JP3985317B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は燃料電池装置、特にその燃料極の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常の燃料電池は電解質膜を燃料極と空気極とで挟持した構成であり、水素ガスを燃料ガスとして燃料極へ供給し、一方、空気を空気極へ供給して電解質膜を介して両者を電気化学的に反応させ、電力を得ている。
【0003】
燃料極から排出される燃料排気ガスには燃料ガスの成分(水素)が含まれているので、これを再利用するタイプの燃料電池装置が本出願人によって特開平9−266004号公報に示されている。
その開示によれば、燃料極に供給された水素ガスは、発電反応に利用されてその多くが消費されるが、なお残存する余剰水素ガスは閉ループライン(燃料排気ガス路)を流れて空気極へ直接導入される。
【0004】
このように構成された燃料電池装置によれば、次の作用効果が得られる。
即ち、空気極へ導入された水素ガスは、空気極の触媒層(Pt)上で燃焼して水に転化する。これにより、電解質に高分子固体イオン交換膜が用いられる高分子固体電解質型燃料電池の場合に、空気極及び電解質膜の空気極側での通常の電池反応による生成水および余剰水素ガスの燃焼による回収水が、水の濃度差により、水濃度が希釈である電解質膜の燃料極側に向けて流れる。これにより燃料極側への電解質膜の湿潤状態の維持及び均一化が図れる。即ち、高分子固体電解質膜の加湿を、従来の燃料極側からの加湿に加えて空気極側から行うことができ、あるいは空気極側からのみ行うことも可能となる。燃料極側から加湿を行わない場合には、燃料極に供給する水素ガス中に水蒸気を導入して加湿する必要がなくなるため、水素ガスの利用効率が更に向上され且つ安定される。
また、燃料極側の加湿器の必要がなくなるので、そのための補器を簡略することができ、燃料電池装置の軽量化、高効率化が可能となる。
更には、燃料排気ガスをそこに残存する余剰水素ガスがそのまま含まれた状態で排出することは好ましくない。水素ガスは活性が高いため、排出後に燃料電池装置系外で好ましくない反応を起こすおそれがあるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
燃料排気ガスを再利用するタイプの燃料電池装置では次のように運転される場合がある。即ち、燃料ガスの効率的な利用を図るために燃料ガスの流通を一旦止めて、発電反応が進むにつれて空気極より透過するN2、O2あるいは生成水の影響で電池の出力が不安定になると燃料ガスを排気する。これにより、燃料極の周囲の燃料ガスがリフレッシュされるので、燃料電池の出力は概ね回復する。
しかし、本発明者らの検討によれば、しばしば、燃料電池の出力の回復が不完全となる場合があった。
【0006】
【発明を解決するための手段】
本願発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねてきた結果、燃料極の表面に生成水、二酸化炭素、窒素等の不純物が付着して若しくは燃料極の表面の周囲の空間においてこれら不純物の濃度が高くなって、反応に寄与する電極面積が減少し、これが出力を不安定にする一因となることに気が付いた。
この発明は、このような本発明者らによる新たな知見に基づいてなされた。
請求項1に記載の発明は次の通りである。即ち、
燃料ガスが所定圧力で供給される燃料極と空気が供給される空気極とを有する燃料電池装置において、前記燃料極の表面に付着した或いは周囲の空間における不純物を、衝撃力を与えて除去する除去手段が備えられている、ことを特徴とする燃料電池装置である
請求項2に記載の発明は次の通りである。即ち、
前記除去手段は、前記燃料極表面への前記不純物の被覆による出力低下を検出する手段と、出力低下を検出した場合、衝撃力を与える手段と、を有する請求項 1 記載の燃料電池装置である。
請求項3に記載の発明は次の通りである。即ち、
前記除去手段は前記燃料ガスの供給圧力を前記圧力よりも高くなるように制御して衝撃力を与える制御装置を有する請求項1又は2に記載の燃料電池装置である。
請求項4に記載の発明は次の通りである。即ち、
前記除去手段は燃料ガスを前記燃料極の表面に沿って流通させる案内板を有する請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池装置である。
【0007】
【発明の作用・効果】
請求項1に記載の発明によると、燃料極の表面の被覆物が除去される。これにより、燃料極の実効表面積が除去以前より大きくなり、もって燃料電池の出力が回復する。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明と同様の効果が奏される。
請求項3に記載の発明によると、強い流れの燃料ガスを排気することができるため、より好適に不純物の被覆を除去することができる。
請求項4に記載の発明によると、案内板によって燃料ガス流を流通させることにより、燃料極の表面の不純物の被覆を除去することができる。
なお、燃料極の表面の被覆物を除去することにより燃料電池の出力を回復させることは、燃料排気ガスを間欠的に空気極に導入するタイプの装置において特に有効であることは既述の通りであるが、この発明の技術を他のタイプ、即ち燃料排気ガスを燃料電池装置の系外へ直接排出するものに適用できることは言うまでもない。この場合においても、燃料極の実効表面積が除去以前より大きくなるので、燃料電池の出力が安定する。
【0008】
【発明の実施の形態】
上記において、燃料極表面の被覆物を除去する方法は当該表面の被覆物の性質に応じて適宜選択できる。除去の方法には大別して物理的な方法と化学的な方法とがある。
燃料極表面の被覆物とは燃料極表面に付着した生成水、二酸化炭素、窒素等の不純物及び燃料極の表面の周囲の空間におけるこれら不純物の高濃度雰囲気を指す。
【0009】
物理的な方法としては、燃料極表面に衝撃力を与えてその表面被覆物を除去する方法と燃料極表面の被覆物を他の部材に吸着させる方法がある。
【0010】
前者の方法として、実施例では水素ガスを燃料極表面に向けて吹き込み、当該燃料極表面に沿って流通させるようにした。これにより、水素ガスの流れによって当該燃料極表面から燃料極表面の被覆物が除去される。
その他、超音波を燃料極の表面に照射することにより、被覆物を当該表面からふるい落とすことができる。更には、燃料極自体を振動させても良い。
これらの方法は併用することができる。
【0011】
後者の方法として、燃料極の表面へ紙などの吸着シートを押圧し、このシートに表面被覆物を吸い取らせる方法がある。また、燃料極の表面を水やアルコールなどの液体で洗浄することもできる。
これらの方法は、既述の前者の方法とともに、併用することができる。
【0012】
化学的な方法としては、燃料極の表面被覆物を溶解できる液体で当該表面を洗浄する。被覆物が水分である場合はこれを蒸発させる。
化学的な方法と物理的な方法とを併用することができる。
【0013】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照にして説明する。
図1は実施例の燃料電池装置1の概略構成を示す。図2は燃料電池本体10の基本ユニットを示す。
図1に示すように、この装置1は燃料電池本体10、燃料ガスとしての水素ガス供給系20、空気供給系30、水供給系40から概略構成される。
【0014】
燃料電池本体10の単位ユニットは空気極11と燃料極13とで固体高分子電解質膜12を挟持した構成である。実際の装置ではこの単位ユニットが複数枚積層されている(燃料電池スタック)。空気極11の上方及び下方には空気マニホールド14、15が形成されている。上方のマニホールド14にはノズル41を取り付けるための取付孔が形成されている。
【0015】
図2に示すように、上記空気極11−固体高分子電解質膜12−燃料極13の単位ユニットは一対のカーボン製コネクタ板16、17で挟持されている。空気極11に対向するコネクタ板16の面には空気を流通させるための溝18が複数条形成されている。各溝18は上下方向に形成されてマニホールド14、15を連通している。その結果、ノズル41より供給される霧状の水は当該溝18に沿って空気極11の下側部分まで達する。
【0016】
同様に、燃料極13に対向するコネクタ板17の面には水素ガスを流通させるための溝19が形成されている。実施例ではこの溝19を水平方向に複数条形成した。
この溝19は、水素ガスが流通するとき、燃料極13の表面での流速が高くなるようにその流路抵抗を可及的に小さくする。
【0017】
空気極11には水が供給されるのでこれは耐水性のある材料で形成される。また、そこに水の膜ができると空気極11の実効面積が減少するので空気極11の材料には高い撥水性も要求される。かかる材料として、カーボンクロスを基材にガス供給層(C+PTFE)を塗りこんだガス拡散層を使用した。
固体高分子電解質膜12には汎用的なナフィオン(商品名:デュポン社)の薄膜を使用した。
尚、膜の厚さは空気極側からの生成水の逆浸透が可能であればその数値は特に問わない。
燃料極13は空気極11と同じ材料で形成されている。部品の共通化の為である。
【0018】
空気極11及び燃料極13において、電解質膜12と接触する方の面には、ある程度の厚さでもって酸素と水素の反応を促進するために用いられる周知の白金系触媒がそれぞれ均一に分散されていて、空気極11及び燃料極13における触媒層として形成される。
【0019】
水素ガス供給系20の水素源21として、この実施例では水素吸蔵合金からなる水素ボンベを利用した。その他、水/メタノール混合液等の改質原料を改質器にて改質反応させて水素リッチな改質ガスを生成させ、この改質ガスをタンクに貯留しておいてこれを水素源とすることもできる。勿論、燃料電池装置1を室内で固定して使用する場合には、水素配管を水素源とすることができる。
水素源21と燃料極13とは水素供給調圧弁23を介して水素ガス供給路22により接続されている。調圧弁23は燃料極13に供給する水素ガスの圧力を調整するものであり、汎用的な構成のものを利用できる。
【0020】
燃料極13からの排気ガスは排気ガス路24を通じて空気マニホールド14へ供給され、ここで空気と混合される。排気ガス路24にはこれを開閉するための水素排気弁25が配設されている。
【0021】
燃料極13に供給された水素ガスは発電反応に利用されてその大部分が消費されるが、なお残存する余剰水素ガスは排気ガス路24を流れ、排気弁25を介して空気極11へ導入される。
このようにして空気極11に供給された余剰水素ガスは触媒上で燃焼して水に転化する。この水は電解質膜12に供給される。このようにして、通常の電池反応による生成水と余剰水素ガスの燃焼による回収水が利用できる燃料電池装置1では、水素ガス系20及び空気系30の各ガス路に従来型の加湿器が何ら必要とされない。
【0022】
空気極11には図示しないブロアによって大気中より空気が供給される。図の符号31は空気の供給路であり空気極11のマニホールド14に連結される。下側のマニホールド15には空気極11を通過した空気を循環若しくは排気するための空気路32が連結され、水を分離する凝縮器33を介して排気ガスは循環路35及び排気路36へ送られる。空気排気調圧弁34の開度により循環路35と排気路36とへ分配される排気ガスの割合が調節される。排気ガスを循環させるのは空気極11へ導入された余剰水素ガスを完全に燃焼させるためである。
循環路35及び排気調圧弁34を省略し、排気ガスをそのまま大気へ排出する構成とすることもできる。
【0023】
凝縮器33で分離された水はタンク42へ送られる。タンク42には水位センサ43が付設される。この水位センサ43により、タンク42の水位が所定の値以下となると、アラーム44が点滅してオペレータに水不足を知らせる。
【0024】
実施例の水供給系40では、タンク42から水供給路45がポンプ46、水圧センサ47及び調圧弁48を介して、ノズル41まで連結されている。調圧弁48により所望の水圧に調節された水はノズル41から吹き出して空気マニホールド14内では霧状になる。そして、吹き出し時の運動量(初速)、霧の自重および空気流等によって空気極11の実質的な全面に霧状の水が供給される。
【0025】
このようにして空気極11の表面に供給された水はそこで周囲の空気から潜熱を奪って蒸発する。これにより、電解質膜12の水分の蒸発が防止される。
また、空気極11へ供給された水は空気極11からも潜熱を奪うので、これを冷却する作用もある。特に、始動時に水を供給すると、水素と空気の燃焼により膜、触媒がダメージを受けることを予防できる。
更には、空気極11へ供給された水は空気極11の表面をパージする作用(及びパージする手段としての機能)も奏する。即ち、この水により空気極11の表面の被覆物が除去される。
【0026】
図中の符号50は電圧計であり、空気極11と燃料極13との間の電圧を計測する。
【0027】
次ぎに、図3を参照にして、実施例の燃料電池装置1の動作を説明する。
制御装置70及びメモリ73は燃料電池装置1のコントロールボックス(図1に示されていない)に収納されている。メモリ73にはコンピュータからなる制御装置70の動作を規定するコントロールプログラム及び各種制御を実行するときのパラメータやルックアップテーブルが収納されている。
【0028】
まず、水素ガス供給系20の動作について説明する。
起動時には、水素排気弁25を閉に保持しておいて、爆発限界以下の所定の濃度で水素ガスが燃料極13に供給されるように水素供給調圧弁23を調整する。排気弁25を閉じた状態で燃料電池装置1を運転すると、空気極より透過するN2、O2あるいは生成水の影響が発生する。更には燃料極13の表面にそれが付着して当該表面の実効面積を低減させる。これにより安定した電圧が得られなくなる。
【0029】
そこで、予め定めれた規則に基づいて弁25を解放して水素分圧の低下したガスを排気し、燃料極13の雰囲気ガスをリフレッシュする。このとき、水素供給調圧弁23を調整して導入する水素の圧力を所定値より高くして、強い流れの水素ガスを燃料極13の表面に流す(このとき、燃料極13の表面がパージされ、その表面の被覆物が除去される。)。これにより、燃料極13表面の被覆物が水素ガスの流れにより剥離される。また、水分は蒸発する。勿論、全ての被覆物が燃料極表面から除去されるわけではないが、水素流を導入しない以前に比べると燃料極表面の被覆物の濃度は低下することとなる。
このように大量の水素ガスを用いて燃料極の表面をパージしたときには、流した水素ガスを有効に利用し、且つ、燃料電池装置の系外に高い濃度の水素ガスを排出することを防止するため、実施例のように水素排気ガスを空気極11側に導入しこれを再利用することが好ましい。
【0030】
予め定めれた規則はメモリ73に保存されており、弁25の開閉及び調圧弁23の調整は制御装置70が当該規則をメモり73から読み出して実行する。
【0031】
この実施例では、電圧計50で出力電圧をモニタし、出力電圧が所定の閾値を超えて低下したら所定の時間(例えば、0.2kg/平方センチメートル、1秒間)排気弁25を解放する。
あるいは、排気弁25を閉とした状態で燃料電池装置1を運転したときに出力電圧が低下し始める時間間隔を予め計測しておき、その時間間隔と実質的に同一又は若干短い周期で排気弁25を解放するように、排気弁25を間欠的に開閉制御する。
【0032】
次ぎに、空気供給系30の動作について説明する。
外気が空気供給路31より一定の圧力で空気マニホールド14へ供給される。一方、排気ガスの一部は空気排気調圧弁34の開度に応じて系外へ排出され、残部は循環路35を通って循環される。即ち、排気ガスには水素が含まれるのでこの水素を燃焼させることにより生成される水分が電解質膜12を湿潤状態を維持するのに適当な量となるよう、換言すれば燃料電池本体の水分バランスが最適となるように調圧弁34の開度を調節することができる。
【0033】
空気排気調圧弁34の開度の調節も予め定められた規則に基づき制御装置70により制御される。予め定められた規則はメモリ73に保存されている。
この実施例では、燃料電池本体10の水分バランスは主として後述する水供給系40により調整されるので、調圧弁34の開度は固定しておいても良い。
【0034】
次ぎに、水供給系40の動作について説明する。
タンク42の水がポンプ46で圧送される。そして、噴射圧力調整弁48でその圧力が調整されてノズル41から噴霧される。これにより、水が液体の状態(霧の状態)で空気極11に供給されることとなる。
【0035】
水の供給量は予め定められた規則に基づき制御装置70により制御される。予め定められた規則はメモリ73に保存されている。
この実施例では、所定の時間経過(例えば5〜10秒)ごとに、一定の水圧で水供給系40を稼働させる。
【0036】
次ぎに、他の実施例の燃料電池装置101について説明する。なお、図1と同様の作用を奏するものには同一の符号を付してその説明を部分的に省略する。
この装置101では、図4に示すように、燃料極13に対向するコネクタ板117に上下方向の溝119が形成され、この溝119の上側から水素ガスが導入される。水素ガスの導入口付近には案内板121が設けられ、導入された水素ガスはこの案内板121に導かれて燃料極13の表面に吹き付けられ、かつ当該表面に沿って流れる。この案内板121が燃料極13の表面の被覆物を除去する手段として作用する。これにより、燃料極13の表面がパージされ、その被覆物125が除去される。
また、このパージを行う場合、図示しない水素供給調圧弁(図1における23)を調整して、通常よりも高い圧力でもって水素ガスを導入すると、さらに好適である。
【0037】
水素排気ガスはコネクタ板117の下側から排出され、水素排気ガス路124を介して空気導入路31へ導入される。
【0038】
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の燃料電池装置の構成を示す模式図である。
【図2】同じく燃料電池本体の基本構成を示す断面図である。
【図3】同じく燃料電池装置の制御系を示す模式図である。
【図4】この発明の他の実施例の燃料電池装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1、101 燃料電池装置
10 燃料電池本体
11 空気極
12 電解質膜
13 燃料極
20 水素供給系
30 空気供給系
40 水供給系
121 案内板
125 被覆物

Claims (2)

  1. 燃料ガスを燃料極へ供給し、排ガス流路に排気弁を備える閉ループラインの燃料ガス供給系と、
    空気を空気極へ供給する空気供給系と、
    前記排気弁を解放したときに前記燃料ガス供給の供給圧力を前記排気弁が閉のときの前記燃料ガスの供給圧力より高くし、前記燃料極の表面に付着した或いは周囲の空間における不純物を、衝撃力を与えて除去する制御装置と、
    を備える、ことを特徴とする燃料電池装置。
  2. 前記燃料ガスを前記燃料極の表面に沿って流通させる案内板を有する請求項1に記載の燃料電池装置。
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