JP3997761B2 - 照明光学装置およびそれを備えた検査装置 - Google Patents

照明光学装置およびそれを備えた検査装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明光を射出する照明光学装置およびそれを備えた検査装置に関し、特に、半導体素子などの製造工程における基板の表面検査に好適な照明光学装置およびそれを備えた検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光源とバンドル型ランダムライトガイドとを備えた照明光学装置が知られている。バンドル型ランダムライトガイドは、多数の光ファイバ素線を束ねたものであり、光入射面と光射出面とで光ファイバ素線の配列がランダムになっている。
【0003】
このような照明光学装置では、光源からの光をバンドル型ランダムライトガイドの光入射面に入射させ、バンドル型ランダムライトガイドの光射出面から外部に照明光を射出することになる。
したがって、バンドル型ランダムライトガイドの光入射面に入射する光の強度分布が空間的に不均一であっても、バンドル型ランダムライトガイドの光射出面から射出される照明光の強度分布を空間的に均一化できる。すなわち、空間的に均一な強度分布の照明光を射出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の照明光学装置では、バンドル型ランダムライトガイドの光入射面に入射する光の強度分布が角度的に不均一な場合、バンドル型ランダムライトガイドの光射出面から射出される照明光の強度分布を角度的に均一化することはできなかった。
【0005】
これは、バンドル型ランダムライトガイドの各々の光ファイバ素線において、光の角度的な強度分布が維持されるからである。このため、従来の照明光学装置では、空間的には均一でも角度的には不均一な強度分布の照明光を射出することになっていた。
本発明の目的は、空間的にも角度的にも均一な強度分布の照明光を射出することができる照明光学装置、およびそれを備えた検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の照明光学装置は、光源と、該光源からの光を集光する第1光学系と、ロッド型オプティカルインテグレータと、該ロッド型オプティカルインテグレータからの光を集光する第2光学系と、バンドル型ランダムライトガイドとが順に配置され、前記ロッド型オプティカルインテグレータが、前記第1光学系によって形成される前記光源の像の形成面または該形成面と共役な面に配置された光入射面と、前記第2光学系の前側焦点面に配置された光射出面とを有し、前記バンドル型ランダムライトガイドが、前記第2光学系によって形成される前記光源の像の形成面または該形成面と共役な面に配置された光入射面と、外部に照明光を射出する光射出面とを有するものである。
【0007】
なお、本発明の照明光学装置において、前記バンドル型ランダムライトガイドの前記光入射面は、前記第2光学系による前記像の形成面と共役な面に配置され、前記第2光学系と前記バンドル型ランダムライトガイドとの間に、前記第2光学系からの光を入射して、前記第2光学系による前記像を前記バンドル型ランダムライトガイドの前記光入射面に再結像する第3光学系と、前記照明光の波長を選択する選択手段とが配置されてもよい
【0008】
また、本発明の検査装置は、本発明の何れかの照明光学装置と、前記照明光学装置の前記バンドル型ランダムライトガイドの前記光射出面から射出された前記照明光を被検物体に照射する照射手段と、前記照明光が照射された前記被検物体の像を撮像し、前記被検物体の像に基づいて前記被検物体の欠陥を検出する検出手段とを備えたものである。
【0009】
本発明の別の照明光学装置は、光源と、前記光源からの光を集光する第1光学系と、前記第1光学系から射出される光の角度的不均一性を補正する第1補正光学系と、前記第1補正光学系から射出される光の空間的不均一性を補正する第2補正光学系とを備え、前記光源からの光の角度的不均一性の補正後に空間的不均一性の補正を行い、照明光を作り出すものである。
【0010】
なお、前記照明光学装置において、前記第1補正光学系が、ロッド型オプティカルインテグレータと、該ロッド型オプティカルインテグレータからの光を集光する第2光学系とから構成され、前記第2補正光学系が、バンドル型ランダムライトガイドから構成されてもよい
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0012】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態は、請求項1,請求項3に対応する。
第1実施形態の検査装置10は、図1に示すように、被検物体である基板11を保持するステージ12と、ステージ12上の基板11の表面に照明光L1を照射する照明光学系13と、照明光L1が照射された基板11の表面からの戻り光L2(正反射光、散乱光、または回折光)を受光する受光光学系14と、画像処理装置15とで構成されている。
【0013】
第1実施形態の検査装置10は、半導体回路素子などの製造工程において、基板11の表面に形成された繰り返しパターンの欠陥検査を行うための装置である。繰り返しパターンとは、周期的に繰り返される線配列形状の回路パターンのことである。基板11は、半導体ウエハや液晶ディスプレイパネルなどである。
第1実施形態の検査装置10の全体構成を具体的に説明する前に、この検査装置10に組み込まれた照明光学装置20の説明を行う。
【0014】
照明光学装置20は、図1に示すように、ランプ21と、ロッド型オプティカルインテグレータ22と、リレーレンズ23と、バンドル型ランダムライトガイド24とで構成されている。
このうち、ランプ21は、光源31と楕円鏡32とで構成され、ランプハウス21aの内部に収納されている。楕円鏡32は、回転楕円面の内側を反射面とした凹面反射鏡である。光源31と楕円鏡32とは、図2に示すように、光源31の発光点31aが楕円鏡32の第1焦点32aと一致するように配置されている。
【0015】
このため、光源31の発光点31aから射出された光は、楕円鏡32で反射して、楕円鏡32の第2焦点32bに集光する(光La)。そして、楕円鏡32の第2焦点32bには、光源31の像が形成される。以下、楕円鏡32の第1焦点32aと第2焦点32bとを結ぶ仮想的な線(図中点線で示す線)を光軸O20という。
【0016】
なお、楕円鏡32は請求項の「第1光学系」に対応する。楕円鏡32の第2焦点32bを通って光軸O20に垂直な面は、楕円鏡32によって光源31の像が形成される面であり、請求項の「光源の像の形成面」に対応する。
上記ランプ21の後段に配置されたロッド型オプティカルインテグレータ22は、棒状のガラス材料(石英や蛍石など)からなる内面反射型のガラスロッドである。その屈折率分布は均一である。また、ロッド型オプティカルインテグレータ22の断面は例えば円形状であり、その径が中心軸に沿って一定である。
【0017】
このロッド型オプティカルインテグレータ22の配置は、中心軸が上記の光軸O20に一致し、かつ、一方の端面22aが上記の楕円鏡32の第2焦点32bに一致するようになっている。一方の端面22aは、請求項の「光入射面」に対応する。
このため、楕円鏡32の第2焦点32bに集光した光Laは、ロッド型オプティカルインテグレータ22の一方の端面22aから内部に入射して、他方の端面22bから射出する(光Lb)。ロッド型オプティカルインテグレータ22の内部における光の伝搬などについては、後で詳細に説明する。他方の端面22bは、請求項の「光射出面」に対応する。
【0018】
なお、ロッド型オプティカルインテグレータ22の2つの端面22a,22bは、中心軸(光軸O20)に略垂直な平面であり、側面22cは円筒面である。2つの端面22a,22bと側面22cとは、何れも、精密に研磨されている。ちなみに、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22bは、照明光学装置20の開口絞りに相当する。
【0019】
また、上記ロッド型オプティカルインテグレータ22の後段に配置されたリレーレンズ23は、その光軸が上記の光軸O20に一致し、かつ、前側焦点面がロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22b(開口絞り相当)に一致するように配置されている。このため、リレーレンズ23の像側は、テレセントリック系になる。
【0020】
このリレーレンズ23は、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22b(開口絞り相当)から射出した光Lbを集光して、主光線が光軸O20と平行な光Lcに変換し、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aの像を形成する。
なお、リレーレンズ23は請求項の「第2光学系」に対応する。リレーレンズ23の像側において光軸O20に垂直な面は、リレーレンズ23によって端面22aの像が形成される面であり、請求項の「光源の像の形成面」に対応する。
【0021】
また、上記リレーレンズ23の後段に配置されたバンドル型ランダムライトガイド24(図1)は、数10μm〜数100μmの光ファイバ素線を多数束ねたものである。光ファイバ素線の配列は、一方の端面24aと他方の端面24bとでランダムになっている。一方の端面24aは請求項の「光入射面」に対応し、他方の端面は「光射出面」に対応する。
【0022】
このバンドル型ランダムライトガイド24は、一方の端面24aが上記の光軸O20に対して略垂直となるように配置されている。バンドル型ランダムライトガイド24は、リレーレンズ23から得られる光Lcを伝送して、端面24bから外部の球面反射鏡25(後述する)に照明光L0を射出する。バンドル型ランダムライトガイド24は、請求項の「第2補正光学系」に対応する。
【0023】
なお、上記のロッド型オプティカルインテグレータ22およびリレーレンズ23は、請求項の「第1補正光学系」に対応し、楕円鏡32から射出された光Laを平行光束(Lc)に変換するコリメイト光学系として機能する。
上記のように構成された照明光学装置20において、光源31の発光点31a(図2)から射出された光は、既に説明したように、楕円鏡32で反射して第2焦点32bに集光する(光La)。ここで、光源31からの光は、光軸O20に垂直な方向を中心にして、ある角度範囲Δθ(<180°)内に発生する。このため、楕円鏡32の第2焦点32bに集光する光Laには、光軸O20と略平行な成分が存在しない(図2の斜線部分)。
【0024】
つまり、第2焦点32bに集光する光Laの角度方向(図2中α方向)に関する強度分布は、光軸O20とのなす角度αがβより小さい範囲(0≦α<β,斜線部分)内でほぼ零であり、光軸O20とのなす角度αがβ以上でかつγ以下の範囲(β≦α≦γ)内でほぼ一定値となる。なお、角度α=0は、光軸O20の方向である。
【0025】
そして、第2焦点32bに集光する光Laは、角度方向(α方向)に関する強度分布が上記のように不均一なままで、ロッド型オプティカルインテグレータ22の一方の端面22aから内部に入射する。ちなみに、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aには、光源31の像(実像)が形成される。
さて、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aから内部に入射した光Ldは、図3(a)に示すように、側面22cに到達すると、そのときの入射角φ1,φ2,…が臨界角より大きければ、そこで全反射する(内面反射)。ロッド型オプティカルインテグレータ22の方が周囲(空気)より屈折率が高いためである。
【0026】
端面22aから内部に入射した光Ldが最初に全反射する地点P1,P2,…は、光Ldの端面22aでの屈折角Φ1,Φ2,…が小さいほど、つまり、光Laの端面22aでの入射角α1,α2,…が小さいほど、端面22aから遠く離れる。そして、端面22aでの屈折角Φが閾値(端面22aから端面22bを見込む角度)より小さい光Ldは、側面22cに到達することなく、直接、他方の端面22bに到達して、そのまま外部のリレーレンズ23に向けて射出する。
【0027】
一方、側面22cの地点P1,P2,…で全反射した後の光Ldは、再びロッド型オプティカルインテグレータ22の内部を進行して、側面22cの別の地点に到達すると再び全反射する。また、他方の端面22bに到達すると、外部のリレーレンズ23に向けて射出する。このように、端面22aから内部に入射した光Ldは、他方の端面22bに到達するまで、側面22cにおける全反射を繰り返すことになる。
【0028】
光Ldが端面22bに到達するまでの間に全反射する回数Nは、光Ldの端面22aでの屈折角Φによって異なる。つまり、光Laの端面22aでの入射角αによって異なる。傾向としては、光Laの端面22aでの入射角αが大きく、光Ldの端面22aでの屈折角Φが大きいほど、全反射の回数Nは多くなる。ただし、全反射の回数Nが等しくなるような光Ldの屈折角Φや光Laの入射角αは、ある幅をもっている。以下、全反射の回数Nと光Laの入射角αとの関係を説明する。
【0029】
例えば、図3(b)に示すように、全反射の回数Nが2回となる光La(1)の入射角αを、角度α11より大きくかつ角度α12より小さいとする(α11<α<α12)。また、図3(c)に示すように、全反射の回数Nが4回となる光La(2)の入射角αを、角度α13より大きく角度α14より小さいとする(α13<α<α14)。このとき、これらの角度α11,α12,α13,α14と、図2に示す角度β,γとの間には、「β≦α11<α12<α13<α14≦γ」の大小関係が成立する。
【0030】
ちなみに、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aに入射する光Laは、既に説明したように、入射角αが「β≦α≦γ」を満たす範囲内でほぼ一定の強度をもつ。
そして、上記の光Laのうち、入射角αが「α11<α<α12」を満たす部分範囲内の光La(1)は、側面22cにおける2回の全反射を経て端面22bから外部のリレーレンズ23へ射出し(図3(b))、入射角αが「α13<α<α14」を満たす部分範囲内の光La(2)は、4回の全反射を経て端面22bから外部へ射出する(図3(c))。
【0031】
なお、図示省略したが、入射角αが「α12<α<α13」を満たす部分範囲内の光La(3)は、3回の全反射を経て端面22bから射出すると考えられる。同様に、その他の部分範囲内の光La(n)は、その入射角αに応じた回数だけ全反射して、端面22bから射出すると考えられる。
このように、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aに入射する光Laは、側面22cにおける全反射の回数Nに応じて、角度方向(α方向)に分割されることになる(図4のLa(1),La(2),La(3),…参照)。光Laの入射角αが大きいほど全反射の回数Nが多くなる傾向は、上述した通りである。
【0032】
そして、角度方向(α方向)に分割された光La(1),La(2),La(3),…の各々は、ロッド型オプティカルインテグレータ22の内部に入射すると、その入射角αに応じた回数だけ側面22cで全反射して、他方の端面22bに到達すると、外部のリレーレンズ23に向けて射出する(図3,図4の光Lb(1),Lb(2),…参照)。
【0033】
このとき端面22bから射出される光Lb(1),Lb(2),…の光軸O20とのなす角度(射出角)は、各々、対応する光La(1),La(2),…の入射角αと等しい。例えば、光Lb(1)の射出角は「α11<α<α12」の範囲内に含まれ、光Lb(2)の射出角は「α13<α<α14」の範囲内に含まれる。つまり、端面22bから射出される光Lb(1),Lb(2),…の射出角は、互いに異なっている。
【0034】
したがって、端面22bから射出された光Lb(1),Lb(2),…は、各々、後段に配置されたリレーレンズ23を介して集光し(図3,図4の光Lc(1),Lc(2),…参照)、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aに光源31の像Q1,Q2,…を形成する。
ここで、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aに形成された光源31の像Q1,Q2,…の各々は、上記の分割された光La(1),La(2),…ごとに対応して、また、側面22cでの全反射の回数Nが異なる光Lb(1),Lb(2),…ごとに対応して、各々形成されたものである。
【0035】
換言すると、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aに形成された光源31の像Q1,Q2,…の各々は、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aに形成された光源31の像(実像S0)が、上記した端面22aでの入射角αや全反射の回数Nに応じて、空間的に分割されたものである。
また、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aを拡張した仮想平面22e(図4に点線で示す面)には、ロッド型オプティカルインテグレータ22による光源31の虚像S1,S2,…(二次光源)が形成されている。このため、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aに形成された光源31の像Q1,Q2,…の各々は、仮想平面22eに形成された虚像S1,S2,…の各々を光源としたときに形成される像と考えることもできる。
【0036】
ちなみに、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aに形成された光源31の像Q1,Q2,…は、図5に示すように、それぞれ径の異なるリング状であり、光軸O20を中心にして同心円状に形成されている。像Q1,Q2,…の数および間隔は、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22a,22bの径と、側面22cの長さと、端面22aに対する光Laの入射角α(つまり端面22bからの光Lbの射出角)に応じて決まる。
【0037】
さらに、既に説明したように、リレーレンズ23の像側がテレセントリック系であるため、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aに集光し、光源31の像Q1,Q2,…を形成する光Lc(1),Lc(2),…は、主光線が何れも光軸O20と平行である(図2参照)。
また、光源31の像Q1,Q2,…を形成する光Lc(1),Lc(2),…の各々の角度方向(図4中ε方向)に関する強度分布は、上記の角度方向(α方向)に分割された光La(1),La(2),La(3),…の各々における強度分布を反映しているため、光軸O20とのなす角度εに関わらずほぼ一定値となる。なお、角度ε=0は、光軸O20に平行な方向である。
【0038】
したがって、光源31の像Q1,Q2,…を形成する光Lc(1),Lc(2),…の各々は、角度方向(ε方向)に関する強度分布が均一な状態で、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aから内部に入射することになる。また、このとき端面24aに入射する光Lc(1),Lc(2),…の空間的な強度分布は、図5に示す像Q1,Q2,…の通りであり、不均一である。
【0039】
そして、バンドル型ランダムライトガイド24は、上記の空間的には不均一だが角度的には均一な強度分布の光Lc(1),Lc(2),…を伝送して、図1に示すように、他方の端面24bから外部の球面反射鏡25(後述する)に対して照明光L0を射出する。
ここで、バンドル型ランダムライトガイド24は、端面24aと端面24bとで光ファイバ素線の配列がランダムになっているため、端面24aに入射する光Lc(1),Lc(2),…の強度分布が空間的に不均一(図5参照)であっても、図6に示すように、端面24bから射出される照明光L0の強度分布を空間的に均一化することができる。
【0040】
さらに、バンドル型ランダムライトガイド24は、光Lc(1),Lc(2),…を伝送するに当たり、各々の光ファイバ素線において光の角度的な強度分布を維持するため、端面24aに入射するときの角度方向(ε方向)に関する均一な強度分布と同じ強度分布をもった照明光L0を射出する。
すなわち、上記した照明光学装置20によれば、光源31から射出される光の強度分布が空間的にも角度的にも不均一な場合でも、常に、空間的にも角度的にも均一な強度分布の光に変換することができ、これを照明光L0として外部に射出することができる。
【0041】
さらに、上記した照明光学装置20によれば、次のような効果も奏する。
一般的に、ランプ21を交換する際には、ランプ21の取り付け位置にずれが生じたり、ランプ21を構成する光源31の位置が楕円鏡32の第1焦点32aからずれることがある。そして、このような位置ずれが生じると、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aにおいて、光Lc(1),Lc(2),…の集光位置(図5の像Q1,Q2,…の位置)が変化したり、入射角度が光軸O20に対して変化したりすることがある。
【0042】
しかし、バンドル型ランダムライトガイド24は、端面24aと端面24bとで光ファイバ素線の配列がランダムになっているため、光Lc(1),Lc(2),…の集光位置(図5の像Q1,Q2,…の位置)が変化した場合でも、その位置ずれの影響はほとんど無く、空間的に均一な強度分布の照明光L0を射出できる。
【0043】
さらに、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aに入射する光Lc(1),Lc(2),…の角度条件が何れも同じであるため、光Lc(1),Lc(2),…の入射角度が光軸O20に対して変化しても、その角度ずれの影響はほとんど無く、角度的にも均一な強度分布の照明光L0を射出できる。
さて次に、上記の照明光学装置20を組み込んだ検査装置20の全体構成について、図1を用いて具体的に説明する。
【0044】
ステージ12には、不図示のチルト機構が設けられている。このため、ステージ12は、基板11の表面を通る軸Axのまわりに所定の角度範囲内でチルト可能である。なお、ステージ12は、不図示の搬送装置によって搬送されてきた基板11を上面に載置し、真空吸着によって固定保持する。
ここで、ステージ12(基板11)の軸Axに平行な方向をX方向とする。また、ステージ12(基板11)が水平に保たれた状態での法線(基準法線)に平行な方向をZ方向とする。さらに、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向とする。
【0045】
また、照明光学系13は、上記の照明光学装置20と球面反射鏡25とで構成された偏心光学系である。球面反射鏡25は請求項の「照射手段」に対応する。
照明光学装置20は、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24bが球面反射鏡25の前側焦点面と一致するように配置されている。そして、照明光学装置20は、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24bから球面反射鏡25に向けて照明光L0を射出する。照明光L0は、空間的にも角度的にも均一な強度分布の光である。
【0046】
球面反射鏡25は、球面の内側を反射面とした凹面反射鏡であり、ステージ12の斜め上方に配置される。つまり、球面反射鏡25の中心とステージ12の中心とを通る軸(光軸O1)は、基準法線(Z方向)に対して所定の角度θiだけ傾けられている。θiは固定値である。
【0047】
また、球面反射鏡25は、光軸O1がステージ12の軸Ax(X方向)に対して直交すると共に、後側焦点面が基板11と略一致するように配置されている。検査装置10の照明光学系13は、基板11側に対してテレセントリックな光学系である。
上記の照明光学系13において、照明光学装置20のバンドル型ランダムライトガイド24の端面24bから射出された照明光L0は、球面反射鏡25を介してほぼ平行な光(照明光L1)となり、ステージ12上の基板11の表面に全体的に照射される。
【0048】
このとき、基板11の表面は、空間的にも角度的にも均一な強度で良好に照明される。ちなみに、端面24bから射出された照明光L0の空間的な均一性は、基板11の表面に照射された照明光L1の角度的な均一性となる。また、端面24bから射出された照明光L0の角度的な均一性は、基板11の表面に照射された照明光L1の空間的な均一性となる。
【0049】
このようにして照明光L1が照射されると、基板11の表面に形成された繰り返しパターンからは、回折光や正反射光や散乱光(戻り光L2)が発生する。戻り光L2の強度は、繰り返しパターンの欠陥箇所と正常箇所とで異なる。
また、戻り光L2を受光する受光光学系14は、球面反射鏡26と、レンズ27と、CCDカメラ28とで構成された偏心光学系である。
【0050】
球面反射鏡26は、上記の球面反射鏡25と同様の反射鏡であり、ステージ12の斜め上方に配置される。つまり、球面反射鏡26の中心とステージ12の中心とを通る軸(光軸O2)が基準法線(Z方向)に対して所定の角度θdだけ傾くように配置されている。θdは固定値である。
レンズ27は、球面反射鏡26の前側焦点面と一致するように、受光光学系14の瞳近傍に配置されている。CCDカメラ28は、複数の画素が2次元的に配列されたCCD撮像素子であり、その撮像面がレンズ27の後側焦点面と一致するように配置されている。
【0051】
上記の受光光学系14において、基板11の表面から発生した戻り光L2は、球面反射鏡26とレンズ27とを介して集光され、CCDカメラ28の撮像面上に到達する。CCDカメラ28の撮像面上には、戻り光L2による基板11の像が形成される。
CCDカメラ28は、撮像面に形成された基板11の像を撮像して、画像信号を画像処理装置15に出力する。なお、上記した受光光学系14と画像処理装置15とは、請求項の「検出手段」に対応する。
【0052】
画像処理装置15は、CCDカメラ28から画像信号を入力することにより、基板11の画像を取り込み、この画像に対する画像処理によって基板11の繰り返しパターンの欠陥検出処理を行う。繰り返しパターンの欠陥箇所とは、デフォーカスによる膜厚むら、パターン形状の異常、傷などである。
第1実施形態の検査装置10では、基板11の表面に対して、空間的にも角度的にも均一な強度分布の照明光L1を照射するため、基板11の表面から発生する戻り光L2の強度が欠陥か否かを正確に反映したものとなる。
【0053】
したがって、簡単な画像処理によって、基板11の繰り返しパターンの欠陥箇所を正確に検出することができる。その結果、欠陥検出率が向上し、疑似欠陥の発生を回避できる。また、半導体プロセスでの歩留まり向上が図られると同時に、無駄な戻り作業を減少させ、コスト削減が可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態(請求項1〜請求項に対応)について説明する。
【0054】
第2実施形態では、異なる構成の照明光学装置40について説明する。
照明光学装置40は、図7に示すように、上記した照明光学装置20(図1)のリレーレンズ23とバンドル型ランダムライトガイド24との間に、リレーレンズ41と波長選択フィルタ42とリレーレンズ43とを配置したものである。
【0055】
このため、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aは、リレーレンズ23によって形成される光源31の像Q1,Q2,…(図5)の形成面23aと共役な面に配置される。
リレーレンズ41,43は、リレーレンズ23から得られる光Lc(図4の光Lc(1),Lc(2),…)を入射して、リレーレンズ23による形成面23a上の像Q1,Q2,…(図5)をバンドル型ランダムライトガイド24の端面24aに再結像する。リレーレンズ41の像側は、テレセントリック系である。リレーレンズ41,43は、請求項の「第3光学系」に対応する。
【0056】
波長選択フィルタ42は、干渉フィルタやダイクロイックミラーなどである。また、透過波長域が異なる複数種類のフィルタと、これらのフィルタを切り換えるターレット機構とで構成することもできる。この波長選択フィルタ42は、光源31からの光のうち、特定の波長域の光のみを選択的に透過させる手段である。波長選択フィルタ24を用いることで、照明光学装置40から射出される照明光L0の波長を選択することができる。波長選択フィルタ42は請求項の「選択手段」に対応する。
【0057】
したがって、第2実施形態の照明光学装置40を上記の照明光学装置20に代えて組み込んだ検査装置10では、基板11の表面に繰り返しパターンが形成されている場合(特に基板11が半導体ウエハの場合)に、照明光L1の波長を制限することで、回折光による検査の感度を向上させることができる。さらに、散乱光による検査では、迷光を防止することができる。
【0058】
なお、上記した実施形態では、ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aを楕円鏡32の第2焦点32bに一致させたが、本発明はこの構成に限定されない。ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aは、楕円鏡32によって形成される光源31の像の形成面(第2焦点32b)と共役な面に配置しても良い。
【0059】
また、上記した実施形態では、ロッド型オプティカルインテグレータ22の断面が円形状の例を説明したが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、矩形状や多角形状の断面を有するロッド型オプティカルインテグレータを用いた場合にも本発明を適用できる。さらに、ロッド型オプティカルインテグレータとして、光ファイバーを束ねたものを用いることもできる。
【0060】
さらに、上記した実施形態では、光源31からの光を集光する第1光学系として反射光学系の楕円鏡32を用いたが、反射光学系に代えて屈折光学系の集光レンズを用いることもできる。
さらに、上記した実施形態では、照明光学装置20,40を検査装置10に組み込み、半導体素子などの製造工程における基板の表面検査に照明光L0を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、照明光学装置20,40を半導体露光装置に組み込み、マスクに形成された回路パターンを基板上のレジスト膜に焼き付ける際の露光光として、照明光学装置20,40の照明光L0を用いることもできる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光源から射出される光の強度分布が空間的にも角度的にも不均一な場合でも、常に、空間的にも角度的にも均一な強度分布の照明光を外部に射出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の検査装置10と照明光学装置20の全体構成を示す図である。
【図2】照明光学装置20を拡大して示す図である。
【図3】ロッド型オプティカルインテグレータ22の内部における光の経路、および、端面22bから射出された光の経路を説明する図である。
【図4】ロッド型オプティカルインテグレータ22の端面22aに入射する光Laの角度方向の分割と、バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aにおける光源31の像Q1,Q2,…の空間的な分割との関係を示す図である。
【図5】バンドル型ランダムライトガイド24の端面24aにおける光源31の像Q1,Q2,…を示す図である。
【図6】バンドル型ランダムライトガイド24における光の伝送を説明する図である。
【図7】第2実施形態の照明光学装置40の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
10 検査装置
11 基板
12 ステージ
13 照明光学系
14 受光光学系
15 画像処理装置
20,40 照明光学装置
21 ランプ
22 ロッド型オプティカルインテグレータ
23,41,43 リレーレンズ
24 バンドル型ランダムライトガイド
25,26 球面反射鏡
27 レンズ
28 CCDカメラ
31 光源
32 楕円鏡
42 波長選択フィルタ

Claims (3)

  1. 光源と、該光源からの光を集光する第1光学系と、ロッド型オプティカルインテグレータと、該ロッド型オプティカルインテグレータからの光を集光する第2光学系と、バンドル型ランダムライトガイドとが順に配置され、
    前記ロッド型オプティカルインテグレータは、
    前記第1光学系によって形成される前記光源の像の形成面または該形成面と共役な面に光入射面を配置かつ前記第2光学系の前側焦点面に光射出面を配置することにより前記第1光学系から射出される光の角度的不均一性を前記第2光学系と共に補正し、
    前記バンドル型ランダムライトガイドは、
    前記第2光学系によって形成される前記光源の像の形成面または該形成面と共役な面に光入射面を配置することにより、前記ロッド型オプティカルインテグレータ及び前記第2光学系から射出される光の空間的不均一性を補正する
    ことを特徴とする照明光学装置。
  2. 請求項1に記載の照明光学装置において、
    前記バンドル型ランダムライトガイドの前記光入射面は、前記第2光学系による前記像の形成面と共役な面に配置され、
    前記第2光学系と前記バンドル型ランダムライトガイドとの間に、
    前記第2光学系からの光を入射して、前記第2光学系による前記像を前記バンドル型ランダムライトガイドの前記光入射面に再結像する第3光学系と、
    前記バンドル型ランダムライトガイドの光射出面から射出される照明光の波長を選択する選択手段とが配置された
    ことを特徴とする照明光学装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明光学装置と、
    前記照明光学装置の前記バンドル型ランダムライトガイドの光射出面から射出された照明光を被検物体に照射する照射手段と、
    前記照明光が照射された前記被検物体の像を撮像し、前記被検物体の像に基づいて前記被検物体の欠陥を検出する検出手段とを備えた
    ことを特徴とする検査装置。
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