JP3996073B2 - 電源制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の情報処理装置に対する電源供給を制御するための電源制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、ネットワークにより複数台のコンピュータやそれらの周辺機器が接続されて使用されることが多く、これらの機器の電源管理を効率的に行うことが求められており、このための電源制御装置が開発されている。
【0003】
図13は、電源制御装置を用いた従来の電源制御システムの構成例を示す図である。
図13に示すように、従来の電源制御システムでは、例えばLAN(Local Area Network)等のネットワーク400に接続された複数のホスト機器501〜503のそれぞれに対して、これらへの電源供給を個別に制御する電源制御装置601〜603が設けられていた。また、各電源制御装置601〜603もネットワーク400に接続されており、各ホスト機器501〜503は、対応する電源制御装置601〜603に対して、ネットワーク400を通じて自身の電源供給の切断を要求することができる。
【0004】
しかし、このようなシステムの場合、管理対象としたホスト機器が増加するのに従って、電源制御装置の設置数も多くなってしまい、コストが上昇するとともに、設置スペースも増大してしまう。また、電源制御装置がネットワークに接続された構成の場合は、IP(Internet Protocol)アドレス等のネットワーク上のアドレスが、設置した電源制御装置の数だけ必要となってしまう。このため、1つの電源制御装置により、複数の機器に対する電源供給を制御可能なシステム形態が求められている。
【0005】
例えば、従来では、1台のUPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)により複数の機器の電源をバックアップするとともに、これらの機器とUPSとをネットワークで接続して、電源異常時にこれらの機器をUPSによりネットワークを通じてシャットダウンさせたり、外部にアラーム通知する等の処理が可能なシステムがあった。また、複数の機器への電源端子と通信I/Fとが一体化した電源制御装置を用いるとともに、この電源制御装置から電源供給を受ける機器やネットワーク接続した機器において電源制御ソフトウェアを実行することにより、電源制御装置に接続した機器の電源投入・切断を一括してリモート制御することが可能なシステムがあった。
【0006】
さらに、複数のターミナルへの電源の投入・切断を個別に切り換えるスイッチを具備するI/Oボードと、このI/Oボード上の各スイッチの切り換えを制御するホストコンピュータとから構成され、ホストコンピュータ上で、電源の投入・切断を行うターミナルを指定すると、この指定に基づいて対応するスイッチの切り換えを実行させるような端末の自動立ち上げシステムがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−315236号公報(段落番号〔0015〕〜〔0061〕、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したUPSや、電源制御ソフトウェアが実行される電源制御装置を用いた従来のシステムでは、接続された複数の機器のすべてに対して、一括して電源の投入・切断を行うものであるため、各機器の電源管理を個別に行うことが不可能であった。従って、例えば、各機器の電源投入スケジュールを個別に設定する、あるいは、各機器がシャットダウンする時間の経過を待って、給電を停止する等の機器に応じた最適な電源管理を行うことができなかった。
【0009】
一方、上記の特許文献1で開示された自動立ち上げシステムでは、電源の投入・切断を行うI/Oボードと、これらを制御するホストコンピュータとが個別の装置として設けられており、設置スペースが効率的でない上に、電源の投入・切断を単にスイッチによって個別に切り換えるだけなので、動作(電源投入・切断)のスケジュール設定等の細かい電源管理設定を行うことができなかった。
【0010】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、複数の情報処理装置に対して、それらの装置に応じた好適な電源制御を行うことが可能な電源制御システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような電源制御装置100を含む電源制御システムが提供される。この電源制御システムは、複数の情報処理装置と、前記各情報処理装置に対する電源供給を制御する電源制御装置100とが、ネットワークを通じて相互に接続された構成を有している。電源制御装置100は、前記各情報処理装置に対する電源の投入および切断を個別に切り換える電源供給切り換え部150と、前記各情報処理装置を指定するための装置識別情報と、指定した前記情報処理装置に対する電源の投入または切断のいずれかの切り換え動作を要求するための動作識別情報とを、前記ネットワークを通じて取得する情報取得部110と、取得した前記装置識別情報に基づいて前記情報処理装置を特定し、特定した前記情報処理装置に対して前記動作識別情報に基づく切り換え動作を実行するように前記電源供給切り換え部150を制御する切り換え制御部120とを有することを特徴とする。また、前記複数の情報処理装置のうちの少なくとも1つであるホスト装置は、前記ホスト装置と連動させて電源を投入させる他の前記情報処理装置を指定するための連動装置識別情報と、前記ホスト装置への電源投入から、前記連動装置識別情報で指定した情報処理装置へ電源を投入するまでの時間間隔を指定する間隔指定情報とを、利用者の入力に応じて設定する連動装置設定部と、前記ホスト装置に対して電源が投入された後、前記間隔指定情報により指定された時間間隔が経過すると、前記装置識別情報として前記連動装置識別情報で指定した情報処理装置を指定し、前記動作識別情報として電源投入を指定して、指定した前記装置識別情報および前記動作識別情報を前記電源制御装置100に前記ネットワークを通じて送信する切り換え動作要求部とを有することを特徴とする。
【0017】
ここで、複数の情報処理装置のうちの少なくとも1つであるホスト装置において、連動装置設定部は、このホスト装置と連動させて電源を投入させる他の情報処理装置を指定するための連動装置識別情報と、ホスト装置への電源投入から、連動させる情報処理装置へ電源を投入するまでの時間間隔を指定する間隔指定情報とを、利用者の入力に応じて設定する。切り換え動作要求部は、ホスト装置に対して電源が投入された後、間隔指定情報により指定された時間間隔が経過すると、切り換え動作の制御対象の各情報処理装置を指定するための装置識別情報として連動装置識別情報で指定した情報処理装置を指定し、この装置に対して切り換え動作を要求するための動作識別情報として電源投入を指定して、これらの装置識別情報および動作識別情報を電源制御装置100にネットワークを通じて送信する。
【0018】
一方、電源制御装置100において、情報取得部110は、ホスト装置からの装置識別情報および動作識別情報とを取得する。切り換え制御部120は、取得した装置識別情報に基づいて情報処理装置を特定し、特定した情報処理装置に対して動作識別情報に基づく切り換え動作を実行するように電源供給切り換え部150を制御する。電源供給切り換え部150は、指定された情報処理装置に対して、動作識別情報による指定に従って電源の投入または切断を個別に行う。
【0019】
従って、例えば電源制御装置100の制御等により、ホスト装置の電源が投入された後、ホスト装置からは、所定の時間間隔を空けて、このホスト装置に連動させるべき他の情報処理装置の電源を投入する要求が電源制御装置100に対して発せられ、この要求に応じて、指定された他の情報処理装置への電源投入が順次行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、第1の実施の形態例として、Webサーバを中心としてインターネット上の端末に各種のサービスを提供するシステムを想定し、このシステムに本発明を適用して、システム上の各サーバに対する電源制御を行う場合について説明する。
【0023】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電源制御システムのシステム構成例を示す図である。
図2に示す電源制御システムは、電源制御装置100と、制御ホスト装置200と、Webサーバ310と、アプリケーションサーバ320と、データベース(DB)サーバ330とが、例えばLAN等によってなるネットワーク400を通じて相互に接続された構成を有している。
【0024】
電源制御装置100は、Webサーバ310、アプリケーションサーバ320およびデータベースサーバ330に対して、電源ケーブル310a、320aおよび330aを介して電源を供給する。また、ネットワーク400を通じて受信した設定に基づいて、これらへの電源の投入および切断を制御する。
【0025】
制御ホスト装置200は、オペレータによる入力に応じて、ネットワーク400を通じて電源制御装置100と通信し、Webサーバ310、アプリケーションサーバ320およびデータベースサーバ330に対する電源の投入および切断の要求や、これらの動作時刻の予約設定を行う。
【0026】
Webサーバ310は、例えばゲートウェイ(図示せず)を介して接続されたインターネット(図示せず)を通じて、WWW(World Wide Web)ドキュメントを提供する処理を行うサーバ装置である。また、アプリケーションサーバ320は、インターネットを通じて各種サービスの提供を行うためのアプリケーションを実行するサーバ装置である。さらに、データベースサーバ330は、アプリケーションサーバ320におけるアプリケーションの実行時に参照される各種のデータを蓄積するサーバ装置である。
【0027】
例えば、Webサーバ310は、インターネットを通じて接続されたユーザ端末に対してWWWドキュメントを提供し、ユーザ端末からの要求に応じて、アプリケーションサーバ320に対して必要な処理の実行をネットワーク400を通じて要求する。アプリケーションサーバ320は、Webサーバ310からの要求に応じて、必要なアプリケーションを実行する。このとき、ネットワーク400を通じてデータベースサーバ330から必要なデータを読み出し、処理結果をネットワーク400を通じてWebサーバ310に出力する。Webサーバ310は、受け取った処理結果を基にWWWドキュメントを生成し、インターネットを通じてユーザ端末に提供する。
【0028】
なお、Webサーバ310、アプリケーションサーバ320およびデータベースサーバ330は、それぞれ電源ケーブル310a、320aおよび330aからの電源供給が開始されると、自動的にBIOS(Basic Input Output System)セットアッププログラムが実行されて、システムが起動される。また、ネットワーク400を通じて受信した制御信号に応じて、システムをシャットダウンすることが可能となっている。
【0029】
次に、図1は、電源制御装置100の内部構成を示すブロック図である。
電源制御装置100は、図1に示すように、情報取得部110、切り換え制御部120、予約管理部130、情報記憶部140、電源供給切り換え部150およびシャットダウン処理部160を具備する。また、情報記憶部140には、装置対応テーブル141および予約情報テーブル142が格納される。さらに、電源供給切り換え部150には、バッテリ150aおよびコンセント端子151〜155が接続されている。
【0030】
情報取得部110は、ネットワーク400を通じて制御ホスト装置200等の外部の装置との間で通信を行い、電源の投入や切断に関する設定情報を取得する。この設定情報としては、設定対象の装置を指定する装置識別情報、設定する動作の種類を識別する動作識別情報、および動作させる時刻を指定する時刻指定情報が使用される。情報取得部110は、取得した設定情報に時刻指定情報が含まれない場合は、切り換え制御部120に対して取得した設定情報を供給する。また、時刻指定情報を含む場合は、取得した設定情報を予約管理部130に供給する。
【0031】
切り換え制御部120は、情報取得部110または予約管理部130から設定情報を受け取り、情報記憶部140に格納された装置対応テーブル141を参照して、設定対象の装置に対応するコンセント端子151〜155を特定する。そして、特定したその端子番号と動作の種類の識別とを示す制御信号を電源供給切り換え部150に出力して、設定情報に従った動作を行うように指示する。また、電源の切断を指示する場合は、必要に応じて、対応する装置をシャットダウンさせるようにシャットダウン処理部160に指示する。
【0032】
予約管理部130は、情報取得部110から設定情報を受け取り、情報記憶部140の予約情報テーブル142に格納して、予約設定を行う。また、時刻をカウントし、時刻指定情報で指定された時刻に達したときに、対応する設定情報を予約情報テーブル142から読み出して、切り換え制御部120に出力する。
【0033】
情報記憶部140は、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等によって構成される。情報記憶部140には、装置識別情報と、電源供給切り換え部150のコンセント端子151〜155との対応関係を示す装置対応テーブル141が、あらかじめ設定される。また、予約管理部130からの設定情報が予約情報テーブル142に順次格納され、予約された時刻にその設定情報が予約管理部130に読み出される。
【0034】
電源供給切り換え部150は、外部からの交流電源電圧を、バッテリ150aを介してコンセント端子151〜155に通電し、外部の装置に供給する。この電源供給切り換え部150は、切り換え制御部120からの制御信号に応じて、電源の投入および切断をコンセント端子151〜155ごとに個別に切り換える。なお、図1では、例として5個のコンセント端子151〜155を設けているが、端子数はこれに限らない。
【0035】
なお、バッテリ150aを設けずに、外部からの交流電源電圧が電源供給切り換え部150に直接供給されてもよい。ただし、バッテリ150aを設けることにより、外部からの電源供給に異常が発生した場合には、バッテリ150aからの電源を一定時間各コンセント端子151〜155に供給し続け、接続された装置のシャットダウン処理を可能にする。これにより、電源制御装置100はUPSとして機能する。
【0036】
シャットダウン処理部160は、切り換え制御部120からの指示に応じて、対応する装置とネットワーク400を通じて通信し、この装置に対してシャットダウンするように指示する。
【0037】
このような電源制御装置100は、電源の投入や切断の切り換え動作に対する設定情報を、ネットワーク400を通じて外部の装置から取得し、この設定情報に基づいて指定された装置に対する電源の切り換え動作を行う。このために、電源制御装置100では、電源供給先の各装置からの電源ケーブルを各コンセント端子151〜155に接続する際に、各コンセント端子151〜155と、各端子から電源を供給する装置を識別するための装置識別情報との対応関係が、装置対応テーブル141においてあらかじめ設定される。これにより、外部の装置から装置識別情報を指定することで、電源ケーブルで接続された各装置に対する電源の切り換え動作を個別に制御することが可能となる。
【0038】
ここで、図3は、装置対応テーブル141に格納されるデータの例を示す図である。
図3では、装置識別情報として、“サーバA”“サーバB”“サーバC”といった装置名が使用され、装置対応テーブル141では、これらの装置名と、各装置からの電源ケーブルを接続したコンセント番号とが対応付けられている。このような装置対応テーブル141の設定は、例えば、オペレータにより電源制御装置100に設けられた図示しない入力装置を用いて行われる。あるいは、制御ホスト装置200等の外部の装置からネットワーク400を通じて設定されてもよい。
【0039】
なお、本実施の形態では例として、“サーバA”“サーバB”“サーバC”がWebサーバ310、アプリケーションサーバ320、データベースサーバ330にそれぞれ対応し、また、コンセント番号“1”〜“5”がコンセント端子151〜155にそれぞれ対応するものとする。
【0040】
次に、制御ホスト装置200から、各サーバに対する電源制御設定を行う処理について説明する。
図4は、制御ホスト装置200における電源制御の設定画面の表示例を示す図である。
【0041】
図4において、画面210は、電源制御の設定を行うためのメイン画面であり、制御対象の全装置名とそれらの現在の運転状況が一覧表示されるとともに、各装置に対する操作を設定するためのアイコンが表示されている。図4では例として、Webサーバ310に現在電源が投入され、このサーバが運転中であることが表示されている。また、このWebサーバ310に対して、アイコン211〜213により、電源を即時切断する操作、起動すなわち電源の投入を行う時刻を予約する操作、停止すなわち電源の切断を行う時刻を予約する操作がそれぞれ可能となっている。同様に、現在停止中のアプリケーションサーバ320に対しては、アイコン214〜216により、電源の即時投入、電源投入時刻の予約、切断時刻の予約をそれぞれ行うことが可能となっている。
【0042】
ここで、例えばアイコン211がクリック操作された場合、制御ホスト装置200は、装置識別情報としてWebサーバ310を示すサーバAを、動作識別情報として電源切断を示す識別子をそれぞれ設定して、電源制御装置100に対して送信する。また、アイコン214がクリック操作された場合、装置識別情報および動作識別情報として、アプリケーションサーバ320を示すサーバB、電源投入を示す識別子をそれぞれ設定して送信する。
【0043】
また、アイコン212がクリック操作された場合は、画面220を例えば重ねて表示する。この画面220は、装置を起動させる時刻を設定するためのウィンドウで、数字キー等により予約日時が入力された後、ボタン221がクリック操作されることで、表示が終了される。これとともに、入力された予約日時を時刻指定情報に設定し、装置識別情報および動作識別情報として、サーバA、電源投入を示す識別子をそれぞれ設定して、これらの設定情報を電源制御装置100に送信する。なお、アイコン213がクリック操作された場合にも同様に予約時刻の設定画面を表示し、入力された時刻を時刻指定情報に設定して、装置識別情報および動作識別情報とともに送信する。
【0044】
なお、以上のような電源制御設定の処理は、制御ホスト装置200に限らず、Webサーバ310やアプリケーションサーバ320、データベースサーバ330等、ネットワーク400に接続された外部の装置において実行することも可能である。
【0045】
ここで、設定情報として装置識別情報および動作識別情報のみ電源制御装置100に送信された場合は、電源制御装置100では、情報取得部110で取得されたこれらの情報が切り換え制御部120に引き渡され、指定された電源の切り換え動作が行われる。以下、このときの電源制御装置100における処理について、フローチャートを用いて説明する。
【0046】
図5は、電源の投入または切断を即時行うように指示された場合の電源制御装置100の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS501において、情報取得部110は、ネットワーク400を通じて、設定情報として装置識別情報および動作識別情報を取得する。情報取得部110は、取得したこれらの情報を切り換え制御部120に引き渡す。
【0047】
ステップS502において、切り換え制御部120は、装置対応テーブル141を参照し、情報取得部110からの装置識別情報に対応するコンセント番号を特定する。
【0048】
ステップS503において、切り換え制御部120は、動作識別情報に基づいて、指定された切り換え動作の種別を識別する。ここで、電源の投入が指定されていた場合はステップS504に進み、電源の切断が指定されていた場合はステップS505に進む。
【0049】
ステップS504において、切り換え制御部120は、電源供給切り換え部150に対して制御信号を出力し、特定したコンセント番号と、切り換え動作の種別として電源の投入を示す情報を通知する。電源供給切り換え部150は、切り換え制御部120からの制御信号に基づき、通知されたコンセント番号に対応するコンセント端子への通電を開始する。これにより、指定された装置に対して電源が投入される。例えば、コンセント番号“1”が通知された場合、コンセント端子151からの通電が開始される。この処理により電源が投入されたWebサーバ310は、自動的に起動する。
【0050】
また、電源の切断が指示されていた場合は、ステップS505において、切り換え制御部120は、装置識別情報で識別される装置をシャットダウンするように、シャットダウン処理部160に指示する。シャットダウン処理部160はこの指示に応じて、対応する装置に対してシャットダウンを指示するための制御信号をネットワーク400を通じて送信する。この制御信号を受信した装置は、自動的にシャットアウト処理を行う。
【0051】
ステップS506において、シャットダウンに必要な所定の時間をカウントし、その時間が経過したとき、ステップS507に進む。ステップS507において、切り換え制御部120は、電源供給切り換え部150に対して制御信号を出力し、特定したコンセント番号と、切り換え動作の種別として電源の切断を示す情報を通知する。電源供給切り換え部150は、切り換え制御部120からの制御信号に基づき、通知されたコンセント番号に対応するコンセント端子への通電を停止する。
【0052】
これらのステップS506および507の処理により、制御対象の装置において確実なシャットアウト処理が行われた後、電源の供給が停止される。ステップS506でカウントされる時間は、例えば装置識別情報に応じて設定されていてもよい。なお、制御対象の装置が、電源制御装置100以外からの指示に応じてシャットダウン処理を行うような構成の場合は、ステップS505およびS506の処理は行われない。
【0053】
一方、設定情報として装置識別情報、動作識別情報および時刻指定情報が電源制御装置100に送信された場合は、電源制御装置100では、取得されたこれらの情報が、予約管理部130の処理により予約情報テーブル142に格納される。
【0054】
図6は、予約情報テーブル142に格納されるデータの例を示す図である。
図6において、例えば1行目では、時刻指定情報により“2002年12月19日20時00分”が指定され、動作識別情報として電源の切断を示す“OFF”が指定され、装置識別情報として“サーバA”が指定されている。すなわち、これらの情報により、2002年12月19日20時00分に、Webサーバ310に対する電源供給を切断するように予約設定される。
【0055】
予約管理部130は、予約情報テーブル142において1つでも予約が設定されている場合は、以下のフローチャートに示す処理を実行する。
図7は、電源の投入または切断の予約が設定されている場合の電源制御装置100の処理の流れを示すフローチャートである。
【0056】
ステップS701において、予約管理部130は、時刻をカウントする。そして、ステップS702において、予約管理部130は、予約情報テーブル142に格納された時刻指定情報を参照して、この時刻に予約設定された設定情報があるか否かを判断する。ある場合は、その設定情報の1つを抽出して切り換え制御部120に出力し、ステップS703に進む。また、ない場合は、ステップS709に進む。
【0057】
ステップS703〜S708に示す処理は、上記の図5におけるステップS502〜S507で示した処理と同じである。すなわち、切り換え制御部120は、予約管理部130から装置識別情報および動作識別情報の供給を受けると、装置対応テーブル141を参照して、装置識別情報に対応するコンセント番号を特定し、特定したコンセント番号と、動作識別情報による電源の切り換え動作の種別を電源供給切り換え部150に通知する。電源供給切り換え部150は、通知されたこれらの情報に応じて、対応するコンセント端子において通電を開始または終了させる。
【0058】
これらの処理が終了した後、ステップS702に戻り、同時刻に予約設定された設定情報が他にあるか否かを判断し、すべての設定情報についてステップS702〜S708での処理を実行する。そして、これらが終了した後、ステップS709に進む。
【0059】
ステップS709において、予約設定を監視する処理を終了するか否かを判定し、終了しない場合のみステップS701に戻り、時刻のカウントを続行する。また、例えば予約情報テーブル142に設定情報がない場合に、処理を終了する。
【0060】
以上の処理により、電源制御装置100は、制御ホスト装置200からの設定情報に応じて、コンセント端子151〜155に接続された各装置への電源投入および切断の切り換え動作を、装置ごとに個別に制御する。従って、1台の電源制御装置100を用いて複数の装置の電源制御を統括的に行うことができ、電源制御装置100の装置コストや設置スペースが抑制される。これとともに、電源制御装置100へ割り当てが必要なネットワーク上のアドレスの数が減少する。
【0061】
また、この電源制御装置100に対して、ネットワーク400を通じて外部の装置から設定を行うことで、各装置に対する電源の切り換え動作を個別に遠隔制御することができるので、複数の装置に対する電源制御を効率よく行うことが可能である。さらに、このような電源の切り換え動作を実行させる時刻を予約設定することができるため、各装置に対して最適なタイミングでの電源切り換え動作を効率よく実行させることができる。
【0062】
例えば、本実施の形態の場合、Webサーバ310がアプリケーションサーバ320の処理結果を受けて動作し、アプリケーションサーバ320がデータベースサーバ330のデータを参照して動作する構成となっている。このため、電源の投入は、データベースサーバ330、アプリケーションサーバ320、Webサーバ310の順に行われることが望ましく、電源の切断はこれと逆の順番で行われることが望ましい。また、各サーバにおいて起動やシャットダウンにある程度の時間を要するため、これらの間の電源投入タイミングおよび切断タイミングには、所定の時間間隔が設けられることが望ましい。
【0063】
ここで、図6に示した予約情報テーブル142を参照すると、Webサーバ310、アプリケーションサーバ320、データベースサーバ330に対する電源切断時刻はそれぞれ“20時00分”“20時03分”“20時05分”となっており、数分の間隔を空けて順次電源が切断されるように設定されている。また電源投入時刻はそれぞれ翌日の“07時00分”“06時57分”“06時55分”となっており、投入時とは逆の順番に電源が投入されるように設定されている。
【0064】
このように、電源の切り換え動作を実行させる時刻の予約設定が可能となっていることにより、制御対象の装置が異常な動作を起こすことなく、確実でかつ効率のよい電源制御を行うことが可能となる。
【0065】
ところで、上記の第1の実施の形態において、Webサーバ310、アプリケーションサーバ320およびデータベースサーバ330に対する電源の投入および切断は、常に連動して行われることが望ましい。従って、本実施の形態の場合、このような切り換え動作の曜日ごとのスケジュールをすべて電源制御装置100に設定し、電源制御装置100でこれらの動作を一括して制御させることが可能である。しかし、電源制御対象の1つの装置において、自身と連動すべき他の装置を認識して、これらの連動動作を自律的に制御させてもよい。この場合は、電源制御装置100の処理負担を軽減することもできる。以下、第2の実施の形態例として、このような電源制御システムについて説明する。
【0066】
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る電源制御システムのシステム構成例を示す図である。なお、図8では、上記の図2に対応する要素には同じ符号を付して示しており、これらについての説明は省略する。
【0067】
図8に示す電源制御システムは、電源制御装置100と、電源制御対象のWebサーバ310、アプリケーションサーバ320およびデータベースサーバ340とが、ネットワーク400を通じて接続された構成を有している。これらのうち、電源制御装置100、Webサーバ310およびアプリケーションサーバ320については、図1に示したもの同じ構成を有している。また、データベースサーバ340は、図1に示したデータベースサーバ330の有する機能の他に、このデータベースサーバ340の切り換え動作のスケジュールを設定して電源制御装置100に要求する機能と、データベースサーバ340に連動させるべきWebサーバ310およびアプリケーションサーバ320に対する電源制御の自動実行機能とを具備している。
【0068】
まず、データベースサーバ340において、自身に対する電源の切り換え動作のスケジュールを設定する処理について説明する。
図9は、データベースサーバ340におけるスケジュール設定画面の画面表示例を示す図である。
【0069】
データベースサーバ340では、オペレータによる入力操作に応じて、図9に示すような画面が表示されることにより、自身への電源投入および切断のスケジュール予約があらかじめ行われる。図9に示す画面には、電源が投入され、システムが運転される時間を1週間分設定することが可能なスケジュール設定部341と、運転時間、停止時間をそれぞれ設定するための運転ボタン342およびOFFボタン343と、設定した情報をデータベースサーバ340に保存するための決定ボタン344とが設けられている。
【0070】
この画面では、オペレータの操作入力により、運転ボタン342をクリックして、このボタン内のチェックボックスが選択された状態で、スケジュール設定部341内をドラッグ操作することにより、運転時間帯を設定することができる。同様に、OFFボタン343をクリックした状態でスケジュール設定部341内をドラッグ操作することで、運転停止時間帯を設定することができる。
【0071】
そして、設定完了後、決定ボタン344をクリックすることにより、設定された情報が保存されるとともに、設定されたスケジュールに基づいて電源制御装置100に切り換え動作を要求する処理が実行される。
【0072】
図10は、データベースサーバ340において、設定したスケジュールに基づく電源の切り換え動作を電源制御装置100に要求するための処理の流れを示すフローチャートである。
【0073】
ステップS1001において、保存したスケジュールの情報を参照して、次に電源を切断させる時刻を抽出する。ステップS1002において、時刻をカウントして、ステップS1001で抽出した時刻まで、例えばあと5分間といった所定の時間となった場合に、ステップS1003に進む。ステップS1003において、次に電源を切断させる時刻と、次に電源を再投入させる時刻とをスケジュール情報から抽出して、これらを基にした設定情報(装置識別情報、動作識別情報、時刻指定情報)を生成し、電源制御装置100にネットワーク400を通じて送信する。
【0074】
これにより、電源制御装置100の制御の下で、指定された時刻にデータベースサーバ340が自動的にシャットダウンされ、電源供給が切断される。そして、次に指定された時刻に電源供給が再び開始されて、データベースサーバ340が自動的に起動する。さらに、起動した後、図10に示した処理が再び実行される。これにより、データベースサーバ340に対する電源制御が、設定したスケジュールに従って自動的に実行される。
【0075】
なお、以上の図9および図10を用いて説明した処理は、電源制御対象のサーバが、このサーバ自身に対する電源の切り換え動作のスケジュールを個別に設定可能とするための処理であり、このようなスケジュール設定が、例えばデータベースサーバ340だけでなく、他のWebサーバ310やアプリケーションサーバ320のそれぞれにおいて行われて、そのスケジュールに従った制御が電源制御装置100によって実行されてもよい。すなわち、このような制御により、1台の電源制御装置100を用いて、複数のサーバに対する電源制御をそれぞれ個別に行うことが可能である。
【0076】
次に、データベースサーバ340において、他のサーバの電源制御を連動させるための処理について説明する。図11は、連動させる他のサーバに対する電源制御設定のための画面表示例を示す図である。
【0077】
他のサーバに対する電源制御設定画面には、図11に示すように、他のサーバに対する電源投入、切断の実行間隔を指定するための実行間隔設定部345と、制御対象のサーバの追加、設定内容の変更、設定内容の削除をそれぞれ行うための追加ボタン346、変更ボタン347、削除ボタン348、サーバの表示順序をその上部および下部とそれぞれ入れ換えるための順序入れ換えボタン349および350、設定内容を確定するためのOKボタン351等が設けられている。
【0078】
実行間隔設定部345では、上部から電源の投入を行う順にサーバ名が設定される。そして、各サーバに対して、データベースサーバ340に電源が投入されてからの時間間隔と、これらのサーバへの電源が切断されてからデータベースサーバ340への電源が切断されるまでの時間間隔とが設定される。さらに、このような電源の切り換え制御を実行させる電源制御装置100(図ではUPSと表示)を、例えばIPアドレスにより指定することが可能となっている。
【0079】
なお、電源の切断を行う場合には、実行間隔設定部345に表示したサーバについて下側から順に制御が行われる。また、図11では、各サーバに対する電源の投入間隔として、切断間隔に対応した同じ値が設定されているが、これらの起動やシャットダウンに要する時間に応じて任意の時間間隔を設定することが可能である。
【0080】
この図11のような画面に入力が行われ、OKボタン351がクリックされると、設定された情報がデータベースサーバ340に保存されるとともに、設定された時間間隔に従って、他のサーバに対する電源の切り換え動作を電源制御装置100に要求する処理が実行される。
【0081】
図12は、他のサーバに対する電源の切り換え動作を要求する処理の流れを示すフローチャートである。
図12のフローチャートの処理は、電源制御装置100によってデータベースサーバ340に対して電源が投入され、データベースサーバ340が起動した後に実行される。なお、データベースサーバ340自身に対する電源投入および切断スケジュールの設定は、図10で示した処理に基づく。
【0082】
ステップS1201において、図11で示した画面により設定された電源制御情報を参照して、最も早く電源を投入すべきサーバ(図11の例ではアプリケーションサーバ320)に対して設定された時間間隔を抽出する。ステップS1202において、時間をカウントし、ステップS1201で抽出した時間が経過すると、ステップS1203に進む。
【0083】
ステップS1203において、対象のサーバに対する電源の投入を行うように要求する設定情報を生成し、電源制御情報で指定された電源制御装置100に対して、ネットワークを通じて送信する。この設定情報を受信した電源制御装置100は、対象のサーバ(ここではアプリケーションサーバ320)に対する電源の投入を開始する。これにより、データベースサーバ340が起動してから、電源制御情報で設定された時間間隔を置いて、アプリケーションサーバ320が起動する。
【0084】
ステップS1204において、電源制御情報に設定されたすべてのサーバに対する処理が終了したか否かを判断する。終了していない場合はステップS1201に戻り、次のサーバ(図11の例ではWebサーバ310)に対する電源投入を要求するステップS1201〜S1203の処理が実行される。また、すべてのサーバについて終了した場合は、ステップS1205に進み、電源の切断を要求するための処理が開始される。
【0085】
ステップS1205において、設定した電源制御情報を参照して、最も早く電源供給を切断すべきサーバ(図11の例ではWebサーバ310)に対して設定された、電源切断のための時間間隔を抽出する。また、上記の図9の画面で設定したデータベースサーバ340自身の電源切断スケジュールを参照して、次に電源が切断される時刻を抽出し、この時刻を基に、次に電源の切断を行うサーバ(Webサーバ310)についての切断時刻を算出する。
【0086】
ステップS1206において、時刻をカウントして、ステップS1205で算出した時刻になった場合に、ステップS1207に進む。
ステップS1207において、対象のサーバに対する電源の切断を行うように要求する設定情報を生成し、電源制御情報で指定された電源制御装置100に対して、ネットワークを通じて送信する。この設定情報を受信した電源制御装置100は、対象のサーバ(ここではWebサーバ310)に対する電源供給を停止する。これにより、データベースサーバ340への電源切断時から、電源制御情報で設定された時間間隔分だけ前に、Webサーバ310がシャットダウンされ、電源供給が停止される。
【0087】
ステップS1208において、電源制御情報に設定されたすべてのサーバに対する処理が終了したか否かを判断する。終了していない場合はステップS1205に戻り、次に電源を切断すべきサーバ(図11の例ではアプリケーションサーバ320)に対する電源切断を要求するステップS1205〜S1207の処理が実行される。また、すべてのサーバについて終了した場合は、所定時間後に、電源制御装置100の制御によって、データベースサーバ340がシャットダウンされ、電源供給が停止される。
【0088】
なお、以上のフローチャートは、データベースサーバ340が起動してから、シャットダウンするまでの処理について示しているが、図11に示した設定が行われた後では、シャットダウンするまで、フローチャート中のステップS1205からの処理が実行される。
【0089】
このようなデータベースサーバ340による処理により、Webサーバ310およびアプリケーションサーバ320に対する電源の切り換え動作をデータベースサーバ340と連動させることができる。また、この際に、各サーバ間の動作に支障をきたさないように、各サーバ間の電源投入および切断のタイミングに所望の間隔を空けることができる。
【0090】
従って、1つのサーバと1つの電源制御装置との間でのみ設定された制御で、複数のサーバの電源切り換え動作を効率的に連動させることができ、かつ、各サーバに応じた最適な電源自動制御が実現される。
【0091】
(付記1) 複数の情報処理装置に対する電源供給を制御する電源制御装置において、
前記各情報処理装置に対する電源の投入および切断を個別に切り換える電源供給切り換え部と、
前記各情報処理装置を指定するための装置識別情報と、指定した前記情報処理装置に対する電源の投入または切断のいずれかの切り換え動作を要求するための動作識別情報とを、ネットワークを通じて取得する情報取得部と、
取得した前記装置識別情報に基づいて前記情報処理装置を特定し、特定した前記情報処理装置に対して前記動作識別情報に基づく切り換え動作を実行するように前記電源供給切り換え部を制御する切り換え制御部と、
を有することを特徴とする電源制御装置。
【0092】
(付記2) 前記装置識別情報および前記動作識別情報は、前記複数の情報処理装置のうちのいずれかから前記ネットワークを通じて送信されることを特徴とする付記1記載の電源制御装置。
【0093】
(付記3) 前記情報取得部は、前記装置識別情報および前記動作識別情報とともに、前記動作識別情報に基づく切り換え動作を実行させる時刻を指定するための時刻指定情報を取得し、
前記切り換え制御部は、前記時刻指定情報で指定された時刻において、指定された前記情報処理装置に対する前記動作識別情報に基づく切り換え動作を前記電源供給切り換え部に実行させることを特徴とする付記1記載の電源制御装置。
【0094】
(付記4) 取得した前記装置識別情報および前記動作識別情報に基づく電源の投入および切断の切り換え制御は、電源供給先の前記複数の情報処理装置のそれぞれとの間で独立して実行されることを特徴とする付記1記載の電源制御装置。
【0095】
(付記5) 前記各情報処理装置に対して前記ネットワークを通じてシャットダウン動作を実行するように指示するシャットダウン指示処理部をさらに有し、前記切り換え制御部は、前記動作識別情報により電源切断が指定されていた場合、前記装置識別情報に基づいて特定した前記情報処理装置に対してシャットダウン動作の実行を指示するように前記シャットダウン指示処理部に要求し、所定時間後に、特定した前記情報処理装置に対する電源供給を切断するように前記電源供給切り換え部を制御することを特徴とする付記1記載の電源制御装置。
【0096】
(付記6) 前記電源供給切り換え部は、前記各情報処理装置からの前記電源ケーブルが接続される接続端子を有し、
前記切り換え制御部は、あらかじめ設定された前記装置識別情報と前記接続端子との対応テーブルに従って、前記電源供給切り換え部の切り換え動作を制御することを特徴とする付記1記載の電源制御装置。
【0097】
(付記7) 複数の情報処理装置と、前記各情報処理装置に対する電源供給を制御する電源制御装置とからなる電源供給システムにおいて、
前記各情報処理装置と前記電源制御装置とがネットワークを介して相互に接続され、
前記電源制御装置は、
前記各情報処理装置を指定するための装置識別情報と、指定した前記情報処理装置に対する電源の投入または切断のいずれかの切り換え動作を要求するための動作識別情報とを、前記ネットワークを通じて取得する情報取得部と、
取得した前記装置識別情報に基づいて前記情報処理装置を特定し、特定した前記情報処理装置に対して前記動作識別情報に基づく切り換え動作を実行するように前記電源供給切り換え部を制御する切り換え制御部と、
を有し、
前記複数の情報処理装置のうちの少なくとも1つであるホスト装置は、
前記ホスト装置と連動させて電源を投入させる他の前記情報処理装置を指定するための連動装置識別情報と、前記ホスト装置への電源投入から、前記連動装置識別情報で指定した情報処理装置へ電源を投入するまでの時間間隔を指定する間隔指定情報とを、利用者の入力に応じて設定する連動装置設定部と、
前記ホスト装置に対して電源が投入された後、前記間隔指定情報により指定された時間間隔が経過すると、前記装置識別情報として前記連動装置識別情報で指定した情報処理装置を指定し、前記動作識別情報として電源投入を指定して、指定した前記装置識別情報および前記動作識別情報を前記電源制御装置に前記ネットワークを通じて送信する切り換え動作要求部と、
を有することを特徴とする電源制御システム。
【0098】
(付記8) 前記電源制御装置において、
前記情報取得部は、前記装置識別情報および前記動作識別情報とともに、前記動作識別情報に基づく切り換え動作を実行させる時刻を指定するための時刻指定情報を取得し、
前記切り換え制御部は、前記時刻指定情報で指定された時刻において、指定された前記情報処理装置に対する前記動作識別情報に基づく切り換え動作を前記電源供給切り換え部に実行させ、
前記ホスト装置において、
前記切り換え動作要求部は、前記装置識別情報、前記動作識別情報および前記時刻指定情報により、前記ホスト装置自身への電源投入および切断を実行させる時刻を、前記電源制御装置に対してあらかじめ設定するとともに、設定した前記電源切断の実行時刻を保持し、前記実行時刻までの時間が前記連動間隔情報で指定した時間間隔になると、対応する前記連動装置識別情報で指定された前記情報処理装置に対して電源の切断を行うように、前記装置識別情報および前記動作識別情報を用いて前記電源制御装置に要求する、
ことを特徴とする付記7記載の電源制御システム。
【0099】
(付記9) ネットワークに接続した複数の情報処理装置に対する電源供給を制御するための電源制御方法において、
前記各情報処理装置を指定するための装置識別情報と、指定した前記情報処理装置に対する電源の投入または切断のいずれかの切り換え動作を要求するための動作識別情報とを、前記複数のうちのいずれかの情報処理装置からネットワークを通じて取得し、
取得した前記装置識別情報によって指定された前記情報処理装置に対して、前記動作識別情報に基づいて電源の投入または切断を行う、
ことを特徴とする電源制御方法。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電源制御システムでは、ホスト装置の電源が投入された後、ホスト装置からは、所定の時間間隔を空けて、このホスト装置に連動させるべき他の情報処理装置の電源を投入する要求が電源制御装置に対してネットワークを通じて発せられ、この要求に応じて、指定された他の情報処理装置への電源投入が順次行われる。このため、電源制御装置の装置コストや設置スペースが増大することなく、各情報処理装置に応じた最適なタイミングで電源が投入されるような自動制御を、容易に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電源制御装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電源制御システムのシステム構成例を示す図である。
【図3】装置対応テーブルに格納されるデータの例を示す図である。
【図4】制御ホスト装置における電源制御の設定画面の表示例を示す図である。
【図5】電源の投入または切断を即時行うように指示された場合の電源制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】予約情報テーブルに格納されるデータの例を示す図である。
【図7】電源の投入または切断の予約が設定されている場合の電源制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る電源制御システムのシステム構成例を示す図である。
【図9】データベースサーバにおけるスケジュール設定画面の画面表示例を示す図である。
【図10】データベースサーバにおいて、設定したスケジュールに基づく電源の切り換え動作を電源制御装置に要求するための処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】連動させる他のサーバに対する電源制御設定のための画面表示例を示す図である。
【図12】他のサーバに対する電源の切り換え動作を要求する処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】電源制御装置を用いた従来の電源制御システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
100 電源制御装置
110 情報取得部
120 切り換え制御部
130 予約管理部
140 情報記憶部
141 装置対応テーブル
142 予約情報テーブル
150 電源供給切り換え部
150a バッテリ
151〜155 コンセント端子
160 シャットダウン処理部
200 制御ホスト装置
310 Webサーバ
320 アプリケーションサーバ
330 データベースサーバ
310a、320a、330a 電源ケーブル

Claims (2)

  1. 複数の情報処理装置と、前記各情報処理装置に対する電源供給を制御する電源制御装置とからなる電源制御システムにおいて、
    前記各情報処理装置と前記電源制御装置とがネットワークを介して相互に接続され、
    前記電源制御装置は、
    前記各情報処理装置に対する電源の投入および切断を個別に切り換える電源供給切り換え部と、
    前記各情報処理装置を指定するための装置識別情報と、指定した前記情報処理装置に対する電源の投入または切断のいずれかの切り換え動作を要求するための動作識別情報とを、前記ネットワークを通じて取得する情報取得部と、
    取得した前記装置識別情報に基づいて前記情報処理装置を特定し、特定した前記情報処理装置に対して前記動作識別情報に基づく切り換え動作を実行するように前記電源供給切り換え部を制御する切り換え制御部と、
    を有し、
    前記複数の情報処理装置のうちの少なくとも1つであるホスト装置は、
    前記ホスト装置と連動させて電源を投入させる他の前記情報処理装置を指定するための連動装置識別情報と、前記ホスト装置への電源投入から、前記連動装置識別情報で指定した情報処理装置へ電源を投入するまでの時間間隔を指定する間隔指定情報とを、利用者の入力に応じて設定する連動装置設定部と、
    前記ホスト装置に対して電源が投入された後、前記間隔指定情報により指定された時間間隔が経過すると、前記装置識別情報として前記連動装置識別情報で指定した情報処理装置を指定し、前記動作識別情報として電源投入を指定して、指定した前記装置識別情報および前記動作識別情報を前記電源制御装置に前記ネットワークを通じて送信する切り換え動作要求部と、
    を有することを特徴とする電源制御システム。
  2. 前記電源制御装置において、
    前記情報取得部は、前記装置識別情報および前記動作識別情報とともに、前記動作識別情報に基づく切り換え動作を実行させる時刻を指定するための時刻指定情報を取得し、
    前記切り換え制御部は、前記時刻指定情報で指定された時刻において、指定された前記情報処理装置に対する前記動作識別情報に基づく切り換え動作を前記電源供給切り換え部に実行させ、
    前記ホスト装置において、
    前記切り換え動作要求部は、前記装置識別情報、前記動作識別情報および前記時刻指定情報により、前記ホスト装置自身への電源投入および電源切断を実行させる時刻を、前記電源制御装置に対してあらかじめ設定するとともに、設定した前記電源切断の実行時刻を保持し、前記実行時刻までの時間が前記間隔指定情報で指定した時間間隔になると、対応する前記連動装置識別情報で指定された前記情報処理装置に対して電源の切断を行うように、前記装置識別情報および前記動作識別情報を用いて前記電源制御装置に要求する、
    ことを特徴とする請求項1記載の電源制御システム。
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