JP3996394B2 - イヌ科の動物用の健康食品 - Google Patents
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Description
本発明は、イヌ科の動物の尿路の調子を維持するのに用いるための食品および関連態様を提供する。詳細には、本食品および関連態様は、イヌ科の動物のシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生を予防するのに有用である。
【0002】
尿路結石症は、尿路内における、砂粒子から放射線検査で明らかな尿石までのサイズに及ぶ、巨視的な鉱化の存在として定義することができる。例えばスツルバイト、シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、尿酸および尿酸塩のような、様々な鉱物タイプの尿石がイヌおよびネコの下部尿路内において特定されている。
【0003】
鉱物沈殿に関連する下部尿路疾患は、イヌおよびネコにおける重要な臨床課題である。多くの様々な鉱物が下部尿路に存在し、特に重要な2つは、(a)スツルバイト(リン酸マグネシウムアンモニウム(magnesium ammonium phosphate)および(b)シュウ酸カルシウムである。それら鉱物の沈殿は、それが尿路結石症をもたらした場合に、例えばイヌ、ネコ、およびヒトのような動物における疾患につながるであろう。
【0004】
尿路結石症は、イヌにおける重要な臨床課題であり続けている。スツルバイト(リン酸マグネシウムアンモニウム)は、イヌにおいて認められている、数の上で最も重大な尿石である。最近のデータは、シュウ酸カルシウム尿石の数がイヌにおいて増加しており、現在、特に特定の系統において、そのタイプの尿石がスツルバイト尿石と同程度またはそれ以上に重大であることを示唆する。スツルバイト尿路結石症を有するイヌの大部分は、付随する、例えばブドウ球菌またはプロテウス菌のようなウレアーゼ産生細菌による尿路感染を有する。酵素ウレアーゼによる尿素の加水分解は、尿中に次第にアルカリ環境を作りだすアンモニアおよび炭酸塩の形成を最終的にもたらす。そのような条件は、スツルバイト尿石の発生に理想的であるが、例えば炭酸カルシウムおよびアパタイト等の多くの他のタイプの尿石の形成も助ける。従って、スツルバイト尿路結石症を有する大部分のイヌにおいて、適切な抗菌剤が治療の本質的部分を形成する。通常、尿路感染症が完全に消滅すると、イヌはもはや食事管理を必要としないであろう。それにもかかわらず、スツルバイト尿路感染症に罹ったイヌのための栄養補助として設計された多くのイヌの食物(例えばHills canine s/d)が市販されている。スツルバイト尿路感染症のペットのための栄養補助として設計された殆どのペットフードは、非スツルバイト尿路感染症に罹ったペットでの使用が禁止されている。
【0005】
シュウ酸カルシウム尿路結石症の場合、外科的除去を必要とする。その後、食事対策が尿石の再形成を予防するために採用される。シュウ酸カルシウム尿石のイヌ科の動物における最初の形成を避ける、シュウ酸カルシウム結石の管理または予防のために設計された食品を提供することは明らかに好都合であろう。
【0006】
本発明は、特にシュウ酸カルシウム尿路結石症に罹っていると認められていない個々のイヌ科の動物において尿路の調子を維持するのに用いるための、そのような所望の食品ならびに他の関連態様を提供する。
【0007】
本発明の第1の態様に基づいて、イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生の予防に用いるための、以下の材料を指示された割合で含む食品を提供する。
【0008】
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.65-1.3
リン 0.5- 1.2
マグネシウム 0.04から
カリウム 0.5から
ナトリウム 0.6- 1.2
上記栄養素の好ましいレベル
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.85-1.0
リン 0.75-0.9
マグネシウム 0.1から
カリウム 0.8から
ナトリウム 0.8から
本発明の第1の態様に基づく食品は、イヌ科の動物に与えた場合に、1.025以下の尿比重をもたらすであろう。
【0009】
本発明の第2の態様に基づいて、イヌ科の動物おけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生の予防に用いるための、小型のイヌ科の動物に与えた場合に1.025以下の尿の比重をもたらす食品を提供する。
【0010】
尿の比重は、直接測定する。尿試料を採取する(好ましくは排尿の30分以内の新鮮な試料)。屈折計または比重(SG)計(Analytical Supplies Ltd., Derby, UKから購入可能)を用いて比重を測定した。用いる測定計は、1.000から1.060の範囲内で読むように校正する必要がある。
【0011】
本明細書において、kcal当たりの濃度への言及は、全代謝可能エネルギー取込み(kcal)に対する濃度を意味する。
【0012】
食品の用語は、食物または食材、通常イヌ科の動物への投与に適したペットフード製品を含む。スーパーマーケットの店頭で販売するのに適した製品等の市販の製品として成形された材料、ならびに薬剤または製剤組成物も含む。この中で用いられている栄養素の濃度は、その栄養素が通常利用されている(消化のために)形態を意味する。
【0013】
本明細書において、「イヌ」または「イヌ科の動物」の用語は、例えばイヌ、オオカミ、およびキツネのような哺乳類イヌ科に含まれる全ての動物、特に「ペット用」のイヌ(Canis domesticus)を意味する。
【0014】
本発明の第1および第2の態様は、イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路感染症の最初の発生の予防に用いるための食品を提供する。その食品は、シュウ酸カルシウム形成の危険性を最小限にすることによってその用途を達成する。詳細には、本発明の利点は、健康なイヌ;以前シュウ酸カルシウム尿石にかかったことが知られていないイヌ;におけるシュウ酸カルシウムの形成の危険性を最小限にするのに用いるための食物または食材である。従って、健康な動物も含めて全てのイヌ科の動物のための予防的対策として、本発明の第1および第2の態様に基づく食品を用いることができる。本明細書において、「予防」の用語は、シュウ酸カルシウム形成の防止および軽減を含む。
【0015】
シュウ酸カルシウムの形成の多くの公知の素因がある:
1. 性別−おそらくオスとメスのイヌの間における解剖学的な相違によって、オスにおいてより頻繁にシュウ酸カルシウム尿石が発生する:メスの短く広い尿道が、オスにおいては捕捉されるような小さな石を容易に通過させる。
【0016】
2. 年齢−シュウ酸カルシウム尿石は、高齢のイヌにおいてより一般的に形成される。高齢のイヌとは5歳以上と考えられている。
【0017】
3. 系統−文献から、小型犬は、大型犬よりも遥かにシュウ酸カルシウム尿石を形成しやすい。
【0018】
小型犬(<15kg体重)は、日本のイヌ集団の約65%、および英国(UK)のイヌ集団の43%を構成し;米国での1ヶ月における新規登録の28%である。従って、特にそのような群の動物におけるシュウ酸カルシウムの最初の形成の危険性を減らすことに基づいて、尿路の調子を向上させるように設計された食事が、1つの課題を解決すると当業界で認められるであろう。小型犬として、ヨークシャーテリア、ミニチュアシュナウザー(Miniature Schnauzer)、ラサアプソー、ミニチュアプードル、シーズー、他のプードル、ビッションフリーゼ(Bichon Frise)、ポメラニア、チワワ、マルチーズテリア、ケアンテリア(Cairn terrier)、ペキニーズ、ダックスフント、パピヨン、カバリエキングチャールズスパニエル、ウェストハイランドホワイトテリア、チベタンテリア、スコッチテリア、シェトランドシープドッグ、ジャックラッセルテリア、およびコーギーが挙げられる。
【0019】
シュウ酸カルシウム尿石の数がスツルバイト尿石に比べて現在増加しているという証拠がある。その傾向に関する多くの可能性のある説明がある:
* 尿路感染のより迅速で効果的な治療(それがなければスツルバイト形成を誘導するであろう)。
【0020】
* スツルバイト尿石のin vivoでのより効果的な溶解(従ってそれらは分析の対象とはならない)。
【0021】
* イヌが以前より長生きとなり、シュウ酸カルシウムの形成はより高齢のイヌにおいて発生する傾向がある。
【0022】
* 小型犬はより長い寿命を持ち、シュウ酸カルシウムは高齢のイヌにおいて発生しやすい。
【0023】
本発明の発明者は、尿中におけるシュウ酸カルシウム飽和レベル(尿RSS(過飽和比(Relative Super Saturation))と称される)に対する食物の効果を測定する技術を開発した。RSS測定に関する説明は、Markwell, P.J., Smith, B.H.E.,およびMcCarthy K.P., Animal Technology(1999), Vol. 50, No.2, pages 61-66に記載されている。シュウ酸カルシウム不飽和(RSS<1.0)(図1)の尿の産生を増進させる食物は、シュウ酸カルシウム形成の再発を予防するであろう。シュウ酸カルシウムの形成積(formation product)は、溶解度積(solubility product)の約10倍であると見積もられている。それは、約10のRSSに等しい。1から10の間のシュウ酸カルシウムRSSを有する尿は、準安定過飽和状態にあると考えられ、均質的な結晶化が生じるとは予測されないであろう:均質的な結晶化は、過飽和の準安定区域の下部領域(<5.0)内では起こる可能性は低い。健康な動物においてでさえ、シュウ酸カルシウム形成の危険性を最小限にすることから、その区域内のRSSを有する尿は尿路の調子を向上させるのに適していると考えられている。本発明は、低いシュウ酸カルシウムの過飽和比(RSS<5)を有する尿の産生をもたらす。
【0024】
本発明に基づく食物および食材は、成犬を含む全てのイヌの維持に適しており、シュウ酸カルシウム尿路結石症の危険性を最小限にするために健康な犬に与えて差し支えない。
【0025】
本発明の第1および第2の態様に基づき、本食品は、高レベルの食物シュウ酸塩を含まないことが好ましい。そのレベルは、好ましくは60mg/400 kcal未満であり、より好ましくは50mg/400 kcal未満であり、さらに好ましくは40mg/400 kcal未満である。最も好ましくは30mg/400 kcal未満である。
【0026】
本発明に基づく食品の好ましい特徴は、16g/400 kcal以上のタンパク質を提供することである。そのようなタンパク質レベルは、低いタンパク質レベルに関連する問題(例えば腎機能障害)に苦しむことなく、無制限にイヌ科の動物による摂取を可能とする。好ましいタンパク質レベルは、20g/400 kcal以上、または25g/400 kcal以上であり、50g/400 kcalまでである。
【0027】
シュウ酸塩尿路結石を有するイヌに用いるように設計された以前のイヌの食物は、全ての栄養素を可能な限り低く制限すべきであるという前提に基づいていた。そのような食事は長期間の使用に適さない。本発明は、当業界におけるそのような課題を克服する。特定の栄養素に関する以下のコメントに本発明を限定することなく、いくつかの要所を以下のように確認する:
食物カルシウム
高カルシウム(およびリン)含有量を有する公知の食物は、特に低いナトリウム含有量および/または高い尿のpHと合わさった場合に、より高いシュウ酸カルシウムRSSを有する尿の産生をもたらす傾向がある。出願人の会社内において、食物カルシウム含有量、尿のカルシウム濃度、およびシュウ酸カルシウムRSSの間の関連性をイヌにおいて観察した。最大の食物カルシウムレベルは、正常な成犬の維持規格(maintenance specification)と比較して制限されている。
【0028】
推奨される食物カルシウム:0.65-1.3g/400 kcal。
【0029】
食物リン:
本発明の食事または食材は、シュウ酸カルシウム尿石の危険性を軽減することに焦点を合わせているため、推奨される食物リンの範囲は、主に、カルシウムに関して推奨される範囲、およびCa:P比に対するリンレベルの影響によって特定される。食物リンと慢性的腎不全の進行(イヌにおける一般的症状)との関連性のため、食物リンを規格において制御することが重要である。
【0030】
推奨される食物リン:0.5−1.2g/400 kcal。
【0031】
カルシウムとリンは栄養的に密接な相互関係を有し、食物中のCa:P比は胃腸管からの各鉱物の吸収および取込みに影響を及ぼすであろう。Ca:P比が大きい程、その食物はアルカリ尿を産生する傾向が高くなる。逆に、Ca:P比が小さい程、その食事は酸性尿を産生する傾向が高くなる。好ましいCa:P比は0.8−1.4であり、より好ましくは0.8−1.2であり、さらに好ましくは1.0である。
【0032】
食物マグネシウム
成犬の維持のための条件以上のマグネシウムのさらなる制限は無い。尿中においてシュウ酸塩と複合体を形成する能力を有することから、マグネシウムはシュウ酸カルシウム結晶化の適度に効果的な阻害剤となり得ることが当業界で提起されている。しかしながら、出願人の会社内において実施された、0.17g食物マグネシウム/400 kcalまでの食物マグネシウムを乾性食物に補充する試みにおいて、シュウ酸カルシウムRSSは変化しなかった。
【0033】
推奨される食物マグネシウム:マグネシウム:最少38.4mg/400 kcal(成犬の維持規格、WCPN 最少栄養要求量, BSAVA Manual of Companion Animal Nutrition and Feeding, Ed. N. Kelly and J. Wills, 1996, page 254, Appendix 1)。
【0034】
食物カリウム
ネコは、尿を酸性化させる食事を摂取する場合により多くのカリウムを排泄する傾向があるため、尿路の調子を向上させるように設計された食物において最少カリウムレベルは高められている。そのような状況はイヌでは認められておらず(出願人の会社において見出した)、従って、成犬の維持のための条件以上のカリウムに関する追加の規格は無い。
【0035】
推奨される食物カリウム:最少0.5g/400 kcal(成犬の維持規格、WCPN 最少栄養要求量, BSAVA Manual of Companion Animal Nutrition and Feeding, Ed. N. Kelly and J. Wills, 1996, page 254, Appendix 1)。
【0036】
食物ナトリウム:
少ない尿容量は、ヒトおよび他の種における尿路結石症の危険な因子として長く認識されてきた。出願人の会社で実施された、半湿性ドッグフード(20.9%湿度)に、0.46g、0.63g、および1.08gナトリウム/400 kcalのナトリウムを捕捉する試験は、食物ナトリウムの増加に伴い水分摂取量の段階的な増加を示したが、その効果は個々のイヌの間で顕著に変化した。このことは、所定の溶質負荷に対してより低いシュウ酸カルシウムRSSを有することが期待されるより薄い尿の産生につながるであろう。しかしながら、それは議論の余地のある領域である。食物ナトリウムの増加は尿カルシウム排泄の増加につながることが主張されてきた。しかしながら、その効果は他の刊行物では認められておらず、さらに、1.6g/400 kcalまでのレベルで、ナトリウム(塩化ナトリウムとして)をイヌに捕捉した本出願人の会社での研究は、カルシウム排泄の増加を全く示さなかった。従って、成犬の維持規格と比較して最少ナトリウム推奨値が高められた。
【0037】
特にストレスを与えたイヌにおける高血圧と高ナトリウム摂取との間の潜在的な関連性のため、高齢のイヌにおけるナトリウムの最大量は0.7g/400 kcalに減らされた(in 1991 WCPN 最少栄養要求量, BSAVA Manual of Companion Animal Nutrition and Feeding, Ed. N. Kelly and J. Wills, 1996, page 254, Appendix 1)が、食物ナトリウムの増加およびそれによる水の回転の増加の潜在的な恩恵は、高齢の小型犬における高血圧の僅かな危険性より重要である。
【0038】
推奨される食物ナトリウム:0.5−1.2/400 kcal。
【0039】
好ましくは、本発明の第1および第2の態様に基づく食品は、市販のペットフード製品または市販の栄養補助食品である。本食品は、乾性、半乾性、湿性、または液体(飲み物)製品であって差し支えない。湿性製品は、70から90%の含水率を有する食品を含む。そのような製品の形態は、通常、ブリキまたはホイール容器で売られている。乾性製品は、類似の組成であるが、5から15%の含水率を有し、ビスケット様の食べ物(biscuit-like kibble)として提供される食品を含む。
【0040】
栄養補助食品である本発明に基づく食品は、他の栄養摂取量に加えて、以下の材料の指示された割合での全摂取量をイヌ科の動物に提供する:
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.65-1.3
リン 0.5- 1.2
マグネシウム 0.04から
カリウム 0.5から
ナトリウム 0.6- 1.2
あるいは、本栄養補助食品は、イヌ科の動物の他の栄養摂取量に加えて、小型のイヌ科の動物に1.025以下の尿の比重をもたらす、動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生の予防に用いるための完全食(total diet)を提供する。
【0041】
この中に記載の本発明の第1および第2の態様の好ましい特徴は、栄養補助食品にも該当する。
【0042】
本発明に基づく食品は、イヌ科の動物がその食物を食べることができる任意の製品を含む。従って、本発明は、標準的食品、ならびにペットフードスナック(例えばスナックバー、ビスケット、および甘い食品)を含む。本食品は、好ましくは調理済食品である。それは、肉または動物由来の材料(例えば、牛肉、鶏肉、七面鳥の肉、子羊の肉、血漿、骨髄等、あるいはそれらの2つ以上)を含んでいて差し支えない。あるいは、本食品は、タンパク質源を提供するために肉を含まないものであって差し支えない(好ましくは、例えば大豆またはトウモロコシグルテン、あるいは大豆製品のような肉代用物を含む)。本製品は、例えば大豆タンパク質濃縮物、乳タンパク質、グルテン等の追加のタンパク質源を含んでいて差し支えない。本製品は、例えば1つ以上の穀物(小麦、トウモロコシ、米、カラス麦、大豆等)のようなデンプン源も含んでいて差し支えなく、あるいはデンプンを含んでいなくても差し支えない。例えばゼラチン化デンプンマトリックスのようなゼラチン化穀物製品として本製品を提供しても差し支えない。一般的な市販の乾性ドッグフードは、約30%の粗タンパク質、約10-20%の脂肪、ならびに残りの部分の食物繊維および灰分等の炭水化物を含有する。一般的な湿式または湿性製品は、乾物を基準に、約40%の脂肪、50%のタンパク質、および繊維および灰分である残りの部分を含有する。本発明は、特に、イヌ用の食物、食材、または補助食品として売られているような、この中に記載の食物、食材、または補助食品である食品に関する。
【0043】
本食品は好ましくは包装されている。従って、本食品は、その包装から、本食品中の材料を特定し、さらに対象のイヌ科の動物に適しているか否かを特定することができる。
【0044】
本発明が「完全」食品(完全食物または動物用食材を含む)を含む場合、”Association of American Feed Control Officials”, official publication 1996, page 374に示されているような全栄養要求量がその完全食品によって満たされる。それは、推奨レベルの繊維、炭水化物、エネルギーレベル等を含む必要がある。それら完全食品は:トウモロコシグルテン、米、小麦、肉および肉派生物、魚および魚派生物、砂糖大根繊維、例えばチコリー繊維またはココナッツ内乳繊維等の他の繊維、鉱物、ビタミン、乳製品、タウリン、および水を含んでいて差し支えない。
【0045】
本発明が栄養補助食品である場合、”Association of American Feed Control Officials”に示されている推奨レベルが、本補助食品によって満たされても満たされなくても差し支えない。本栄養補助食品は、排他的ではないが、好ましくは、経口摂取または投与用の錠剤、錠剤、粉末、または液体形状で提供される。
【0046】
本発明の第3の態様は、イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生を予防する方法であって、前記イヌ科の動物に、以下の材料を指示された割合で含む食品を与えることを含んでなる方法を提供する:
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.65-1.3
リン 0.5- 1.2
マグネシウム 0.04から
カリウム 0.5から
ナトリウム 0.6- 1.2
本発明の第4の態様は、小型のイヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生を予防する方法であって、動物に1.025以下の尿比重をもたらす食品を前記イヌ科の動物に与えることを含んでなる方法を提供する。
【0047】
本発明の第1および第2の態様の好ましい特徴は、第3および第4の態様にも該当する。本食品は、タンパク質欠乏症の発症無しに、本食品を長期間与えることができるようなタンパク質レベルを含んでいて差し支えない。タンパク質レベルは、好ましくは16g/400 kcal栄養摂取量であり、より好ましくは20g/400 kcal栄養摂取量である。缶詰の食物は、約25g/400 kcalから約50g/400 kcalまでの好ましいタンパク質レベルを有する。
【0048】
例えば数週間から数年のような不特定の期間、本方法を用いて差し支えない。
【0049】
本発明の第5の態様は、イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生の予防における、以下の材料を指示された割合で含む食品の使用を提供する:
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.65-1.3
リン 0.5- 1.2
マグネシウム 0.04から
カリウム 0.5から
ナトリウム 0.6- 1.2
本発明の第6の態様は、小型のイヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生の予防における、前記イヌ科の動物に与えた場合に1.25以下の尿比重をもたらす食品の使用を提供する。
【0050】
第1から第4の態様の全ての好ましい特徴は、第5および第6の態様にも該当する。
【0051】
本発明の第7の態様は、イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生の予防に使用するための製品の製造における、以下の材料の指示された割合での使用を提供する:
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.65-1.3
リン 0.5- 1.2
マグネシウム 0.04から
カリウム 0.5から
ナトリウム 0.6- 1.2
本発明の第8の態様は、イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生を予防するための、小型のイヌ科の動物に与えた場合に1.025以下の尿比重をもたらす製品の製造における材料の使用を提供する。
【0052】
第1から第6の態様の好ましい特徴は、第7または第8の態様にも該当する。
【0053】
本発明の第9の態様は、本発明の第1、第2、第7、または第8の態様のいずれか1つに基づく食品の調製方法を提供する。
【0054】
本方法は、材料を合わせて混合し、必要に応じて加熱して生の材料を調理し、さらに、その混合物を、動物の摂取または動物への投与に適した形態にすることを含む。本方法は、混合容器から混合物を押出し、さらに、例えばダイジェストスプレーのようなスプレーでその押出された混合物をコーティングする工程を含んでいて差し支えない。
【0055】
以下の非限定的な実施例を参照して、本発明について詳述する。
【0056】
実施例
実施例1
小型犬と非小型犬との間での尿組成の潜在的な相違に関する評価
同じ乾性食を与えた場合に、ミニチュアシュナウザーは、ラブラドールレトリバーおよびビーグルの尿とは異なる組成の尿を産生するか?
ラブラドールレトリバー(LR)、ミニチュアシュナウザー(MS)、およびビーグル(B)の間での尿のpH、尿の容量および比重、一日当たりの排尿の回数、尿の過飽和比および尿検体の排泄における違いを調べる試験を実施した。以前述べたように、MSはシュウ酸カルシウム形成されやすいとして特定されている系統である。
【0057】
各系統それぞれ8匹のイヌに標準的市販の乾性ドッグフードを3週間与えた。その乾性ドッグフードにおける、カルシウム、リン、マグネシウム、カリウム、およびナトリウムに関する様々な栄養プロフィールは以下の通りである:
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 1.52
リン 1.22
マグネシウム 0.12
カリウム 0.79
ナトリウム 0.26
タンパク質 28.48
水分 7.33
脂肪 17.74
灰分 8.61
窒素非含有抽出物 44.10
4日ごとに2日間、排泄後直ぐに各イヌから尿を採取した。排尿の回数、尿のpH、尿の容量および比重を直ぐに記録した。その後、試料をpH2まで滴定し、将来の過飽和比の測定のために凍結した。
【0058】
現在までに得られた結果は、多くの点でMSがLRおよびBとは有意に異なることを示した(表1)。
【0059】
尿pH(図2aおよび2b)
MSは、LRまたはBよりも有意に高い(p<0.05)pHの尿を産生した。LRとBではお互いに有意差は無かった。尿pHを24時間プロフィールとしてさらに綿密に評価した場合、3つの系統全てが尿pHの食後の上昇を示した。しかしながら、早朝および夕方の間、MSはLRおよびBよりも高い尿pHを維持した。
【0060】
尿容量(図3)
予測通り、サイズにおける違いにより、1日当たりLRは最も多い尿容量(MSよりも有意に多い)を産生した。代謝体重を考慮した場合でも、MSの尿容量はLAの尿容量よりも有意(p<0.05)に少なかった。
【0061】
1日当たりの排尿回数(図4)
LRおよびビーグルは、MSよりも、1日当たり有意に(p<0.05)多い排尿回数を示した。
【0062】
尿比重(図5)
MSは最も高い比重を有する尿を産生した(図5a)が、系統間の差は有意ではなかった(p=0.22)。24時間プロフィールを調べた場合、尿比重は、日中よりも早朝および夕方に高くなる傾向があった。MSは、他の系統よりも早朝の数時間の間、より高い変動を示した。
【0063】
系統間の相違を以下に要約する:
【表1】
実施例2
同じ乾性食を与えた場合に、ケアンテリア(CT)はラブラドールレトリバーの尿とは異なる組成の尿を産生するか?
実施例1に記載のデータは、健康な小型犬におけるシュウ酸カルシウム形成の危険性を減らすように設計された成犬の維持/高齢のイヌ用の食物に関する論理的根拠を提供する。しかしながら、シュウ酸カルシウム尿路結石症の危険性の上昇が小型犬全般に該当することを確認するため、小型犬の第2の系統であるケアンテリア(CT)についてスクリーニングした。第2の試験において、ラブラドールレトリバー(LR)とケアンテリアとの間での尿のpH、尿の容量および比重、1日当たりの排尿の回数、尿の過飽和比、および尿検体の排泄における相違について評価した。
【0064】
8匹のLR(完全なメス3匹、去勢されたオス1匹、および去勢されたメス4匹:平均年齢2.5±0.2歳)、および7匹のCT(去勢されたメス5匹、去勢されたオス2匹;平均年齢7.0±1.7歳)から成る15匹の健康なイヌに、1日1回、21日間、標準的な市販の乾性ドッグフードを与えた。そのドッグフードの様々な栄養プロフィールを表2aに示す。
【0065】
成犬維持エネルギー必要量(100W(kgで表された体重))0.75kcal/日(Berger I.,Waltham Focus 1995, Volume 5, Issue 3, page 32を参照)に基づいて、食物支給量を計算し、本試験の間、基の体重の±5%内に体重を確実に維持するように調整した。本試験の間、1日の食物摂取量および糞便の質を記録した。水は自由に与えた。
【0066】
試験の間、4日ごとに2日間、イヌを代謝小屋に入れた。残りの日は、ペアでイヌを飼育した。その間に、1日1回、約15分間全てのイヌを歩かせ、さらに1−2時間草原牧場で集団で運動させた。
【0067】
イヌが代謝小屋にいる間、各イヌから尿を採取し、さらに、非侵襲的尿pH測定系(Stevenson et al; J. Nur. 128: 2761S-2762S (1998)に記載されている)を用いて、1日1回、尿のpH、容量、および比重を測定した。
【0068】
各食物段階の最後の週に尿を採取し、48時間の排尿後直ぐに凍結し、その後解凍してpH2に滴定した。次に各試料をHPLCで分析して、尿酸、クレアチニン、塩化物、硫酸塩、リン酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩、ピロリン酸塩、アンモニウム、カルシウム、カリウム、ナトリウム、およびマグネシウムの濃度を特定した。それら検体の濃度をEquilコンピュータープログラム(Werness et al 1985, and Journal of Urology 134 1242-1244: Equil 2-尿飽和を計算するための基本的コンピュータープログラム)に入力して、スツルバイト、シュウ酸カルシウム、およびブラシャイト(brushite)に関して、各試料の尿過飽和比(活動度積/溶解度積)(activity product/solubility product)を特定した。
【0069】
データを平均値(±標準偏差)で示した。片側t−テストを用いて系統を比較した。有意差のレベルはp<0.05として取得した。
【0070】
得られた結果は、多くの点でCTがLRとは有意に異なることを示した(表2)。
【0071】
CTは有意に少ない容量(ml/kg体重/日;表2)の尿を産生した。また、2つの系統間で有意差は無いが、CTはよリ高い比重の尿を産生する傾向があった(表2)。尿pHは系統によって影響を受けなかった(表2)。
【0072】
系統間において、アンモニウム、リン酸塩、マグネシウム、またはシュウ酸塩の尿濃度における有意差は全く検出されなかった。尿のカルシウム濃度は、LRにおいて産生されるよりも、CTにおいて産生される尿において有意に高かった(p=0.0000001)。
【0073】
CTは有意に高いCaOx RSSおよびブラシャイトRSSの尿を産生した(表2)。スツルバイトRSSは系統によって影響を受けなかった(表2)。
【0074】
その食物は、尿路の調子を向上させるように設計されておらず、従って、小型犬における尿路の調子を向上させるための栄養規格(表2a)と比較した場合、そのバッチの市販のドッグフードは、カルシウム、リン、およびシュウ酸の割合が高く、ナトリウムの割合が低かった。
【0075】
より少ない尿容量、および高いシュウ酸カルシウムRSSおよびブラシャイトRSSを含む、本試験から得られた結果は、健康なCTが、同じバッチの食物を与えられたLRと比較した場合に、シュウ酸カルシウム形成の危険性が高いことを示唆する。
【0076】
本試験は、シュウ酸カルシウム形成の高い危険性は、MSに特異的ではなく、全ての小型犬の系統にも該当することを示唆する。
【0077】
【表2】
【表3】
実施例3
尿の比重、尿のpH、RSS、および栄養プロフィールに関する能力を特定するための、イヌの尿のpHおよびRSSのスクリーニング試験
尿路の調子の維持、特に、シュウ酸カルシウム形成の危険性の軽減において用いるための食物用に、特定の栄養プロフィールを設計できるか否かを特定するために、多くのイヌの尿の比重、イヌの尿のpHおよびRSSのスクリーニング試験を実施した。
【0078】
結果を以下の表(3&4)に示す。混合した系統の健康な成犬(ラブラドールレトリバー、ビーグル、およびミニチュアシュナウザー)において全ての試験を実施した。
【0079】
【表4】
【表5】
乾性食(試験番号1-6)においてシュウ酸カルシウムRSSに関して得られた結果は、栄養プロフィールを調整して、一貫してシュウ酸カルシウム不飽和である尿の産生をもたらすことはかなり困難であることを示唆する。しかしながら、1から5の間のシュウ酸カルシウムRSSを有する尿の産生は、シュウ酸カルシウムが形成される予定値(RSS〜10)(それより上で自然の均質な結晶化が予測されるであろう)より十分低い。健康なイヌによるシュウ酸カルシウムRSS<5を有する尿の産生は、シュウ酸カルシウム形成の低い危険性を持つ。仮の栄養プロフィールが形成された。本明細書に基づき設計された食物は、任意のイヌ科の動物、特にシュウ酸カルシウムを形成しやすい小型犬(例えばミニチュアシュナウザー)に与えた場合に、5未満の平均シュウ酸カルシウムRSSを有する尿の産生をもたらす。
【0080】
スツルバイトRSS
スツルバイト形成は、大部分のイヌにおける尿路感染症に関連する傾向があるが、安全な手段としての本食物は、イヌをスツルバイト形成の危険に置かないであろう。
【0081】
尿pH
それらデータは、平均の尿pHが5.5から6.0の範囲内にある場合には、1から5の間のシュウ酸カルシウムRSSとなりやすいことを示唆する。
【0082】
実施例4
ミニチュアシュナウザーおよびラブラドールレトリバーの尿パラメーターに対する、食物含水量の効果
ミニチュアシュナウザー(MS)(n=6)、およびラブラドールレトリバー(LR)(n=8)の尿パラメーターに対する、食物の含水量の効果を評価するために試験を行った。イヌを2つの群に分けて、交差設計で3週間の間、標準的な市販の乾性ドッグフード(8%含水量)または脱イオン水を添加したもの(75%含水量)の何れかを与えた。
【0083】
食物栄養プロフィール(g/400 kcal)
水分 8.55
タンパク質 28.16
脂肪 17.10
灰分 9.32
窒素非含有抽出物 46.47
カルシウム 1.78
リン 1.40
マグネシウム 0.12
カリウム 0.70
ナトリウム 0.26
各食物の段階の間、尿の容量、比重、およびシュウ酸カルシウムRSSの測定のために尿を採取した。
【0084】
乾性食を与える場合、MSは見積もり形成積(estimated formation product)(RSS〜14)近くのシュウ酸カルシウムRSSの尿を産生した。食物の水分補給は、尿のシュウ酸カルシウムRSS(図6)および比重に有意な(p<0.05)低下をもたらした。食物の水分補給は、LRにおいて、尿のシュウ酸カルシウムRSSまたは尿の比重に有意な変化を生じさせなかった。
【0085】
本研究の結果は、食物含水量の増加が、シュウ酸カルシウム尿路結石症に罹りやすいことが分かっている系統のイヌにおいて、シュウ酸カルシウム形成の危険性が低い、より薄い尿の産生をもたらすことを示した。
【0086】
実施例5
ミニチュアシュナウザーおよびラブラドールレトリバーの尿パラメーターに対する、食物ナトリウム含量の効果
ミニチュアシュナウザー(MS)(n=4)、およびラブラドールレトリバー(LR)(n=7)の尿パラメーターに対する、食物のナトリウム含量の効果を評価するために試験を行った。イヌを2つの群に分けて、交差設計で3週間の間、標準的な市販の乾性ドッグフード(ナトリウム含量=0.2g/400 kcal)または脱イオン水を添加したもの(全食物ナトリウム=1.2g/400 kcal))の何れかを与えた。
【0087】
食物栄養プロフィール(g/400 kcal)
水分 6.32
タンパク質 29.62
脂肪 14.31
灰分 8.76
窒素非含有抽出物 51.91
カルシウム 1.69
リン 1.15
マグネシウム 0.09
カリウム 0.89
ナトリウム 0.23
各食物の段階の間、尿の容量、比重、およびシュウ酸カルシウムRSSの測定のために尿を採取した。
【0088】
低い食物ナトリウムを有する乾性食物を与える場合、見積もり形成積(RSS〜14)近くのシュウ酸カルシウムRSSの尿を産生した。捕捉した食物ナトリウムは、尿のシュウ酸カルシウムRSS(図8)および比重(図9)の低下をもたらした。何れの時間においても、LRの尿の比重および尿のシュウ酸カルシウムRSSはMS程高くなかったが、その効果はLRにおいても認められた。
【0089】
本研究の結果は、食物ナトリウム含量の増加が、シュウ酸カルシウム尿路結石症に罹りやすいことが分かっている系統のイヌにおいて、シュウ酸カルシウム形成の危険性が低い、より薄い尿の産生をもたらすことを示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、尿シュウ酸カルシウム過飽和比(RSS)と結晶化挙動との関連性を示す
【図2a】 図2aは、8匹のビーグル、ミニチュアシュナウザー、またはラブラドールレトリバーの平均試験尿pHを示す
【図2b】 図2bは、8匹のビーグル、ミニチュアシュナウザー、またはラブラドールレトリバーの平均尿pHの日周プロフィールを示す
【図3】 図3は、8匹のビーグル、ミニチュアシュナウザー、およびラブラドールレトリバーの平均1日尿容量(ml/日)(A)、ならびに平均1日尿容量(ml/kg BWT0.75)(B)を示す
【図4】 図4は、8匹のビーグル、ミニチュアシュナウザー、およびラブラドールレトリバーの1日当たりの平均排尿回数を示す
【図5】 図5は、8匹のビーグル、ミニチュアシュナウザー、またはラブラドールレトリバーの平均尿比重を示す
【図6】 図6は、8%および75%の食物含水量における、ラブラドールレトリバーおよびミニチュアシュナウザーによって産生された尿の平均シュウ酸カルシウムRSSを示す
【図7】 図7は、8%および75%の食物含水量における、ラブラドールレトリバーおよびミニチュアシュナウザーによって産生された尿の1日平均の尿比重を示す
【図8】 図8は、0.2および1.2gナトリウム/400 kcalのナトリウム含有量における、ラブラドールレトリバーおよびミニチュアシュナウザーによって産生された平均シュウ酸カルシウムRSSを示す
【図9】 図9は、0.2および1.2gナトリウム/400 kcalのナトリウム含有量における、ラブラドールレトリバーおよびミニチュアシュナウザーによって産生された尿の1日平均の尿比重を示す
Claims (17)
- 少なくとも0.04g/400 kcalのマグネシウム、少なくとも0.5g/400 kcalのカリウムならびに以下の材料を指示された割合で含む、イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生の予防に用いるための食品:
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.65-1.3
リン 0.5- 1.2
ナトリウム 0.6- 1.2
タンパク質 16.0-50.0 - 小型のイヌ科の動物に与えた場合に、1.025以下の尿比重をもたらすことを特徴とする請求項1記載の食品。
- 70%から90%の含水率を有することを特徴とする請求項1または2記載の食品。
- 前記イヌ科の動物が小型犬であることを特徴とする請求項1から3何れか1項記載の食品。
- 少なくとも0.04g/400 kcalのマグネシウム、少なくとも0.5g/400 kcalのカリウムならびに以下の材料を指示された割合で含む食品をイヌ科の動物に与えることを特徴とする、イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生を予防する方法:
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.65-1.3
リン 0.5- 1.2
ナトリウム 0.6- 1.2
タンパク質 16.0-50.0 - 前記イヌ科の動物に1.025以下の尿比重をもたらすことを特徴とする請求項5記載の方法。
- 前記イヌ科の動物が小型犬であることを特徴とする請求項5または6記載の方法。
- 前記食品が70%から90%の含水率を有することを特徴とする請求項5から7何れか1項記載の方法。
- 前記食品をイヌ科の動物に6週間与えることを特徴とする請求項5から8何れか1項記載の方法。
- 少なくとも0.04g/400 kcalのマグネシウム、少なくとも0.5g/400 kcalのカリウムならびに以下の材料を指示された割合で含む食品の、イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生の予防における使用:
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.65-1.3
リン 0.5- 1.2
ナトリウム 0.6- 1.2
タンパク質 16.0-50.0 - 前記食品が、小型のイヌ科の動物に与えた場合に1.025以下の尿比重をもたらすことを特徴とする請求項10記載の使用。
- イヌ科の動物におけるシュウ酸カルシウム尿路結石症の最初の発生の予防に用いるための食品の製造における、少なくとも0.04g/400 kcalのマグネシウム、少なくとも0.5g/400 kcalのカリウムならびに以下の材料の指示された割合での使用:
栄養素 g/400 kcal
カルシウム 0.65-1.3
リン 0.5- 1.2
ナトリウム 0.6- 1.2
タンパク質 16.0-50.0 - 前記食品が、小型のイヌ科の動物に与えられた場合に1.025以下の尿比重をもたらすことを特徴とする請求項12記載の使用。
- 前記食品が70%から90%の含水率を有することを特徴とする請求項12または13項記載の使用。
- 前記イヌ科の動物が小型犬であることを特徴とする請求項12から14何れか1項記載の使用。
- 請求項1から4何れか1項記載の食品の調製方法であって、材料を合わせて混合し、さらに、その混合物を動物の摂取または動物への投与に適した形態にすることを含んでなる調製方法。
- 生の材料を加熱して調理する工程をさらに含むことを特徴とする請求項16記載の方法。
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