JP2002076408A - 太陽電池の製造方法および太陽電池 - Google Patents

太陽電池の製造方法および太陽電池

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JP2002076408A JP2000265953A JP2000265953A JP2002076408A JP 2002076408 A JP2002076408 A JP 2002076408A JP 2000265953 A JP2000265953 A JP 2000265953A JP 2000265953 A JP2000265953 A JP 2000265953A JP 2002076408 A JP2002076408 A JP 2002076408A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球体セルが正確な位置合わせや均一な真球で
なくても製造でき、低コストかつ簡単で、受光効率の良
い太陽電池の製造方法および太陽電池を提供する。 【解決手段】 球体セルの上部表面および下部表面が露
出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の
透明部材で固定する工程と、球体セル表面の第2導電型
半導体層をエッチングにより除去し、第1導電型半導体
層を露出させる工程と、第1導電型半導体層が露出した
面に、電気的絶縁性および柔軟性のある第2の透明部材
を塗布し、硬化させる工程と、前記第1導電型半導体層
のみが露出するように第2の透明部材を、エッチングに
より除去する、もしくは、研削することにより、第1導
電型半導体層のみを露出させる工程と、第2導電型半導
体層が露出した側の、球体セルおよび第1の透明部材の
表面に、第1導電層を形成する工程と、第1の透明部材
上の第1導電型半導体層の露出した側の、球体セルおよ
び第2の透明部材の表面に、第2導電層を形成する工程
と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池の製造方
法および太陽電池に係り、特に球体セルを用いた太陽電
池の製造方法および太陽電池に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体のpn接合部分には内部電界が生
じており、これに光を当て、電子正孔対を生成させる
と、生成した電子と正孔は内部電界により分離されて、
電子はn側に、正孔はp側に集められ、外部に負荷を接
続するとp側からn側に向けて電流が流れる。この効果
を利用し、光エネルギーを電気エネルギーに変換する素
子として太陽電池の実用化が進められている。
【0003】近年、単結晶、多結晶シリコンなどの直径
1mm以下の球状の半導体(Ball Semiconductor)上に
回路パターンを形成して半導体素子を製造する技術が開
発されている。
【0004】その1つとして、アルミ箔を用いて多数個
の半導体粒子を接続したソーラーアレーの製造方法が提
案されている(特開平6-13633号)。この方法で
は、図7に示すように、n型表皮部とp型内部を有する
半導体粒子207をアルミ箔の開口にアルミ箔201の
両側から突出するように配置し、片側の表皮部209を
除去し、絶縁層221を形成する。次にp型内部211
の一部およびその上の絶縁層221を除去し、その除去
された領域217に第2アルミ箔219を結合する。そ
の平坦な領域217が導電部としての第2アルミ箔21
9に対し良好なオーミック接触を提供するようにしたも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の太陽電池(上記ソーラーアレー)では、アル
ミ箔219にパンチ等により打ち抜いて開口を形成し、
半導体粒子207をこのアルミ箔219の開口に埋め込
んでいた。このため、半導体粒子207をアルミ箔21
9の開口に対して正確な位置合わせをしてから埋め込ま
なければならなかった。また、埋め込み時に開口のエッ
ジと球体セル間に隙間ができてしまうのを防ぐため、球
体である半導体粒子207が球形状や直径が一定の真球
であることが要求されていた。よって、上記のような従
来の太陽電池の製造方法および太陽電池では製造方法が
困難であり、製造コストも高くなってしまうという問題
点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであり、太陽電池の球体セルが正確な位置合わせや
均一な真球でなくても製造でき、低コストかつ簡単で、
受光効率の良い太陽電池の製造方法および太陽電池を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の太陽電池
の製造方法は、第1導電型半導体層を有する球体基板表
面に、第2導電型半導体層を形成してなる球体セルを用
いた太陽電池の製造方法において、前記球体セルの上部
表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁性お
よび柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程と、前
記球体セル表面の前記第2導電型半導体層をエッチング
により除去し、前記第1導電型半導体層を露出させる工
程と、前記第1導電型半導体層が露出した面に、電気的
絶縁性および柔軟性のある第2の透明部材を塗布し、硬
化させる工程と、前記第1導電型半導体層のみが露出す
るように前記第2の透明部材を、エッチングにより除去
する、もしくは、研削することにより、前記第1導電型
半導体層のみを露出させる工程と、前記第2導電型半導
体層が露出した側の、前記球体セルおよび前記第1の透
明部材の表面に、第1導電層を形成する工程と、前記第
1導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび
前記第2の透明部材の表面に、第2導電層を形成する工
程と、を含むことを特徴とする。かかる方法によれば、
大きな面積を一括処理することができ、電極間の短絡が
基本的に発生しない。また、基板である絶縁層として柔
軟性のある透明部材を用いるため、容易にエッチング処
理が可能であり、柔軟で受光面積を大きく取ることがで
きる太陽電池を製造することができ、また、第2導電層
を反射効率の良いアルミ薄膜等の金属で形成することが
でき、太陽光の効率的な利用を図ることができる。
【0008】本発明の第2は、請求項1に記載の太陽電
池の製造方法において、前記第1導電層は、透明導電膜
で被覆することにより、形成されることを特徴とする。
かかる方法によれば、この透明導電膜を透過した太陽光
を取り込むことができる太陽電池を製造することができ
る。
【0009】本発明の第3の太陽電池の製造方法は、第
1導電型半導体層を有する球体基板表面に、第2導電型
半導体層を形成してなる球体セルを用いた太陽電池の製
造方法において、前記球体セルの上部表面および下部表
面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性のある
第1の透明部材で固定する工程と、前記球体セル表面の
前記第2導電型半導体層をエッチングにより除去し、前
記第1導電型半導体層を露出させる工程と、前記第1導
電型半導体層が露出した面に、電気的絶縁性および柔軟
性のある第2の透明部材を塗布し、硬化させる工程と、
前記第1導電型半導体層のみが露出するように前記第2
の透明部材を、エッチングにより除去する、もしくは、
研削することにより、前記第1導電型半導体層のみを露
出させる工程と、前記第2導電型半導体層が露出した側
の、前記球体セルおよび前記第1の透明部材の表面を導
電性の金属膜で被覆する工程と、前記金属膜の表面に、
光透過層を形成する工程と、前記球体セル間の隙間には
残り、前記球体セル上部のみが露出するようになるま
で、前記光透過層を除去する工程と、残った前記光透過
層をマスクとして用い、前記球体セル上部の前記第2導
電型半導体層が露出するように、前記金属膜の一部を除
去することにより第1導電層を形成する工程と、前記第
1導電型半導体層が露出した側の、前記球体セルおよび
前記第2の透明部材の表面に、第2導電層を形成する工
程と、を含むことを特徴とする。かかる方法によれば、
大きな面積を一括処理することができ、電極間の短絡が
基本的に発生しない。また、基板である絶縁層として柔
軟性のある透明部材を用いるため、容易にエッチング処
理が可能であり、上側の第1導電層を金属膜で形成する
ため、この金属膜で反射した太陽光を球体セルに取り込
むことができ、太陽光の効率的な利用を図れる太陽電池
を製造することができる。
【0010】本発明の第4は、請求項1〜3のいずれか
に記載の太陽電池の製造方法において、前記第2導電層
は、透明導電膜で被覆することにより、形成されること
を特徴とする。かかる方法によれば、表裏の両面とも受
光面となる太陽電池を製造することができる。
【0011】本発明の第5は、請求項1〜4のいずれか
に記載の太陽電池の製造方法において、前記球体セルの
上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁
性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程
は、離型性粘着テープに前記球体セルを載置し、配列さ
せ、仮固定する工程と、前記球体セルを配列した前記離
型性粘着テープの外縁に、離型性型枠を設ける工程と、
液状の電気的絶縁性および柔軟性のある前記第1の透明
部材を、前記球体セルの一部が液面から露出しないよう
になるまで流し込み、硬化させる工程と、硬化させた前
記第1の透明部材で固定した前記球体セルを、前記離形
性型枠および前記離型性粘着テープから外す工程と、前
記第1の透明部材をエッチングし、表裏両面ともに球体
セルの一部を、前記第1の透明部材から露出させる工程
と、を含むことを特徴とする。かかる方法によれば、球
体セルの正確な位置決めを必要とせず、球体セルの球形
状や直径が一定の真球でなくてもよく、形状や直径がに
ばらつきがあっても配列でき、また、凝集型の配列方
法、格子状の配列方法、千鳥状の配列方法、などの配列
方法により任意の形状に配列させることが可能である。
【0012】本発明の第6は、請求項1〜4のいずれか
に記載の太陽電池の製造方法において、前記球体セルの
上部表面および下部表面が露出するように、電気的絶縁
性および柔軟性のある第1の透明部材で固定する工程
は、柔軟材を下地に敷いて形成された柔軟離型性粘着テ
ープに、前記球体セルを載置し、配列させ、仮固定する
工程と、前記球体セルを配列した前記柔軟離型性粘着テ
ープの外縁に離型性型枠を設ける工程と、液状の電気的
絶縁性および柔軟性のある前記第1の透明部材を、前記
球体セルの一部が前記透明部材の液面から出るように流
し込み、硬化させる工程と、前記離型性型枠を外し、前
記柔軟離型性粘着テープを下型とし、前記球体セルの上
面に柔軟離型性テープを貼り、これを上型とし、上下よ
り加圧しながら前記第1の透明部材を硬化させる工程
と、前記下型の柔軟離型性粘着テープと、前記上型の柔
軟離型性テープとを剥がし取る程と、を含むことを特徴
とする。かかる方法によれば、球体セルの球形状や直径
が一定の真球でなくてもよく、形状や直径がにばらつき
があっても配列でき、また、凝集型の配列方法、格子状
の配列方法、千鳥状の配列方法、などの配列方法により
任意の形状に配列させることが可能である。さらに、第
1の透明部材をエッチング処理ではなく加圧処理で成形
するため、処理時間の短縮と、エッチング液が不要にな
り、製造コストが低減できる。
【0013】本発明の第7の太陽電池は、第1導電層
と、柔軟性のある透明部材からなる絶縁層と、第2導電
層とが積層されてなる基板に、内部が第1導電型半導体
層、表面が第2導電型半導体層からなる球体セルが、埋
め込むように形成され、前記球体セルの第1導電型半導
体層が、前記基板の第1導電層と電気的に接続されるこ
とにより内側電極が形成され、前記球体セルの第2導電
型半導体層が、前記基板の透明な第2導電層と電気的に
接続されることにより外側電極が形成され、前記絶縁層
によって、前記第1導電層と、第2導電層とが電気的に
絶縁されてなることを特徴とする。かかる構成によれ
ば、製造が容易で単純な構造であり、内側電極と外側電
極の短絡が基本的に発生せず、受光面に設けられた透明
な絶縁層により受光効率の優れた太陽電池を実現でき
る。
【0014】本発明の第8は、請求項7に記載の太陽電
池において、前記第1導電層が透明導電膜で形成されて
なることを特徴とする。かかる構成によれば、この透明
導電膜を透過した太陽光を取り込むことができる太陽電
池を実現できる。
【0015】本発明の第9太陽電池は、光透過層と、第
1導電層と、柔軟性のある透明部材からなる絶縁層と、
第2導電層とが積層されてなる基板に、内部が第1導電
型半導体層、表面が第2導電型半導体層からなる球体セ
ルが、埋め込むように形成され、前記第1導電層が、前
記球体セルの受光面を除いた前記第2導電型半導体層の
一部表面と、前記絶縁層の上側の表面とに形成され、前
記球体セルの第1導電型半導体層が、前記基板の第1導
電層と電気的に接続されることにより内側電極が形成さ
れ、前記球体セルの第2導電型半導体層が、前記基板の
透明な第2導電層と電気的に接続されることにより外側
電極が形成され、前記絶縁層によって、前記第1導電層
と、第2導電層とが電気的に絶縁されてなることを特徴
とする。かかる構成によれば、製造が容易で単純な構造
であり、内側電極と外側電極の短絡が基本的に発生せ
ず、第1導電層が、球体セルの受光面を除いて形成され
ており、これにより、反射した太陽光を球体セルに取り
込むことができ、受光効率の優れた太陽電池を実現でき
る。
【0016】本発明の第10は、請求項8または9に記
載の太陽電池において、前記第2導電層が透明導電膜で
形成されてなることを特徴とする。かかる構成によれ
ば、太陽電池の表裏の両面とも受光面として使用するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る太陽電池およ
び太陽電池の製造方法について実施の形態を挙げ、図面
を参照して詳細に説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施
の形態および第2の実施の形態に係る太陽電池を説明す
る (a)要部斜視図、(b)要部斜視図のA−A線に対す
る概略断面図である。第1の実施の形態に係る太陽電池
は、図1の(a)に示すように、例えばITO等で形成
される透明な第1導電層14と、柔軟性のある透明部材
からなる絶縁層13と、例えばアルミニウム等の導電性
の金属膜で形成される第2導電層15とが積層されてな
る基板20に、太陽電池のセルとなる球体セル10を埋
め込むように固定されてなる。
【0019】さらに詳しく本実施の形態に係る太陽電池
の断面構造を説明する。図1の(b)に示すように、内
部のp型半導体層(第1導電型半導体層)11とpn接
合を形成するn型半導体層(第2導電型半導体層)12
を有する球体セル10が、電気的絶縁性および柔軟性の
ある透明部材13a,13bで形成される絶縁層13に
埋め込むように形成され、その下面に形成された第2導
電層15とp型半導体層11が電気的に接続されるよう
に構成されている。これにより、第2導電層15は太陽
電池の内側電極(p型半導体層に対する電極)となって
いる。
【0020】また、絶縁層13の上面(受光面)に形成
された透明な第1導電層14は、n型半導体層12と電
気的に接続されるように構成されている。これにより、
第1導電層14は、太陽電池の外側電極(n型半導体層
に対する電極)となっている。
【0021】そして、球体セル10が埋め込まれた柔軟
性のある透明部材13a,13bで形成される絶縁層1
3は、前記第1導電層14(太陽電池の外側電極)と第
2導電層15(太陽電池の内側電極)とを電気的に絶縁
するように形成されてなる
【0022】次に、本実施の形態に係る太陽電池の具体
的な製造方法の一例を以下、説明する。まず、本実施の
形態で用いる球体セル10の形成方法の一例について説
明する。直径1mmのp型多結晶シリコン粒を真空中で
加熱しつつ落下させ、結晶性の良好なp型多結晶シリコ
ン球(p型半導体層)11を形成し、この表面に、フォ
スフィンを含むシランなどの混合ガスを用いたCVD法
により、n型多結晶シリコン層(n型半導体層)12を
形成する。ここでCVD工程は細いチューブ内でシリコ
ン球を搬送しながら、所望の反応温度に加熱されたガス
を供給排出することにより、薄膜形成を行うものであ
る。
【0023】なお、この工程は、p型多結晶シリコン粒
を真空中で加熱しつつ落下させながら球状化し、p型多
結晶シリコン球(p型半導体層)11を形成するととも
に、落下途上で所望のガスと接触させることにより、n
型多結晶シリコン層(n型半導体層)12を形成する様
にすることも可能である。
【0024】次に、上述の球体セル10を用いた太陽電
池の製造方法について、図2、図3を用いて説明する。
【0025】図2は、第1の製造方法における球体セル
10の配置から、絶縁層13に固定するまでの工程を説
明する概略断面図である。まず、図2の(a)に示すよ
うに、離型性粘着テープ21(例えば、テフロン(登録
商標))に球体セル10を載置し配列させ仮固定する。
この配列方法は、例えば、球体セル10同士を隙間無く
接触するように配列させる凝集型の配列方法、一定の隙
間を空ける格子状の配列方法、または千鳥状に配列させ
る配列方法、などの配列方法により任意の形状に配列さ
せることが可能である。
【0026】次に、図2の(b)に示すように、球体セ
ル10を配列した離型性粘着テープ21の外縁に、離形
性型枠22(例えば、テフロン)を設ける。
【0027】次に、図2の(c)に示すように、電気的
絶縁性を有し、硬化した後に柔軟性が得られる性質を持
つ、常温下で液状の透明部材13a(例えば、エポキシ
樹脂)を球体セル10の一部が液面から露出しないよう
になるまで流し込み、その後、100℃〜150℃に加
熱して硬化させる。なお、上記透明部材として、時間経
過に伴い自然に硬化する性質の樹脂を用いても良く、そ
の場合には、上記の加熱処理は必要がなくなる。また、
上記のエポキシ樹脂に変えて、ポリイミド樹脂、ガラス
樹脂等を用いることもできる。また、上記の流し込む透
明部材13aの量を、球体セル10の一部が透明部材1
3aの液面から出る程度(図2の(c)の点線部分ま
で)の量としても良い。
【0028】次に、図2の(d)に示すように、硬化さ
せた透明部材13aで固定した球体セル10を、離形性
型枠22および離型性粘着テープ21から外す。
【0029】次の工程以降は、図3を用いて以下、説明
する。図3は、球体セル10を透明部材13aで固定し
た後、完成するまでの工程を説明する概略断面図であ
る。球体セル10が硬化した透明部材13aから露出し
ていない場合は、透明部材13aを選択的にエッチング
することができる(球体セル10はエッチングしない)
性質のエッチング剤(例えば、透明部材13aがエポキ
シ樹脂の場合は、発煙硝酸等)を用いてエッチングを施
すことにより、表裏両面ともに球体セル10の一部を透
明部材13aから露出させ、図3の(a)に示す状態と
する。また、球体セル10が硬化した透明部材13aか
ら露出している場合は、露出している側のみをエッチン
グし、図3の(a)に示す状態とする。
【0030】次に、図3の(b)に示すように、片面
(図では下面)の露出した球体セル10表面のn型半導
体層12をエッチングにより除去し、p型半導体層11
を露出させる。
【0031】次に、図3の(c)に示すように、p型半
導体層11が露出した側の表面(球体セル10表面およ
び透明部材13a表面)に、電気的絶縁性を有し、硬化
した後に柔軟性が得られる性質を持つ液状の透明部材1
3b(例えば、エポキシ樹脂)を塗布し、硬化させる。
この透明部材13bは、前記の透明部材13aと同じ材
質の樹脂を用いることが好ましい。
【0032】次に、図3の(d)に示すように、p型半
導体層11層のみが露出するように透明部材13bをエ
ッチング(例えば、透明部材13bがエポキシ樹脂の場
合は、発煙硝酸を用いる)するか、もしくは、グライン
ディング等により研削することにより、透明部材13b
からp型半導体層11層のみを露出させる。このように
して、透明部材13aおよび透明部材13bにより太陽
電池の基板となる絶縁層13が形成される。
【0033】次に、図3の(e)に示すように、n型半
導体層12が露出した側の表面(n型半導体層12及び
透明部材13bの表面)を、透明導電膜(例えば、IT
O等)で被覆(コーティング)し、これを第1導電層1
4(太陽電池の外側電極)とする。
【0034】最後に、図3の(f)に示すように、透明
部材13b上のp型半導体層11の露出した側の表面
(p型半導体層11及び透明部材13aの表面)を、例
えば、スパッタリング法などにより、導電金属膜(例え
ば、アルミニウム等)で被覆(コーティング)し、これ
を第2導電層15(太陽電池の内側電極)とする。また
は、ニッケル等で鍍金し、その上に半田等を塗布して、
第2導電層15(太陽電池の内側電極)としても良い。
なお、上記アルミニウム等の導電性の金属膜の代わり
に、ITO等の透明導電膜で被覆(コーティング)して
も良く、この場合は、両面から受光することが可能とな
る。以上の一連の工程により、本実施の形態の太陽電池
が形成される。
【0035】(第2の実施の形態)第2の実施の形態の
太陽電池は、図1に示すように、上述の第1の実施の形
態の太陽電池と構成は同一であるが、その製造方法にお
いて、球体セル10の配置から、絶縁層13に固定する
までの工程にのみが異なり、以下、その製造工程につい
て詳細に説明する。
【0036】図4は、第2の実施の形態における球体セ
ル10の配置から、絶縁層13に固定するまでの工程を
説明する概略断面図である。まず、図4の(a)に示す
ように、柔軟材を下地に敷いて形成された柔軟離型性粘
着テープ31に、球体セル10を載置し配列させ仮固定
する。この配列方法は、例えば、球体セル10同士を隙
間無く接触するように配列させる凝集型の配列方法、一
定の隙間を空ける格子状の配列方法、または千鳥状に配
列させる配列方法、などの配列方法により任意の形状に
配列させることが可能である。
【0037】次に、図4の(b)に示すように、球体セ
ル10を配列した柔軟離型性粘着テープ31(柔軟材を
下地に敷いて形成されたテフロン等の離型性テープ)の
外縁に離形性型枠22(例えば、テフロン)を設ける。
【0038】次に、図4の(c)に示すように、電気的
絶縁性を有し、硬化した後に柔軟性が得られる性質を持
つ、常温下で液状の透明部材13a(例えば、エポキシ
樹脂)を適量流し込む。なお、上記のエポキシ樹脂に変
えて、ポリイミド樹脂、ガラス樹脂等を用いてることも
できる。
【0039】次に、図4の(d)に示すように、離型性
型枠32を外す。そして、図4の(e)に示すように、
柔軟離型性粘着テープ31を下型とし、球体セル10の
上面に柔軟離型性テープ33(柔軟材を下地に敷いて形
成されたテフロン等の離型性テープ)を貼り上型とし、
100℃〜150℃に加熱し、プレス装置等を用いて加
圧する。
【0040】次に、下型の柔軟離型性粘着テープ31
と、上型の柔軟離型性テープ33とを剥がし取る。これ
により、図3の(a)に示す状態となる。次の工程以降
は、図3の(b)〜(f)に示すように、第1の製造方
法と同様の方法を用いて製造する。以上の一連の工程に
より、本実施の形態の太陽電池が形成される。
【0041】(第3の実施の形態)図5は、第3の実施
の形態に係る太陽電池を説明する(a)要部斜視図、
(b)要部斜視図A−A線に対する概略断面図である。
本実施の形態に係る太陽電池は、図5の(a)に示すよ
うに、例えば透明なエポキシ樹脂からなる光透過層16
と、例えばアルミニウム等の導電性の金属膜で形成され
る第1導電層14と、柔軟性のある透明部材からなる絶
縁層13と、例えばアルミニウム等の導電性の金属膜で
形成される第2導電層15とが積層されてなる基板30
に、太陽電池のセルとなる球体セル10を埋め込むよう
に固定されてなる。
【0042】さらに詳しく本実施の形態に係る太陽電池
の断面構造を説明する。この図5の(b)に示すよう
に、内部のp型半導体層(第1導電型半導体層)11と
pn接合を形成するn型半導体層(第2導電型半導体
層)12を有する球体セル10が、電気的絶縁性および
柔軟性のある透明部材13a,13bで形成される絶縁
層13に埋め込むように形成され、その下面に形成され
た第2導電層15とp型半導体層11が電気的に接続さ
れるように構成されている。これにより、第1導電層1
4は太陽電池の内側電極(p型半導体層に対する電極)
となっている。
【0043】また、球体セル10の受光面を除いたn型
半導体層の一部表面と、絶縁層13の上側の表面とに第
1導電層14が形成され、n型半導体層12と電気的に
接続されるように構成されている。これにより、第1導
電層14は、太陽電池の外側電極(n型半導体層に対す
る電極)になっている。
【0044】そして、球体セル10が埋め込まれた柔軟
性のある透明部材13a,13bで形成される絶縁層1
3は、前記第1導電層14(太陽電池の外側電極)と第
2導電層15(太陽電池の内側電極)とを電気的に絶縁
するように形成されてなる。
【0045】次に、本実施の形態に係る太陽電池の具体
的な製造方法の一例を説明する。本実施の形態は、図3
の(d)の絶縁層13を形成する工程までは、上述の第
1の実施の形態または第2の実施の形態の製造方法と同
様に製造を行い、その後、図6に示した一連の工程で太
陽電池を形成するものである。以下、図6の第3の実施
の形態の一部工程を説明する概略断面図を用いて、絶縁
層13形成以降の工程を説明する。
【0046】図3の(d)の絶縁層13形成の後、図6
の(a)に示すように、n型半導体層12が露出した側
の表面(n型半導体層12及び透明部材13bの表面)
を、例えば、スパッタリング法などにより、導電性の金
属膜(例えば、アルミニウム等)で被覆(コーティン
グ)し、これを第1導電層14(太陽電池の外側電極)
とする。
【0047】次に、図6の(b)に示すように、球体セ
ル10の上部に、例えば、透明なエポキシ樹脂で被覆
(コーティング)することにより光透過層16を形成す
る。
【0048】次に、図6の(c)に示すように、球体セ
ル10間の隙間には残り、球体セル10上部のみが露出
するようになるまで、光透過層16をエッチングする。
【0049】次に、図6の(d)に示すように、残った
光透過層16をマスクとして用い、球体セル10上部の
n型半導体層12が露出するように、第1導電層14を
エッチングして除去する。
【0050】最後に、図6の(e)に示すように、透明
部材13b上のp型半導体層11の露出した側の表面
(p型半導体層11及び透明部材13aの表面)を、例
えば、スパッタリング法などにより、導電性の金属膜
(例えば、アルミニウム等)で被覆(コーティング)
し、これを第2導電層15(太陽電池の内側電極)とす
る。以上の一連の工程により、第3の実施の形態の太陽
電池が形成される。
【0051】上述の各実施の形態において、第1導電型
をp型、第2導電型をn型として、説明を行ったが、第
1導電型をn型、第2導電型をp型としても同様に製造
できるものである。また、p型多結晶を球状基板とする
球体セルを用いたが、p型単結晶またはp型アモルファ
スシリコンなどを用いても良い。
【0052】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明に係る太陽
電池の製造方法および太陽電池によれば、球体セルの正
確な位置決めを必要とせず、球体セルの球形状や直径が
一定の真球でなくてもよく、形状や直径がにばらつきが
あっても製造可能である。また、凝集型の配列方法、格
子状の配列方法、千鳥状の配列方法、などの配列方法に
より任意の形状に配列させることができ、自由な設計が
可能である。また、大きな面積を一括処理することがで
き、さらに、電極間の短絡が基本的に発生しない製造方
法である。また、基板である絶縁層として柔軟性のある
透明部材を用いることができるため、容易にエッチング
処理が可能であり、柔軟で受光面積を大きく取ることが
できる太陽電池を製造することができ、また、上の第1
導電層を透明な導電膜で形成し、下の第2導電層をアル
ミ薄膜で形成することができるため(アルミ薄膜は反射
効率が良いため)、反射した太陽光を球体セルに取り込
むことができ、太陽光の効率的な利用を図ることができ
る。また、上側の第1導電層を金属膜で形成することが
できるため、この金属膜で反射した太陽光を球体セルに
取り込むことができ、太陽光の効率的な利用を図れるこ
とができる。さらに、上下2つの導電層(第1導電層お
よび第2導電層)をどちらも透明な導電膜で形成するこ
ともでき、この場合は、太陽電池の表裏の両面とも受光
面として使用することができるので、さらに効率的な太
陽光の利用を図ることができるものである。これらの効
果により、低コストかつ簡単な太陽電池の製造方法で、
受光効率の優れた太陽電池を提供することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態および第2の実施の
形態に係る太陽電池を説明する(a)要部斜視図、
(b)要部斜視図のA−A線に対する概略断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池の製
造方法における、球体セルを第1により固定するまでの
工程を説明する概略断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る太陽電池の製
造方法における、球体セルを第1 により固定するまで
の工程を説明する概略断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態および第2の実施の
形態に係る太陽電池の製造方法の第1絶縁層により固定
した後の工程の概略断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る太陽電池を説
明する(a)要部斜視図、(b)要部斜視図A−A線に
対する概略断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の一部工程を説明す
る概略断面図である。
【図7】従来の太陽電池を説明する概略断面図である。
【符号の説明】
10 球体セル 11 第1導電型(p型)半導体層 12 第2導電型(n型)半導体層 13 絶縁層 13a,13b 絶縁部材 14 第1導電層 15 第2導電層 16 光透過層 20,30 基板 21,31 離型性粘着テープ 22,32 離型性型枠 33 柔軟離型性テープ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型半導体層を有する球体基板表
    面に、第2導電型半導体層を形成してなる球体セルを用
    いた太陽電池の製造方法において、 前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するよう
    に、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で
    固定する工程と、 前記球体セル表面の前記第2導電型半導体層をエッチン
    グにより除去し、前記第1導電型半導体層を露出させる
    工程と、 前記第1導電型半導体層が露出した面に、電気的絶縁性
    および柔軟性のある第2の透明部材を塗布し、硬化させ
    る工程と、 前記第1導電型半導体層のみが露出するように前記第2
    の透明部材を、エッチングにより除去する、もしくは、
    研削することにより、前記第1導電型半導体層のみを露
    出させる工程と、 前記第2導電型半導体層が露出した側の、前記球体セル
    および前記第1の透明部材の表面に、第1導電層を形成
    する工程と、 前記第1導電型半導体層が露出した側の、前記球体セル
    および前記第2の透明部材の表面に、第2導電層を形成
    する工程と、を含むことを特徴とする太陽電池の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の太陽電池の製造方法に
    おいて、前記第1導電層は、透明導電膜で被覆すること
    により、形成されることを特徴とする太陽電池の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 第1導電型半導体層を有する球体基板表
    面に、第2導電型半導体層を形成してなる球体セルを用
    いた太陽電池の製造方法において、 前記球体セルの上部表面および下部表面が露出するよう
    に、電気的絶縁性および柔軟性のある第1の透明部材で
    固定する工程と、 前記球体セル表面の前記第2導電型半導体層をエッチン
    グにより除去し、前記第1導電型半導体層を露出させる
    工程と、 前記第1導電型半導体層が露出した面に、電気的絶縁性
    および柔軟性のある第2の透明部材を塗布し、硬化させ
    る工程と、 前記第1導電型半導体層のみが露出するように前記第2
    の透明部材を、エッチングにより除去する、もしくは、
    研削することにより、前記第1導電型半導体層のみを露
    出させる工程と、 前記第2導電型半導体層が露出した側の、前記球体セル
    および前記第1の透明部材の表面を導電性の金属膜で被
    覆する工程と、 前記金属膜の表面に、光透過層を形成する工程と、 前記球体セル間の隙間には残り、前記球体セル上部のみ
    が露出するようになるまで、前記光透過層を除去する工
    程と、 残った前記光透過層をマスクとして用い、前記球体セル
    上部の前記第2導電型半導体層が露出するように、前記
    金属膜の一部を除去することにより第1導電層を形成す
    る工程と、 前記第1導電型半導体層が露出した側の、前記球体セル
    および前記第2の透明部材の表面に、第2導電層を形成
    する工程と、を含むことを特徴とする太陽電池の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電
    池の製造方法において、前記第2導電層は、透明導電膜
    で被覆することにより、形成されることを特徴とする太
    陽電池の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電
    池の製造方法において、前記球体セルの上部表面および
    下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性
    のある第1の透明部材で固定する工程は、 離型性粘着テープに前記球体セルを載置し、配列させ、
    仮固定する工程と、 前記球体セルを配列した前記離型性粘着テープの外縁
    に、離型性型枠を設ける工程と、 液状の電気的絶縁性および柔軟性のある前記第1の透明
    部材を、前記球体セルの一部が液面から露出しないよう
    になるまで流し込み、硬化させる工程と、 硬化させた前記第1の透明部材で固定した前記球体セル
    を、前記離形性型枠および前記離型性粘着テープから外
    す工程と、 前記第1の透明部材をエッチングし、表裏両面ともに球
    体セルの一部を、前記第1の透明部材から露出させる工
    程と、を含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電
    池の製造方法において、前記球体セルの上部表面および
    下部表面が露出するように、電気的絶縁性および柔軟性
    のある第1の透明部材で固定する工程は、 柔軟材を下地に敷いて形成された柔軟離型性粘着テープ
    に、前記球体セルを載置し、配列させ、仮固定する工程
    と、 前記球体セルを配列した前記柔軟離型性粘着テープの外
    縁に離型性型枠を設ける工程と、 液状の電気的絶縁性および柔軟性のある前記第1の透明
    部材を、前記球体セルの一部が前記透明部材の液面から
    出るように流し込み、硬化させる工程と、 前記離型性型枠を外し、前記柔軟離型性粘着テープを下
    型とし、前記球体セルの上面に柔軟離型性テープを貼
    り、これを上型とし、上下より加圧しながら前記第1の
    透明部材を硬化させる工程と、 前記下型の柔軟離型性粘着テープと、前記上型の柔軟離
    型性テープとを剥がし取る程と、を含むことを特徴とす
    る太陽電池の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1導電層と、柔軟性のある透明部材か
    らなる絶縁層と、第2導電層とが積層されてなる基板
    に、内部が第1導電型半導体層、表面が第2導電型半導
    体層からなる球体セルが、埋め込むように形成され、 前記球体セルの第1導電型半導体層が、前記基板の第1
    導電層と電気的に接続されることにより内側電極が形成
    され、 前記球体セルの第2導電型半導体層が、前記基板の透明
    な第2導電層と電気的に接続されることにより外側電極
    が形成され、 前記絶縁層によって、前記第1導電層と、第2導電層と
    が電気的に絶縁されてなることを特徴とする太陽電池。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の太陽電池において、前
    記第1導電層が透明導電膜で形成されてなることを特徴
    とする太陽電池。
  9. 【請求項9】 光透過層と、第1導電層と、柔軟性のあ
    る透明部材からなる絶縁層と、第2導電層とが積層され
    てなる基板に、内部が第1導電型半導体層、表面が第2
    導電型半導体層からなる球体セルが、埋め込むように形
    成され、 前記第1導電層が、前記球体セルの受光面を除いた前記
    第2導電型半導体層の一部表面と、前記絶縁層の上側の
    表面とに形成され、 前記球体セルの第1導電型半導体層が、前記基板の第1
    導電層と電気的に接続されることにより内側電極が形成
    され、 前記球体セルの第2導電型半導体層が、前記基板の透明
    な第2導電層と電気的に接続されることにより外側電極
    が形成され、 前記絶縁層によって、前記第1導電層と、第2導電層と
    が電気的に絶縁されてなることを特徴とする太陽電池。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載の太陽電池に
    おいて、前記第2導電層が透明導電膜で形成されてなる
    ことを特徴とする太陽電池。
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