JP3988856B2 - 車両用座席の取付用位置決め構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用座席の取付用位置決め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
座部2と背もたれ3とからなる車両用の座席1を車両のフロア上への取付は図3で示すように、前記座部2の下面に取り付けられている前方ブラケット4と後方ブラケット5とを、前記前方ブラケット4は前方台座13にボルト10によって締め付け、前記後方ブラケット5は後方台座12にボルト締め付けしている。この車両用の座席1の取り付けの際の位置決めは前記ボルト10の穴の隣に前方ブラケット4と前方台座13の前記ボルト10の穴の隣に位置決め穴を開け、先に前方ブラケット4の位置決め穴にロケーションピン14を固着しておき座席1の取り付けの際に前方台座13の位置決め穴へロケーションピン14を差し込んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記座席1の取り付けには作業者15が座席1の側方に立って作業を行っているため、ロケーションピン14の先端は座部2の陰に隠れて目視することが困難であり、位置決め穴への差し込み作業が困難であった。このロケーションピン14の差し込みミスをすると先端がフロア上のカーペットに突き刺さり微調整が困難となる不具合があった。また、構成部品としてロケーションピン14が必要でありコスト高になっていた。
【0004】
本発明の目的は、座席の位置決め作業性を向上し、部品点数を削減した車両用座席の取付用位置決め構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明の構成は、座席の座部下面に取り付けられている前方ブラケットの先端に三角形状の先部と、この三角形状の根元の両側に座席横方向の位置決め部とからなるガイド部を形成し、フロア上に固設されている前記前方ブラケットを固定するための前方台座の座面を前方に傾斜した傾斜面とし、この傾斜面に前記前方ブラケットのガイド部を挿入する位置決めガイドを前記ガイド部が挿入される差込口を前方台座の傾斜面の上方に向けて凸形状の開口とし、この開口前端はガイド部の根元が当接して座席前後方向を位置決めする切り口とし、凸形状側壁は座席横方向の位置決めする形状に前方台座のプレス成形時に傾斜面より打ち出して形成したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、1は車両用の座席であり、座部2と背もたれ3とによって構成されている。前記座部2の下面には前方ブラケット4と後方ブラケット5とが取り付けられている。
【0007】
本発明は前記前方ブラケット4の先端に図2でも示すようにガイド部9が形成されている。このガイド部9は先部が三角形状であり、また、三角形状の根元の両側には座席横方向の位置決め部16が形成されている。
【0008】
また、フロア上には前記前方ブラケット4を固定するための前方台座6と前記後方ブラケット5を固定するための後方台座12が固設されており、前記前方台座6は、その座面を前方に傾斜した傾斜面7とし、この傾斜面7に前記前方ブラケット4のガイド部9を挿入する位置決めガイド8を形成した構造である。尚、図2の符号11はボルト10を挿通するためのボルト穴を示す。
【0009】
前記位置決めガイド8は前方台座6のプレス成形時に、前記前方ブラケット4の先端のガイド部9が挿入される差込口を前方台座6の傾斜面7の上方に向けて凸形状の開口とし、この開口前端はガイド部9の根元が当接して座席前後方向を位置決めする切り口とし、また、凸形状側壁は座席横方向の位置決めする形状に傾斜面7より打ち出し成形される。さらに、前記位置決めガイド8は凸形状に代えて前記ガイド部9の先端が当接して座席前後方向を位置決めする奥壁を持たせた凸袋形状に傾斜面7より打ち出し成形してもよい。
【0010】
本発明は上記の通りの構造であるから、前方ブラケット4を前方台座6の傾斜面7に載置し、後方ブラケット5を後方台座12に載置した状態又は載置前に座席1を前方に移動する。
【0011】
この座席1を前方に移動時、前方ブラケット4は前方台座6の傾斜面7を滑動して前方ブラケット4の先端に形成されているガイド部9が傾斜面7に形成されている位置決めガイド8に差し込まれてガイド部9が位置決めガイド8の開口前端又は奥壁及び側壁に当接することによって座席1は正規の位置に直ちに位置決めされるのである。
【0012】
前記座席1の位置決め後に前方ブラケット4は前方台座6にボルト10で締め付け、後方ブラケット5は後方台座12にボルト締め付けして座席1の取り付け作業を完了する。
【0013】
従って、前方ブラケット4を直接目視しなくてもガイド部9を前方台座6の傾斜面7に形成されている位置決めガイド8に差し込まれるため、座席1の位置決め作業を容易に行うことができ、ロケーションピン14を用いなくても座席1を位置決めすることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、座席の位置決め作業を容易に行うことができ位置決め作業性を向上すると共に、載置後の微調整が可能となる。また、ロケーションピンを用いなくても座席を位置決めすることができるのでロケーションピンを削減することができコストの低減が図られる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明構造の側面図
【図2】 本発明構造の要部斜視図
【図3】 従来構造の側面図
【符号の説明】
1 座席
2 座部
3 背もたれ
4 前方ブラケット
5 後方ブラケット
6 前方台座
7 傾斜面
8 位置決めガイド
9 ガイド部
10 ボルト
11 ボルト穴
12 後方台座
13 前方台座
14 ロケーションピン
15 作業者
16 座席横方向の位置決め部
Claims (1)
- 座席の座部下面に取り付けられている前方ブラケットの先端に三角形状の先部と、この三角形状の根元の両側に座席横方向の位置決め部とからなるガイド部を形成し、フロア上に固設されている前記前方ブラケットを固定するための前方台座の座面を前方に傾斜した傾斜面とし、この傾斜面に前記前方ブラケットのガイド部を挿入する位置決めガイドを前記ガイド部が挿入される差込口を前方台座の傾斜面の上方に向けて凸形状の開口とし、この開口前端はガイド部の根元が当接して座席前後方向を位置決めする切り口とし、凸形状側壁は座席横方向の位置決めする形状に前方台座のプレス成形時に傾斜面より打ち出して形成したことを特徴とする車両用座席の取付用位置決め構造。
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