JP3993310B2 - 車両用負荷制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用負荷を制御する制御手段を備えて構成された車両用負荷制御システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来より、車両用負荷制御システムとして、例えば、車両から携帯機に電波信号によるリクエスト信号が送信され、それに応じて、携帯機から車両に電波信号によるアンサーバック信号が送信され、アンサーバック信号に含まれているIDコードが車両側に記憶保持されている記憶コードと一致していることを条件として、ドアがロック状態もしくはアンロック状態に制御されるように構成されたドアロック制御システムが供されている。
【0003】
すなわち、このものは、例えば、使用者が携帯機を所有して車両から離れると、携帯機から送信されて車両に受信されるアンサーバック信号の受信強度が相対的に小さくなることに応じて、ドアがロック状態に制御され、一方、使用者が携帯機を所有して車両に近付くと、アンサーバック信号の受信強度が相対的に大きくなることに応じて、ドアがアンロック状態に制御されるように構成されているものである。
【0004】
しかしながら、このように車両に受信されたアンサーバック信号の受信強度に応じてドアがロック状態もしくはアンロック状態に制御されるものでは、例えば、使用者が携帯機を所有して車両に近付いた場合であっても、携帯機から送信されたアンサーバック信号が人体や物体などの影響を受け、それに応じて、車両に受信されるアンサーバック信号の受信強度が相対的に小さくなってしまうと、使用者の意図に反してドアがロック状態に制御されてしまうことになり、利便性に劣るという問題がある。
【0005】
また、リクエスト信号が車両から送信される送信領域と、アンサーバック信号が車両に受信される受信領域とが等しい場合には、仮に、車両近傍における一部に、リクエスト信号の送信レベルが小さい領域が存在すると、その領域では、アンサーバック信号の受信レベルも小さいことから、このような場合にも、使用者の意図に反してドアがロック状態に制御されてしまうことになり、利便性に劣るという問題がある。
【0006】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両用負荷を制御する制御手段を備えてなるものにおいて、車両用負荷が制御されるにあたって、使用者の意図に反した制御がなされることを防止でき、利便性の向上を図ることができる車両用負荷制御システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用負荷制御システムは、
車両側から送信されたリクエスト信号を受信したことに応じて、アンサーバック信号を送信可能な携帯機と、
前記車両側に設けられ、リクエスト信号を送信可能な送信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を受信可能な受信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したことに応じて、車両用負荷に対して所定制御を実行可能な制御手段とを備え、
前記携帯機は、前記送信手段から送信されたリクエスト信号を受信したときには、その受信されたリクエスト信号の受信強度を携帯機側受信強度として付加してアンサーバック信号を送信するように構成されると共に、
前記制御手段は、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したときには、その受信されたアンサーバック信号の受信強度を車両側受信強度として判定し、前記車両側受信強度が第1の所定レベル以上である場合には、前記車両用負荷に対して所定制御を実行し、前記車両側受信強度が前記第1の所定レベル未満である場合には、その受信されたアンサーバック信号に付加された携帯機側受信強度を判定し、前記携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上である場合には、前記車両用負荷に対して所定制御を実行するように構成したところに特徴を有する(請求項1)。
【0008】
上記した構成の車両用負荷制御システムによれば、車両側に設けられた送信手段からリクエスト信号が送信され、その送信されたリクエスト信号が携帯機に受信されると、携帯機は、受信されたリクエスト信号の受信強度を携帯機側受信強度として付加してアンサーバック信号を送信する。
【0009】
そして、携帯機からアンサーバック信号が送信され、その送信されたアンサーバック信号が車両側に設けられた受信手段により受信されると、車両側に設けられた制御手段は、受信されたアンサーバック信号の受信強度を車両側受信強度として判定する。
【0010】
そして、制御手段は、車両側受信強度が第1の所定レベル以上である場合には、車両用負荷に対して所定制御を実行し、一方、車両側受信強度が第1の所定レベル未満である場合には、その受信されたアンサーバック信号に付加された携帯機側受信強度を判定し、携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上である場合には、車両用負荷に対して所定制御を実行する。
【0011】
すなわち、このものは、車両側受信強度が第1の所定レベル未満であるときには、携帯機側受信強度が判定され、その携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上であるときには、車両用負荷に対して所定制御が実行されるものである。
【0012】
したがって、例えば、所定制御としてドアのアンロック制御が実行されるものでは、携帯機が車両の近傍に存在している場合に、携帯機から送信されたアンサーバック信号が人体や物体などの影響を受け、車両に受信されるアンサーバック信号の受信強度が相対的に小さくなってしまっても、このとき、車両から送信されて携帯機に受信されたリクエスト信号の受信強度が相対的に大きければ、ドアがアンロック状態に制御されることになり、つまり、使用者の意図に反してドアがロック状態に制御されてしまうことを防止できる。
【0013】
また、本発明の車両用負荷制御システムは、
車両側から送信されたリクエスト信号を受信したことに応じて、アンサーバック信号を送信可能な携帯機と、
前記車両側に設けられ、リクエスト信号を送信アンテナを介して送信可能な送信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を受信アンテナを介して受信可能な受信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したことに応じて、車両用負荷に対して所定制御を実行する制御手段とを備え、
前記送信手段の送信アンテナおよび前記受信手段の受信アンテナは、前記リクエスト信号を送信可能な送信領域と前記アンサーバック信号を受信可能な受信領域とが異なるように指向性が異なって構成したところに特徴を有する(請求項2)。
【0014】
上記した構成の車両用負荷制御システムによれば、車両側に設けられた送信手段からリクエスト信号が送信され、その送信されたリクエスト信号が携帯機に受信されると、携帯機は、アンサーバック信号を送信する。そして、携帯機からアンサーバック信号が送信され、その送信されたアンサーバック信号が車両側に設けられた受信手段により受信されると、車両側に設けられた制御手段は、車両用負荷に対して所定制御を実行する。
【0015】
さて、このとき、送信手段の送信アンテナおよび受信手段の受信アンテナは、リクエスト信号を送信可能な送信領域とアンサーバック信号を受信可能な受信領域とが異なるように指向性が異なって構成されている。
【0016】
したがって、例えば、所定制御としてドアのアンロック制御が実行されるものでは、車両近傍における一部に、リクエスト信号の送信レベルの小さい領域が存在しても、その領域が、アンサーバック信号の受信レベルの大きい領域であれば、アンサーバック信号が車両に良好に受信されるようになるので、ドアがアンロック状態に制御されることになり、つまり、使用者の意図に反してドアがロック状態に制御されてしまうことを防止できる。
【0017】
また、本発明の車両用負荷制御システムは、
車両側から送信されたリクエスト信号を受信したことに応じて、アンサーバック信号を送信可能な携帯機と、
前記車両側に設けられ、リクエスト信号を送信アンテナを介して送信可能な送信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を受信アンテナを介して受信可能な受信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したことに応じて、車両用負荷に対して所定制御を実行可能な制御手段とを備え、
前記送信手段の送信アンテナおよび前記受信手段の受信アンテナは、前記リクエスト信号を送信可能な送信領域と前記アンサーバック信号を受信可能な受信領域とが異なるように指向性が異なって構成され、
前記携帯機は、前記送信手段から送信されたリクエスト信号を受信したときには、その受信されたリクエスト信号の受信強度を携帯機側受信強度として付加してアンサーバック信号を送信するように構成されると共に、
前記制御手段は、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したときには、その受信されたアンサーバック信号の受信強度を車両側受信強度として判定し、前記車両側受信強度が第1の所定レベル以上である場合には、前記車両用負荷に対して所定制御を実行し、前記車両側受信強度が前記第1の所定レベル未満である場合には、その受信されたアンサーバック信号に付加された携帯機側受信強度を判定し、前記携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上である場合には、前記車両用負荷に対して所定制御を実行するように構成したところに特徴を有する(請求項3)。
【0018】
上記した構成の車両用負荷制御システムによれば、車両側に設けられた送信手段からリクエスト信号が送信され、その送信されたリクエスト信号が携帯機に受信されると、携帯機は、受信されたリクエスト信号の受信強度を携帯機側受信強度として付加してアンサーバック信号を送信する。
【0019】
そして、携帯機からアンサーバック信号が送信され、その送信されたアンサーバック信号が車両側に設けられた受信手段により受信されると、車両側に設けられた制御手段は、受信されたアンサーバック信号の受信強度を車両側受信強度として判定する。
【0020】
そして、制御手段は、車両側受信強度が第1の所定レベル以上である場合には、車両用負荷に対して所定制御を実行し、一方、車両側受信強度が第1の所定レベル未満である場合には、その受信されたアンサーバック信号に付加された携帯機側受信強度を判定し、携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上である場合には、車両用負荷に対して所定制御を実行する。
【0021】
したがって、例えば、所定制御としてドアのアンロック制御が実行されるものでは、携帯機が車両の近傍に存在している場合に、携帯機から送信されたアンサーバック信号が人体や物体などの影響を受け、車両に受信されるアンサーバック信号の受信強度が相対的に小さくなってしまっても、このとき、車両から送信されて携帯機に受信されたリクエスト信号の受信強度が相対的に大きければ、ドアがアンロック状態に制御されることになり、つまり、上述した請求項1記載のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0022】
また、このとき、送信手段の送信アンテナおよび受信手段の受信アンテナは、リクエスト信号の伝播領域とアンサーバック信号の伝播領域とが異なるように指向性が異なって構成されている。
【0023】
したがって、車両近傍における一部に、リクエスト信号の送信レベルの小さい領域が存在しても、その領域が、アンサーバック信号の受信レベルの大きい領域であれば、アンサーバック信号が車両に良好に受信されるようになるので、ドアがアンロック状態に制御されることになり、つまり、上述した請求項2記載のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0024】
また、これとは逆に、車両近傍における一部に、アンサーバック信号の受信レベルの小さい領域が存在しても、その領域が、リクエスト信号の送信レベルの大きい領域であれば、リクエスト信号が携帯機に良好に受信されるようになるので、ドアがアンロック状態に制御されることになり、つまり、この場合にも、使用者の意図に反してドアがロック状態に制御されてしまうことを防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用ドアロック制御システムに適用した一実施例について図面を参照して説明する。
図1は、車両用ドアロック制御システムの全体構成を機能ブロックの組合わせにより示している。車両用ドアロック制御システム1にあって車両2は、送信手段としての送信装置3、受信手段としての受信装置4、車両用負荷としてのドアロック制御装置5および制御手段としての車両側制御装置6を備えて構成されている。
【0026】
送信装置3は、車両側制御装置6から送信指令信号が与えられるようになっており、送信指令信号が与えられると、電波信号によるリクエスト信号を送信アンテナ7を介して送信するようになっている。受信装置4は、後述する携帯機8から送信された電波信号によるアンサーバック信号を受信アンテナ9を介して受信するようになっており、アンサーバック信号を受信すると、受信検出信号を車両側制御装置6に出力するようになっている。
【0027】
この場合、送信アンテナ7と受信アンテナ9とは、それぞれの指向性が異なるように構成されているもので、送信アンテナ7がリクエスト信号を送信可能な送信領域は、図2中、実線Pにて示す範囲となっており、その送信領域P内にあって、送信レベルが基準レベルよりも大きい領域を送信領域P´として示している。また、受信アンテナ9がアンサーバック信号を受信可能な受信領域は、図2中、実線Qにて示す範囲となっており、その受信領域Q内にあって、受信レベルが基準レベルよりも大きい領域を受信領域Q´として示している。
【0028】
ドアロック制御装置5は、車両側制御装置6からロック指令信号およびアンロック指令信号が与えられるようになっており、ロック指令信号が与えられると、ドアがアンロック状態であれば、ドアをロック状態に制御すると共に、ドアがロック状態であれば、ドアをロック状態に保持し、一方、アンロック指令信号が与えられると、ドアがロック状態であれば、ドアをアンロック状態に制御すると共に、ドアがアンロック状態であれば、ドアをアンロック状態に保持するようになっている。
【0029】
車両側制御装置6は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、記憶されているプログラムが実行されることによって、上述したように送信指令信号を送信装置3に出力したり、また、受信装置4から受信検出信号が与えられると、所定の処理を実行するようになっている。また、この車両側制御装置6は、タイマ時間を計時するタイマ機能を有している。
【0030】
上述した携帯機8は、通信装置10および携帯機側制御装置11を備えて構成されている。通信装置10は、車両2から送信されたリクエスト信号を通信アンテナ12を介して受信するようになっており、リクエスト信号を受信すると、受信検出信号を携帯機側制御装置11に出力するようになっている。また、この通信装置10は、携帯機側制御装置11から送信指令信号が与えられるようになっており、送信指令信号が与えられると、アンサーバック信号を通信アンテナ12を介して送信するようになっている。
【0031】
携帯機側制御装置11は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、記憶されているプログラムが実行されることによって、上述したように送信指令信号を通信装置10に出力したり、また、通信装置10から受信検出信号が与えられると、所定の処理を実行するようになっている。
【0032】
次に、上記構成の作用について、図3および図4も参照して説明する。図3は、車両2における車両側制御装置6が実行する処理を示しているもので、一方、図4は、携帯機8における携帯機側制御装置11が実行する処理を示しているものである。尚、前提として、携帯機8から送信されるアンサーバック信号には、IDコードが含まれており、そのIDコードは、車両側制御装置6に記憶保持されている記憶コードと一致するものとする。
【0033】
さて、車両側制御装置6は、所定条件が成立すると、図3に示す制御を間欠的に実行する。車両側制御装置6は、まず、送信指令信号を送信装置3に出力することによって、送信装置3により送信アンテナ7を介してリクエスト信号を送信させる(ステップS101)。そして、車両側制御装置6は、タイマの計時を開始させ(ステップS102)、タイマ時間内にアンサーバック信号が受信されたか否かを監視する(ステップS103,S104)。
【0034】
携帯機8にあっては、車両2から送信されたリクエスト信号が通信装置10により通信アンテナ12を介して受信されると、通信装置10から携帯機側制御装置11に受信検出信号が出力され、これに応じて、携帯機側制御装置11は、ステップS201において「YES」と判断し、受信されたリクエスト信号の受信強度(本発明でいう携帯機側受信強度)の情報をアンサーバック信号に付加する(ステップS202)。そして、携帯機側制御装置11は、送信指令信号を通信装置10に出力することによって、通信装置10により通信アンテナ12を介してリクエスト信号の受信強度の情報が付加されたアンサーバック信号を送信させる(ステップS203)。
【0035】
車両2にあっては、携帯機8から送信されたアンサーバック信号がタイマ時間内に受信装置4により受信アンテナ9を介して受信されると、受信装置4から車両側制御装置6に受信検出信号が出力され、これに応じて、車両側制御装置6は、ステップS103において「YES」と判断する。
【0036】
次いで、車両側制御装置6は、受信されたアンサーバック信号の受信強度(本発明でいう車両側受信強度)を判定し(ステップS105)、このとき、携帯機8が受信領域Q´内に存在し(図2中、A参照)、受信されたアンサーバック信号の受信強度が第1の所定レベル以上であれば、ステップS106において「YES」と判断し、アンサーバック信号に含まれているIDコードが自己に記憶保持されている記憶コードと一致していることを条件として、ドアロック制御装置5にアンロック指令信号を出力する(ステップS107)。このとき、車両側制御装置6からアンロック指令信号が与えられたドアロック制御装置5は、このとき、ドアがロック状態であれば、ドアをアンロック状態に制御すると共に、ドアがアンロック状態であれば、ドアをアンロック状態に保持する。
【0037】
一方、車両側制御装置6は、携帯機8が受信領域Q内であって、且つ、受信領域Q´外に存在し、受信されたアンサーバック信号の受信強度が第1の所定レベル未満であれば、ステップS106において「NO」と判断し、アンサーバック信号に付加されたリクエスト信号の受信強度を判定する(ステップS108)。そして、車両側制御装置6は、携帯機8が送信領域P´内に存在し(図2中、B参照)、リクエスト信号の受信強度が第2の所定レベル以上であれば、ステップS109において「YES」と判断し、ドアロック制御装置5にアンロック指令信号を出力する(ステップS107)。
【0038】
これに対して、車両側制御装置6は、携帯機8が送信領域P内であって、且つ、送信領域P´外に存在し(図2中、C参照)、リクエスト信号の受信強度が第2の所定レベル未満であれば、ステップS109において「NO」と判断し、ドアロック制御装置5にロック指令信号を出力する(ステップS110)。このとき、車両側制御装置6からロック指令信号が与えられたドアロック制御装置5は、このとき、ドアがアンロック状態であれば、ドアをロック状態に制御すると共に、ドアがロック状態であれば、ドアをロック状態に保持する。
【0039】
しかして、車両側制御装置6は、車両2に受信されたアンサーバック信号の受信強度が第1の所定レベル以上であって相対的に大きいときには、携帯機8が車両2の近傍に存在していると判断し、ドアロック制御装置5にアンロック指令信号を出力し、ドアをアンロック状態に制御するものである。また、車両側制御装置6は、車両2に受信されたアンサーバック信号の受信強度が第1の所定レベル未満であって相対的に小さいときであっても、携帯機8に受信されたリクエスト信号の受信強度が第2の所定レベル以上であって相対的に大きいときには、携帯機8が車両2の近傍に存在していると判断し、ドアロック制御装置5にアンロック指令信号を出力し、ドアをアンロック状態に制御するものである。
【0040】
これに対して、車両側制御装置6は、車両2に受信されたアンサーバック信号の受信強度が第1の所定レベル未満であって相対的に小さく、且つ、携帯機8に受信されたリクエスト信号の受信強度が第2の所定レベル未満であって相対的に小さいときには、携帯機8が車両2の近傍に存在していない、つまり、携帯機8が車両2から離れていると判断し、ドアロック制御装置5にロック指令信号を出力し、ドアをロック状態に制御するものである。
【0041】
また、ここでは、上述したように、送信アンテナ7がリクエスト信号を送信可能な送信領域Pと、受信アンテナ9がアンサーバック信号を受信可能な受信領域Qとが異なっているので、携帯機8が、送信領域P´外で、且つ、P内であっても、受信領域Q´内に存在していれば(図2中、A参照)、携帯機8からアンサーバック信号が送信されると、そのアンサーバック信号が車両2に第1の所定レベル以上で受信されるようになるので、ドアがアンロック状態に制御されることになる。
【0042】
これとは反対に、携帯機8が、受信領域Q´外で、且つ、Q内であっても、送信領域P´内に存在していれば(図2中、B参照)、車両2からリクエスト信号が送信されると、そのリクエスト信号が携帯機8に第2の所定レベル以上で受信されるようになるので、ドアがアンロック状態に制御されることになる。
【0043】
つまり、携帯機8が、送信領域P内にあって送信レベルが基準レベルよりも大きい送信領域P´内と、受信領域Q内にあって受信レベルが基準レベルよりも大きい受信領域Q´内とのうちの少なくともいずれかの領域(図2中、斜線を付している領域)に存在しているときには、ドアがアンロック状態に制御されるものである。
【0044】
尚、以上は、送信アンテナ7と受信アンテナ9とを別々に設け、送信アンテナ7がリクエスト信号を送信可能な送信領域Pと、受信アンテナ9がアンサーバック信号を受信可能な受信領域Qとを異なるように構成したものであるが、送信アンテナ7と受信アンテナ9とを送受信兼用アンテナにより一体として設け、リクエスト信号を送信可能な送信領域と、アンサーバック信号を受信可能な受信領域とが略等しくなるように構成しても良いものである。
【0045】
このように本実施例によれば、車両2から送信されたリクエスト信号が携帯機8に受信されると、携帯機8からリクエスト信号の受信強度が携帯機側受信強度として付加されたアンサーバック信号が送信され、そのアンサーバック信号が車両2に受信されると、受信されたアンサーバック信号の受信強度が車両側受信強度として判定され、車両側受信強度が第1の所定レベル以上である場合には、ドアがアンロック状態に制御され、一方、車両側受信強度が第1の所定レベル未満である場合には、その受信されたアンサーバック信号に付加された携帯機側受信強度が判定され、携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上である場合にも、ドアがアンロック状態に制御されるように構成したので、携帯機8が車両2の近傍に存在している場合に、携帯機8から送信されたアンサーバック信号が人体や物体などの影響を受け、車両2に受信されるアンサーバック信号の受信強度が相対的に小さくなってしまっても、このとき、車両2から送信されて携帯機8に受信されたリクエスト信号の受信強度が相対的に大きければ、ドアがアンロック状態に制御されることになり、つまり、使用者の意図に反してドアがロック状態に制御されてしまうことを防止できる。
【0046】
また、送信アンテナ7がリクエスト信号を送信可能な送信領域Pと、受信アンテナ9がアンサーバック信号を受信可能な受信領域Qとが異なるように構成したので、携帯機8が、送信領域P内にあって送信レベルが基準レベルよりも大きい送信領域P´内と、受信領域Q内にあって受信レベルが基準レベルよりも大きい受信領域Q´内とのうちの少なくともいずれかの領域に存在しているときには、ドアがアンロック状態に制御されることになり、これによっても、使用者の意図に反してドアがロック状態に制御されてしまうことを防止できる。
【0047】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものでなく、次のように変形または拡張することができる。
リクエスト信号やアンサーバック信号としては、電波信号を採用することに限らず、磁気信号を採用するようにしても良い。
リクエスト信号やアンサーバック信号の受信強度をそれぞれ3段階(例えば強レベル、中レベル、弱レベル)以上に判定し、その判定結果に基づいて車両と携帯機との間の相対距離を識別し、その識別結果に基づいて車両用負荷を制御するように構成しても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、請求項1記載の車両用負荷制御システムによれば、車両から送信されたリクエスト信号が携帯機に受信されると、携帯機からリクエスト信号の受信強度が携帯機側受信強度として付加されたアンサーバック信号が送信され、携帯機から送信されたアンサーバック信号が車両に受信されると、アンサーバック信号の受信強度が車両側受信強度として判定され、車両側受信強度が第1の所定レベル以上である場合には、車両用負荷に対して所定制御が実行され、一方、車両側受信強度が第1の所定レベル未満である場合には、アンサーバック信号に付加された携帯機側受信強度が判定され、携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上である場合にも、車両用負荷に対して所定制御が実行されるように構成したので、携帯機が車両の近傍に存在している場合に、携帯機から送信されたアンサーバック信号が人体や物体などの影響を受け、車両に受信されるアンサーバック信号の受信強度が相対的に小さくなってしまっても、このとき、車両から送信されて携帯機に受信されたリクエスト信号の受信強度が相対的に大きければ、車両用負荷に対して所定制御が実行されることになり、使用者の意図に反した制御がなされることを防止できる。
【0049】
請求項2記載の車両用負荷制御システムによれば、車両から送信されたリクエスト信号が携帯機に受信されると、携帯機からアンサーバック信号が送信され、、アンサーバック信号が車両に受信されると、車両用負荷に対して所定制御が実行され、このとき、送信手段の送信アンテナおよび受信手段の受信アンテナを、リクエスト信号を送信可能な送信領域とアンサーバック信号を受信可能な受信領域とが異なるように指向性が異なって構成したので、車両近傍における一部に、リクエスト信号の送信レベルの小さい領域が存在しても、その領域が、アンサーバック信号の受信レベルの大きい領域であれば、アンサーバック信号が車両に良好に受信されるようになるので、車両用負荷に対して所定制御が実行されることになり、使用者の意図に反した制御がなされることを防止できる。
【0050】
請求項3記載の車両用負荷制御システムによれば、車両から送信されたリクエスト信号が携帯機に受信されると、携帯機からリクエスト信号の受信強度が携帯機側受信強度として付加されたアンサーバック信号が送信され、携帯機から送信されたアンサーバック信号が車両に受信されると、アンサーバック信号の受信強度が車両側受信強度として判定され、車両側受信強度が第1の所定レベル以上である場合には、車両用負荷に対して所定制御が実行され、一方、車両側受信強度が第1の所定レベル未満である場合には、アンサーバック信号に付加された携帯機側受信強度が判定され、携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上である場合にも、車両用負荷に対して所定制御が実行されるように構成したので、上述した請求項1記載のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0051】
また、このときも、送信手段の送信アンテナおよび受信手段の受信アンテナを、リクエスト信号を送信可能な送信領域とアンサーバック信号を受信可能な受信領域とが異なるように指向性が異なって構成したので、車両近傍における一部に、リクエスト信号の送信レベルの小さい領域が存在しても、その領域が、アンサーバック信号の受信レベルの大きい領域であれば、アンサーバック信号が車両に良好に受信されるようになるので、車両用負荷に対して所定制御が実行されることになり、上述した請求項2記載のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0052】
また、これとは逆に、車両近傍における一部に、アンサーバック信号の受信レベルの小さい領域が存在しても、その領域が、リクエスト信号の送信レベルの大きい領域であれば、リクエスト信号が携帯機に良好に受信されるようになるので、車両用負荷に対して所定制御が実行されることになり、この場合にも、使用者の意図に反した制御がなされることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図
【図2】リクエスト信号の送信領域およびアンサーバック信号の受信領域を示す図
【図3】車両側制御装置の制御内容を示すフローチャート
【図4】携帯機側制御装置の制御内容を示すフローチャート
【符号の説明】
図面中、1は車両用ドアロック制御システム(車両用負荷制御システム)、2は車両、3は送信装置(送信手段)、4は受信装置(受信手段)、5はドアロック制御装置(車両用負荷)、6は車両側制御装置(制御手段)、7は送信アンテナ、8は携帯機、9は受信アンテナである。
Claims (3)
- 車両側から送信されたリクエスト信号を受信したことに応じて、アンサーバック信号を送信可能な携帯機と、
前記車両側に設けられ、リクエスト信号を送信可能な送信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を受信可能な受信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したことに応じて、車両用負荷に対して所定制御を実行可能な制御手段とを備え、
前記携帯機は、前記送信手段から送信されたリクエスト信号を受信したときには、その受信されたリクエスト信号の受信強度を携帯機側受信強度として付加してアンサーバック信号を送信するように構成されると共に、
前記制御手段は、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したときには、その受信されたアンサーバック信号の受信強度を車両側受信強度として判定し、前記車両側受信強度が第1の所定レベル以上である場合には、前記車両用負荷に対して所定制御を実行し、前記車両側受信強度が前記第1の所定レベル未満である場合には、その受信されたアンサーバック信号に付加された携帯機側受信強度を判定し、前記携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上である場合には、前記車両用負荷に対して所定制御を実行するように構成されていることを特徴とする車両用負荷制御システム。 - 車両側から送信されたリクエスト信号を受信したことに応じて、アンサーバック信号を送信可能な携帯機と、
前記車両側に設けられ、リクエスト信号を送信アンテナを介して送信可能な送信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を受信アンテナを介して受信可能な受信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したことに応じて、車両用負荷に対して所定制御を実行する制御手段とを備え、
前記送信手段の送信アンテナおよび前記受信手段の受信アンテナは、前記リクエスト信号を送信可能な送信領域と前記アンサーバック信号を受信可能な受信領域とが異なるように指向性が異なって構成されていることを特徴とする車両用負荷制御システム。 - 車両側から送信されたリクエスト信号を受信したことに応じて、アンサーバック信号を送信可能な携帯機と、
前記車両側に設けられ、リクエスト信号を送信アンテナを介して送信可能な送信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を受信アンテナを介して受信可能な受信手段と、
前記車両側に設けられ、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したことに応じて、車両用負荷に対して所定制御を実行可能な制御手段とを備え、
前記送信手段の送信アンテナおよび前記受信手段の受信アンテナは、前記リクエスト信号を送信可能な送信領域と前記アンサーバック信号を受信可能な受信領域とが異なるように指向性が異なって構成され、
前記携帯機は、前記送信手段から送信されたリクエスト信号を受信したときには、その受信されたリクエスト信号の受信強度を携帯機側受信強度として付加してアンサーバック信号を送信するように構成されると共に、
前記制御手段は、前記携帯機から送信されたアンサーバック信号を前記受信手段が受信したときには、その受信されたアンサーバック信号の受信強度を車両側受信強度として判定し、前記車両側受信強度が第1の所定レベル以上である場合には、前記車両用負荷に対して所定制御を実行し、前記車両側受信強度が前記第1の所定レベル未満である場合には、その受信されたアンサーバック信号に付加された携帯機側受信強度を判定し、前記携帯機側受信強度が第2の所定レベル以上である場合には、前記車両用負荷に対して所定制御を実行するように構成されていることを特徴とする車両用負荷制御システム。
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