JP3985540B2 - 架空ドロップ光ファイバケーブル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加入者用光ファイバケーブルとして架設される架空光ファイバケーブルや架空集合型ドロップ光ファイバケーブルから分岐して、加入者宅に引込み配線するための架空ドロップ光ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の架空ドロップ光ファイバケーブルの断面図である。
【0003】
この架空ドロップ光ファイバケーブルは、支持線1の外周に被覆2を施した支持線部と、2本のSM(シングルモード)ファイバ3、3に一括被覆4を施した2心光ファイバテープ心線5の両側にテンションメンバ6、6を縦添え配置してそれらの外周に被覆7を施した光ファイバ部と、上記支持線部及び上記光ファイバ部を連結するためにこれらの間に設けた首部8とから構成されている。なお、支持線部の被覆2、光ファイバ部の被覆7及び首部8は、ビニル等の材料を一括押出により同時に形成されたものである。
【0004】
支持線1、2心光ファイバテープ心線5の各光ファイバ3、3及びテンションメンバ6、6は、同一平面上に並列に配置されている。
【0005】
光ファイバ部の被覆7の表面には、その2心光ファイバテープ心線5の両側(即ち、2心光ファイバテープ心線5、テンションメンバ6、6を通る平面に垂直な方向)位置に、2心光ファイバテープ心線5の取り出しを容易にするための光ファイバ部ノッチ9、9が設けられている。
【0006】
首部8には、支持線部と光ファイバ部との分離を容易にするために首部ノッチ11、11が設けられている。但し、この首部ノッチ11、11を設けずに、首部8の厚さそのものを薄くすることもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の架空ドロップ光ファイバケーブルにあっては、これを架設した時に縦長になるような構造であるため、風を受ける面積が大きく、風圧荷重の影響を受けやすい。架空ドロップ光ファイバケーブルは、弛度を小さくして架設することが望ましいが、従来の架空ドロップ光ファイバケーブルにおいては、最酷時の条件を考慮すると弛度を大きくせざるを得ず、外観を損ねたり、大型車両の通行に支障をきたす虞がある。
【0008】
また、従来の架空ドロップ光ファイバケーブルは、首部8に首部8の肉厚が0.2mm程度となるように首部ノッチ11、11(例えば、0.2mm)を設けたり、首部8の厚さを0.2mm程度に薄くしたりしているため、支持線部被覆2、光ファイバ部被覆7及び首部8を高速で一括押出被覆すると、図5に示すように、首部8が距離Lだけ傾く首曲り(首折れ)が発生しやすく、ケーブルの製造速度を上げることができない、という問題がある。
【0009】
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、風圧荷重の影響を受けにくい架空ドロップ光ファイバケーブルを提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、首曲りが発生しにくい架空ドロップ光ファイバケーブルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、支持線の外周に被覆を施した支持線部と、少なくとも1本の光ファイバの両側にテンションメンバを配置してそれらの外周に被覆を施した光ファイバ部と、上記支持線部及び上記光ファイバ部を連結するためにこれらの間に設けた首部とを有する架空ドロップ光ファイバケーブルにおいて、上記光ファイバ及び上記テンションメンバを通る平面と上記支持線及び上記光ファイバを通る平面とが直交するよう上記支持線部と上記光ファイバ部との間に上記首部が設けられており、上記首部と上記光ファイバ部の被覆との境界部分に、ケーブルの長手方向に延びる空隙部が設けられ、該空隙部により上記光ファイバ部の被覆側に上記光ファイバを取り出すための切欠きが形成されており、かつ、上記光ファイバ部の被覆表面の上記空隙部と対称な位置に上記光ファイバを取り出すためのノッチが設けられていることを特徴とする架空ドロップ光ファイバケーブルである。
【0012】
上記空隙部は、上記首部と上記光ファイバ部の被覆とに跨って設けられていることが好ましい。
【0013】
上記空隙部は、その断面形状が略正方形若しくは略菱形形状であり、該空隙部により上記光ファイバ部の被覆部に、光ファイバ部の被覆を切裂いて上記光ファイバを取り出すための断面楔形の切欠きが形成されていることが好ましい。
【0014】
この場合、上記首部は、その幅が上記支持線部側から上記光ファイバ部側に向って大きくなっており、断面形状がハの字形状を有することが好ましい。
【0015】
また、上記空隙部の断面形状は、上記した略正方形若しくは略菱形に限らず円形でもよい。
【0016】
また、上記空隙部は、上記首部と上記光ファイバ部の被覆との境界付近から上記光ファイバ部の被覆側に設けられていてもよい。
【0017】
この場合、上記空隙部は、その断面形状が、円形、若しくは、上記首部との境界側に平坦な面が位置する三角形又は半円であることが好ましい。
【0018】
上記した通り、空隙部の位置、形状には種種の形態があるが、上記首部の外表面から上記空隙部までの最小距離は、0.2mmから0.8mmの範囲内にあることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に好適な実施の形態を、図示した図面により詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施形態を示し、図1(a)は本発明の一実施形態である架空ドロップ光ファイバケーブルの断面図であり、図1(b)は図1(a)における首部及び空隙部の拡大断面図である。
【0021】
図1(a)に示す通り、本実施形態の架空ドロップ光ファイバケーブルは、鋼線または繊維強化プラスチック(FRP)線等の支持線1の外周に被覆2を施した支持線部と、2本のSM(シングルモード)光ファイバ3、3に一括被覆4を施した2心光ファイバテープ心線5の両側に、ピアノ線、鋼線或いは繊維強化プラスチック(FRP)線等のテンションメンバ6、6を縦添え配置してそれらの外周に被覆7を施した光ファイバ部と、これら支持線部及び光ファイバ部を連結するためにこれらの間に設けた首部8とから構成されている。なお、支持線部の被覆2、光ファイバ部の被覆7及び首部8は、ポリエチレン、難燃ポリエチレン或いは塩化ビニル等の材料を一括押出により同時に形成したものである。
【0022】
ここで、図4に示した従来の架空ドロップ光ファイバケーブルは、支持線1、2心光ファイバテープ心線5の各光ファイバ3、3及びテンションメンバ6、6が、同一平面上に並列に配置されているのに対し、本実施形態においては、2心光ファイバテープ心線5の各光ファイバ3、3及びテンションメンバ6、6を通る平面に垂直で、且つ2心光ファイバテープ心線5を通る平面上に支持線1が配置されている(換言すれば、2心光ファイバテープ心線5及び上記テンションメンバ6、6を通る平面と支持線1及び2心光ファイバテープ心線5を通る平面とが直交するよう支持線部と光ファイバ部との間に首部8が設けられている)。
【0023】
そして、本実施形態においては、首部8と光ファイバ部の被覆7との境界部分に、ケーブルの長手方向に延びる断面形状が略正方形若しくは略菱形形状の空隙部10が設けられており、この空隙部10により光ファイバ部の被覆7側に断面楔形の切欠きが形成されている。
【0024】
この空隙部10が設けられている首部8は、その幅が支持線部側から光ファイバ部側に向って大きくなっており、その断面形状が略ハの字形状を呈している。
【0025】
空隙部10の寸法は、その高さH1が0.3mmから2.0mm、幅Wが0.2mmから1.0mm、光ファイバ部の被覆部7側の高さ(深さ)h1が0.2mmから0.7mmの範囲内であり、また首部8の樹脂層の厚さ(即ち、首部8の外表面から空隙部10までの最小距離)tは0.2mmから0.8mmの範囲内であることが望ましい。
【0026】
空隙部10の反対側の光ファイバ部の被覆7の表面には、2心光ファイバテープ心線5の取り出しを容易にするための光ファイバ部ノッチ9が設けられており、その寸法は、幅が0.2mmから1.0mm、高さ(深さ)が0.2mmから0.7mmの範囲内であることが望ましい。
【0027】
また、本実施形態においては、空隙部10に首部8を引裂くための引裂き紐を挿入しておいても良い。
【0028】
上述した本実施形態によれば、次のような作用効果を奏する。
【0029】
2心光ファイバテープ心線5及び上記テンションメンバ6、6を通る平面と支持線1及び2心光ファイバテープ心線5を通る平面とが直交するよう支持線部と光ファイバ部との間に首部8が設けられているため、架設した時に、従来よりも風を受ける面積が小さくなり、風圧荷重の影響を受けにくくなる。
【0030】
また、首部8と光ファイバ部の被覆7との境界部分に空隙部10を設けたことにより、首部8の幅を従来よりも大きくすることができるため、首曲りの発生を大幅に低減することができる。
【0031】
また、外観上、首部8の幅が従来より大きくなっても、空隙部10の存在により、首部8の樹脂の肉厚を薄く(即ち、首部8の外表面から空隙部10までの最小距離を小さく)することができるため、その部分から容易に支持線部と光ファイバ部とを分離することができる。
【0032】
更に、首部8の位置で支持線部と光ファイバ部とを分離した時、それと同時に、空隙部10があった光ファイバ部の被覆7の表面位置に、それとは反対側のノッチ9と略同じ楔形形状の切欠きが現れるため、この切欠きとノッチ9の位置から光ファイバ部の被覆7を切裂いて容易に2心光ファイバテープ心線5を取り出すことができる。
【0033】
図3は本発明の他の実施形態を示しており、図3(a)(b)はそれぞれ首部及び空隙部の拡大断面図である。
【0034】
図3(a)(b)は、それぞれ空隙部を首部8と光ファイバ部の被覆7との境界から光ファイバ部の被覆7側寄りに設けた態様である。図3(a)の空隙部301は断面が三角形、図3(b)の空隙部302は断面が半円(半楕円を含む)であり、それぞれその空隙部301、302の平坦な面が首部8と光ファイバ部の被覆7との境界側に位置するようにしている。
【0035】
この図3(a)(b)に示す態様においても、首部8の外表面から空隙部301、302までの最小距離tは、0.2mmから0.8mmの範囲内とすることが望ましい。
【0036】
このような構造の本実施形態においても、図1に示した実施形態と同等な作用効果を奏することができる。
【0037】
以上に本発明の各実施形態について述べたが、光ファイバとしては、上述した2心光ファイバテープ心線以外に、直径250μmの単心着色光ファイバ心線や、紫外線硬化樹脂、ナイロン、塩化ビニル等のいずれかの樹脂を被覆した直径400μm〜900μmの単心光ファイバ心線を1本又は複数本用いたり、或いは4心光ファイバテープ心線を用いても良い。
【0038】
【実施例】
<実施例1>
支持線として直径約1.2mmの鋼線、光ファイバとして高さ約0.4mm、幅約0.6mmの2心光ファイバテープ心線、テンションメンバとして直径約0.4mmのピアノ線をそれぞれ用い、支持線部から首部までの高さが約1.8mm、光ファイバ部の高さが約2.2mm、光ファイバ部の横幅が約3mmの図1に示す架空ドロップ光ファイバケーブルを製造した。ケーブルの一括被覆は難燃ポリエチレンである。
【0039】
なお、空隙部の寸法は、その高さH1が約0.8mm、幅Wが約0.5、光ファイバ部の被覆部7側の高さ(深さ)h1が約0.5mmであり、また首部8の樹脂層の厚さTは0.3mmである。
【0040】
<参考例>
支持線として直径約1.2mmの鋼線、光ファイバとして高さ約0.4mm、幅約0.6mmの2心光ファイバテープ心線、テンションメンバとして直径約0.4mmのピアノ線をそれぞれ用い、支持線部から首部までの高さが約1.8mm、光ファイバ部の高さが約2.2mm、光ファイバ部の横幅が約3mmの図2に示す架空ドロップ光ファイバケーブルを製造した。ケーブルの一括被覆は難燃ポリエチレンである。
【0041】
なお、空隙部及び引裂紐の寸法は、空隙部及び引裂紐の直径Dが約0.6mm、光ファイバ部の被覆部7側の高さ(深さ)h2が約0.5mmであり、また首部8の高さH2は0.3mm、幅Tは1.0mmである。
【0042】
<実施例2>
支持線として直径約1.2mmの鋼線、光ファイバとして高さ約0.4mm、幅約0.6mmの2心光ファイバテープ心線、テンションメンバとして直径約0.4mmのピアノ線をそれぞれ用い、支持線部から首部までの高さが約1.8mm、光ファイバ部の高さが約2.2mm、光ファイバ部の横幅が約3mmの図3(a)に示す架空ドロップ光ファイバケーブルを製造した。ケーブルの一括被覆は難燃ポリエチレンである。
【0043】
なお、断面逆三角形の空隙部の寸法は、首部と光ファイバ部の被覆との境界側にある平坦な面の幅が約0.6mm、光ファイバ部の被覆部7側の高さ(深さ)が約0.5mmであり、また首部8の高さH2は0.3mm、幅Tは1.0mmである。
【0044】
<実施例3>
支持線として直径約1.2mmの鋼線、光ファイバとして高さ約0.4mm、幅約0.6mmの2心光ファイバテープ心線、テンションメンバとして直径約0.4mmのピアノ線をそれぞれ用い、支持線部から首部までの高さが約1.8mm、光ファイバ部の高さが約2.2mm、光ファイバ部の横幅が約3mmの図3(b)に示す架空ドロップ光ファイバケーブルを製造した。ケーブルの一括被覆は難燃ポリエチレンである。
【0045】
なお、断面半円の空隙部の寸法は、首部と光ファイバ部の被覆との境界側にある平坦な面の幅が約0.6mm、光ファイバ部の被覆部7側の高さ(深さ)が約0.3mmであり、また首部8の高さH2は0.3mm、幅Tは1.0mmである。
【0046】
<比較例>
支持線として直径約1.2mmの鋼線、光ファイバとして高さ約0.4mm、幅約0.6mmの2心光ファイバテープ心線、テンションメンバとして直径約0.4mmのピアノ線をそれぞれ用い、支持線部から首部までの高さが約1.8mm、光ファイバ部の高さが約3.0mmで、全体の高さが4.8mm、光ファイバ部の横幅が約2.2mmの図4に示す架空ドロップ光ファイバケーブルを製造した。ケーブルの一括被覆は難燃ポリエチレンである。
【0047】
表1は、上記実施例1乃至3、参考例及び比較例について、弛度を計算した結果を示している。共通する計算条件は、破断荷重46.8kg/mm2、ケーブル質量0.020kg/m、風圧荷重100.0kg/m2、空気抵抗係数1.600、架設温度35℃、最酷時温度15℃、支柱間の支持点高さの高低差2.00m、着雪厚さ0.00mmとした。表1に示す通り、上記実施例1乃至3の方が比較例よりも架設時弛度及び最酷時弛度ともに小さくできることがわかる。
【0048】
【表1】
【0049】
また、難燃ポリエチレンの一括押出し被覆速度を速くしていくと、比較例においては首部曲がりが発生する頻度が増大したのに対し、各実施例においては首曲がりの発生は見られなかった。
【0050】
また、各実施例とも、支持線部と光ファイバ部との分離作業性は良好であり、更に、分離した後、空隙部があった部分の光ファイバ部被覆表面に現れた切欠きから、光ファイバに向けて容易に裂け目を入れることができ、光ファイバの取り出し作業性も良好であった。
【0051】
【発明の効果】
以上に説明した通り、本発明によれば、光ファイバ及びテンションメンバを通る平面と支持線及び光ファイバを通る平面とが直交するよう支持線部と光ファイバ部との間に首部が設けられていることにより、従来よりも風圧荷重の影響を受け難くすることができる。
【0052】
更に、首部と光ファイバ部の被覆との境界部分に、ケーブルの長手方向に延びる空隙部が設けられていることにより、首曲りの発生を抑制し、ケーブルの製造速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示し、(a)はその架空ドロップ光ファイバケーブルの断面図であり、(b)は(a)における首部及び空隙部の拡大断面図である。
【図2】 (a)は参考例の架空ドロップ光ファイバケーブルの断面図であり、(b)は(a)における首部及び空隙部の拡大断面図である。
【図3】 本発明の他の実施形態を示し、(a)(b)はそれぞれの架空ドロップ光ファイバケーブルの首部及び空隙部の拡大断面図である。
【図4】 従来の架空ドロップ光ファイバケーブルの断面図である。
【図5】 従来の架空ドロップ光ファイバケーブルの首曲りを示す説明図である。
【符号の説明】
1 支持線
2 支持線部被覆
5 2心光ファイバテープ心線
6 テンションメンバ
7 光ファイバ部被覆
8 首部
9 ノッチ
10、20、301、302 空隙部
21 引裂紐
Claims (8)
- 支持線の外周に被覆を施した支持線部と、少なくとも1本の光ファイバの両側にテンションメンバを配置してそれらの外周に被覆を施した光ファイバ部と、前記支持線部及び前記光ファイバ部を連結するためにこれらの間に設けた首部とを有する架空ドロップ光ファイバケーブルにおいて、前記光ファイバ及び前記テンションメンバを通る平面と前記支持線及び前記光ファイバを通る平面とが直交するよう前記支持線部と前記光ファイバ部との間に前記首部が設けられており、前記首部と前記光ファイバ部の被覆との境界部分に、ケーブルの長手方向に延びる空隙部が設けられ、該空隙部により前記光ファイバ部の被覆側に前記光ファイバを取り出すための切欠きが形成されており、かつ、前記光ファイバ部の被覆表面の前記空隙部と対称な位置に前記光ファイバを取り出すためのノッチが設けられていることを特徴とする架空ドロップ光ファイバケーブル。
- 前記空隙部が、前記首部と前記光ファイバ部の被覆とに跨って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の架空ドロップ光ファイバケーブル。
- 前記空隙部は、その断面形状が略正方形若しくは略菱形形状であり、該空隙部により前記光ファイバ部の被覆部に、光ファイバ部の被覆を切裂いて前記光ファイバを取り出すための断面楔形の切欠きが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の架空ドロップ光ファイバケーブル。
- 前記空隙部が設けられている前記首部は、その幅が前記支持線部側から前記光ファイバ部側に向かって大きくなっており、断面形状が略ハの字形状を有することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の架空ドロップ光ファイバケーブル。
- 前記空隙部は、その断面形状が円形であることを特徴とする請求項1又は2に記載の架空ドロップ光ファイバケーブル。
- 前記空隙部が、前記首部と前記光ファイバ部の被覆との境界付近から前記光ファイバ部の被覆側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の架空ドロップ光ファイバケーブル。
- 前記空隙部は、その断面形状が、円形、若しくは、前記首部との境界側に平坦な面が位置する略三角形又は半円であることを特徴とする請求項6に記載の架空ドロップ光ファイバケーブル。
- 前記首部の外表面から前記空隙部までの最小距離が0.2mmから0.8mmの範囲内にあることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の架空ドロップ光ファイバケーブル。
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