JP3986808B2 - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3986808B2
JP3986808B2 JP2001364621A JP2001364621A JP3986808B2 JP 3986808 B2 JP3986808 B2 JP 3986808B2 JP 2001364621 A JP2001364621 A JP 2001364621A JP 2001364621 A JP2001364621 A JP 2001364621A JP 3986808 B2 JP3986808 B2 JP 3986808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
etching
dry etching
layer
tungsten
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001364621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003017475A (ja
Inventor
孝之 深澤
昭貴 清水
理人 櫛引
朝夫 山下
文彦 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2001364621A priority Critical patent/JP3986808B2/ja
Priority to KR1020037013572A priority patent/KR100593826B1/ko
Priority to US10/475,268 priority patent/US7192532B2/en
Priority to CNB028083849A priority patent/CN1310293C/zh
Priority to PCT/JP2002/001785 priority patent/WO2002086957A1/ja
Priority to TW091105199A priority patent/TWI293092B/zh
Publication of JP2003017475A publication Critical patent/JP2003017475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3986808B2 publication Critical patent/JP3986808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造におけるドライエッチング方法に係り、特に、ポリシリコン層の上に形成されたバリアメタル層及びタングステン層又はタングステン層を、マスク層を介してエッチングするドライエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば、半導体装置におけるMOSトランジスタのゲート電極では、ポリシリコン層(多結晶シリコン)の上にタングステン等の金属層を積層させた構造のものが多く使用されている。
【0003】
かかる構造のゲート電極等を製造する場合、図5(a)に示すように、シリコン基板201上に、ゲート酸化膜(SiO2 )202、ポリシリコン層203、窒化タングステン等からなるバリアメタル層204、タングステン層205をこの順で順次形成し、タングステン層205の上に、シリコン窒化膜等からなるパターニングされたマスク層206を形成する。なお、各層の膜厚は、例えば、ゲート酸化膜202が3.5〜6.5nm、ポリシリコン層203が80nm、バリアメタル層204が4nm、タングステン層205が35nm、マスク層206が150nm程度とされる。
【0004】
そして、このマスク層206を介して、エッチングを行うことにより、まず、図5(b)に示すように、タングステン層205とバリアメタル層204とをパターニングするが、かかるエッチング工程では、従来、例えば、Cl2 +O2 +NF3 (流量例えば、20/20/20sccm)等からなるエッチングガスを使用したプラズマエッチングが一般的に用いられている。なお、かかるエッチング工程では、マスク層206もある程度エッチングされ、その厚さが減少する。
以上のようなタングステン層205及びバリアメタル層204のエッチングの後、ポリシリコン層203のエッチングが行われ、ポリシリコン層203のパターニングが行われて、所定パターンの電極構造が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したとおり、従来では、例えば、Cl2 +O2 +NF3 (流量20/20/20sccm)からなるエッチングガスを使用した1ステップのプラズマエッチング等により、タングステン層及びバリアメタル層のエッチングが行われている。
【0006】
しかしながら、かかる従来の方法では、タングステンと、ポリシリコンとの選択比(タングステンのエッチングレート/ポリシリコンのエッチングレート)が、略1程度であり、かかる選択比を高めることができないという問題がある。
【0007】
このため、タングステン層及びバリアメタル層を完全に除去するために、下地層であるポリシリコン層が露出し始めた後もある程度の時間エッチングを続行すると、図5(b)に示すように、ポリシリコン層203の表面もエッチングされてしまい、同図に示す膜厚Tの分だけ、ポリシリコン層203の膜厚が減少してしまうという問題が生じる。
【0008】
上記の問題は、特に、形成されるパターンの形状が、隣接するパターン同士が近接して密に配置された部分と、隣接するパターン同士が離間して疎に配置された部分を有する場合に大きな問題となる。
【0009】
すなわち、パターンが、密に配置された(パターン開孔径:パターン開孔間距離=1:0.8〜1:1)部分と、疎に配置された(パターン開孔径:パターン開孔間距離=1:10〜1:10000)部分とによって、タングステンのエッチングレートに相違が生じるため、結果として、下地のポリシリコン層が露出するタイミングにずれが生じ、ポリシリコン層が早く露出した部分では、ポリシリコン層のエッチング量が多くなり、その膜厚の減少量が増大してしまうからである。
【0010】
例えば、かかるポリシリコン層のエッチング量を測定する実験を行ったところ、最もエッチングレートの低いウエハの中央部のパターンが密に配置された部分で完全にポリシリコン層が露出するまでエッチングを行うと、最もエッチングレートが高いウエハの周縁部のパターンが疎に配置された部分では、ポリシリコン層が36.7nmエッチングされてしまうという実験結果が得られた。
【0011】
そして、上記のようにポリシリコン層がエッチングされてしまうと、次の工程であるポリシリコン層のエッチング工程において、ポリシリコン層の膜厚が薄い部分では、早く下層のゲート酸化膜が露出し、このゲート酸化膜がダメージを受けるため、ゲート酸化膜がブレイクする等の現象が生じ、歩留まりの低下や品質の低下を招くという問題があった。
【0012】
本発明は、かかる従来の事情に対処してなされたもので、従来に較べてタングステンとシリコンとの選択比を向上させることができ、良質な半導体装置を安定して製造することのできるドライエッチング方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ポリシリコン層の上に形成された窒化タングステンからなるバリアメタル層及びタングステン層を、シリコン窒化膜からなるマスク層を介してエッチングし、当該バリアメタル層及びタングステン層を所定のパターンにパターニングするドライエッチング方法であって、
2 ガスとO2 ガスとNF3 ガスとを含むエッチングガスを用いたプラズマエッチングによって、前記バリアメタル層及びタングステン層をエッチングすることを特徴とする。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1記載のドライエッチング方法において、前記プラズマエッチングが、平行平板型のプラズマエッチング装置によって行われることを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1又は2項記載のドライエッチング方法において、前記所定のパターンは、隣接するパターン同士が近接して密に配置された部分と、隣接するパターン同士が離間して疎に配置された部分を有することを特徴とする。
【0016】
請求項4の発明は、ポリシリコン層の上に形成された窒化タングステンからなるバリアメタル層及びタングステン層を、シリコン窒化膜からなるマスク層を介してエッチングし、当該バリアメタル層及びタングステン層を所定のパターンにパターニングするドライエッチング方法であって、Cl2 ガスとO2 ガスとNF3 ガスとを含む第1のエッチングガスを用いたプラズマエッチングを行う第1の工程と、前記第1の工程の後、前記第1のエッチングガスよりCl 2 ガスの量を減少させた、若しくは、Cl 2 ガスを除いた第2のエッチングガスを用いたプラズマエッチングを行う第2の工程とを具備し、前記第1の工程において前記ポリシリコン層が露出し始めた時点で前記第2の工程に切り替えることを特徴とする。
【0018】
請求項5の発明は、請求項4記載のドライエッチング方法において、プラズマ中の所定の波長の光を検出することによって、前記ポリシリコン層が露出し始めた時点を検出することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5記載のドライエッチング方法において、前記所定の波長が、578nm若しくは542nmであることを特徴とする。
【0019】
請求項7の発明は、請求項4〜6いずれか1項記載のドライエッチング方法において、前記第1及び第2の工程が、平行平板型のプラズマエッチング装置によって行われることを特徴とする。
【0020】
請求項8の発明は、請求項7項記載のドライエッチング方法において、前記平行平板型のプラズマエッチング装置は被処理基板が載置される下部電極に高周波電力を供給可能に構成され、前記第2の工程において前記下部電極に供給される高周波電力は、前記第1の工程において前記下部電極に供給される高周波電力よりも増加されることを特徴とする。
【0021】
請求項9の発明は、請求項4〜8いずれか1項記載のドライエッチング方法において、前記所定のパターンは、隣接するパターン同士が近接して密に配置された部分と、隣接するパターン同士が離間して疎に配置された部分を有することを特徴とする。
【0023】
請求項10の発明は、ポリシリコン層の上に形成されたタングステン層を、シリコン窒化膜からなるマスク層を介してエッチングし、当該タングステン層を所定のパターンにパターニングするドライエッチング方法であって、Cl2 ガスとO2 ガスとNF3 ガスとを含む第1のエッチングガスを用いたプラズマエッチングを行う第1の工程と、前記第1の工程の後、N2 ガスとNF3 ガスとを含む第2のエッチングガスを用いたプラズマエッチングを行う第2の工程とを具備し、前記第1の工程において前記ポリシリコン層が露出し始めた時点で前記第2の工程に切り替えることを特徴とする。
【0024】
請求項11の発明は、請求項10記載のドライエッチング方法において、前記ポリシリコン層と前記タングステン層との間に窒化タングステンからなるバリアメタル層が形成され、当該バリアメタル層と前記タングステン層を所定のパターンにパターニングすることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を、図面を参照して実施の形態について説明する。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態を説明するため、半導体ウエハ(シリコン基板)の縦断面の一部を拡大して模式的に示すものである。同図(a)に示すとおり、シリコン基板101の上には、ゲート酸化膜(SiO2 )102、ポリシリコン層103、窒化タングステン等からなるバリアメタル層104、タングステン層105が、下側からこの順で形成されており、タングステン層105上には、所定のパターンにパターニングされたマスク層106が形成されている。なお、各層の膜厚は、例えば、ゲート酸化膜102が3.5〜6.5nm、ポリシリコン層103が80nm、バリアメタル層104が4nm、タングステン層105が35nm、マスク層106が150nm程度とされる。
【0028】
上記マスク層106は、シリコン窒化膜等から構成されており、図中左側部分に示すように、隣接するパターン同士が近接して密に配置された部分と、図中右側部分に示すように、隣接するパターン同士が離間して疎に配置された部分を有する形状のパターンとされている。
【0029】
本実施形態においては、図1(a)に示す状態から、エッチングガスとして、N2 +O2 +NF3 のガスを使用し、プラズマエッチングにより、タングステン層105及びバリアメタル層104をエッチングする。
【0030】
そして、図1(b)に示す状態のように、タングステン層105及びバリアメタル層104が完全に除去され、たポリシリコン層103が完全に露出した状態となった時点で、エッチング工程を終了する。
【0031】
これによって、Cl2 +O2 +NF3 のエッチングガスを使用した従来の方法と同様に、パターン形状が良好で、残渣が生じることもなく、エッチングを行うことができ、これに加えて、オーバーエッチング時のタングステンとポリシリコンとの選択比(タングステンのエッチングレート/ポリシリコンのエッチングレート)を高めることができるので、ポリシリコン層103をほとんどエッチングせずに、タングステン層105及びバリアメタル層104を完全に除去することができる。
【0032】
図2は、本発明の他の実施形態を示すもので、同図に示す実施形態においては、前述した実施の形態と同様な構造に形成された半導体ウエハ(シリコン基板)に対して、まず、図2(a)に示す状態から、エッチングガスとしてCl2 +O2 +NF3 のガスを使用し、プラズマエッチングにより、タングステン層105及びバリアメタル層104をエッチング(メインエッチング)する。
【0033】
そして、図2(b)に示す状態のように、半導体ウエハ面内の一部で、下層のポリシリコン層103が露出し始めた時点で、エッチングガスを、Cl2 を除いたO2 +NF3 のガスとするか、若しくは、O2 +NF3 に微量のCl2 を添加したガスであって上述した工程よりもCl2 の添加量を減少させたガスとして、エッチング(オーバエッチング)を行う。そして、図2(c)に示すように、半導体ウエハ面内のポリシリコン層103が完全に露出した状態となった時点で、エッチング工程を終了する。
【0034】
なお、上記エッチング工程の切替えは、プラズマを生起したまま、ガスのみを切替えて行っても、プラズマを一旦消してガスを切り換えてから、再度プラズマを生起させて行っても良い。
【0035】
また、上記のエッチング工程切替えのためのエッチング状態の検出は、プラズマの発光スペクトルを検出することによって行う。すなわち、例えば、図3に示すように、プラズマ光の中の特定波長の光(図3に示す例では542nm)の時間変化を測定することにより、エッチング状態を検出し、図3に示すようにかかる波長の光の強度が低下し始めた時点P1でエッチング工程を切替え、光の強度が低下し終えて略一定となった時点P2でエッチング工程を終了する。なお、上記の波長としては、542nmの他、578nm等も使用することができる。
【0036】
上記の実施形態によれば、メインエッチングは、従来方法と同様にエッチングが行われ、オーバーエッチング時のみ、タングステンとポリシリコンとの選択比(タングステンのエッチングレート/ポリシリコンのエッチングレート)を高めることができるので、ポリシリコン層103をほとんどエッチングせずに、タングステン層105及びバリアメタル層104を完全に除去することができる。
【0037】
次に、参考例について説明する。この実施形態においては、前述した図1(a)に示されるようなシリコン基板101において、シリコン層103上に、直接タングステン層105が形成され、タングステン層105上に所定のパターンにパターニングされたマスク層106が形成され、このタングステン層105をエッチングする場合の参考例である。
【0038】
なお、図1に示した場合と同様に、シリコン層103と、タングステン層105との間に、窒化タングステン等のバリアメタル層104があってもよい。
【0039】
また、シリコン層103は、単結晶シリコン、アモルファスシリコン、ポリシリコンのいずれでもよい。
【0040】
そして、この参考例では、図1(a)に示すような状態から、エッチングガスとして、N2 +NF3 のガスを使用し、プラズマエッチングにより、タングステン層105(若しくは窒化タングステン等のバリアメタル層104とタングステン層105)をエッチングし、図1(b)に示す状態のように、タングステン層105が完全に除去され、シリコン層103が完全に露出した状態となった時点で、エッチング工程を終了する。
【0041】
これによって、パターン形状が良好で、残渣が生じることもなく、エッチングを行うことができ、これに加えて、オーバーエッチング時のタングステンとシリコンとの選択比(タングステンのエッチングレート/シリコンのエッチングレート)を高めることができるので、シリコン層103をほとんどエッチングせずに、タングステン層105を完全に除去することができる。また、この実施形態の場合、タングステンエッチング後のシリコン表面は、従来のCl2 +O2 +NF3 のエッチングガスを使用した場合に比べてかなり滑らかにすることができる。
【0042】
次にまた、本発明の他の実施形態について説明する。この実施形態では、上記のN2+NF3 のガスを使用した参考例において、前述した図2に示した2段階のエッチングのように、比較的エッチングレートが高いCl2 +O2 +NF3 のガスで途中までエッチングし、図2(b)に示すように半導体ウエハ面内の一部で、下層のポリシリコン層103が露出し始めた時点で比較的エッチングレートが低いものの高選択比が得られるN2 +NF3 のガスを使用したエッチングを行うものである。この実施形態では、上記の参考例の効果に加えて、エッチングを速く行うことができるという効果が得られる。
【0043】
図4は、本発明の実施形態に使用するプラズマ処理装置の構成の一例を模式的に示すものである。同図に示すように、プラズマ処理装置1は、電極板が上下平行に対向し、一方にプラズマ形成用電源が接続された容量結合型平行平板エッチング装置として構成されている。
【0044】
このエッチング処理装置1は、例えば表面がアルマイト処理(陽極酸化処理)されたアルミニウムからなる円筒形状に成形されたチャンバー2を有しており、このチャンバー2は接地されている。チャンバー2内の底部にはセラミックなどの絶縁板3を介して、ウエハW(シリコン基板101)を載置するための略円柱状のサセプタ支持台4が設けられており、さらにこのサセプタ支持台4の上には、下部電極を構成するサセプタ5が設けられている。このサセプタ5にはハイパスフィルター(HPF)6が接続されている。
【0045】
サセプタ支持台4の内部には、温度調節媒体室7が設けられており、導入管8を介して温度調節媒体室7に温度調節媒体が導入、循環され、サセプタ5を所望の温度に制御できるようになっている。
【0046】
サセプタ5は、その上中央部が凸状の円板状に成形され、その上にウエハWと略同形の静電チャック11が設けられている。静電チャック11は、絶縁材の間に電極12が介在された構成となっており、電極12に接続された直流電源13から例えば1.5kVの直流電圧が印加されることにより、クーロン力によってウエハWを静電吸着する。
【0047】
そして、絶縁板3、サセプタ支持台4、サセプタ5、さらには静電チャック11には、被処理体であるウエハWの裏面に、伝熱媒体、例えばHeガスなどを供給するためのガス通路14が形成されており、この伝熱媒体を介してサセプタ5とウエハWとの間の熱伝達がなされ、ウエハWが所定の温度に維持されるようになっている。
【0048】
サセプタ5の上端周縁部には、静電チャック11上に載置されたウエハWを囲むように、環状のフォーカスリング15が配置されている。このフォーカスリング15はセラミックス或いは石英などの絶縁性材料からなり、エッチングの均一性を向上させるようになっている。
【0049】
また、サセプタ5の上方には、このサセプタ5と平行に対向して上部電極21が設けられている。この上部電極21は、絶縁材22を介して、チャンバー2の上部に支持されており、サセプタ5との対向面を構成し、多数の吐出孔23を有する例えば石英からなる電極板24と、この電極24を支持する導電性材料例えば表面がアルマイト処理されたアルミニウムからなる電極支持体25とによって構成されている。なお、サセプタ5と上部電極21との間隔は、調節可能とされている。
【0050】
上部電極21における電極支持体25の中央にはガス導入口26が設けられ、さらにこのガス導入口26には、ガス供給管27が接続されており、さらにこのガス供給管27には、バルブ28、並びにマスフローコントローラ29を介して、処理ガス供給源30が接続され、この処理ガス供給源30から、プラズマエッチングのためのエッチングガスが供給されるようになっている。なお、図4には、上記の処理ガス供給源30等からなる処理ガス供給系を1つのみ図示しているが、これらの処理ガス供給系は複数設けられており、例えば、N2 、Cl2 、O2 、NF3 等のガスを夫々独立に流量制御して、チャンバー2内に供給できるよう構成されている。
【0051】
一方、チャンバー2の底部には排気管31が接続されており、この排気管31には排気装置35が接続されている。排気装置35はターボ分子ポンプなどの真空ポンプを備えており、これによりチャンバー2内を所定の減圧雰囲気、例えば1Pa以下の所定の圧力まで真空引き可能なように構成されている。また、チャンバー2の側壁にはゲートバルブ32が設けられており、このゲートバルブ32を開にした状態でウエハWが隣接するロードロック室(図示せず)との間で搬送されるようになっている。
【0052】
上部電極21には、第1の高周波電源40が接続されており、その給電線には整合器41が介挿されている。また、上部電極21にはローパスフィルター(LPF)42が接続されている。この第1の高周波電源40は、50〜150MHzの範囲の周波数を有しており、このように高い周波数を印加することによりチャンバー2内に好ましい解離状態でかつ高密度のプラズマを形成することができ、従来より低圧条件下のプラズマ処理が可能となる。この第1の高周波電源40の周波数は、50〜80MHzが好ましく、典型的には図示した60MHzまたはその近傍の条件が採用される。
【0053】
下部電極としてのサセプタ5には、第2の高周波電源50が接続されており、その給電線には整合器51が介挿されている。この第2の高周波電源50は数百〜十数MHzの範囲の周波数を有しており、このような範囲の周波数を印加することにより、被処理体であるウエハWに対してダメージを与えることなく適切なイオン作用を与えることができる。第2の高周波電源50の周波数は、典型的には図示した13.56MHzまたはその近傍の条件が採用される。
【0054】
次に、上記構成のプラズマ処理装置1によって、ウエハW(シリコン基板101)に形成されたタングステン層105及びバリアメタル層104をエッチングする工程について説明する。
【0055】
まず、前述した図1(a)の状態とされたウエハW(シリコン基板101)を、ゲートバルブ32を開放して、図示しないロードロック室からチャンバー2内へ搬入し、静電チャック11上に載置する。そして、高圧直流電源13から直流電圧を印加することによって、ウエハWを静電チャック11上に静電吸着する。
【0056】
次いで、ゲートバルブ32を閉じ、排気機構35によって、チャンバー2内を所定の真空度まで真空引した後、バルブ28を開放し、処理ガス供給源30からN2 +O2 +NF3 等の所定のエッチングガスを、マスフローコントローラ29によってその流量を調整しつつ、処理ガス供給管27、ガス導入口26、上部電極21の中空部、電極板24の吐出孔23を通じて、図4の矢印に示すように、ウエハWに対して均一に吐出させる。これとともに、チャンバー2内の圧力が、所定の圧力に維持され、第1の高周波電源40及び第2の高周波電源50から、上部電極21及び下部電極としてのサセプタ5に高周波電圧を印加し、エッチングガスをプラズマ化して、ウエハWのタングステン層105及びバリアメタル層104のエッチングを行う。
【0057】
また、エッチングの終点は、図示しない終点検出器によって、上記プラズマの所定波長の発光強度を測定することによって、検出し、前述したようにエッチングの切替えも、かかる検出結果に基づいて行う。
【0058】
上述の装置を用いて、図1に示した工程、つまり、エッチングガスとして、N2 +O2 +NF3 のガスを使用し、タングステン層105及びバリアメタル層104をエッチングした結果、タングステンのエッチングレートが170nm/分、ポリシリコンのエッチングレートが33nm/分、選択比が5.1であり、エッチング終了時のポリシリコン層の減少量は、6nm以下であった。また、マスク層の窒化シリコンのエッチングレートが34nm/分、エッチング終了時の窒化シリコン層の減少量は12.2nmであった。なお、エッチング条件は、
【0059】
2 +O2 +NF3 ガス流量:20/20/20sccm、
圧力:0.67Pa
上部電極印加高周波電力:500W
下部電極印加高周波電力:100W
電極間距離:150mm
温調用ヘリウムガス圧力:2660Pa
サセプタ温度:60℃
である。一方、比較のために、従来の方法、つまりエッチングガスとして、Cl2 +O2 +NF3 のガスを使用し、タングステン層105及びバリアメタル層104をエッチングした結果、タングステンのエッチングレートが306nm/分、ポリシリコンのエッチングレートが310nm/分、選択比が1.0であり、エッチング終了時のポリシリコン層の減少量は、36.7nm以下であった。また、マスク層の窒化シリコンのエッチングレートが164nm/分、エッチング終了時の窒化シリコン層の減少量は36.9nmであった。なお、エッチング条件は、
【0060】
Cl2 +O2 +NF3 ガス流量:20/20/20sccm、
圧力:0.67Pa
上部電極印加高周波電力:500W
下部電極印加高周波電力:150W
電極間距離:150mm
温調用ヘリウムガス圧力:399Pa
サセプタ温度:90℃
である。
【0061】
以上のとおり、上記実施例によれば、従来方法に比べて、選択比を約5倍、ポリシリコン層の減少量を1/6以下、マスク層の窒化シリコン層の減少量を約1/3とすることができた。したがって、ポリシリコン層をエッチングする際に、下層のゲート酸化膜(SiO2 )がタメージを受けることを抑制することができ、ゲート酸化膜のブレークの発生を抑制することができる。なお、上記実施例において、従来方法に比べてサセプタ温度を低下させ、温調用ヘリウムガス圧力を高くしたのは、エッチング中の半導体ウエハの温度を低下させて、サイドエッチング量を減少させるためであり、かかる温度制御を行うことによって、良好な形状にエッチングを行うことができた。
【0062】
また、図4に示した装置によって、図2に示した工程、つまり、第1の工程のエッチングガスとして、Cl2 +O2 +NF3 のガスを使用し、第2の工程のエッチングガスとして、O2 +NF3 のガスを使用して、2ステップによるタングステン層105及びバリアメタル層104をエッチングした結果、O2 +NF3 のガスを使用した2ステップ目におけるタングステンのエッチングレートが281nm/分、ポリシリコンのエッチングレートが98nm/分、選択比が2.9であり、エッチング終了時のポリシリコン層の減少量は6nm以下であった。この2ステップ目のエッチングでは、Cl2 の流量比を低下させ、かつO2 の流量比を増加させることにより、ポリシリコンのエッチングを抑制し、選択比を向上できた。なお、1ステップ目のエッチング条件は、前記した従来方法と同様であり、2ステップ目のエッチング条件は、
【0063】
2 +NF3 ガス流量:20/20sccm、
圧力:0.67Pa
上部電極印加高周波電力:500W
下部電極印加高周波電力:150W
電極間距離:150mm
温調用ヘリウムガス圧力:399Pa
サセプタ温度:90℃
である。
【0064】
以上のとおり、図2に示した工程による実施例においても、従来に比べて選択比を向上させることができ、ポリシリコン層の減少量を従来に比べて抑制することができた。
【0065】
また、エッチング後のウエハを、走査電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、残渣が僅かに生じることがあったが、この場合は、2ステップ目のエッチング時間を長くすることにより低減し、無くすことができた。マスク層の減少量を大きくしないため2ステップ目のエッチング時間は30秒以下が好ましい。また、上記2ステップ目のエッチングガスに、5sccm程度の僅かなCl2 ガスを添加することによっても、かかる残渣の発生を防止することができた。Cl2 ガスの添加量は、選択比を低下させないため、O2 ガスとNF3 ガスとの合計のガス流量に対して12.5%以下が好ましい。
【0066】
さらにまた、上記実施例においては、タングステン層の裾部分が僅かにテーパ状になる所謂裾引きが見られたが、かかる裾引きは、下部電極印加高周波電力を300Wに増やすことによって、防止することができた。
【0067】
したがって、上述した2ステップ目のエッチングにおいては、5sccm程度の僅かなCl2 ガスを添加し、また、下部電極印加高周波電力を300W程度に増やすことが好ましい。
【0068】
また、図4に示した装置によって、エッチングガスとして、N2 +NF3 のガスを使用し、タングステン層105をエッチングした。なお、エッチング条件は、
【0069】
2 +NF3 ガス流量:100/20sccm、
圧力:1.33Pa
上部電極印加高周波電力:300W
下部電極印加高周波電力:300W
電極間距離:150mm
温調用ヘリウムガス圧力:400Pa
サセプタ温度:60℃
である。
【0070】
2 +NF3 のガスを使用した工程による実施例においても、Cl2 +O2 +NF3 のガスを使用した工程に比べて選択比を向上させることができることが確認できた。
【0071】
なお、上記の例では、平行平板型のエッチング装置を使用した実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、下部電極に高周波電力を印加し、プラズマ生成空間に磁界を形成してプラズマ化を促進するエッチング装置等あらゆるプラズマエッチング装置を使用できることは、勿論である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のドライエッチング方法によれば、タングステンとシリコンとの選択比を向上させることができ、良質な半導体装置を安定して製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明するためのウエハ断面の構成を模式的に示す図。
【図2】本発明の他の実施形態を説明するためのウエハ断面の構成を模式的に示す。
【図3】本発明の実施形態における終点検出の例を説明するための図。
【図4】本発明の実施形態に使用する装置の構成の例を示す図。
【図5】従来の技術を説明するためのウエハ断面の構成を模式的に示す図。
【符号の説明】
101……シリコン基板、102……ゲート酸化膜、103……ポリシリコン層、104……バリアメタル層、105……タングステン層、106……マスク層。

Claims (11)

  1. ポリシリコン層の上に形成された窒化タングステンからなるバリアメタル層及びタングステン層を、シリコン窒化膜からなるマスク層を介してエッチングし、当該バリアメタル層及びタングステン層を所定のパターンにパターニングするドライエッチング方法であって、
    2 ガスとO2 ガスとNF3 ガスとを含むエッチングガスを用いたプラズマエッチングによって、前記バリアメタル層及びタングステン層をエッチングすることを特徴とするドライエッチング方法。
  2. 請求項1記載のドライエッチング方法において、
    前記プラズマエッチングが、平行平板型のプラズマエッチング装置によって行われることを特徴とするドライエッチング方法。
  3. 請求項1又は2項記載のドライエッチング方法において、
    前記所定のパターンは、隣接するパターン同士が近接して密に配置された部分と、隣接するパターン同士が離間して疎に配置された部分を有することを特徴とするドライエッチング方法。
  4. ポリシリコン層の上に形成された窒化タングステンからなるバリアメタル層及びタングステン層を、シリコン窒化膜からなるマスク層を介してエッチングし、当該バリアメタル層及びタングステン層を所定のパターンにパターニングするドライエッチング方法であって、
    Cl2 ガスとO2 ガスとNF3 ガスとを含む第1のエッチングガスを用いたプラズマエッチングを行う第1の工程と、
    前記第1の工程の後、前記第1のエッチングガスよりCl2 ガスの量を減少させた、若しくは、Cl2 ガスを除いた第2のエッチングガスを用いたプラズマエッチングを行う第2の工程と
    を具備し、前記第1の工程において前記ポリシリコン層が露出し始めた時点で前記第2の工程に切り替えることを特徴とするドライエッチング方法。
  5. 請求項4記載のドライエッチング方法において
    ラズマ中の所定の波長の光を検出することによって、前記ポリシリコン層が露出し始めた時点を検出することを特徴とするドライエッチング方法。
  6. 請求項5記載のドライエッチング方法において、
    前記所定の波長が、578nm若しくは542nmであることを特徴とするドライエッチング方法。
  7. 請求項4〜6いずれか1項記載のドライエッチング方法において、
    前記第1及び第2の工程が、平行平板型のプラズマエッチング装置によって行われることを特徴とするドライエッチング方法。
  8. 請求項7項記載のドライエッチング方法において、
    前記平行平板型のプラズマエッチング装置は被処理基板が載置される下部電極に高周波電力を供給可能に構成され、前記第2の工程において前記下部電極に供給される高周波電力は、前記第1の工程において前記下部電極に供給される高周波電力よりも増加されることを特徴とするドライエッチング方法。
  9. 請求項4〜8いずれか1項記載のドライエッチング方法において、
    前記所定のパターンは、隣接するパターン同士が近接して密に配置された部分と、隣接するパターン同士が離間して疎に配置された部分を有することを特徴とするドライエッチング方法。
  10. ポリシリコン層の上に形成されたタングステン層を、シリコン窒化膜からなるマスク層を介してエッチングし、当該タングステン層を所定のパターンにパターニングするドライエッチング方法であって、
    Cl2 ガスとO2 ガスとNF3 ガスとを含む第1のエッチングガスを用いたプラズマエッチングを行う第1の工程と、
    前記第1の工程の後、N2 ガスとNF3 ガスとを含む第2のエッチングガスを用いたプラズマエッチングを行う第2の工程と
    を具備し、前記第1の工程において前記ポリシリコン層が露出し始めた時点で前記第2の工程に切り替えることを特徴とするドライエッチング方法。
  11. 請求項10記載のドライエッチング方法において、
    前記ポリシリコン層と前記タングステン層との間に窒化タングステンからなるバリアメタル層が形成され、当該バリアメタル層と前記タングステン層を所定のパターンにパターニングすることを特徴とするドライエッチング方法。
JP2001364621A 2001-04-19 2001-11-29 ドライエッチング方法 Expired - Fee Related JP3986808B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001364621A JP3986808B2 (ja) 2001-04-23 2001-11-29 ドライエッチング方法
KR1020037013572A KR100593826B1 (ko) 2001-04-19 2002-02-27 드라이 에칭 방법
US10/475,268 US7192532B2 (en) 2001-04-19 2002-02-27 Dry etching method
CNB028083849A CN1310293C (zh) 2001-04-19 2002-02-27 干蚀刻方法
PCT/JP2002/001785 WO2002086957A1 (fr) 2001-04-19 2002-02-27 Procede de gravure a sec
TW091105199A TWI293092B (ja) 2001-04-19 2002-03-19

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-124731 2001-04-23
JP2001124731 2001-04-23
JP2001364621A JP3986808B2 (ja) 2001-04-23 2001-11-29 ドライエッチング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003017475A JP2003017475A (ja) 2003-01-17
JP3986808B2 true JP3986808B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=26614024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001364621A Expired - Fee Related JP3986808B2 (ja) 2001-04-19 2001-11-29 ドライエッチング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3986808B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3872069B2 (ja) * 2004-04-07 2007-01-24 エルピーダメモリ株式会社 半導体装置の製造方法
WO2007094087A1 (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ドライエッチング方法、微細構造形成方法、モールド及びその製造方法
JP6077354B2 (ja) 2013-03-26 2017-02-08 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
US9418869B2 (en) * 2014-07-29 2016-08-16 Lam Research Corporation Method to etch a tungsten containing layer

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003017475A (ja) 2003-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4133810B2 (ja) ドライエッチング方法
US8128831B2 (en) Plasma etching method and computer-readable storage medium
US8609547B2 (en) Plasma etching method and computer-readable storage medium
JP2006203035A (ja) プラズマエッチング方法
JPH11219942A (ja) ドライエッチング方法および半導体装置の製造方法
JP2012033833A (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP6050944B2 (ja) プラズマエッチング方法及びプラズマ処理装置
TW201201276A (en) Plasma etching method, plasma etching apparatus and computer-readable storage medium
JP4351806B2 (ja) フォトレジストマスクを使用してエッチングするための改良技術
WO2002103773A1 (en) Dry-etcching method
US20050269294A1 (en) Etching method
KR20080006457A (ko) 플라즈마 에칭 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기억 매체
US20090029557A1 (en) Plasma etching method, plasma etching apparatus and storage medium
KR100593826B1 (ko) 드라이 에칭 방법
US7517468B2 (en) Etching method
JP3986808B2 (ja) ドライエッチング方法
JP4749683B2 (ja) エッチング方法
JP4498662B2 (ja) ドライエッチング方法
US6482744B1 (en) Two step plasma etch using variable electrode spacing
JP4546667B2 (ja) ドライエッチング方法
JP2002319569A (ja) ドライエッチング方法
JP3597721B2 (ja) エッチング方法および半導体装置の製造方法
JP3892744B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JPH08130211A (ja) エッチング方法
JPH10209126A (ja) プラズマエッチング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3986808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees