JP3998630B2 - 電力増幅器 - Google Patents

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本発明は、主信号を増幅するメイン増幅部と、主信号の歪み補償および信号劣化補償を行うエラー増幅器とを備えた電力増幅器に関する。
近年の移動体通信システムでは、周波数を有効利用して、伝送レートの向上を図るために、16QAMに代表される多値変調方式が利用されている。この多値変調方式により変調された信号は、振幅と位相に情報を含んでいるため、多値変調方式を採用する無線通信装置では線形特性の優れた電力増幅器が必要になる。
線形電力増幅器の構成としては、バックオフ動作させる方式と線形補償回路を付加する方式があり、動作効率の観点から、後者の線形補償回路を付加する方式が一般に用いられている。その代表的な回路として、プレディストーション型電力増幅器とフィードフォワード型電力増幅器が広く知られている。(特許文献1、2参照)これらを使用することで、隣接周波数帯域あるいは次隣接周波数帯域へ漏洩する電力レベルを規定値以下に抑圧することが可能である。
プレディストーション型電力増幅器は、例えば歪み補償回路と電力増幅器とを備えている。歪み補償回路では、増幅器が持つAM-AM特性やAM-PM特性よりあらかじめ予想される逆歪みを計算して出力し、入力信号と合成して電力増幅を行う。こうすることで、歪みがキャンセルされる。この方法では、逆歪みを計算する回路にデジタルICを利用できるので、回路構成を簡素化および小型化できるという特徴がある。ただし、歪みの改善量は、フィードフォワード方式に比べて若干劣る上、増幅器の非線形性による信号劣化を補償できないという問題がある。
フィードフォワード型増幅器は、例えばメイン増幅部と、エラー増幅器と、フィードフォワード回路とを備える。フィードフォワード回路では、メイン増幅部から出力される無線信号に含まれる歪み成分を検出し、この歪み成分をもとにメイン増幅部から出力される無線信号と同振幅でかつ逆位相の歪み成分のみのキャンセル信号を生成する。そして、この生成されたキャンセル信号をエラー増幅器で増幅したのち、メイン増幅部から出力される無線信号に足し合わせて、当該無線信号に含まれる歪み成分をキャンセルする。この方法では、増幅素子が出した歪みから歪みキャンセル信号を作り出し、逆位相で足し合わせるため、増幅素子の後段に大きな遅延回路が必要となる。
特開2001-196866公報 特開2002-33628公報
プレディストーション型電力増幅器では、予め逆歪みを計算した信号を増幅器の入力信号と合成して増幅するため、メイン増幅部のAM-AM特性によるピーク電力の劣化分の補正を行うことができない。このため、256QAMのようにIQ平面に多値の値をとるような変調信号では復調できない、もしくは復調が困難なぐらい歪んでしまう状況が発生してしまう。
また、フィードフォワード型電力増幅器では遅延回路が大きくなるため、携帯端末に使用可能なサイズでは実現できないという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、その目的は、低歪みかつ高効率で、小型軽量の電力増幅器を提供することにある。
本発明の一態様によれば、主信号を増幅するメイン増幅部と、前記メイン増幅部の非線形領域の存在により生じる前記主信号の歪み補償および前記メイン増幅部のピーク電力のクリッピングによる信号劣化補償のために用いるエラー信号を増幅するエラー増幅部と、前記メイン増幅部の出力信号と前記エラー増幅部の出力信号とを合成する第1信号合成手段と、を備え、前記エラー増幅部は、前記メイン増幅部で発生される歪み成分を算出して、前記メイン増幅器の出力信号の位相に対して逆位相に調整された信号を生成する第1逆歪み算出手段と、前記メイン増幅部で劣化する主信号の劣化量を算出して、前記メイン増幅器の出力信号の位相に対して同位相に調整された信号を出力する信号劣化量算出手段と、を有し、前記第1信号合成手段は、前記メイン増幅部の出力信号と、前記第1逆歪み算出手段の出力と前記信号劣化量算出手段の出力とが加味された前記エラー増幅部の出力信号とを合成することを特徴とする電力増幅器が適用される。
本発明によれば、メイン増幅部で発生された歪みとメイン増幅部で劣化した信号成分を補償するため、低歪みかつ高効率で、小型軽量の電力増幅器を実現できる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る電力増幅器の一実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る電力増幅器の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1の電力増幅器は、I信号とQ信号を合成して主信号を生成する合成器20と、合成器20の出力を2方向に分岐させる分配手段として例えば方向性結合器1と、方向性結合器1を通過した主信号を増幅するメイン増幅部2と、主信号の歪み補償および信号劣化補償を行うエラー増幅部3と、メイン増幅部2の出力信号とエラー増幅部3の出力信号とを合成する方向性結合器4とを備えている。合成器20の前段には、I信号とQ信号それぞれにローカル信号Lo1をミキシングするミキサ21,22が設けられている。
メイン増幅部2は、方向性結合器1を通過した主信号を高周波信号(RF信号)に変換する周波数変換器5と、このRF信号を増幅するメイン増幅器6とを有する。周波数変換器5にはローカル信号Lo2が入力されている。
エラー増幅部3は、メイン増幅部2で発生される歪み成分を計算して逆位相に調整された信号を生成する逆歪み発生回路7および位相調整回路8と、メイン増幅部2にて劣化する主信号の劣化量を計算して同位相に調整された信号を出力する信号劣化補償回路9および位相調整回路10と、位相調整回路8,10の出力信号を合成する合成器11と、合成器11で合成された信号を高周波信号(RF信号)に変換する周波数変換器12と、このRF信号を増幅する複数段の電力増幅器13とを有する。周波数変換器5にはローカル信号Lo2が入力されている。
まず、図1の電力増幅器の動作原理を説明する。バイポーラトランジスタや電界効果トランジスタの入出力特性は非線形性を有する。トランジスタの静特性上の動作点は限界値Idssを有するため、主信号のピークファクタが動作点の限界値以上あるような大信号が入力されると、限界値以上の電圧でクリッピング現象が起こり、出力電力は入力電力を超えたところで飽和してしまう。また、クリッピング現象が起こるような大信号入力時は位相回転も起こってしまう。
このように、図1の電力増幅器は、非線形の入出力特性を有する。入力電力に対する利得をプロットした図をAM-AM特性図と呼び、位相回転量をプロットした図をAM-PM特性図と呼ぶ。これらの特性図からある程度の歪み量を計算することができる。
一般に、電力増幅器13は、飽和電力付近で最も効率が高くなる。このため、限られた電力での動作を要求されるが、特に、移動体通信端末などでは、電池を用いた長時間動作のため高効率動作が必要である。ところが、飽和電力付近は非線形領域のため出力信号が歪んでしまうという欠点がある。
例えば、図2はQAMにおけるIQ平面上のデータポイントを示す図である。例えば16QAMにおいて、IQ平面上の点21(ベクトル22で表される)という情報を送信するとする。このとき、メイン増幅部2の非線形性のため出力信号は歪んでしまい、ベクトル23で表される点24という情報に置き換わってしまう。このため、この情報は点21の情報か、点25の情報かを区別することが困難となる。そこで、本実施形態では、メイン増幅器6のAM-AM特性およびAM-PM特性からベクトル26を算出し、メイン増幅部2の出力信号に付加することで元の情報に戻すという処理を行う。 図3は図1のメイン増幅器6のAM-AM特性とAM-PM特性の一例を表した図である。AM-AM特性からは、振幅歪みの特性、AM-PM特性からは位相歪みの特性が推定できるので、逆歪み発生回路7は図3の特性に基づいて歪み量を計算し、位相調整回路8は主信号から位相を180°ずらした歪み量を表す信号を出力する。同様に、信号劣化補償回路9は図3の特性に基づいて信号劣化量を計算し、位相調整回路10は主信号と同相の信号劣化量を表す信号を出力する。
周波数変換器12は、合成器11で合成された歪み量を表す信号と信号劣化量を表す信号を、主信号と同じ周波数までアップコンバージョンしたRF信号を生成する。電力増幅器13は、このRF信号を適当な電力レベルまで増幅し、方向性結合器4にて主信号と合成する。
図1には、発明の理解を助けるため、各部の信号のスペクトラム図も示している。方向性結合器1の出力信号のスペクトラムaには歪み成分は含まれていないが、メイン増幅器6を通過することにより、歪み成分を含んだスペクトラムbになる。逆歪み発生回路7および位相調整回路8では、逆歪み成分を抽出するため、位相調整回路8の出力信号のスペクトラムはcになる。信号劣化補償回路9および位相調整回路10では、信号劣化分を抽出するため、位相調整回路10の出力信号のスペクトラムはdになる。これら位相調整回路8,10の出力信号を合成して、エラー増幅部3で増幅した信号のスペクトラムはeになる。方向性結合器4を通過した最終的な信号のスペクトラムはfになり、信号劣化分と信号歪みが補償される。
このように、第1の実施形態では、逆歪み発生回路7と位相調整回路8でメイン増幅器6の歪み量を検出し、信号劣化補償回路9と位相調整回路10でメイン増幅部2の信号劣化量を検出し、これらの検出結果とメイン増幅部2の出力信号とを合成するため、メイン増幅部2により生じた主信号の信号歪みと信号劣化を補償でき、高効率の線形動作が可能となる。
本発明のもっとも大きな特徴は、信号劣化補償用信号を、メイン増幅部2の出力信号の後で直接合成することにある。このように後から信号劣化補償用信号を合成する形態をとることにより、従来のプレディストーション方式ではなし得なかったメイン増幅部2による信号劣化を補償できるようになる。またフィードフォワード方式のように出力信号から歪みや信号劣化を計算しないので、メイン増幅部2の後段に配置される遅延線路が必要なくなり、従来問題となっていた遅延線路による出力信号の電力損失を防ぐことが可能となる。
なお、図1の例では、逆歪み発生回路7と信号劣化補償回路9に入力される信号は、方向性結合器1から分岐された信号が入力される例を示したが、図4のpass 1として示すように、合成器20の前段のベースバンド回路から出力されるIおよびQチャンネルをそのまま入力してもよい。このとき、入力されたIおよびQチャンネルの信号から前述のAM−AM特性およびAM-PM特性を用いて補償用信号を計算する。同様に、RF信号のパス(pass 3で示す)からの信号を使用することもできる。IF信号を使用しないダイレクトコンバージョン方式では周波数変換器5およびpass 3は必要ない。前述の実施形態では、IF(中間周波数)のパス(pass 2で示す)からの信号入力における例を示している。以後の実施形態でも同様なことが言える。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、図1のエラー増幅部3内の接続関係を一部変更したものである。
図5は本発明に係る電力増幅器の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図5では、図1と同じ構成部分には同一符号を付しており、以下では、相違点を中心に説明する。図5の電力増幅器は、位相調整回路8の出力信号をRF信号に変換する周波数変換器31と、このRF信号の出力レベルを調整するための電力増幅器32と、方向性結合器1の出力信号と電力増幅器13の出力信号とを合成して周波数変換器5に入力する方向性結合器33とを備えている。位相調整回路10の出力信号は、周波数変換器12に入力されている。
逆歪み成分を表す信号と主信号とを合成した信号をメイン増幅部2に入力するため、メイン増幅部2の出力には歪み成分が含まれていない。また、方向性結合器4は、メイン増幅部2の出力信号と信号劣化量を表す信号とを合成するため、メイン増幅部2で生じた信号劣化量を補償できる。
このように、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、メイン増幅器6により生じた主信号の信号歪みと信号劣化を補償でき、高効率の線形動作が可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、エラー増幅部3内の電力増幅器13の信号歪みを補償するものである。
図6は本発明に係る電力増幅器の第3の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図6の電力増幅器13は、図1の電力増幅器13の構成に加えて、電力増幅器13で発生される歪み成分を計算して逆位相に調整された信号を生成する逆歪み発生回路35および位相調整回路36と、位相調整回路36の出力信号を主信号の周波数までアップコンバージョンしたRF信号を生成する周波数変換器37と、周波数変換器12,37の出力信号同士を合成して電力増幅器13に入力する合成器38とを有する。
合成器38の出力信号には、メイン増幅器6で生じた信号歪みを補償するための信号と、メイン増幅器6で生じた信号劣化を補償するための信号と、エラー増幅部3内の電力増幅器13で生じた信号歪みを補償するための信号とが含まれている。このため、方向性結合器4でメイン増幅部2の出力信号とエラー増幅部3の出力信号とを合成することにより、メイン増幅部2の信号歪みおよび信号劣化を補償できるとともに、エラー増幅部3内の電力増幅器13の信号歪みを補償した信号が得られる。
このように、第3の実施形態では、電力増幅器13の歪み補償を行うための逆歪み発生回路35と位相調整回路36を設けることにより、メイン増幅器6の信号歪みと信号劣化を補償できるだけでなく、エラー増幅部3内の電力増幅器13の信号歪みも補償することができる。
なお、第3の実施形態では、メイン増幅部2の信号歪み量と信号劣化量を発生させる回路10と位相調整回路8からの出力とを合成器11で合成した後に周波数変換器12でRF信号に周波数変換したものと、エラー増幅部用補償用歪み発生回路からの出力をRF信号に周波数変換したものを合成する手法になっているが、図7のように各発生回路7,9,35からの出力を、周波数変換器63,64,65でRF信号に周波数変換した後に、合成器66で合成してもよい。周波数変換器などの周波数変換手段は能動素子であるため、あるピークを超えた信号に対しては歪が発生してしまう。各補償回路からの出力を周波数変換する前に合成してしまうと、ミキサのピーク値を超える信号が発生してしまう可能性がある。したがって図7に示したような形態をとることで合成信号の周波数変換器とミキサによる歪発生を防ぐことができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第3の実施形態とはエラー増幅部3内の接続関係が異なるものである。
図8は本発明に係る電力増幅器13の第4の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図8の電力増幅器13は、位相調整回路8の出力信号をアップコンバージョンする周波数変換器41と、周波数変換器41の出力信号を増幅する電力増幅器42と、電力増幅器42の出力信号と主信号とを合成して周波数変換器5に入力する方向性結合器43と、電力増幅器13の歪み補償信号と信号劣化補償信号とを合成する合成器11と、合成器11の出力信号をアップコンバージョンして電力増幅器13に入力する周波数変換器12とを備えている。
メイン増幅器6には、主信号と歪み補償信号とが入力されるため、メイン増幅器6の出力信号に歪みはなくなる。電力増幅器13には、電力増幅器13の歪み補償信号とメイン増幅器6の信号劣化補償信号が入力されるため、方向性結合器4からは、メイン増幅部2の歪み補償と信号劣化補償がなされた信号で、かつ電力増幅器13の歪み補償がなされた信号が出力される。
このように、第4の実施形態では、第3の実施形態と同様に、メイン増幅器6の信号歪みと信号劣化を補償できるだけでなく、エラー増幅部3内の電力増幅器13の信号歪みと信号劣化も補償することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、メイン増幅部2の後段に遅延回路を設けなくてすむようにしたものである。
図9は本発明に係る電力増幅器13の第5の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図9の電力増幅器13は、図6の電力増幅器13の構成に加えて、メイン増幅器6の前段に配置される遅延線路51,52を備えている。
図9には、方向性結合器1と周波数変換器5の間に配置される遅延線路51と、周波数変換器5とメイン増幅器6の間に配置される遅延線路52とが図示されているが、いずれか一方だけでもよい。
メイン増幅器6の後段に遅延線路を配置するような従来の形態では、遅延線路による電力損失を補償することはできない。本実施形態では、補償できない電力損失が発生する後段の遅延線路を必要とせず、また必要ならば前段に配置される遅延線路における電力損失はメイン増幅器で補償できるというメリットがある。
(第6の実施形態) 第6の実施形態は、主信号以外にパイロット信号をメイン増幅器6に入力するものである。
図10は本発明に係る電力増幅器13の第6の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図10の電力増幅器13は、図6の電力増幅器13の構成に加えて、パイロット信号を生成するパイロット信号発生装置53と、パイロット信号と主信号とを合成して周波数変換器に入力する合成器54と、方向性結合器4の出力信号を2方向に分岐させる方向性結合器55と、方向性結合器55の出力信号に含まれるパイロット信号成分を検波するパイロット信号検波回路56と、を備えている。
パイロット信号は、主信号とは異なる周波数で、主信号よりも振幅レベルが小さい信号である。
パイロット信号検波回路56で検波した検波信号は、逆歪み発生回路7,35と信号劣化補償回路9に入力される。逆歪み発生回路7,35は、パイロット信号の歪みが最小になるように、歪み成分を計算する。信号劣化補償回路9は、パイロット信号の信号劣化が最小になるように信号劣化補償量を計算する。
このように、第6の実施形態では、主信号の他にパイロット信号をメイン増幅器6に入力し、メイン増幅器6の出力に含まれるパイロット信号の信号歪みと信号劣化が最小になるように、逆歪み発生回路7と信号劣化補償回路9を制御するため、電力増幅器13の信号歪み補償と信号劣化補償を最大にすることができる。
本発明に係る電力増幅器の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図。 QAMにおけるIQ平面上のコンスタレーション配置を示す図。 図1のメイン増幅器6のAM-AM特性とAM-PM特性を表した図。 エラー増幅部への入力信号のパスに関する変形例を示す図。 本発明に係る電力増幅器13の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図。 本発明に係る電力増幅器13の第3の実施形態の概略構成を示すブロック図。 第4の実施形態のエラー増幅部の構成の変形例を示す図。 本発明に係る電力増幅器13の第4の実施形態の概略構成を示すブロック図。 本発明に係る電力増幅器13の第5の実施形態の概略構成を示すブロック図。 本発明に係る電力増幅器13の第6の実施形態の概略構成を示すブロック図。
符号の説明
1,4 方向性結合器
2 メイン増幅部
3 エラー増幅部
5 周波数変換器
6 メイン増幅器
7 逆歪み発生回路
8,10 位相調整回路
9 信号劣化補償回路
11 合成器
12 周波数変換器
13 電力増幅器

Claims (7)

  1. 主信号を増幅するメイン増幅部と、
    前記メイン増幅部の非線形領域の存在により生じる前記主信号の歪み補償および前記メイン増幅部のピーク電力のクリッピングによる信号劣化補償のために用いるエラー信号を増幅するエラー増幅部と、
    前記メイン増幅部の出力信号と前記エラー増幅部の出力信号とを合成する第1信号合成手段と、を備え、
    前記エラー増幅部は、
    前記メイン増幅部で発生される歪み成分を算出して、前記メイン増幅器の出力信号の位相に対して逆位相に調整された信号を生成する第1逆歪み算出手段と、
    前記メイン増幅部で劣化する主信号の劣化量を算出して、前記メイン増幅器の出力信号の位相に対して同位相に調整された信号を出力する信号劣化量算出手段と、を有し、
    前記第1信号合成手段は、前記メイン増幅部の出力信号と、前記第1逆歪み算出手段の出力と前記信号劣化量算出手段の出力とが加味された前記エラー増幅部の出力信号とを合成することを特徴とする電力増幅器。
  2. 前記エラー増幅部は、
    前記第1逆歪み算出手段の出力と前記信号劣化量算出手段の出力とを合成する第2信号合成手段と、
    前記第2信号合成手段の出力信号を高周波信号に変換する周波数変換手段と、
    前記周波数変換手段の出力信号を増幅する電力増幅器と、を有し、
    前記第1信号合成手段は、前記メイン増幅部の出力信号と前記電力増幅器の出力信号とを合成することを特徴とする請求項1に記載の電力増幅器。
  3. 前記エラー増幅部は、
    前記第1逆歪み算出手段の出力信号を増幅する第1電力増幅器と、
    前記第1電力増幅器の出力信号と主信号とを合成する第2信号合成手段と、
    前記第2信号合成手段の出力信号を高周波信号に変換して前記メイン増幅部に入力する第1周波数変換手段と、
    前記信号劣化量算出手段の出力信号を高周波信号に変換する第2周波数変換手段と、
    前記第2周波数変換手段の出力信号を増幅する第2電力増幅器と、を有し、
    前記第1信号合成手段は、前記メイン増幅部の出力信号と前記第2電力増幅器の出力信号とを合成することを特徴とする請求項1に記載の電力増幅器。
  4. 前記エラー増幅部は、前記電力増幅器で発生される歪み成分に対応する歪み信号を生成する第2逆歪み算出手段を有し、
    前記電力増幅器は、前記第2逆歪み検出手段の出力信号を加味して、前記周波数変換手段の出力信号を増幅することを特徴とする請求項2に記載の電力増幅器。
  5. 前記エラー増幅部は、前記第2電力増幅器で発生される歪み成分に対応する歪み信号を生成する第2逆歪み算出手段を有し、
    前記第2電力増幅器は、前記第2逆歪み算出手段の出力信号を加味して、前記第2周波数変換手段の出力信号を増幅することを特徴とする請求項3に記載の電力増幅器。
  6. 主信号の位相調整を行う位相調整手段を備え、
    前記メイン増幅部は、前記位相調整手段で位相調整された主信号を増幅することを特徴とする請求項1及至5のいずれかに記載の電力増幅器。
  7. 主信号とは異なる周波数の制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記制御信号および主信号を合成して前記メイン増幅部に入力する入力合成手段と、
    前記第1信号合成手段の出力信号に含まれる前記制御信号の信号成分を検波する制御信号検波手段と、を備え、
    前記エラー増幅部は、前記制御信号検波手段で検波出力信号の歪みおよび信号劣化がゼロになるように前記第1逆歪み検出手段および前記信号劣化量算出手段を制御することを特徴とする請求項1及至6のいずれかに記載の電力増幅器。
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