということもできる。その場合には、図2の各構成要
素が、図1のCPU1により図3の手順を実行すること
で実現される機能ごとのモジュールであるものと考える
ことができる。図3の手順はつぎのような内容となって
いる。
【0076】(1)まずステップS1でユーザによるデ
ジタルカメラ操作に応じてステップS1〜S4,S6の
各処理に分岐する。操作内容が撮影であればステップS
2の撮影処理へ、画像ファイルのパーソナルコンピュー
タへの転送であればステップS3の転送処理へ、画像フ
ァイルの削除であれば、S4の削除処理へ処理を移行す
る。
【0077】(2)ステップS2では、ユーザにより撮
影が行われると、画像データは画像情報一時保存部12
0に一時保存され、記録媒体画像情報180の一部を構
成する画像ファイルとして記録領域4bに格納される。
それとともに、転送済み管理情報170に含まれる転送
識別フラグ及びファイルへのインデックスが、格納した
画像ファイルに対応して転送情報更新部130により更
新される。記録媒体画像情報180への画像ファイルの
格納の際には、前述したように転送済管理情報170が
参照される。その詳細な処理の流れは図6フローチャー
トで説明する。
【0078】(3)ステップS3では、記録媒体画像情
報180に保存された画像ファイルが、画像情報転送部
110によりパーソナルコンピュータ等の外部装置へ転
送されるとともに、転送情報更新部130により転送済
管理情報170が、例えば図4のF42、F43、F4
4で示したように更新される。詳細な処理の流れは図7
のフローチャートで説明する。
【0079】(4)ステップS4では、記録媒体画像情
報180に保存された画像ファイルが、画像情報更新部
135の処理によって削除される。その際には、転送済
管理情報170の情報が参照される。その詳細な処理の
流れは図8フローチャートで説明する。
【0080】(5)ステップS6では、記録媒体画像情
報180に保存された画像ファイルの属性情報である転
送済管理情報170が、転送情報更新部130により編
集される。編集はユーザの操作により行われ、ユーザの
望むように編集することができる。詳細な処理の流れは
図10フローチャートで説明する。
【0081】(6)ステップS5では、ステップS2、
ステップS3、ステップS4、ステップS6の処理が行
われた結果として、格納領域4bの空き領域格納可能な
画像ファイルの数や上書き可能な画像ファイル数など、
撮影可能な画像データの量が、画像の数などによって図
5で示したようなデジタルカメラのLCD表示部等へ表
示される。また、直前に行われた処理が撮影処理の場合
には、撮影された画像をこのステップで表示してもよ
い。詳細な処理の流れは図9フローチャートで説明す
る。
【0082】図3のフローチャートによる処理手順は、
適当に組み合わせて実行させることもできる。例えば、
適当な撮影モードを設定してステップS2による撮影処
理を行った後に、ステップS6の編集処理を呼び出して
もよい。こうすることで、不要な画像を撮影後直ちに上
書き可能とすることができる。
【0083】例えばタイミングを外してシャッターが切
れてしまいユーザが撮影に失敗した場合など、撮影され
た画像データが液晶画面などに表示された時点で画像が
気に入らなく、もうその画像は必要としないとユーザが
判断することがある。この場合、ユーザは、不要な画像
ファイルの属性情報である転送済管理情報170を編集
して転送識別フラグを「未転送」から「転送済み」とい
う情報に更新することができる。その結果、撮影した画
像データは画像ファイルとして一旦保存はされるが、格
納領域4bの空き容量がなくなった場合は上書きされ
る。結果的に上書きされなければ、ユーザが意識的にそ
の撮影に失敗した画像ファイルもパーソナルコンピュー
タ等に転送することも可能になる。
【0084】上記手順を実現するために、例えば、撮影
モードのひとつとして、「撮影後に撮影画像データの属
性を編集する」なるモードを設けておく。ユーザは、撮
影に先立って撮影モードをその「撮影後に撮影画像デー
タの属性を編集する」モードに設定する。設定は、カメ
ラに設けられたダイヤルやスイッチ等の入力デバイス6
により、ユーザが行うことができる。
【0085】モードが決定されてユーザのレリーズ操作
の後、液晶画面に撮影された画像が表示される。それと
ともに、その画像データを上書き禁止の未転送な画像フ
ァイル、または上書き可能な転送済み画像ファイルとし
て保存するかどうかを促すメッセージが表示される。ユ
ーザがボタン等の選択操作によりその画像ファイルの属
性を決定すると、決定された属性で画像ファイルが格納
される。
【0086】このように、図3に示したように、各機能
を単独で実行するのみならず、撮影後の編集や、撮影後
の削除、編集後の削除、転送後の削除といったように、
種々の組み合わせにより実行することで、より効率的に
処理を遂行できる。また、それら処理の組み合わせを、
上述のように撮影モードとして選択可能にしておけば、
種々の処理を柔軟に選択することもできる。
【0087】<撮影処理手順>図6は、図3のフローチ
ャートのステップS2を詳細化したフローチャートであ
り、ユーザによりデジタルカメラで撮影された画像デー
タが保存されるシーケンスから示している。
【0088】図6のフローチャートによる処理手順はこ
の例に限定されることはなく、本発明の結果を満たす限
りいかなる手順の組み合わせも、複数処理をまとめるこ
とも、処理を細分化することも可能である。
【0089】(1)まずステップS21では、記録媒体
画像情報180であるデジタルカメラの格納領域4bに
画像データを保存する空き容量があるかどうかをチェッ
クする。画像データを保存する空き容量がある場合には
ステップS22の処理へ、空き容量がない場合にはステ
ップS24の処理へ移行する。
【0090】(2)ステップS22では、画像データを
記録媒体画像情報180に画像ファイルとして追加保存
し、ステップS23の処理へ移行する。このとき、他の
画像ファイルに上書きすることはしない。
【0091】(3)ステップS23では、転送済管理情
報170にステップS22で追加保存した画像ファイル
の属性情報として、その画像ファイルへのインデックス
とその画像ファイルが未転送である旨の転送識別フラグ
を追加し、ステップS5の処理へ移行する。
【0092】(4)ステップS24では、転送済管理情
報170から各画像ファイルの属性情報を検索し、転送
識別フラグが「転送済み」の画像ファイルがあるか、す
なわちパーソナルコンピュータに転送済みで上書きして
しまっても構わない画像ファイルが存在するかチェック
する。転送済管理情報170に「転送済み」の属性情報
が存在する場合にはステップS25の処理へ、すべての
ファイルについて転送識別フラグが「未転送」の場合に
はステップS27の処理へ移行する。
【0093】(5)ステップS25では、ステップS2
4でチェックした、転送識別フラグが「転送済み」であ
る画像ファイルの占める領域に、撮影した画像データを
新たに画像ファイルとして上書き保存し、ステップS2
6の処理へ移行する。このとき、転送済みの画像ファイ
ルが複数或る場合には、上書きされる画像ファイルとし
てどれを選択するかは、様々な方法が考えられる。例え
ば、タイムスタンプが一番古い画像ファイルの選択など
が考えられる。また、画像ファイルのサイズが固定して
いない場合には、新たに保存する画像ファイルのサイズ
よりも大きく、かつ、最も近いサイズの画像ファイルを
選択する方法なども考えられる。
【0094】(6)ステップS26では、ステップS2
5で上書き保存した画像ファイルのへのインデックスと
その画像ファイルが未転送であるという転送識別フラグ
を新たに保存した画像ファイルの属性情報とするように
転送済管理情報170を更新し、ステップS5の処理へ
移行する。
【0095】(7)ステップS27では、ユーザにより
撮影操作がされたが、その画像データを記録媒体画像情
報180に追加保存または上書き保存する容量がないた
め、エラー処理を行ない、ステップS5の処理へ移行す
る。エラー処理の内容はそのエラーを適切に処理できる
ものであればよいので、ここでは特定しない。
【0096】ただし、一般的なデジタルカメラでは、ユ
ーザが撮影操作する前にコンパクトフラッシュ等の格納
領域4bの空き容量をチェックし、画像データを保存す
る容量がない場合には撮影操作できないようになってい
ることが多い。したがって、このステップS27の処理
に至る例としては、画像データが被写体の輝度等の条件
により可変サイズである場合には、ユーザの撮影操作前
の空き容量のチェック時点では画像データを保存できる
容量があると判断されたものの、実際に撮影した画像デ
ータがその空き容量をオーバーしてしまった場合などで
ある。この場合も、画像データの圧縮処理を繰り返せば
空き容量に収まるようなサイズにする処理も可能であ
り、その場合は、このステップ27の処理に到達するこ
とはない。
【0097】<転送処理手順>図7は図3のフローチャ
ートのステップS3を詳細化したフローチャートであ
り、デジタルカメラのコンパクトフラッシュ等の格納領
域4bに保存されている画像ファイルを、ユーザの操作
によりパーソナルコンピュータ等の外部装置、特にその
ハードディスクなどの記憶装置に転送するための操作モ
ードになった状態からのシーケンスから示している。
【0098】図7のフローチャートによる処理手順はこ
の例に限定されることはなく、本発明の結果を満たす限
りいかなる手順の組み合わせも、複数処理をまとめるこ
とも、処理を細分化することも可能である。
【0099】(1)ステップS31では、画像情報転送
部110により、転送する方法と転送する画像ファイル
がユーザにより指定され、指定が完了するとステップS
32の処理へ移行する。転送する方法としては、例え
ば、デジタルカメラのコンパクトフラッシュ等の格納領
域に格納された全画像ファイルを転送するモード、転送
済みフラグにより「未転送」であると表示された画像フ
ァイルを転送するモード、指定画像ファイルのみを転送
するモード等が考えられる。また、画像情報転送部11
0による転送モードの指定処理は、デジタルカメラ上の
操作でもパーソナルコンピュータ上の操作でも構わな
い。ユーザは、転送済管理情報170と記録媒体画像情
報180の情報を基に、画像ファイルの未転送、転送済
みという属性情報をユーザが参照して、転送モードを選
択することになる。パーソナルコンピュータにおいて指
定された場合には、パーソナルコンピュータと接続され
た入力インターフェースを介してそれら指定情報がデジ
タルカメラに渡される。
【0100】(2)ステップ32では、画像情報転送部
110により、ステップS31の処理でユーザから指定
された転送モードに従い、該当する画像ファイルを記録
媒体画像情報180からパーソナルコンピュータに転送
を開始し、ステップS33の処理へ移行する。
【0101】(3)ステップS33では、転送情報更新
部130により、ステップS32での転送処理の完了を
パーソナルコンピュータからのレスポンス等で確認する
まで待機し、転送処理が完了したらステップS34の処
理へ移行する。
【0102】(4)ステップS34では転送情報更新部
130により、ステップS33の転送処理が完了した画
像ファイルに対して、転送済管理情報170の属性情報
を未転送から転送済みに更新し、ステップS5の処理へ
移行する。
【0103】<削除処理手順>図8は図3のフローチャ
ートのステップS4を詳細化したフローチャートであ
り、デジタルカメラのコンパクトフラッシュ等に一時保
存されている画像ファイルを、ユーザの操作により削除
するモードになった状態からのシーケンスから示してい
る。
【0104】図8フローチャートによる処理手順はこの
例に限定されることはなく、本発明の結果を満たす限り
いかなる手順の組み合わせも、複数処理をまとめること
も、処理を細分化することも可能である。
【0105】(1)ステップS41では、画像情報更新
部135により、削除する方法と削除する画像ファイル
がユーザにより指定され、指定が完了するとステップS
42の処理へ移行する。削除する方法としては、例え
ば、デジタルカメラのコンパクトフラッシュなど、格納
領域4bにある全画像ファイルを削除するモード、転送
済みである画像ファイルを削除するモード、指定画像フ
ァイルのみを削除するモード等が考えられる。
【0106】(2)ステップS42では画像情報更新部
135により、ステップS41の処理でユーザから指定
された削除モードに従い、該当する画像ファイルを記録
媒体画像情報180から削除し、ステップS43の処理
へ移行する。
【0107】(3)ステップS43では、画像情報更新
部135により、転送済管理情報170からステップS
42で削除した画像ファイルの全ての属性情報(ファイ
ルへのインデックスや転送識別フラグなど)を削除し、
ステップS5の処理へ移行する。
【0108】<編集処理手順>図10は、図3のフロー
チャートのステップS6を詳細化したフローチャートで
あり、デジタルカメラのコンパクトフラッシュ等に一時
保存されている画像ファイルの属性情報である転送した
か否かの情報を、ユーザの操作により編集するモードに
なった状態からのシーケンスから示している。
【0109】図10フローチャートによる処理手順はこ
の例に限定されることはなく、本発明の結果を満たす限
りいかなる手順の組み合わせも、複数処理をまとめるこ
とも、処理を細分化することも可能である。
【0110】(1)ステップS61では、転送情報更新
部130により、編集する方法と編集する画像ファイル
と更新内容がユーザにより指定され、指定はカメラ本体
の入力装置6により行われても良いし、カメラの接続さ
れたパーソナルコンピュータにより行われても良い。指
定が完了するとステップS62の処理へ移行する。編集
する方法としては、例えば、コンパクトフラッシュ等の
画像ファイルの格納領域にある全画像ファイルの属性情
報を編集するモード、転送済みである画像ファイルの属
性情報を編集するモード、指定画像ファイルのみの属性
情報を編集するモード、直前に撮影した画像データを対
象として属性情報を編集するモード等が考えられる。更
新内容としては、転送済みという情報を未転送という情
報に、または、未転送という情報を転送済みという情報
に更新するという内容である。
【0111】(2)ステップS62では転送情報更新部
130により、ステップS61の処理でユーザから指定
された編集モードと更新内容に従い、該当する画像ファ
イルの属性情報である転送済管理情報170をユーザが
指定した情報に更新し、ステップS5の処理へ移行す
る。
【0112】これにより、ユーザは任意の画像ファイル
の転送済管理情報170を編集することができる。例え
ば、デジタルカメラのモードとして、直前に撮影した画
像データの属性情報を編集するモードが設定されている
場合には、ユーザが撮影した直後に、その撮影画像がL
CD等に表示されると同時にその画像の属性、例えば転
送識別フラグをどうするかという問い合わせメニュー等
を表示する。ユーザはその画像を気に入れば未転送とい
う属性に、気に入らず上書きされてしまっても構わない
と判断したならば、転送済みという属性に設定する。無
指定の場合には未転送という属性が設定されるようにし
ておくことが望ましい。
【0113】その後、もし撮影中にコンパクトフラッシ
ュ等の画像格納領域の記憶容量が足りなくなった場合
は、ユーザが撮影直後に転送済みという属性を設定した
画像は新たな画像により上書きされる。逆に、画像格納
領域の記憶容量が不足しなかった場合は、属性を転送済
みとした画像も残っている。この場合には、この画像の
属性を未転送済に再変更する機能や、または転送済み・
未転送という属性関係なしに画像格納領域に格納された
全画像をパーソナルコンピュータに送信するという機能
等を用いることで、属性に関わりなくすべての画像ファ
イルをパーソナルコンピュータのハードディスクに転送
することが可能となる。
【0114】<表示処理手順>図9は、図3のフローチ
ャートのステップS5を詳細化したフローチャートであ
る。
【0115】図9のフローチャートによる処理手順はこ
の例に限定されることはなく、本発明の結果を満たす限
りいかなる手順の組み合わせも、複数処理をまとめるこ
とも、処理を細分化することも可能である。
【0116】(1)ステップS51では記録可能容量解
析部140により、記録媒体画像情報180が格納され
た格納領域4bの空き容量を計算し、ユーザ表示情報1
90に保存し、ステップS52の処理へ移行する。
【0117】(2)ステップS52では、記録可能容量
解析部140により、転送済管理情報170の転送識別
フラグを参照して転送済みで上書き可能である画像ファ
イル分の容量を計算し、ユーザ表示情報190に保存
し、ステップS53の処理へ移行する。
【0118】(3)ステップS53では、記録可能容量
表示部150により、ユーザ表示情報190の情報、す
なわち空き容量と上書き可能容量とを、デジタルカメラ
のLCD等に、図5に示したようなユーザが撮影可能枚
数を判断できるような形態にして表示する。
【0119】以上のように、デジタルカメラで撮影し、
カメラ内部のあるいはカメラに装着された記憶媒体に格
納された画像ファイルを送信して外部装置に転送した場
合には、その画像ファイルが既に送信済みであり、上書
き消去してもかまわない旨の表示をしておくことで、必
要に応じてその画像ファイルが占める記憶領域を他の画
像ファイルのために利用することができる。
【0120】以上の構成により、本実施形態のデジタル
カメラは、容量の限られた画像ファイル記憶用のメモリ
デバイスを、その内容を他の装置に送信した場合には、
送信された画像ファイルは処理が済んだもの、あるいは
退避されたものとみなして、上書き可能な領域とする。
これにより、画像ファイルの削除等、煩雑な人手による
作業なしに、限られた記憶領域を有効に利用できる。こ
のため、記憶領域の有効利用のみならず、誤って必要な
画像ファイルを削除してしまうといった人為的な過誤を
防止できる。
【0121】さらに、不要な画像ファイルの占める領域
を、そこを使用せざるを得ない状況において初めて使用
できるように「上書き可能」と設定するだけであり、そ
の画像ファイルそのものを直ちに削除するわけではな
い。そのため、上書き可能と設定された画像ファイルで
あっても、上書きされずに残っていれば、その画像ファ
イルを利用することができる。
【0122】さらに、画像ファイルの属性を編集するこ
とが可能であるために、外部装置に対して未送信の画像
ファイルを上書き可能ファイルとして指定してしまうこ
ともできる。
【0123】[実施形態のバリエーション]なお、上記
実施形態では、転送済管理情報170,記録媒体画像情
報180,ユーザ表示情報190はRAM4に設けられ
た格納領域4bに格納されるものとしたが、図11に示
すように消去再書込み可能なフラッシュメモリ等に格納
領域4bを設けることももちろん可能である。その場
合、フラッシュメモリは装置に固定されていても、外部
記憶装置10として外部記憶装置インターフェース9を
介して取り外し可能に装着されてもかまわない。図11
には、カメラとして撮像部及びその制御部が構成に含ま
れている様子も示されている。さらに、外部のパーソナ
ルコンピュータ等と接続するための入出力インターフェ
ース100も図11では備えられている。
【0124】また、処理プログラム3aを画像データと
同様に消去再書込み可能なフラッシュメモリ等に格納し
ておけば、デジタルカメラであっても処理プログラムを
外部記憶装置や入力インターフェースを介して供給する
ことができる。その場合、上述した手順のプログラムは
通信又は記憶媒体により提供され、フラッシュメモリに
書き込まれる。
【0125】また、上述したように、本発明に係る情報
管理の手順はカメラ自体の制御とは別個であり得るため
に、この手順はカメラ外部の装置、例えばコンピュータ
等に図示したフローチャートのプログラムを実行させる
ことで実現できる。この場合、この外部装置は、デジタ
ルカメラとその入力インターフェース5や出力インター
フェース7、図11に示した双方向インターフェースを
介して接続されるか、あるいは、図11の外部記憶装置
10を接続するためのインターフェースを備える。
【0126】後者の場合には、画像情報等を管理するた
めの図3及び図6乃至図10の手順は、カメラによって
実行される部分と、カメラ外部の装置によって実行され
る部分とに分けられる。すなわち、カメラによって行わ
れるのは図3のステップS2における撮影であり、ステ
ップS3,S4,S6はカメラで行われても外部装置に
よって行われても良い。ステップS3,S4,S6を外
部装置によって行う場合には、それに先だって、カメラ
により撮影された画像の画像ファイルが格納されたフラ
ッシュメモリカード等の外部メモリを外部装置のインタ
ーフェース部に装着しておく。外部装置は、装着された
外部メモリの記録媒体画像情報180,転送済管理情報
170,ユーザ情報190を参照して、ステップS3,
S4,S6の処理を遂行する。
【0127】以上のバリエーションは、上述した実施形
態の装置と組み合わせることも可能である。
【0128】さらに、本実施形態はデジタルカメラ、あ
るいはデジタルカメラとパーソナルコンピュータ等の外
部装置による処理として説明したが、他の情報機器に応
用することもできる。すなわち、情報の取り込み口とし
て携帯型情報機器を利用する場合、その機器に搭載可能
なメモリ容量は限られる。そのために、本実施形態で説
明したように、その機器に搭載されたメモリから情報を
外部の大容量メモリに転送して退避させ、転送済みの情
報の占めていたメモリ領域を、上書き可能領域であるも
のとして例えばフラグなどにより表示する。メモリ領域
を使用する際には、空きがなければそのフラグ等による
表示を参照し、上書き可能と表示されていれば、その領
域を上書きして使用する。
【0129】このようにして、デジタルカメラに限ら
ず、例えば音声をデジタルデータとして半導体メモリに
記録するデジタル録音機などに応用して限られたメモリ
容量を有効に利用することができるし、また、情報源に
通信により接続できる携帯電話等の端末によって音楽の
演奏データをダウンロードして半導体メモリに格納する
様な場合でも、限られた容量のメモリを有効に利用する
ことが可能となる。
【0130】また、格納領域として、RAMやフラッシ
ュメモリなどの半導体メモリを利用する場合を説明した
が、書き換え可能な記録デバイスあるいは記録媒体であ
れば特に種類は問わない。例えば、CDリライタブルや
光磁気ディスク、書き替え可能なデジタルバーサタイル
ディスク(DVD)などの蓄積型メディアを記録媒体画
像情報180,転送済管理情報170,ユーザ情報19
0の格納に用いる場合にも本発明を適用可能である。ま
た、上記実施形態では、大容量記憶装置としてハードデ
ィスクを利用したが、ハードディスクを一時記憶媒体と
してそこに記録媒体画像情報180,転送済管理情報1
70,ユーザ情報190等を格納し、そこから大容量記
憶媒体として上記蓄積型媒体等にデータを退避する場合
にも適用できる。なお大容量記憶装置は書き換え可能で
ある必要はなく、一度書き込みができる媒体であれば利
用可能である。
【0131】なお、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出し実行することによっても達成される。
【0132】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードに記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0133】また、デバイス情報データは、画像処理装
置及び画像データ展開装置に内蔵されているHDD、外
部接続されている記憶媒体、画像データ展開装置からア
クセス可能なサーバ等に保持されていても構わない。さ
らに、デバイス情報データはユーザが任意に設定したも
のを使用することが可能であっても構わない。
【0134】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROMなどを用いることができる。
【0135】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが、実際の処理の一部また
は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の
機能が実現される場合も含まれる。
【0136】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれる。
【0137】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図3及び図6乃至図1
0に示す)フローチャートに対応するプログラムコード
が格納されることになる。これら記憶媒体は、実施形態
において説明したように、その実行主体ごとに別個の媒
体に格納されることが望ましい。例えば、デジタルカメ
ラで実行されるプログラムと、パーソナルコンピュータ
で実行されるプログラムとは別個の媒体に格納される。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶媒体中において、上書きしてしまっても構わない領
域を識別する手段を設けることで、記憶容量を好適に管
理することが可能となる。
【0139】また、必要な情報を削除したりあるいは不
要な情報を残したりといった錯誤をおかすことなく、確
実に空き領域を確保することが可能となる。
【0140】また、記録媒体の情報管理の生産性を向上
させるとともに、利用者が望まないような画像の加工等
の処理を防止する。
【0141】また、以上のような効果を安価な構成で達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のシステムの概要構成を示すブロック
【図2】実施形態のシステムの記憶する情報構成を示す
ブロック図
【図3】実施形態における画像情報を管理する制御処理
を示すフローチャートの一例を示す図
【図4】実施形態のシステムが記憶する情報の内容の一
例を示す図
【図5】実施形態のシステムが記憶する情報による表示
結果の一例を示す図
【図6】図3のステップS2を詳細化したフローチャー
トの一例を示す図
【図7】図3のステップS3を詳細化したフローチャー
トの一例を示す図
【図8】図3のステップS4を詳細化したフローチャー
トの一例を示す図
【図9】図3のステップS5を詳細化したフローチャー
トの一例を示す図
【図10】図3のステップS6を詳細化したフローチャ
ートの一例を示す図
【図11】実施形態のシステムの概要構成のバリエーシ
ョンを示すブロック図
【符号の説明】
1 CPU 4 RAM 4a 転送済管理情報の格納領域 4b 記録媒体画像情報の格納領域 4c ユーザ表示情報の格納領域 10 外部記憶装置 110 画像ファイルを転送する手段(画像情報転送
部) 120 画像データを画像ファイルとして一時保存する
手段(画像情報一時保存部) 130 転送した画像ファイルの属性情報を更新する手
段(転送情報更新部) 135 画像ファイルの属性情報を更新する手段(画像
情報更新部) 140 記録可能な容量を解析する手段(記録可能容量
解析部) 150 記録可能な容量を表示する手段(記録可能容量
表示部) 170 画像ファイルの転送したか否かの属性情報を記
録する領域(転送済管理情報) 180 画像データを画像ファイルとして一時記録する
領域(記録媒体画像情報) 190 記録可能な容量を記録する領域(ユーザ表示情
報)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 誠司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 橋本 光生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 別所 正隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大河原 将広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 菊池 一成 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B065 BA09 CC03 CS01 ZA15 5C022 AA13 AC69 5C052 AA17 DD04 GA02 GA08 GA09 GE06

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な記録媒体に記録された情
    報を管理する情報管理装置であって、 前記記録媒体に記録された所定単位の情報を記憶手段に
    対して送信する送信手段と、 前記送信手段により情報が送信済みであるか否かを示す
    属性を前記単位ごとに記憶する送信情報記憶手段とを備
    えることを特徴とする情報管理装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体に、前記単位ごとに情報を
    記録する記録手段を更に備えることを特徴とする請求項
    1に記載の情報管理装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、前記送信情報により送
    信済みである旨示されている情報に重ねて新たな情報を
    記録することを特徴とする請求項2に記載の情報管理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記情報はデジタル画像情報であり、前
    記情報の単位はひとつの画像であることを特徴とする請
    求項2又は3に記載の情報管理装置。
  5. 【請求項5】 画像を撮影してデジタル画像情報に変換
    する撮影手段を更に備え、前記記録手段は前記撮影手段
    により撮影された画像のデジタル画像情報を記録するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の情報管理装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、前記送信情報により送
    信済みである旨示されている情報を送信しないことを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報管
    理装置。
  7. 【請求項7】 前記送信情報を編集する編集手段を更に
    備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項
    に記載の情報管理装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体において、前記外部記憶手
    段に送信済みの情報により占有されているの記憶容量
    を、他の情報により上書き可能な記憶容量として計算
    し、その記憶容量を記憶する容量記憶手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載
    の情報管理装置。
  9. 【請求項9】 前記上書き可能な記憶容量を表示する表
    示手段を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の
    情報管理装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は更に、前記記録媒体の
    空き容量を表示することを特徴とする請求項9に記載の
    情報管理装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、前記上書き可能な記
    憶容量及び空き容量を、前記ひとまとまりの情報単位の
    数量で表示することを特徴とする請求項10に記載の情
    報管理装置。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体を装脱自在に装着するた
    めのインターフェース手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報管理装
    置。
  13. 【請求項13】 書き換え可能な記録媒体に記録された
    情報を管理する情報管理装置であって、 前記記録媒体に記録された情報の複製が所定の宛先に対
    して送信された場合に、送信された情報の属性として上
    書き可能である旨示す情報を設定することを特徴とする
    情報管理装置。
  14. 【請求項14】 書き換え可能な記録媒体に記録された
    情報を管理する情報管理方法であって、 前記記録媒体に記録された所定単位の情報を記憶手段に
    対して送信する送信工程と、 前記送信工程により情報が送信済みであるか否かを示す
    属性を前記単位ごとに記憶する送信情報記憶工程とを備
    えることを特徴とする情報管理方法。
  15. 【請求項15】 前記記録媒体に、前記単位ごとに情報
    を記録する記録工程を更に備えることを特徴とする請求
    項14に記載の情報管理方法。
  16. 【請求項16】 前記記録工程は、前記送信情報により
    送信済みである旨示されている情報に重ねて新たな情報
    を記録することを特徴とする請求項15に記載の情報管
    理方法。
  17. 【請求項17】 前記情報はデジタル画像情報であり、
    前記情報の単位はひとつの画像であることを特徴とする
    請求項15又は16に記載の情報管理方法。
  18. 【請求項18】 前記記録手段は、画像を撮影してデジ
    タル画像情報に変換する撮影手段により撮影された画像
    のデジタル画像情報を記録することを特徴とする請求項
    17に記載の情報管理方法。
  19. 【請求項19】 前記送信工程は、前記送信情報により
    送信済みである旨示されている情報を送信しないことを
    特徴とする請求項14乃至18のいずれか1項に記載の
    情報管理方法。
  20. 【請求項20】 前記送信情報を編集する編集工程を更
    に備えることを特徴とする請求項14乃至19のいずれ
    か1項に記載の情報管理方法。
  21. 【請求項21】 前記記録媒体において、前記外部記憶
    手段に送信済みの情報により占有されているの記憶容量
    を、他の情報により上書き可能な記憶容量として計算
    し、その記憶容量を記憶する容量記憶工程を更に備える
    ことを特徴とする請求項14乃至20のいずれか1項に
    記載の情報管理方法。
  22. 【請求項22】 前記上書き可能な記憶容量を表示する
    表示工程を更に備えることを特徴とする請求項21に記
    載の情報管理方法。
  23. 【請求項23】 前記表示工程は更に、前記記録媒体の
    空き容量を表示することを特徴とする請求項22に記載
    の情報管理方法。
  24. 【請求項24】 前記表示工程は、前記上書き可能な記
    憶容量及び空き容量を、前記ひとまとまりの情報単位の
    数量で表示することを特徴とする請求項23に記載の情
    報管理方法。
  25. 【請求項25】 書き換え可能な記録媒体に記録された
    情報を管理する情報管理方法であって、 前記記録媒体に記録された情報の複製が所定の宛先に対
    して送信された場合に、送信された情報の属性として上
    書き可能である旨示す情報を設定することを特徴とする
    情報管理方法。
  26. 【請求項26】 請求項14乃至25のいずれか1項に
    記載の画像情報管理方法における各工程をコンピュータ
    により実行させるコンピュータプログラムを格納するこ
    とを特徴とするコンピュータ可読の記憶媒体。
  27. 【請求項27】 情報獲得装置と情報処理装置とを含む
    情報管理システムであって、 前記情報獲得装置は、情報を獲得する獲得手段と、書き
    換え可能で装脱自在の記録媒体に前記獲得手段により獲
    得した情報を記録する記録手段とを有し、 前記情報処理装置は、前記記録媒体に格納された情報を
    他の記憶手段に複写する複写手段と、複写された情報の
    属性として、上書き可能である旨示す情報を設定する設
    定手段とを有し、 前記記録手段は、前記記録媒体に空き容量がない場合
    に、属性として上書き可能である旨が設定された情報
    に、新たな情報を上書きして記録することを特徴とする
    情報管理システム。
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