JP3990318B2 - チルトフット機構およびプロジェクター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はチルトフット機構およびプロジェクターに係わり、特にプロジェクターのチルトフット機構のロック/リリースの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクターは映像をスクリーン等に映像を投影する機器である。そして、投射装置のプロジェクターとスクリーン等の投影面とが独立しているので、希望する投射画面を得るためには適切な設置距離、設置角度、設置位置にする必要がある。
【0003】
したがってプロジェクター自体の角度を調整するために、プロジェクターの筐体の底面に複数の脚(チルトフット、レアフット)を設け、底面から突出する脚の長さを調整する。
【0004】
この脚の配置には、底面の前方側に1本のチルトフットを設け後方側に2本のリアフットを設けて、主の高さ調整は前方側の1本のチルトフットで行い、投影画面の傾きの調整等の微調整を後方側の2本のリアフットで行うフロント1チルトフット/2リアフット型、底面の前方側に2本のチルトフットを設け後方側に1本のリアフットを設け、主の高さ調整および傾き調整を前方側の可動脚である2本のチルトフットで行い、後方側の1本のリアフットを固定脚としたフロント2チルトフット/1リアフット型、底面の前方側に2本のチルトフットを設け後方側に2本のリアフットを設けるフロント2チルトフット/2リアフット型があり、プロジェクターは上記した3つの配置うちのいずれかを採用している。そしてこれ以上の投射画面角度調整用のチルトフット/リアフットの追加は、事実上無意味である。
【0005】
上記した脚の配置において、フロント側(筐体の底面の前方側)に1本のチルトフットを備えたものは、投射画面の打ち上げ角度調整(投影画面の高さ調整)は容易であるが、投射画面の傾き調整は、後方側のリアフットで行わなければならず、それぞれが独立して調整を行うため、投射画面の画面の全体の調整は、任意の位置に合せる事が難しい。これは、両方の調整を1度で行う事が出来ず、それぞれの調整が、前に行った調整に影響されるからである。
【0006】
一方、フロント側に2本のチルトフットを備えたものは、投影画面の高さ調整の打ち上げ角度調整と投影画面の傾き調整とを1度で行えるので、投影画面を任意の位置に合せる事が、フロント1チルトフットに比べれば、容易である。
【0007】
図7は従来技術の1本のチルトフットおよびそのロック/リリースを示す図である。チルトフット70は筐体の底面を出入りするシャフト71と机の上面等の載置面に当接するフット部72とを有している。
【0008】
図7(A)は、筐体の底面から所定の長さに突出したシャフトがロック(固定)された状態を示す。同図において、筐体73に一端を固定し圧縮状態でセットされたスプリング74による押圧Fを往復運動を行うロックレバー75に加え、これによりロックレバーのロック面77、すなわちロックレバーの開口76の側面をシャフト71に押し付けてロックされている。そしてこの状態でプロジェクターの画面投射が行われる。
【0009】
次ぎに、チルトフットの筐体の底面から突出する長さを変更する場合、図7(B)に示すように、ロックを解除したリリース状態にする。このリリース状態にするには、操作ボタン(図示省略)を指で押すことによる、Fとは反対方向の力Fがロックレバー75に加わってロック面77をシャフト71から離してロックを解除する。この状態でチルトフットの高さ調整移動78を行って、所定の高さになったときに指を操作ボタンから離すことにより図7(A)のロック状態になる。
【0010】
このように図7の従来技術のロック/リリース機構のレバーは往復運動のロックレバーを用いるだけである。
【0011】
図8は他の従来技術の1本のチルトフットおよびそのロック/リリースを示す図である。チルトフット80は筐体の底面を出入りするシャフト81と机の上面等の載置面に当接するフット部82とを有している。
【0012】
図8(A)は、筐体の底面から所定の長さに突出したシャフトが、筐体83に一端を固定し圧縮状態でセットされたスプリング84の反力Fによりロック(固定)された状態を示す。同図において、回転中心軸88の周りを回転するロックレバー85が水平の際にロックレバーのロック部87、すなわちロックレバーの開口86の側面の突出部をシャフト81に押し付けてロックされている。そしてこの状態でプロジェクターの画面投射が行われる。
【0013】
次ぎに、チルトフットの筐体の底面から突出する長さを変更する場合、図8(B)に示すように、ロックを解除したリリース状態にする。このリリース状態にするには、操作ボタン(図示省略)を指で押すことによる力Fがロックレバー85に加わって回転し、ロック部87をシャフト81から離してロックを解除する。この状態でチルトフットの高さ調整移動89を行って、所定の高さになったときに指を操作ボタンから離すことにより、一端が筐体83固定されているスプリング84の復元力により水平状態になり、かつ、反力Fにより図8(A)のロック状態になる。
【0014】
このように図8の従来技術のロック/リリース機構のレバーは回転運動のロックレバーを用いるだけである。
【0015】
【特許文献1】
特開平9−287695号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記した図7および図8のいずれの従来技術における構造においても、1本のチルトフットおよびそれに結合するロック/リリース機構に対してそれぞれ1個の操作ボタンを用いることを前提として構成されている。
【0017】
したがって従来技術を用いてロックを解除したリリース状態として2本のチルトフットの筐体の底面から突出する長さをそれぞれ調整する場合、2個の操作ボタンを操作する必要があり、非常に作業性が悪いものであった。
【0018】
したがって本発明の目的は上記した従来技術の問題点を解決したチルトフット機構を提供することである。
【0019】
本発明の他の目的は、上記した従来技術の問題点を解決したプロジェクターを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、プロジェクターのチルトフット機構であって、1個の操作ボタンによって2本のチルトフットのロック/リリース切り換えを同時に行うことを可能にするチルトフット機構にある。そしてこの1個の操作ボタンにより2本のチルトフットのリリース状態を維持する。
【0021】
あるいは本発明の特徴は、プロジェクターのチルトフット機構であって、操作ボタンおよびこの操作ボタンによりロック/リリース切り換えを行う2本のチルトフットを具備し、前記操作ボタンと前記チルトフットとの間に、回転レバーおよびロックレバーによる機構をそれぞれの前記チルトフットに対応して有し、前記操作ボタンによりそれぞれの前記回転レバーの回転動作および該回転動作によるそれぞれの前記ロックレバーのスライド動作を行うチルトフット機構にある。
【0022】
この場合、バネ材を用いて前記ロックレバーを前記チルトフットに押圧することによりロック状態とし、前記操作ボタンを押すことにより前記押圧と反対方向の力を及ぼし、これにより前記ロックレバーを前記チルトフットから離間してリリース状態にすることが好ましい。
【0023】
さらに、それぞれの前記回転レバーは、一定の箇所に位置している回転中心軸を中心にして回転してその角度を変化させることができる。この場合、それぞれの前記回転レバーは、第1の突出部、第2の突出部および該第1の突出部と第2の突出部とを接続する連結部を有し、前記連結部に前記回転中心軸が貫通し、前記第1の突出部が前記ロックレバーの凹部に入り込み、前記第2の突出部が前記操作ボタンの凹部に入り込んでいることが好ましい。
【0024】
あるいは、それぞれの前記回転レバーは、その第1の箇所と前記ロックレバーの箇所とが回転中心軸により連結され、その第2の箇所と前記操作ボタンとが他の回転中心軸により連結され、これにより前記回転レバーが前記ロックレバーおよび前記操作ボタンに対して回転可能であることができる。
【0025】
さらに、前記バネ材は一端が固定されたスプリングであり、それぞれの前記ロックレバーがそれぞれの前記スプリングの他端により加圧され、これにより前記押圧がなされていることができる。
【0026】
或いは、前記バネ材は一端が固定されたスプリングであり、前記操作ボタンが前記スプリングの他端により加圧され、これにより前記押圧がなされていることができる。
【0027】
さらに、前記回転レバーは樹脂や金属製ダイキャスト等の材料から構成されていることができる。あるいは、前記回転レバーは柔軟材である線材(ワイヤー)で構成することもできる。
【0028】
また、それぞれのチルトフットのシャフトにはネジによる凹凸が形成されていることが好ましい。この場合、前記ロックレバーのロック面は、前記シャフトの凹凸にかみ合うことができる凹凸が形成されていることが好ましい。
【0029】
あるいは、前記チルトフットにロックする前記ロックレバーのロック面は、摩擦抵抗が大きいゴム等の弾性材料により構成されていることができる。
【0030】
本発明の他の特徴は、上記したいずれかに記載のチルトフット機構を具備したプロジェクターにある。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面の用いて本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。また、図2はチルトフットにより投射画面の位置を調整する様子を示す図であり、(A)は高さを調整した場合、(B)は傾きを調整した場合である。
【0032】
先ず図2を参照して、机やテーブルの上面等の載置面300上にプロジェクター100が載置され、スクリーン等の投影面に投射画面200を投射する。プロジェクター100の筐体1の底面の前方側に高さ可動脚である第1のチルトフット10および高さ可動脚である第2のチルトフット20が設けられ、後方側に1個もしくは2個の固定脚であるレアフット40が設けられている。
【0033】
プロジェクターは、映像を投影するので設置位置により画面位置を調整する必要がある。この画面位置の調整は、上下の画面位置調整、左右の画面位置調整、左右傾き角度の画面位置調整の3種類がある。
【0034】
このうち、上下の画面位置の調整を示したのが図2(A)であり、第1のチルトフット10および第2のチルトフット20の筐体の底面から突出した長さを短くすることにより画面200Aにし、両チルトフットの長さを長くすることにより画面200Bにする。
【0035】
左右傾き角度の画面位置調整を示したのが図2(B)であり、第1のチルトフット10および第2のチルトフット20の筐体の底面から突出した長さを同じにすることにより画面200Cにし、第1のチルトフット10の筐体の底面から突出した長さを第2のチルトフット20の筐体の底面から突出した長さよりも長くすることにより画面200Dにする。
【0036】
次ぎに図1を用いて本発明の第1の実施の形態を説明する。金属もしくは樹脂により構成された第1のチルトフット10は、筐体の底面を出入りするシャフト11と机等の載置面に当接するフット部12とを有している。同様に、金属もしくは樹脂により構成された第2のチルトフット20は、筐体の底面を出入りするシャフト21と机等の載置面に当接するフット部22とを有している。
【0037】
図1(A)は、プロジェクター100の筐体1の底面から所定の長さに突出したシャフト11,21ロック(固定)された状態を示す。
【0038】
同図において、例えば筐体1に一端を固定し圧縮状態にセットされたバネ材の金属製第1のスプリング16の他端からの反力である押圧Fを水平方向に往復運動を行う第1のロックレバー13に加え、これにより第1のロックレバーのロック面17が第1のチルトフット10のシャフト11に押し付けてロックされている。また、この第1のロックレバーは例えば、樹脂や金属製ダイキャストにより構成されている。
【0039】
また、例えば筐体にその位置を固定された第1の回転中心軸15の周りを回転可能に、例えば、樹脂や金属製ダイキャストにより構成された第1の回転レバー14が設けられている。
【0040】
同様に、例えば筐体1に一端を固定し圧縮状態にセットされたバネ材の金属製第2のスプリング26の他端からの反力である押圧Fを水平方向に往復運動を行う第2のロックレバー23に加え、これにより第2のロックレバーのロック面27が第2のチルトフット20のシャフト21に押し付けてロックされている。この第2のロックレバーも例えば、樹脂や金属製ダイキャストにより構成されている。
【0041】
また、例えば筐体にその位置を固定された第2の回転中心軸25の周りを回転可能に、例えば、樹脂や金属製ダイキャストにより構成され、第1の回転レバー14と同じ形状でこれと軸対称に配置された第2の回転レバー24が設けられている。
【0042】
さらに、第1の回転レバー14と第2の回転レバー24との間には、例えば、樹脂や金属製ダイキャストにより構成され共通の操作ボタン2が設けられている。この実施の形態では、操作ボタン2に凹部が形成されている。
【0043】
そして、図1に示すように、第1の回転レバー14は、その第1の突出部が第1のロックレバー13の凹部に入り込み、その第2の突出部が操作ボタン2の凹部に図で右側から入り込み、第1の突出部と第2の突出部とを接続する連結部を第1の回転中心軸15が貫通している。
【0044】
同様に、第2の回転レバー24は、その第1の突出部が第2のロックレバー23の凹部に入り込み、その第2の突出部が操作ボタン2の凹部に図で左側から入り込み、第1の突出部と第2の突出部とを接続する連結部を第2の回転中心軸25が貫通している。
【0045】
このロック状態では、共通の操作ボタン2の表面は筐体1からLだけ内部に入り込んでいる。
【0046】
また、図1に示すように、それぞれのシャフト11,21には例えばネジによる凹凸シャフト面となっており、ここに押圧するロック面17,27も同じ形状の凹凸による凹凸ロック面となっているから、確実にロック(固定)が可能になる。あるいは、ロック面17,27は摩擦抵抗が大きいゴム等の弾性材料で構成することもできる。
【0047】
この図1(A)の状態でプロジェクターの画面投射が行われる。
【0048】
次ぎに、チルトフットの筐体の底面から突出する長さを変更して投影画面を調整する場合、図1(B)に示すように、ロックを解除したリリース状態にする。このリリース状態にするには、押圧Fに打ち勝ってさらにスプリング16,26が縮むように操作ボタン2を指で力Fにより深さLまで押すことにより行われる。
【0049】
操作ボタン2を押すことにより、操作ボタンの凹部に入り込んでいる第1の回転レバー14の突出部が持ち上がり、第1の回転レバー14が第1の回転中心軸15の周りを回転し、第1のロックレバー18に入り込んでいる突出部により第1のロックレバー13の水平方向のスライド運動により図で左方向に移動13させ、そのロック面17をシャフト11から離間させてリリース状態にする。これと同時に、操作ボタンの凹部に入り込んでいる第2の回転レバー24の突出部が持ち上がり、第2の回転レバー24が第2の回転中心軸25の周りを回転し、第2のロックレバー23に入り込んでいる突出部により第2のロックレバー23の水平方向のスライド運動により図で右方向に移動28させ、そのロック面27をシャフト21から離間させてリリース状態にする。
【0050】
この状態で第1のチルトフットの高さ調整移動51および第2のチルトフットの高さ調整移動61をそれぞれ行って、それぞれが所定の高さになったときに指を操作ボタン2から離すことにより図1(A)のロック状態になる。
【0051】
この高さの調整において、シャフト11,21のネジ(雄ネジ)にネジ結合をする雌ネジを筐体もしくはそれに固定された部材に形成しておけば、チルトフット(シャフト)を回転させることでネジのピッチによる微調整を行うことができる。
【0052】
このように本発明によれば、往復運動のロックレバーと回転運動の回転レバーとの両者をそれぞれのチルトフットに対して具備し、1個の操作ボタンの操作により第1および第2のチルトフット10,20を同時にロックを解除したリリース状態にすることができ、また、この1個の操作ボタンの操作により第1および第2のチルトフット10,20を同時にロック状態に戻すことができる。
【0053】
図3は、この実施の形態において筐体に対する操作ボタンの深さを変化させた様子を示す図である。
【0054】
同図から明らかなように、第1および第2の回転レバー14,24を図で垂直方向の長さが異なる第1および第2の回転レバー14A,24Aにするだけで筐体からの所望する深さに操作ボタンを位置させることができる。
【0055】
図4は、この実施の形態において、チルトフット間の操作ボタンの位置を変化させた様子を示す図である。
【0056】
同図から明らかなように、第1のロックレバー13を長い第1のロックレバー13Bにし、これに会わせて第2のロックレバーを短い第2のロックレバーにするだけで、あるいは逆に、第1のロックレバーを短い第1のロックレバーにし、これに会わせて第2のロックレバーを長い第2のロックレバーにするだけで、操作ボタン2をチルトフット間の所望する箇所に位置させることができる。
【0057】
次ぎに図5を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。図5において図1と同一もしくは類似の機能の箇所は同じ符号を付してあるから重複する説明を省略する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比較して回転中心軸が2個増加するが、回転レバーの形状がシンプルになる利点がある。
【0058】
図5においては、第1および第2の回転レバー14,24は、例えば樹脂や金属製ダイキャストあるいはこれらの板材から長方形状に構成されている。
【0059】
第1の回転レバー14の図で右側の箇所と第1のロックレバー13とが第3の回転中心軸19Aにより連結され、第1の回転レバー14の図で左側の箇所と操作ボタン2とが第4の回転中心軸19Bにより連結されている。
【0060】
同様に、第1の回転レバー14と同じ形状の第2の回転レバー24は、図で左側の箇所と第2のロックレバー23とが第5の回転中心軸29Aにより連結され、第2の回転レバー24の図で右側の箇所と操作ボタン2とが第6の回転中心軸29Bにより連結されている。
【0061】
これらの部材間の連結に用いる第3乃至第6の回転中心軸は動作中その位置が移動される。
【0062】
これにより、それぞれの回転レバーがそれぞれのロックレバーおよび操作ボタンに対して回転可能となり、図1と同様な動作が可能となる。
【0063】
さらに、この実施の形態では、それぞれの回転レバーを柔軟性がある線材(ワイヤー)から構成することもできる。この場合は線材をそれぞれの回転中心軸に巻き付けるか、あるいはこれらの回転中心軸を省略して何らかの手段によりロックレバーおよび操作ボタンに固定させればよい。このように回転レバーを線材で構成すれば軽量化を図ることができる。
【0064】
次ぎに図6を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。図6において図1および図5と同一もしくは類似の機能の箇所は同じ符号を付してあるから重複する説明を省略する。
【0065】
図6において、第1および第2の回転レバー14,24を樹脂もしくは金属製ダイキャストあるいはこれらの板材で長方形状に構成し、部材間の連結に第3乃至第6の回転中心軸19A,19B,29A,29Bを用いている点は図5と同じである。
【0066】
しかし図6では、バネ材の第1および第2のスプリング16,26を省略して、代わりに操作ボタン2の背面にバネ材の第3のスプリング36を設ける。
【0067】
ロック状態は図6(A)に示すように、例えば筐体1に一端を固定し圧縮状態にセットされたバネ材の金属製第3のスプリング36の他端からの反力である押圧Fを操作ボタン2の背面に加え、これにより第1の回転レバー14、第1のロックレバー13を通してロック面17を第1のチルトフット10のシャフト11に押し付けてロックされ、第2の回転レバー24、第2のロックレバー23を通してロック面27が第2のチルトフット20のシャフト21に押し付けてロックされている。
【0068】
ロックを解除したリリース状態にする際は、図6(B)に示すように、押圧Fに打ち勝ってさらに第3のスプリング36がさらに縮むように、操作ボタン2を指で力Fにより深さLまで押すことにより行われる。
【0069】
このようにこの第3の実施の形態は、第1および第2の実施の形態と比較してスプリングが1個削減することができるという利点がある。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の第1の効果は、1個の操作ボタンの操作により2本のチルトフットのロック/リリースの切り換えを同時に行うから、プロジェクターの投射画面調整を簡便に行うことが出来ることである。
【0071】
本発明の第2の効果は、本発明の具体的な機構を用いることにより、操作ボタンを所望する箇所に自由に位置させることが出来ることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】チルトフットにより投射画面の位置を調整する様子を示す図であり、(A)は高さを調整した場合、(B)は傾きを調整した場合である。
【図3】本発明の実施の形態において、筐体に対する操作ボタンの深さを変化させた様子を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態において、チルトフット間の操作ボタンの位置を変化させた様子を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図7】従来技術を示す図である。
【図8】他の従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 操作ボタン
10 第1のチルトフット
11 シャフト
12 フット部
13,13B 第1のロックレバー
14,14A 第1の回転レバー
15 第1の回転中心軸
16 第1のスプリング
17 第1のロックレバーのロック面
18 第1のロックレバーの移動
19A 第3の回転中心軸
19B 第4の回転中心軸
20 第2のチルトフット
21 シャフト
22 フット部
23 第2のロックレバー
24,24A 第2の回転レバー
25 第2の回転中心軸
26 第2のスプリング
27 第2のロックレバーのロック面
28 第2のロックレバーの移動
29A 第5の回転中心軸
29B 第6の回転中心軸
36 第3のスプリング
40 レアフット
51 第1のチルトフットの高さ調整移動
61 第2のチルトフットの高さ調整移動
70 チルトフット
71 シャフト
72 フット部
73 筐体
74 スプリング
75 ロックレバー
76 ロックレバーの開口
77 ロックレバーのロック面
78 チルトフットの高さ調整移動
80 チルトフット
81 シャフト
82 フット部
83 筐体
84 スプリング
85 ロックレバー
86 ロックレバーの開口
87 ロックレバーのロック部
88 回転中心軸
89 チルトフットの高さ調整移動
100 プロジェクター
200 投射画面
300 載置面

Claims (10)

  1. 操作ボタンおよびこの操作ボタンによりロック/リリース切り替えを行う2本のチルトフットを具備し、前記操作ボタンと前記チルトフットとの間に、回転レバーおよびロックレバーによる機構をそれぞれの前記チルトフットに対応して有し、それぞれの前記回転レバーは、第1の突出部、第2の突出部および該第1の突出部と第2の突出部とを接続する連結部を有し、前記連結部に回転中心軸が貫通し、前記第1の突出部が前記ロックレバーの凹部に入り込み、前記第2の突出部が前記操作ボタンの凹部に入り込み、前記操作ボタンによりそれぞれの前記回転レバーの回転動作および該回転動作によるそれぞれの前記ロックレバーのスライド動作を行うことを特徴とするチルトフット機構。
  2. バネ材を用いて前記ロックレバーを前記チルトフットに押圧してロック状態とし、前記操作ボタンを押すことにより前記押圧と反対方向の力を及ぼし、これにより前記ロックレバーを前記チルトフットから離間してリリース状態にすることを特徴とする請求項1記載のチルトフット機構。
  3. それぞれの前記回転レバーは、一定の箇所に位置している前記回転中心軸を中心にして回転してその角度を変化させることを特徴とする請求項1記載のチルトフット機構。
  4. 前記バネ材は一端が固定されたスプリングであり、それぞれの前記ロックレバーがそれぞれの前記スプリングの他端により加圧され、これにより前記押圧がなされていることを特徴とする請求項2記載のチルトフット機構。
  5. 前記回転レバーは樹脂もしくは金属製ダイキャストから構成されていることを特徴とする請求項1記載のチルトフット機構。
  6. それぞれのチルトフットのシャフトにはネジによる凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1記載のチルトフット機構。
  7. 前記ロックレバーのロック面は、前記シャフトの凹凸にかみ合うことができる凹凸が形成されていることを特徴とする請求項6記載のチルトフット機構。
  8. 前記チルトフットにロックする前記ロックレバーのロック面は、弾性材料により構成されていることを特徴とする請求項1記載のチルトフット機構。
  9. 前記弾性材料はゴムであることを特徴とする請求項8記載のチルトフット機構。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のチルトフット機構を具備したことを特徴とするプロジェクター。
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