JP3980694B2 - ボールチェイン及びこれを用いた直線案内装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数のボールが一列に配列されると共に転動可能に保持され、例えば無限摺動用の直線案内装置のボール無限軌道に組み込まれて使用されるボールチェインに係り、特に、ゴシックアーチ状のボール転走溝を有する直線案内装置に最適なボールチェイインに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テーブル等の可動体をベッド等の固定部に沿って案内する直線案内装置しては、ボール転走溝を有する軌道レールと、上記ボール転走溝と対向する負荷転走溝を有すると共に上記負荷転走溝の一端から他端へとボールを循環させる無負荷転走路を有し、上記軌道レールに沿って移動するスライダと、これらスライダと軌道レールとの間で荷重を負荷しながら転走すると共に、上記スライダの負荷転走溝及び無負荷転走路より構成される無限軌道を循環する多数のボールとから構成されるものが知られている。
【0003】
このように構成された従来の直線案内装置では、スライダの無限軌道がボールで満たされていることから、該スライダが軌道レールに沿って移動すると、互いに隣接するボールが相互に衝突あるいは擦れ合いながら上記無限軌道内を循環することとなり、ボールが早期に磨耗して装置寿命が短命化するといった問題点があった。
【0004】
そこで、このような問題点を解決するものとして、多数のボールを整列保持したボールチェインを上記無限軌道に組み込んだ直線案内装置が提案されている(特開平5−52217号公報)。図10及び図11に示すように、かかるボールチェイン100は互いに隣接する各ボール101の間に間座102を介装すると共に、各間座102を帯状の連結部103で繋いでボール101を数珠状に連結したものであり、上記ボール101を金型内に中子として配置した可撓性樹脂の射出成形によって製作されている。
【0005】
このように構成された従来のボールチェイン100は、図12に示す如くスライダ104の無限軌道105に組み込まれて該無限軌道内を循環するのであるが、この際、互いに隣接するボール101の間には間座102が介装されていることから、ボール同志の相互摩擦や衝突が防止され、ボール101の磨耗を可及的に防止することができた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来のボールチェイン100では一つの間座102がその両側に位置する二つのボール101,101を支えていることから、該ボールチェイン100の湾曲や捩じれ等によってボール101に対する間座102の当接角度が変わると、ボール101が間座102の間から抜け落ちてしまうといった問題があった。
【0007】
このため、従来のボールチェインはボールの相互接触を防止するリテーナとしての機能は十分に果たすものの、ボールの脱落を防止する所謂ボール保持器としての機能は十分ではなく、かかるボールチェインを組み込んだ従来の直線案内装置においては、スライダを軌道レールから取り外した際のボール脱落事故を完全に防止すべく、図13に示す如くスライダ104の負荷転走溝106の両側にボール保持器107を設けていた。
【0008】
ところが、軌道レール108のボール転走溝109及びスライダ104の負荷転走溝106が単一のボール転走面からなる所謂サーキュラーアーク状に形成されている場合には、これら転走溝106,109の深さがボール101の半径に対して比較的小さいことから、前述の図13の如くスライダ104の負荷転走溝106の両側にボール保持器107を形成することが可能であるが、これらボール転走溝109及び負荷転走溝106が所謂ゴシックアーチ状、すなわち一対のボール転走面が交わった形状に形成されている場合には、図14に示すように、これら転走溝106,109の深さがボール101の半径に近いことから、負荷転走溝106の両側にボール保持器107を設けることは殆ど不可能である。
【0009】
従って、ゴシックアーチ状のボール転走溝を有する直線案内装置にボールチェインを組み込むに当たっては、該ボールチェインのボール保持機能を十分に確保する必要があり、かかる機能が弱い従来のボールチェインをそのまま組み込むことには問題があった。
【0010】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとろは、湾曲や捩じれ等が与えられた場合であってもボールを確実に保持することが可能であり、ゴシックアーチ状のボール転走溝を有する直線案内装置に最適なボールチェインを提供すると共に、該ボールチェインを用いた直線案内装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のボールチェインは、多数のボールを一列に配列すると共に、これらボールを転動可能に保持したものであって、各ボールを一対の球面座で挟持すると共にこれら球面座を鍔部で相互に連結してボール保持単位を構成すると共に、複数のボール保持単位を可撓性の連結部で数珠状に連結してなることを特徴とするものである。
【0012】
このような技術的手段によれば、各ボールは鍔部で連結された一対の球面座によって挟持され、ボール一個毎にボール保持単位を構成しており、これらボール保持単位を可撓性の連結部によって数珠状に連結することによりボールチェインが構成されているので、該ボールチェインが湾曲あるいは捩じれ等を生じたとしても、ボールに対する球面座の当接角度が変化することはなく、各ボール保持単位毎にボールを確実に保持することができる。
【0013】
ここで、本発明のボールチェインはボールを金型内に中子としてインサートした合成樹脂の射出成形によって製作することができるが、このボールチェインを円弧状に湾曲させた際のその最小半径を小さくするという観点からすれば、上記連結部はより柔軟であることが好ましく、その断面積は小さい方が良い。
【0014】
但し、ボールチェインの使用時においては該連結部に対して曲げ伸ばしの動作が繰り返されれることから、破断を生じることがないよう十分な強度を与えることが必要であり、該連結部をワイヤ等によって補強するようにしても良い。
【0015】
一方、このようなボールチェインが用いられる本発明の直線案内装置は、一対のボール転走面が交わったゴシックアーチ状のボール転走溝を有する軌道レールと、上記ボール転走溝と対向するやはりゴシックアーチ状の負荷転走溝を有すると共に上記負荷転走溝の一端から他端へとボールを循環させる無負荷転走路を有し、上記軌道レールに沿って移動するスライダと、これらスライダと軌道レールとの間で荷重を負荷しながら転走すると共に、上記スライダの負荷転走溝及び無負荷転走路より構成される無限軌道を循環する多数のボールとから構成され、前述した本発明のボールチェインをその鍔部が内周側あるいは外周側に位置するように上記スライダの無限軌道に組み込むと共に、ゴシックアーチ状に形成された軌道レールのボール転走溝及びスライダの負荷転走溝の最深部には、上記ボールチェインの鍔部が収容され且つ案内される逃げ溝が形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
このような技術的手段によれば、上記スライダの無限軌道には本発明のボールチェインが組み込まれ、しかも該ボールチェインはその鍔部を無限軌道の内周側あるいは外周側に位置させて該無限軌道内を循環するので、スライダの負荷転走溝上に位置するボールはゴシックアーチ状の負荷転走溝と鍔部とによって三方から挟まれたような状態となり、例え軌道レールからスライダを抜いたとしても、ボールがボールチェインの一対の球面座の間から抜け落ちることはない。
【0017】
また、このようにしてボールチェインがスライダの無限軌道を循環すると、該ボールチェインの鍔部がゴシックアーチ状に形成された軌道レールのボール転走溝あるいはスライダの負荷転走溝の中央に接触してしまう懸念があるが、本発明の直線案内装置ではこれらボール転走溝及び負荷転走溝の最深部に逃げ溝を形成し、かかる逃げ溝にボールチェインの鍔部を収容するように構成しているので、ボールの脱落を防止しつつ、無限軌道内で円滑にボールチェインを循環させることができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のボールチェイン及びこれを用いた直線案内装置を詳細に説明する。
図1及び図2は本発明のボールチェインを組み込んだ直線案内装置の実施例を示すものである。
同図において、符号1は工作機械のベッド等の固定部に対して配設される軌道レール、符号2はテーブル等の可動体を上記軌道レール1に沿って案内するスライダ、符号3はこれら軌道レール1とスライダ2との間で荷重を負荷しながら転動すると共に上記スライダ2内で無限循環するボールである。
【0019】
先ず、上記軌道レール1は断面略矩形状に形成されており、その両側面には上記ボール3の転走するボール転走溝11が長手方向(図2の紙面垂直方向)に沿って計2条形成されている。この軌道レール1にはその長手方向に適宜間隔をおいてボルト取付孔12が形成されており、軌道レール1はこのボルト取付孔12に挿入される図示外の固定ボルトによって固定部に固定される。
【0020】
また、上記スライダ2は、テーブル等の可動体の取付面41及び当該可動体の固定ボルトが螺合するタップ孔42を有する移動ブロック4と、この移動ブロック4の前後両端面に対して固定される一対の蓋体5,5とから構成されており、かかる蓋体5を移動ブロック4に固定することで当該スライダ内にボール3の無限軌道が具備されるようになっている。
【0021】
上記移動ブロック4は取付面41が形成された水平部4a及びこの水平部4aから垂れ下がる一対のスカート部4b,4bを備えて断面略サドル状に形成されており、各スカート部4bの内面側には軌道レール1のボール転走溝11に対向する負荷転走溝43が形成されている。また、各スカート部4bには各負荷転走溝43に対応したボール戻し孔44が形成されており、上記負荷転走溝43を転走し終えて荷重から解放されたボール3が負荷転走溝43上における転走方向とは逆方向に転走するようになっている。
【0022】
この移動ブロック4は合成樹脂の射出成形を利用して製作されている。すなわち、上記移動ブロック4は機械加工によって形成された金属製のブロック本体40に対して合成樹脂を射出成形で肉付けして形成されており、前述した可動体取付面41やボール3の負荷転走面43等、機械的強度が要求される部位は当該ブロック本体40に形成される一方、ボール戻し孔44等の機械的強度が重要とされない部位は合成樹脂で形成され、可能な限り移動ブロック4の軽量化が図られている。
【0023】
図3は上記スライダ2に具備されたボール3の無限軌道を示す断面図であり、この無限軌道は図4に示す如く上記蓋体5を移動ブロック4の端面に固定することによって完成する。すなわち、蓋体5を移動ブロック4に固定すると、蓋体5側のU形溝51内に移動ブロック4側のボール案内部46が嵌合してU字状の方向転換路54が完成し、この方向転換路54によって移動ブロック4の負荷転走面43と上記ボール戻し孔44とが連結される。
【0024】
これにより、軌道レール1のボール転走溝11と移動ブロック4の負荷転走溝43との間で荷重を負荷していたボール3は、スライダ2の移動に伴って上記負荷転走溝43を転走し終えると上記荷重から開放されて一方の蓋体5の方向転換路54に入り込み、そのままの無負荷状態で負荷転走溝43における転走方向とは逆方向へ向かって移動ブロック4のボール戻し孔44を転走する。また、ボール戻し孔44を転走し終えたボール3は他方の蓋体5の方向転換路54を介して再度軌道レール1と移動ブロック4との間に入り込み、荷重を負荷しながら上記負荷転走溝43を転走する。
【0025】
一方、上記ボール3はボールチェイン6に一列に保持された状態でスライダ2の無限軌道に組み込まれており、ボール3の転動に伴って該ボールチェイン6が無限軌道内を循環するようになっている。図5に示すように、このボールチェイン6はボール3を各一個ずつ保持した複数のボール保持単位61を可撓性の連結部62で数珠状に連結して形成されており、各ボール保持単位61はボール3を左右から挟み込む一対の球面座63,63とこれら球面座63を相互に連結する鍔部64とから構成されている。
【0026】
上記連結部62は一列に配列されたボール保持単位61の一側端のみを相互に連結しており、図3に示す如くこの連結部62を屈曲させると、互いに隣接するボール保持単位61の間のスリット状空間が拡開し、上記鍔部64を内周側あるいは外周側に位置させた状態でボールチェイン6それ自体を環状に湾曲させることができるようになっている。
【0027】
また、このボールチェイン6は金型内にボール3を中子としてインサートした合成樹脂の射出成形で形成されており、かかる射出成形によって連結部62、球面座63及び鍔部64が一体に成形され、ボール3が球面座63によって包持されるようになっている。
【0028】
図6は、上記無限軌道内におけるボール3の転走状態を示す拡大断面図である。
上記スライダ2の負荷転走溝43及び軌道レール1のボール転走溝11は二つのボール転走面10,10が交わったゴシックアーチ状に形成されており、各ボール3はこれら負荷転走溝43及びボール転走溝11と夫々二点て接触している。また、ゴシックアーチ状に形成されたボール転走溝11及び負荷転走溝43の最深部、すなわち二つのボール転走面10,10が交わる位置には各々逃げ溝31,31が形成され、ボール3がこれら転走溝43,11を転走している際に上記ボールチェイン6の鍔部64が該逃げ溝31に収容されるようになっている。
【0029】
また、スライダ2のボール戻し孔44にはその長手方向に沿って案内溝32,32が形成されており、無負荷状態にあるボールチェイン6の鍔部64が該案内溝32によって案内され、ボール戻し孔44の内部におけるボールチェイン6の蛇行が防止されるようになっている。
【0030】
そして、以上のように構成された本実施例の直線案内装置によれば、スライダ2が軌道レール1上を移動するとボール3がスライダ2の負荷転走溝43及び軌道レール1のボール転走溝11の上を転走し、ボールチェイン6がスライダ2に形成された無限軌道の内部を循環する。このとき、ボールチェイン6を構成する各ボール保持単位61では、該ボールチェイン6の屈曲あるいは伸展の状態に係わらず、常に一対の球面座63,63がボール3を確実に挟持しているので、ボール3がボールチェイン6から脱落するのを可及的に防止することが可能となる。
【0031】
また、無限軌道内のボールチェイン6はその鍔部64を外周側あるいは内周側に位置させなから循環しているので、例えばスライダ2を軌道レール1から引き抜いたとしても(図6において軌道レール1を消した状態)、ボール3はスライダ2の負荷転走溝43とボールチェイン6の鍔部64によって三方から挟持された状態となり、ボール3がスライダ2の無限軌道から脱落するのを確実に防止することができるものである。
【0032】
図7は本発明のボールチェインの第2実施例を示すものである。
このボールチェイン7は図5に示す第1実施例のボールチェイン6と略同様の構成を有するものであるが、一対の球面座63を連結する鍔部64がボール3の周囲を4分割するように配されている点においてのみ相違するものである。従って、この第2実施例のボールチェイン7ではボール3がボール保持単位61の内部に完全に拘束されており、ボール3が該ボールチェイン7から脱落するのを完全に防止することができる。
【0033】
図8は本発明のボールチェインの第3実施例を示すものである。
第1実施例のボールチェイン6では各ボール保持単位61を結合する連結部62も樹脂で成形されていることから、ボールチェイン6が無限軌道内を循環してその屈曲及び伸展が繰り返されると、連結部62からボールチェイン6が分断される懸念がある。
【0034】
このため、本実施例のボールチェイン8では各ボール保持単位61を貫通するワイヤ80を設け、該ワイヤ80で連結部62を構成するようにした。かかるボールチェイン8の製作方法は第1実施例のボールチェイン6と略同じであるが、一本のワイヤ80をボール3と共に金型内にインサートし、合成樹脂の射出成形によって各ボール保持単位61を等間隔でワイヤ80に肉付けするようにした。
【0035】
そして、このようにワイヤ80で連結部62を補強した本実施例のボールチェイン8によれば、繰り返しの屈曲及び伸展によっても連結部62が破断することがなく、使用途中におけるボールチェイン8の分断といったトラブルを避けることが可能となる。
【0036】
図9は本発明のボールチェインの第4実施例を示すものである。
この実施例のボールチェイン9では各ボール保持単位61を結合する連結部62を球面座63の中心に形成し、互いに隣接する一対のボール保持単位61が該連結部62を中心としていずれの方向へも屈曲できるように構成した。従って、前述までのボールチェインと異なり、このボールチェイン9には特定の屈曲方向がなく、スライダ2の無限軌道内における屈曲方向に特別な配慮を払うことなく該無限軌道に組み込むことができるものである。
【0037】
尚、前述した直線案内装置では軌道レールの左右両側面に対応して夫々1条ずつ計2条のボール無限軌道をスライダに具備させたが、本発明の直線案内装置はこれに限らず、軌道レール1の左右両側面に対応して夫々2条ずつ計4条のボール無限軌道をスライダ2に具備させても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のボールチェインによれば、一対の球面座によってボールを挟持したボール保持単位を形成すると共に、該ボール保持単位を複数連結してボールチェインを構成しているので、かかるボールチェインの使用中においてこれに湾曲あるいは捩じれ等が与えられた場合であっても、ボールが球面座の間から脱落することがなく、該ボールチェインに対してボールを確実に保持することが可能となる。
【0039】
また、かかるボールチェインを用いた本発明の直線案内装置によれば、スライダの負荷転走溝上に位置するボールはゴシックアーチ状の該負荷転走溝とボールチェインの鍔部とによって三方から挟まれたような状態となるので、軌道レールからスライダを抜いた際にボールがボールチェインから脱落するのを完全に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のボールチェインを用いた直線案内装置の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の直線案内装置の第1実施例を示す正面図及び断面図である。
【図3】 第1実施例に係るスライダに具備されたボールの無限軌道を示す断面図である。
【図4】 ボールの無限軌道を構成する移動ブロックと蓋体との分解図である。
【図5】 本発明のボールチェインの第1実施例を示す平面図及び正面図である。
【図6】 直線案内装置の第1実施例に係るボールの無限軌道の断面を示す拡大図である。
【図7】 本発明のボールチェインの第2実施例を示す平面図である。
【図8】 本発明のボールチェインの第3実施例を示す平面図である。
【図9】 本発明のボールチェインの第4実施例を示す平面図である。
【図10】 従来のボールチェインを示す平面図である。
【図11】 従来のボールチェインを示す正面図である。
【図12】 従来のボールチェインを直線案内装置のスライダに組み込んだ状態を示す断面図である。
【図13】 スライダの負荷転走溝及び軌道レールのボール転走溝がサーキュラアーク状に形成されている場合のボールの転走状態を示す断面図である。
【図14】 スライダの負荷転走溝及び軌道レールのボール転走溝がゴシックアーチ状に形成されている場合のボールの転走状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…軌道レール、2…スライダ、3…ボール、6…ボールチェイン、11…ボール転走溝、31…逃げ溝、43…負荷転走溝、61…ボール保持単位、62…連結部、63…球面座、64…鍔部
Claims (1)
- 多数のボールを一列に配列すると共に、これらボールを転動可能に保持し、無限摺動用直線案内装置のボール無限軌道に組み込まれて使用されるボールチェインであって、
各ボールを一対の球面座で挟持すると共にこれら球面座を鍔部で相互に連結してボール保持単位を構成すると共に、複数のボール保持単位を可撓性の連結部で数珠状に連結してなり、
上記連結部は一列に配列されたボール保持単位の一側端のみを相互に連結していることを特徴とするボールチェイン。
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