JP3980363B2 - 塗布容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は塗布容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
塗布容器とし、充填した液を頂部に開口した注出口より注出し、容器頂面により延ばして被塗布面に塗布するものがある。これらは、容器体内にピストンを装着し、下方より垂直的に押し込むことにより注出口より液を注出する如く構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこの種の容器は、液注出に当たりピストンを押し込むのに比較的大きな力を必要とし、液の注出が行い難い欠点があった。また、その結果、ピストンのコントロールが思うに任せないことがあり、液の突発的な暴出を引き起こす原因となっている。
【0004】
本発明はこの様な点に鑑みてなされたもので、注出液の量,注出速度のコントロールが容易で、取り扱い上きわめて便利な塗布容器を提案するものである。また、手の感触で液の注出量を略定量に制限でき、その結果、簡単に定量の液の塗布を行える利点を兼ね備えた塗布容器を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明の塗布容器は上記課題を解決するため、頂部より下方へ延設したシリンダ筒5を内部上部に備えるとともに、シリンダ筒5内の頂部に注出口6を開口し、且つ、周壁7下部に傾斜上昇する切溝8を備えた筒状の容器体2と、上記シリンダ筒5内周に摺動上昇可能に周縁部を嵌合させた可動底壁3と、上記容器体2外周下部に回動可能に嵌合させるとともに、上記切溝8を摺動上昇する連結桟21を介して可動底壁3と連動させた操作筒4とを備え、容器体2に対して操作筒4を所定方向へ回動させることにより、切溝8に沿って上昇する連結桟21の上昇に伴って、操作筒4及び可動底壁3が容器体2に対し回動上昇する如く構成したことを特徴とする塗布容器として構成した。
【0006】
また、請求項2発明の塗布容器は、上記シリンダ筒5が、容器体周壁7内上部に二重筒状に垂設してなるシリンダ筒であり、上記操作筒4と可動底壁3の連動が、上記容器体周壁7内周に摺動可能に周縁部を嵌合させ且つ外面を上記連結桟21を介して操作筒4内面と連結した横板22と、該横板22と可動底壁3とを連結した連結筒23とを介しての連動である請求項1記載の塗布容器として構成した。
【0007】
また、請求項3発明の塗布容器は、上記切溝8を構成する上下の周壁端面のうち少なくとも一方に、上記連結桟21が強制的に乗り越える突部17を所定間隔をあけて多数突設した請求項1記載の塗布容器として構成した。
【0008】
また、請求項4発明の塗布容器は、頂部より下方へ延設したシリンダ筒5を内部上部に備えるとともに、シリンダ筒5内の頂部に注出口6を開口し、且つ、周壁7下部に傾斜上昇する切溝8Aを備えた筒状の容器体2と、上記シリンダ筒5内周に摺動上昇可能に周縁部を嵌合させた可動底壁3と、上記容器体2外周下部に遊嵌させるとともに、上記切溝8A内を上昇する連結桟21を介して可動底壁3と連動させた操作筒4とを備え、容器体2に対して操作筒4を上昇させることにより、切溝8Aに沿って上昇する連結桟21の上昇に伴って、操作筒4及び可動底壁3が容器体2に対し上昇する如く構成した塗布容器であって、上記切溝8Aを構成する両側の周壁端面のうち少なくとも一方に、上記連結桟21が強制的に乗り越える突部17を所定間隔をあけて多数突設したことを特徴とする塗布容器として構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
本発明の塗布容器1は、容器体2と、可動底壁3と、操作筒4とを備えている。
【0011】
容器体2は、頂部より下方へ延設したシリンダ筒5を内部上部に備えるとともに、シリンダ筒5内の頂部に注出口6を開口した筒状をなしている。また、円筒状の周壁7を有し、周壁7の下部には傾斜上昇する切溝8を穿設している。
【0012】
図示例では、容器体2を、本体2aと、頂部構成体2bと、底蓋2cとの三部材で構成しており、本体2aは、周壁7の上端縁より内方へフランジ9を延設し、該フランジ9を介して周壁7上部に二重筒状にシリンダ筒5を垂設し、その上端部をフランジ9上方に突出している。
【0013】
また、頂部構成体2bは、シリンダ筒5の外周上端部に、突条相互の乗り越え係合により上方への抜け出しを防止して嵌合筒10を嵌着し、嵌合筒10の上端縁よりシリンダ筒5の上端開口を被覆するドーム状の頂板11を延設し、その中央部に注出口6を開口している。更に、頂板11裏面周縁部から垂設したシール筒12をシリンダ筒5内周上端に液密に嵌着して、この部分の液密性を図っている。
【0014】
底蓋2cは、上記周壁7外周下端に、上記頂部構成体2bと同様に抜け出しを防止して、嵌合筒14を嵌合させ、また、嵌合筒14下端縁より底板15を延設するとともに、底板15上面周縁部より周壁7内周に嵌合したシール筒16を立設している。
【0015】
切溝8は、容器体2の径やシリンダ筒5内の容量などを考慮してその傾斜角度や長さを決めるもので、図示例では、周壁7下部より上下方向中間部所定位置まで傾斜上昇して約180°に亘り穿設している。また、その下端部は図3に示す如く、周壁7下面より垂直に穿設された導入切溝8aに連結しており、組み付けの際この導入切溝8aより後述連結桟を装着する如く構成している。切溝8の数は図示例の如く一箇所にかぎらす、必要に応じて複数箇所設けることができるが、複数箇所設ける場合には、周方向等間隔に設ける。
【0016】
また、切溝8には図示例の如く多数の突部17を設けても良い。これら突部17は、切溝8を構成する上下の周壁端面のうち少なくとも一方に所定間隔をあけて多数突設したもので、後述連結桟が強制的に乗り越える如く構成している。図示例では、切溝8を構成する下方の周壁端面上に多数の突部17を突設した例を示すが、切溝8を構成する上方の周壁端面に突設しても良く、或いは両方の所定位置にそれぞれ突設しても良い。
【0017】
可動底壁3は、上記シリンダ筒5内周に摺動上昇可能に周縁部を嵌合させている。図示例では、周縁部の垂壁部分19外周より突設した縦断面円弧状をなす環状の摺動部18をシリンダ筒5内周下部に嵌合させるとともに、垂壁部分19上端より上記ドーム状の頂板11と相似する横板部分20を延設して構成している。
【0018】
操作筒4は、上記容器体2外周下部に回動可能に嵌合させるとともに、上記切溝8を摺動上昇する連結桟21を介して可動底壁3と連動させている。図示例では、容器体周壁7内周に摺動可能に周縁部を嵌合させるとともに、外面を上記連結桟21を介して操作筒4内面と連結した横板22と、該横板22と可動底壁3とを連結した連結筒23とを介して連動させている。更に具体的には、連結筒23は可動底壁3より一体に垂設しており、下端部を上記横板22上に立設した嵌合筒に嵌着し、適宜固着手段により回動不能に固定している。
【0019】
連結桟21は図示例の如く縦断面円形状のものが切溝8を摺動上昇する上で好ましいく選択できるが、前記した作動が可能であれば他の形状も採用できる。尚、図中24はキャップを示す。
【0020】
上記の如く構成した塗布容器1を使用する場合は、図1の状態からキャップ24を外し、容器体2に対して操作筒4を所定方向へ回動させると、可動底壁3が上昇し、シリンダ筒5内の液が注出口6より注出される。また、切溝8に上記突部17を設けたものにあっては、所定の上昇の度合いを手の感触で判断できる。
【0021】
図4は他の実施例を示し、図1の実施例に於いて、上記切溝8に代えて周壁七下部に垂直上昇する切溝8Aを設けている。また、切溝8Aを構成する両側の周壁端面に、上記連結桟21が強制的に乗り越える突部17を所定間隔をあけて多数突設している。突部17は本実施例の如く両側の周壁端面に設ける場合に限らず、どちらか一方の周壁端面に設けても良い。この場合の連結桟21も上記と同様な縦断面円形状のものが好ましく選択できるが、これに限られない。
【0022】
この場合は、容器体2に対して操作筒4を上昇させると可動底壁3が上昇し、シリンダ筒5内の液が注出口6より注出される。この際切溝8Aに設けた突部17により、不必要な可動底壁3の上昇を妨げ、また上昇の度合いを手の感触で判断できる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明の塗布容器は、既述構成としたことにより、可動底壁3を回動上昇させてシリンダ筒5内の液を加圧注出するため、比較的弱い力で上昇させることが出来、注出液の量,注出速度のコントロールが容易で取り扱いがきわめて便利となる。
【0024】
また、請求項2発明の塗布容器は、操作筒の回転上昇を可動底壁3に安定的に伝達することかでき、しかも、可動底壁3の径が操作筒4の径より小さいため、より効率良く回動上昇させることが出来る利点を兼ね備えている。
【0025】
また、請求項3発明の塗布容器は、操作筒4の可動底壁3への回動上昇力の伝達をより確実に規制でき、しかも各突部17の間隔を注出量との関係で定めておけば、常時略定量の液の注出が手の感触により関知できることとなるという利点を兼ね備えている。
【0026】
請求項4発明の塗布容器は、操作筒4及び可動底壁3の上昇が容器体2に対して押し上げ方式であるにも拘わらず、上記突部17の存在により押し上げのコントロールが付き易く、液の突発的な暴出を防止できるものである。また上記と同様に、各突部17の間隙を注出量との関係で定めておけば、常時略定量の液の注出が手の感触により関知できるという利点を兼ね備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半断面図である。
【図2】同実施例の可動底壁が上昇した状態の半断面図である。
【図3】同実施例の可動底壁が上昇した状態の側面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す半断面図である。
【符号の説明】
2…容器体,3…可動底壁,4…操作筒,5…シリンダ筒,6…注出口,
7…容器体周壁,8,8A…切溝,21…連結桟,22…横板,23…連結筒

Claims (4)

  1. 頂部より下方へ延設したシリンダ筒5を内部上部に備えるとともに、シリンダ筒5内の頂部に注出口6を開口し、且つ、周壁7下部に傾斜上昇する切溝8を備えた筒状の容器体2と、上記シリンダ筒5内周に摺動上昇可能に周縁部を嵌合させた可動底壁3と、上記容器体2外周下部に回動可能に嵌合させるとともに、上記切溝8を摺動上昇する連結桟21を介して可動底壁3と連動させた操作筒4とを備え、容器体2に対して操作筒4を所定方向へ回動させることにより、切溝8に沿って上昇する連結桟21の上昇に伴って、操作筒4及び可動底壁3が容器体2に対し回動上昇する如く構成したことを特徴とする塗布容器。
  2. 上記シリンダ筒5が、容器体周壁7内上部に二重筒状に垂設してなるシリンダ筒であり、上記操作筒4と可動底壁3の連動が、上記容器体周壁7内周に摺動可能に周縁部を嵌合させ且つ外面を上記連結桟21を介して操作筒4内面と連結した横板22と、該横板22と可動底壁3とを連結した連結筒23とを介しての連動である請求項1記載の塗布容器。
  3. 上記切溝8を構成する上下の周壁端面のうち少なくとも一方に、上記連結桟21が強制的に乗り越える突部17を所定間隔をあけて多数突設した請求項1記載の塗布容器。
  4. 頂部より下方へ延設したシリンダ筒5を内部上部に備えるとともに、シリンダ筒5内の頂部に注出口6を開口し、且つ、周壁7下部に傾斜上昇する切溝8Aを備えた筒状の容器体2と、上記シリンダ筒5内周に摺動上昇可能に周縁部を嵌合させた可動底壁3と、上記容器体2外周下部に遊嵌させるとともに、上記切溝8A内を上昇する連結桟21を介して可動底壁3と連動させた操作筒4とを備え、容器体2に対して操作筒4を上昇させることにより、切溝8Aに沿って上昇する連結桟21の上昇に伴って、操作筒4及び可動底壁3が容器体2に対し上昇する如く構成した塗布容器であって、上記切溝8Aを構成する両側の周壁端面のうち少なくとも一方に、上記連結桟21が強制的に乗り越える突部17を所定間隔をあけて多数突設したことを特徴とする塗布容器。
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