JP3991673B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用前照灯等の車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用前照灯等の車両用灯具としては、その灯具を車体に取り付ける際の位置決めの基準となる取付基準ピン(取付基準部)、灯具を車体に仮止めする際に用いられる突出部及び灯具を本固定する際に車体に取付固定される取付ボルト孔(取付部)を、その灯具のハウジングに備えているものが知られている。このような車両用灯具の車体への取付工程においては、まず、取付基準ピンを車体に設けられた取付基準孔に差し込むことにより車体に対する灯具の位置決めを行い、さらに、突出部を車体に設けられた挿通孔に挿通させて灯具の仮止めを行う。つぎに、この仮止めの状態で車体側からのびるハーネスを灯具に接続し、取付ボルト孔を車体に設けられたボルト孔にボルト及びナットで締結固定することにより車体に灯具を本固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の灯具取付工程において灯具が仮止めの状態にあるときは、挿通孔に挿通された突出部が灯具の重みにより挿通孔から抜け出して灯具が車体に対して前傾するいわゆるころび現象が生じ、作業者が灯具を支えていない限り灯具が車体から脱落してしまうおそれがある。したがって、作業者はハーネスを接続する際にも灯具から手を離すことができず、灯具が仮止めの状態にあるときの作業が困難であるという問題があった。
【0004】
また、灯具から手を離した状態での作業を可能にするためには、仮止め用の治具やボルト・ナット等の別部品で灯具を車体に仮固定する方法が考えられる。ところが、このような方法によると取付工程に必要となる工具や部品点数が増加するとともに灯具の仮固定という新たな作業が必要となり、作業効率の低下やコストの増加を招くこととなる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、仮止め状態における車体からの脱落を簡易に防止し、取付作業性の向上を図ることができる車両用灯具を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングの背面側に、該ハウジングを車体に取り付ける際の位置決めの基準とするために前記車体に設けられた取付基準孔に差し込むための取付基準ピンと、前記ハウジングを前記車体に仮止めするために該車体に設けられた挿通孔に挿通するための突出部と、前記ハウジングを前記車体に取付固定するための取付部とが設けられ、前記取付基準ピンは、前記ハウジングが前記車体に取付固定された状態において、前記ハウジングの正面視右下位置左下位置とのいずれか一方に設けられ、前記突出部は、前記ハウジングの正面視左上位置右上位置とのいずれか他方に設けられ、前記突出部の上面は、前記取付基準ピンが前記車体の前記取付基準孔に差し込まれ、かつ前記突出部が前記車体の前記挿通孔に挿通されて、前記ハウジングが前記車体に仮止めされた状態において、前記ハウジングの前記車体からの脱落を防止するために前記挿通孔に引っ掛か係止部が設けられ、前記取付部は、前記突出部の下方に設けられていることを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、突出部の上面が挿通孔に係止するように加工されているので、仮止め状態にある灯具がその重さにより前傾したとしても突出部の上面が挿通孔に係止し、灯具の車体からの脱落が防止される。このため、作業者は灯具を支えることなくハーネスの結線作業等を行うことができ、灯具の取付作業性の向上が図られる。
【0008】
また、この発明によれば、突出部が取付部の上方に設けられているので、突出部が挿通孔に係止するまで灯具が前傾する場合には、その突出部の位置と取付基準ピンの位置とを結ぶ直線を軸として灯具が回動することにより取付部が車体に接近し、取付部の車体への固定作業が容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
本実施の形態に係る車両用灯具は、自動車の車体前部左側に取り付けられる前照灯であって、図1乃至図3に示すように、前面に開口を有するハウジング本体1及びハウジング本体1に一体形成されたエクステンション2から成る樹脂製のハウジング3と、図示を略すシール部材を介して上記開口を閉成するレンズ4とを備えている。
【0011】
ハウジング本体1の内部には、隔壁5によって区画されたヘッドランプ6、クリアランスランプ7及びフロントターンシグナルランプ8の各灯室が形成され、各ランプの出射光が互いに他に干渉しないようになっている。各ランプの灯室にはリフレクタ9,10,11が設けられ、ヘッドランプ6の灯室にはヘッドランプ6の出射光が直接レンズ4を透過しないようにシェード12が設けられている。
【0012】
ハウジング3の背面側には、ハーネスが接続されるソケット13が設けられている。ハウジング3の背面側で正面視右下位置には、取付基準部としての取付基準ピン14が設けられている。ハウジング3の背面側で正面視左上位置には突出部15が一体形成され、突出部15の上面にはネジ面のように凹凸が連続形成されることにより係止部15aが設けられている。ここで、その凹凸が突出部15の全周でなく上面のみに形成されているのは、係止部15aが後述の機能を果たすためには上面のみで十分であることと、ハウジング3を射出成形によって製造する場合にアンダーカットとなる部分が最小限に抑えられ、図4に示すスライドによる成形が可能となることによる。すなわち、凹凸を突出部15の下面側にまで形成すると金型をより細かく分割しスライドさせる必要があるが、凹凸を突出部15の上面のみに形成することにより、金型25,26をそれぞれ矢印A,Bの方向に型開きするとともにライン27,28に沿って分割された金型29を矢印C方向にスライドさせるだけで、金型27,28,29からハウジング3を取り出すことができる。これによって、製造工程を簡易にし、製造コストを抑えることができる。
【0013】
突出部15の下方には(すなわち、突出部15が上方に位置するように)、取付部としてのボルト孔16が設けられている。ボルト孔16はエクステンション2に形成されているが、このエクステンション2及びハウジング本体1から後方に延設されたプレート部17にもボルト孔18,19が形成され、後述のようにこれらのボルト孔16,18,19が車体に取付固定されることにより灯具が車体に固定される。
【0014】
一方、その車体側には、図5に示すように、ヘッドランプ6の交換に供する開口部20と、取付基準ピン14が差し込まれる取付基準孔21と、突出部15が挿通される挿通孔22と、ボルト孔16が重なり合うボルト孔23と、ボルト孔18が重なり合うボルト孔24と、ボルト孔19が重なり合う図示を略すボルト孔とが設けられている。
【0015】
上記車両用灯具を車体に取り付ける際には、作業者は、まず取付基準ピン14を取付基準孔21に差し込み、車体に対する灯具(ハウジング3)の位置決めを行った後、突出部15を挿通孔22に挿通させて灯具の仮止めを行う。このように灯具が仮止め状態にある場合、作業者が灯具から手を離すと、灯具(ハウジング3)はその重みにより前傾しようとするが、このとき図6に示すように突出部15の上面に形成された係止部15aが挿通孔22に引っ掛かって係止することにより、灯具の車体からの脱落が防止される。
【0016】
また、灯具がこのように前傾する場合には、突出部15の位置と取付基準ピン14の位置とを結ぶ直線L(図1参照)を軸として回動するが、ここでは突出部15がボルト孔16の上方に位置しているので、ボルト孔16がボルト孔23に接近する。
【0017】
つぎに、作業者は図示を略すハーネスを開口部20を通してソケット13に接続した後、ボルト孔16とボルト孔23、ボルト孔18とボルト孔24、ボルト孔19と上記図示を略すボルト孔をそれぞれ重ね合わせてボルト及びナットで締結し、これによりボルト孔16,18,19を車体に固定して灯具の取付けを完了する。
【0018】
この実施の形態に係る車両用灯具では、突出部15の上面が挿通孔22に係止するように加工されているので、作業者は灯具を支えることなくハーネスの結線作業等を行うことができ、灯具の取付作業性の向上が図られる。
【0019】
また、突出部15がボルト孔16の上方に設けられているので、灯具が前傾するとボルト孔16がボルト孔23に接近し、そのボルト孔16の車体への固定作業が容易となる。
【0020】
なお、本発明は上述した形態に限られるものではなく、例えば突出部15の上面は挿通孔22に係止するのであれば単に粗く加工されているだけでもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、突出部の上面が挿通孔に係止するように加工されているので、仮止め状態にある灯具がその重さにより前傾したとしても突出部の上面が挿通孔に係止し、灯具の車体からの脱落が防止される。このため、作業者は灯具を支えることなくハーネスの結線作業等を行うことができ、灯具の取付作業性の向上が図られる。
【0022】
また、請求項に係る発明によれば、突出部が取付部の上方に設けられているので、突出部が挿通孔に係止するまで灯具が前傾する場合には、その突出部の位置と取付基準ピンの位置とを結ぶ直線を軸として灯具が回動することにより取付部が車体に接近し、取付部の車体への固定作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用灯具の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の車両用灯具を示す裏面図である。
【図3】図1の車両用灯具を示す上面斜視図である。
【図4】ハウジングの射出成形方法を示す説明図である。
【図5】図1の車両用灯具を取り付ける車体部分を示す正面図である。
【図6】仮止め状態におけるエクステンションの部分を示す断面図である。
【符号の説明】
3 ハウジング
14 取付基準ピン(取付基準部)
15 突出部
16 ボルト孔(取付部)
22 挿通孔

Claims (1)

  1. ハウジングの背面側に、該ハウジングを車体に取り付ける際の位置決めの基準とするために前記車体に設けられた取付基準孔に差し込むための取付基準ピンと、前記ハウジングを前記車体に仮止めするために該車体に設けられた挿通孔に挿通するための突出部と、前記ハウジングを前記車体に取付固定するための取付部とが設けられ、
    前記取付基準ピンは、前記ハウジングが前記車体に取付固定された状態において、前記ハウジングの正面視右下位置左下位置とのいずれか一方に設けられ、前記突出部は、前記ハウジングの正面視左上位置右上位置とのいずれか他方に設けられ、
    前記突出部の上面は、前記取付基準ピンが前記車体の前記取付基準孔に差し込まれ、かつ前記突出部が前記車体の前記挿通孔に挿通されて、前記ハウジングが前記車体に仮止めされた状態において、前記ハウジングの前記車体からの脱落を防止するために前記挿通孔に引っ掛か係止部が設けられ、
    前記取付部は、前記突出部の下方に設けられていることを特徴とする車両用灯具。
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