JP3991723B2 - 容器供給コンベヤ - Google Patents

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【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は複数列で容器を搬送する容器供給コンベヤに係り、特に、ケーサ等のように複数列で所定本数ずつ集積された容器の処理を行う容器処理装置に容器を供給する容器供給コンベヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、飲料の製造ラインでは、容器を一列で搬送し、フィラ、キャッパ、ラベラ等の各容器処理装置に順次搬入し、これら各容器処理装置内において、それぞれ液体の充填、キャップの装着あるいはラベルの貼り付け等の処理を行う。その後、一列で搬送されている容器を複数列に分岐させた後、所定の本数ずつ集積してケーサに供給し、このケーサによって箱詰めを行うようにしている。
【0003】
図2は、複数列(この実施の形態では6列)に分岐されて搬送される容器102を、ケーサ(図示せず)に供給する前に所定本数ずつ集積するための容器供給コンベヤの従来の構成の一例を示す図である。この従来の容器供給コンベヤは、片側3列で全体として6列の搬送経路を有している。上流側に設置された分岐装置(図示せず)において6列に分岐された容器102は、片側に3列ずつ平行して配置された上流側コンベヤ104によって搬送される。この従来の構成では、上流側コンベヤ104が3列ずつ両側(図2の上方と下方)に離れて配置されており、これら各3列の上流側コンベヤ104間に、片側各3列、両側で6列の下流側コンベヤ108が配置されている。
【0004】
上流側コンベヤ104と下流側コンベヤ108とは平行に配置されており、上流側コンベヤ104の下流部と下流側コンベヤ108の上流部とが一定の搬送長さに渡りオーバーラップしている。これら上流側コンベヤ104と下流側コンベヤ108とのオーバーラップ部の上方に、上流側コンベヤ104によって搬送されてきた容器102の方向を変えて下流側コンベヤ108上に乗り移らせるガイド部材110が配置されている。
【0005】
前記ガイド部材110によって、第1の上流側コンベヤ104A(図2の一番上のコンベヤ)上を搬送されてきた容器102は、第1の下流側コンベヤ108A(図2の上から4番目のコンベヤ)上に乗り移され、第2の上流側コンベヤ104B(図2の上から2番目のコンベヤ)上を搬送されてきた容器102は、第2の下流側コンベヤ108B(図2の上から5番目のコンベヤ)上に乗り移される。同様に、第3〜第6の上流側コンベヤ104C、104D、104E、104F(図2の上から3番目および10番目から12番目のコンベヤ)によって搬送されてきた容器102は、それぞれ、第3〜第6の下流側コンベヤ108C、108D、108E、108F(図2の上から6番目〜9番目のコンベヤ)上に乗り移される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
容器供給コンベヤの上流側に設けられている分岐装置は、通常、容器を各列に数本ずつまとめて分岐させるようになっているので、各列に供給される容器に振り分け量分のばらつきが出るという問題があった。また、導入される容器の先頭を揃えてもオーバーラップ部分やカーブの搬送中にずれてしまうという問題があった。さらに、前記従来の構成の容器供給コンベヤでは、各列のコンベヤの駆動を独立させて容器の搬送状態を制御しようとしても、上流側コンベヤから下流側コンベヤに容器が乗り移っていく際に、他の列のコンベヤ上を横切るようになっているため、各列を単独で制御することは不可能であった。また、前記従来の構成の容器供給コンベヤでは、上流側コンベヤのすべての列の下流部と下流側コンベヤのすべての列の上流部とをオーバーラップさせているので、上流側コンベヤから下流側コンベヤへの乗り移りの距離が長く、大きいスペースを必要とするという問題があった。
【0007】
さらに、すべての列の先頭の容器をストッパによって強制的に停止させ、各列に所定本数の容器を集積させた後、ストッパを開放して、整列した状態で容器を下流側に供給する技術も知られているが、PET容器等の軟質容器の場合には、集積本数が多いと容器が変形して、以降の集積寸法が変わったり、容器が潰れてしまう等のトラブルが発生する場合があった。
【0008】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、上流側コンベヤから下流側コンベヤへ容器を乗り移らせるためのオーバーラップ部の幅を狭くするとともに、移動する容器の搬送長さを短くすることができる容器供給コンベヤを提供することを目的とするものである。
【0009】
また、ストッパを使用せずに先頭容器の位置を揃えるとともに、複数列で供給される容器の集積本数を各列均等にすることができる容器供給コンベヤを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る容器供給コンベヤは、容器を搬送する複数の上流側コンベヤと、容器の底面よりも狭い搬送幅を有し、各上流側コンベヤにそれぞれ隣接し、搬送区間の一部を重複して配置された複数の受け渡しコンベヤと、前記各上流側コンベヤの下流側で、かつ、前記各受け渡しコンベヤの側部にそれぞれ隣接して配置された複数の下流側コンベヤと、前記上流側コンベヤによって搬送されてきた容器を、隣接する受け渡しコンベヤと下流側コンベヤ上に乗り移るように搬送方向を変更するガイド部材とを備え、前記各下流側コンベヤは、上流側コンベヤの下流側で、かつ受け渡しコンベヤの両側に配置された一組の下流側コンベヤ部材からなることを特徴とするものである。
【0011】
この発明に係る容器供給コンベヤでは、各上流側コンベヤによって搬送されてきた容器は、その上流側コンベヤに隣接する受け渡しコンベヤを介して、受け渡しコンベヤとこの受け渡しコンベヤに隣接する下流側コンベヤとの上に乗り移らせるようになっているので、この受け渡し部分のコンベヤ全体の搬送幅が狭く、しかも、上流側コンベヤから下流側コンベヤへの乗り移りのための横方向への移動距離が短いので、搬送長さを短縮することもできる。
【0013】
また、請求項2に記載の発明に係る容器供給コンベヤは、前記容器供給コンベヤを2組備え、これら2組のコンベヤを、容器の搬送方向が下流側で互いに接近するように配置したことを特徴とするものである。
【0014】
さらに、請求項3に記載の発明に係る容器供給コンベヤは、前記各上流側コンベヤに、それぞれ駆動モータを設けたことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る容器供給コンベヤの平面図である。なお、この実施の形態では、容器2を6列で供給するようになっており、図1の上半分は3列分のコンベヤの搬送面を示し、下半分は3列分のコンベヤの駆動部を示している。
【0016】
この容器供給コンベヤは、上流側コンベヤ4と、下流側コンベヤ8と、前記上流側コンベヤ4から下流側コンベヤ8に容器2を乗り移らせる受け渡しコンベヤ6とを備えている。上流側コンベヤ4は、前述のように6列で容器2を搬送するようになっており、6本のコンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fが平行に配置されている(以下、図の上方から順に第1上流側コンベヤ4A、第2上流側コンベヤ4B……第6上流側コンベヤ4Fと呼ぶ)。これら6本の上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fは、それぞれ搬送する容器2の底面よりもやや広い幅の搬送面を有している。
【0017】
6本の上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fは、下流端の位置がそれぞれ異なっており、外側に位置する第1上流側コンベヤ4Aと第6上流側コンベヤ4Fは最も下流側(図1の左側)まで延び、内側に位置する第3の上流側コンベヤ4Cおよび第4の上流側コンベヤ4Dは最も上流側の位置で終わり、これらの中間に位置する第2の上流側コンベヤ4Bおよび第5の上流側コンベヤ4Eは、前記外側の上流側コンベヤ4A、4Fと内側の上流側コンベヤ4C、4Dの中間の位置まで延びている。
【0018】
前記各上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fの下流部に隣接して、6本の受け渡しコンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fがそれぞれ配置されている。各受け渡しコンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fはその上流部が前記上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fの下流部にオーバーラップしている。また、これら各受け渡しコンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fは、搬送する容器2の底面よりも狭い幅の搬送面を有しており、この受け渡しコンベヤ6上に乗った容器2は、搬送方向の両側がコンベヤ6の両側にはみ出すようになっている。
【0019】
6本の下流側コンベヤ8A、8B、8C、8D、8E、8Fは、それぞれ2本の下流側コンベヤ部材8Aa、8Ab、8Ba、8Bb、8Ca、8Cb、8Da、8Db、8Ea、8Eb、8Fa、8Fbからなっており、各組の下流側コンベヤ部材8Aa、8Ab、8Ba、8Bb、8Ca、8Cb、8Da、8Db、8Ea、8Eb、8Fa、8Fbが、前記各受け渡しコンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fの両側にそれぞれ配置されている。
【0020】
前記のように受け渡しコンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fの上流部が上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fの下流部に隣接し、この受け渡しコンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fの上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fよりも下流に位置する部分の両側に、下流側コンベヤ8A、8B、8C、8D、8E、8Fの各組のコンベヤ部材8Aa、8Ab……がそれぞれ配置されているので、上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fとこれら各上流側コンベヤに対応する下流側コンベヤ8A、8B、8C、8D、8E、8F(例えば第1の上流側コンベヤ4Aと第1の下流側コンベヤ8A)とは、受け渡しコンベヤ6(6A)の幅と一方の下流側コンベヤ部材8Abの幅とを合わせた分だけ横方向にずらした状態で配置されており、下流側コンベヤ8Aの他方のコンベヤ部材8Aaの上流端が、上流側コンベヤ4Aの下流端に対向している。
【0021】
これら各下流側コンベヤ部材8Aa、8Ab、……も搬送面の幅が狭くなっており、両側の一組の下流側コンベヤ部材8Aa、8Ab、……と、これら下流側コンベヤ部材8Aa、8Ab、……の中間に配置された受け渡しコンベヤ6A、6B、……とを合わせた幅が、前記上流側コンベヤ4A、4B、……の搬送面の幅にほぼ一致している。
【0022】
上流側コンベヤ4(4A、4B、……)によって搬送されてきた容器2は、受け渡しコンベヤ6(6A、6B、……)を介して下流側コンベヤ8(8A、8B、……)上に移されて下流側に搬送されるようになっており、各上流側コンベヤ4A、4B、……の搬送面の上方両側から、前述のように所定の幅だけずれて配置されている各下流側コンベヤ8A、8B、……の搬送面の上方両側に渡って、容器2を案内するガイド部材10(10A、10B、10C……)が湾曲して配置されている。
【0023】
前記6本の上流側コンベヤ4A、4B、……は、それぞれ独立した別々の駆動モータ12(12A、12B、12C、12D、12E、12F)によって駆動されるようになっている。第1ないし第6の各駆動モータ12A、12B、12C、12D、12E、12Fに連結された各駆動軸14A、14B、14C、14D、14E、14Fには、それぞれ駆動スプロケット16D、16E、16F(その他は図示せず)が固定されており、各上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fの無端状チェーンが、これら各駆動スプロケット16D、16E、16Fに掛け回されている。従って、6本の上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fは、それぞれ独立して作動、停止および速度の変更ができるようになっている。
【0024】
また、受け渡しコンベヤ6および下流側コンベヤ8は、単一の駆動モータ18によって駆動される。受け渡しコンベヤ6および下流側コンベヤ8用の駆動モータ18に連結された駆動軸20に、各受け渡しコンベヤ6A、6B、……の駆動スプロケット22D、22E、22F(その他は図示せず)およびその両側の下流側コンベヤ部材8Aa、8Ab、……の駆動スプロケット24Da、24Db、24Ea、24Eb、24Fa、24Fb(その他は図示せず)が固定され、これら駆動スプロケット22D、22E、22F、24Da、24Db、24Ea、24Eb、24Fa、24Fbに、前記受け渡しコンベヤ6A、6B、……および下流側コンベヤ部材8Aa、8Ab、……の無端状チェーンがそれぞれ掛け回されて駆動される。
【0025】
なお、前記各受け渡しコンベヤ6A、6B、……の上流側は、支持軸26に嵌合された従動スプロケット28D、28E、28F(その他は図示せず)に掛け回されている。また、各下流側コンベヤ部材8Aa、8Ab、……の上流部は、前記支持軸26、前記第1、第2、第5、第6駆動モータ12A、12B、12E、12Fの駆動軸14A、14B、14E、14Fおよび第6駆動軸14Fの下流側に設けられた支持軸30に回転可能に嵌合された従動スプロケット32Da、32Db、32Ea、32Eb、32Fa、32Fb(その他の従動スプロケットは図示せず)に掛け回されている。
【0026】
前記各下流側コンベヤ8A、8B、……の上流部の、搬送方向の同一位置に、各列の先頭容器2がこの位置まで到達したことを検出する先頭容器検出センサ34がそれぞれ設けられている。また、各上流側コンベヤ4A、4B、……下流部の同一位置には、それぞれ集積数確認センサ36が設けられ、このセンサ36の位置まで容器2が集積されたことを検出するようになっている。さらに、これら集積数確認センサ36の上流側の同一位置に、それぞれ満杯センサ38が設けられている。
【0027】
以上の構成に係る容器供給コンベヤの作動について説明する。上流側の容器製造ライン(図示せず)において一列で搬送されつつフィラ、キャッパ、ラベラ等の容器処理装置内に搬入されて各処理が行われた容器2は、図示しない分岐装置において、複数列(この実施の形態では6列)に分岐され、6本の上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fによって搬送される。これら上流側コンベヤ4A、4B、……によって搬送されてきた容器2は、各受け渡しコンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fを介して、受け渡しコンベヤ6A、6B、……および下流側コンベヤ8A、8B、8C、8D、8E、8F上に乗り移り、下流側に設けられた図示しないケーサに送られる。
【0028】
下流側コンベヤ8上では、6列の容器2が各列に4本ずつ集積されて24本のグループにされ、この24本の容器2が、ケーサにおいてケース内に収容される。なお、前記コンベヤ4、6、8による搬送列数およびケース内に同時に収容される容器2の本数等は、前記数(6列、24本)に限定されるものではない。また、この容器供給コンベヤは、ケーサに容器2を供給するものに限定されるものではなく、その他の処理装置に容器2を供給するようにしても良い。
【0029】
ケーサへの容器2の供給を開始する時点では、受け渡しコンベヤ6および下流側コンベヤ8の作動を停止して、上流側コンベヤ4だけを駆動して容器2を搬送する。上流に設けられた分岐装置(図示せず)によって分岐され、6本の上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fによって一定の間隔を空けた状態で搬送されてきた容器2は、上流側コンベヤ4A、4B、……の下流端付近で、ガイド部材10A、10b……に案内されて方向を変えられ、受け渡しコンベヤ6A、6B、……上に乗り移る。これら受け渡しコンベヤ6A、6B、……は駆動を停止しているので、容器2は、上流側コンベヤ4A、4B、……の走行によって前進され、上流側コンベヤ4A、4B、……の下流端を過ぎると、後続の容器2に押されて前進する。従って、容器2が上流側コンベヤ4A、4B、……から受け渡しコンベヤ6A、6B、……を経て下流側コンベヤ8A、8B、……と受け渡しコンベヤ6A、6B、……とが平行している部分に乗り移る時点では、容器2は後方から押されて前後に密着した状態となり、次第に集積される。
【0030】
前記のように上流側コンベヤ4だけを駆動して容器2を搬送すると、先行する容器2は後続の容器2に押され、上流側コンベヤ4からガイド部材10に案内されて受け渡しコンベヤ6と下流側コンベヤ8の上に乗り移る。受け渡しコンベヤ6と下流側コンベヤ8の上に乗り移った先頭の容器2が、さらに後方から押されて前進し、先頭容器検出センサ34の位置に到達するとこのセンサ34が先頭容器2を検出してONになる。また、前方の容器2に順次密着して集積されてきた後方の容器2が、集積数確認センサ36の位置まで達するとこのセンサ36もONになる。
【0031】
容器2を搬送している6列のうちのいずれかの列が、先頭容器検出センサ34がONになるとともに、集積数確認センサ36がONになると、この列の上流側コンベヤ4を停止させる。同様にして他の列の先頭容器検出センサ34および集積数確認センサ36がONになったときに、その列の上流側コンベヤ4を停止させる。このようにしてすべての列の先頭容器検出センサ34および集積数確認センサ36がONになった時点で、これらすべての列の上流側コンベヤ4(4A、4B、4C、4D、4E、4F)、受け渡しコンベヤ6(6A、6B、6C、6D、6E、6F)および下流側コンベヤ8(8A、8B、8C、8D、8E、8F)を駆動して、図示しないケーサ等の下流側の処理装置に容器2の供給を開始する。
【0032】
6本の下流側コンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6F上で、先頭容器検出センサ34によって先頭の容器2を検出してすべての列の容器2の位置が揃った状態にした後、同時に搬送を開始するようになっているので、6列の先頭容器2の位置が揃った状態のままで搬送を行いケーサに供給することができる。また、先頭容器検出センサ34から集積数確認センサ36の位置まで容器2を集積してから搬送を開始するので、すべての列で前後の容器2間に隙間がない状態で搬送し、ケーサに供給することができる。以上のようにこの実施の形態に係る容器供給コンベヤでは、ストッパを使用せずに各列の先頭容器2の位置を揃えることができ、しかも、複数列で供給される容器2の集積本数を各列均等にすることができる。
【0033】
運転途中で集積数確認センサ36がOFFになる列が検出されたときには、すべての列の受け渡しコンベヤ6および下流側コンベヤ8を停止させ、上流側コンベヤ4は満杯センサ38が検出されるまで駆動させる。このようにいずれかの列の集積数が不足したときには、すべての列の受け渡しコンベヤ6および下流側コンベヤ8を停止させることにより下流側コンベヤ8上で前後の容器2間に隙間があくことを防止することができる。また、前記のように受け渡しコンベヤ6および下流側コンベヤ8を停止させるのではなく、受け渡しコンベヤ6のみ停止させて下流側コンベヤ8上の容器2だけを下流側へ搬送することも可能である。
【0034】
集積数確認センサ36がOFFになった列では、上流側コンベヤ4を駆動して容器2を搬送し、先頭容器検出センサ34がON、集積数確認センサ36もONの状態になるまで容器2を集積する。すべての列で、両センサ34、36がONの状態になった時点で、すべての列の上流側コンベヤ4、受け渡しコンベヤ6および下流側コンベヤ8を駆動して容器2を供給を再開する。すべての列が、先頭容器検出センサ34および集積数確認センサ36がONの状態になるまで容器2を集積している間に、いずれかの列が満杯センサ38の位置まで容器2が溜まって、この満杯センサ38がONになったときには、その列の上流側コンベヤ4を停止させて容器2の供給を一時中断する。
【0035】
この実施の形態に係る容器供給コンベヤでは、各列の容器2が供給コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fから下流側コンベヤ8A、8B、8C、8D、8E、8F上に乗り移る際に、他の列のコンベヤ搬送面を横切ることはないので、各列単独で容器2の供給量を制御することができる。従って、上流から供給される容器2の量にばらつきがあっても、その集積量を揃えてケーサ等に供給することができる。また、上流側コンベヤ4から下流側コンベヤ8へと容器2を乗り移らせるときに、容器2の横方向への移動量が少ないので、乗り移り区間を短くしてコンベヤ全体の長さを短縮することができる。さらに、各上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fの下流端と対応する各下流側コンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fの上流端とが、一部分向かい合う配置になっているので、コンベヤ全体の幅を小さくすることができる。
【0036】
なお、前記実施の形態では、各受け渡しコンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fの両側にそれぞれ一組の下流側コンベヤ部材8Aa、8Ab、8Ba、8Bb、8Ca、8Cb、8Da、8Db、8Ea、8Eb、8Fa、8Fbを配置したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、容器2の底面よりも広い搬送面を有する上流側コンベヤの側部に幅の狭い中間コンベヤを配置し、さらに、これら受け渡しコンベヤの側部に隣接して幅の狭い一本の下流側コンベヤを配置し、これら受け渡しコンベヤと下流側コンベヤとの幅が、上流側コンベヤの幅とほぼ同じ幅になるように構成しても良い。また、前記実施の形態では、上流側コンベヤ4A、4B、4C、4D、4E、4Fの下流端の位置を異ならせているが、この下流端の位置を一定にしても良い。この場合には、受け渡しコンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fおよび下流側コンベヤ6A、6B、6C、6D、6E、6Fの上流端位置も一定にすることが出きる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、容器を搬送する複数の上流側コンベヤと、容器の底面よりも狭い搬送幅を有し、各上流側コンベヤにそれぞれ隣接し、搬送区間の一部を重複して配置された複数の受け渡しコンベヤと、前記各上流側コンベヤの下流側で、かつ、前記各受け渡しコンベヤの側部にそれぞれ隣接して配置された複数の下流側コンベヤと、前記上流側コンベヤによって搬送されてきた容器を、隣接する受け渡しコンベヤと下流側コンベヤ上に乗り移るように搬送方向を変更するガイド部材とを備え、前記各下流側コンベヤは、上流側コンベヤの下流側で、かつ受け渡しコンベヤの両側に配置された一組の下流側コンベヤ部材からなる構成にしたので、上流側コンベヤから下流側コンベヤへと受け渡しを行う部分の搬送幅を狭くすることができるとともに、搬送長さを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る容器供給コンベヤの平面図であり、上半分が搬送部の構成を、下半分が駆動部の構成を示す。
【図2】従来の容器供給コンベヤの構成を示す平面図である。
【符号の説明】
2 容器
4 上流側コンベヤ
6 受け渡しコンベヤ
8 下流側コンベヤ
10 ガイド部材

Claims (3)

  1. 容器を搬送する複数の上流側コンベヤと、容器の底面よりも狭い搬送幅を有し、各上流側コンベヤにそれぞれ隣接し、搬送区間の一部を重複して配置された複数の受け渡しコンベヤと、前記各上流側コンベヤの下流側で、かつ、前記各受け渡しコンベヤの側部にそれぞれ隣接して配置された複数の下流側コンベヤと、前記上流側コンベヤによって搬送されてきた容器を、隣接する受け渡しコンベヤと下流側コンベヤ上に乗り移るように搬送方向を変更するガイド部材とを備え、前記各下流側コンベヤは、上流側コンベヤの下流側で、かつ受け渡しコンベヤの両側に配置された一組の下流側コンベヤ部材からなることを特徴とする容器供給コンベヤ。
  2. 前記容器供給コンベヤを2組備え、これら2組のコンベヤを、容器の搬送方向が下流側で互いに接近するように配置したことを特徴とする請求項1に記載の容器供給コンベヤ。
  3. 前記各上流側コンベヤに、それぞれ駆動モータを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器供給コンベヤ。
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