JP3982208B2 - ポンプ、ポンプ制御方法、モータ制御装置 - Google Patents

ポンプ、ポンプ制御方法、モータ制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はポンプに関し、例えばクーラントポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械において種々の目的でクーラントポンプが採用される。例えば工作機械において切削液を供給する場合である。この場合には加工サイクル中のみ切削液を供給すればよい。従って、工作機械が通電中であっても、加工サイクルでなければクーラントポンプの動作を停止することが消費電力の観点から望ましく、よって例えばクーラントポンプの動作をマグネットスイッチ等を用いたオン/オフによって発停していた。
【0003】
また工作機械において、加工サイクルに関係ないベッドの洗浄や、チップコンベアの洗浄のために水などを供給する場合がある。この場合、洗浄部位において除去すべき切粉などが来るタイミングが不明であるので、クーラントポンプの発停のタイミングも不明であり、常時運転していた。
【0004】
また切削時に要求される切削液を供給する場合がある。切削加工の内容によって必要な切削液の量は異なるので、通常は最も多く必要とされる切削液の量を用いていた。
【0005】
また切削動作を行う機器(以下「主機」と称す)から戻ってきた切削液を、一旦別のタンクに汲み上げて、その中の切粉を除去する場合がある。図9はこの処理を概念的に示すブロック図である。主機90から戻ってきた切削液は一旦1次タンク91に溜められる。そしてこの1次タンク91から、切粉を除去する処理タンク92へと、ポンプ93が汲み上げる。これにより、1次タンク91において切削液が溢れることを防止できる。ポンプ93はモータ95が回転することによって動作し、モータ95の動作はコントローラ94によって制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
工作機械において切削液を供給する場合、加工サイクル中のみ切削液を供給するための発停は頻繁に行われる。そしてこの発停にマグネットスイッチなど機械的な接点を採用すると、当該接点の寿命を損なうことになる。
【0007】
また洗浄のために水などを供給する場合に行う常時運転は、洗浄が不要な期間においてもクーラントポンプが動作しているため、消費電力の観点からは望ましくない。
【0008】
また切削液を、最も多く必要とされる量で供給する場合には、切削液の量が少なくて済む切削加工において過剰に切削液を供給することになる。これは切削液の浪費となっている。
【0009】
また主機から戻ってきた切削液を1次タンク91から汲み上げる場合には、1次タンク91が所定の量の切削液を溜めていない際にポンプ93を停止することが望ましい。ポンプ93が空気を吸い込んで空転すると、その寿命を損なうからである。空転を避けるためには、処理タンク92に汲み上げられた切削液を再度1次タンク91に戻したり、1次タンク91での切削液の液面レベルを検知する必要がある。しかし機械式のセンサ、例えばフロートスイッチで液面レベルを検知すると、切削液が切粉を含んでいるため、動作不良を起こしやすい。電気式のセンサで液面レベルを検知する場合、当該センサは一般に高価であり、また液面レベルに合わせた制御系が必要となって複雑かつコストがかかる。
【0010】
本発明は上記の問題点に鑑み、例えば工作機械でクーラントポンプを運転する際、その運転制御を種々の態様において容易に設定できる技術を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるポンプ(100)の第1の態様は、モータ(115)と、前記モータによって駆動され、切粉を含んだ流動体を汲み上げるポンプ本体(113)と、インバータ制御を採用して前記モータの回転数を制御する速度制御部(114)と、複数の機能(81〜84)を備え、選択された前記機能に基づいて前記速度制御部の動作を設定する機能選択部(112)と、前記複数の機能から機能を選択する選択設定部(111)とを備える。そして前記複数の機能は間欠運転(82)を有する。そして前記間欠運転が採用された場合には、前記設定部(111)はいずれも正の複数の運転回転数(K1,K2)を前記機能選択部(112)に与える。前記ポンプ(100)の外部からのON/OFF指令(J1)がONの場合には、前記複数の運転回転数から順次に選択された選択運転回転数(KR)に基づいて前記インバータ制御が行われる。そして前記設定部(111)は、前記複数の運転回転数(K 1 ,K 2 )に対応した複数の期間(T0,T1)を前記機能選択部(112)に与える。前記機能選択部は、前記ON/OFF指令(J 1 )がONからOFFへと切り替わってその状態が初期化(S0)され、前記複数の期間でそれぞれ維持されて順次に遷移する複数の状態(S0,S1)を有するタイマー機能(112e)を備え、前記機能選択部は前記速度制御部(114)に対して、前記タイマー機能の状態に対応した前記選択運転回転数(K R )を与える。
【0016】
またこの発明にかかるポンプの第の態様において望ましくは、前記ON/OFF指令(J1)がOFFの場合には前記モータ(115)の回転を停止させる。
【0023】
この発明にかかるポンプ制御方法の第1の態様は、切粉を含んだ流動体を汲み上げるポンプ本体(113)を駆動するモータ(115)の回転数を、複数の機能(81〜84)から選択された機能に基づいて、インバータ制御を採用して制御する。そして前記複数の機能は間欠運転(82)を有する。そして前記間欠運転が採用された場合には、外部からのON/OFF指令(J1)がONの場合には、いずれも正の複数の運転回転数(K1,K2)から順次に選択された選択運転回転数(KR)に基づいて前記インバータ制御が行われる。そして前記複数の運転回転数(K 1 ,K 2 )に対応した複数の期間(T0,T1)が設定され、前記ON/OFF指令(J 1 )がONからOFFへと切り替わってその状態が初期化(S0)され、前記複数の期間でそれぞれ維持されて順次に遷移する複数の状態(S0,S1)が設定され、前記複数の状態に対応する前記選択運転回転数(K R )に基づいて前記インバータ制御が行われる。
【0027】
またこの発明にかかるポンプ制御方法の第の態様において望ましくは、前記ON/OFF指令(J1)がOFFの場合には前記モータ(115)の回転を停止させる。
【0033】
この発明にかかるモータ制御装置の第1の態様は、切粉を含んだ流動体を汲み上げるポンプ本体(113)を駆動するモータ(115)の回転数を、インバータ制御を採用して制御する速度制御部(114)と、複数の機能(81〜84)を備え、選択された前記機能に基づいて前記速度制御部の動作を設定する機能選択部(112)と、前記複数の機能から機能を選択する選択設定部(111)とを備える。そして前記複数の機能は間欠運転(82)を有する。そして前記間欠運転が採用された場合には、前記設定部(111)は複数の運転回転数(K1,K2)を前記機能選択部(112)に与え、外部からのON/OFF指令(J1)がONの場合には、前記複数の運転回転数から順次に選択された選択運転回転数(KR)に基づいて前記インバータ制御が行われる。そして前記設定部(111)は、前記複数の運転回転数(K 1 ,K 2 )に対応した複数の期間(T0,T1)を前記機能選択部(112)に与え、前記機能選択部は、前記ON/OFF指令(J 1 )がONからOFFへと切り替わってその状態が初期化(S0)され、前記複数の期間でそれぞれ維持されて順次に遷移する複数の状態(S0,S1)を有するタイマー機能(112e)を備え、前記機能選択部は前記速度制御部(114)に対して、前記タイマー機能の状態に対応した前記選択運転回転数(K R )を与える。
【0038】
またこの発明にかかるモータ制御装置の第の態様において望ましくは、前記ON/OFF指令(J1)がOFFの場合には前記モータ(115)の回転を停止させる。
【0044】
ましくは、前記設定部(111)はその値が零である他の運転回転数(K0)を前記機能選択部(112)に与える。前記機能選択部は前記速度制御部(114)に対し、前記ON/OFF指令(J1)がON、OFFであることに応じて、それぞれ前記選択された運転回転数(KR,KS)、前記他の運転回転数を与える。
【0045】
【発明の実施の形態】
A.本発明の基本的な思想.
本発明の具体的な種々の実施の形態の説明に先立ち、本発明の基本的思想について説明する。
【0046】
図1は本発明に使用可能なポンプ1の構成の概要を示す図である。ポンプ1はいわゆる多段羽車ポンプの構成を有しており、ポンプケース16の中にインペラ17を収納している。インペラ17はモータ13によって回転し、これによって吸込口18から吸い込まれた流動体が吐出口15へと吐出される。モータ13はモータカバー14によって覆われ、また冷却ファン12によって冷却される。モータ13を駆動する電気回路は電装箱11に収納される。
【0047】
ポンプ1は多段羽車ポンプであるので、モータ13の回転数が一定の場合には、その標準的な吐出量はポンプケース16の大きさ及びインペラ17の段数に依存する。またインペラ17の数によって最大揚程が決定する。
【0048】
図2は流量Qと揚程Hとの関係を示すQH曲線を示すグラフである。曲線L1,L2,L3,L4はそれぞれインペラ17の数が1,2,3,4段である場合のQH曲線を示す。
【0049】
ポンプ1の選定は、用途が要求する流量を基準として行われる。よって当該流量に整合した吐出量を満足する大きさのポンプケース16、インペラ17の段数を備えたポンプ1が選定される。
【0050】
一方、ポンプ1を用いた装置においては、全体として流動体に対する抵抗が存在する。これは流動体を溜めるタンクの位置、最終的な吐き出しの高さ、流動体を流す配管の抵抗に依存する。当該抵抗はQH曲線においては抵抗曲線として表される。
【0051】
例えば抵抗曲線Rで表される抵抗を有する装置において、流量Qrが要求された場合を考える。抵抗曲線Rの上で流量Qrを満足する動作点Diがこの装置で要求される流量Qrと揚程Hrとを表している。揚程Hrはインペラ17の段数が3以上のポンプ1でないと達成できない。その一方、インペラ17の段数が多い程モータ13に必要な動力も増大するので、消費電力の観点からはインペラ17の段数は少ない方が望ましい。そこでこの例ではインペラ17の段数が3に決定され、QH曲線としては曲線L3が採用される。
【0052】
しかしながら曲線L3と抵抗曲線Rとは交点D3で交差するので、流量Qは要求される流量Qrを越えてしまう。そこで流量についてQ=Qrとするため、抵抗曲線Rvで表される抵抗にまで装置の抵抗を高める。具体的には、例えば配管経路にバルブを介挿して流量を絞る。この場合、この装置は揚程H3を必要とし、抵抗曲線Rvの上で流量Qrを満足する動作点Drにおいて動作する。
【0053】
しかし上記のように、過剰な流量Qを供給するポンプ1を採用し、更に流量Qをバルブで絞るとDr>Di,H3>Hrであるため、当初に要求された動作点Diでの動作に対して(H3−Hr)・Qrで表される動力が無駄となる。
【0054】
そこで本発明ではモータ13の回転数をインバータ制御を用いて制御する。これにより、インペラ17の段数をあたかも無段階としたようにQH曲線を制御することができる。インバータ制御により、例えば曲線Liを得ることができ、動作点Diでの動作が可能となる。この場合、上記のような無駄な動力はない。
【0055】
このような制御は特にクーラントポンプに採用することにより顕著な効果をそうする。既述のように発停回数が多く、様々な流量に対処する必要があり、機能と消費電力の抑制の両立が要求されているからである。以下の種々の実施の形態では、インバータ制御によってポンプ1のQH曲線を制御することにより、クーラントポンプの種々の用途に特化した機能、例えば加工対象の変更に対しても調整、機能選択が簡単となる技術を提供する。
【0056】
B.実施の形態の全体概要.
図3は本発明の種々の実施の形態に採用されるクーラントポンプ100の構成を示すブロック図である。クーラントポンプ100は主機90から主機90の運転情報Jを受ける。情報Jは、デジタルデータの通信であったり、主機90における接点の状況であったり、アナログ値であったりする。
【0057】
クーラントポンプ100は機能選択部112を備えており、ここにおいて情報Jを取得する。クーラントポンプ100は更に設定部111を備えており、ここでの設定により、機能選択部112が備える機能が選択され、当該機能に必要なパラメータも与えられる。機能選択部112はそれぞれ第1乃至第4の実施の形態で後述される、発停機能81、間欠運転82、多流量運転83、空転検出制御84の4つの機能を備えており、切り換えスイッチは112aはこれらの機能が切り換えられることを模式的に示している。もちろん、ここで示された機能は例示であって、機能選択部112はこれらの全てを備えている必要もなく、またこれ以外の機能を備えていてもよい。
【0058】
クーラントポンプ100は速度制御部114、モータ115、ポンプ本体113をも備えている。速度制御部114は機能選択部112において選択された機能及び設定されたパラメータに基づいて、インバータ制御を採用してモータ115の回転数を制御する。速度制御部114にはモータ115に供給されるモータ電流IMがフィードバックされる。ポンプ本体113はモータ115によって駆動され、例えば上述のポンプ1の吐出口15、ポンプケース16、インペラ17、吸込口18に相当する機能を有している。
【0059】
このようにクーラントポンプ100はインバータ制御によってその駆動が制御されるので、複数の機能81〜84から選択された機能に適合してモータ115、ひいてはポンプ本体113を駆動することができる。
【0060】
C.第1の実施の形態.
本実施の形態では機能選択部112において発停機能81が選択された場合の機能選択部112の動作について説明する。本実施の形態は工作機械において切削液を加工サイクル中のみ供給し、それ以外は供給しないという要求に対応した動作である。
【0061】
図4は本実施の形態における機能選択部112の動作の概略を示すブロック図である。主機90からは運転情報Jとして発停を指示するON/OFF指令J1が与えられる。一方、予め設定部111から2種の運転回転数K1(>0),K0が与えられる。ここでは運転回転数K0=0として停止が指示される。
【0062】
ON/OFF指令J1がONの場合には運転回転数K1が、OFFの場合には運転回転数K0(=0)が、それぞれ速度制御部114へと与えられる。スイッチ112bはこの切り換えを模式的に示している。このような動作により、速度制御部114はモータ115をON/OFF指令J1に応じて運転回転数K1で駆動したり、停止させたりする。
【0063】
本実施の形態では主機90からの運転情報JであるON/OFF指令J1によって発停を行うので、マグネットスイッチなど機械的な接点の寿命を損なうことがない。
【0064】
D.第2の実施の形態.
本実施の形態では機能選択部112において間欠運転82が選択された場合の機能選択部112の動作について説明する。本実施の形態は加工サイクルに関係ない部位の洗浄のために水などを供給する場合に対応する動作である。本実施の形態では洗浄部位において除去すべき切粉などが来るタイミングが不明であるので、間欠的なポンプの運転を行う。
【0065】
図5は本実施の形態における機能選択部112の動作の概略を示すブロック図である。主機90からは運転情報Jとして発停を指示するON/OFF指令J1が与えられる。一方、予め設定部111から3種の運転回転数K0(=0),K1(>0),K2(>0)が与えられる。また2種のタイマー時間T0,T1が設定される。
【0066】
運転回転数K1,K2から一つが選択運転回転数KR(R=1,2のいずれか一つ)として、後述するモード信号TDMOD1の値によって選択される。スイッチ112cはこの切り換えを模式的に示している。そして第1の実施の形態と同様にして、ON/OFF指令J1がONの場合には選択運転回転数KRが、OFFの場合には運転回転数K0が、それぞれ速度制御部114へと与えられる。
【0067】
機能選択部112はタイマー機能も備えており、ON/OFF指令J1を契機として動作する。タイマー112eはこの機能を模式的に示している。
【0068】
ON/OFF指令J1がONからOFFに切り替わると、タイマー112eの状態が状態S0に初期化される。状態S0に初期化される際、タイマーフラグF0,F1の値が0に初期化され、タイマーM0が計時を開始する。
【0069】
タイマーM0は、その計時開始後、設定部111から設定されたタイマー時間T0が経過すると、タイマーフラグF0の値を1に設定する。タイマーフラグF0が0であれば状態S0は維持され、タイマーフラグF0の値が1に設定されればタイマー112eの状態は状態S1へと遷移する。
【0070】
状態S1への遷移により、タイマーフラグF0の値は0に初期化され、タイマーM1が計時を開始する。タイマーM1は、その計時開始後、設定部111から設定されたタイマー時間T1が経過すると、タイマーフラグF1の値を1に設定する。タイマーフラグF1が0であれば状態S1は維持され、タイマーフラグF1の値が1に設定されればタイマー112eの状態は状態S0へと遷移する。状態S0への遷移により、タイマーフラグF1の値は0に初期化され、タイマーM0が再び計時を開始する。
【0071】
このような動作により、タイマー112eの状態は状態S0,S1にそれぞれタイマー時間T0,T1だけ維持され、両者の間を順次に繰り返して遷移する。タイマー112eは状態S0,S1に対応して、モード信号TDMOD1の値をそれぞれ0,1として出力する。モード信号TDMOD1の値が0,1であることに対応して、運転回転数KRは、それぞれK1,K2に設定される。
【0072】
このような動作により、ON/OFF指令J1がONである状態では、速度制御部114はモータ115に対し、タイマー時間T0での長さでの運転回転数K1の駆動と、タイマー時間T1での長さでの運転回転数K2の駆動とを順次に繰り返して行う。従って、洗浄部位において除去すべき切粉などが来る洗浄のタイミングが不明な状況でも、間欠的なポンプの運転を行って洗浄のための流動体を供給し、かつ消費電力を低減することができる。もちろん、運転の停止も可能である。
【0073】
E.第3の実施の形態.
本実施の形態では機能選択部112において多流量運転83が選択された場合の機能選択部112の動作について説明する。本実施の形態は切削加工の内容によって必要な切削液の量が異なる場合に対応した動作である。
【0074】
図6は本実施の形態における機能選択部112の動作の概略を示すブロック図である。主機90からは運転情報Jとして発停を指示するON/OFF指令J1と、流量を選択する流量選択指令J2が与えられる。一方、予め設定部111から4種の運転回転数K0(=0),K1(>0),K2(>K1),K3(>K2)が与えられる。
【0075】
運転回転数K1,K2,K3から一つが選択運転回転数KS(S=1,2,3のいずれか一つ)として流量選択指令J2によって選択される。スイッチ112dはこの切り換えを模式的に示している。そして第1の実施の形態と同様にして、ON/OFF指令J1がONの場合には選択運転回転数KSが、OFFの場合には運転回転数K0(=0)が、それぞれ速度制御部114へと与えられる。
【0076】
このような動作により、速度制御部114はモータ115をON/OFF指令J1に応じて運転回転数KSで駆動したり、停止させたりする。この運転回転数KSは流量選択指令J2に応じて選択される。従って、切削加工の内容に応じて適切に選択された流量で切削液を供給、あるいは停止できるので、切削液の浪費を避けることができる。特にON/OFF指令J1と流量選択指令J2とを別途に設けているので、ある加工に適した流量を設定すべく流量選択指令J2を与え、当該流量での切削液の供給停止を流量選択指令J2とは別個にON/OFF指令J1で制御することができる。
【0077】
F.第4の実施の形態.
本実施の形態は機能選択部112において空転検出制御84が選択された場合の機能選択部112の動作について説明する。本実施の形態では主機から戻ってきた切削液を一旦1次タンク91に溜め、1次タンク91から、切粉を除去する処理タンク92へと汲み上げる場合の機能選択部112の動作について説明する。本実施の形態では1次タンクでの切削液の液面レベルを検知することなく空転を避ける。
【0078】
図7は本実施の形態の動作の概略を示すフローチャートである。起動後、ステップS11において通常運転が行われ、ステップS12において負荷変動が検出されるまでステップS11が繰り返されて実行される。そしてステップS12で負荷変動が検出されれば、空転が開始したと判断してステップS13に進み、モータ回転数が低減される。その後、ステップS14においてタイマーカウントアップが発生するまではモータ回転数が低減された状態での運転が続く。ステップS14においてタイマーカウントアップが発生すると、ステップS11に戻り、再び通常運転が行われる。
【0079】
図8は本実施の形態における機能選択部112の動作の概略を示すブロック図である。主機90からは運転情報Jとして発停を指示するON/OFF指令J1が与えられる。一方、予め設定部111から3種の運転回転数K0(=0),K1(>0),K2(>K1)が与えられる。またタイマー時間T1が設定される。更にモータ電流測定指令J3も設定部111から与えられる。
【0080】
モータ電流IMは速度制御部114へのフィードバックのみならず、空転検出制御にも供せられるべく、機能選択部112にも与えられる。通常運転時においてはポンプ本体113は所定の流動体、例えば切削液を吸い上げているため、モータ115には所定の負荷が印加されている。これにより、モータ電流IMは所定の閾値Ithよりも大きな値を採っている。しかしながら、モータ115が空転での回転を開始すると、その負荷が変動、具体的には軽くなる。これにより、モータ電流IMの値は閾値Ithよりも小さな値を採ることになる。そこでステップS12における負荷変動検出を実行するため、機能選択部112において空転検出制御が選択された場合には、モータ電流測定指令J3に基づいてモータ電流IMを測定し、閾値Ithの値と比較した結果Gを得る。
【0081】
空転検出機能112gは上記の比較を模式的にフローチャートで示している。ここでは比較結果Gは0,1の値を採り、それぞれモータ電流IMの値が閾値Ithよりも大きい場合及び小さい場合に相当させて設定している。空転検出機能112gはON/OFF指令J1がOFFからONに切り替わることにより動作を開始する。モータ115を停止させる場合にはモータ電流IMの測定は不要だからである。
【0082】
機能選択部112はタイマー機能も備えており、ON/OFF指令J1を契機として動作する。タイマー112hはこの切り換えを模式的に示している。
【0083】
ON/OFF指令J1がONからOFFに切り替わると、タイマー112hの状態が状態S0に初期化される。状態S0に初期化される際、タイマーフラグF2の値が0に初期化される。
【0084】
比較結果Gの値が0である間、即ちモータ電流IMの値が所定の閾値Ithよりも大きく通常運転が行われている場合には、状態S0が維持される。しかし比較結果Gの値が1になったことを契機として、即ちモータ電流IMが所定の閾値Ithよりも大きい値から小さい値へと変化したことを契機として、タイマー112hの状態は状態S1へと遷移する。
【0085】
状態S1への遷移によりタイマーM1が計時を開始する。タイマーM1は、その計時後、設定部111から設定されたタイマー時間T1が経過すると、タイマーフラグF2の値を1に設定する。タイマーフラグF2が0であれば状態S1は維持され、タイマーフラグF2の値が1に設定されればタイマー112hの状態は状態S0へと遷移する。状態S0への遷移により、タイマーフラグF2の値は0に初期化され、再び比較結果Gに基づいてタイマー112hの状態が状態S0,S1のいずれかとなる。
【0086】
このような動作により、タイマー112hの状態は、モータ電流IMの値が所定の閾値Ithよりも大きい状態から小さい状態へと遷移すると、タイマー時間T1だけ状態S1が維持される。その他の場合には状態S0が維持される。そしてタイマー112hは状態S0,S1に対応して、モード信号TDMOD2の値をそれぞれ0,1として出力する。
【0087】
第2の実施の形態と同様にして、運転回転数K1,K2から一つが運転回転数KR(R=1,2のいずれか一つ)として、モード信号TDMOD2の値によって選択される。モード信号TDMOD2の値が0,1であることに対応して、運転回転数KRは、それぞれK1,K2に設定される。スイッチ112fはこの切り換えを模式的に示している。そして第1の実施の形態と同様にして、ON/OFF指令J1がONの場合には運転回転数KRが、OFFの場合には運転回転数K0(=0)が、それぞれ速度制御部114へと与えられる。
【0088】
このような動作により、ON/OFF指令J1がONである状態では、速度制御部114はモータ115を、空転が発生したと判断された時点からタイマー時間T2での長さでの運転回転数K2の駆動(図7のステップS13及びステップS14の繰り返しに対応する)と、それ以外の場合での運転回転数K1の駆動(ステップS11とS12が作るループに対応する)とを行う。そしてK1>K2であるので、空転時のモータ115の損傷を小さくすることができる。しかもタイマー時間T1が経過すると自動的に元の運転回転数K1での駆動が行われる。モータ電流IMの値に基づいて空転を検出するので、液面のレベルを検知するセンサは不要である。もちろん、運転の停止も可能である。
【0089】
また、比較結果Gを求める基準となる閾値Ithに、所定の幅を持たせてもよい。例えばΔI1(>0),Δ2(>0)を設定し、IMがIth+Δ1よりも小さい状態から大きい状態への変化に対応して比較結果Gの値を1から0へと変化させ、IMがIth−Δ2よりも大きい状態から小さい状態への変化に対応して比較結果Gの値を0から1へと変化させることができる。
【0090】
【発明の効果】
この発明にかかるポンプ、ポンプ制御方法、モータ制御装置のそれぞれの第1の態様によれば、インバータ制御によってその駆動が制御されるので、複数の機能(81〜84)から選択された機能に適合して、モータ(115)、ひいてはポンプ本体(113)を駆動することができる。しかも洗浄のタイミングが不明な状況でも、間欠的なポンプの運転を行って洗浄のための流動体を供給し、かつ消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用可能なポンプの構成の概要を示す図である。
【図2】流量Qと揚程Hとの関係を示すグラフである。
【図3】本発明の実施の形態に採用される構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態の動作の概略を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態の動作の概略を示すブロック図である。
【図6】第3の実施の形態の動作の概略を示すブロック図である。
【図7】第4の実施の形態の動作の概略を示すフローチャートである。
【図8】第4の実施の形態の動作の概略を示すブロック図である。
【図9】従来の技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
81 発停機能
82 間欠運転
83 多流量運転
84 空転検出制御
100 ポンプ
111 選択設定部
112 機能選択部
112e,112h タイマー
112g 空転検出機能
113 ポンプ本体
114 速度制御部
115 モータ
M モータ電流
th 閾値
1 ON/OFF指令
2 流量選択指令
0,K1,K2,K3,K4 運転回転数
R,KS 選択運転回転数
T0,T1 タイマー時間

Claims (7)

  1. モータ(115)と、
    前記モータによって駆動され、切粉を含んだ流動体を汲み上げるポンプ本体(113)と、
    インバータ制御を採用して前記モータの回転数を制御する速度制御部(114)と、
    複数の機能(81〜84)を備え、選択された前記機能に基づいて前記速度制御部の動作を設定する機能選択部(112)と、
    前記複数の機能から機能を選択する選択設定部(111)と
    を備え、
    前記複数の機能は間欠運転(82)を有し、前記間欠運転が採用された場合には、
    前記設定部(111)はいずれも正の複数の運転回転数(K1,K2)を前記機能選択部(112)に与え、
    前記ポンプ(100)の外部からのON/OFF指令(J1)がONの場合には、前記複数の運転回転数から順次に選択された選択運転回転数(KR)に基づいて前記インバータ制御が行われ
    前記設定部(111)は、前記複数の運転回転数(K 1 ,K 2 )に対応した複数の期間(T0,T1)を前記機能選択部(112)に与え、
    前記機能選択部は、前記ON/OFF指令(J 1 )がONからOFFへと切り替わってその状態が初期化(S0)され、前記複数の期間でそれぞれ維持されて順次に遷移する複数の状態(S0,S1)を有するタイマー機能(112e)を備え、
    前記機能選択部は前記速度制御部(114)に対して、前記タイマー機能の状態に対応した前記選択運転回転数(K R )を与えるポンプ。
  2. 前記ON/OFF指令(J 1 )がOFFの場合には前記モータ(115)の回転を停止させる、請求項1記載のポンプ。
  3. 切粉を含んだ流動体を汲み上げるポンプ本体(113)を駆動するモータ(115)の回転数を、複数の機能(81〜84)から選択された機能に基づいて、インバータ制御を採用して制御する、ポンプ制御方法であって、
    前記複数の機能は間欠運転(82)を有し、前記間欠運転が採用された場合には、
    外部からのON/OFF指令(J 1 )がONの場合には、いずれも正の複数の運転回転数(K 1 ,K 2 )から順次に選択された選択運転回転数(K R )に基づいて前記インバータ制御が行われ、
    前記複数の運転回転数(K 1 ,K 2 )に対応した複数の期間(T0,T1)が設定され、
    前記ON/OFF指令(J 1 )がONからOFFへと切り替わってその状態が初期化(S0)され、前記複数の期間でそれぞれ維持されて順次に遷移する複数の状態(S0,S1)が設定され、
    前記複数の状態に対応する前記選択運転回転数(K R )に基づいて前記インバータ制御が行われるポンプ制御方法。
  4. 前記ON/OFF指令(J 1 )がOFFの場合には前記モータ(115)の回転を停止させる、請求項3記載のポンプ制御方法。
  5. 切粉を含んだ流動体を汲み上げるポンプ本体(113)を駆動するモータ(115)の回転数を、インバータ制御を採用して制御する速度制御部(114)と、
    複数の機能(81〜84)を備え、選択された前記機能に基づいて前記速度制御部の動作を設定する機能選択部(112)と、
    前記複数の機能から機能を選択する選択設定部(111)と
    を備え、
    前記複数の機能は間欠運転(82)を有し、前記間欠運転が採用された場合には、
    前記設定部(111)はいずれも正の複数の運転回転数(K 1 ,K 2 )を前記機能選択部(112)に与え、
    外部からのON/OFF指令(J 1 )がONの場合には、前記複数の運転回転数から順 次に選択された選択運転回転数(K R )に基づいて前記インバータ制御が行われ、
    前記設定部(111)は、前記複数の運転回転数(K 1 ,K 2 )に対応した複数の期間(T0,T1)を前記機能選択部(112)に与え、
    前記機能選択部は、前記ON/OFF指令(J 1 )がONからOFFへと切り替わってその状態が初期化(S0)され、前記複数の期間でそれぞれ維持されて順次に遷移する複数の状態(S0,S1)を有するタイマー機能(112e)を備え、
    前記機能選択部は前記速度制御部(114)に対して、前記タイマー機能の状態に対応した前記選択運転回転数(K R )を与えるモータ制御装置。
  6. 前記ON/OFF指令(J 1 )がOFFの場合には前記モータ(115)の回転を停止させる、請求項5記載のモータ制御装置。
  7. 前記設定部(111)はその値が零である他の運転回転数(K 0 )を前記機能選択部(112)に与え、
    前記機能選択部は前記速度制御部(114)に対し、前記ON/OFF指令(J 1 )がON、OFFであることに応じて、それぞれ前記選択された運転回転数(K R ,K S )、前記他の運転回転数を与える、請求項6記載のモータ制御装置。
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