JP3989016B2 - ドロップアウト検知方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、磁気テープの様な複数回の記録再生を可能とする記録媒体上におけるドロップアウトの検知方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種ドロップアウトの検知は、磁気テープを走行させながら予め記録しておいた信号を再生し、その再生信号の検出レベルが設定値を下回ったときに対応してテープ上に所定のマークを順次に施すことにより、ドロップアウトの発生位置を特定することが行われることが一般的であった(例えば、特許文献1あるいは2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−3283号公報
【特許文献2】
特開平5−12663号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで磁気テープのドロップアウトには、テープ表面の欠陥が原因で発生し再現性のあるパーマネントなドロップアウトと、ヘッドタッチや電気ノイズが原因で再現性のないテンポラリーなドロップアウトと、テープ表面の付着物などが原因で発生するこれらの中間的なドロップアウトとがあることが知られるが、上記した従来の方法だけでは、その区別をつけることはできない。
【0005】
そこで、ドロップアウトの詳細な原因解析を行うには、マークされたドロップアウトの箇所を拡大観察する手法などが用いられるが、テンポラリなドロップアウトは物理的な変化を伴わないため、検出された全てドロップアウトからパーマネントのドロップアウトのみを特定すべく顕微鏡等で拡大観察するのは大変手間がかかる作業である。
【0006】
したがって、そのドロップアウトがパーマネントかテンポラリーかを予め知るだけでも欠陥の発生原因をかなり絞り込むことが可能となり、さらにパーマネントなドロップアウトだけを拡大観察することにより、効率良く欠陥発生の原因解析ができ有用である。
【0007】
ところで、フレキシブルディスクの様なディスクタイプの記録媒体ではドロップアウトが比較的少なく、また同一トラックを繰返し測定するのが容易で、基準位置からの回転角度もインデックスパルスからの経過時間を測ることで正確に測定できるため、ドロップアウト測定時に同じトラックを繰返し測定することでパーマネントかどうかを調べることも考えられる。
【0008】
しかしテープタイプの記録媒体では、同一箇所を繰返し測定するには再生と巻き戻しを繰り返さねばならず、測定自体に手間がかかるとともに、長手位置を正確に知るための情報が元々ないために、複数回の検知データ間における時間軸を一致させることが難しく、各ドロップアウト位置がパーマネントかどうかを調べるのは非常に困難であった。
【0009】
更に近年、テープ1巻あたりの記録容量上昇により記録波長が短くなり、これによって再生ヘッドからのS/Nが低下し、ヘッドタッチや電気ノイズによるテンポラリーなドロップアウトが増える傾向にある。特に波長が1μm以下になるとテンポラリーなドロップアウトが非常に多くなり、上記した拡大観察による原因特定率が著しく低下している。
【0010】
本発明はかかる不都合に鑑みてなされたものであって、記録媒体に対する記録および再生を複数回繰り返して比較することにより、ドロップアウトの原因がパーマネントのものかテンポラリーのものかを容易に判定できるドロップアウト検知方法および装置を提供することを目的とする。
【0011】
本発明はまた、検知可能とするドロップアウトの分解能を任意かつ容易に変更できるドロップアウトの検知方法を提供することを目的とする。
【0012】
本発明は更に、記録媒体上における記録再生位置が特定できない場合にあっても、複数の検知データにおける時間軸の一致を正確に図ることができる検知方法を提供することを目的とする。
【0013】
本発明は更にまた、記録媒体に対する記録再生中における走行速度にむらが発生した場合にあっても、パーマネントなドロップアウトの箇所を誤検知することを未然に防止できる検知方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるドロップアウトの検知方法は、磁気テープの様な記録媒体に対して磁気ヘッドの様な記録再生手段を相対的に移行させることにより、複数回に亘るデータの記録再生動作を可能とするものである。
【0015】
ここで、記録媒体の記録面に、図3(a)の様な所定の繰り返し周期T1の基準信号S1を記録する記録工程と、その記録工程において記録された基準信号S1を読み出す再生工程と、その再生された基準信号S1からドロップアウトの発生箇所DOに対応したドロップアウト信号S5を順次に取り出す検知工程と、図4(e)の如く取り出されたドロップアウト信号列20を記憶する記憶工程とを1回分の検知動作とする。
【0016】
そして、その一連の検知動作を複数回繰り返すことにより、複数のドロップアウト信号列20を取り出すとともに、取り出したドロップアウト信号列20を互いに比較し、少なくとも全てのドロップアウト信号列20中においてドロップアウト信号が出力されている箇所を、恒久的なドロップアウトの箇所DOとして判定することを特徴とする。
【0017】
検知工程は、基準信号S1のレベルが図3(a)の様に設定値Vを超える毎に、図3(c)の様にその基準信号の1周期T1より長いパルス幅T2のパルス信号S3を出力することにより、所定周期分だけ連続して基準信号S1が検出されない時期に対応してドロップアウト信号を出力するものである。
【0018】
また検知工程は、基準信号S1が設定値Vを超える時期に対応してパルス状のドロップアウト信号を出力するものであり、そのドロップアウト信号を含むドロップアウト信号列20は更にサンプリングされ、2値データ化された2値データ列24として記憶される。更にその記憶された複数の2値データ列24は、比較に先立ってその時間軸の一致が図られる。
【0019】
この時間軸の一致動作は、任意に取り出した2つの2値データ列24・24aを図5の様に互いに1ビットずつずらせながら、ドロップアウトの発生位置における2つの2値データ列間で一致するビット位置の数を総計し、その総数が最大となるずらせ位置で時間軸の一致を図る。
【0020】
時間軸の一致動作が行われた全ての2値データ列24における各ビット位置毎に、図6(f)の様にドロップアウトの発生数を総計し、少なくとも全ての2値データ列でドロップアウトに対応するビットの存在が確認されると、そのビット位置を恒久的なドロップアウトであると判定する。
【0021】
ドロップアウト信号列20中におけるドロップアウト信号S5の持続長さT4は、実際のドロップアウト検知時間よりも十分に長く設定されるとともに、その期間中はドロップアウトの検知動作が停止されている。
【0022】
そして、ドロップアウト信号S5が出力されると、記録媒体の記録面上における対応位置に所定のマークを形成するが、そのマークは、恒久的なドロップアウトと判定された位置に対応して形成されることが好ましい。
【0023】
また本発明にかかるドロップアウト検知装置10は、図1にその全体的な構成を概略的に示す如く、磁気テープ12の走行部13と、磁気テープ12の記録面16に対して磁気ヘッド38を相対的に移行させることにより、複数回に亘る基準信号S1の記録および再生動作を可能とする記録再生部18と、その記録再生部18から取り出される基準信号S1中のドロップアウトに対応したドロップアウト信号が含まれる信号列20を出力する検知部22と、その検知部22から出力される信号列を複数保存可能とする記憶部30と、その記憶部30に保存された複数の信号列を互いに比較し、恒久的なドロップアウト箇所DOを特定する演算部28と、その演算部28の演算結果を表示する表示部32とを備えている。
【0024】
そして記録再生部18では、磁気テープ12の記録面16に一定周波数の基準信号S1を一連に記録した直後に読み出すことを可能とし、検知部20では、記録再生部18から読み出された一連の基準信号S1中で、読み出しレベルが設定値Vを下回る信号位置に対応してドロップアウト信号を出力することを可能とし、更に演算部28では、記憶部30から取り出した信号列を互いに比較し、少なくとも全ての信号列中においてドロップアウト信号が出力されている箇所を、恒久的なドロップアウトの箇所DOとして判定することを特徴とする。
【0025】
また磁気ヘッド38には、磁気テープ12における基準信号S1の記録再生用素子44とは別に、マークの記録再生用素子46を備え、ドロップアウト信号S5の出力中に対応して、磁気テープ12上にマークが磁気的に記録される。演算部28でパーマネントなドロップアウトの箇所が特定されると、その特定箇所に対応して、マークの記録再生用素子を用いてマーク付けがされることが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下本発明にかかるドロップアウトの検知方法を、磁気テープのドロップアウト検知装置に実施した一例を示す。しかしながら、記録媒体としては光磁気方式など、複数回の記録再生が可能な記録媒体であれば任意に変更して実施できるし、その記録媒体の形状もディスク状など限定されるものではない。
【0027】
ドロップアウト検知装置10は、図1にその全体的な構成を概略的に示す如く、磁気テープ12を移行させる走行部13と、その走行部13の動作を制御する駆動部14と、磁気テープ12の記録面16上に所定の基準信号S1を記録および再生可能とする記録再生部18と、取り出された基準信号S1からドロップアウトの箇所DOを特定したドロップアウト信号列20を作成する検知部22と、ドロップアウト信号列20をコンピュータソフトウェアによりデータ処理可能な2値データ列24に変換するデータ変換部26と、2値データ列24からパーマネントなドロップアウト部分を特定する演算部28と、2値データ列24を始めとする各種データを保存可能とする記憶部30と、特定された検知内容を表示する表示部32と、装置全体を制御する制御部34とから構成される。
【0028】
なお、以下に示す実施例では、上記した各部を一体に備え、その全体あるいは大部分をプログラムにより自動的にデータ処理するものに基づいて説明する。しかしながら、各構成要素を個別の装置で構成し、各装置から取り出されたデータを表計算ソフトの様な所定のプログラムを用い、手動部分も含めて逐次的に実行させることも可能である。
【0029】
磁気テープ12の走行部13および駆動部14は、従来のテープ式のレコーダと略同様な構成および機能を有するものであって、制御部34からの制御に基づいてモータ36の回転速度あるいは回転方向を規制することにより、少なくとも磁気テープ12の高速による巻き戻しと、一定速度による送り動作とを、自動あるいは手動で複数回繰り返すことを可能とする。
【0030】
記録再生部18は、従来のテープ式のレコーダとその基本的な構成および動作は同じであって、磁気テープ12の記録面16に密着して磁気ヘッド38を備え、その磁気ヘッド38を介して記録面16上に電気信号の記録および再生を可能とする。その場合、実施例の様に磁気ヘッド38が固定されたものに限らず、磁気テープ12と磁気ヘッド38の少なくとも一方が移動することにより、両者が相対的な動きをするものであれば、適宜変更して実施できる。
【0031】
磁気ヘッド38は、図2に例示する如く、記録素子40と再生素子42を磁気テープ12の長手方向に接近させて配備したものを1組とし、幅方向に第1の記録再生素子44および第2の記録再生素子46の少なくとも2組分備えた複数トラック形式のものが使用される。
【0032】
そして、発振器48および第1の記録再生素子44を用いて例えば正弦波状の基準信号S1の記録再生を行わせる一方、第2の記録再生素子46を用いて、図2の様にドロップアウトの発生箇所DOに対するマーク信号S5’の記録再生を行わせる。
【0033】
上記した記録再生部18を介して磁気テープ12の長手方向に記録再生される図3(a)に例示する基準信号S1の周波数は、検出を欲するドロップアウトの解像度に対応して任意に設定変更されるものである。例えば磁気テープ12の走行速度を毎秒1mに設定した場合、周波数が5MHzであると1波長T1は0.2μsであるから、記録面16上での1波長分の長さは0.2μmとなる。
【0034】
したがって、5MHzの基準信号S1を磁気テープ12上に記録することは、0.2μm間隔で検知用の印をつけることに対応し、更にこの基準信号S1を規定のレベルで読み出すことができれば、0.2μmの解像度でドロップアウトDOの有無を検出できることを意味する。
【0035】
そこで検知部22にあっては、先ず第1段階として、図3(a)に示す再生された基準信号S1を比較器50に入力し、その比較器50で基準信号S1が設定値Vを上回る期間に対応してパルス状の第1の検知信号S2を出力することにより、図3(b)の様に、基準信号S1の周期T1を繰り返し周期とする第1の検知信号S2が形成される。
【0036】
かかる構成により、ドロップアウトを発生させる何らかの原因で基準信号S1の出力レベルが設定値Vを下回ると、図3(b)において破線で示す如く、第1の検知信号S2の抜け落ちS2’が発生することを利用し、ドロップアウトDOの検出が行われる。
【0037】
この第1の検知信号S2の抜け落ちS2’を含むパルス信号列を、そのままその後の演算部28で利用することも基本的には可能である。しかしながら、第1の検知信号S2のパルス幅およびパルスの変化時点は基準信号S1のピークレベルが変化すると変動するため、本実施例にあっては以下の第2のデータ処理を行う。
【0038】
すなわち、第1の検知信号S2を第1の単安定マルチバイブレータ52に入力することにより、その検知信号S2の各立ち上がり時点t1に対応して所定時間幅T2のパルス信号S3を発生させる。
【0039】
ここでパルス信号S3のパルス幅T2は、例えば0.3〜30μsの範囲で変更可能とする。一方、入力される第1の検知信号S2の周期T1が約0.2μsの場合、パルス信号S3のパルス幅T2を0.2μsより大きく設定すると、第1の検知信号S2が1つの抜け落ちもなく発生されている限りは、各パルス信号S3の立下り時点t3と立ち上がり時点t2とに重複が発生する結果、連続した「H」レベルの信号S3が出力される。
【0040】
図示例は前記したT2の値をT1の2倍よりやや大きく設定した場合であって、第1の検知信号S2に抜け落ちS2’が2つ連続して発生すると、パルス信号S3のレベルは時刻tで「L」に下がり、その「L」レベルの状態は次のパルス信号S2が発生する時点tまで持続するので、この「L」レベルの信号部分S4がドロップアウトの発生位置に対応した第2の検知信号S4となる。
【0041】
なお、パルス信号S3のパルス幅T2を、検出すべき第1の信号S2の周期T1より大きく設定することにより、例えば0.2μsでは1個の、2μmでは10個の連続したパルスの抜け落ちが発生した場合に対応して第2の検知信号S4が発生され、検出可能なドロップアウトDOの大きさを、基準信号S1における周期T1の整数倍で変更することができる。
【0042】
ところで、第2の検知信号S4のパルス幅T3は、最小の場合は0.2μs以下と極めて短いとともに、抜け落ちが連続して発生した場合は、そのパルス数に対応して可変の値となるなど一定しないため、データ処理には不適である。
【0043】
そこで、第2の検知信号S4を更に第2の単安定マルチバイブレータ54の入力とすることにより、第2の検知信号S4の立下りに対応して、パルス幅T4が1ms程度と十分長く、且つ、一定のパルス幅のドロップアウト信号S5に変換し、ドロップアウト信号列20を形成可能としている。
【0044】
それと同時に、ドロップアウト信号S5は磁気ヘッド38の第2の記録再生素子46にマーク信号S5’として送られ、図2の様なマーク付けが行われる。かかるドロップアウト箇所DOの検知動作を、制御部34によるコントロールで一連の磁気テープ12における始端から終端位置にまで行い、更に磁気テープ12の同一範囲について複数回(本実施例にあっては5回)繰り返すことにより、5組のドロップアウト信号列20が取り出されるとともに、5回の検知動作でその存在が確認された全てのドロップアウトの発生位置に対して、上記した方法によるマーク付けが行われる。
【0045】
すなわち、図4(b)において、磁気テープ12を一杯にまで巻き戻した始端位置での停止状態から、時刻tに加速を始め、時刻t11に一定速度に達したあと所定長さ分だけ磁気テープ12を移行させ、終端に近づいた時刻t22に減速をして時刻t33に停止する動作を、1回分の検知動作とする。
【0046】
その際、上記した基準信号S1が下限電圧Vを超えた事を検出することにより磁気テープ12の移行開始時tを制御部34に知らせ、更にその時点tから設定時間後のt11を安定走行状態に達したものとみなす。同様に、下限電圧Vを基準信号S1が下回った時点を磁気テープ12が終端に達して停止した時点t33と判断し、その時点から設定時間前の時刻t22までを安定走行範囲とみなして、時刻t11からt22までをデータの有効領域として上記したドロップアウト信号列20の発生および保存を行うことにより、磁気テープ12における略同一範囲内の状態に対応したドロップアウト信号列20を形成可能とするのである。
【0047】
なお、各ドロップアウト信号S5の出力期間中も、上記した検知部22によるドロップアウト箇所DOの検出動作を継続することは可能である。しかしながら本実施例にあっては、ドロップアウトの発生箇所DOは集中し、頻繁なドロップアウト信号S5の出力は誤検知を引き起こす可能性が高いことを考慮して、ドロップアウト信号S5の出力中は上記した検知動作を停止することとしている。しかしながら、この期間中も検知動作を行い、以下のデータ処理を行わせることができることは勿論である。
【0048】
また、5回分のドロップアウト信号列20をそのまま記憶することが可能であれば、AND回路の様な所定の論理回路を用いてアナログ的にデータ処理することも可能である。
【0049】
しかしながら本実施例にあっては、図4(e)に示すドロップアウト信号列20を変換部26でサンプリングし、図4(f)の様にその信号列の「L」レベルを「0」に、「H」レベルを「1」に変換して図5あるいは図6の様に2値数の羅列で表現することにより、ドロップアウト信号列20を2値データ化して演算部28のメモリに保存可能とするとともに、演算部28でコンピュータソフトウェアを使用したデジタル的なデータ処理が行われる様にしている。
【0050】
更にサンプリングレートを、例えば1秒間に5000回に設定することにより、前記した1msのドロップアウト信号S5を図6の様に4〜5個の複数個の「1」データで表示し、以下において詳述する2値データ列24の比較時において、ドロップアウト箇所DOの見逃しを最少限に抑制可能としている。
【0051】
なおサンプリングレートは、2値データ化した際の全体のデータ量を勘案しながら設定され、またドロップアウト信号S5のパルス幅は、そのサンプリングレートで複数回(好ましくは5回程度)のサンプリング動作が可能な値に設定されるものであって、その測定環境等に対応して適宜変更して実施できる。
【0052】
ところで、検知対象となる磁気テープ12の検査中におけるテープの伸縮がなく、また磁気テープ12の始端と終端が正確に特定できるとともに、両端間の走行速度にむらがなく一定であれば、上記の様にして取り出された5回分の2値データ列24における時間軸は結果的にビット単位で正確に一致されており、単純に始点からの各ビット位置データを比較していくことにより、ドロップアウト箇所DOは特定できる。
【0053】
しかしながら実際の検知環境にあっては、検知範囲の両端を一致させることは勿論、その間を微細な変動もなく一定速度でテープを走行させることは極めて難しい。
【0054】
そこで本発明にあっては、それらの要素が正確に制御できないことを前提として、第1段階として5組の2値データ列24における時間軸を一致させるデータ処理を行ったのち、第2段階としてドロップアウトの検出位置に微小なズレが存在することを考慮にいれながら各ビットの値を比較することにより、各ドロップアウト箇所DOをパーマネントなものとそうでないものとに区別可能とする。
【0055】
まず、第1段階の5回分の2値データ列24における位置合わせについては、2値データ列24を2組取り出し、任意の基準位置から前後に1ビットずつシフトさせながら、両データの一致度を調べる方法を採用した。
【0056】
例えば、図5の様な2つの2値データ列24・24aが得られた場合、図5(b)に示す様に2値データ列24・24aを互いに比較した状態をオフセット量が「0」の基準状態と仮定し、両データ列の対応するビット位置の値が共に「1」であるビット数をカウントすると、その個数は「1」である。
【0057】
次に、下側の2値データ列24を左側に1ビットシフトした、図5(a)に示すオフセット量が−1の場合における一致度は「1」であるが、図5(c)の様に右側に1ビットシフトさせたオフセット量が「+1」の場合は一致度が「3」、図5(d)の様に2ビットシフトさせた場合の一致度は「1」となる。
【0058】
以上の様に、オフセット量をプラスおよびマイナス方向に1ビットずつ変化させながら一致度を調べることにより、一致度が最大のオフセット量から2つの2値データ列24・24aにおける時間軸の一致が図られる。
【0059】
例えば、長さが6mの磁気テープ12を検査対象とし、上記した方法により30000個の2値数からなる2値データ列24を5組分出力し、その内の任意の2組に対してオフセット量をプラスおよびマイナスの両方向に200ビットずつとって一致度を調べた。その結果、ある特定のオフセット量で一致度が「約900」に跳ね上がるが、それ以外のオフセット量では「300前後」の略一定値を示し、2組の2値データ列24・24aにおける時間軸を上記した方法により1ビット単位で正確に一致させられることが確認された。
【0060】
そこで、かかる時間軸の一致動作を他の2値データ列24に対しても順次に実行することにより、5つの2値データ列24における時間軸の一致が互いに図れる。例えば、第1と第2、第2と第3、第3と第4、第4と第5番目の2値データ列24を比較することにより第1から第5番目までを順次に時間軸の一致を図った状態で、第5番目と第1番目の一致が図られていれば、第1〜第5の全ての2値データ列24における時間軸が一致されたことが判定される。
【0061】
この様にして、時間軸が図6(a)〜(e)の様に一致された5つの2値データ列24は、更に第2段階として、各ビット位置における「1」データの存在個数が図6(f)の様にカウントされる。ここで、ドロップアウトがパーマネントのものであれば、検出回数に関係なく、全ての2値データ列24において「1」データが出力されているはずであるから合計数は「5」となるが、テンポラリーなものであれば、ドロップアウトが検知されない場合が存在するので、その程度に応じてカウント数は「1〜4」となる。
【0062】
そこで、少なくとも5回分の2値データ列24における全てに「1」データが存在することにより、ある特定のドロップアウト箇所に対応するビット和の数が「5」の場合、それをパーマネントなドロップアウトと判定することが可能である。
【0063】
その際、1つのドロップアウト箇所DOに対して、1つの「1」データを出力させるのではなく、本実施例では4〜5個の「1」データが出力される様に構成している。かかる構成により、磁気テープ12の走行にむらがあり、各ドロップアウト信号S5の形成位置が5回ともに微妙なズレがある場合にあっても、そのズレが4ビット以内であれば、全ての2値データ列24中に重複箇所が少なくとも1ビット分存在する。
【0064】
データ処理される前の2値データ列24中では、図6(a)〜(e)の様に、幅が5ビットで大きさが1の矩形状態であったものが、上記の様にしてビット和がとられた結果は、図6(f)の様に、幅が最大で9ビットで高さが1〜5のなだらかな山状となる。しかしながら、「0」以外のデータの連続する位置により、5回の検知動作でマーク付けがされた全てのドロップアウト箇所DOの磁気テープ長手方向における位置が特定され、更にそのピーク値の値から各ドロップアウトの種類が推測されるのである。
【0065】
以上の様にして特定されたドロップアウト箇所DOおよび種類は、表示部32に備えたディスプレイの表示画面上に、数値あるいは図形をもって表示される。更に、磁気テープ12上において検出された全てのドロップアウトの位置が第2の記録再生素子46を用いて既にマーク付けがされているため、何番目のマークがパーマネントなドロップアウトの位置かというデータを基にして、磁気テープ12上におけるパーマネントなドロップアウトの発生位置を特定することができる。
【0066】
同時に、パーマネントなドロップアウトに対応するマーク以外は消去すると、磁気現像の様な手法を用いた場合にあっても容易にその箇所を目視により特定できる。その他、磁気的なマークに代え、あるいは加えて、磁気テープ上に物理的な傷を付けたり、塗料でマークをつけるなど、ドロップアウトの箇所DOをマークする方法は限定されるものではない。
【0067】
更に、磁気テープ12の長さが長尺の場合にあっては、磁気テープ12をその長手方向に複数に区画し、各区画を単位として、上記した時間軸の位置合わせ或いは2値データ列24のビット和によるパーマネントのドロップアウト箇所DOの特定とを行わせることができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明は上記の如く、記録媒体に対する記録および再生を複数回繰り返して比較することにより、ドロップアウトの原因がパーマネントのものかテンポラリーのものかを容易に判定できる。
【0069】
また、検知に必要な分解能に対応した基準信号S1を記録する一方、基準信号のレベルが設定値を超える毎に1周期より長いパルスを出力することにより、所定周期分だけ連続して基準信号が発生されない期間に対応して検知信号を出力可能とすることにより、検知可能とするドロップアウトの分解能を任意かつ容易に変更できる。
【0070】
更に、検知されたドロップアウト信号列を2値データ列に変換するとともに、1ビットずつシフトさせながら各ビットの一致数をカウントし、一致数が最大になるオフセット量で時間軸をずらせることにより、記録媒体上における記録再生位置が正確には特定できない場合にあっても、複数の検知データにおける時間軸の一致をビット単位で正確に図ることができる。
【0071】
更にまた、ドロップアウト信号S5の時間幅を検出されたドロップアウトの大きさに拘らず十分大きい一定値に設定する一方、複数ビットの2値数で表現することにより、記録媒体に対する記録再生中における検出速度にむらが発生した場合にあっても、パーマネントなドロップアウトの箇所を誤検知することを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をドロップアウト検知装置に実施した一例を示すブロック図である。
【図2】磁気ヘッドとテープ上の記録位置との関係を示す説明図である。
【図3】検知部の具体的な一例をブロック図で示すとともに、各段階の波形の変化を対応して示す。
【図4】ドロップアウト箇所を検知する手順を示す波形図である。
【図5】2値データ列の時間軸を一致させる手順を示す説明図である。
【図6】2値データ列からパーマネントなドロップアウトの箇所を検知する手順を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ドロップアウト検知装置
12 磁気テープ
13 磁気テープの走行部
14 駆動部
16 記録面
18 記録再生部
20 ドロップアウト信号列
22 検知部
24 2値データ列
26 変換部
28 演算部
30 記憶部
32 表示部
34 制御部
36 モータ
38 磁気ヘッド
40 記録素子
42 再生素子
44 第1の記録再生素子
46 第2の記録再生素子
48 発振器
50 比較器
52 第1の単安定マルチバイブレータ
54 第2の単安定マルチバイブレータ

Claims (10)

  1. 所定の記録再生手段をその記録面に対して相対的に移行させることにより複数回に亘るデータの記録再生動作を可能とする記録媒体におけるドロップアウトの検知方法であって、
    前記記録媒体の記録面に、所定の繰り返し周期の基準信号を記録する記録工程と、
    該記録工程において記録された前記基準信号を読み出す再生工程と、
    その再生された基準信号からドロップアウト発生位置に対応したドロップアウト信号を順次に取り出す検知工程と、
    その取り出されたドロップアウト信号を含むドロップアウト信号列を記憶する記憶工程と、
    を1回分の検知動作とし、その検知動作を複数回繰り返すことにより、複数のドロップアウト信号列を取り出すとともに、
    取り出したドロップアウト信号列を互いに比較し、少なくとも全てのドロップアウト信号列中において前記ドロップアウト信号が出力されている位置を、恒久的なドロップアウト発生位置として判定するドロップアウト検知方法であって、
    前記検知工程では、前記基準信号のレベルが設定値を超える毎に、該基準信号の1周期より長いパルス幅の矩形波を出力することにより、所定周期分だけ連続して基準信号が検出されない期間に対応して前記ドロップアウト信号を出力するとともに、
    該ドロップアウト信号を含む前記ドロップアウト信号列は、サンプリングされ、2値データ化された2値データ列として記憶されるものであり、
    その記憶された複数の2値データ列は、比較に先立ってその時間軸の一致が図られることを特徴とするドロップアウト検知方法。
  2. 前記時間軸の一致動作は、任意に取り出した2つの2値データ列を互いに1ビットずつずらせながら、前記ドロップアウト信号の出力位置における2つの2値データ列間で一致するビット位置の数を総計し、その総数が最大となるずらせ位置で時間軸の一致を図る請求項1記載のドロップアウト検知方法。
  3. 前記時間軸の一致動作が行われた全ての2値データ列における各ビット位置毎に、ドロップアウトの発生数を総計し、少なくとも全ての2値データ列でドロップアウトに対応するビットの存在が確認されると、そのビット位置を恒久的なドロップアウト発生位置であると判定する請求項記載のドロップアウト検知方法。
  4. 前記ドロップアウト信号が出力されるのに対応して、前記記録媒体の記録面上における対応位置に、所定のマークを形成することを特徴とする請求項3記載のドロップアウト検知方法。
  5. 前記マークは、前記恒久的なドロップアウトと判定された位置に対応して形成される請求項4記載のドロップアウト検知方法。
  6. 前記記録媒体は磁気テープであり、その記録面に対して磁気ヘッドを相対的に移行させることにより、複数回に亘るデータの記録再生動作を可能とする請求項1乃至5記載のドロップアウト検知方法。
  7. 磁気テープの走行部と、
    磁気テープの記録面に対して磁気ヘッドを相対的に移行させることにより、複数回に亘る基準信号の記録および再生動作を可能とする記録再生部と、
    該記録再生部から取り出される基準信号中のドロップアウトに対応したドロップアウト信号が含まれるドロップアウト信号列を出力する検知部と、
    該検知部から出力されるドロップアウト信号列を複数保存可能とする記憶部と、
    該記憶部に保存された複数のドロップアウト信号列を互いに比較し、恒久的なドロップアウト発生位置を特定する演算部と、
    該演算部の演算結果を表示する表示部とを備え、
    前記記録再生部では、前記磁気テープの記録面に一定周波数の基準信号を一連に記録した直後に読み出すことを可能とし、
    前記検知部では、前記記録再生部から読み出された一連の基準信号中で、読み出しレベ ルが設定値を下回る信号位置に対応して前記ドロップアウト信号を出力することを可能とし、
    前記演算部では、前記記憶部から取り出したドロップアウト信号列を互いに比較し、少なくとも全てのドロップアウト信号列中においてドロップアウト信号が出力されている箇所を、前記恒久的なドロップアウト発生位置として判定するものであって、更に、
    前記検知部では、前記基準信号のレベルが設定値を超える毎に、該基準信号の1周期より長いパルス幅の矩形波を出力することにより、所定周期分だけ連続して基準信号が検出されない期間に対応して前記ドロップアウト信号を出力するとともに、
    該ドロップアウト信号を含む前記ドロップアウト信号列は、サンプリングされ、2値データ化された2値データ列として前記記憶部に記憶されるものであり、
    その記憶された複数の2値データ列は、前記演算部における前記比較に先立ってその時間軸の一致が図られることを特徴とするドロップアウト検知装置
  8. 前記2値データ列における前記時間軸の一致動作は、任意に取り出した2つの2値データ列を互いに1ビットずつずらせながら、前記ドロップアウト信号出力位置における2つの2値データ列間で一致するビット位置の数を総計し、その総数が最大となるずらせ位置で時間軸の一致を図るものであって、
    前記時間軸の一致動作が行われた全ての2値データ列における各ビット位置毎に、ドロップアウトの発生数を総計し、少なくとも全ての2値データ列でドロップアウトに対応するビットの存在が確認されると、そのビット位置を前記恒久的なドロップアウト発生位置であると判定する請求項7記載のドロップアウト検知装置
  9. 前記磁気ヘッドには、前記磁気テープにおける基準信号の記録再生用素子とは別に、マークの記録再生用素子を備え、
    前記演算部で前記恒久的なドロップアウト発生位置が特定されると、その特定位置に対応して、前記マークの記録再生用素子を用いてマーク付けがされる請求項8記載のドロップアウト検知装置
  10. 前記磁気ヘッドはその位置が固定されるとともに、同一のヘッド上に、前記基準信号の記録再生用素子と、前記マーク記録再生用素子とを前記磁気テープの幅方向に並列して備え、
    前記磁気テープの走行部では、前記磁気ヘッドに対して前記磁気テープの記録面を長手方向に移行させるものであって
    前記記録再生部では、前記磁気テープ走行部によって前記磁気テープの記録面を前記磁気ヘッドに対して複数回反復して移行させることにより、該磁気テープの略全長に対して複数回に亘り、前記一定周波数の基準信号の記録および再生動作を可能とし、
    前記検知部では、前記記録再生部から出力される信号の読み出しレベルが所定の下限値を超えている期間に対応して、前記ドロップアウト信号の出力動作を可能とする一方、該ドロップアウト信号の出力中は、前記ドロップアウトの検出動作を一時停止することを特徴とする請求項9記載のドロップアウト検知装置
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