JP3999062B2 - Wdm光通信システムにおけるアド/ドロップ・ノードでの光信号パワーの制御方法 - Google Patents

Wdm光通信システムにおけるアド/ドロップ・ノードでの光信号パワーの制御方法 Download PDF

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    • H04Q2011/0049Crosstalk reduction; Noise; Power budget

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、波長分割多重方式(WDM)を使用する光通信システムに関し、より詳細には、そのようなシステム内のノードで個々の光通信チャネルを合波または分波する際の光信号パワーの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバは、光伝送に伴う速度と帯域幅において有利であるため、急速に、多くの通信ネットワークに好まれる伝送媒体となりつつある。さらに、波長分割多重方式(WDM)を使用して、光通信ネットワークでのより大きな容量に対する需要の高まりに応えている。周知のように、WDMでは、同時伝送を行うために、それぞれ波長の異なる多数の光チャネルを単一の光ファイバ内で複合光信号として組み合わせている。通信産業は、バックボーン・ネットワークで光伝送とWDMを使用することにより、今日のネットワークにより高い容量と伝送速度を提供するという点で、大きな進歩を遂げた。
【0003】
WDMシステムのこの増大した容量を管理すること、すなわち、多数の異なった光チャネルで移送される通信トラフィックを管理することが、WDMベースの通信ネットワークの重要な側面である。例えば、WDMシステムは通常、個々の光チャネル上を移送される信号を、ネットワーク中の様々なノードで選択的に合波または分波することができるアド/ドロップ能力を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
既存システムで光チャネルをアドし、ドロップすることに関する課題の1つは、アド/ドロップ・ノードでWDM信号の信号パワーを制御すること、詳細には、合波される、または分波される、または合波も分波もされずに直接ノードを通してルーティングされる個々の光チャネルの信号パワーを制御することである。例えば、WDM信号内の光チャネルが異なった信号パワー・レベルを有する場合に、パワーの発散という問題が起こり得る。例を挙げると、異なった光チャネルが、アド/ドロップ・ノード内の異なった経路に沿って、かつ異なった構成要素を経てルーティングされるために、アド/ドロップ・ノード内でパワーの発散が起こることがある。特に、分波される上記の光チャネルは、関心のある光チャネルをWDM信号から除去するための構成要素を含む経路を通してルーティングされている。同様に、合波される光チャネルは、別の伝送経路の他の構成要素を起点とし、そこを経てルーティングされている。最後に、分波できる光チャネル、ならびにノードを経由して高速でルーティングされる上記の光チャネルは、それぞれノード内の異なった伝送経路を横切ることができる。したがって、各経路内の構成要素の損失特性が異なるため、またそうした伝送経路内で使用される補償方式(つまり光増幅)が異なるために、光チャネルのこれら各タイプのパワー・レベルが相違することがある。
【0005】
WDM信号の異なった光チャネルの間でパワーの発散が起こるもう1つの原因は、いわゆる「リップル」で、これは光学増幅システムで周知の現象である。詳しく述べると、WDM信号が、一連の光増幅器、すなわちエンド・ターミナル間やアド/ドロップ・ノード間で離間して配置される多数の光リピータ・ノードに沿って伝播するにつれ、WDM信号の光チャネル・スペクトルが傾斜とリップルの作用を蓄積することがある。周知の通り、リップルは実質的にノンランダムなパワーの発散として現れ、その際にWDM信号内光チャネルのスペクトルにわたる信号パワーが、時に「リップル・カーブ」と呼ばれるやや正弦波型のパターンまたはプロフィルで変化している。一般に、利得の平坦さは光伝送にとって望ましい特性であり、その際に、利得が様々な波長(つまり光チャネル)にわたって比較的平坦である。したがって、光学的に増幅されたWDM信号の信号パワーの頂点間偏差、すなわちリップルに対して補償を行うことが望ましい。このようなことから、ブロードバンド光増幅プロフィルを平坦化するかまたは傾斜させるために、一般に利得等化技法が採用されて、WDM信号スペクトルの平坦さや低リップルの実現が図られてきた。しかし、全てのアド/ドロップ・ノードへの着信部分でリップルに対する補償を行うために利得等化用フィルタを組み込むと、受容しがたい程の量の損失を招くことになる。こうした余分の損失に対して補償を行うために光増幅を加えると、光増幅器の雑音指数上昇などのノイズの増加、また光信号対ノイズの比の低下を招くことがある。
【0006】
アド/ドロップ・ノードでのリップルに対する補償は、他の要因によっても複雑になる。詳しくは、WDM信号内の個々の光チャネルは、光チャネルが分波されるのか、合波されるのか、あるいは直接か間接にノードを通してルーティングされるのかに応じて、アド/ドロップ・ノード内の異なった経路に沿って、異なった構成要素を通してルーティングされている。したがって、着信WDM信号のリップルは、一部の光チャネルでノードを通過しても、他のチャネルでは通過しないことがある。つまり、あるノードに通した「高速」チャネルで通過しても、そのノードで合波されるチャネルでは通過しないことがある。したがって、光チャネルを組み合わせて、アド/ドロップ・ノードからWDM出力信号を生成する際には、個々の光チャネルごとの光信号の異なったパワー・レベル、ならびに利得リップルを考慮しなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の原理によれば、アド/ドロップ・ノードで合波される光チャネルの光信号パワー・レベルを、アド/ドロップ・ノードを経て高速でルーティングされる光チャネルの示すリップルに合致させるよう調整することにより、WDM信号内の未補正リップルが補償されるように、アド/ドロップ・ノードで処理されるWDM信号の光信号パワーが制御される。このようにして、アド/ドロップ・ノードから出力されるWDM信号のリップルが、ノードに着信するWDM信号のリップルにほぼ対応するようになる。
【0008】
例示的一実施形態では、WDMシステム内のアド/ドロップ・ノードが、リップルを示すWDM入力信号を受信する。このアド/ドロップ・ノードは、WDM入力信号の選択された光チャネルを、直接ノードを通ってルーティングするための「高速」伝送経路と、WDM入力信号から選択光チャネルをドロップするための「分波」伝送経路と、ドロップされない選択光チャネルを、ノードを通してルーティングするための「直通」伝送経路と、選択光チャネルをアドするための「合波」伝送経路を含む。「高速」、「直通」、および「合波」伝送経路の光チャネルが組み合わされてWDM出力信号を形成する。本発明の原理によれば、「直通」経路の光チャネルについて目標信号パワー・レベルが決定され、「高速」経路の光チャネルの信号パワーの総計が、目標信号パワー・レベルにほぼ等しいレベルに粗く調整される。次に、「直通」および「アド」経路の個々の光チャネルの信号パワー・レベルが、「高速」経路の光チャネルに存在するリップルの関数としてチャネルごとに調整される。このようにして、「リップル適合」調整が行われて、「合波」および「直通」光チャネルの信号パワーが、着信WDM信号に存在するリップルに効果的に合致、または追従するようになる。
【0009】
本発明についての以下の詳細な説明を図面と合わせて検討すれば、本発明をより完全に理解することができよう。図面において、同様の要素は同様の参照番号を付す。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下の本発明の詳細な説明で使用される用語を理解するために、WDMの関連でアド/ドロップを説明する際に通例使用される専門用語について簡単に見直すことが有益であろう。異なった波長による複数の光チャネルを有するWDM信号を移送するWDMシステムにおいて、アド/ドロップ(合波/分波)とは、総称的に、個々の光チャネルをWDM信号から外し、かつ/またはWDM信号に付加することができることを意味する。標準的なアド/ドロップ・ノードでは、通常、着信WDM信号における特定波長を有する光チャネルだけが、WDM信号から分波(ドロップ)されたり、ドロップされずにアド/ドロップ・ノードに通されたりすることが可能である。また、特定波長の光チャネルをWDM信号に合波(アド)させることもできる。今日のほとんどのWDMシステムは、上記の制限から、チャネル総数の一部しかドロップさせないので、ドロップされずにノードに通される光チャネルは、通常、2つある範疇のうちの一方となる。具体的に言えば、ドロップする(たとえば、ドロップに割り振る)ことはできるものの、特定ノードでドロップの対象に選択されない光チャネルは、通常「直通」チャネルと呼ばれる。反対に、特定ノードでアドやドロップができない光チャネル、たとえばドロップできる一部のチャネルまたはチャネル帯域に入っていない光チャネルは、通常「高速」チャネルと呼ばれる。つまり、このチャネルは、ノード内の、アド/ドロップ機能に関係する全ての構成要素を避けてノードを通るように高速でルーティングされている。
【0011】
図1は本発明の原理を使用することのできるネットワークの簡略的構成を示している。詳細には、図1は、1つまたは複数のリピータ110および/または光アド/ドロップ・ノード115〜116を間に有する一対のエンド・ターミナル105および106を備える、2−ファイバ・リニア・システム100を示している。周知の通り、リピータ110は、例えば、WDMシステムを移送されるWDM信号を、アド/ドロップ能力を提供することなく増幅するのに使用される。図示する通り、システム100は2方向の通信を示している。
【0012】
動作に際しては、エンド・ターミナル105でN本の光チャネル125(λからλと呼ぶ)が多重化されて、WDM信号120を形成する。次いでWDM信号120が、光ファイバを経てアド/ドロップ・ノード115へ送られ、ノード115で、N本の光チャネル125をWDM信号120からドロップし、またWDM信号120にアドすることができる。アド/ドロップ・ノード115は次いでWDM信号121を生成する。この信号に含まれるN本の光チャネル125は、WDM信号120と同じ波長であるが、おそらくは、元の着信WDM信号120からアドまたはドロップされた1本または複数の光チャネルで異なった通信トラフィックを搬送している。次いで、アド/ドロップ・ノード115から、WDM信号121が、周知の手段により信号増幅が起こるリピータ110を通して移送され、続いて、アド/ドロップ・ノード115について先に述べたものと同様のアド/ドロップ処理が起こるアド/ドロップ・ノード116に至る。簡単に言えば、アド/ドロップ・ノード116はWDM信号121を受信し、N本の光チャネル125の中から選択されたものをアドし/ドロップして、WDM信号122を出力する。ここでも、WDM信号122に含まれるN本の光チャネル125は、着信WDM信号121と同じ波長であるが、アド/ドロップ・ノード116で起こるアド/ドロップ処理によって、おそらくは異なった通信トラフィックを搬送している。WDM信号122は次いでエンド・ターミナル106に伝送され、そこで光逆多重化や他の周知の処理が起こって、N本の個々の光チャネル125が生成される。エンド・ターミナル106からエンド・ターミナル105への逆方向の通信も、エンド・ターミナル105からエンド・ターミナル106への通信について既述したものと同様であり、ここでは簡略化のため繰り返さない。言うまでもなく、システム100は簡略的ブロック図の形で示しており、1つの例示的な実施例を表しているに過ぎないことに留意されたい。したがって、本発明の原理は、いかなる方法によっても図1に示す例示的な構成によって限定されるものではない。
【0013】
図2は、本発明の原理を使用することのできる、図1のアド/ドロップ・ノード115の簡略ブロック図を示している。より具体的に言うと、図2は、2001年6月29日出願の「Wavelength−Selective Add/Drop Arrangement for Optical Communication Systems」という名称の米国特許出願第 号(Caroli 2−54−9)に記載されているアド/ドロップ配置構成を示している。前記特許出願の全体を参照により本明細書の一部とする。簡単に述べると、WDM入力信号201がアド/ドロップ・ノード115によって受信され、これがインタリーバ206に供給される。インタリーバ206は規定のパターンまたは配置に従って、WDM入力信号201内の個々の光チャネルを分割し、それによって経路202内の光チャネル第1グループに奇数番号の光チャネル全て(すなわちλ、λ、...λN−1)が含まれ、経路203内の光チャネル第2グループには偶数番号の光チャネル全て(すなわちλ、λ、...λ)が含まれるようになる。経路202内の光チャネル第1グループは、チャネルのドロップに関わるどの構成要素も通過せずにノード115を直接通るようにルーティングされている。したがって、経路202は通常「高速」伝送経路と呼ばれる。経路202の光チャネルは、光可変減衰器208を経てインタリーバ207へ送られる。光可変減衰器208は経路202の光チャネルの信号パワー・レベルを制御するために使用されるが、これについては以下により詳しく記載する。
【0014】
経路203の光チャネル第2グループは、まず光増幅器209を経由し、次に従来の90/10タップ・カプラ210へと送られる。90/10タップ・カプラ210は、着信WDM信号(光チャネルλ、λ、...λ)の光信号パワーの90%を送り出し、それを経路205に沿って波長ブロッカ225へと送る。着信WDM信号(光チャネルλ、λ、...λ)の光信号パワーの10%が送り出され、「ドロップ」経路204を経て光増幅器211へと送られる。したがって、経路204および205は、波長λ、λ、...λに対応する各光チャネルを担持している。光ディマルチプレクサ220が経路204に連結され、WDM信号を受信して逆多重化し、本明細書でλ、λ、...λと呼ぶその構成要素である光チャネル125へと戻す。このようにして、どの光チャネル125もアド/ドロップ・ノード115でドロップすることができる。ドロップすべき光チャネルを抽出するために、図2に示していない他の従来型構成要素、例えばフィルタ、レシーバなども使用される。
【0015】
選択光チャネルを、チャネルごとに選択的に通すかまたは遮断するために波長ブロッカ225を使用する。図2に示す実施形態では、経路204を経てドロップされる上述の光チャネルが波長ブロッカ225によって遮断される一方、ドロップされない上述の光チャネルは、本明細書で「直通」経路226と呼ぶ経路226を通される。波長ブロッカ225によって通される光チャネルは「直通」経路226でコンバイナ230へ送られ、そこで、アド経路231を経てアドされる光チャネルと組み合わされる。特に、N本の光チャネル125(たとえばWDM入力信号201と同じ波長割当てを有するもの)を多重化してWDM合成信号を形成するために、光マルチプレクサ235を使用する。N本の光チャネル125のうちのいずれも、WDM信号にアドされるべき通信トラフィックを搬送する光チャネルとなり得る。しかし実際には1本または複数の(しかしおそらくN本より少ない)光チャネルしか、WDM信号にアドされるべき通信トラフィックを搬送していないので、光マルチプレクサ235によるWDM信号出力は、前述の波長ブロッカ225と同様の動作をする波長ブロッカ240に連結される。つまり、波長ブロッカ240は、個々の光チャネルを選択的に通過させるかまたは遮断して、実際にアド/ドロップ・ノード115にアドされるべきそうした光チャネルだけが「アド」経路231を経てコンバイナ230に至ることができるようにする。アド経路231で担持される他の「非使用の」光チャネルは全て、「直通」経路226内の同じ波長を有する光チャネルと信号衝突するのを避けるため、波長ブロッカ240によって遮断される。したがって、この例示的な実施形態では、アド/ドロップ・ノード115でドロップされるかまたはアドされる光チャネルは全て、波長ブロッカ225および240それぞれによって遮断されることになる。
【0016】
コンバイナ230が次いで、「直通」経路226の光チャネルを、「アド」経路231からアドされる個々の光チャネルと組み合わせる。組み合わされた多重波長信号は次に経路251を介してインタリーバ207にルーティングされ、そこで「高速」経路202から高速で送られる上述の光チャネルを有する多重波長信号と交互配置される。交互配置された信号は、次いで光増幅器249によって増幅され、WDM出力信号250としてネットワーク内の次のノードに伝送される。WDM出力信号250が含んでいる複数の光チャネルは、WDM入力信号201と同じ波長を使用しているが、個々の光チャネルがアド/ドロップ・ノード115でドロップ、かつ/またはアドされたかに応じて、おそらく異なった通信トラフィックを搬送している。
【0017】
次に、本発明の原理を、図2のアド/ドロップ・ノード115内に適用される、図3で示すステップを参照して説明する。通常、アド/ドロップ・ノード115内で処理される選択光チャネルの光信号パワー・レベルは、利得リップルの結果としてWDM入力信号に存在する信号パワーの変動の関数として調整される。周知の通り、利得リップルは実質的にノンランダムなパワーの発散として現れるが、その際に、WDM信号の個々の光チャネルの信号パワーが、時に「リップル・カーブ」と呼ばれるやや正弦波型のパターンまたはプロフィルで変化している。何本かの個々の光チャネルが、リップル補償のための処理(例えば利得の平坦化や他の等化技法)を行うことなくノードを通して高速でルーティングされ、次いでリップルによって誘導される同じ変化を示さない他の光チャネルと組み合わされる、アド/ドロップ・ノードにおいて、既述の通りリップルが問題となることがある。したがって、例えば、新しく加えた光チャネルのパワー・レベルが必ずしも「高速」チャネルのリップル・カーブに合致しない。このように組み合わされた信号は、近接チャネルの重大なパワー発散を示し、これがノード下流でさらなる問題を生ずることがある。こうした問題には、ほんの少し例を挙げるだけでも、WDM信号逆多重化の際のクロストーク増加、ビット誤り、ノード下流における利得平坦化の補償過多や補償過少がある。
【0018】
図3で示す通り、上記の問題に対して補償を行うために、本発明の原理に従って、「リップル・フィッティング」のアルゴリズムを実施する。詳細に言うと、「アド」経路231を経由してアドされる光チャネル、ならびに「直通」経路226を経由してルーティングされる光チャネルのパワー・レベルを、「高速」経路202の光チャネルのリップル・カーブに概ね対応するように調整する。したがって、WDM出力信号250の利得リップルは、WDM入力信号201の利得リップルに概ね対応するようになる。
【0019】
より詳しく述べれば、また本発明の原理に従って、「直通」経路226(図2)の光チャネルの信号パワーの目標レベルをステップ301(図3)で決定する。ステップ302で、「高速」経路202(図2)内の光チャネルの全体の信号パワーを、例えば可変光減衰器208を使用して、「直通」経路226内の光チャネル信号パワーの目標レベルにほぼ等しいか、またはそれより少し低いレベルに調整する。「高速」経路202内の信号パワーに対するこの調整は、個々の光チャネルを、リップルによって誘導されるパワー偏差と合致させるためにさらにどれだけ調整する必要があるのかを考慮しないで、信号パワー全体を認識レベル(たとえば目標信号パワー・レベル)まで可変的に減衰するという点で、粗調整と考えられる。そうした微調整タイプの調整はその代わり、ステップ303および304で行われる。具体的には、「直通」経路226内の個々の光チャネルの信号パワー・レベルが、「高速」経路202内の光チャネルのリップル・カーブ(たとえばパワー発散プロフィル)にほぼ合致するように、ステップ303で調整される。図2に示す実施形態では、この微調整は、既に参照した米国特許出願第第 号(Caroli 2−54−9)に記載の、波長ブロッカ225の動的利得等化機能を用いることにより達成される。ステップ304では、「アド」経路231を経てアドされる個々の光チャネルの信号パワー・レベルが、「高速」経路202の光チャネルのリップル・カーブにほぼ合致するように同様に調整される。
【0020】
図4は、本発明の原理による方法のより詳しい流れ図を示している。前述の実施形態と同様に、図2のアド/ドロップ・ノード115の状況で方法ステップを再度説明する。ステップ401で、図2のアド/ドロップ・ノード115内の様々な伝送経路、たとえば「アド」経路231、「直通」経路226、および「高速」経路202での光チャネルの有無が判定される。例を挙げると、例えば光スペクトル・アナライザなどの従来の信号モニタリングを用いてWDM信号を走査し、特定波長の光チャネルの有無を検出することができる。アド/ドロップ・ノード115で波長ブロッカ225および240を使用して特定の波長を選択的に通すかまたは遮断するので、ステップ401は、各波長ブロッカのマッピング割当てをチェックすることも含む。
【0021】
判断ステップ402で、「直通」チャネルが検出されたと判定された場合、プロセス500が起こる。これについては以下にさらに詳しく述べる。「直通」チャネルが検出されない場合は、ステップ403に示す通り、「アド」チャネルが検出されるか否かに基づいて次の判定が行われる。検出されるとプロセス600が起こる。これについては以下にさらに詳しく述べる。検出されない場合は、ステップ404に示す通り、「高速」チャネルがWDM信号内にあるかないかに基づいて次の判定がなされる。何も検出されない場合、以下にさらに詳しく述べるプロセス700が起こる。プロセス700は、総体的に、適正な諸条件が満たされていることを検証するための様々なチェック、たとえば最終チェックを含む。
【0022】
「高速」チャネルが検出されると、「高速」チャネルの平均信号パワー(P xAvg)がステップ405で決定される。例を述べると、平均信号パワーは、信号モニタリング技法を用いて各「高速」チャネルの信号パワーを走査し、そこから平均を算出することにより導き出すことができる。ステップ406では、ステップ405で導き出した平均信号パワー(PExAvg)が規定の値、例えば−34.9dBmなどの名目値と比較される。この名目値は設計選択することができ、損失配分(budget)などの当業者に明らかな諸要因に依存する。平均信号パワー(PExAvg)が名目値と等しい場合、適正な諸条件が満たされていることを検証するため、つまり最終チェックを行うために、以下により詳しく記載するプロセス700が起こる。
【0023】
等しくない場合は、ステップ408で「高速」チャネルの信号パワーが名目値に調整される。図2を参照し直して、「高速」チャネルの信号パワーを適宜に調整するために、可変光減衰器208が使用される。名目値が−34.9dBmである上記の実施例によると、パワー調整用に、.1dB刻みで16dBの減衰範囲を有する可変光減衰器が適切となる。このパワー調整は、チャネルごとの調整と比べて広帯域の調整であることに留意されたい。しかし、「高速」チャネルのパワー調整のための他の選択肢も当業者には明らかであろう。したがって、それらも本明細書の教示の企図するところである。したがって、この実施例は例示的なものであり、どのような方法によっても限定的となることはない。ステップ408の「高速」チャネルの信号パワー調整は、(PExAvg)が名目値に等しくなるまで継続する(ステップ406)。あるいは、調整プロセスを、タイマ、カウンタまたは他の閾値による判定基準(図示せず)に基づいて終了することもできる。
【0024】
図4のステップ402に示すように、「直通」チャネルが検出されると図5のプロセス500が起こる。アド/ドロップ・ノード115(図2)の状況で適用される本発明の例示的な一実施形態によれば、「直通」チャネルは、それ以外のパワー調整を決定するための基準または参照として使われる。ここでも、アド/ドロップ・ノードの構成によって他の方式が規定されることもあるが、一般には、「直通」チャネルはより多くの構成要素によって処理され、通常、アド/ドロップ・ノード内で、「アド」および「高速」チャネルに比べてより多くの損失が生じる。特定の構成でこの状況になると、他のチャネル、たとえば「アド」および「高速」チャネルの信号パワーに対する調整を、参照または基準としての「直通」チャネルの信号パワー・レベルに基づいて行うことができる。
【0025】
図5のステップ501に示すように、「直通」チャネルの現平均信号パワー(PThAvg)が最初に決定される。ここでも、従来の信号モニタリング技法を用いて、平均信号パワーを引き出すことができる。ステップ502で、「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)が決定される。一般に、「直通」チャネルの目標平均信号パワーは、規定の名目値、たとえば−34.9dBmに可能な限り近値であると共に、調整のための規定量の「余地」(headroom)たとえば±1dBmを含んでいるべきである。この調整用「余地」は、例えば、波長ブロッカ225(図2)を使用して、個々の「直通」光チャネルの信号パワーを調整する際に適用することができる。「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)を算出するために、例えば信号モニタリング技法を使用することによって各チャネルの信号パワー・レベルを走査することもできる。実際の信号パワー・レベルと規定名目値(たとえば目標値)のデルタまたは差を引き出し、これを波長ブロッカ225の既存設定値と比較することができる。これにより、各光チャネルごとに目標パワー設定値とブロッカ設定値が算出され、その平均値が出る。この代表的な実施形態によれば、「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)の算出は反復的プロセスである。
【0026】
ステップ503では、「高速」チャネルが存在すると、以下にさらに詳しく記載するプロセス550が起こる。ステップ503で「高速」チャネルがないと判定された場合は、「直通」チャネルの現平均信号パワー(PThAvg)が、「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)と比較される。PThAvgがPThTgtと等しくなく、かつ規定の誤差(たとえば±.5dB)内にない場合、「直通」チャネルの信号パワーはステップ505で目標個別平均信号パワー(PThTgt)に調整される。具体的には、各「直通」チャネルの信号パワーは、先に算出した目標信号パワー(PThTgt)に調整されるべきである。図2を参照し直して、波長ブロッカ225の減衰設定値は、各「直通」チャネルごとに(上または下に)しかるべく調整される。このパワー調整はチャネルごとの調整であることに留意されたい。ステップ505での「直通」チャネルの信号パワーに対する調整は、ステップ504の条件が満たされるまで継続する。あるいはこの反復的調整プロセスは、例えばタイマ、カウンタまたは他の閾値による判定基準(図示せず)など、ある種の他の規定パラメータに基づいて終了することもできる。
【0027】
ThAvgがPThTgtに等しいかまたは規定の誤差(たとえば±.5dB)内にある場合、ステップ506での次の判定は、「アド」チャネルがあるか否かについて行われる。チャネルがない場合、プロセス700(たとえば最終チェック)が起こる。これについては以下に詳しく記載する。アド・チャネルがあれば、「アド」チャネルの平均信号パワー(PAddAvg)がステップ507で決定される。ここでも、信号モニタリング技法などから引き出される測定値の平均を算出することによって、これが達成される。ステップ509では、「アド」チャネルの平均信号パワー(PAddAvg)が、「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)と比較され、波長ブロッカ240の設定値がチェックされる。PAddAvg=PThTgtであるか、またはブロッカ設定値が最小値もしくは最大値である(すなわちパワー調整する「余地」がもはやない)場合、以下にさらに詳しく述べるプロセス700が、特定諸条件が満たされていることを検証するため、つまり最終チェックをするために起こる。PAddAvgがPThTgtと等しくない場合、「アド」チャネルの信号パワー・レベルはステップ510で「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)に調整される。具体的には、各「アド」チャネルの信号パワーは、先に算出した目標信号パワー(PThTgt)とほぼ等しくなるべきである。図2のアド/ドロップ・ノード115を参照して、「アド」チャネルの信号パワーの調整は、「アド」経路231内の波長ブロッカ240を使用することにより、チャネルごとに達成される。例を挙げると、波長ブロッカ240内の減衰設定値は、各チャネルごとに(上または下に)敵宜に調整される。図5に示すように、この反復的な調整プロセスは、ステップ509内の条件が満たされる(たとえばPAddAvg=PThTgtか、またはブロッカ設定値が最小もしくは最大設定値となる)まで継続する。ここでも、この反復的プロセスを、タイマ、カウンタまたは他の閾値による基準(図示せず)に応じて終了させることができる。
【0028】
ステップ505内の「直通」チャネル・パワーに対する調整も、ステップ510内の「アド」チャネル・パワーに対する調整も、それらのチャネル内に存在する可能性のあるパワーの発散を「平坦化」することを目的としたチャネルごとの調整であることに留意されたい。どちらの調整においても「高速」チャネルは存在していない(ステップ503)。したがって、適切なチャネル・パワーで「リップル・カーブに適合すること」は特に問題ではない。そうではなく、ここでの目的は、これらの調整ステップにおいて、「直通」または「アド」チャネルのどちらにも存在する可能性のあるリップルを平坦化することである。
【0029】
ステップ503に戻って、「高速」チャネルがあると、図6のプロセス550が起こる。より具体的に言えば、ステップ551で「高速」チャネルの平均信号パワー(PExAvg)が決定される。ここでも、従来の信号モニタリング技法を用いてこの決定が達成される。ステップ552では、「高速」チャネルの平均信号パワー(PExAvg)が、先に算出した「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)と比較される。PExAvgがPThTgtと等しくないか、または規定の閾値、たとえば±.5dB内にない場合、ステップ553で「高速」チャネルのパワーがPThTgtと整合するように調整される。ここでも、パワーを適宜に調整するために、可変光減衰器(VOA)208(図2)を使用することができる。VOAの調整はチャネルごとに行われないので、この信号パワーはPExAvgとPThTgtのデルタまたは差によって調整される。例として挙げると、.1dB刻みで16dBの減衰範囲を有する可変光減衰器が、この実施形態のための1つの適切な手段となる。この反復的な調整は、ステップ552の条件が満たされるかまたはある種の他の閾値による基準(例えばタイマなど)が満たされるまで継続する。
【0030】
ステップ552の条件が満たされると、「高速」信号に適合させるための目標個別「直交」チャネル・パワー(PThFit)がステップ554で決定される。この目標パワーを決定する際に考慮すべき点には、例えば、「高速」チャネルのうちでPThTgtに最も波長の近いもの(たとえば波長がそのすぐ上およびすぐ下)のどちらか一方が「直通」チャネルの目標パワーに影響すべきなのか、それともその両方が影響すべきなのかを判定することが含まれる。この後者の判定は、各「高速」チャネルごとに、その特定の「高速」チャネルと先に算出された「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)のパワー差、「高速」チャネルと「直通」チャネルとの間のチャネル数の差、および許容される傾きの関数となる。この許容される傾きは、例示的一実施形態では、<1dB/nmまたはほぼ.25dB/チャネルなどの規定値とすることができる。例として述べると、傾きと(「高速」と「直通」チャネルの間の)チャネル数の差の積が「高速」チャネルとPThTgtのパワー差の絶対値を超える場合、その「高速」チャネルは「直通」チャネルの目標パワーに何ら影響を及ぼさない。「高速」チャネルが「直通」チャネルに影響を及ぼす場合、「直通」チャネルの目標パワーは、「高速」チャネルの信号パワー、傾き、および「高速」と「直通」チャネルの間のチャネル数の差の関数となる。両方の「高速」チャネルが「直通」チャネルに影響を及ぼす場合、「直通」チャネルの目標パワーは、2つの目標パワーの平均値となる。「高速」チャネルの影響範囲外にある各「直通」チャネルはそれぞれの目標パワーをPThTgtに設定すべきである。
【0031】
ステップ555でチェックが行われ、検討対象の「直通」チャネルの信号パワーが、目標値(PThFit)プラスまたはマイナス規定閾値内(たとえば±.5dB)にあるのか、あるいは、波長ブロッカ225がその最大または最小設定値に設定されているのかを判定する。どちらの条件も満たされない場合は、ステップ556で、「直通」チャネルの信号パワーが「高速」チャネルにほぼ合致するか、そうでなければ「適合」するように調整される。つまり、各「直通」チャネルのパワーが、所望の目標信号パワーに基づいて、「高速」チャネルのリップルの形に適合するように調整される。したがって、目標信号パワー(PThFit)を使用して、波長ブロッカ225(図2)の減衰設定が各「直通」チャネルごとに適宜に(上または下に)調整されるべきである。例として挙げると、代表的一実施形態では、ブロッカの減衰範囲は、.5dB刻みで10dBとすることができる。ステップ555の条件が満たされた後、次の判定が、ステップ577で、「アド」チャネルがあるか否かに基づいて行われる。チャネルがない場合は、このプロセスは終了し、プロセス700による最終チェックが起こる。これについては以下に詳しく述べる。
【0032】
「アド」チャネルがある場合は、「高速」信号に適合させるための目標個別「アド」チャネル・パワー(PAddFit)がステップ558で決定される。この目標パワーを決定する際に考慮すべきいくつかの点には、例えば「高速」チャネルのうちでPThTgtに最も波長の近いもの(たとえば波長がそのすぐ上およびそのすぐ下)のうちのどちらか一方が「アド」チャネルの目標パワーに影響すべきなのか、それともその両方が影響すべきなのかを判定することが含まれる。この後者の判定は、各「高速」チャネルごとに、その特定の「高速」チャネルと先に算出された「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)のパワー差、「高速」チャネルと「アド」チャネルの間のチャネル数、および許容される傾きの関数となる。この許容される傾きは、例示的一実施形態では、<1dB/nmまたはほぼ.25dB/チャネルなどの規定値とすることができる。例として述べると、傾きと(「高速」と「アド」チャネルの間の)チャネル数の積が「高速」チャネルとPThTgtのパワー差の絶対値を超える場合、その「高速」チャネルは「アド」チャネルの目標パワーに何ら影響を及ぼさない。「高速」チャネルが「アド」チャネルに影響を及ぼす場合、「アド」チャネルの目標パワーは、「高速」チャネルの信号パワー、傾き、および「高速」と「アド」チャネルの間のチャネル数の関数となる。両方の「高速」チャネルが「アド」チャネルに影響を及ぼす場合、「アド」チャネルの目標パワーは2つの目標パワーの平均値となる。「高速」チャネルの影響範囲外にある各「アド」チャネルは、それぞれの目標パワーをPThTgtに設定するべきである。
【0033】
ステップ559で、チェックが行われ、検討対象の「アド」チャネルの信号パワーが、目標値プラスまたはマイナス規定閾値内(たとえば±.5dB)にあるのか、あるいは波長ブロッカ240がその最大または最小設定値に設定されているのかを判定する。どちらの条件も満たされていない場合は、ステップ560で、「アド」チャネルの信号パワーが「高速」チャネルにほぼ合致するか、そうでなければ「適合」するように調整される。つまり、各「アド」チャネルのパワーが、所望の目標信号パワーに基づいて、「高速」チャネルのリップルの形に適合するように調整される。したがって、目標信号パワー(PAddFit)を使用して、波長ブロッカ240(図2)の減衰設定が各「アド」チャネルに対して適宜に(上または下に)調整されるべきである。例として挙げると、代表的一実施形態では、ブロッカの減衰の範囲は、.5dB刻みで10dBとすることができる。ステップ559の条件が満たされた後、プロセス700による最終チェックが、以下に詳しく述べる通りに起こる。
【0034】
図4のステップ403に示すように、「直通」チャネルが検出されずに「アド」チャネルが検出される場合に、図7のプロセス600が起こる。ステップ601に示すように、「アド」チャネルの平均信号パワー(PAddAvg)が最初に決定される。ここでも、平均信号パワーを引き出すために従来の信号モニタリング技法を用いることができる。ステップ602で、「アド」チャネルの目標信号パワー(PAddTgt)が決定される。一般に、「アド」チャネルの目標信号パワーは、規定名目値、つまり−34.9dBmに可能な限り近値であると共に各「アド」チャネルのブロッカ設定(たとえば波長ブロッカ240)のために少なくとも±1dBの調整用「余地」を含むべきである。代表的一実施形態では、各チャネルの現パワー・レベルをチェックし、目標パワー・レベル(たとえば規定名目値)を達成するために必要なデルタまたは差を決定し、その差異をそのチャネルに対する現設定値(つまり波長ブロッカ240の設定値)と比較し、チャネルごとの目標パワー設定値とブロッカ設定値を算出し、それらのパワー設定値の平均を出すことによって、上記の事柄が適えられる。
【0035】
ステップ603によって「高速」チャネルがないと判断された場合は、ステップ604で、「アド」チャネルの平均信号パワー(PAddAvg)が「アド」チャネルの目標信号パワー(PAddTgt)と比較される。PAddAvg=PAddTgtであるか、または規定の誤差(たとえば±.5dB)内にあれば、これ以上の調整は必要なく、プロセス700を起こして最終チェックを行うことができる。PAddAvgがPAddTgtと等しくない場合、「アド」チャネルの実際の信号パワーはステップ606で「アド」チャネルの目標信号パワー(PAddTgt)と等しくなるように調整される。具体的には、各「アド」チャネルの信号パワーは、目標信号パワー(PAddTgt)と等しくなるべきである。各チャネルごとに波長ブロッカ240(図2)の減衰設定値を上または下に敵宜に変化させることにより、これを達成することができる。この調整は、ステップ604の条件が満たされるか、またはタイマ、カウンタなどの、ある種の他のパラメータに基づいて終了するまで継続される。
【0036】
ステップ603で「高速」チャネルがある場合は、ステップ607で「高速」チャネルの平均信号パワー(PExAvg)が決定される。ここでも従来の信号モニタリング技法を使用してこの決定が達成される。ステップ608では、前記の実施例のように、「高速」チャネルの平均信号パワー(PExAvg)が規定値、たとえば−34.9dBmなどの名目値と比較される。PExAvgが規定名目値と等しくない場合、ステップ609で「高速」チャネルのパワーが名目値に調整される。パワーをしかるべく調節するために、可変光減衰器(VOA)208(図2)を使用することができる。VOAの調整はチャネルごとに行われないので、この信号パワーはPExAvgと名目値のデルタまたは差によって調整されることになる。例として挙げると、.1dB刻みで16dBの減衰範囲を有する可変光減衰器が、この実施形態のための適切な一実施態様となる。この反復的な調整は、ステップ608の条件が満たされるか、またはある種の他の閾値による基準(例えばタイマなど)が満たされるまで継続する。
【0037】
ExAvgがステップ608の規定名目値と等しい場合は、「高速」信号に適合させるための目標個別「アド」チャネル・パワーが(PAddFit)ステップ610で決定される。ステップ610でのPAddFitの決定は既述したステップ558と同じであるので、ここでは簡略化のため繰り返さない。ステップ611で、検討対象の「アド」チャネルの信号パワーが、目標値(PAddFit)プラスもしくはマイナス規定閾値(たとえば±.5dB)内にあるのか否か、あるいは波長ブロッカ240がその最大または最小設定値に設定されているのか否かを決定するために、チェックが行われる。このチェックはステップ559と同じである。手短に言えば、どちらの条件も満たされていない場合は、「アド」チャネルの信号パワーが「高速」チャネルにほぼ合致するか、そうでなければ「適合」するように、ステップ612で調整される(先に記載した560に同じ)。つまり、各「アド」チャネルのパワーが、所望の目標信号パワーに基づいて、「高速」チャネルのリップルの形に適合するように調整される。したがって、目標信号パワー(PAddFit)を使用して、波長ブロッカ240(図2)の減衰設定値が各「アド」チャネルごとに(上または下に)しかるべく調整されるべきである。例として挙げると、ブロッカの減衰の範囲は、代表的一実施形態において、.5dB刻みで10dBであることができる。ステップ611の条件が満たされた後、以下にさらに詳しく述べる通り、プロセス700による最終チェックが起こる。
【0038】
図8でプロセス700が示す一連の決定やアクションは、適切な条件が満たされていることを検証するためのもの、すなわち、上記諸ステップで「アド」、「高速」および「直通」チャネルについて行われた様々なパワー調整に対する最終チェックである。全体に、図8に示すステップは、アド/ドロップ・ノード115(図2)で、どのタイプのチャネル(「アド」、「高速」および/または「直通」)がWDM信号内に検出されるかによって、それぞれに特定のチェックを含んでいる。
【0039】
ステップ701に示すように、特定チャネルの有無は、例えば光スペクトル・アナライザなどの従来の信号モニタリング技法を用いて判定することができる。「高速」、「直通」および「アド」チャネルの全てがステップ702で検出される場合、個々の「直通」および「アド」チャネルが、それぞれの所定の目標値に設定されていること、また「高速」チャネルの平均信号パワー(PExAvg)が、「直通」チャネルの目標個別平均信号パワー(PThTgt)と等しいことを検証するためにステップ703が実行される。条件通りであれば、プロセスは停止し、そうでなければ、ステップ401およびそれに続く調整プロセスが再開する。
【0040】
ステップ704で「高速」および「直通」チャネルだけがあると判定された場合は、個々の「直通」チャネルが所定目標値に設定され、かつPExAvg=PThTgtであることを検証するためにステップ705が実行される。この条件の通りであれば、プロセスは停止し、そうでなければ、ステップ401等の調整プロセスが再開する。
【0041】
ステップ706で「高速」および「アド」チャネルだけがあると判定された場合は、個々の「アド」チャネルが所定目標値に設定され、かつPExAvgが規定の名目値に等しいことを検証するためにステップ707が実行される。この条件通りであれば、プロセスは停止し、そうでなければ、ステップ401等の調整プロセスが再開する。
【0042】
ステップ708で「直通」および「アド」チャネルだけがあると判定された場合は、個々の「直通」および「アド」チャネルが所定目標値に設定されていることを検証するためにステップ709が実行される。この条件の通りであれば、プロセスは停止し、そうでなければ、ステップ401等の調整プロセスが再開する。
【0043】
ステップ710で「高速」チャネルだけがあると判定された場合は、「高速」チャネルの平均信号パワー(PExAvg)が規定の名目値に等しいことを検証するためにステップ711が実行される。この条件の通りであれば、プロセスは停止し、そうでなければ、ステップ401等の調整プロセスが再開する。
【0044】
ステップ712で「直通」チャネルだけがあると判定された場合は、個々の「直通」チャネルが所定の目標値に設定されていることを検証するためにステップ713が実行される。この条件の通りであれば、プロセスは停止し、そうでなければ、ステップ401等の調整プロセスが再開する。
【0045】
ステップ714で「アド」チャネルだけがあると判定された場合は、個々の「アド」チャネルが所定の目標値に設定されていることを検証するためにステップ715が実行される。この条件の通りであれば、プロセスは停止し、そうでなければ、ステップ401等の調整プロセスが再開する。
【0046】
この図に示す様々なエレメントの機能は、専用ハードウェアまたはソフトウェアを実行することが可能なハードウェアを備えるプロセッサやコントローラによって制御できることに留意されたい。本明細書で言う「プロセッサ」または「コントローラ」は、ソフトウェアを実行することのできるハードウェアのみを指すと解釈されるべきではなく、暗に、以下に限定されないが、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ソフトウェア記憶用の読取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、不揮発性の記憶装置などを含むものである。
【0047】
上記の実施形態は本発明の原理を単に例示しているに過ぎない。当業者は、本明細書に明確に示されも記載されもしていなくとも、本発明の範囲内にある上記の原理を、具体化する構成を数多く考案することができるであろう。
【0048】
例えば、様々な光チャネルの信号パワーに対する調整は、上記実施形態においては、チャネルごとの動的利得等化を行う波長ブロッカまたは可変光減衰器を使用して行われる。しかし、信号パワー全体ならびに個々のチャネルの信号パワーの両方を調整するための他の適切な選択肢も当業者には明らかであり、本明細書の教示によってそれらも企図されるものである。信号パワーの目標値を決定するための、他の代替的構成および要因も、本明細書の教示と首尾一貫するものとして使用することができる。さらに、上記の例示的実施形態は、高速伝送経路でのパワー発散プロフィルの関数としての、アドおよび/または直通伝送経路でのチャネルごとのパワー調整を示しているが、本発明の原理は、異なった伝送経路のうちのどの個別の経路、またはそれらの様々な組合せのためのパワー調整に対しても、たとえば高速および/または直通経路、高速および/またはアド経路などでのパワー調整に対しても、等しく適用可能であることも企図されている。
【0049】
本明細書に記載した例示的実施形態は、特にWDMアド/ドロップ・ノードの応用分野に適しており、この代表的な背景の中で説明されていることに留意されたい。しかし、当業者には、本明細書中の教示内容から、本発明の原理が、WDM信号の個々の光チャネルをルーティングし処理するために多数の伝送経路を利用し、またチャネルごとの信号パワーを、異なった伝送経路内およびそれらの間のパワー発散プロフィルに合致するように調整することが望まれる、他のタイプのネットワーク・エレメントにも用いることができることが理解されよう。
【0050】
こうした変更形態、置換形態、ならびに他の形態が、周知のネットワークおよびシステム設計の原理に鑑みて、さらには本明細書の教示内容に鑑みて当業者に明らかであり、それらを使用することが本発明の原理によって企図されるものである。したがって、本明細書に図示され、記載される実施形態は、単に例示的なものとして意図されているのであって、いかなる方法によっても限定的になることはない。本発明の範囲はここに添付するクレームによってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を使用することのできる、ネットワークの簡略的構成を示す図である。
【図2】本発明の原理を使用することのできる、アド/ドロップ・ノードの簡略的ブロック図である。
【図3】本発明の例示的一実施形態による方法の簡略的流れ図である。
【図4】本発明の別の例示的実施形態による方法の簡略的流れ図である。
【図5】本発明の別の例示的実施形態による方法の簡略的流れ図である。
【図6】本発明の別の例示的実施形態による方法の簡略的流れ図である。
【図7】本発明の別の例示的実施形態による方法の簡略的流れ図である。
【図8】本発明の別の例示的実施形態による方法の簡略的流れ図である。

Claims (9)

  1. 波長分割多重(WDM)信号の信号パワーをWDMシステム内のアド/ドロップ・ノードにおいて制御する方法であって、前記アド/ドロップ・ノードが、複数の光チャネルを有するWDM入力信号を受信するように適合され、1本または複数の光チャネルを前記WDM入力信号に加えるための第1伝送経路と、前記WDM入力信号の選択された光チャネルを、前記アド/ドロップ・ノードを介して経路指定するための第2伝送経路とを含み、
    前記第1伝送経路で前記WDM入力信号に加えられる個々の光チャネルの信号パワーを、前記第2伝送経路の光チャネルのパワー発散プロフィルとほぼ一致するように調整するステップであって、前記パワー発散プロフィルが前記WDM入力信号の利得リップルを表しているステップを含む方法。
  2. 前記第1および第2伝送経路からの前記光チャネルが前記アド/ドロップ・ノードで組み合わされてWDM出力信号を形成し、前記WDM出力信号内の利得リップルが前記WDM入力信号内の前記利得リップルにほぼ一致する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1伝送経路内の前記個々の光チャネルの信号パワーを調整する前に、前記第2伝送経路内の前記光チャネルの平均信号パワーを規定のパワー・レベルに調整するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1伝送経路内の個々の光チャネルの目標信号パワーを、前記目標信号パワーが前記第2伝送経路内の前記光チャネルの前記パワー発散プロフィルに適合するレベルになるように決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1伝送経路内の前記個々の光チャネルの前記信号パワーを調整するステップが、前記第1伝送経路内の各個別光チャネルごとの減衰量を、前記目標信号パワーの関数として制御するステップを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 複数の光チャネルを有する波長分割多重(WDM)信号の信号パワーを制御することが可能なネットワーク・エレメントであって、1つまたは複数の光チャネルを前記WDM信号に加えるための第1伝送経路と、前記WDM信号の選択された光チャネルを前記ネットワーク・エレメントを介して経路指定するための第2伝送経路を含み、
    前記第1伝送経路に連結されると共に、前記第1伝送経路内で前記WDM信号に加えられる個々の光チャネルの信号パワーを、前記第2伝送経路内の光チャネルのパワー発散プロフィルとほぼ一致するように調整するための、チャネルごとの動的利得等化器であって、前記パワー発散プロフィルが前記WDM入力信号内の利得リップルを表している、チャネルごとの動的利得等化器を備える、ネットワーク・エレメント。
  7. 前記第1伝送経路内の前記個々の光チャネルの前記信号パワーが前記チャネルごとの動的利得等化器によって調整される前に、前記第2伝送経路内の前記光チャネルの平均信号パワーを、規定のパワー・レベルに調整するための可変光減衰器をさらに備える、請求項6に記載の前記ネットワーク・エレメント。
  8. 前記第1伝送経路内の個々の光チャネルの目標信号パワーを、前記目標信号パワーが前記第2伝送経路内の前記光チャネルの前記パワー発散プロフィルに適合するレベルになるように、決定するためのコントローラをさらに備える、請求項6に記載のネットワーク・エレメント。
  9. 前記チャネルごとの動的利得等化器が、前記第1伝送経路内の各個別光チャネルごとの減衰量を、前記目標信号パワーの関数として制御するように動作可能である、請求項8に記載のネットワーク・エレメント。
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