JP3995139B2 - 太陽電池の製造方法および太陽電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池の製造方法および太陽電池に係り、特に球体セルを用いた太陽電池の製造方法および太陽電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体のpn接合部分には内部電界が生じており、これに光を当て、電子正孔対を生成させると、生成した電子と正孔は内部電界により分離されて、電子はn側に、正孔はp側に集められ、外部に負荷を接続するとp側からn側に向けて電流が流れる。この効果を利用し、光エネルギーを電気エネルギーに変換する素子として太陽電池の実用化が進められている。
【0003】
近年、単結晶、多結晶シリコンなどの直径1mm以下の球状の半導体(Ball Semiconductor)上に回路パターンを形成して半導体素子を製造する技術が開発されている。
【0004】
その1つとして、アルミ箔を用いて多数個の半導体粒子を接続したソーラーアレーの製造方法が提案されている(特開平6-13633号)。この方法では、図7に示すように、n型表皮部とp型内部を有する半導体粒子207をアルミ箔の開口にアルミ箔201の両側から突出するように配置し、片側の表皮部209を除去し、絶縁層221を形成する。次にp型内部211の一部およびその上の絶縁層221を除去し、その除去された領域217に第2アルミ箔219を結合する。その平坦な領域217が導電部としての第2アルミ箔219に対し良好なオーミック接触を提供するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の太陽電池(上記ソーラーアレー)では、アルミ箔219にパンチ等により打ち抜いて開口を形成し、半導体粒子207をこのアルミ箔219の開口に埋め込んでいた。このため、半導体粒子207をアルミ箔219の開口に対して正確な位置合わせをしてから埋め込まなければならなかった。また、埋め込み時に開口のエッジと球体セル間に隙間ができてしまうのを防ぐため、球体である半導体粒子207が球形状や直径が一定の真球であることが要求されていた。
よって、上記のような従来の太陽電池の製造方法および太陽電池では製造方法が困難であり、製造コストも高くなってしまうという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであり、太陽電池の球体セルが正確な位置合わせや均一な真球でなくても製造でき、低コストかつ簡単で、受光効率の良い太陽電池の製造方法および太陽電池を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の太陽電池の製造方法は、第1導電型半導体層を有する球体基板表面に、第2導電型半導体層を形成してなる球体セルを用いた太陽電池の製造方法において、前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程と、前記球体セル表面の前記第2導電型半導体層をエッチングにより除去し、前記第1導電型半導体層を露出させる工程と、前記第1導電型半導体層が露出した面に、電気的絶縁性および柔軟性のある第2の透明部材を塗布し、硬化させる工程と、前記第1導電型半導体層のみが露出するように前記第2の透明部材を、エッチングにより除去する、もしくは、研削することにより、前記第1導電型半導体層のみを露出させる工程と、前記第2導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび前記第1の透明部材の表面に、第1導電層を形成する工程と、前記第1導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび前記第2の透明部材の表面に、第2導電層を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
かかる方法によれば、大きな面積を一括処理することができ、電極間の短絡が基本的に発生しない。また、基板である絶縁層として柔軟性のある透明部材を用いるため、容易にエッチング処理が可能であり、柔軟で受光面積を大きく取ることができる太陽電池を製造することができ、また、第2導電層を反射効率の良いアルミ薄膜等の金属で形成することができ、太陽光の効率的な利用を図ることができる。
【0008】
本発明の第2は、請求項1に記載の太陽電池の製造方法において、前記第1導電層は、透明導電膜で被覆することにより、形成されることを特徴とする。
かかる方法によれば、この透明導電膜を透過した太陽光を取り込むことができる太陽電池を製造することができる。
【0009】
本発明の第3の太陽電池の製造方法は、第1導電型半導体層を有する球体基板表面に、第2導電型半導体層を形成してなる球体セルを用いた太陽電池の製造方法において、前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程と、前記球体セル表面の前記第2導電型半導体層をエッチングにより除去し、前記第1導電型半導体層を露出させる工程と、前記第1導電型半導体層が露出した面に、電気的絶縁性および柔軟性のある第2の透明部材を塗布し、硬化させる工程と、前記第1導電型半導体層のみが露出するように前記第2の透明部材を、エッチングにより除去する、もしくは、研削することにより、前記第1導電型半導体層のみを露出させる工程と、前記第2導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび前記第1の透明部材の表面を導電性の金属膜で被覆する工程と、前記金属膜の表面に、光透過層を形成する工程と、前記球体セル間の隙間には残り、前記球体セル上部のみが露出するようになるまで、前記光透過層を除去する工程と、残った前記光透過層をマスクとして用い、前記球体セル上部の前記第2導電型半導体層が露出するように、前記金属膜の一部を除去することにより第1導電層を形成する工程と、前記第1導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび前記第2の透明部材の表面に、第2導電層を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
かかる方法によれば、大きな面積を一括処理することができ、電極間の短絡が基本的に発生しない。また、基板である絶縁層として柔軟性のある透明部材を用いるため、容易にエッチング処理が可能であり、上側の第1導電層を金属膜で形成するため、この金属膜で反射した太陽光を球体セルに取り込むことができ、太陽光の効率的な利用を図れる太陽電池を製造することができる。
【0010】
本発明の第4は、請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池の製造方法において、前記第2導電層は、透明導電膜で被覆することにより、形成されることを特徴とする。
かかる方法によれば、表裏の両面とも受光面となる太陽電池を製造することができる。
【0011】
本発明の第5は、請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池の製造方法において、前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程は、離型性粘着テープに前記球体セルを載置し、配列させ、仮固定する工程と、前記球体セルを配列した前記離型性粘着テープの外縁に、離型性型枠を設ける工程と、液状の電気的絶縁性および柔軟性のある前記第1の透明部材を、前記球体セルの一部が液面から露出しないようになるまで流し込み、硬化させる工程と、硬化させた前記第1の透明部材で固定した前記球体セルを、前記離形性型枠および前記離型性粘着テープから外す工程と、前記第1の透明部材をエッチングし、表裏両面ともに球体セルの一部を、前記第1の透明部材から露出させる工程と、を含むことを特徴とする。
かかる方法によれば、球体セルの正確な位置決めを必要とせず、球体セルの球形状や直径が一定の真球でなくてもよく、形状や直径がにばらつきがあっても配列でき、また、凝集型の配列方法、格子状の配列方法、千鳥状の配列方法、などの配列方法により任意の形状に配列させることが可能である。
【0012】
本発明の第6は、請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池の製造方法において、前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程は、柔軟材を下地に敷いて形成された柔軟離型性粘着テープに、前記球体セルを載置し、配列させ、仮固定する工程と、前記球体セルを配列した前記柔軟離型性粘着テープの外縁に離型性型枠を設ける工程と、液状の電気的絶縁性および柔軟性のある前記第1の透明部材を、前記球体セルの一部が前記透明部材の液面から出るように流し込み、硬化させる工程と、前記離型性型枠を外し、前記柔軟離型性粘着テープを下型とし、前記球体セルの上面に柔軟離型性テープを貼り、これを上型とし、上下より加圧しながら前記第1の透明部材を硬化させる工程と、前記下型の柔軟離型性粘着テープと、前記上型の柔軟離型性テープとを剥がし取る程と、を含むことを特徴とする。
かかる方法によれば、球体セルの球形状や直径が一定の真球でなくてもよく、形状や直径がにばらつきがあっても配列でき、また、凝集型の配列方法、格子状の配列方法、千鳥状の配列方法、などの配列方法により任意の形状に配列させることが可能である。さらに、第1の透明部材をエッチング処理ではなく加圧処理で成形するため、処理時間の短縮と、エッチング液が不要になり、製造コストが低減できる。
【0013】
本発明の第7の太陽電池は、透明導電膜の第1導電層と、柔軟性のある透明部材からなる絶縁層と、透明導電膜の第2導電層とが積層されてなる基板に、内部が第1導電型半導体層、表面が第2導電型半導体層からなる球体セルが、埋め込むように形成され、前記球体セルの一部が前記絶縁層の表面に露出し、前記球体セルの径方向反対側で前記第2導電型半導体層が部分的に除去されて前記第1導電型半導体層が前記絶縁層の裏面へ露出し、前記絶縁層の前記表面および該表面に露出した球体セルの球面に密着して前記第1導電層が形成され、前記絶縁層の裏面および該裏面に露出した球体セルの前記第1導電型半導体層の球面に沿って前記第2導電層が形成され、前記絶縁層によって、前記第1導電層と前記第2導電層とが電気的に絶縁されるとともに前記球体セルの前記第2導電型半導体層と前記第2導電層とが電気的に絶縁され、前記第1導電層が前記球体セルの外側電極となり、前記第2導電層が前記球体セルの内側電極となることを特徴とする。
かかる構成によれば、製造が容易で単純な構造であり、内側電極と外側電極の短絡が基本的に発生せず、受光面に設けられた透明な絶縁層により受光効率の優れた太陽電池を実現できる。また、この透明導電膜を透過した太陽光を取り込むことができる太陽電池を実現できる。
【0015】
本発明の第8は、光透過層と、透明導電膜の第1導電層と、柔軟性のある透明部材からなる絶縁層と、透明導電膜の第2導電層とが積層されてなる基板に、内部が第1導電型半導体層、表面が第2導電型半導体層からなる球体セルが、埋め込むように形成され、前記球体セルの一部が前記絶縁層の表面に露出し、前記球体セルの径方向反対側で前記第2導電型半導体層が部分的に除去されて前記第1導電型半導体層が前記絶縁層の裏面へ露出し、前記絶縁層の前記表面側で、前記球体セルの露出縁部近傍から前記絶縁層の表面に沿って前記第1導電層が形成され、前記絶縁層の裏面および該裏面に露出した球体セルの前記第1導電型半導体層の球面に沿って前記第2導電層が形成され、前記絶縁層によって、前記第1導電層と前記第2導電層とが電気的に絶縁されるとともに前記球体セルの前記第2導電型半導体層と前記第2導電層とが電気的に絶縁され、さらに、前記第1導電層に前記光透過層が形成され、前記第1導電層が前記球体セルの外側電極となり、前記第2導電層が前記球体セルの内側電極となることを特徴とする。
かかる構成によれば、製造が容易で単純な構造であり、内側電極と外側電極の短絡が基本的に発生せず、第1導電層が、球体セルの受光面を除いて形成されており、これにより、反射した太陽光を球体セルに取り込むことができ、受光効率の優れた太陽電池を実現できる。
また、太陽電池の全面が表裏面とも透明となるため、太陽光の有効利用が実現できる。
【0016】
本発明の第9は、請求項7または8に記載の太陽電池において、前記絶縁層は、該絶縁層の裏面側で、露出した球体セルの第1導電型半導体層の露出縁部を囲包するように形成され、これによって前記球体セルの第2導電型半導体層と前記第2導電層とが電気的に絶縁されることを特徴とする前記第2導電層が透明導電膜で形成されてなることを特徴とする。
かかる構成により、内側電極と球体セルの表層、即ち第2導電型半導体層との電気的短絡が起きる心配がなくなり、また外側電極と内側電極との短絡も防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る太陽電池および太陽電池の製造方法について実施の形態を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る太陽電池を説明する(a)要部斜視図、(b)要部斜視図のA−A線に対する概略断面図である。
第1の実施の形態に係る太陽電池は、図1の(a)に示すように、例えばITO等で形成される透明な第1導電層14と、柔軟性のある透明部材からなる絶縁層13と、例えばアルミニウム等の導電性の金属膜で形成される第2導電層15とが積層されてなる基板20に、太陽電池のセルとなる球体セル10を埋め込むように固定されてなる。
【0019】
さらに詳しく本実施の形態に係る太陽電池の断面構造を説明する。
図1の(b)に示すように、内部のp型半導体層(第1導電型半導体層)11とpn接合を形成するn型半導体層(第2導電型半導体層)12を有する球体セル10が、電気的絶縁性および柔軟性のある透明部材13a,13bで形成される絶縁層13に埋め込むように形成され、その下面に形成された第2導電層15とp型半導体層11が電気的に接続されるように構成されている。これにより、第2導電層15は太陽電池の内側電極(p型半導体層に対する電極)となっている。
【0020】
また、絶縁層13の上面(受光面)に形成された透明な第1導電層14は、n型半導体層12と電気的に接続されるように構成されている。これにより、第1導電層14は、太陽電池の外側電極(n型半導体層に対する電極)となっている。
【0021】
そして、球体セル10が埋め込まれた柔軟性のある透明部材13a,13bで形成される絶縁層13は、前記第1導電層14(太陽電池の外側電極)と第2導電層15(太陽電池の内側電極)とを電気的に絶縁するように形成されてなる
【0022】
次に、本実施の形態に係る太陽電池の具体的な製造方法の一例を以下、説明する。
まず、本実施の形態で用いる球体セル10の形成方法の一例について説明する。
直径1mmのp型多結晶シリコン粒を真空中で加熱しつつ落下させ、結晶性の良好なp型多結晶シリコン球(p型半導体層)11を形成し、この表面に、フォスフィンを含むシランなどの混合ガスを用いたCVD法により、n型多結晶シリコン層(n型半導体層)12を形成する。ここでCVD工程は細いチューブ内でシリコン球を搬送しながら、所望の反応温度に加熱されたガスを供給排出することにより、薄膜形成を行うものである。
【0023】
なお、この工程は、p型多結晶シリコン粒を真空中で加熱しつつ落下させながら球状化し、p型多結晶シリコン球(p型半導体層)11を形成するとともに、落下途上で所望のガスと接触させることにより、n型多結晶シリコン層(n型半導体層)12を形成する様にすることも可能である。
【0024】
次に、上述の球体セル10を用いた太陽電池の製造方法について、図2、図3を用いて説明する。
【0025】
図2は、第1の製造方法における球体セル10の配置から、絶縁層13に固定するまでの工程を説明する概略断面図である。
まず、図2の(a)に示すように、離型性粘着テープ21(例えば、テフロン)に球体セル10を載置し配列させ仮固定する。この配列方法は、例えば、球体セル10同士を隙間無く接触するように配列させる凝集型の配列方法、一定の隙間を空ける格子状の配列方法、または千鳥状に配列させる配列方法、などの配列方法により任意の形状に配列させることが可能である。
【0026】
次に、図2の(b)に示すように、球体セル10を配列した離型性粘着テープ21の外縁に、離形性型枠22(例えば、テフロン)を設ける。
【0027】
次に、図2の(c)に示すように、電気的絶縁性を有し、硬化した後に柔軟性が得られる性質を持つ、常温下で液状の透明部材13a(例えば、エポキシ樹脂)を球体セル10の一部が液面から露出しないようになるまで流し込み、その後、100℃〜150℃に加熱して硬化させる。
なお、上記透明部材として、時間経過に伴い自然に硬化する性質の樹脂を用いても良く、その場合には、上記の加熱処理は必要がなくなる。また、上記のエポキシ樹脂に変えて、ポリイミド樹脂、ガラス樹脂等を用いることもできる。
また、上記の流し込む透明部材13aの量を、球体セル10の一部が透明部材13aの液面から出る程度(図2の(d)の点線部分まで)の量としても良い。
【0028】
次に、図2の(d)に示すように、硬化させた透明部材13aで固定した球体セル10を、離形性型枠22および離型性粘着テープ21から外す。
【0029】
次の工程以降は、図3を用いて以下、説明する。
図3は、球体セル10を透明部材13aで固定した後、完成するまでの工程を説明する概略断面図である。
球体セル10が硬化した透明部材13aから露出していない場合は、透明部材13aを選択的にエッチングすることができる(球体セル10はエッチングしない)性質のエッチング剤(例えば、透明部材13aがエポキシ樹脂の場合は、発煙硝酸等)を用いてエッチングを施すことにより、表裏両面ともに球体セル10の一部を透明部材13aから露出させ、図3の(a)に示す状態とする。
また、球体セル10が硬化した透明部材13aから露出している場合は、露出している側のみをエッチングし、図3の(a)に示す状態とする。
【0030】
次に、図3の(b)に示すように、片面(図では下面)の露出した球体セル10表面のn型半導体層12をエッチングにより除去し、p型半導体層11を露出させる。
【0031】
次に、図3の(c)に示すように、p型半導体層11が露出した側の表面(球体セル10表面および透明部材13a表面)に、電気的絶縁性を有し、硬化した後に柔軟性が得られる性質を持つ液状の透明部材13b(例えば、エポキシ樹脂)を塗布し、硬化させる。この透明部材13bは、前記の透明部材13aと同じ材質の樹脂を用いることが好ましい。
【0032】
次に、図3の(d)に示すように、p型半導体層11層のみが露出するように透明部材13bをエッチング(例えば、透明部材13bがエポキシ樹脂の場合は、発煙硝酸を用いる)するか、もしくは、グラインディング等により研削することにより、透明部材13bからp型半導体層11層のみを露出させる。
このようにして、透明部材13aおよび透明部材13bにより太陽電池の基板となる絶縁層13が形成される。
【0033】
次に、図3の(e)に示すように、n型半導体層12が露出した側の表面(n型半導体層12及び透明部材13bの表面)を、透明導電膜(例えば、ITO等)で被覆(コーティング)し、これを第1導電層14(太陽電池の外側電極)とする。
【0034】
最後に、図3の(f)に示すように、透明部材13b上のp型半導体層11の露出した側の表面(p型半導体層11及び透明部材13aの表面)を、例えば、スパッタリング法などにより、導電金属膜(例えば、アルミニウム等)で被覆(コーティング)し、これを第2導電層15(太陽電池の内側電極)とする。または、ニッケル等で鍍金し、その上に半田等を塗布して、第2導電層15(太陽電池の内側電極)としても良い。
なお、上記アルミニウム等の導電性の金属膜の代わりに、ITO等の透明導電膜で被覆(コーティング)しても良く、この場合は、両面から受光することが可能となる。
以上の一連の工程により、本実施の形態の太陽電池が形成される。
【0035】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の太陽電池は、図1に示すように、上述の第1の実施の形態の太陽電池と構成は同一であるが、その製造方法において、球体セル10の配置から、絶縁層13に固定するまでの工程にのみが異なり、以下、その製造工程について詳細に説明する。
【0036】
図4は、第2の実施の形態における球体セル10の配置から、絶縁層13に固定するまでの工程を説明する概略断面図である。
まず、図4の(a)に示すように、柔軟材を下地に敷いて形成された柔軟離型性粘着テープ31に、球体セル10を載置し配列させ仮固定する。この配列方法は、例えば、球体セル10同士を隙間無く接触するように配列させる凝集型の配列方法、一定の隙間を空ける格子状の配列方法、または千鳥状に配列させる配列方法、などの配列方法により任意の形状に配列させることが可能である。
【0037】
次に、図4の(b)に示すように、球体セル10を配列した柔軟離型性粘着テープ31(柔軟材を下地に敷いて形成されたテフロン等の離型性テープ)の外縁に離形性型枠22(例えば、テフロン)を設ける。
【0038】
次に、図4の(c)に示すように、電気的絶縁性を有し、硬化した後に柔軟性が得られる性質を持つ、常温下で液状の透明部材13a(例えば、エポキシ樹脂)を適量流し込む。
なお、上記のエポキシ樹脂に変えて、ポリイミド樹脂、ガラス樹脂等を用いてることもできる。
【0039】
次に、図4の(d)に示すように、離型性型枠32を外す。
そして、図4の(e)に示すように、柔軟離型性粘着テープ31を下型とし、球体セル10の上面に柔軟離型性テープ33(柔軟材を下地に敷いて形成されたテフロン等の離型性テープ)を貼り上型とし、100℃〜150℃に加熱し、プレス装置等を用いて加圧する。
【0040】
次に、下型の柔軟離型性粘着テープ31と、上型の柔軟離型性テープ33とを剥がし取る。これにより、図3の(a)に示す状態となる。
次の工程以降は、図3の(b)〜(f)に示すように、第1の製造方法と同様の方法を用いて製造する。
以上の一連の工程により、本実施の形態の太陽電池が形成される。
【0041】
(第3の実施の形態)
図5は、第3の実施の形態に係る太陽電池を説明する(a)要部斜視図、
(b)要部斜視図A−A線に対する概略断面図である。
本実施の形態に係る太陽電池は、図5の(a)に示すように、例えば透明なエポキシ樹脂からなる光透過層16と、例えばアルミニウム等の導電性の金属膜で形成される第1導電層14と、柔軟性のある透明部材からなる絶縁層13と、例えばアルミニウム等の導電性の金属膜で形成される第2導電層15とが積層されてなる基板30に、太陽電池のセルとなる球体セル10を埋め込むように固定されてなる。
【0042】
さらに詳しく本実施の形態に係る太陽電池の断面構造を説明する。
この図5の(b)に示すように、内部のp型半導体層(第1導電型半導体層)11とpn接合を形成するn型半導体層(第2導電型半導体層)12を有する球体セル10が、電気的絶縁性および柔軟性のある透明部材13a,13bで形成される絶縁層13に埋め込むように形成され、その下面に形成された第2導電層15とp型半導体層11が電気的に接続されるように構成されている。これにより、第2導電層15は太陽電池の内側電極(p型半導体層に対する電極)となっている。
【0043】
また、球体セル10の受光面を除いたn型半導体層の一部表面と、絶縁層13の上側の表面とに第1導電層14が形成され、n型半導体層12と電気的に接続されるように構成されている。これにより、第1導電層14は、太陽電池の外側電極(n型半導体層に対する電極)になっている。
【0044】
そして、球体セル10が埋め込まれた柔軟性のある透明部材13a,13bで形成される絶縁層13は、前記第1導電層14(太陽電池の外側電極)と第2導電層15(太陽電池の内側電極)とを電気的に絶縁するように形成されてなる。
【0045】
次に、本実施の形態に係る太陽電池の具体的な製造方法の一例を説明する。
本実施の形態は、図3の(d)の絶縁層13を形成する工程までは、上述の第1の実施の形態または第2の実施の形態の製造方法と同様に製造を行い、その後、図6に示した一連の工程で太陽電池を形成するものである。
以下、図6の第3の実施の形態の一部工程を説明する概略断面図を用いて、絶縁層13形成以降の工程を説明する。
【0046】
図3の(d)の絶縁層13形成の後、図6の(a)に示すように、n型半導体層12が露出した側の表面(n型半導体層12及び透明部材13bの表面)を、例えば、スパッタリング法などにより、導電性の金属膜(例えば、アルミニウム等)で被覆(コーティング)し、これを第1導電層14(太陽電池の外側電極)とする。
【0047】
次に、図6の(b)に示すように、球体セル10の上部に、例えば、透明なエポキシ樹脂で被覆(コーティング)することにより光透過層16を形成する。
【0048】
次に、図6の(c)に示すように、球体セル10間の隙間には残り、球体セル10上部のみが露出するようになるまで、光透過層16をエッチングする。
【0049】
次に、図6の(d)に示すように、残った光透過層16をマスクとして用い、球体セル10上部のn型半導体層12が露出するように、第1導電層14をエッチングして除去する。
【0050】
最後に、図6の(e)に示すように、透明部材13b上のp型半導体層11の露出した側の表面(p型半導体層11及び透明部材13aの表面)を、例えば、スパッタリング法などにより、導電性の金属膜(例えば、アルミニウム等)で被覆(コーティング)し、これを第2導電層15(太陽電池の内側電極)とする。
以上の一連の工程により、第3の実施の形態の太陽電池が形成される。
【0051】
上述の各実施の形態において、第1導電型をp型、第2導電型をn型として、説明を行ったが、第1導電型をn型、第2導電型をp型としても同様に製造できるものである。
また、p型多結晶を球状基板とする球体セルを用いたが、p型単結晶またはp型アモルファスシリコンなどを用いても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明に係る太陽電池の製造方法および太陽電池によれば、球体セルの正確な位置決めを必要とせず、球体セルの球形状や直径が一定の真球でなくてもよく、形状や直径がにばらつきがあっても製造可能である。
また、凝集型の配列方法、格子状の配列方法、千鳥状の配列方法、などの配列方法により任意の形状に配列させることができ、自由な設計が可能である。
また、大きな面積を一括処理することができ、さらに、電極間の短絡が基本的に発生しない製造方法である。
また、基板である絶縁層として柔軟性のある透明部材を用いることができるため、容易にエッチング処理が可能であり、柔軟で受光面積を大きく取ることができる太陽電池を製造することができ、
また、上の第1導電層を透明な導電膜で形成し、下の第2導電層をアルミ薄膜で形成することができるため(アルミ薄膜は反射効率が良いため)、反射した太陽光を球体セルに取り込むことができ、太陽光の効率的な利用を図ることができる。
また、上側の第1導電層を金属膜で形成することができるため、この金属膜で反射した太陽光を球体セルに取り込むことができ、太陽光の効率的な利用を図れることができる。
さらに、上下2つの導電層(第1導電層および第2導電層)をどちらも透明な導電膜で形成することもでき、この場合は、太陽電池の表裏の両面とも受光面として使用することができるので、さらに効率的な太陽光の利用を図ることができるものである。
これらの効果により、低コストかつ簡単な太陽電池の製造方法で、受光効率の優れた太陽電池を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る太陽電池を説明する(a)要部斜視図、(b)要部斜視図のA−A線に対する概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池の製造方法における、球体セルを第1により固定するまでの工程を説明する概略断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る太陽電池の製造方法における、球体セルを第1 により固定するまでの工程を説明する概略断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る太陽電池の製造方法の第1絶縁層により固定した後の工程の概略断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る太陽電池を説明する(a)要部斜視図、(b)要部斜視図A−A線に対する概略断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の一部工程を説明する概略断面図である。
【図7】従来の太陽電池を説明する概略断面図である。
【符号の説明】
10 球体セル
11 第1導電型(p型)半導体層
12 第2導電型(n型)半導体層
13 絶縁層
13a,13b 絶縁部材
14 第1導電層
15 第2導電層
16 光透過層
20,30 基板
21,31 離型性粘着テープ
22,32 離型性型枠
33 柔軟離型性テープ

Claims (9)

  1. 第1導電型半導体層を有する球体基板表面に、第2導電型半導体層を形成してなる球体セルを用いた太陽電池の製造方法において、
    前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程と、
    前記球体セル表面の前記第2導電型半導体層をエッチングにより除去し、前記第1導電型半導体層を露出させる工程と、
    前記第1導電型半導体層が露出した面に、電気的絶縁性および柔軟性のある第2の透明部材を塗布し、硬化させる工程と、
    前記第1導電型半導体層のみが露出するように前記第2の透明部材を、エッチングにより除去する、もしくは、研削することにより、前記第1導電型半導体層のみを露出させる工程と、
    前記第2導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび前記第1の透明部材の表面に、第1導電層を形成する工程と、
    前記第1導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび前記第2の透明部材の表面に、第2導電層を形成する工程と、を含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  2. 請求項1に記載の太陽電池の製造方法において、前記第1導電層は、透明導電膜で被覆することにより、形成されることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  3. 第1導電型半導体層を有する球体基板表面に、第2導電型半導体層を形成してなる球体セルを用いた太陽電池の製造方法において、
    前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程と、
    前記球体セル表面の前記第2導電型半導体層をエッチングにより除去し、前記第1導電型半導体層を露出させる工程と、
    前記第1導電型半導体層が露出した面に、電気的絶縁性および柔軟性のある第2の透明部材を塗布し、硬化させる工程と、
    前記第1導電型半導体層のみが露出するように前記第2の透明部材を、エッチングにより除去する、もしくは、研削することにより、前記第1導電型半導体層のみを露出させる工程と、
    前記第2導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび前記第1の透明部材の表面を導電性の金属膜で被覆する工程と、
    前記金属膜の表面に、光透過層を形成する工程と、
    前記球体セル間の隙間には残り、前記球体セル上部のみが露出するようになるまで、前記光透過層を除去する工程と、
    残った前記光透過層をマスクとして用い、前記球体セル上部の前記第2導電型半導体層が露出するように、前記金属膜の一部を除去することにより第1導電層を形成する工程と、
    前記第1導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび前記第2の透明部材の表面に、第2導電層を形成する工程と、を含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池の製造方法において、前記第2導電層は、透明導電膜で被覆することにより、形成されることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池の製造方法において、前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程は、
    離型性粘着テープに前記球体セルを載置し、配列させ、仮固定する工程と、
    前記球体セルを配列した前記離型性粘着テープの外縁に、離型性型枠を設ける工程と、
    液状の電気的絶縁性および柔軟性のある前記第1の透明部材を、前記球体セルの一部が液面から露出しないようになるまで流し込み、硬化させる工程と、
    硬化させた前記第1の透明部材で固定した前記球体セルを、前記離形性型枠および前記離型性粘着テープから外す工程と、
    前記第1の透明部材をエッチングし、表裏両面ともに球体セルの一部を、前記第1の透明部材から露出させる工程と、を含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池の製造方法において、前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程は、
    柔軟材を下地に敷いて形成された柔軟離型性粘着テープに、前記球体セルを載置し、配列させ、仮固定する工程と、
    前記球体セルを配列した前記柔軟離型性粘着テープの外縁に離型性型枠を設ける工程と、
    液状の電気的絶縁性および柔軟性のある前記第1の透明部材を、前記球体セルの一部が前記透明部材の液面から出るように流し込み、硬化させる工程と、
    前記離型性型枠を外し、前記柔軟離型性粘着テープを下型とし、前記球体セルの上面に柔軟離型性テープを貼り、これを上型とし、上下より加圧しながら前記第1の透明部材を硬化させる工程と、
    前記下型の柔軟離型性粘着テープと、前記上型の柔軟離型性テープとを剥がし取る程と、を含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  7. 透明導電膜の第1導電層と、柔軟性のある透明部材からなる絶縁層と、透明導電膜の第2導電層とが積層されてなる基板に、内部が第1導電型半導体層、表面が第2導電型半導体層からなる球体セルが、埋め込むように形成され、
    前記球体セルの一部が前記絶縁層の表面に露出し、前記球体セルの径方向反対側で前記第2導電型半導体層が部分的に除去されて前記第1導電型半導体層が前記絶縁層の裏面へ露出し、
    前記絶縁層の前記表面および該表面に露出した球体セルの球面に密着して前記第1導電層が形成され、
    前記絶縁層の裏面および該裏面に露出した球体セルの前記第1導電型半導体層の球面に沿って前記第2導電層が形成され、
    前記絶縁層によって、前記第1導電層と前記第2導電層とが電気的に絶縁されるとともに前記球体セルの前記第2導電型半導体層と前記第2導電層とが電気的に絶縁され、
    前記第1導電層が前記球体セルの外側電極となり、前記第2導電層が前記球体セルの内側電極となることを特徴とする太陽電池。
  8. 光透過層と、透明導電膜の第1導電層と、柔軟性のある透明部材からなる絶縁層と、透明導電膜の第2導電層とが積層されてなる基板に、内部が第1導電型半導体層、表面が第2導電型半導体層からなる球体セルが、埋め込むように形成され、
    前記球体セルの一部が前記絶縁層の表面に露出し、前記球体セルの径方向反対側で前記第2導電型半導体層が部分的に除去されて前記第1導電型半導体層が前記絶縁層の裏面へ露出し、
    前記絶縁層の前記表面側で、前記球体セルの露出縁部近傍から前記絶縁層の表面に沿って前記第1導電層が形成され、
    前記絶縁層の裏面および該裏面に露出した球体セルの前記第1導電型半導体層の球面に沿って前記第2導電層が形成され、
    前記絶縁層によって、前記第1導電層と前記第2導電層とが電気的に絶縁されるとともに前記球体セルの前記第2導電型半導体層と前記第2導電層とが電気的に絶縁され、
    さらに、前記第1導電層に前記光透過層が形成され
    前記第1導電層が前記球体セルの外側電極となり、前記第2導電層が前記球体セルの内側電極となることを特徴とする太陽電池。
  9. 請求項7または8に記載の太陽電池において、前記絶縁層は、該絶縁層の裏面側で、露出した球体セルの第1導電型半導体層の露出縁部を囲包するように形成され、これによって前記球体セルの第2導電型半導体層と前記第2導電層とが電気的に絶縁されることを特徴とする太陽電池。
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