JP3980378B2 - 錠剤等取出し容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠剤等取出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
振出し孔を頂板に有する容器体と、該振出し孔を閉塞させて容器体上面へ嵌合させた蓋体とを有し、該蓋体を外して容器体内から錠剤等を取出しできるよう設けた容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の取出し容器は、その錠剤取出し量が一定ではなく、ばらつきが多い。
【0004】
本発明は、予め定められた数量の錠剤を正確に取出し出来るよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、口頸部4を垂下し、かつ該口頸部の前面上部に制御板差込み孔5を横設すると共に、下方前部に窓孔16を設け、かつ、該窓孔下端から錠剤等落下孔14付き底板13を後方へ突出した容器体1と、
上記容器体の下部前面の側方へ、前後方向への摺動が自在に装着された摺動部材21とを有し、
該摺動部材は、前限に位置する状態で容器体の窓孔16に立設する押込み板22から容器体口頸部下端面を閉塞する中底板23を後方突出すると共に、口頸部下端面を閉塞する中底板部分の前側方に錠剤等通過孔30を穿設し、かつ、中底板23を上記底板13上へ載置し、又上記差込み孔5前方の押込み板部分から制御板32を後方突出し、
摺動部材21を後退移動させたとき、錠剤通過孔 30 と短筒31とを介して口頸部4内と錠剤等落下孔14とが連通すると共に、制御板32後部が差込み孔5から入って口頸部4上部内を閉塞可能に形成したことを特徴とする。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に、上記中底板23の口頸部下端面閉塞部分を、該部分周辺に切り離し線28を穿設することで、中底板一部から突出する弾性舌片29とした。
【0007】
第3の手段として、上記容器体1を、胴部2下端から内向きフランジ状壁3を介して口頸部4を垂下させて形成すると共に、上記胴部2外面へ、上方筒部を回動可能に嵌合させて口頸部4よりも下方まで有底筒体を垂下し、該筒体の下方前部に窓孔16を穿設すると共に、口頸部下方の底板13部分に錠剤等落下孔14を穿設した取付け筒11を設け、上記摺動部材21を前方付勢させて取付け筒11内へ、押込み板22は窓孔16内へ嵌合させて、装着させたことを特徴とする。
【0008】
第4の手段として、上記第1、第2、又は第3の手段を有すると共に、中底板23後端面から肉薄ヒンジ24を介して板バネ25を突設し、該板バネ基端部に付設した係合板26を、中底板23の後部上面から起立させたフック27、27へ係合させ、かつ係合板先端部を取付け筒11の後部内面へ圧接させることで、摺動部材21を前方付勢させた。
【0009】
【発明の実施の形態】
まず図1から図4が示す第1実施形態について説明すると、1は容器体で、有頂胴部2下端から下方小径のテーパ状内向きフランジ状壁3を介してやや長く口頸部4を垂下させている。胴部2の下部は下向き段部を介して小外径部2aとし、該小外径部の上下方向中間部には係合突条2bを周設すると共に、図2が示すようにその小外径部の一部に凹溝2cを縦設している。尚口頸部4は図2が示すように横断面正方形状としており、その上部前壁には制御板差込み孔5を横設している。
【0010】
11は取付け筒で、上記胴部の小外径部2a外面へ上方筒部を回動不能に嵌合させている。該上方筒部は上記係合突条2bを嵌合させた凹溝を内面に有し、かつ上記凹溝内へ嵌合させた突条12を内面に縦設している。
【0011】
その取付け筒11は口頸部4よりも下方まで垂下させ、その下部内面に底板13を横設しており、該底板の口頸部下方部分には錠剤等落下孔14をする。尚底板後部には該取付け筒を合成樹脂材で一体成形するための型抜き孔15を穿設している。
【0012】
取付け筒の下方前部には大きく四角形状の窓孔16を穿設し、該窓孔周縁からはガイド筒17を取付け筒11内方へ突出しており、該筒の底部は既述底板13で形成している。尚窓孔16後方の筒壁後部内面上部には後述板バネ係止用の突部18を筒内方へ突出させている。
【0013】
21は摺動部材で、上記窓孔16内へ嵌合させて立設した押込み板22下部から既述底板13上へ載置させて中底板23を後方突出し、該中底板で口頸部4下端面を閉塞する。又中底板後端部からは図3が示すように肉薄ヒンジ24を介して板バネ25を弯曲させて突出し、かつ該板バネの基部上面からは係合板26を起立させており、更に中底板の後部から起立させた左右一対のフック27、27へ、図1が示すように板バネ25を肉薄ヒンジ24を中心として上方へ屈折させて係合板26の左右両側をフック27、27へ係合させている。該状態で板バネ先端部は既述突部18下面へ係合させている。
【0014】
既述口頸部下端面を閉塞する中底板部分は、図3が示すようにその後部と左右両側とに切り離し線28を穿設して、その中底板部分を肉薄の弾性舌片29としており、又該中底板部分前方の中底板部分に錠剤等通過孔30を穿設している。尚図示例にあっては、その錠剤等通過孔周縁から短筒31を垂下し、該短筒31下面を取付け筒の底板13上へ載置させている。
【0015】
又押込み板22上部からは既述差込み孔5内へ挿入可能に制御板32を後方突出させている。
【0016】
該摺動部材21は、取付け筒11に対して板バネ25の付勢に抗して押込みでき、又その板バネの弾性復元により元の位置まで復帰可能である。
【0017】
上記構成において、予め容器体1内へ錠剤41を多数入れておけば、図1のように1箇ないし数箇の錠剤41が差込み孔5下方の口頸部部分内に入る。該状態から押込み板22を介して摺動部材21を後限まで押し込むと、口頸部4と錠剤等通過孔30と錠剤等落下孔14とが連通して口頸部内錠剤等が下方へ放出されると共に、制御板32が口頸部4内へ入って、容器体内錠剤等が口頸部4内へ入ることを阻止する。次いで押込み板22を離すと、板バネ25の弾性復元で摺動部材21は図1の位置まで前進し、このとき制御板32は口頸部4内から抜け出して口頸部内へ容器体内錠剤等が入ると共に、同時に錠剤等通過孔30は前方へ移動し、口頸部下端面を弾性舌片29が閉塞するため、口頸部内へ入った錠剤等は、該弾性舌片により支持される。
【0018】
図5から図7は第1実施形態の第1変形例を示す。該変形例にあっては、板バネ25を、取付け筒11後部の中間部内面から下方内へ弯曲させて垂下し、その下部前面へ、摺動筒中底板の後端部を係合させている。
【0019】
図8は取付け筒の第2変形例で底板後方の取付け筒後部に弾性リング33を付設し、該リングを摺動部材21前方付勢用スプリングとして使用するものである。
【0020】
尚これ等両変形例のその他部分は第1実施形態の場合と同じであり、よって同一符号を付することで説明は省略する。
【0021】
上記容器は、図1、図5が示すように、ケース本体52と、該本体上面へ嵌合させるケース蓋53とからなるケース51内へ密封させるよう設けてもよい。
【0022】
尚図示例において各部材はそれぞれ合成樹脂材で成形している。
【0023】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするもので、請求項1のように形成することで、摺動部材21が前限に位置する状態では該部材の中底板23が容器体口頸部の下端面を閉塞し、又摺動部材を後限まで後退させると、上記中底板が有する錠剤等通過孔30が口頸部と連通すると共に、同時に口頸部の上部内を制御板32が閉塞するから、摺動部材が前限にあるとき、口頸部内に入っていた錠剤等だけが上記通過孔30を通って放出されることとなり、その放出される計量を確実とすることが出来る。 請求項2のようにすることで、容器体内から口頸部4内へ落下した錠剤等は弾性舌片29で受止められることとなり、その緩衝効果により錠剤等の破損を防止できる。又錠剤等の寸法のばらつきによる破損又作動の不具合も防止できる。
【0024】
請求項3および4のようにすることで、容器体1に対する摺動部材21の取付けを確実かつ容易に行うことが出来、又摺動部材の操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器をケース内へ収納させて示す縦断面図である。
【図2】 図1容器の容器体下部の斜視図である。
【図3】 図1容器の摺動部材を縦断して示す斜視図である。
【図4】 図1容器の取付け筒を縦断して示す斜視図である。
【図5】 図1実施形態を第1変形例で示す縦断面図である。
【図6】 図5容器の摺動部材を縦断して示す斜視図である。
【図7】 図5容器の取付筒要部を縦断して示す斜視図である。
【図8】 図1容器の取付筒第2変形例を、要部だけ縦断して示す斜視図である。
【符号の説明】
1…容器体 4…口頸部
5…差込み孔 11…取付け筒
13…底板 14…落下孔
16…窓孔 21…摺動部材
23…中底板 25…板バネ
29…弾性舌片 30…通過孔
41…錠剤
Claims (4)
- 口頸部4を垂下し、かつ該口頸部の前面上部に制御板差込み孔5を横設すると共に、下方前部に窓孔16を設け、かつ、該窓孔下端から錠剤等落下孔14付き底板13を後方へ突出した容器体1と、
上記容器体の下部前面の側方へ、前後方向への摺動が自在に装着された摺動部材21とを有し、
該摺動部材は、前限に位置する状態で容器体の窓孔16に立設する押込み板22から容器体口頸部下端面を閉塞する中底板23を後方突出すると共に、口頸部下端面を閉塞する中底板部分の前側方に錠剤等通過孔30を穿設し、かつ、中底板23を上記底板13上へ載置し、又上記差込み孔5前方の押込み板部分から制御板32を後方突出し、
摺動部材21を後退移動させたとき、錠剤通過孔 30 を介して口頸部4内と錠剤等落下孔14とが連通すると共に、制御板32後部が差込み孔5から入って口頸部4上部内を閉塞可能に形成したことを特徴とする、錠剤等取出し容器。 - 上記中底板23の口頸部下端面閉塞部分を、該部分周辺に切り離し線28を穿設することで、中底板一部から突出する弾性舌片29としたことを特徴とする、請求項1記載の錠剤等取出し容器。
- 上記容器体1を、胴部2下端から内向きフランジ状壁3を介して口頸部4を垂下させて形成すると共に、上記胴部2外面へ、上方筒部を回動可能に嵌合させて口頸部4よりも下方まで有底筒体を垂下し、該筒体の下方前部に窓孔16を穿設すると共に、口頸部下方の底板13部分に錠剤等落下孔14を穿設した取付け筒11を設け、上記摺動部材21を前方付勢させて取付け筒11内へ、押込み板22は窓孔16内へ嵌合させて、装着させたことを特徴とする、請求項1又は2記載の錠剤等取出し容器。
- 中底板23後端面から肉薄ヒンジ24を介して板バネ25を突設し、該板バネ基端部に付設した係合板26を、中底板23の後部上面から起立させたフック27、27へ係合させ、かつ係合板先端部を取付け筒11の後部内面へ圧接させることで、摺動部材21を前方付勢させたことを特徴とする、請求項1、2又は3記載の錠剤等取出し容器。
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