JP3988278B2 - ガス遮断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス使用上の安全性を図るガス遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のガス遮断装置は、図6に示されているように、流量センサ4はガス通路のガス流量を検出して流量に対応する流量信号を出力する。この流量信号は流量判定部21に入力されてガス流量の判定動作がなされる。この判定動作により微少で且つ一定期間以上継続してガス流量が検出されたときには、前記流量判定部21は漏洩警報要求信号を漏洩警報制御部22に出力するので、漏洩警報制御部22は例えばLED等の外部に報知できる警報手段を用いて、ガス管亀裂等による微少なガス流量が漏洩していることを外部に警報・報知する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のガス遮断装置では、微少なガス漏洩流量が一定期間検出されて漏洩警報が成立した後は、ガス利用者の利便性を損なうことのない警報手段によって外部に報知されるようになっており、漏洩警報が長期間にわたって継続される。その間警報手段を駆動し続けることで電池を消耗し、ガス遮断装置の動作を停止させてしまうという課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、微少なガス流出が一定期間継続して検出されたときに漏洩警報要求信号を出力する流量判定部と、前記漏洩警報要求信号の入力により一定期間を計測し一定期間が経過した時点で漏洩警報期間終了信号を出力する漏洩警報期間計時部と、前記漏洩警報期間終了信号の入力によりガス流量の漏洩を外部に警報・報知するための警報手段と、この警報手段の駆動を停止する漏洩警報制御部とを備えたものである。
【0005】
この本発明によれば、漏洩警報を確認するために必要な期間を経過した時点で漏洩期間終了信号を出力して外部に警報・報知するための警報手段の駆動を停止するので、漏洩警報状態を継続するためにかかる電池消耗を軽減することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本願の第1発明は、ガス遮断装置の流量センサが出力する流量信号から流量判定してガス管亀裂等による微少なガス流量が一定期間継続して検出されたときに漏洩警報要求信号を出力する流量判定部と、前記漏洩警報要求信号の入力によりガス流量の漏洩を外部に警報・報知するための警報手段を駆動させる漏洩警報制御部とを備えたガス遮断装置において、前記漏洩警報要求信号の入力により一定期間を計測し一定期間が経過した時点で漏洩警報期間終了信号を出力する漏洩警報期間計時部と、前記漏洩警報期間終了信号の入力によりガス流量の漏洩を外部に警報・報知するための警報手段の駆動を停止する前記漏洩警報制御部とを備えている。
【0007】
上記構成によれば、漏洩警報を確認するために必要な期間を経過した時点で漏洩期間終了信号を出力して外部に警報・報知するための警報手段の駆動を終了することができるので、漏洩警報状態を継続するためにかかる電池消耗を軽減することができ、ガス遮断装置の動作を維持することができる。
【0008】
また、本願の第2発明は、流量センサが出力する流量信号から流量判定してガス管亀裂等による微少なガス流量が一定期間継続して検出されたときに漏洩警報要求信号を出力する流量判定部とを備えたガス遮断装置において、前記漏洩警報要求信号の入力を漏洩警報状態として保持しておく漏洩警報状態保持部と、外部と通信手段を介して通信する外部入力部と、前記外部入力部が受信する制御信号から漏洩警報確認信号を出力する外部入力制御部と、前記漏洩警報要求信号の入力があり且つ前記漏洩警報確認信号の入力により漏洩警報信号を出力する前記漏洩警報状態保持部と、前記漏洩警報信号の入力によりガス流量の漏洩状態を外部に警報・報知するための警報手段を駆動させる前記漏洩警報制御部とを備えている。
【0009】
上記構成によれば、漏洩警報を確認するために必要な外部からの制御信号により漏洩警報の情報を取り出すことができるので、漏洩警報を確実に把握することができ、漏洩警報状態のためにかかる電池消耗を最小限にすることができ、ガス遮断装置の動作を維持することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1のガス遮断装置の構成図である。
【0012】
図1において、1はガスの使用量の計測やガスの使用状態を監視し異常時には異常状態を外部に警報・報知したり、ガスを遮断するガス遮断装置であり、ガスの利用者である各家庭に設置される。2はガス遮断装置の動作を制御する制御部である。3は外部からの制御信号を入力する外部入力部である。4はガスの流量を検出し、制御部2に伝える流量センサである。5は制御部2の命令によりガス使用状態の異常時に外部へ警報・報知する警報手段である。6は制御部2の命令によりガスを遮断するガス遮断弁である。
【0013】
図2は、ガス遮断装置の構成を示す機能ブロック図である。
図2において、ガス通路を一定量のガスが流れる毎に流量信号を出力する流量センサ4と、この流量センサ4が出力する流量信号から流量判定してガス管亀裂等による微少なガス流量が一定期間継続して検出されたときに漏洩警報要求信号を出力する流量判定部21と、前記漏洩警報要求信号の入力によりガス流量の漏洩を外部に警報・報知するための警報手段5を駆動させる漏洩警報制御部22と、前記漏洩警報要求信号の入力により一定期間を計測し一定期間が経過した時点で漏洩警報期間終了信号を出力する漏洩警報期間計時部23と、前記漏洩警報期間終了信号の入力によりガス流量の漏洩を外部に警報・報知するための警報手段5の駆動を停止する前記漏洩警報制御部22とを具備して構成されている。
次に図3のフロー図を用いて、ガス遮断装置の動作、作用について説明する。
【0014】
まず、図3のフロー図は、流量センサ4が一定流量を検出し流量信号を出力することにより開始するものとする。
【0015】
ステップS11は、流量判定処理で、流量判定部21が流量信号の入力を受け、現在のガス通路の流量を一定流量以下の微少流量と推定するときは漏洩流量として漏洩警報要求信号を出力し、ステップS12へ移行する。微少流量と推定しないときは処理を終了する。
【0016】
ステップS12は、漏洩警報開始処理で、漏洩警報制御部22が漏洩警報要求信号の入力を受け、LED等の警報手段5を駆動させ、ステップS13へ移行する。
【0017】
ステップS13は、漏洩警報終了判定処理で、漏洩警報期間計時部23が漏洩警報要求信号の入力を受け、漏洩警報の確認に必要な期間の計時を開始し、その期間が経過していないときはステップS13へ、その期間が経過したときは漏洩警報終了信号を出力し、ステップS14へ移行する。
【0018】
ステップS14は、漏洩警報終了処理で、漏洩警報制御部22が漏洩警報終了信号の入力を受け、LED等の警報手段5の駆動を終了し、処理を終了する。
【0019】
(実施例2)
図4は、本発明の実施に係るガス遮断装置の構成を示す機能ブロック図である。
【0020】
図4において、ガス通路を一定量のガスが流れる毎に流量信号を出力する流量センサ4と、この流量センサ4が出力する流量信号から流量判定してガス管亀裂等による微少なガス流量が一定期間継続して検出されたときに漏洩警報要求信号を出力する流量判定部21と、前記漏洩警報要求信号の入力を漏洩警報状態として保持しておく漏洩警報状態保持部24と、外部と通信手段を介して通信する外部入力部3と、前記外部入力部3が受信する制御信号から漏洩警報確認信号を出力する外部入力制御部25と、前記漏洩警報要求信号の入力があり且つ前記漏洩警報確認信号の入力により漏洩警報信号を出力する前記漏洩警報状態保持部24と、前記漏洩警報信号の入力によりガス流量の漏洩状態を外部に警報・報知するための警報手段5を駆動させる漏洩警報制御部22とを具備して構成されている。
【0021】
次に図5のフロー図を用いて、ガス遮断装置の動作、作用について説明する。まず、図5のフロー図は、流量センサ4が一定流量を検出し流量信号を出力することにより開始するものとする。
【0022】
ステップS21は、流量判定処理で、流量判定部21が流量信号の入力を受け、現在のガス通路の流量を一定流量以下の微少流量と推定するときは漏洩流量として漏洩警報要求信号を出力し、ステップS22へ移行する。微少流量と推定しないときは処理を終了する。
【0023】
ステップS22は、漏洩警報状態処理で、漏洩警報状態保持部24が漏洩警報要求信号の入力を受け、漏洩警報状態を保持しておき、ステップS23へ移行する。
【0024】
ステップS23は、外部通信処理で、外部と外部入力部3が通信手段を介して制御信号を受け、外部入力制御部25において、入力された制御信号が漏洩警報確認の受信であれば漏洩警報確認信号を出力し、ステップS24に移行する。制御信号が漏洩警報確認の受信でなければ処理を終了する。
【0025】
ステップS24は、漏洩警報判定処理で、漏洩警報状態保持部24が漏洩警報状態として漏洩警報要求信号の入力を受け、且つ、漏洩警報確認信号を受けているときに、漏洩警報信号を出力し、ステップS25へ移行する。漏洩警報要求信号を保持していないとき、もしくは、漏洩確認信号を受けていないときは、処理を終了する。
【0026】
ステップS25は、漏洩警報処理で、漏洩警報制御部22が漏洩警報信号を受け、LED等の警報手段5の駆動を行うことで処理を終了する。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1によれば、ガス管亀裂等による漏洩警報について警報発生から十分な確認を行える期間を漏洩警報期間計時部により計時し、漏洩警報を終了させることができるようになることで、漏洩警報のための警報手段の駆動のための電池消耗を軽減することができ、ガス遮断装置の動作を維持することができるので、ガス利用者の安全性を向上することができる。
【0028】
また、本発明の請求項2によれば、ガス管亀裂等による漏洩警報について漏洩警報保持部において、漏洩警報情報を保持することができ、且つ、外部から通信手段を介して外部通信部から制御信号を入力して漏洩確認を行うことができるようになることで漏洩警報の情報を確実に確保し、また、漏洩警報のための警報手段の駆動のための電池消耗を最小限にすることができるので、ガス遮断装置の他の動作のための電池を確実に確保することで、ガス利用者の安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のガス遮断装置の構成図
【図2】同ガス遮断装置の機能ブロック図
【図3】同ガス遮断装置のフロー図
【図4】本発明の実施例2のガス遮断装置の機能ブロック図
【図5】同ガス遮断装置のフロー図
【図6】従来のガス遮断装置の機能ブロック図
【符号の説明】
1 ガス遮断装置
2 制御部
3 外部入力部
4 流量センサ
5 警報手段
6 ガス遮断弁
21 流量判定部
22 漏洩警報制御部
23 漏洩警報計時部
24 漏洩警報状態保持部
25 外部入力制御部
Claims (2)
- 流量センサが出力する通過ガス流量に対応した流量信号から流量判定してガス管亀裂等による微少なガス流量が一定期間継続して検出されたときに漏洩警報要求信号を出力する流量判定部と、前記漏洩警報要求信号の入力によりガス流量の漏洩を外部に警報・報知するための警報手段を駆動させる漏洩警報制御部とを備えたガス遮断装置において、前記漏洩警報要求信号の入力により一定期間を計測し一定期間が経過した時点で漏洩警報期間終了信号を出力する漏洩警報期間計時部と、前記漏洩警報期間終了信号の入力によりガス流量の漏洩を外部に警報・報知するための警報手段の駆動を停止する前記漏洩警報制御部とを備えたガス遮断装置。
- 流量センサが出力する通過ガス流量に対応した流量信号から流量判定してガス管亀裂等による微少なガス流量が一定期間継続して検出されたときに漏洩警報要求信号を出力する流量判定部を備えたガス遮断装置において、前記漏洩警報要求信号の入力を漏洩警報状態として保持しておく漏洩警報状態保持部と、外部と通信手段を介して通信する外部入力部と、前記外部入力部が受信する制御信号から漏洩警報確認信号を出力する外部入力制御部と、前記漏洩警報要求信号の入力があり且つ前記漏洩警報確認信号の入力により漏洩警報信号を出力する前記漏洩警報状態保持部と、前記漏洩警報信号の入力によりガス流量の漏洩状態を外部に警報・報知するための警報手段を駆動させる前記漏洩警報制御部とを備えたガス遮断装置。
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1998
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