JP3987181B2 - 容器の内蓋の緩め方法及び緩め装置 - Google Patents

容器の内蓋の緩め方法及び緩め装置 Download PDF

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B67BAPPLYING CLOSURE MEMBERS TO BOTTLES JARS, OR SIMILAR CONTAINERS; OPENING CLOSED CONTAINERS
    • B67B7/00Hand- or power-operated devices for opening closed containers
    • B67B7/42Devices for removing barrel bungs

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の一端部に設けられた首部に螺子止めされた内蓋を緩めて取り外す容器の内蓋の緩め方法及び緩め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図11に示すように、食品分野で使用される容器の一種であるビール樽101の一端部に設けられた首部102の開口部102Aには内蓋103が螺子止めされる。内蓋103は、メインテナンスが必要になると、メインテナンス済みのものに交換され、ビール樽101が再生される。
【0003】
かかる内蓋103の交換の際、内蓋103を緩める作業の途中でビール樽101内に残ったガスの圧力を受けて内蓋103が飛び出す恐れがある。内蓋103の飛出しを防止するため、最近、例えば、図12に示す飛び出し防止部材が設けられた内蓋103が使用されてきている。
図12において、内蓋103は、内蓋本体104と、内蓋本体104に一端側を挿入して組み込まれた細管105と、内蓋本体104の底部104Eの上に載置された底板105Bと、細管105のフランジ部105Aの上に配置されたガスバルブからなる環状のバルブ106と、細管105内に装着された内側コイルバネ材105Cと、内側コイルバネ材105Cとバルブ106の間に装着された栓105Dと、内蓋本体104と細管105の間に装着されるとともに底板105Bと細管105のフランジ部105Aの間に装着されているコイルバネ材107と、コイルバネ材107と内蓋本体104の間に配置されて、一端側が底板105B,内蓋本体104の底部104Eを貫通しているとともに他端の折曲げリング108Aがフランジ部105Aとコイルバネ材107との間に保持されている板材108と、板材108に弾性を付与して設けられた爪部109とを有している。ビール樽101の首部102の突出部分102Bの内径102Cより径外方に突出する爪部109により、内蓋103の交換の際、内蓋103を緩める作業の途中でビール樽101内のガスの圧力を受けて内蓋103が飛び出す恐れが確実に防止される。
【0004】
内蓋本体104は、円筒状に構成され、その外周面104Aの上端部に内蓋用螺子部110が形成され、その内周面104Bの図面上の上端に対向する耳部111A,111Aからなる回転力受部111が設けられている。内蓋本体104の内周面104Bに環状突部104Cが形成されている。内蓋本体104の外周面104Aには、シールリング112が嵌め込まれている。
【0005】
コイルバネ材107は、底板105Bと細管105のフランジ部105Aの間に付勢されているので、細管105のフランジ部105Aは、コイルバネ材107により図面上方に押圧されている。
細管105のフランジ部105Aと内蓋本体104の環状突部104Cの間に前記バルブ106が配置されており、バルブ106は、コイルバネ材107により細管105のフランジ部105Aを介して内蓋本体104の環状突部104Cに付勢されており、図面上方から押圧力を受けると、内蓋本体104にその軸線方向に引っ込むようになっている。
【0006】
板材108の一端は、細管105のフランジ部105Aに押圧固定され、爪部109は、内蓋本体104の窓部104Dを通って常時は内蓋本体104の外周面104Aから径外方に向けて突出しており、バルブ106が内蓋取外しのために押し込まれた時、該バルブ106に連動して内蓋本体104の外周面104Aから径内方に引っ込むようになっている。
【0007】
そして、内蓋103は、その内蓋用螺子部110がビール樽101の首部102の開口部102Aの上端部の螺子部に螺合することにより、該首部102の開口部102Aに螺子止めされている。この時、内蓋103の爪部109は、内蓋本体104の外周面104Aから径外方に向けて突出した状態になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、内蓋103をメインテナンス済みのものに交換しようとすると、内蓋103の内蓋用螺子部110をビール樽101の首部102の開口部102Aの螺子部から緩めて取り外す際、内蓋103は、内蓋本体104の外周面104Aから径外方に向けて突出した爪部109を有しているので、爪部109がビール樽101の首部102の開口部102Aの突出部分102Bに引っかかることになる。人手によりバルブ106を押しながら爪部109を引っ込め、その状態で内蓋103を緩め方向に回転させれば、内蓋103をビール樽101の首部102の開口部102Aから取り出すことができる。
【0009】
かかる内蓋103の緩め方法は2つの動作を同時にタイミングを取りながら行なわなければならず、作業性が悪く、面倒である。かかる内蓋103の緩め作業を自動化しようとしても、内蓋103を緩める動作と爪部109を径内方に引っ込ませる動作の移動方向の異なる2つの動作があることから、また、内蓋103の螺子部にかじり等の問題があることから困難とされている。
【0010】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、爪部を有している内蓋を回転して容器の首部の開口部から取り出す際、爪部が容器の首部の開口部の突出部分に干渉しないで且つ内蓋の螺子部にかじりがなく自動的に緩めることができる容器の内蓋の緩め方法及び緩め装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、内蓋用螺子部が外周面に形成されるとともに内周面に回転力受部を設けてなる円筒状の内蓋本体と、内蓋本体にその軸線方向に押し込み自在に配置されたバルブと、常時は内蓋本体の外周面から径外方に向けて突出するとともにバルブが押し込まれた時該バルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込む爪部とを有し、内蓋本体の外周面から爪部を径外方に向けて突出した状態で、内蓋用螺子部が容器の一端部に設けた首部の開口部の螺子部に螺合されて装着された内蓋を、その内蓋用螺子部を容器の首部の開口部の螺子部から緩めて取り外す際、回転伝達機能を有するとともにプッシャにより押圧機能を有して回転軸の先端に設けられたレンチの回転伝達用係止部を、内蓋本体の回転力受部に係止して該レンチを緩め方向に回転させることにより、内蓋の内蓋用螺子部を緩める内蓋回転工程と、前記内蓋回転工程のレンチの回転動作の後半に行われ、前記レンチの先端に設けられたプッシャを突出させて内蓋のバルブを容器の首部の開口部の容器内方向に押圧して前記爪部を内蓋本体の外周面から径内方に引っ込めるバルブ押込み工程と、プッシャの突出を解除して押し込まれた状態のバルブを元の状態に復元するバルブ戻し工程と、レンチを緩め方向と逆方向に回転させることにより内蓋からレンチを取り外すレンチ外し工程とを備えていることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、内蓋用螺子部が外周面に形成されるとともに内周面に回転力受部を設けてなる円筒状の内蓋本体と、内蓋本体にその軸線方向に押し込み自在に配置されたバルブと、常時は内蓋本体の外周面から径外方に向けて突出するとともにバルブが押し込まれた時該バルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込む爪部とを有し、内蓋本体の外周面から爪部を径外方に向けて突出した状態で、内蓋用螺子部が容器の一端部に設けた首部の開口部の螺子部に螺合されて装着された内蓋を、その内蓋用螺子部を容器の首部の開口部の螺子部から緩めて取り外す際、回転伝達機能を有するとともにプッシャにより押圧機能を有して回転軸の先端に設けられたレンチの回転伝達用係止部を、内蓋本体の回転力受部に係止して該レンチを緩め方向に回転させることにより、内蓋の内蓋用螺子部を緩める内蓋回転工程と、前記内蓋回転工程のレンチの回転動作の後半に行われ、前記レンチの先端に設けられたプッシャを突出させて内蓋のバルブを容器の首部の開口部の容器内方向に押圧して前記爪部を内蓋本体の外周面から径内方に引っ込めるバルブ押込み工程と、プッシャの突出を解除して押し込まれた状態のバルブを元の状態に復元するバルブ戻し工程と、レンチを緩め方向と逆方向に回転させることにより内蓋からレンチを取り外すレンチ外し工程とを備え、前記内蓋回転工程は、前記レンチの回転速度が異なる2つの緩め工程から構成され、前記2つの緩め工程は、前記レンチの回転速度が他方の緩め工程よりも低く設定された低速緩め工程と、該低速緩め工程の後に行われ、前記低速緩め工程よりも前記レンチの回転速度が高く設定された高速緩め工程とからなることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の容器の内蓋の緩め方法において、バルブ押込み動作は、レンチの回転動作が終了した後も継続して行なわれることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3いずれか1つ記載の容器の内蓋の緩め方法において、バルブ戻し工程の前には、レンチに形成された引上げ用係止部を内蓋の回転力受部の裏側部に係止することにより、該内蓋の回転で該内蓋を引き上げる動作と独立に容器の首部から引き上げる内蓋引上げ工程があることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4いずれか1つ記載の容器の内蓋の緩め方法において、内蓋回転工程のレンチの回転動作と内蓋引上げ工程の引上げ動作は、同時に行なわれることを特徴とする。
【0014】
求項6記載の発明は、内蓋用螺子部が外周面に形成されるとともに内周面に回転力受部を設けてなる円筒状の内蓋本体と、内蓋本体にその軸線方向に押し込み自在に配置されたバルブと、常時は内蓋本体の外周面から径外方に向けて突出するとともにバルブが押し込まれた時該バルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込む爪部とを有し、内蓋本体の外周面から爪部を径外方に向けて突出した状態で、内蓋用螺子部が容器の一端部に設けた首部の開口部の螺子部に螺合されて装着された内蓋を、その内蓋用螺子部を容器の首部の開口部の螺子部から緩めて取り外すものであって、所定位置から降下自在に、且つその降下方向と垂直な平面上で移動自在に設けられたテーブルと、内径が前記首部の外径と同寸法となり、且つその軸線が容器の首部の軸線と一致する規制部と該規制部に連続するテーパ部とを有するガイド部材と、前記テーブルに回転自在に保持された回転軸と、前記回転軸に駆動力を伝達する回転駆動手段と、前記回転軸の先端に突出自在に設けられたレンチとを備え、前記レンチは、前記内蓋の回転力受部に回転を伝達する回転伝達用係止部と前記内蓋の回転力受部の裏側部に係止される引上げ用係止部とが外周面に形成されたレンチ本体と、レンチ本体に突出自在に設けられて内蓋のバルブに当接するプッシャとを有していることを特徴とする。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項6記載の内蓋の緩め装置において、回転軸と回転駆動手段の間にはトルクリミッタが装着されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の内蓋の緩め装置において、テーブルには回転軸の回転を検知する回転数検出器が装着されていることを特徴とする。
【0017】
(作用)
請求項1記載の発明においては、内蓋用螺子部が外周面に形成されるとともに内周面に回転力受部を設けてなる円筒状の内蓋本体と、内蓋本体にその軸線方向に押し込み自在に配置されたバルブと、常時は内蓋本体の外周面から径外方に向けて突出するとともにバルブが押し込まれた時該バルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込む爪部とを有し、内蓋本体の外周面から爪部を径外方に向けて突出した状態で、内蓋用螺子部が容器の一端部に設けた首部の開口部の螺子部に螺合されて装着された内蓋を、その内蓋用螺子部を容器の首部の開口部の螺子部から緩めて取り外す際、内蓋回転工程において、回転伝達機能を有するとともにプッシャにより押圧機能を有して回転軸の先端に設けられたレンチの回転伝達用係止部を、内蓋本体の回転力受部に係止して該レンチを緩め方向に回転させることにより、内蓋の内蓋用螺子部が緩められる。
【0018】
バルブ押込み工程は、前記内蓋回転工程のレンチの回転動作の後半に行われ、前記レンチの先端に設けられたプッシャを突出させて内蓋のバルブを容器の首部の開口部の容器内方向に押圧して前記爪部を内蓋本体の外周面から径内方に引っ込められる。
バルブ戻し工程において、プッシャの突出を解除して押し込まれた状態のバルブは元の状態に復元される
レンチ外し工程においては、レンチを緩め方向と逆方向に回転させることにより内蓋からレンチが取り外される。
【0019】
求項2記載の発明においては、内蓋用螺子部が外周面に形成されるとともに内周面に回転力受部を設けてなる円筒状の内蓋本体と、内蓋本体にその軸線方向に押し込み自在に配置されたバルブと、常時は内蓋本体の外周面から径外方に向けて突出するとともにバルブが押し込まれた時該バルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込む爪部とを有し、内蓋本体の外周面から爪部を径外方に向けて突出した状態で、内蓋用螺子部が容器の一端部に設けた首部の開口部の螺子部に螺合されて装着された内蓋を、その内蓋用螺子部を容器の首部の開口部の螺子部から緩めて取り外す際、内蓋回転工程において、回転伝達機能を有するとともにプッシャにより押圧機能を有して回転軸の先端に設けられたレンチの回転伝達用係止部を、内蓋本体の回転力受部に係止して該レンチを緩め方向に回転させることにより、内蓋の内蓋用螺子部が緩められる。
内蓋回転工程は、前記レンチの回転速度が他方の緩め工程よりも低く設定された低速緩め工程、該低速緩め工程よりも前記レンチの回転速度が高く設定された高速緩め工程の順で実行される。
バルブ押込み工程は、前記内蓋回転工程のレンチの回転動作の後半に行われ、レンチの先端のプッシャを突出させて内蓋のバルブを容器の首部の開口部の容器内方向に向けて押すことにより、バルブに連動して爪部が内蓋本体の外周面から径内方に引っ込められる。
バルブ戻し工程において、プッシャの突出を解除して押し込まれた状態のバルブを元の状態に復元させる。
レンチ外し工程において、レンチを緩め方向と逆方向に回転させることにより内蓋からレンチを取り外す。
【0020】
請求項3記載の発明においては、バルブ押込み動作は、レンチの回転動作が終了した後も継続して行なわれるので、内蓋を上方に抜き出す際、内蓋の爪部は、ビール樽の首部の開口部の突出部分に干渉しない状態に保持される。
求項4記載の発明においては、バルブ戻し工程の前の内蓋引上げ工程において、レンチに形成された引上げ用係止部を内蓋の回転力受部の裏側部に係止することにより、該内蓋の回転で該内蓋を引き上げる動作と独立に内蓋を回転させずに容器の首部から引き上げられる。
【0021】
請求項5記載の発明においては、内蓋回転工程のレンチの回転動作と内蓋引上げ工程の引上げ動作は、同時に行なわれる。
請求項6記載の発明においては、回転軸の先端に設けられたレンチが突出すると、レンチは回転軸の先端から下方に移動し、レンチが回転する準備が整う。
そして、回転駆動手段により回転軸に駆動力が伝達され、レンチのレンチ本体が回転される。レンチ本体の回転伝達用係止部が内蓋の回転力受部に係止して、内蓋が緩め方向に回転され、内蓋が軸方向に移動して抜き出される。
【0022】
また、プッシャがレンチ本体から突出され、プッシャが内蓋のバルブに当接する。プッシャでバルブが押され、内蓋の爪部がバルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込む。内蓋が軸方向に移動して抜き出される際、内蓋の爪部が容器の首部の開口部の突出部分に干渉しない状態となる。
内蓋の爪部が容器の首部の開口部の突出部分を通過すると、プッシャの突出が解除され、プッシャによるバルブの押込みが解除され、バルブに連動して内蓋本体の外周面から爪部が径外方に向けて突出し、内蓋は元の状態に復元する。
【0023】
また、レンチのレンチ本体の引上げ用係止部が、内蓋の回転力受部の裏側部に係止され、その状態でレンチを上方に移動させると、引上げ用係止部により内蓋の回転力受部が持ち上げられ、内蓋が容器の首部の開口部から上に引き出される。
さらに、ガイド部材により、容器の首部の位置が規制され、容器の首部の軸線の位置出しが正確に行なわれる。
【0024】
請求項記載の発明においては、内蓋の変形が顕著の場合、回転軸の回転を阻止する力が作用し、回転軸に過大なトルクが作用する。かかる場合、回転軸の回転が阻止された状態で、回転駆動手段からの回転はトルクリミッタで遮られ、無理な回転力がレンチに伝達されない。
請求項記載の発明においては、内蓋の変形が顕著の場合、回転軸の回転を阻止する力が作用し、回転軸の回転が少なくなる。この回転軸の回転の変化が回転数検出器により検出される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1ないし図10により請求項1ないし請求項5記載の発明の実施の形態に係わる容器の内蓋の緩め方法及び請求項6ないし請求項10記載の発明の実施の形態に係わる容器の緩め装置を説明する。容器としてビール樽を挙げて説明する。なお、本実施の形態においては、ビール樽及び内蓋については、従来例で述べた構造と同一であり、同一構成部品には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0026】
図2は容器の内蓋の緩め装置を示す。図において、符号1は容器の内蓋の緩め装置で、この容器の内蓋の緩め装置1は昇降装置2を有している。
図2,図3において、昇降装置2は、フレーム3と、フレーム3に立設されたねじ軸4と、ねじ軸4の上端に設けられたモータ4Aと、ねじ軸4に螺合する垂直板5と、フレーム3に立設されねじ軸4の両側に配置されたロッド6,6と、垂直板5に取り付けられたガイド6A,6Aと、フレーム3の上端に設けられた滑車7,7,8,8と、滑車7,7,8,8を介して一端が垂直板5に連結されたチェーン9,9と、チェーン9,9の他端に連結されたカウンタウェィト10とを備え、ねじ軸4の回転により垂直板5を昇降自在させるようになっている。垂直板5に取り付けられたガイド6A,6Aは該垂直板5が昇降する際、ロッド6,6に沿って直動する。
【0027】
垂直板5にはブラケット11が固定され、このブラケット11の上にはテーブル12が配置されている。ブラケット11の上面11AにはX軸レール13,13が固設され、テーブル12の下面12AにはY軸レール14,14が固設されている。X軸レール13,13の上に4つのガイド部材12Bを介してY軸レール14,14が直交して配置されている。4つのガイド部材12Bにより、ブラケット11に対してテーブル12がXY軸方向に移動可能になっている。
【0028】
図1において、テーブル12には円筒部材15が固設されている。円筒部材15の内周面15Aには軸受16,16が保持され、軸受16,16に第1回転軸17が支持されている。
第1回転軸17の一端側には、フランジ付き円筒部材18が外挿されている。
フランジ付き円筒部材18の内周面と第1回転軸17の一端側17Aの外周面の間には、キー19が設けられ、キー19を介してフランジ付き円筒部材18から第1回転軸17に回転力が伝達されるようになっている。フランジ付き円筒部材18の上面と第1回転軸17の一端側17Aの螺子部(図示せず)にナット20が螺子締めされ、ナット20によりフランジ付き円筒部材18と第1回転軸17は一体化されている。
【0029】
第1回転軸17にはエア軸路21が形成され、エア軸路21の一端は切換えバルブ21Aに連結されている。切換えバルブ21Aはエア供給源21Bに接続され、エア供給源21Bとの連通または大気開放が選択されるようになっている。
エア軸路21の他端は、第1回転軸17の外周面17Bに固定されたエルボ22に連通している。
【0030】
フランジ付き円筒部材18のフランジ部18Aの図面上の上面には、第1リング23が配置され、第1リング23はフランジ付き円筒部材18に外挿されている。
第1リング23には図示しないボルトにより第1チェーンスプロケット24が固定されている。
【0031】
フランジ付き円筒部材18の外周面に螺子部18Bが設けられ、螺子部18Bには、カラー25が螺子止めされている。カラー25と第1リング23の間には座バネ26,第2リング27が介装されている。座バネ26により、第2リング27とフランジ付き円筒部材18のフランジ部18Aの間に第1リング23が押し付けられ、第1リング23の回転力は、第1リング23→フランジ付き円筒部材18→第1回転軸17と伝達されるようになっている。
【0032】
フランジ付き円筒部材18,第1リング23,座バネ26,第2リング27により、トルクリミッタTが構成されている。
そして、図2,図3に示すように、テーブル12上にはモータ28が固設されている。モータ28の出力軸(図示せず)には第2チェーンスプロケット29が設けられ、第2チェーンスプロケット29から第1チェーンスプロケット24にかけて、チェーン30が巻装されている。
【0033】
モータ28,第2チェーンスプロケット29,チェーン30,第1チェーンスプロケット24により回転駆動手段Kが構成されている。
また、テーブル12上には第1回転軸17の回転を検知する回転数検出器12Cが装着されている。回転数検出器12Cは第1回転軸17の先端に固定された円盤12Dの外周面のスリット12Eを検出するようになっている。
【0034】
そして、第1回転軸17の他端17Cにピンからなる継手31が設けられている。継手31に第2回転軸32の一端が連結されている。
第2回転軸32は、継手31に連結された一端側のシャフト33と、空気孔37Aを有する蓋37を介してシャフト33に固定された円筒部材34と、円筒部材34に取り付けられ空気管35を介して前記第1回転軸17のエルボ22に接続されたエルボ36と、円筒部材34の図面上の下端に固設されたロッドホルダ38と、円筒部材34内に配置されたボールスプライン39と、ボールスプライン39を摺動するとともに一端にピストン40Aを有し、ピストン40Aとボールスプライン39の上端39Aの間で空気室41を形成してなるピストンロッド40と、円筒部材34とボールスプライン39の間に嵌め込まれたキー42とを備えている。円筒部材34の外周面に設けたエルボ36と空気室41は、該円筒部材34の径方向に形成した空気通路34Cを介して連通している。
【0035】
第2回転軸32の先端には、レンチ43が突出自在に設けられ、レンチ43はピストンロッド40の他端に固定されている。
レンチ43は、回転伝達機能を有するレンチ本体43Rと、レンチ本体43Rに突出自在に設けられて押圧機能を有するプッシャ62とで構成されている。プッシャ62は内蓋103のバルブ106に当接するようになっている。
【0036】
レンチ本体43Rとロッドホルダ38の間に圧縮バネ44が装着されている。
円筒部材34は軸受45,45を介して外側円筒部材46に支持されている。
外側円筒部材46は上部環状フランジ46Aと下部環状フランジ46Bとを有し、上部環状フランジ46Aはテーブル12に複数のピラー47を介して固定されている。下部環状フランジ46Bには、複数のピラー48を介してガイド部材49が固定されている。
【0037】
ガイド部材49は円筒体に構成されており、その軸線が首部102の軸線と一致し且つその内径が首部102の外径と同寸法の環状の規制部50と、規制部50に連続するテーパ部51を有している。
ガイド部材49の規制部50により首部102の軸線とレンチ本体43Rの軸線の芯合せをし、内蓋103が回転する時の螺子部のかじりを確実に防止できる。
【0038】
ガイド部材49の側面には、エアシリンダ49Aにより径方向に往復自在に構成された複数のロッド49Bからなる把持手段が装着されている。ロッド49Bは内蓋103の内蓋本体104の外周面104Aを保持離脱自在に構成され、内方に突出した時、その先端が内蓋103の内蓋本体104の外周面104Aを保持し、内蓋103の回転を阻止するようになっている。また、ガイド部材49にはヘッド用センサ49Cが装着されている。
【0039】
そして、レンチ本体43Rは、ピストンロッド40の先端が当接する仕切部52と、シリンダ部53とを備え、シリンダ部53はピストン54を介して第1作動室54A,第2作動室54Bに仕切られている。ピストン54の図面上の上面には該ピストン54の径より小径の円盤状のストッパ55が固定されている。
【0040】
レンチ本体43Rの外壁面には、第1作動室54Aに連通するエルボ56が装着され、エルボ56は空気管57を介してロッドホルダ38の環状フランジ部38Aに装着されたエルボ58に連結され、エルボ58は環状フランジ部38A,円筒部材34,外側円筒部材46に連続して形成された空気通路34Dを介して該外側円筒部材46の側面に装着されたエルボ59に連通している。
【0041】
レンチ本体43Rの第2作動室54Bには、円筒ガイド60が内装され、円筒ガイド60とピストン54の間に圧縮バネ61が装着され、圧縮バネ61により、ピストン54は図面上の上方に付勢されている。ピストン54にはロッドからなるプッシャ62が固設されている。
そして、図4に示すように、レンチ本体43Rの外周面43Aに内蓋103の耳部111A,111A(1個のみ図示)からなる回転力受部111に回転を伝達する回転伝達用係止部63が形成されるとともに内蓋103の耳部111A,111Aの裏側部111B,111Bに係止される引上げ用係止部64が形成されている。
【0042】
回転伝達用係止部63はレンチ本体43Rの外周面43Aに突出して上下方向に長い縦爪63A,63A(1個のみ図示)からなる。回転伝達用係止部63の縦爪63A,63Aは内蓋103の耳部111A,111Aからなる回転力受部111に回転力を与えるものである。引上げ用係止部64は、横爪64A,64Aからなる。横爪64A,64Aは、レンチ本体43Rの底面43Bと同一面に形成され、且つ、レンチ本体43Rの外周面43Aに突出しており、内蓋103の耳部111Aの裏側部111Bに係止して内蓋103を上方に引き上げるものである。
【0043】
回転伝達用係止部63と引上げ用係止部64とで、図面側方からみると、L字形状を構成している。回転伝達用係止部63と引上げ用係止部64で区画された空間65に、内蓋103の耳部111Aが係止されるようになっている。
【0044】
なお、ロッドホルダ38に対してレンチ43が接離自在になっており、ピストンロッド40と一体になっているレンチ43を押圧することにより、レンチ43はロッドホルダ38から離れて下方にシフトするようになっている。
第1回転軸17,第2回転軸32,レンチ43,外側円筒部材46,ガイド部材49等によりヘッドが構成されている。
【0045】
図1には、第1回転軸17のエルボ22,空気管35,エルボ36から空気室41内に空気が供給された状態が示されており、この状態では、ピストンロッド40のピストン40Aが蓋37に押し当てられ、上方に移動したピストンロッド40とともにレンチ本体43Rは上方にシフトした位置にある。即ち、圧縮バネ44が上方に移動された状態のレンチ本体43Rとロッドホルダ38の間で圧縮され、ピストンロッド40は、圧縮バネ44の付勢力に抗して上がり、レンチ本体43Rはロッドホルダ38に当接している。
【0046】
図1に示す状態から空気室41内の空気が抜かれると、圧縮バネ44の付勢力によりピストンロッド40が下がり、圧縮バネ44が元の状態に復元し、従って、レンチ本体43Rが下方にシフトするようになっている。
なお、図2に示すように、ビール樽101はトッププレートコンベヤ66上に載置され、一対のく字状のフィンガからなるビール樽用クランプ(図示せず)に挟持されてXY軸方向の位置決めがなされる。
【0047】
次に、本実施の形態における作用を説明する。
図2に示すように、ビール樽101は、トッププレートコンベヤ66に乗せて搬入され、ビール樽位置決め装置のグリップ(図示せず)に挟持されてXY軸方向の位置決めがなされる。
ヘッドが下降される(即ち、テーブルが下降される)と、図1に示す状態になり、図1ではプッシャ62は(イ)の位置にある。
【0048】
そして、ヘッドの下降の際、テーブル12に固設されたガイド部材49によりビール樽101の首部102の開口部102Aの位置が規制され、首部102の軸線の位置出しが正確に行なわれる。
続いて、図5に示す内蓋の緩め方法の工程系統に示す順序で、内蓋103が緩められる。
【0049】
以下、内蓋の緩め方法の工程系統について詳しく説明する。なお、図6ないし図10においては、実線は内蓋103を示し、二点鎖線は緩め装置1を示している。
図5に示すように、内蓋の緩め方法の工程系統は、レンチ下降工程S1と、内蓋回転工程S2と、バルブ押込み工程S3と、内蓋引上げ工程S4と、バルブ戻し工程S5と、レンチ外し工程S6とで構成されている。
【0050】
レンチ下降工程S1において、昇降装置2の作動により、テーブル12がビール樽101の搬送時に干渉しない上方待機位置より下降される。すなわち、ヘッドの全体が下降し、図1に示すようにヘッド用センサ49Cによりビール樽101の首部102の上端が検知され、首部102の上端の高さに合った位置で停止される。
【0051】
次に、ピストンロッド40が下方に向けてシフトされることにより、レンチ43が下降される。レンチ43は内蓋103に当接した位置で停止される。すなわち、レンチ43は実線で示す(イ)の位置→二点鎖線で示す(ロ)の位置に突出される。図1の(ロ)の位置のレンチ43は、図6においては(ロ)の位置として示されている。
【0052】
レンチ下降工程S1から内蓋回転工程S2に進む。内蓋回転工程S2の開始の状態は図6に示されている。図に示すように、内蓋103の爪部109は内蓋本体104の外周面104Aから径外方に向けて突出した状態になっている。
内蓋回転工程S2においては、レンチ43が緩め方向に回転される。レンチ43が所定角度回転すると、図4に示すようにレンチ43の回転伝達用係止部63が内蓋103の耳部111A,111A(1個のみ図示)からなる回転力受部111に当接して係止される。レンチ43が回転されることにより、回転伝達用係止部63から耳部111A,111A(1個のみ図示)からなる回転力受部に回転が伝達され、ビール樽101の首部102の開口部102Aから内蓋103の内蓋用螺子部110が緩められる。
【0053】
内蓋回転工程S2は、低速緩め工程S2Aと、高速緩め工程S2Bとで構成されており、低速緩め工程S2Aにおいては、レンチ43に大きなトルクが伝達され、初期段階における内蓋103の螺子緩めを容易にしている。
低速緩め工程S2Aで内蓋103の螺子緩めが可能になると、高速緩め工程S2Bに進み、高速で内蓋103の螺子緩めが行なわれる。
【0054】
バルブ押込み工程S3のバルブ106の押込み動作は、内蓋回転工程S2のレンチ43の回転動作の後半に行なわれ、レンチ43の回転動作が終了した後の僅かな時間(例えば、約1秒)の間、押込み動作は継続して行なわれる。
図7に示すように、バルブ押込み工程S3では、レンチ43のピストン54によりプッシャ62を突出させ、プッシャ62でバルブ106を押し込むことにより、内蓋103のバルブ106をビール樽101の内方向に向けて押し、バルブ106に連動して内蓋本体104の外周面104Aから爪部109が径内方に引っ込む。これにより、内蓋103が上方に抜き出される際、内蓋103の爪部109は、ビール樽101の首部102の開口部102Aの突出部分102Bに干渉しない状態に保持される。バルブ押込み工程S3の終了した段階は図7に示されている。バルブ押込み工程S3が終了すると、内蓋引上げ工程S4に進む。
【0055】
なお、プッシャ62がバルブ106を押す際、圧縮バネ44がコイルバネ材107の反力に充分に打ち勝つだけの力が無くても、図7に示すように横爪64Aを内蓋103の耳部111Aに係止させることにより、コイルバネ材107の反力でバルブ106を介して上がろうとするレンチ43を内蓋103の耳部111Aで受けて、レンチ43を固定状態にでき、プッシャ62でバルブ106を押し下げることが可能となる。
【0056】
内蓋引上げ工程S4のバルブの引上げ動作と内蓋回転工程S2のレンチ43の回転動作は、同時に行なわれる。内蓋引上げ工程S4は内蓋103の緩めによる回転で該内蓋103を引き上げる動作と独立してビール樽101の首部102から該内蓋103を引き上げる工程である。
内蓋引上げ工程S4では、図4に示すようにレンチ本体43Rに形成された引上げ用係止部64が、内蓋103の耳部111A,111Aの各裏側部111Bに係止された状態になっており、ピストンロッド40を上方に向けてシフトすることにより、レンチ43が引き上げられ、レンチ43を回転しながら、内蓋103がビール樽101の首部102の開口部102Aから上に引き出される。内蓋引上げ工程S4の終了した段階は図8に示されている。内蓋引上げ工程S4が終了した後、内蓋回転工程S2が終了し、内蓋103の回転が停止される。
【0057】
続いて、バルブ戻し工程S5に進む。バルブ戻し工程S5において、図9に示すように、内蓋103の爪部109がビール樽101の首部102の開口部102Aの突出部分102Bを通過すると、レンチ本体43Rのピストン54の移動によりプッシャ62が引っ込み、プッシャ62によるバルブ106の押込みが解除され、バルブ106は元の状態に復元され、バルブ106に連動して内蓋本体104の外周面104Aから爪部109が径外方に向けて突出し、内蓋103は元の状態に復元する。バルブ戻し工程S5が終了した状態は図9に示されている。
【0058】
バルブ戻し工程S5が終了すると、レンチ外し工程S6に進む。
レンチ外し工程S6において、図10に示すようにロッド49Bからなる把持手段が内方に突出して、その先端が内蓋103の内蓋本体104の外周面104Aを保持し、内蓋103の回転が阻止される。
そして、レンチ43を緩め方向と逆方向に回転させることにより内蓋103からレンチ43が取り外され、レンチ外し工程S6が終了する。続いて、ヘッドが上昇し、一連の工程が終了する。このとき、内蓋103は、ビール樽101の首部102の開口部102Aに載置された状態になる。
【0059】
以上のように図5に示す内蓋の緩め方法の工程系統の順序での内蓋103の緩めが終了すると、ビール樽101は、ビール樽位置決め装置のグリップ(図示せず)による挟持が解除され、トッププレートコンベヤ66に乗せて搬出される。最後に、内蓋103が人手により、内蓋の緩め装置1の外に抜き取られる。
以上の如き構成によれば、次の効果を奏する。
【0060】
第1に、内蓋103を回転してビール樽101の首部102の開口部102Aから取り出す際、内蓋103に爪部109があっても、プッシャ62により内蓋103の爪部109をバルブ106に連動して内蓋本体104の外周面104Aから径内方に引っ込ませて内蓋103の爪部109が首部102の開口部102Aに引っかからない状態で、レンチ43の回転伝達用係止部63を内蓋103の回転力受部111に係止して回転を伝達し、内蓋103を緩め、内蓋103を自動的に取り出すことができ、作業性を向上できる。
【0061】
しかも、内蓋103の爪部109がバルブ106に連動して内蓋本体104の外周面104Aから径方向に移動するという性質を利用することにより、レンチ43の回転伝達用係止部63を内蓋103の回転力受部111に係止させて回転を伝達して内蓋103を緩める動作と、プッシャ62により内蓋103の爪部109をバルブ106に連動して内蓋本体104の外周面104Aから径内方に引っ込ませる動作の移動方向の異なる2つの動作を、レンチ本体43R,プッシャ62の同一方向の移動で行なうことができる。従って、内蓋103を回転してビール樽101の首部102の開口部102Aから取り出す際、内蓋103に爪部109があっても、自動的に取り出す構造を簡単に構成することができる。
【0062】
第2に、内蓋回転工程S2で内蓋103の内蓋用螺子部110を緩めながら、バルブ押込み工程S3でプッシャ62で内蓋103のバルブ106を押し込むことができるので、動作時間を短縮できる。
【0063】
第3に、バルブ押込み工程S3のバルブ106の押込み動作は、内蓋回転工程S2のレンチ43の回転動作の後半に行なわれるので、内蓋103の大部分が抜け出されており、バルブ106の押込み動作があっても、内蓋103の内蓋用螺子部110のかじりを防止できる。
第4に、内蓋引上げ工程S4において、内蓋103を回転させずに直線的に引き上げることができるので、動作時間を短縮できる。
【0064】
第5に、内蓋103を引き上げる際、長期間の使用でシールリング112がビール樽101の首部102の開口部102Aに付着して引っかかった状態になり、ビール樽101の首部102の開口部102Aから内蓋103が引き抜き難くなっている場合がある。かかる状態で、バルブ106が押し込まれた直後に内蓋103の引き上げ動作が行なわれるので、内蓋103が引き上げられている間はレンチ43の回転により内蓋103も回転されているため、ビール樽101の首部102の開口部102Aに付着したシールリング112が剥離し、シールリング112が首部102の開口部102Aに付着して引っかかることを防止できる。従って、動作時間を短縮しつつ、内蓋103の引上げ力を小さくできる。
【0065】
第6に、レンチ43のレンチ本体43Rには、内蓋103の回転力受部111の裏側部111Bに係止される引上げ用係止部64が形成されているので、レンチ43を回転しながら、内蓋103をビール樽101の首部102の開口部102Aから上に引き出すことができ、動作時間を短縮できる。
第7に、ガイド部材49により、ビール樽101の首部102の位置を規制し、レンチ43の軸線と首部102の軸線を確実に一致させ、内蓋103を緩めて取り出す際の内蓋103の内蓋用螺子部110とビール樽101の首部102の開口部102Aの螺子部との間のかじりを防止できる。
【0066】
第8に、内蓋103の変形が顕著の場合に第1回転軸17,第2回転軸32に過大なトルクがかかっても、トルクリミッタTにより回転駆動手段Kからの回転を遮断し、内蓋103の破損を防止できる。
第9に、回転数検出器12Cにより第1回転軸17の回転数を検出して、第1回転軸17,第2回転軸32の回転が所定の回転数に達していない場合、内蓋103の内蓋用螺子部110とビール樽101の首部102の開口部102Aの螺子部との間にかじりがあるとして判定し、自動的に緩め動作を中止して、アラームが表示される。その後、作業者が他の内蓋103に交換し、内蓋の緩め装置1の稼働を連続させることができる。
【0067】
なお、本実施の形態においては、バルブ戻し工程S5の前に内蓋引上げ工程S4があるが、プッシャ62がバルブ106を押す際、圧縮バネ44がコイルバネ材107の反力に充分に打ち勝つだけの力を有していれば、図7における横爪64Aが内蓋103の耳部111Aに係止しなくても、バルブ106を押し下げることが可能である。内蓋引上げ工程S4が無くても、内蓋103の内蓋用螺子部110を緩めることにより内蓋103が上がっていき、内蓋103を引き抜くことができる。
【0068】
また、本実施の形態においては、容器として、ビール樽を挙げて説明しているが、ビール樽に限定されないことは勿論である。
さらに、本実施の形態においては、バルブとして、ガスバルブを挙げて説明しているが、ガスバルブに限定されないことは勿論である。
【0069】
【発明の効果】
本発明の容器の内蓋の緩め方法によれば、内蓋を回転して容器の首部の開口部から取り出す際、内蓋に爪部があっても、プッシャにより内蓋の爪部をバルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込ませて内蓋の爪部が首部の開口部に引っかかからない状態で、レンチの回転伝達用係止部を内蓋の回転力受部に係止して回転を伝達し、内蓋を緩め、内蓋を自動的に取り出すことができ、作業性を向上できる。
【0070】
また、バルブ押込み工程のバルブの押込み動作は、内蓋回転工程のレンチの回転動作の後半に行なわれるので、内蓋の大部分が抜け出され、バルブの押込み動作があっても、内蓋の内蓋用螺子部のかじりを防止できる。
また、バルブ押込み動作は、レンチの回転動作が終了した後も継続して行なわれるので、内蓋を上方に抜き出す際、内蓋の爪部を、ビール樽の首部の開口部の突出部分に干渉しない状態に確実に保持することができる。
【0071】
また、バルブ戻し工程の前には、レンチに形成された引上げ用係止部を内蓋の回転力受部の裏側部に係止することにより、該内蓋の回転で該内蓋を引き上げる動作と独立に容器の首部から引き上げる内蓋引上げ工程があるので、内蓋を直線的に引き上げることができ、動作時間を短縮できる。
また、内蓋を引き上げる際長期間の使用でシールリングが首部の開口部に付着して引っかかった状態になり、内蓋を首部の開口部から引き抜き難くなっていても、内蓋回転工程のレンチの回転動作と内蓋引上げ工程の引上げ動作は、同時に行なわれるので、内蓋を回すことにより首部の開口部に付着したシールリングを剥離し、シールリングが首部の開口部に付着して引っかかることを防止できる。従って、動作時間を短縮しつつ、内蓋の引上げ力を小さくできる。
【0072】
本発明の容器の内蓋の緩め装置によれば、内蓋の爪部がバルブに連動して内蓋本体の外周面から径方向に移動するという性質を利用することにより、レンチ本体の回転伝達用係止部を内蓋の回転力受部に係止させて回転を伝達して内蓋を緩める動作と、プッシャにより内蓋の爪部をバルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込ませる動作の移動方向の異なる2つの動作を、レンチ本体,プッシャの同一方向の移動で行なうことができる。従って、内蓋を回転して容器の首部の開口部から取り出す際、内蓋に爪部があっても、自動的に取り出す構造を簡単に確保することができ、作業性を向上できる。
【0073】
また、レンチ本体には、内蓋の回転力受部の裏側部に係止される引上げ用係止部が形成されているので、レンチを回転しながら、内蓋を容器の首部の開口部から上に引き出すことができ、動作時間を短縮できる。
また、テーブルは、その降下方向と垂直な平面上で移動自在に構成されるとともに、テーブルには、軸線が容器の首部の軸線と一致し且つその内径が首部の外径と同寸法の規制部を有するガイド部材が固設されているので、ガイド部材により、容器の首部の位置を規制し、レンチの軸線と首部の軸線を確実に一致させ、内蓋を緩めて取り出す際の内蓋の内蓋用螺子部と容器の首部の開口部の螺子部との間のかじりを防止できる。
【0074】
また、回転軸と回転駆動手段の間にはトルクリミッタが装着されているので、内蓋の変形が顕著の場合に回転軸に過大なトルクがかかっても、トルクリミッタにより回転駆動手段からの回転を遮断し、内蓋の破損を防止できる。
この場合、テーブルには回転軸の回転を検知する回転数検出器が装着されているので、回転軸の回転の変化を検出して、回転軸の回転を阻止する力が作用していることを直ちに発見し、他の内蓋に交換し、内蓋の緩め装置の稼働を連続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし請求項5記載の発明の実施の形態に係わる容器の内蓋の緩め装置を示す断面図である。
【図2】同容器の内蓋の緩め装置の全体を示す側面図である。
【図3】同容器の内蓋の緩め装置のテーブルを示す平面図である。
【図4】レンチ本体の一部斜視図である。
【図5】内蓋の緩め方法の工程系統を示す説明図である。
【図6】レンチ下降工程でレンチが下降した状態における内蓋とレンチの関係の説明図である。
【図7】内蓋回転工程,バルブ押込み工程における内蓋とレンチの関係の説明図である。
【図8】内蓋回転工程,内蓋引上げ工程における内蓋とレンチの関係の説明図である。
【図9】バルブ戻し工程における内蓋とレンチの関係の説明図である。
【図10】レンチ外し工程における内蓋とレンチの関係の説明図である。
【図11】内蓋及びビール樽の斜視図である。
【図12】ビール樽の首部に螺子締めされた内蓋の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 内蓋の緩め装置
12 テーブル
17 第1回転軸
32 第2回転軸
43 レンチ
43R レンチ本体
49 ガイド部材
50 規制部
62 プッシャ
63 回転伝達用係止部
64 引上げ用係止部
101 ビール樽
102 首部
102A 開口部
103 内蓋
104 内蓋本体
104A 外周面
106 バルブ
109 爪部
110 内蓋用螺子部
111 回転力受部
111B 裏側部
S2 内蓋回転工程
S3 バルブ押込み工程
S4 内蓋引上げ工程
S5 バルブ戻し工程
S6 レンチ外し工程

Claims (8)

  1. 内蓋用螺子部が外周面に形成されるとともに内周面に回転力受部を設けてなる円筒状の内蓋本体と、内蓋本体にその軸線方向に押し込み自在に配置されたバルブと、常時は内蓋本体の外周面から径外方に向けて突出するとともにバルブが押し込まれた時該バルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込む爪部とを有し、内蓋本体の外周面から爪部を径外方に向けて突出した状態で、内蓋用螺子部が容器の一端部に設けた首部の開口部の螺子部に螺合されて装着された内蓋を、その内蓋用螺子部を容器の首部の開口部の螺子部から緩めて取り外す際、
    回転伝達機能を有するとともにプッシャにより押圧機能を有して回転軸の先端に設けられたレンチの回転伝達用係止部を、内蓋本体の回転力受部に係止して該レンチを緩め方向に回転させることにより、内蓋の内蓋用螺子部を緩める内蓋回転工程と、
    前記内蓋回転工程のレンチの回転動作の後半に行われ、前記レンチの先端に設けられたプッシャを突出させて内蓋のバルブを容器の首部の開口部の容器内方向に押圧して前記爪部を内蓋本体の外周面から径内方に引っ込めるバルブ押込み工程と、
    プッシャの突出を解除して押し込まれた状態のバルブを元の状態に復元するバルブ戻し工程と、
    レンチを緩め方向と逆方向に回転させることにより内蓋からレンチを取り外すレンチ外し工程とを備えていることを特徴とする容器の内蓋の緩め方法。
  2. 内蓋用螺子部が外周面に形成されるとともに内周面に回転力受部を設けてなる円筒状の内蓋本体と、内蓋本体にその軸線方向に押し込み自在に配置されたバルブと、常時は内蓋本体の外周面から径外方に向けて突出するとともにバルブが押し込まれた時該バルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込む爪部とを有し、内蓋本体の外周面から爪部を径外方に向けて突出した状態で、内蓋用螺子部が容器の一端部に設けた首部の開口部の螺子部に螺合されて装着された内蓋を、その内蓋用螺子部を容器の首部の開口部の螺子部から緩めて取り外す際、
    回転伝達機能を有するとともにプッシャにより押圧機能を有して回転軸の先端に設けられたレンチの回転伝達用係止部を、内蓋本体の回転力受部に係止して該レンチを緩め方向に回転させることにより、内蓋の内蓋用螺子部を緩める内蓋回転工程と、
    前記内蓋回転工程のレンチの回転動作の後半に行われ、前記レンチの先端に設けられたプッシャを突出させて内蓋のバルブを容器の首部の開口部の容器内方向に押圧して前記爪部を内蓋本体の外周面から径内方に引っ込めるバルブ押込み工程と、
    プッシャの突出を解除して押し込まれた状態のバルブを元の状態に復元するバルブ戻し工程と、
    レンチを緩め方向と逆方向に回転させることにより内蓋からレンチを取り外すレンチ外し工程とを備え、
    前記内蓋回転工程は、前記レンチの回転速度が異なる2つの緩め工程から構成され、
    前記2つの緩め工程は、前記レンチの回転速度が他方の緩め工程よりも低く設定された低速緩め工程と、該低速緩め工程の後に行われ、前記低速緩め工程よりも前記レンチの回転速度が高く設定された高速緩め工程とからなることを特徴とする容器の内蓋の緩め方法。
  3. バルブ押込み動作は、レンチの回転動作が終了した後も継続して行なわれることを特徴とする請求項1又は2記載の容器の内蓋の緩め方法。
  4. バルブ戻し工程の前には、レンチに形成された引上げ用係止部を内蓋の回転力受部の裏側部に係止することにより、該内蓋の回転で該内蓋を引き上げる動作と独立に容器の首部から引き上げる内蓋引上げ工程があることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか1つ記載の容器の内蓋の緩め方法。
  5. 内蓋回転工程のレンチの回転動作と内蓋引上げ工程の引上げ動作は、同時に行なわれることを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれか1つ記載の容器の内蓋の緩め方法。
  6. 内蓋用螺子部が外周面に形成されるとともに内周面に回転力受部を設けてなる円筒状の内蓋本体と、内蓋本体にその軸線方向に押し込み自在に配置されたバルブと、常時は内蓋本体の外周面から径外方に向けて突出するとともにバルブが押し込まれた時該バルブに連動して内蓋本体の外周面から径内方に引っ込む爪部とを有し、内蓋本体の外周面から爪部を径外方に向けて突出した状態で、内蓋用螺子部が容器の一端部に設けた首部の開口部の螺子部に螺合されて装着された内蓋を、その内蓋用螺子部を容器の首部の開口部の螺子部から緩めて取り外すものであって、
    所定位置から降下自在に、且つその降下方向と垂直な平面上で移動自在に設けられたテーブルと、
    内径が前記首部の外径と同寸法となり、且つその軸線が容器の首部の軸線と一致する規制部と該規制部に連続するテーパ部とを有するガイド部材と、
    前記テーブルに回転自在に保持された回転軸と、
    前記回転軸に駆動力を伝達する回転駆動手段と、
    前記回転軸の先端に突出自在に設けられたレンチとを備え、
    前記レンチは、
    前記内蓋の回転力受部に回転を伝達する回転伝達用係止部と前記内蓋の回転力受部の裏側部に係止される引上げ用係止部とが外周面に形成されたレンチ本体と、
    レンチ本体に突出自在に設けられて内蓋のバルブに当接するプッシャとを有していることを特徴とする容器の内蓋の緩め装置。
  7. 回転軸と回転駆動手段の間にはトルクリミッタが装着されていることを特徴とする請求項記載の内蓋の緩め装置。
  8. テーブルには回転軸の回転を検知する回転数検出器が装着されていることを特徴とする請求項記載の内蓋の緩め装置。
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