JP3986885B2 - 力覚付与装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスプレーの2次元平面上でカーソルを操作する操作部に力覚を付与する力覚付与装置に関し、特に、2次元平面上でのカーソルの動きに対応して、操作部に力覚を与える力覚付与装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の力覚付与装置を図11から図13に基づいて説明する。図11は従来の力覚付与装置のブロック図、図12は従来の力覚付与装置の一つの発生力のフォースパターンを示す図、図13は従来の力覚付与装置の他の発生力のフォースパターンを示す図である。
【0003】
操作部としてのノブ51は、ディスプレー上の2次元平面上のカーソル(図示せず)を動かすために、傾倒可能に設けられている。
【0004】
X位置センサ52は、ノブ51の傾倒による傾きの度合いを検出し、ディスプレー上のカーソルのX方向位置を決めるセンサである。
【0005】
Y位置センサ53は、ノブ51の傾倒による傾きの度合いを検出し、ディスプレー上のカーソルのY方向位置を決めるセンサである。
【0006】
Xアクチュエータ54は、モータ等であって、ノブ51にX方向の力(発生力)を与えるものである。
【0007】
Yアクチュエータ55は、モータ等であって、ノブ51にY方向の力(発生力)を与えるものである。
【0008】
第1の制御部56は、図11に示すように、コントロ−ラ56aと第1のメモリ56bから構成され、第1のメモリ56bには、ディスプレーの2次元平面上の各座標位置に対応してノブ51に付与されるX方向の発生力(発生力X1,発生力X2,・・・,発生力Xn)の各種テーブル(パターン1,パターン2,パターン3,・・・,パターンN)が記憶されている。コントローラ56aは、第1のメモリ56bの各種テーブルの中から指定されたテーブルを選択し、選択されたテーブルに記憶されている発生力をXアクチュエータ54に出力させるようにXアクチュエータ54に指示を送る。
【0009】
第2の制御部57は、図11に示すように、コントロ−ラ57aと第2のメモリ57bから構成され、第2のメモリ57bには、ディスプレーの2次元平面上の各座標位置に対応してノブ51に付与されるY方向の発生力(発生力Y1,発生力Y2,・・・,発生力Yn)の各種テーブル(パターン1,パターン2,パターン3,・・・,パターンN)が記憶されている。コントローラ57aは、第2のメモリ57bの各種テーブルの中から指定されたテーブルを選択し、選択されたテーブルに記憶されている発生力をYアクチュエータ55に出力させるようにYアクチュエータ55に指示を送る。
【0010】
一つのテーブル(パターン1)の発生力と座標位置との関係は図12のグラフに示されている。この発生力はカーソルが2次元平面上で各座標位置にあるときノブ51にかかる力であり、ノブ51はX方向の発生力とY方向の発生力の合力を受けることになる。図12Aに示されているように、2次元平面上には、点線で囲まれた複数の長方形の領域とそれ以外の領域とがあり、長方形の領域以外の領域では、ノブ51にかかる発生力は、X方向、Y方向とも一定の値f1になっている。長方形の領域では、ノブ51にかかる発生力は、X方向、Y方向とも変化する値となっている。
【0011】
図12BにはY方向位置を一定にした場合(y=y2)に、ノブ51にかかるX方向位置によるX方向の発生力であるフォースパターンが示されている。X方向の発生力はx座標がゼロ近傍では一定の値f1であり、x座標をx=x1方向に変位してくると、x=x1の位置で発生力が減少し始め、x=x2の位置で減少は止まり、発生力は増加し始め、x=x3の位置で増加は止まり、一定の値f1に戻る。更にx座標をx=x5方向に変位させると、x=x5の位置で発生力が減少し始め、x=x6の位置で減少は止まり、発生力は増加し初め、x=x7の位置で発生力の増加は止まり一定の値f1に戻る。
【0012】
図12CにはY方向位置を一定にした場合(y=y4)に、ノブ51にかかるX方向位置によるX方向の発生力のフォースパターンが示されている。y=y4の線は2次元平面上で点線で囲まれた領域を通らないので、X方向の発生力のフォースパターンはx座標の値に拘わらず、一定の値f1となっている。
【0013】
図12DにはY方向位置を一定にした場合(y=y6)に、ノブ51にかかるX方向位置によるX方向の発生力のフォースパターンが示されている。X方向の発生力のフォースパターンは図12Bに示したものと全く同じ変化を示している。
【0014】
図12EにはX方向位置を一定にした場合(x=x2)に、ノブ51にかかるY方向位置によるY方向の発生力のフォースパターンが示されている。Y方向の発生力はy座標がゼロ近傍では一定の力f1であり、y座標をy=y1方向に変位してくると、y=y1の位置で力が減少し始め、y=y2の位置で減少は止まり、発生力は増加し始め、y=y3の位置で増加は止まり、一定の値f1に戻る。更にy座標をy=y5方向に変位させると、y=y5の位置で発生力が減少し始め、y=y6の位置で減少が止まり、発生力は増加し始め、y=y7の位置で発生力の増加は止まり一定の値f1に戻る。
【0015】
図12FにはX方向位置を一定にした場合(x=x4)に、ノブ51にかかるY方向位置によるY方向の発生力のフォースパターンが示されている。x=x4の線は2次元平面上で、点線で囲まれた領域を通らないので、Y方向の発生力のフォースパターンはy座標の値に拘わらず、一定の値f1となっている。
【0016】
図12GにはX方向位置を一定にした場合(x=x6)に、ノブ51にかかるY方向位置によるY方向の発生力のフォースパターンが示されている。Y方向の発生力のフォースパターンは図12Eに示したものと全く同じ変化を示している。
【0017】
上記の一つのテーブル(パターン1)の発生力と座標位置との関係は、一部のフォースパターンを示しただけで、更に多くのxの値、yの値でフォースパターンの全体は形成され、第1のメモリ56b、第2のメモリ57bに記憶されている。
【0018】
他のテーブル(パターン2)の発生力と座標位置との関係は図13のフォースパターンに示されており、この発生力はカーソルが2次元平面上で各座標位置にあるときノブ51にかかる力である。図13Aに示されているように、2次元平面上には、点線で囲まれた複数の円形の領域とそれ以外の領域とがあり、円形の領域以外の領域では、ノブ51にかかる発生力は、X方向、Y方向とも一定の値f1になっている。点線で囲まれた円形の領域では、ノブ51にかかる発生力はX方向Y方向とも変化する値になっている。
【0019】
図13BにはY方向位置を一定にした場合(y=y9)に、ノブ51にかかるX方向位置によるX方向の発生力のフォースパターンが示されている。X方向の発生力はx座標がゼロ近傍では一定の値f1であり、x座標をx=x12方向に変位してくると、x=x12の位置で発生力が減少し始め、x=x13の位置で減少は止まり、発生力は増加し始め、x=x14の位置で増加は止まり、一定の値f1に戻る。
【0020】
図13CにはY方向位置を一定にした場合(y=y11)に、ノブ51にかかるX方向位置によるX方向の発生力のフォースパターンが示されている。y=y11の線は2次元平面上で点線で囲まれた円形の領域は通らないので、X方向の発生力のフォースパターンはx座標の値に拘わらず、一定の値f1となっている

【0021】
図13DにはY方向位置を一定にした場合(y=y13)に、ノブ51にかかるX方向位置によるX方向の発生力のフォースパターンが示されている。X方向の発生力はx座標がゼロ近傍では一定の値f1であり、x座標をx=x12方向に変位してくると、x=x12の位置より値の小さいx=x8の位置で力が減少し始め、x=x9の位置で減少は止まり、発生力は増加し始め、x=x10の位置で増加は止まり、一定の値f1に戻る。
【0022】
図13EにはX方向位置を一定にした場合(x=x9)に、ノブ51にかかるY方向位置によるY方向の発生力のフォースパターンが示されている。Y方向の発生力はy座標がゼロ近傍では一定の値f1であり、y座標をy=y12方向に変位してくると、y=y12の位置で発生力が減少し始め、y=y13の位置で減少は止まり、発生力は増加し始め、y=y14の位置で増加は止まり、一定の値f1に戻る。
【0023】
図13FにはX方向位置を一定にした場合(x=x11)に、ノブ51にかかるY方向位置によるY方向の発生力のフォースパターンが示されている。x=x11の線は2次元平面上で点線で囲まれた円形の領域は通らないので、Y方向の発生力はy座標の値に拘わらず、一定の値f1となっている。
【0024】
図13GにはX方向位置を一定にした場合(x=x13)に、ノブ51にかかるY方向位置によるY方向の発生力のフォースパターンが示されている。Y方向の発生力はy座標がゼロ近傍では一定の値f1であり、y座標をy=y12方向に変位してくると、y=y12の位置より値の小さいy=y8の位置で発生力が減少し始め、y=y9の位置で減少は止まり、発生力は増加し始め、y=y10の位置で増加は止まり、一定の値f1に戻る。
【0025】
上記の他のテーブル(パターン2)の発生力と座標位置との関係も一部のフォースパターンを示しただけで、更に多くのxの値、yの値でフォースパターンの全体は形成され、第1のメモリ56b、第2のメモリ57bに記憶されている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の力覚付与装置にあっては、2次元平面の全領域で発生力のフォースパターンをメモリに記憶させなければならないので、膨大なメモリ量が必要であった。また、多種類の力のフォースパターンを記憶するためには、更に膨大なメモリ量が必要で、必要なメモリ量を有するメモリを準備するのが困難であるという問題があった。
【0027】
従って、本発明の目的は、必要なメモリ量が少なくて済み、よって、多くの種類の力のフォースパターンを生成できる力覚付与装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明の力覚付与装置は、ディスプレー上のX,Yの2次元平面上でカーソルを動かす操作部と、前記操作部の動きに対応して前記操作部に力覚を付与するアクチュエータと、このアクチュエータを制御する制御部とを備え、前記2次元平面上には第1、第2の領域を有し、前記第1の領域に前記カーソルがあるとき、前記アクチュエータによって前記操作部に所定の第1力覚を付与すると共に、前記第2の領域に前記カーソルがあるとき、前記アクチュエータによって前記操作部に前記第1力覚とは異なる第2力覚を付与し、前記第2力覚は前記アクチュエータより発生される発生力を記憶したユニットフォースパターンで構成されて、第1のメモリに記憶され、第2のメモリには前記ユニットフォースパターンの配置の仕方を決める配置パターンが記憶され、前記第2のメモリで前記第2の領域の位置が決定され、前記第2力覚を持った前記第2の領域が前記2次元平面上に配置されるようにした力覚付与装置であって、前記制御部は、前記配置パターンに前記ユニットフォースパターンを入れ込んで合成された合成フォースパターンを作り、この合成フォースパターンに基づき前記アクチュエータを駆動するようにした。
この構成により、前記アクチュエータより発生される発生力を記憶したユニットフォースパターンが第1のメモリに記憶され、この前記アクチュエータより発生される発生力を記憶したユニットフォースパターンを持った第2の領域を2次元平面上に配置したので、必要なメモリ量が少なくて済み、多くの種類のフォースパターンを生成できる力覚付与装置を提供できる。
また、前記2次元平面上での前記第2の領域の位置は、第2のメモリに記憶されて、この第2のメモリで前記第2の領域の位置が決定される。
この構成により、第2のメモリで第2の領域の位置が決定されるので、少ないメモリ量で、多種類のフォースパターンを生成できる。
また、前記制御部は、前記配置パターンに前記ユニットフォースパターンを入れ込んで合成された合成フォースパターンを作り、この合成フォースパターンに基づき前記アクチュエータを駆動する
【0029】
また、前記第2の領域は複数個ある。
この構成により、第1の領域と異なる力覚を有する領域が複数個あるので複雑なフォースパターンを生成できる。
【0030】
また、前記第1のメモリは異なる複数個の前記ユニットフォースパターンが記憶され、前記制御部によって、前記複数個の内から所定の一つの前記ユニットフォースパターンが前記第2の領域に選択される。
この構成により、互いに異なる複数のユニットフォースパターンが記憶されているので、これらを組み合わせて複雑なフォースパターンを生成できる。
【0032】
また、前記第2のメモリには、前記ユニットフォースパターン毎に対応して座標のテーブルが記憶され、一つの前記ユニットフォースパターンが選択された時、このユニットフォースパターンに対応する前記第2の領域の位置が前記第2のメモリで決定される。
この構成により、ユニットフォースパターン毎に対応して座標を記憶するので、少ないメモリ量でフォースパターンを生成できる
【0033】
また、前記第2の領域は、前記2次元平面上で位置が移動可能であって、前記座標のテーブルは、前記2次元平面の位置の移動に応じて書き換えられて、前記第2のメモリに記憶されるようにした。
この構成により、第2の領域が移動可能な場合でも、座標のテーブルを第2の領域の移動に応じて書き換えるので、少ないメモリ量でフォースパターンを生成できる。
【0034】
また、前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンは、前記第1力覚の力より減少した後増加し、しかる後前記第1力覚の力に戻り、前記操作部に引き込み感を付与する。
この構成により、操作部に引き込み感のあるフォースパターンを付与できる。
【0035】
また、前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンは、前記第1力覚の力より徐々に減少した後徐々に増加し、しかる後前記第1力覚の力に戻り、前記操作部に引き込み感を付与する。
この構成により、操作部に徐々に引き込む引き込み感のあるフォースパターンを付与できる。
【0036】
また、前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンは、前記第1力覚の力より減少した後増加することを繰り返して、前記操作部にざらつき感を付与する。
この構成により、操作部にざらつき感のあるフォースパターンを付与できる。
【0037】
また、前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンは、前記第1力覚の力より増加した後減少させて、前記操作部にクリック感を付与する。
この構成により、操作部にクリック感のあるフォースパターンを付与できる。
【0038】
また、前記第1力覚は前記第1領域内で一定の力を付与するようにした。
この構成により、操作部に一定の力を与えるフォースパターンを付与できる。
【0039】
また、前記アクチュエータはXアクチュエータとYアクチュエータからなり、前記Xアクチュエータは前記2次元平面上で、X方向の力を前記操作部に与え、前記Yアクチュエータは前記2次元平面上で、Y方向の力を前記操作部に与える。
この構成により、操作部にX方向の力とY方向の力を与えることにより、これらの合力を操作部に与えることができる。
【0040】
また、前記X方向の力または/及び前記Y方向の力によって、前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンが形成された。
この構成により、操作部にX方向の力とY方向の力を与えることにより、これらの合力を操作部に与えることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1から図10に基づいて説明する。図1は本発明の力覚付与装置の実施形態を示す斜視図、図2は本発明の力覚付与装置の実施形態のブロック図、図3は本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット1のユニットフォースパターンを示す図、図4は本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット2のユニットフォースパターンを示す図、図5は本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット3のユニットフォースパターンを示す図、図6は本発明の力覚付与装置の実施形態の自動車のディスプレーに表示されたスイッチパターンと、これに対応するユニットフォースパターンを示す図、図7は本発明の力覚付与装置の実施形態の自動車のナビゲーションシステムのディスプレーに表示されたランドマークと、これに対応するユニットフォースパターンを示す図、図8は本発明の力覚付与装置の実施形態のパソコンディスプレーに現れたリンクと、これに対応するユニットフォースパターンを示す図、図9は本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット4のユニットフォースパターン示す図、図10は本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット5のユニットフォースパターン示す図をそれぞれ示す。
【0042】
本発明の力覚付与装置の実施形態の構成を図1に基づいて説明する。
箱形の枠体1は、絶縁樹脂からなり、四角状の上面板1aとこの上面板1aに設けられた円形の孔1bと、上面板1aの四方の周辺から下方に折り曲げられた4個の側壁1cとを有する。
【0043】
第1、第2の連動部材2,3は、金属板よりなり、それぞれ中央部にスリット2a,3aを有して円弧状をなし、そして、第1の連動部材2は、枠体1内に収納された状態で、その両端部が互いに対向する一対の側壁1cに取り付けられて、この取付部を支点として、第1の連動部材2が回転可能となっている。
【0044】
また、第2の連動部材3は、第1の連動部材2と互いに直交すると共に、交差した状態で枠体1内に収納されその両端部が互いに対向するもう一方の一対の側壁1cに取り付けられて、この取付部を支点として、第2の連動部材3が回転可能となっている。
【0045】
直線状の操作部であるノブ4は、第1、第2の連動部材2,3の交差したスリット2a,3a内に挿通されて、第1、第2の連動部材2,3と係合可能となり、一端部が枠体1の孔1bを通って外方に突出すると共に、他端が枠体1の下部に配置された支持部材5によって支持されて、ノブ4が傾倒可能となっている。
【0046】
そして、孔1bから突出したノブ4を摘んで、ノブ4を操作すると、ノブ4は支持部材5で支持された箇所を支点として傾倒動作を行うと共に、このノブ4の傾倒動作に伴いこのノブ4と係合状態にある第1、第2の連動部材2,3が回転する。
【0047】
また、ノブ4の中立状態では、ノブ4が支持部材5に対して垂直な状態にあり、この中立状態で、スリット2aと平行な矢印A方向にノブ4を傾倒すると、第2の連動部材3がノブ4に係合して回転する。
また、ノブ4の中立状態で、スリット3aと平行な矢印B方向にノブ4を傾倒すると、第1の連動部材2がノブ4に係合して回転し、更に、矢印Aと矢印B方向の中間の位置で、矢印C方向にノブ4を傾倒すると、第1、第2の連動部材2,3の双方がノブ4に係合して回転する。
【0048】
回転型センサ等からなるX位置センサ6及びY位置センサ7は、それぞれ本体部6a,7aと、本体部6a,7aに回転可能に取り付けられた回転軸6b,7bを有する。そして、X位置センサ6及びY位置センサ7は、同一平面上で支持部材5に取り付けられると共に、X位置センサ6の回転軸6bは、第1の連動部材2の一端に結合されて、第1の連動部材2の回転に伴って回転し、これによって、X位置センサ6が操作される。
【0049】
また、Y位置センサ7の回転軸7bは第2の連動部材3の一端に結合されて、第2の連動部材3の回転に伴って回転し、これによって、Y位置センサ7が操作される。そして、X位置センサ6及びY位置センサ7でノブ4の傾倒位置が検出されるようになる。
【0050】
モータにより構成されるXアクチュエータ8及びYアクチュエータ9は、それぞれ本体部8a,9aと、この本体部8a,9aに回転可能に取り付けられた回転軸8b,9bとを有する。そして、X,Yアクチュエータ8,9は、同一平面上で支持部材5に取り付けられると共に、Xアクチュエータ8の回転軸8bは、X位置センサ6の回転軸6bに結合されて、Xアクチュエータ8の回転力が回転軸8bを介して、回転軸6bに伝達され、また、Yアクチュエータ9の回転軸9bは、Y位置センサ7の回転軸7bに結合されて、Yアクチュエータ9の回転力が回転軸9bを介して回転軸7bに伝達されるようになっている。
【0051】
次に、上記のような構成を有する本発明の力覚付与装置の実施形態の動作を図1、図2に基づいて説明する。まず、ノブ4を傾倒した時、第1、第2の連動部材2,3が回転すると共に、第1、第2の連動部材2,3の回転によって、それぞれ、回転軸6b,7bが回転して、X位置センサ6及びY位置センサ7が操作され、ノブ4の傾倒位置が検出される。
【0052】
また、ノブ4の傾倒動作時、Xアクチュエータ8及びYアクチュエータ9には制御部10から信号が送られて、Xアクチュエータ8及びYアクチュエータ9が駆動され、この駆動力がX位置センサ6及びY位置センサ7の回転軸6b,7bに伝えられる。この状態では、Xアクチュエータ8及びYアクチュエータ9の駆動力がノブ4の傾倒動作の抗力(発生力)として作用するようになっている。
【0053】
制御部10は第1のメモリ10a、第2のメモリ10b及びコントローラ10cにより構成されている。制御部10からの信号は、第1のメモリ10aと第2のメモリ10bの中からコントローラ10cによって選択されて合成され、コントローラ10cにより、Xアクチュエータ8及びYアクチュエータ9に送られる。
以上により、本発明の力覚付与装置の実施形態は動作する。
【0054】
次に、制御部10を構成する第1のメモリ10a、第2のメモリ10b及びコントローラ10cについて図2のブロック図を用いて説明する。
第1のメモリ10aには、2次元平面上の比較的小面積においてX,Yアクチュエータ8,9より発生される発生力を記憶した複数のユニットフォースパターン(ユニット1,ユニット2,ユニット3,・・・)が記憶されている。
【0055】
それぞれのユニットフォースパターンには、比較的小面積の2次元平面上の領域で位置1のx座標であるX位置1に対応するX方向の発生力であるX発生力1、及び位置1のy座標であるY位置1に対応するY方向の発生力であるY発生力1が記憶されている。同様に、2次元平面上の位置2のx座標であるX位置2に対応するX方向の発生力であるX発生力2、及び位置2のy座標であるY位置2に対応するY方向の発生力であるY発生力2が記憶されている。更に、2次元平面上の位置3のx座標であるX位置3に対応するX方向の発生力であるX発生力3、及び位置3のy座標であるY位置3に対応するY方向の発生力であるY発生力3が記憶され、以下、2次元平面上の異なる位置について、X発生力及びY発生力が記憶されている。
【0056】
第2のメモリ10bには、第1のメモリ10aに記憶されている複数のユニットフォースパターンから選択されたユニットフォースパターンを2次元平面上の各座標(座標1,座標2,・・・,座標n)の位置に配置する配置の仕方を決める複数のパターン(パターン1,パターン2,パターン3,・・・)が記憶されている。
【0057】
コントローラ10cは、第1のメモリ10bに記憶されている複数のユニットフォースパターン(ユニット1,ユニット2,ユニット3,・・・)の中から指定されたユニットフォースパターンを選択し、同時にユニットフォースパターンの配置の仕方を決める複数のパターン(パターン1,パターン2,パターン3,・・・)の中から指定されたパターンを選択する。その後、コントローラ10cは指定されたパターンの中に指定されたユニットフォースパターンを入れ込んで合成されたフォースパターンを作り、これをXアクチュエータ8及びYアクチュエータ9に送り、Xアクチュエータ8及びYアクチュエータ9を駆動させる。
【0058】
次に、具体的なユニットフォースパターンの使用例について説明する。
図3Aには、自動車のディスプレー11と、このディスプレー11上のカーソル11a及び、スイッチパターン11b,11c,11d,11eが示されている。スイッチパターン11bはラジオのAMを、スイッチパターン11cはラジオのFMを、スイッチパターン11dはCD(コンパクトディスク)を、スイッチパターン11eはMD(マグネティックディスク)をそれぞれスイッチングするスイッチパターンである。自動車の搭乗者は、ノブ4によりカーソル11aを移動させることにより、カーソル11aをスイッチパターンに重ね、図示せぬスイッチを押すことにより要求する機能のスイッチをオンすることができる。自動車の搭乗者は、要求する機能を図示しないスイッチ等により切り替えて、必要なスイッチパターンをディスプレー画面上に出すことができる。要求する機能によりスイッチパターンは同じ大きさ、同じ位置である場合もあるし、そうでない場合もある。
【0059】
図3Bには、ディスプレー11上の2次元平面12を、点線で囲まれスイッチパターン11b,11c,11d,11eに対応する複数の第2の領域12bと、それ以外の第1の領域12aとに分けた状態が示され、第1の領域12aには第1力覚が、第2の領域12bには第2力覚が発生するようになっている。第2力覚は所定のユニットフォースパターン(ユニット1)で構成され、第2力覚が発生する第2の領域12bの中心位置は、それぞれ複数の座標(X1,Y1),(X2,Y1),(X1,Y2),(X2,Y2)によって規定されている。ディスプレー11上のカーソル11aは、ノブ4の傾倒によって、ディスプレー11上を移動する。ノブ4は、カーソル11aが第1の領域12aにある時は、第1力覚を受け、カーソル11aが第2の領域12bにある時は、第2力覚を受けるようになっている。スイッチパターンの切換により、スイッチパターンの大きさや位置が変わる場合は、第2領域の大きさと位置は、スイッチパターンの大きさと位置に合わせて変えられる。
【0060】
図4Aには、自動車のナビゲーションシステムのディスプレー13と、このディスプレー13上のカーソル13a、地図画面13b、及び地図画面13b内のランドマーク13cが示されている。ランドマーク13cは公共施設などである。自動車の搭乗者は、ノブ4によりカーソル13aを移動させることにより、カーソル13aをランドマーク13cに重ね、図示せぬスイッチを押すことによりランドマーク13cの情報を読み出すことができる。
【0061】
図4Bには、ディスプレー13上の2次元平面14を、点線で囲まれランドマーク13cに対応する複数の第2の領域14bと、それ以外の第1の領域14aとに分けた状態が示され、第1の領域14aには第1力覚が、第2の領域14bには第2力覚が発生するようになっている。第2力覚は所定のユニットフォースパターン(ユニット2)で構成され、第2力覚が発生する第2の領域14bの中心位置は、それぞれ複数の座標(X3,Y3),(X4,Y4)によって規定されている。ディスプレー13上のカーソル13aは、ノブ4の傾倒によって、ディスプレー13上を移動する。ノブ4は、カーソル13aが第1の領域14aにある時は、第1力覚を受け、カーソル13aが第2の領域14bにある時は、第2力覚を受けるようになっている。自動車のナビゲーションシステムのディスプレー13の地図画面13bは、自動車が動くにつれて移動し、従って、ランドマーク13cの位置も変わる。これに伴い、第2領域14bの位置も変える必要があり、当初設定されていた複数の座標(X3,Y3),(X4,Y4)はディスプレー13の地図画面13b上でランドマーク13cが移動した位置を読み取って瞬時に書き換えられる。
【0062】
図5Aには、ノートパソコンのディスプレー15と、このディスプレー15上のカーソル15a、表示画面15b及び、表示画面15b内のリンク先のウェブサイトのアドレス15cが示されている。パソコンの使用者は、ノブ4によりカーソル15aを移動させることにより、カーソル15aをアドレス15cに重ね、図示せぬスイッチを押すことによりリンク先のウェブサイトを見ることができる。
【0063】
図5Bには、ディスプレー15上の2次元平面16を、点線で囲まれアドレス15cに対応する複数の第2の領域16bと、それ以外の第1の領域16aとに分けた状態が示され、第1の領域16aには第1力覚が、第2の領域16bには第2力覚が発生するようになっている。第2力覚は所定のユニットフォースパターン(ユニット3)で構成され、第2力覚が発生する第2の領域16bの中心位置は、それぞれ複数の座標(X5,Y5),(X6,Y6),(X7,Y7)によって規定されている。ディスプレー15上のカーソル15aは、ノブ4の傾倒によって、ディスプレー15上を移動する。ノブ4は、カーソル15aが第1の領域16aにある時は、第1力覚を受け、カーソル15aが第2の領域16bにある時は、第2力覚を受けるようになっている。パソコンのディスプレー15上のアドレス15cの位置は、パソコンのディスプレー15の画面が変わるたびに移動する。これに伴い、第2領域16bの位置も変える必要があり、当初設定されていた複数の座標(X5,Y5),(X6,Y6),(X7,Y7)はディスプレー15の画面15b上でアドレス15cが移動した位置を読み取って瞬時に書き換えられる。
【0064】
次に、上記各使用例に使用された各ユニットフォースパターンについて説明する。最初に、自動車のディスプレー11に用いられたユニット1のユニットフォースパターンについて説明する。図6Aに示されるように、第2の領域12bの中心を2次元平面の原点に置き、第2の領域12bの周囲に第1の領域がある場合を考察する。図6B,C,Dには、Y方向位置を一定に(y=y1,0,y3)して、X方向の位置によってノブ4にかかるX方向の発生力のフォースパターンが示されている。
【0065】
y=y1の場合には、X方向位置がx≦x4の時には、発生力はf1であるが、X方向の位置をx=x3方向に変位させると発生力は直線状に減少し、x=x3で発生力の減少は止まり、発生力は一定の値になる。更に、X方向位置をx=x2方向に変位させると、x=x1で発生力は一定の値から直線状に増加を始め、x=x2で発生力はf1となり、x>x2で発生力はf1で一定となる。y=0の場合には、X方向位置がx≦x4の時には、発生力はf1であり、X方向位置をx=0方向に変位させると、x=0になるまで発生力は直線状に減少を続けゼロになる。更に、X方向位置をx=x1方向に変位すると、発生力は直線状に増加し続け、x=x2で発生力はf1となり、x>x2で発生力はf1で一定となる。y=y3の場合には、発生力の変化は、y=y1の場合と同じである。
【0066】
図6E,F,Gには、X方向位置を一定に(x=x1,0,x3)して、Y方向位置によってノブ4にかかるY方向の発生力のフォースパターンが示されている。
【0067】
x=x1の場合には、Y方向位置がy≦y4の時には、発生力はf1であるが、Y方向位置がy=y3方向に変位すると発生力は減少し、y=y3で発生力の減少は止まり、発生力は一定の値になる。更に、Y方向位置をy=y1方向に変位させると、y=y1で発生力は一定の値から増加を始め、y=y2で発生力はf1となり、y>y2で発生力はf1で一定となる。x=0の場合には、Y方向位置がy≦y4の時には、発生力はf1であり、Y方向位置をy=0方向に変位させると、y=0になるまで発生力は減少を続けゼロになる。更に、Y方向位置がy=y2方向に変位すると、発生力は増加し続け、y=y2で発生力はf1となり、y>y2で発生力はf1で一定となる。x=x3の場合には、発生力の変化は、x=x1の場合と同じである。
【0068】
第2の領域12b以外は第1の領域12aとなり、第1の領域12aにおいて、ノブ4にかかる発生力である第1力覚は、X方向、Y方向とも一定でその値はf1であるから、上記した自動車のディスプレー11に用いられたユニット1のユニットフォースパターンの場合には、第1の領域12aに比べて、第2の領域12bは発生力が等しいかまたは小さい。従って、第1の領域12aから第2の領域12bにカーソルが移動する時、ノブ4は第2の領域12bの中心に引き込まれる力覚を第2力覚として付与される。
【0069】
次に、自動車のナビゲーションシステムのディスプレー13に用いられたユニット2のユニットフォースパターンについて説明する。図7Aに示されるように、第2の領域14bの中心を2次元平面の原点に置き、第2の領域14bの周囲に第1の領域14aがある場合を考察する。図7B,C,Dには、Y方向位置を一定に(y=y5,0,y7)して、X方向位置によってノブ4にかかるX方向の発生力のフォースパターンが示されている。
【0070】
y=y5の場合には、X方向位置が第2の領域の一端にある時、及び前記一端よりマイナス側にある時、発生力はf1であるが、例えば、X方向位置をx=x8からx=0方向に変位すると発生力は円弧状に減少し、x=0で発生力の減少は止まり、更に、X方向位置をx=x6方向に変位させると、発生力は円弧状に増加を始めX方向位置が第2の領域の他端に来た時、発生力はf1となり、前記他端を越えてプラス側に変位すると発生力はf1で一定となる。y=0の場合には、X方向位置がx≦x8の時には、発生力はf1であり、X方向位置をx=0方向に変位すると、x=0になるまで発生力は直線状に減少を続けゼロになる。更に、X方向位置をx=x6方向に変位すると、発生力は直線状に増加し続け、x=x6で発生力はf1となり、x>x6で発生力はf1で一定となる。y=y7の場合には、発生力の変化は、y=y5の場合と同じである。
【0071】
図7E,F,Gには、X方向位置を一定に(x=x5,0,x7)して、Y方向位置によってノブ4にかかるY方向の発生力のフォースパターンが示されている。
【0072】
x=x5の場合には、Y方向位置による発生力の変化の仕方は、y=y5の場合のX方向位置による発生力の変化の仕方と同じである。x=0の場合には、Y方向位置による発生力の変化の仕方は、y=0の場合のX方向位置による発生力の変化の仕方と同じである。x=x7の場合には、発生力の変化は、x=x5の場合と同じである。
【0073】
第2の領域14b以外は第1の領域14aとなり、第1の領域14aにおいて、ノブ4にかかる発生力である第1力覚は、X方向、Y方向とも一定でその値はf1であるから、上記した自動車のナビゲーションシステムのディスプレー13に用いられた、ユニット2のユニットフォースパターンの場合にも、第1の領域14aに比べて第2の領域14bは発生力が等しいかまたは小さい。従って、第1の領域14aから第2の領域14bにカーソルが移動する時、ノブ4は第2の領域14bの中心に引き込まれる力覚を第2力覚として付与される。
【0074】
次に、パソコンのディスプレー15に用いられたユニット3のユニットフォースパターンについて説明する。図8Aに示されるように、第2の領域16bの中心を2次元平面の原点に置き、第2の領域16bの周囲に第1の領域16aがある場合を考察する。図8B,C,Dには、Y方向位置を一定に(y=y9,0,y11)して、X方向の位置によってノブ4にかかるX方向の発生力のフォースパターンが示されている。
【0075】
y=y9の場合には、X方向位置がx<x12の時、発生力はf1で一定となり、X方向位置がx=x12からx=x10まで変位しても、発生力はf1より小さい一定の値であり、x>x10で発生力はf1で一定となる。y=0の場合には、X方向位置がx<x12の時、発生力はf1で一定となり、X方向位置がx=x12からx=x10まで変位しても、発生力はゼロで一定であり、x>x10の時、発生力はf1で一定となる。y=y11の場合には、発生力の変化は、y=y9の場合と同じである。
【0076】
図8E,F,Gには、X方向位置を一定に(x=x9,0,x11)して、Y方向位置によってノブ4にかかるY方向の発生力のフォースパターンが示されている。
【0077】
x=x9の場合には、Y方向位置がy≦y12の時には、発生力はf1であるが、Y方向位置をy=0方向に変位すると発生力は直線状に減少し、y=0で発生力の減少は止まりゼロとなる。更に、Y方向位置をy=y10方向に変位させると、y=0で発生力は直線状に増加を始め、y=y10で発生力はf1となり、y>y10で発生力はf1で一定となる。x=0の場合には、Y方向位置による発生力の変化の仕方はx=x9の場合と同じである。x=x11の場合も、Y方向位置による発生力の変化の仕方はx=x9の場合と同じである。
【0078】
第2の領域16b以外は第1の領域16aとなり、第1の領域16aにおいて、ノブ4にかかる発生力である第1力覚は、X方向、Y方向とも一定でその値はf1であるから、上記したパソコンのディスプレー15に用いられたユニット3のユニットフォースパターンの場合も、第1の領域16aに比べて第2の領域16bは発生力が等しいかまたは小さい。従って、第1の領域16aから第2の領域16bにカーソルが移動する時、ノブ4は第2の領域16bの中心に引き込まれる力覚を第2力覚として付与される。
【0079】
次に、ユニット1のユニットフォースパターンの変形例として、ユニット4のフォースパターンを説明する。
ユニット4のフォースパターンは、ユニット1のフォースパターンが実現されている第2の領域12b内で、Y方向位置を一定にした場合のX方向位置によるX方向の発生力を、図9Aに示されるフォースパターンによる発生力で置き換え、X方向位置を一定にした場合のY方向位置によるY方向の発生力を、図9Bに示されるフォースパターンによる発生力で置き換えたものである。図9Aに示された発生力は、Y方向位置がどの位置にあっても、X方向位置がx≦x4の時f1の値であり、X方向位置をx=x2方向に変位するにつれて、f1の値から増加と減少を繰り返し、その平均値が変わらない状態でx=x2まで至り、x=x2において発生力の値はf1であり、x>x2でも発生力はf1で一定となるというものである。図9Bに示された発生力は、X方向位置がどの位置にあっても、Y方向位置がy=y4の時f1の値であり、Y方向位置をy=y2方向に変位するにつれて、f1の値から増加と減少を小さく繰り返し、その平均値が変わらない状態でy=y2まで至り、y=y2において発生力の値はf1であり、y>y2でも発生力はf1で一定となるというものである。
【0080】
ユニット4のフォースパターンは、発生力の小さな増減を繰り返すものであるので、ノブ4において受ける力覚はざらつき感となる。従って図3の自動車のディスプレー11においては、カーソル11aをノブ4によって移動させて行くと、カーソル11aがスイッチパターン11b,11c,11d,11eに対応する第2領域12bに入ると、ノブ4はざらつき感を第2力覚として付与されることになる。
【0081】
次に、ユニット1のユニットフォースパターンの別の変形例として、ユニット5のフォースパターンを説明する。
ユニット5のフォースパターンは、ユニット1のフォースパターンが実現されている第2の領域12b内で、Y方向位置を一定にした場合のX方向位置によるX方向の発生力を、図10Aに示されるフォースパターンによる発生力で置き換え、X方向位置を一定にした場合のY方向位置によるY方向の発生力を、図10Bに示されるフォースパターンによる発生力で置き換えたものである。図10Aに示された発生力は、Y方向位置がどの位置にあっても、X方向位置がx≦x4の時f1の値であり、X方向位置をx=x2方向に変位するにつれて、f1の値から徐々に増加して、その後急激にf1より小さな値まで減少し、更にX方向位置をx=x2方向に変位させるとf1より小さな値のまま一定の値を取り、x=x2の手前で急激に増加し、その後徐々に減少してx=x2において、f1に戻り、x>x2にて発生力はf1で一定となるというものである。図10Bに示された発生力は、X方向位置がどの位置にあっても、Y方向位置がy≦y4の時f1の値であり、Y方向位置をy=y2方向に変位するにつれて、f1の値から徐々に増加して、その後急激にf1より小さな値まで減少し、更に、Y方向位置をy=y2方向に変位させるとf1より小さな値のまま一定の値を取り、y=y2の手前で急激に増加し、その後、徐々に減少してy=y2においてf1に戻り、y>y2にて発生力はf1で一定となるというものである。
【0082】
ユニット5のフォースパターンは、力の急激な増加及び急激な減少を行うので、ノブ4において受ける力覚はクリック感となる。従って図3の自動車のディスプレー11においては、カーソル11aをノブ4によって移動させて行くと、カーソル11aがスイッチパターン11b,11c,11d,11eに対応する第2領域12bに入る時、その境界付近で、ノブ4はクリック感を第2力覚として付与されることになる。
【0083】
【発明の効果】
上記したように、本発明の力覚付与装置は、ディスプレー上のX,Yの2次元平面上でカーソルを動かす操作部と、操作部の動きに対応して操作部に力覚を付与するアクチュエータと、このアクチュエータを制御する制御部とを備え、2次元平面上には第1、第2の領域を有し、第1の領域にカーソルがあるとき、アクチュエータによって操作部に所定の第1力覚を付与すると共に、第2の領域にカーソルがあるとき、アクチュエータによって操作部に第1力覚とは異なる第2力覚を付与し、第2力覚は所定のユニットフォースパターンで構成されて、第1のメモリに記憶され、第2力覚を持った第2の領域が2次元平面上に配置されるようにした。
【0084】
この構成により、所定のユニットフォースパターンが第1のメモリに記憶され、この所定のユニットフォースパターンを持った第2の領域を2次元平面上に配置したので、必要なメモリ量が少なくて済み、多くの種類のフォースパターンを生成できる力覚付与装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の力覚付与装置の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の力覚付与装置の実施形態のブロック図である。
【図3】本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット1のユニットフォースパターンを示す図である。
【図4】本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット2のユニットフォースパターンを示す図である。
【図5】本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット3のユニットフォースパターンを示す図である。
【図6】本発明の力覚付与装置の実施形態の自動車のディスプレーに表示されたスイッチパターンと、これに対応するユニットフォースパターンを示す図である。
【図7】本発明の力覚付与装置の実施形態の自動車のナビゲーションシステムのディスプレーに表示されたランドマークと、これに対応するユニットフォースパターンを示す図である。
【図8】本発明の力覚付与装置の実施形態のパソコンディスプレーに現れたリンクと、これに対応するユニットフォースパターンを示す図である。
【図9】本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット4のユニットフォースパターン示す図である。
【図10】本発明の力覚付与装置の実施形態のユニット5のユニットフォースパターン示す図である。
【図11】従来の力覚付与装置のブロック図である。
【図12】従来の力覚付与装置の一つの発生力のフォースパターンを示す図である。
【図13】従来の力覚付与装置の他の発生力のフォースパターンを示す図である。
【符号の説明】
4 ノブ(操作部)
6 X位置センサ
7 Y位置センサ
8 Xアクチュエータ
9 Yアクチュエータ
10 制御部
10a 第1のメモリ
10b 第2のメモリ
10c コントローラ
11,13,15 ディスプレー
11a,13a,15a カーソル
11b,11c,11d,11e スイッチパターン
12,14,16 2次元平面
12a,14a,16a 第1の領域
12b,14b,16b 第2の領域
13b 地図画面
13c ランドマーク
15b 表示画面
15c アドレス

Claims (12)

  1. ディスプレー上のX,Yの2次元平面上でカーソルを動かす操作部と、前記操作部の動きに対応して前記操作部に力覚を付与するアクチュエータと、このアクチュエータを制御する制御部とを備え、前記2次元平面上には第1、第2の領域を有し、前記第1の領域に前記カーソルがあるとき、前記アクチュエータによって前記操作部に所定の第1力覚を付与すると共に、前記第2の領域に前記カーソルがあるとき、前記アクチュエータによって前記操作部に前記第1力覚とは異なる第2力覚を付与し、前記第2力覚は前記アクチュエータより発生される発生力を記憶したユニットフォースパターンで構成されて、第1のメモリに記憶され、第2のメモリには前記ユニットフォースパターンの配置の仕方を決める配置パターンが記憶され、前記第2のメモリで前記第2の領域の位置が決定され、前記第2力覚を持った前記第2の領域が前記2次元平面上に配置されるようにした力覚付与装置であって、前記制御部は、前記配置パターンに前記ユニットフォースパターンを入れ込んで合成された合成フォースパターンを作り、この合成フォースパターンに基づき前記アクチュエータを駆動することを特徴とする力覚付与装置。
  2. 前記第2の領域は複数個あることを特徴とする請求項1記載の力覚付与装置。
  3. 前記第1のメモリは異なる複数個の前記ユニットフォースパターンが記憶され、前記制御部によって、前記複数個の内から所定の一つの前記ユニットフォースパターンが前記第2の領域に選択されることを特徴とする請求項1または2記載の力覚付与装置。
  4. 前記第2のメモリには、前記ユニットフォースパターン毎に対応して座標のテーブルが記憶され、一つの前記ユニットフォースパターンが選択された時、このユニットフォースパターンに対応する前記第2の領域の位置が前記第2のメモリで決定されることを特徴とする請求項記載の力覚付与装置。
  5. 前記第2の領域は、前記2次元平面上で位置が移動可能であって、前記座標のテーブルは、前記2次元平面の位置の移動に応じて書き換えられて、前記第2のメモリに記憶されるようにしたことを特徴とする請求項記載の力覚付与装置
  6. 前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンは、前記第1力覚の力より減少した後増加し、しかる後前記第1力覚の力に戻り、前記操作部に引き込み感を付与することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の力覚付与装置。
  7. 前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンは、前記第1力覚の力より徐々に減少した後徐々に増加し、しかる後前記第1力覚の力に戻り、前記操作部に引き込み感を付与することを特徴とする請求項に記載の力覚付与装置。
  8. 前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンは、前記第1力覚の力より減少した後増加することを繰り返して、前記操作部にざらつき感を付与することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の力覚付与装置。
  9. 前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンは、前記第1力覚の力より増加した後減少させて、前記操作部にクリック感を付与することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の力覚付与装置。
  10. 前記第1力覚は前記第1領域内で一定の力を付与するようにしたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の力覚付与装置。
  11. 前記アクチュエータはXアクチュエータとYアクチュエータからなり、前記Xアクチュエータは前記2次元平面上で、X方向の力を前記操作部に与え、前記Yアクチュエータは前記2次元平面上で、Y方向の力を前記操作部に与えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の力覚付与装置。
  12. 前記X方向の力または/及び前記Y方向の力によって、前記第2力覚の前記ユニットフォースパターンが形成されたことを特徴とする請求項11記載の力覚付与装置。
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