JP3986022B2 - 真珠光沢剤としてのシクロデキストリンの用途及び真珠光沢組成物 - Google Patents

真珠光沢剤としてのシクロデキストリンの用途及び真珠光沢組成物 Download PDF

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Description

本発明は生理学的に許容可能な水性媒体に少なくとも一の界面活性剤を含有せしめてなる組成物、特に化粧品用組成物における、真珠光沢剤としての、少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つの使用に関する。また本発明の主題は、生理学的に許容可能な水性媒体に、少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つ、及び少なくとも一の界面活性剤を含有せしめてなる真珠光沢組成物にあり;さらにその主題は、生理学的に許容可能な水性媒体に、少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つ、少なくとも一の界面活性剤、及び少なくとも一のコンディショニング剤を含有せしめてなる真珠光沢組成物にある。またさらに本発明の主題は、前記シクロデキストリン又はその誘導体の一つの、不溶性のコンディショニング剤を懸濁させる薬剤としての使用にある。
「真珠剤(pearling agent)」又は「真珠光沢剤(pearlescent agent)」は、真珠光沢、玉虫色、きらめき又は金属光沢のある外観又は効果を生じせしめる薬剤を意味すると理解される。
大気中の要因による作用、又は機械的もしくは化学的処理、例えば染色、脱色及び/又はパーマネントウエーブの作用で、様々な程度に敏感になった(すなわちダメージを受けた及び/又は脆性化した)毛髪は、多くの場合もつれをほぐしたりスタイリングすることが困難で、柔軟性に欠くことがよく知られている。
毛髪のもつれをほぐれやすくし、柔軟性、光沢及びしなやかさがあるものとするために、毛髪等のケラチン物質を洗浄又は手入れするための組成物に、コンディショニング剤、特に不溶性のコンディショニング剤を使用することが既に推奨されている。
ある種のコンディショニング剤、例えばシリコーン類又は油類には不溶性の特性が付与されているために、組成物の粘度及び洗浄及び発泡特性を低下させる原因となることなく、媒体におけるコンディショニング剤の均一な分散性を保持することが探求されている。コンディショニング剤、特にシリコーン類又は油類は、適用後も、柔軟性、光沢及びもつれのほぐれやすさをケラチン物質に付与するために、処理されたケラチン物質に担持されるべきである。
真珠光沢、きらめき又は金属光沢のある外観又は効果を有する製品、特に化粧品は、製品にリッチな外観を付与する美しい外観のために、消費者に幅広く評価されていることが知られている。この効果を付与する薬剤は、一般的に結晶の形態をしており、組成物に分散したまま光を反射させる真珠剤である。
長鎖エステル誘導体は、真珠光沢組成物、特に化粧品用組成物に幅広く使用されている。しかしながら、これらの誘導体は、経時的な組成物の粘度変化の原因になるといった、結晶化の問題を呈するおそれがあった。
長鎖のエーテル又はチオエーテル誘導体、例えば欧州特許出願第457688号及び国際公開第98/03155号に記載されているものが知られている。しかしながら、後者の薬剤は、組成物に真珠光沢を付与しないか、又は実質的に付与することなく、組成物を不透明化させる。
真珠光沢効果を得るために、真珠光沢剤を含有する組成物は、一般的に真珠光沢剤の融点以上に加熱し、ついで結晶化させるために冷却する。
これらの真珠光沢剤は低密度であるために、多くの場合、シャンプー表面で生じ、消費者にとって美しくない層を形成するといった不具合があることが観察される。
さらに、あるケースにおいて、これらの脂肪鎖化合物は、毛髪に帯電した感触を付与し、艶が失われ、毛髪のボリュームにかけるといった不具合を有する。
よって、上述した不具合を示さず、重要な成分、例えば不溶性のコンディショニング剤、特にシリコーン類の使用が可能な新規の真珠光沢剤が、今なお必要とされている。
本出願人は、驚くべきことに、ケラチン物質を処理するための組成物、特に化粧品用組成物に、少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つ、好ましくは少なくとも一の界面活性剤を使用することで、所望の美しさと化粧品特性を有すると同時に、真珠光沢のある外観を有する該組成物、特にシャンプーを調製可能であることを見いだした。
また本出願人は、シクロデキストリンの使用により、少なくとも一の界面活性剤を含有する組成物、特に化粧品用組成物に真珠光沢を生じせしめ、及び/又は真珠光沢の度合いを高めることができ、これが本発明の主題を構成することを発見した。
得られる真珠光沢にはかなりの光沢がある。さらに、組成物の調製は冷状態で実施することができ、これは非常に有利である。
さらに、シクロデキストリンにより、水及び/又は組成物に不溶のコンディショニング剤の懸濁性を維持することができる。また、温度に対しても粘度を安定にすることができる、すなわち温度に対する粘度変化を低減することができる。
本発明の主題は、少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つの、新規の真珠光沢及び/又は不透明化剤としての使用にある。また本発明の主題は、少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つの、少なくとも一の生理学的に許容可能な水性媒体及び少なくとも一の界面活性剤を含有する化粧品用、特に洗浄用及び/又はコンディショニング用組成物における、新規の真珠光沢及び/又は不透明化剤としての使用にある。
また本発明の主題は、水性、特に生理学的に許容可能な媒体に、少なくとも一の界面活性剤、及び少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つを含有せしめてなる、真珠光沢のある、特に化粧品用組成物において、該界面活性剤が組成物の真珠光沢を十分にする濃度で存在している組成物にある。
さらに本発明の主題は、水性、特に生理学的に許容可能な媒体に、少なくとも一の界面活性剤、及び少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つを含有せしめてなる、真珠光沢のある、特に化粧品用組成物において、該シクロデキストリン又はその誘導体の一つ、及び該界面活性剤が、組成物に不溶性の錯体を形成するのに十分な濃度で存在している組成物にある。
組成物は、非常に良好な均質性、及び良好な真珠光沢安定性、及びケラチン物質への適用に対して満足のいく粘度を示す。
本発明の他の主題は、以下の記載及び実施例を読むことにより明らかになるであろう。
シクロデキストリン類は、特に次の式:
Figure 0003986022
[上式中、xは4(α-シクロデキストリンに相当)、5(β-シクロデキストリン)又は6(γ-シクロデキストリン)に等しい数であってよい]
のオリゴ糖類である。
特に、ワッカー社(WACKER)からカバマックス(CAVAMAX)W7の名称で販売されているベータ-シクロデキストリン、及びワッカー社からカバマックスW8の名称で販売されているガンマ-シクロデキストリンを使用することができる。
シクロデキストリン誘導体は、例えばメチルシクロデキストリン、中でもワッカー社からカバソール(CAVASOL)W7の名称で市販されているメチル-ベータ-シクロデキストリンである。
本発明において、シクロデキストリン(類)は、最終組成物の全重量に対して0.2重量%〜30重量%、好ましくは1重量%〜15重量%、さらに好ましくは1.5重量%〜10重量%である。
本発明の組成物は、組成物の全重量に対して、一般的に約0.2重量%〜40重量%、好ましくは1重量%〜35重量%、さらに好ましくは1.5重量%〜30重量%の量で存在する、少なくとも一の界面活性剤をさらに含有していることが好ましい。
シクロデキストリン又はその誘導体の一つ及び界面活性剤は、組成物における、シクロデキストリンと界面活性剤又は界面活性剤類との間の不溶性錯体の形成、及び/又は組成物への真珠光沢の付与のために効果的な濃度で存在していることが好ましい。
界面活性剤が存在する場合、界面活性剤/シクロデキストリンの比率は、0.01〜300、好ましくは0.1〜100、特に0.3〜25で変化してよい。
本発明の実施に適した界面活性剤は任意の種類のものであって良く、好ましくは室温で水に溶解するものである:
(i)アニオン性界面活性剤(類):
本発明において、その性質はあまり重要ではない。
よって、本発明においてそれ自身で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリール-ポリエーテルスルファート類、モノグリセリドスルファート類、アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフィンスルホナート類、パラフィン-スルホナート類、アルキルスルホスクシナート類、アルキルエーテルスルホスクシナート類、アルキルアミドスルホスクシナート類、アルキルスルホスクシナマート類、アルキルスルホアセタート類、アルキルエーテルホスファート類、アシルサルコシナート類、アシルイセチオナート類及びN-アシルタウラート類の塩(特にアルカリ金属、特にナトリウムの塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)で、これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基が、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基が、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すものを挙げることができる。また、使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノール酸、パルミチン酸及びステアリン酸、コプラ油酸又は水素化コプラ油酸の塩、及びアシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることもできる。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えばアルキル-D-ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、並びにポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩、特に2〜50のエチレンオキシド基を有するもの、及びそれらの混合物を使用することもできる。
アニオン性界面活性剤として、本発明においてはアルキルスルファート及びアルキルエーテルスルファートの塩及びそれらの混合物が好ましく使用される。
(ii)非イオン性界面活性剤(類):
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されているエム・アール・ポーター(M..R. Porter)の「界面活性剤のハンドブック(Handbook of Surfactants)」、1991、116-178頁)を参照]であり、本発明において、それらの性質はあまり重要ではない。しかして、それらは、特に(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された、例えば8〜18の炭素原子を有する脂肪鎖を有する脂肪酸、アルキルフェノール類、アルファ-ジオール類又はアルコール類から選択することができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に2〜50の範囲、グリセロール基の数を特に2〜30の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、及び脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類、好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミン類、2〜30モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル、スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミンオキシド類又はN-アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類を挙げることもできる。アルキルポリグリコシド類が、特に本発明で適切な非イオン性界面活性剤を構成することを特筆しておく。
(iii)両性又は双性イオン性界面活性剤(類):
本発明において、両性又は双性イオン性界面活性剤の性質はあまり重要ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜18の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも一の水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C-C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルベタイン類又は(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
アミン誘導体としては、次の式:
-CONHCHCH-N(R)(R)(CHCOO-) (2)
[上式中:Rは、加水分解されたコプラ油中に存在する酸R-COOHから誘導されるアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Rはベータ-ヒドロキシエチル基を示し、Rはカルボキシメチル基を示す];及び
2’-CONHCHCH-N(B)(C) (3)
[上式中:
Bは-CHCHOX'を示し、Cはz=1又は2である-(CH)-Y'を示し、
X'は、-CHCH-COOH基又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、
2’は、加水分解されたアマニ油又はコプラ油中に存在する酸R-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC、C、C11又はC13、C17アルキル基及びそのイソ形、又は不飽和のC17基を示す];
の構造を有し、アンホカルボキシグリシナート類及びアンホカルボキシプロピオナート類の名称で、CTFA辞書、第3版、1982に分類されており、米国特許第2528378号及び米国特許第2781354号に記載され、ミラノール(MIRANOL)の名称で販売されている製品を挙げることができる。
例えば、ローディア・シミー社(RHODIA CHIMIE)からミラノールC2M濃縮物NPの商品名で販売されている、ココアンホジアセタートを挙げることができる。
(iv)カチオン性界面活性剤類:
カチオン性界面活性剤は、以下のものから選択され得る:
A)次の一般式(XII)の第4級アンモニウム塩:
Figure 0003986022
ここにおいて、Xはハロゲン化物(塩化物、臭化物又はヨウ化物)、又は(C-C)アルキルスルファート類、特にメチルスルファート、ホスファート類、アルキル又はアルキルアリール-スルホナート類の群から選択されるアニオン、アセタート又はラクタート等の有機酸から誘導されるアニオンであり、
i)RないしRの基は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で1〜4の炭素原子を有する脂肪族基、又はアリール又はアルキルアリールのような芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄、ハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ及びアルキルアミド基から選択される。
は、16〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示す。
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、セチルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)である。
ii)R及びRの基は同一でも異なっていてもよく、1〜4の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族基、又はアリールかアルキルアリール等の芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄、ハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、約1〜4の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、アルキルアミド及びヒドロキシアルキル基から選択され;R及びRは同一でも異なっていてもよく、12〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、該基は少なくとも1つのエステル又はアミド官能基を有し、
及びRは、特に(C12-C22)アルキルアミド(C-C)アルキル、(C12-C22)アルキルアセタート基から選択される。
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウム塩(例えば塩化物)である。
B)− イミダゾリニウムの第4級アンモニウム塩、例えば、次の式(XIII)のもの:
Figure 0003986022
ここにおいて、Rは、8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基、例えば獣脂脂肪酸から誘導されるものを表し、Rは水素原子、C-Cアルキル基、又は8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、RはC-Cアルキル基を表し、Rは水素原子、C-Cアルキル基を表し、Xはハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類からなる群から選択されるアニオンである。好ましくは、RとRは12〜21の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基の混合物、例えば獣脂脂肪酸から誘導されるものを示し、Rはメチルを示し、Rは水素を示す。このような製品は、例えば、ウィトゥコ社(WITCO)から、「リウォカット(REWOQUAT)」W75、W90、W75PG、W75HPGの名称で販売されているクアテルニウム(Quaternium)-27(CTFA 1997)又はクアテルニウム-83(CTFA 1997)である。
C)− 次の式(XIV)の第4級ジアンモニウム塩:
Figure 0003986022
ここにおいて、Rは約16〜30の炭素原子を有する脂肪族基を示し、R10、R11、R12、R13、R14は同一又は異なっており、水素、又は1〜4の炭素原子を有するアルキル基から選択され、Xはハロゲン化物、アセタート類、ホスファート類、ニトラート類及び硫酸メチルからなる群から選択されるアニオンである。このような第4級ジアンモニウム塩には、特にプロパン獣脂ジアンモニウムジクロリドが含まれる。
D)− 次の式(XV)の、少なくとも一のエステル官能基を有する第4級アンモニウム塩:
Figure 0003986022
ここにおいて:
− R15はC-Cアルキル基とC-Cのヒドロキシアルキル又はジヒドロキシアルキル基から選択され;
− R16は、
− 次の基:
Figure 0003986022
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C22炭化水素基であるR20
− 水素原子
から選択され、
− R18は、
− 次の基:
Figure 0003986022
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C炭化水素基であるR22
− 水素原子
から選択され、
− R17,R19及びR21は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C21炭化水素基から選択され;
− n、p及びrは同一又は異なっており、2〜6の範囲の整数であり;
− yは1〜10の範囲の整数であり;
− xとzは同一又は異なっており、0〜10の範囲の整数であり;
− Xは単一又は複合した有機又は無機のアニオンであり;
但し、x+y+zの合計は1〜15であり、xが0であればR16はR20を示し、zが0であれば、R18はR22を示す。
式(XV)のアンモニウム塩のうち以下の:
− R15がメチル又はエチル基を示し;
− xとyは1であり;
− zは0又は1であり;
− n、pとrは2であり;
− R16
− 次の基:
Figure 0003986022
− メチル、エチル又はC14-C22炭化水素基、
− 水素原子;
から選択され;
− R17、R19及びR21は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C21炭化水素基から選択され;
− R18
− 次の基:
Figure 0003986022
− 水素原子
から選択される、
ものが特に使用される。
このような化合物は、例えばコグニス社(COGNIS)からデハイカート(DEHYQUART)、ステパン社(STEPAN)からステパンカート(STEPANQUAT)、セカ社(CECA)からノキサミウム(NOXAMIUM)、リウォ-ウィトゥコ社(REWO-WITCO)からリウォカットWE18の名称で販売されている。
第4級アンモニウム塩としては、ゴールドシュミット社(GOLDSCHMIDT)からバリソフト(VARISOFT)PA TCの名称で市販されているパルミタミドプロピルトリメチルアモニウムクロリド又はセチルトリメチルアンモニウムクロリドが好ましい。
好ましく使用されるアニオン性界面活性剤は、アルファ-(C14-C16)オレフィンスルホン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム(sodium cocoyl isethionate)、2.2モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化された、ナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルエーテルスルファート類、ナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルスルファート類であり;また
− 両性界面活性剤、例えば、特に、38%の活性物質を含有する水溶液として「ミラノール(登録商標)C2M・CONCNP」の商品名で、又はミラノール(登録商標)C32の名称で、ローディア・シミー社から市販されているココアンホ二酢酸二ナトリウム又はココアンホプロピオン酸ナトリウムと称されるアミン誘導体か;
− 又は両性界面活性剤、例えばアルキルベタイン類、特にコグニス社から、32%の活性物質を含有する水溶液として「デハイトン(DEHYTON)(登録商標)AB30」の名称で市販されているココベタイン、又は例えば(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルベタイン類、特にゴールドシュミット社から市販されているテゴベタイン(TEGOBETAINE)(登録商標)F50、
のいずれかとの混合物が好適に使用される。
有利には、組成物における界面活性剤の相対濃度は:
−アニオン性界面活性剤(i)が、組成物の全重量に対して2〜50重量%、好ましくは3〜20重量%の量で存在し;
−両性界面活性剤(ii)が、組成物の全重量に対して1〜30重量%、好ましくは1〜15重量%の量で存在し;
−非イオン性界面活性剤(iii)が、組成物の全重量に対して1〜30重量%、好ましくは1〜15重量%の量で存在する、
ようになされる。
本発明の好ましい変形例において、化粧品用組成物はケラチン物質をコンディショニングするための薬剤をさらに含有していてよい。
よって、本発明の主題は、生理学的に許容可能な水性媒体に、少なくとも一の界面活性剤、少なくとも一のコンディショニング剤、及び少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つを含有する真珠光沢組成物、特に洗浄用及び/又はコンディショニング用組成物にある。
これらの組成物は、毛髪に適用した場合に、毛髪における良好なコンディショニング特性を有し、すなわち処理された毛髪は滑らかで、もつれがほぐれやすく、柔軟な感触がある。毛髪はナチュラルに見え、細くまっすぐなだけ(lank)には見えなかった。
コンディショニング剤を含有する本発明の組成物は安定しており:特に、コンディショニング剤が放出されることも、経時的に組成物が不制御に増粘することもない。最後に、組成物は流れ落ちることのない柔らかなテクスチャーを有している。また、泡は容易にすすぎ流せる。
本発明の他の主題は、このような組成物を使用する洗浄及び/又はコンディショニング方法からなる。
また本発明の主題は、化粧品、特に少なくとも一の界面活性剤を含有する生理学的に許容可能な水性媒体を有する洗浄用及び/又はコンディショニング用組成物において、不溶性である少なくとも一のコンディショニング剤を懸濁させる薬剤としての、少なくとも一のシクロデキストリン又はその誘導体の一つの使用にある。
コンディショニング剤は、界面活性剤とシクロデキストリンとの間に形成される錯体により懸濁性が維持され、シクロデキストリンと錯化しない。
組成物が少なくとも一のコンディショニング剤を含有している場合、それらは、一般的に合成油、例えばポリ-α-オレフィン類、フッ化油、フッ化ロウ、フッ化ガム、カルボン酸エステル、カチオン性ポリマー、シリコーン類、鉱物性、植物性又は動物性油、セラミド類及び擬似セラミド類、及びそれらの混合物から選択される。
ポリオレフィン類は、好ましくはポリ-α-オレフィン類、特に次のものである:
− 水素化又は非水素化ポリブテン型のもの、好ましくは水素化又は非水素化ポリイソブテン。
1000未満の分子量を有するイソブチレンオリゴマーと、1000以上、好ましくは1000〜15000の分子量を有するポリイソブチレンの混合物が好ましく使用される。
本発明で使用可能なポリ-α-オレフィン類の例としては、特に、ICI社からアルラモール(Arlamol)HD(n=3)の名称で販売されている製品、又はプレスパース・インク(PRESPERSE Inc.)からペルメチル(PERMETHYL)99A、101A、102A、104A(n=16)及び106A(n=38)の名称で販売されているポリイソブテン類(nは重合度を示す)を挙げることができる。
− 水素化又は非水素化ポリデセン型のもの。
このような製品は、例えばICI社からアルラモールPAO、及びエチル社(ETHYL CORP.)からエチルフロ(Ethylflo)の名称で販売されている。
本発明の組成物に使用され得る鉱物性油は、好ましくは:
− 炭化水素、例えばヘキサデカン及び流動パラフィン;
からなる群から好ましく選択される。
植物性油としては、特にスイートアルモンド油、アボカド油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバワックス、ヒマワリ油、小麦胚芽油、ゴマ油、ピーナッツ油、グレープ種子油、大豆油、菜種油、ベニバナ油、コプラ(copra)油、トウモロコシ油、ヘーゼルナッツ油、シアバター、パーム油、アプリコット核油、キャロフィラム(calophyllum)油を挙げることができる。またエステル交換された植物性油、例えばヘキサノールでエステル交換されたオリーブ油、エタノールでエステル交換されたホホバワックスを挙げることができる。
本発明で使用され得るカチオン性ポリマーは、洗浄組成物で処理された毛髪の美容特性を改善するような、既にそれ自体公知の任意のもの、すなわち特に、欧州特許出願公開第0337354号、及び仏国特許出願公開第2270846号、同2383660号、同2598611号、同2470596号及び同2519863号に記載されているものから選択され得る。
一般的に、本発明の目的において、「カチオン性ポリマー」という用語は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され得る基を有する任意のポリマーを示す。
本発明で使用可能な全カチオン性ポリマーの中でも、好ましくは、第4級セルロースエーテル誘導体、例えばユニオン・カーバイド社(UNION CARBIDE CORPORATION)から「JR400」の名称で販売されている製品、シクロポリマー類、特に、ジアリルジメチルアンモニウム塩のホモポリマー、及びアクリルアミドとジアリルジメチルアンモニウム塩のコポリマー、特に塩化物のもの、例えばメルク社(MERCK)から「メルクアット(MERQUAT)100」、「メルクアット550」及び「メルクアットS」の名称で販売されているもの、カチオン性多糖類、特にメイホール社(MEYHALL)から「ジャガーC13S」の名称で販売されている2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドで変性したグアーガム、鉱物性油に50%溶液として、アライド・コロイヅ社(ALLIED COLLOIDS)から販売されている(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩の架橋していてもよいホモポリマー及びコポリマー、例えば商品名サルケア(SALCARE)SC92(メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドの架橋したコポリマー)及びサルケアSC95(メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドの架橋したホモポリマー)が好ましく使用される。
また、次の式:
Figure 0003986022
[上式中、R、R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、約1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20の範囲の整数であり、Xは無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]
に相当する繰り返し単位からなるポリマーを使用することもできる。
本発明で使用され得るシリコーン類は、特に組成物に不溶であり、油、ロウ、樹脂又はガムの形態であってもよいポリオルガノシロキサン類である。
水に不溶のシリコーンは、25℃の水に0.1重量%以上の濃度で水不溶性である、すなわち透明な等方性溶液を形成しない。
シリコーンの粘度は、例えばASTM規格445アペンディックスCに従い、25℃で測定される。
オルガノポリシロキサンは、Walter Nollの「シリコーンの化学と技術(Chemistry and Technology of Silicones)」(1968)、アカデミック・プレス(Academic Press)社版において、かなり詳細に定義されている。それらは揮発性でも非揮発性でもよい。
揮発性である場合は、シリコーン類は、特に60℃〜260℃の沸点を有するもの、特に次のものから選択される:
(i) 3〜7、好ましくは4〜5のケイ素原子を有する環状シリコーン類。それらは、例えば、特にローディア・シミー社から「シルビオン(SILBIONE)70045V2」、又はユニオン・カーバイド社から「揮発性シリコーン7207」の名称で市販されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、ローディア・シミー社から「シルビオン70045V5」、ユニオン・カーバイド社から「揮発性シリコーン7158」の名称で市販されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びそれらの混合物である。
また、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型のシクロコポリマー、例えば次の化学構造:
Figure 0003986022
を有し、ユニオン・カーバイド社から市販されている「揮発性シリコーンFZ3109」を挙げることもできる。
さらに、ケイ素から誘導される有機化合物と環状シリコーン類の混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリトリトール(50/50)の混合物、及びオクタメチルシクロテトラシロキサンと1,1'-オキシ(2,2,2',2',3,3'-トリメチルシリルオキシ)ビスネオペンタンの混合物を挙げることもできる。
(ii) 2〜9のケイ素原子を有し、25℃で5×10−6/s以下の粘度を有する直鎖状の揮発性シリコーン類。例えば、特に、東レシリコーン社(TORAY SILICONE)から「SH200」の名称で市販されているデカメチルテトラシロキサンがある。また、このクラスに入るシリコーン類は、コスメティクス・アンド・トイレタリーズ(Cosmetics and Toiletries)の第91巻、1月、76、27-32頁、トッド・アンド・バイヤーズ(Todd & Byers)の「化粧品用の揮発性シリコーン流体(Volatile Silicone Fluids for cosmetics)」において公開されている論文に記載されている。
非揮発性シリコーン類、特にポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、シリコーンガム及び樹脂、有機官能基で変性したポリオルガノシロキサン類、及びそれらの混合物が、好ましく使用される。
これらのシリコーン類は、特にポリアルキルシロキサン類から選択され、中でも、25℃で5×10−6〜2.5m/s、好ましくは1×10−5〜1m/sの粘度を有するトリメチルシリル末端基を有するポリジメチルシロキサンを主として挙げることができる。
これらポリアルキルシロキサン類としては、限定するものではないが、次の市販品:
− ローディア・シミー社から市販されているミラシル(MIRASIL)シリーズの油、例えばミラシルDM500000オイル;
− ダウ・コーニング社(DOW CORNING)の200シリーズの油、例えば特に60000Cstの粘度を有するDC200;
− ジェネラル・エレクトリック社(GENERAL ELECTRIC)のビスカシル(VISCASIL)油及びジェネラル・エレクトリック社のSFシリーズの所定の油(SF96、SF18);
を挙げることができる。
また、ジメチルシラノール末端基を有するポリジメチルシロキサン類(CTFA名によればジメチコノール)、例えばローディア・シミー社の48シリーズの油を挙げることもできる。
さらに、このクラスのポリアルキルシロキサン類としては、ポリ(C-C20)アルキルシロキサン類であり、ゴールドシュミット社から「アビルワックス(ABIL WAX)9800及び9801の名称で市販されている製品を挙げることができる。
ポリアルキルアリールシロキサン類は、特に、25℃で1×10−5〜5×10−2/sの粘度を有する、直鎖状及び/又は分枝状のポリジメチルメチルフェニルシロキサン類、ポリジメチルジフェニルシロキサン類から選択される。
これらポリアルキルアリールシロキサン類としては、例えば、次の名称で市販されている製品:
・ローディア・シミー社のミラシルDPDM油;
・ローディア・シミー社のロードルシル(RHODORSIL)70633及び763シリーズの油;
・ダウ・コーニング社のダウ・コーニング556コスメティック・グレード・フルイド(COSMETIC GRADE FLUID)である油;
・バイエル社(BAYER)のPKシリーズのシリコーン類、例えば製品PK20;
・バイエル社のPN、PHシリーズのシリコーン類、例えば製品PN1000及びPH1000;
・ジェネラル・エレクトリック社のSFシリーズのある種の油、例えばSF1023、SF1154、SF1250、SF1265;
を挙げることができる。
本発明で使用可能なシリコーンガムは、特に、溶媒中で、単独又は混合物として使用され、200000〜1000000の高い数平均分子量を有するポリジオルガノシロキサン類である。この溶媒は、揮発性シリコーン類、ポリジメチルシロキサン(PDMS)油、ポリフェニルメチルシロキサン(PPMS)油、イソパラフィン、ポリイソブチレン、塩化メチレン、ペンタン、ドデカン、トリデカン、又はそれらの混合物から選択され得る。
特に、次の製品:
− ポリジメチルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/メチルビニルシロキサンガム、
− ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/フェニルメチルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン/メチルビニルシロキサン、
を挙げることができる。
特に、本発明で使用可能な製品としては、例えば次の混合物を挙げることができる:
・鎖末端がヒドロキシル化したポリジメチルシロキサン(CTFA辞書における命名法によればジメチコノールと称される)と環状ジメチルシロキサン(CTFA辞書における命名法によればシクロメチコーンと称される)から形成される混合物、例えばダウ・コーニング社から市販されている製品Q2・1401;
・環状のシリコーンとポリジメチルシロキサンガムから形成される混合物、例えば、ジェネラル・エレクトリック社の製品SF1214シリコーン・フルイド;この製品は、デカメチルシクロペンタシロキサンに相当するSF1202シリコーン・フルイド油に溶解した、数平均分子量500000を有する、ジメチコーンに相当するSF30ガムである;
・異なる粘度の2つのPDMS、特に、PDMSガムとPDMSオイルの混合物、例えばジェネラル・エレクトリック社の製品SF1236。製品名SF1236は、20m/sの粘度を有する上述したSE30ガムと、5×10−6/sの粘度を有するSF96オイルの混合物である。この製品は、好ましくは15%のSE30ガムと85%のSF96オイルを含有する。
本発明で使用可能なオルガノポリシロキサン樹脂は、Rが1〜16の炭素原子を有する炭化水素基又はフェニル基を示す、次の単位:
SiO2/2、RSiO1/2、RSiO3/2及びSiO4/2
を含有する架橋シロキサン系である。これらの生成物の中で特に好ましいものは、RがC-C低級アルキル、特にメチル基又はフェニル基を示すものである。
これらの樹脂としては、ジメチル/トリメチルシロキサン構造を有するシリコーン類であり、ジェネラル・エレクトリック社から「シリコーン・フルイドSS4230及びSS4267」の名称で販売されているもの、又は「ダウ・コーニング593」の名称で市販されている製品を挙げることができる。
また、特に信越社(SHIN-ETSU)からX22-4914、X21-5034及びX21-5037の名称で市販されているトリメチルシリルオキシシリカート型の樹脂を挙げることもできる。
本発明で使用可能な有機変性(organomodified)シリコーン類は、その構造に、炭化水素基を介して結合する一又は複数の有機官能基を含有する、上述したシリコーン類である。
有機変性シリコーン類としては次のものを挙げることができる:
− C-C24アルキル基を有していてもよい、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばダウ・コーニング社からQ2・5200の名称で市販されている、(C12)アルキルメチコーンコポリオール、ユニオン・カーバイド社の油であるシルウェット(SILWET)L722、L7500、L77、L711、又はダウ・コーニング社からDC1248の名称で市販されているジメチコーン-コポリオールと称される製品;
− 置換又は非置換のアミン含有基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社(GENESEE)からGP7100及びGP4シリコーン・フルイドの名称で市販されている製品、又はダウ・コーニング社からQ2・8220及びダウ・コーニング929もしくは939の名称で販売されている製品。置換されたアミン含有基は、特にC-Cアミノアルキル基である;
− チオール基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社から「GP72A」及び「GP71」の名称で市販されている製品;
− アルコキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばSWSシリコーン社から「シリコーン・コポリマーF-755」の名称で、またゴールドシュミット社からアビルワックス(ABIL WAX)2428、2434及び2440の名称で市販されている製品;
− ヒドロキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば仏国特許出願公開第85 16334号に記載されているヒドロキシアルキル官能基を有するポリオルガノシロキサン類;
− アシルオキシアルキル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば米国特許第4957732号に記載されているポリオルガノシロキサン類;
− カルボキシル型のアニオン性基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばチッソ・コーポレーション(CHISSO CORPORATION)からの欧州特許第186507号に記載されている製品、又はアルキルカルボキシル型のもの、例えば信越社の製品名X-22-3701Eに存在するもの;2-ヒドロキシアルキルスルホナートを有するポリオルガノシロキサン類;2-ヒドロキシアルキルチオスルファートを有するポリオルガノシロキサン類、例えばゴールドシュミット社から「アビルS201」及び「アビルS255」の名称で市販されている製品;
− ヒドロキシアシルアミノ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば欧州特許出願第342834号に記載されているポリオルガノシロキサン類。例えばダウ・コーニング社の製品Q2-8413を挙げることができる。
また、本発明においては、ポリシロキサン部位と非シリコーン有機鎖からなる部位とを有し、該2つの部位の一方はポリマーの主鎖を構成し、他方は該主鎖にグラフトしているシリコーン類を使用することができる。これらのポリマーは、例えば、欧州特許出願公開第412704号、欧州特許出願公開第412707号、欧州特許出願公開第640105号、国際公開95/00578号、欧州特許出願公開第582152号及び国際公開93/23009号及び米国特許第4693935号、米国特許第4728571号及び米国特許第4972037号に記載されている。これらのポリマーは、好ましくはアニオン性又は非イオン性である。
このようなポリマーは、例えば:
a) 50〜90重量%のtert-ブチルアクリラート;
b) 0〜40重量%のアクリル酸;
c) 5〜40重量%の次の式:
Figure 0003986022
(上式中、vは、5〜700の範囲の数である)
のシリコーン含有マクロマー;からなるモノマー混合物から出発して、フリーラジカル重合により得ることのできるコポリマーであり;重量%はモノマーの全重量に対して算出されたものである。
グラフトシリコーン含有ポリマーの他の例としては、特に、ポリ(メタ)アクリル酸型及びポリアルキル(メタ)アクリラート型のポリマー単位が混合され、チオプロピレン型の連結メンバーを介してグラフトしたポリジメチルシロキサン類(PDMS)、及びポリイソブチル(メタ)アクリラート型のポリマー単位が、チオプロピレン型の連結メンバーを介してグラフトしたポリジメチルシロキサン類(PDMS)がある。
また、本発明において、全てのシリコーン類は、エマルションの形態で使用してよい。
本発明において特に好ましいポリオルガノシロキサン類は:
− トリメチルシリル末端基を有するポリアルキルシロキサンファミリーから選択される非揮発性シリコーン類、例えば25℃で0.2〜2.5m/sの粘度を有する油、例えばダウ・コーニング社のDC200シリーズの油、特に、60000Cstの粘度を有するもの、ローディア・シミー社から市販されているミラシルDMシリーズ、特にミラシルDM500000の油、又は
ワッカー社(WACKER)のシリコーン油AK300000、ジメチルシラノール末端基を有するポリアルキルシロキサン類、例えばジメチコノール、又はポリアルキルアリールシロキサン類、例えばローディア・シミー社から市販されているミラシルDPDM油;
− アミン基を有するポリシロキサン類、例えばアモジメチコーン類(amodimethicones)又はトリメチルシリルアモジメチコーン類;
である。
本発明において、セラミド型化合物は、特に天然又は合成のセラミド類及び/又はグリコセラミド類及び/又は疑似セラミド類及び/又はネオセラミド類である。
セラミド型化合物は、その教示が参照としてここに含まれる、例えば独国特許出願第4424530号、独国特許出願第4424533号、独国特許出願第4402929号、独国特許出願第4420736号、国際公開第95/23807号、国際公開第94/07844号、欧州特許出願公開第0646572号、国際公開第95/16665号、仏国特許出願第2673179号、欧州特許出願公開第0227994号、国際公開第94/07844号、国際公開第94/24097号及び国際公開第94/10131号に記載されている。
本発明において特に好ましいセラミド型化合物は、例えば:
− 2-N-リノレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-オレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-パルミトイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-ベヘノイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-[2-ヒドロキシパルミトイル]アミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3,4-トリオール、及び特にN-ステアロイルフィトスフィンゴシン、
− 2-N-パルミトイルアミノヘキサデカン-1,3-ジオール、
− ビス(N-ヒドロキシエチル-N-セチル)マロンアミド、
− N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(3-セチルオキシ-2-ヒドロキシプロピル)セチルアミド、
− N-ドコサノイル-N-メチル-D-グルカミン、
又はこれらの化合物の混合物である。
本発明において、コンディショニング剤は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜5重量%、より好ましくは0.01重量%〜3重量%である。
生理学的に許容可能な媒体は、水、又は化粧品的又は皮膚科学的に許容可能な溶媒、例えば単独又は混合物の形態で使用され得るモノアルコール類、ポリアルコール類、グリコールエーテルと水との混合物からなる。水は、組成物の全重量に対して、好ましくは30〜98重量%、より好ましくは50〜98重量%である。
特に、低級アルコール類、例えばエタノール及びイソプロパノール、ポリアルコール類、例えばジエチレングリコール及びグリセロール、グリコールエーテル、及びグリコール又はジエチレングリコールのアルキルエーテルを挙げることもできる。
本発明の組成物は、金属イオン封鎖剤、柔軟剤、発泡修正剤、染料、他の真珠光沢剤、保湿剤、抗フケ又は抗脂漏剤、他の懸濁剤、直鎖状又は分枝状のC16-C40鎖を有する脂肪酸、ヒドロキシ酸、電解質、増粘剤、脂肪酸エステル、香料、防腐剤、サンスクリーン剤、タンパク質、ビタミン類及びプロビタミン類、ポリマー類及び化粧品において従来より使用されている任意の他の添加剤から選択される少なくとも一の添加剤をさらに含有することができる。
これらの添加剤は、本発明に係る組成物中に組成物の全重量に対して0〜40重量%の範囲の割合で存在する。各添加剤の厳密な量はその性質に依存し、当業者であれば容易に決定することができる。
言うまでもなく、当業者であれば、本発明に係る組成物に固有に備わる有利な特性が考慮される添加により悪影響を受けないか、実質的に受けないように留意して、本発明に係る組成物に添加される任意の化合物を選択するであろう。
特に、真珠光沢効果を得るために、シクロデキストリンは、組成物に存在する添加剤及び/又はコンディショニング剤と、一般的に錯体を形成しない。
本発明の組成物は、ゲル、ミルク、クリーム、多かれ少なかれ増粘したローション又はムースの形態とすることができる。
本発明の組成物は、毛髪、皮膚、睫毛、眉毛、爪、唇又は頭皮のようなケラチン物質、特に毛髪を処理するために使用することができる。
また、本組成物は、ケラチン物質、例えば毛髪及び皮膚を洗浄しクレンジングするために使用することができる。
本発明の組成物は、特に毛髪のようなケラチン物質の洗浄、手入れ、コンディショニングもしくはヘアースタイルの維持あるいはシェーピングのための製品として一般に使用される。
本発明の組成物は、より特定的には、シャンプー、すすがれる(rinse-out)又はそのまま残る(leave-in)コンディショナー、パーマネントウェーブ、ストレート化、染色又は脱色用組成物の形態、あるいは染色、脱色、パーマネントウェーブ又はストレート化の前後、あるいはパーマネントウェーブもしくはストレート化処理の2つの工程の間に適用される組成物の形態にしてもよい。好ましくは、組成物は、毛髪及び/又は皮膚の洗浄及び発泡組成物である。
特に、本発明の組成物は、シャンプー、シャワージェル及びバブルバスのような発泡洗浄用組成物である。本発明のこの実施形態においては、組成物は少なくとも一の洗浄界面活性剤を含有する。
洗浄界面活性剤(類)は、上述したアニオン性、両性、非イオン性、双性イオン性及びカチオン性界面活性剤から、単独あるいは混合物として、区別することなく選択され得る。
界面活性剤の最小量は、満足できる発泡力及び/又は洗浄力を最終組成物に付与するのに丁度十分な量である。
従って、本発明において、洗浄界面活性剤は、最終組成物の全重量に対して3重量%〜30重量%、好ましくは6重量%〜25重量%、更に好ましくは8重量%〜20重量%であってよい。
発泡高さ(foam height)で特徴付けられる本発明の組成物の発泡力は、修正ロス−マイルス(Ross-Miles)法(NF・T73-404/ISO696)に従い測定されたものでは、一般的に75mm、好ましくは100mmを越える。
この方法の修正点は次の通りである:
測定は浸透水を用い22℃の温度で行う。溶液の濃度は2g/lである。滴下高さは1mである。滴下される組成物の量は200mlである。これら200mlの組成物は、50mlのテスト用組成物を収容している直径50mmの測定用シリンダーに滴下される。測定は、組成物の流れの停止の5分後に行う。
また、本発明の組成物は、すすがれる又はそのまま残るコンディショナー、パーマネントウエーブ、ストレート化、染色又は脱色用の組成物の形態、又は染色、脱色、パーマネントウエーブ又はストレート化の前後、又はパーマネントウエーブ又はストレート化処理の2つの工程の間に適用されてすすがれる組成物の形態で提供されてもよい。
組成物がコンディショナー、場合によってはすすがれてもよいコンディショナーの形態で提供される場合、有利には、組成物の全重量に対して、一般的には0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲の濃度で、カチオン性界面活性剤を含有する。
また本発明の組成物は、皮膚の洗浄用組成物の形態、特に浴用又はシャワー溶液もしくはゲルあるいはメークアップ除去製品の形態で提供されてもよい。
本発明の組成物は、皮膚及び/又はヘアケア用の水性又は水性-アルコールローションの形態で提供されてもよい。
さらに本発明の化粧品組成物は、ゲル、ミルク、クリーム、エマルション、増粘ローション又はムースの形態で提供されてもよく、皮膚、爪、睫毛、唇、特に毛髪用に使用されてもよい。
組成物は様々な形態、特に噴霧形態又は泡状形態として組成物を適用可能なように、噴霧器、ポンプ式ディスペンサー又はエアゾール容器に包装することができる。このような包装形態は、例えば、毛髪をトリートメントするためのスプレー、ラッカー又はフォームを得ることが望まれる場合に推奨される。
また本発明の主題は、上述した組成物を適用し、ついで可能な放置時間の後に、場合によっては水ですすぐことからなる、毛髪等のケラチン物質の美容処理方法にある。
組成物は、シクロデキストリンと組成物の水分を混合し、ついで界面活性剤(類)を添加することにより一般的に調製される。
本発明は、次の実施例により、さらに詳細に例証されるが、記載された実施態様に限定されると考えることはできない。以下の記載において、ASは活性物質を意味する。
実施例1
次の組成を有する3つのシャンプーを調製した:
組成物A及びBは本発明品であり、組成物Cは従来技術の比較組成物である。
Figure 0003986022
組成物A及びB:
必要量の水を製造タンクに入れ、ついで変性グアーガムを導入し、さらにケトステアリル硫酸ナトリウムを添加し、次にカーボマーを添加する。
ホモジナイズ後、シクロデキストリンを導入する。次に、2.2モルのエチレンオキシドを含有するラウリル硫酸ナトリウムを添加する。ホモジナイズ後、界面活性剤の一部で予め懸濁されていてもよいジメチコーンを導入する。エマルションの形成後、防腐剤、ベタイン、プロピレングリコール及び香料を添加し、pHを調整する。
組成物C:
必要量の水を製造タンクに入れ、ついで変性グアーガムを導入し、さらにケトステアリル硫酸ナトリウムを添加し、次にカーボマーを添加する。
ホモジナイズ後、2.2モルのエチレンオキシドを含有するラウリル硫酸ナトリウム、ついでD部を添加する。ホモジナイズ後、界面活性剤の一部で予め懸濁されていてもよいジメチコーンを導入する。エマルションの形成後、防腐剤、ベタイン、プロピレングリコール及び香料を添加し、pHを調整する。
水溶液において、1:2の重量比になるように、2.2モルのエチレンオキシドを含有するラウリル硫酸ナトリウムと、ヒドロキシステアリルセチルエーテル及びセチルアルコールを、70℃で混合することにより、D部を調製する。
本発明の組成物は、組成物Cよりも高い白色真珠光沢効果、特に非常に輝く真珠光沢効果を有している。組成物A又はBで洗浄された毛髪はほとんど荒さがなく、組成物Cで処理された毛髪よりもよりボリュームがある。
実施例2
次の組成を有するすすがれるコンディショナーを調製した:
ASg A B C D
シクロデキストリン 2.5 5 5 −
(ワッカー社のカバマックスW7)
ヒドロキシエチルセルロース 1 1 1.5 1
PEG-7グリセリル 0.5 0.5 0.5 0.5
(コグニス社のセチオール
(CETIOL)HE)
パルミタミドプロピル 2.4 2.4 2.4 2.4
トリメチルアンモニウムクロリド
(ゴールドシュミット社のバリソ
フトPA TC) 3.6 3.3 3.7 3.3
pH 適量 適量 適量 適量
香料 適量 適量 適量 適量
防腐剤 適量 適量 適量 適量
脱塩水 計100g 計100g 計100g 計100g
本発明の組成物A、B及びCは真珠光沢ゲルである。組成物Dはクリア(透明)ゲルである。

Claims (12)

  1. 少なくとも一の界面活性剤と、α-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン又はγ-シクロデキストリンから選択される少なくとも一のシクロデキストリンとを水性媒体中に含有し、該界面活性剤とシクロデキストリンが、組成物を真珠光沢にするのに十分な濃度で存在していることを特徴とする真珠光沢組成物。
  2. 少なくとも一の界面活性剤と、α-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン又はγ-シクロデキストリンから選択される少なくとも一のシクロデキストリンとを水性媒体中に含有し、該界面活性剤とシクロデキストリンが、組成物中に不溶性の錯体を形成するのに十分な濃度で存在していることを特徴とする真珠光沢組成物。
  3. シクロデキストリンがβ-シクロデキストリン又はγ-シクロデキストリンから選択されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. シクロデキストリンが、最終組成物の全重量に対して0.2重量%〜30重量%であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 界面活性剤が、組成物の全重量に対して0.2重量%〜40重量%の範囲で存在していることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 少なくとも一のコンディショニング剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. コンディショニング剤がポリ-α-オレフィン類、フッ化油、フッ化ロウ、フッ化ガム、カルボン酸エステル、シリコーン類、カチオン性ポリマー、鉱物性、植物性又は動物性油、セラミド類、擬似セラミド類、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項6に記載の組成物。
  8. コンディショニング剤が、組成物の全重量に対して0.001重量%〜10重量%であることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  9. ゲル、ミルク、クリーム、多かれ少なかれ増粘したローション又はムースの形態で提供されることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 発泡洗浄用組成物を構成することを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. すすがれる又はそのまま残るコンディショナー組成物、パーマネントウェーブ、ストレート化、染色又は脱色用組成物、又は染色、脱色、パーマネントウェーブ又はストレート化の前後、あるいはパーマネントウェーブもしくはストレート化処理の2つの工程の間に適用される組成物を構成することを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物をケラチン物質に適用し、ついで場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とする、ケラチン物質の美容処理方法。
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