JP7486454B2 - スクイズ容器 - Google Patents

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Description

本発明は、スクイズ容器に関する。
従来、この種のスクイズ容器では、一度のスクイズ操作で吐出される内容物の吐出量はほぼ一定である。近年、内容物の用途などによって、一度のスクイズ操作であっても吐出量を変更したい(例えば、多量の内容物、少量の内容物を吐出したい)という要望があった。
そこで例えば、下記特許文献1に記載の注出キャップをスクイズ容器に適用することが考えられる。この注出キャップでは、容器の胴部が押圧され、容器の内容物が加圧されたときに、内容物が注出される。この注出キャップは、スリットバルブと、ノズルと、を備えている。使用者は、注出キャップを操作し、内容物をスリットバルブから注出したり、内容物をノズルから注出したりする。その結果、この注出キャップでは、内容物の吐出量などが変更される。
特開2018-70225号公報
上記注出キャップを適用したスクイズ容器のように、吐出量を変更することが求められている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、吐出量を変更することを目的とする。
本発明の一態様に係るスクイズ容器は、内容物を収容するとともにスクイズ変形可能な容器本体と、前記容器本体に設けられた口部材と、吐出孔を有し、前記口部材に対して移動可能に装着された吐出キャップと、前記口部材に設けられ、前記容器本体内と前記吐出孔とを連通する連通筒と、を備え、前記連通筒には、径方向に貫き、前記連通筒内と前記容器本体内とを前記連通筒の外周面側を通して連通する連絡孔が形成され、前記吐出キャップは、前記口部材に対する移動に伴い、前記連絡孔の開口面積を調整する調整壁を備える。
このスクイズ容器によれば、使用者が内容物を吐出するときには、使用者が容器本体をスクイズ変形させる。すると、容器本体内の内容物が、連通筒内を通り吐出孔から吐出される。この際、連絡孔が開口している場合には、容器本体内の内容物が、連通筒内だけでなく、連通筒の外周面側および連絡孔も通り吐出孔から吐出される。そのため、内容物の吐出量は、連絡孔の開口面積(流路断面積)によって変化する。
ここで吐出キャップが、口部材に対する移動に伴い、連絡孔の開口面積を調整する調整壁を備えている。よって、吐出キャップが口部材に対して移動し、連絡孔の開口面積を変化させることで、内容物の吐出量を変化させることができる。例えば、吐出孔からの吐出量を使用者が多くしたい場合には、使用者は、連絡孔の開口面積が大きくなる位置に吐出キャップを位置させた状態で、容器本体をスクイズ変形させる。これにより、吐出孔から吐出される内容物の吐出量が多くなる。一方、吐出孔からの吐出量を使用者が少なくしたい場合には、使用者は、連絡孔の開口面積が小さくなる位置、若しくは消滅する位置に吐出キャップを位置させた状態で、容器本体をスクイズ変形させる。これにより、吐出孔から吐出される内容物の吐出量が少なくなる。
以上より、このスクイズ容器によれば、吐出量を変更することができる。また、このスクイズ容器によれば、同一の吐出孔から異なる吐出量の内容物を吐出することができる。よって、例えば、複数の吐出孔を備えた上で所望する吐出量に応じて吐出孔を切り替える場合などと異なり、スクイズ容器において内容物の付着する部分を1つの吐出孔周辺に集約させることができる。
前記吐出キャップは、前記口部材に対して容器軸方向に移動可能であり、前記吐出キャップが下降端位置に位置するときに、前記連絡孔の開口面積が最も大きくてもよい。
吐出キャップが下降端位置に位置するときに、連絡孔の開口面積が最も大きい。よって、例えば、スクイズ容器が、吐出量が最も多い状態であるか否かを、使用者が視認によって容易に確認することなどができ、また、まず多量の内容物を吐出した後に、少量の内容物を吐出して吐出量を調整する用途に好適に利用することができる。
前記連通筒の内周面に、容器軸方向に延びる整流リブが形成されてもよい。
連通筒の内周面に、容器軸方向に延びる整流リブが形成されているので、連絡孔が開口している場合に、容器本体内の内容物が、連通筒内だけでなく、連通筒の外周面側および連絡孔も通って吐出孔から吐出されても、吐出孔から吐出される内容物を拡散しにくくすることができる。
前記吐出キャップは、前記口部材に対して回転することで容器軸方向に移動し、前記吐出キャップを覆うとともに前記口部材に対して着脱可能なオーバーキャップを備え、前記オーバーキャップは、前記口部材に対して回転することで着脱され、前記オーバーキャップには、前記口部材に対して離脱されていた前記オーバーキャップが前記口部材に装着されるときに、下降端位置より上方に位置する前記吐出キャップに係止し、前記吐出キャップを前記オーバーキャップとともに前記口部材に対して回転させる係止部が設けられてもよい。
口部材に対して離脱されていたオーバーキャップが口部材に装着されるときに、オーバーキャップの係止部が、下降端位置より上方に位置する吐出キャップに係止し、係止部が吐出キャップをオーバーキャップとともに口部材に対して回転させる。したがって、オーバーキャップを口部材に対して装着させるだけで、下降端位置より上方に位置する吐出キャップもオーバーキャップとともに口部材に対して移動させることができる。
この発明によれば、吐出量を変更することができる。
一実施形態のスクイズ容器の縦断面図である。 図1のスクイズ容器からオーバーキャップを取り外した状態を示す図である。 図2のIII-III線矢視断面図である。 図2のIV-IV線矢視断面図である。 図1のスクイズ容器において吐出キャップを上昇させた状態を示す図である。 図5のVI-VI線矢視断面図である。 図5のVII-VII線矢視断面図である。 図5のスクイズ容器において吐出キャップを上昇させた状態を示す図である。 図8のIX-IX線矢視断面図である。 図8のX-X線矢視断面図である。
以下、図面を参照し、スクイズ容器の一実施形態について説明する。
本実施形態に係るスクイズ容器10は、図1に示されるように、容器本体11と、口部材12と、吐出キャップ13と、連通筒14と、オーバーキャップ15と、を備えている。
ここで、容器本体11、口部材12、吐出キャップ13、連通筒14、およびオーバーキャップ15の各中心軸線は、共通軸上に位置している。以下では、前記共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿ったオーバーキャップ15側を上側といい、容器軸O方向に沿った容器本体11側を下側という。容器軸O方向から見て、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体11は、内容物を収容する。容器本体11は、スクイズ変形可能である。内容物としては、例えば、はちみつなどの食品や、クリーム状の化粧品などが挙げられる。内容物は、スクイズ容器10を傾けただけではスクイズ容器10から吐出されにくい比較的、粘度の高い内容物であることが好ましい。
容器本体11は、図示しない底部と、図示しない胴部と、口部21と、を備えている。胴部は、径方向の内側に向けてスクイズ変形可能(弾性変形)である。口部21は、胴部の上端に設けられている。
口部材12は、容器本体11に設けられている。本実施形態では、口部材12は、容器本体11とは別部材である。口部材12は、多段の筒状である。口部材12は、第1筒部22と、第2筒部23と、第3筒部24と、第4筒部25と、を備えている。第1筒部22、第2筒部23、第3筒部24、および第4筒部25は、下方から上方に向けてこの順に配置されている。第1筒部22、第2筒部23、第3筒部24、および第4筒部25は、この順に段状に縮径している。
第1筒部22は、容器本体11の口部21に装着されている。第2筒部23、および第3筒部24の各外周面に雄ねじが形成されている。第1筒部22が口部21に螺着されている場合、第2筒部23、および第3筒部24の各雄ねじに回動力が加わったときに、第1筒部22が口部21に対して緩まないように、例えば、第1筒部22と口部21との間に回転防止機構を設けたり、第1筒部22を口部21に対して緩めるのに要する回転トルクを、前記各雄ねじを緩めるのに要する回転トルクより大きくする等してもよい。
図4に示されるように、第4筒部25の外周面に、一対の係合突起25aと、一対の周端突起25bと、が、周方向の位置を異ならせて設けられている。係合突起25aおよび周端突起25bは、容器軸O方向に延びる突条状に形成されている。
一対の係合突起25aは、図7に示されるように、吐出キャップ13の後述する突起13aを周方向に挟み、かつ突起13aを周方向に乗り越え可能に形成されている。一対の周端突起25bは、図10に示されるように、一対の係合突起25aに対して、口部材12における第3筒部24の雄ねじの、周方向に沿う緩み側Xに間隔をあけて設けられ、突起13aを周方向に挟んだ状態で、突起13aのこれ以上の前記緩み側Xへの移動を規制する。
なお、口部材12に、係合突起25aおよび周端突起25bを設けず、吐出キャップ13に、突起13aを設けなくてもよい。
また、口部材12は、容器本体11と一体であってもよい。言い換えると、口部材12が容器本体11と一体成形されていてもよい。この場合、容器本体11の口部21が口部材12として機能可能である。
吐出キャップ13は、吐出孔27を有する。吐出キャップ13は、口部材12に対して移動可能に装着されている。本実施形態では、吐出キャップ13は、口部材12に対して容器軸O方向に移動可能である。吐出キャップ13は、口部材12に対して回転することで容器軸O方向に移動する。
なお本実施形態では、オーバーキャップ15が口部材12に装着された状態で、吐出キャップ13は、オーバーキャップ15に覆われて操作不能となり、容器軸O方向への移動が不能になる。この際、吐出キャップ13は、下降端位置に位置している。
一方、図2に示すように、オーバーキャップ15が口部材12から離脱された状態では、吐出キャップ13は、外部に露呈して操作可能となり、上昇端位置まで移動可能となる。
吐出キャップ13は、下筒28と、第1テーパー筒31と、第2テーパー筒29と、上筒30と、を備えている。下筒28、第1テーパー筒31、第2テーパー筒29、および上筒30は、下方から上方に向けてこの順に配置されている。
上筒30は、下筒28よりも小径である。
下筒28は、口部材12の第3筒部24に螺着される。吐出キャップ13が下降端位置に位置する状態で、下筒28の下端開口縁は、口部材12における第2筒部23と第3筒部24との間の段部に支持されている。これにより、口部材12に対する吐出キャップ13の更なる下降が規制されている。
第1テーパー筒31および第2テーパー筒29は、下方から上方に向かうに従い縮径している。第1テーパー筒31の内周面に、前述した突起13aが形成されている。突起13aは、吐出キャップ13の容器軸O方向の位置に依らず常に、口部材12における係合突起25a、および周端突起25bに対して周方向に係合可能な位置に位置している。突起13aは、容器軸O方向に延びる突条状に形成されている。
第1テーパー筒31と下筒28との間の段部に、上方に向けて突出した突リブ32が形成されている。
第2テーパー筒29の上端の内径は、口部材12の第4筒部25の内径よりも小さい。第2テーパー筒29には、第1シール筒34が設けられている。第1シール筒34は、第2テーパー筒29の内周面から下方に延びている。第1シール筒34は、第4筒部25内に密に嵌合されている。第1シール筒34は、第4筒部25に対して摺動可能である。第1シール筒34は、吐出キャップ13の容器軸O方向の位置に依らず常に、第4筒部25内に嵌合される。
上筒30の下端は、第2テーパー筒29の上端に連結されている。上筒30の内部が前記吐出孔27である。
オーバーキャップ15は、吐出キャップ13を覆う。オーバーキャップ15は、口部材12に対して着脱可能である。オーバーキャップ15は、口部材12に対して回転することで着脱される。オーバーキャップ15は、口部材12に螺着されている。オーバーキャップ15は、口部材12に対して螺着された状態で下降端位置に位置する。
オーバーキャップ15は、有頂筒状である。オーバーキャップ15は、周壁35と、頂壁36と、を備えている。
周壁35は、吐出キャップ13を径方向の外側から覆う。周壁35は、下方から上方に向かうに従い縮径している。周壁35は、テーパー状である。周壁35の下端は、吐出キャップ13から下方に突出している。
周壁35の内周面に、係止部38が設けられている。係止部38は、口部材12における第2筒部23の雄ねじに螺合する雌ねじより上方に位置している。係止部38は、吐出キャップ13の突リブ32に対して周方向に係止可能である。オーバーキャップ15の下降端位置において、係止部38は、突リブ32に対して係止している。これにより、オーバーキャップ15が口部材12に対して締め込み側にこれ以上回転することが規制されている。なお、オーバーキャップ15が口部材12に対して緩み側に回転することは規制されていない。
係止部38は、口部材12に対して離脱されていたオーバーキャップ15が口部材12に装着されるときに、図5および図8に示されるように、下降端位置より上方に位置する吐出キャップ13の突リブ32に係止し、吐出キャップ13をオーバーキャップ15とともに口部材12に対して回転させる。
頂壁36は、周壁35の上端を閉塞する。頂壁36は、吐出キャップ13を上方から覆う。頂壁36には、第2シール筒39が設けられている。第2シール筒39は、頂壁36から下方に延びている。第2シール筒39は、上筒30内(吐出孔27)に密に嵌合されている。第2シール筒39は、上筒30に対して摺動可能である。
連通筒14は、口部材12に設けられている。連通筒14は、容器本体11内と吐出孔27とを連通する。
連通筒14は、口部材12内に配置されている。連通筒14の下部は、口部材12の第4筒部25内に配置されている。連通筒14の外周面、および口部材12の内周面は、周方向に間隔をあけて配置された複数のブリッジ41を介して互いに連結されている。本実施形態では、連通筒14は、口部材12と一体に形成されているが、連通筒14は、口部材12と別体であってもよい。
連通筒14の上部は、第4筒部25から上方に突出している。連通筒14の上部は、吐出キャップ13が下降端位置に位置するときに、上筒30内に摺動可能に嵌合されている。
連通筒14には、径方向に貫き、連通筒14内と容器本体11内とを連通筒14の外周面側を通して連通する連絡孔40が形成されている。連絡孔40は、連通筒14の上端開口縁から下方に向けて延びている。連絡孔40の下端は、吐出キャップ13における上筒30の下端開口縁より下方に位置している。
ここで、吐出キャップ13は、口部材12に対する移動に伴い、連絡孔40の開口面積を調整する調整壁42を備えている。
調整壁42は、周方向に延びる湾曲した板状に形成されている。調整壁42は、口部材12に対する吐出キャップ13の移動に伴い、連通筒14の外周面を摺動する。調整壁42は、吐出キャップ13における上筒30の下端開口縁から下方に向けて延びている。調整壁42は、連通筒14の外周面における連絡孔40の開口面積を調整する。
なお、調整壁42は、連通筒14の内周面を摺動して、連通筒14の内周面における連絡孔40の開口面積を調整してもよい。
吐出キャップ13が下降端位置に位置するときに、連絡孔40の開口面積が最も大きくなっている。吐出キャップ13が上降端位置に位置するときに、連絡孔40の開口面積が最も小さくなっている。吐出キャップ13が、口部材12に対して緩み側に回転する過程で、調整壁42による連絡孔40に対する被覆面積が広くなり、連絡孔40の開口面積が小さくなる。
吐出キャップ13が下降端位置に位置するときに、連絡孔40は、図2および図3に示されるように、周方向の全長にわたって開放される。吐出キャップ13が上降端位置に位置するときに、連絡孔40は、図8および図9に示されるように、調整壁42により全域にわたって連絡孔40の径方向の外側から覆われる。
連通筒14の内周面に、容器軸O方向に延びる整流リブ43が形成されている。整流リブ43は、連通筒14の内周面から径方向の内側に突出している。整流リブ43は、周方向に間隔をあけて複数設けられている。整流リブ43は、連絡孔40に対して周方向に離れている。整流リブ43は、連通筒14の下端から上方に向けて延びている。整流リブ43の上端および連絡孔40の下端それぞれの容器軸O方向の位置は、互いに同等になっている。なお、整流リブ43は、連通筒14の内周面から径方向の外側に窪んでもよい。
次に、上記スクイズ容器10の作用について説明する。
はじめに、使用者は、オーバーキャップ15を口部材12に対して緩み側に回転させ、オーバーキャップ15を口部材12から離脱させる。次に、使用者が容器本体11をスクイズ変形させると、容器本体11内の内容物が、連通筒14内を通り吐出孔27から吐出される。この際、連絡孔40が開放されている場合には、容器本体11内の内容物が、連通筒14内だけでなく、連通筒14の外周面側および連絡孔40も通り吐出孔27から吐出される。そのため、内容物の吐出量は、連絡孔40の開口面積(流路断面積)によって変化する。
ここで吐出キャップ13が、口部材12に対する移動に伴い、連絡孔40の開口面積を調整する調整壁42を備えている。よって、吐出キャップ13が口部材12に対して移動し、連絡孔40の開口面積を変化させることで、内容物の吐出量を変化させることができる。
例えば、吐出孔27からの吐出量を使用者が多くしたい場合には、使用者は、連絡孔40の開口面積が大きくなる位置に吐出キャップ13を位置させた状態で、容器本体11をスクイズ変形させる。これにより、吐出孔27から吐出される内容物の吐出量が多くなる。
本実施形態では、図2および図3に示すように、吐出キャップ13が下降端位置に位置するときに、連絡孔40の開口面積は最も大きい。そのため、多量の内容物を吐出させるときには、使用者は、吐出キャップ13を下降端位置に位置させた状態で、容器本体11をスクイズ変形させる。
一方、吐出孔27からの吐出量を使用者が少なくしたい場合には、使用者は、連絡孔40の開口面積が小さくなる位置、若しくは消滅する位置に吐出キャップ13を位置させた状態で、容器本体11をスクイズ変形させる。これにより、吐出孔27から吐出される内容物の吐出量が少なくなる。
本実施形態では、図8および図9に示されるように、吐出キャップ13が上昇端位置に位置するときに、連絡孔40の開口面積は消滅する。そのため、少量の内容物を吐出させるときには、使用者は、吐出キャップ13を上昇端位置に位置させた状態で、容器本体11をスクイズ変形させる。
ここで、吐出キャップ13を、口部材12に対して緩み側に回転させ、下降端位置から上昇させる過程において、図5に示されるように、吐出キャップ13が、下降端位置と上昇端位置との間の中央部に位置したときに、図7に示されるように、吐出キャップ13の突起13aが、一対の係合突起25aにより周方向に挟まれる。この際、図6に示されるように、連絡孔40における周方向の半分程度が調整壁42に覆われる。
さらに、吐出キャップ13の回転を継続すると、図8に示されるように、吐出キャップ13が上昇端位置に位置し、図10に示されるように、吐出キャップ13の突起13aが、一対の周端突起25bにより周方向に挟まれ、吐出キャップ13のこれ以上の前記緩み側への回転が規制される。この際、図8および図9に示されるように、連絡孔40の全域が調整壁42に覆われる。
内容物の吐出が完了した後、使用者は、オーバーキャップ15を口部材12に装着させる。
この際、図5および図8に示されるように、吐出キャップ13が下降端位置より上方に位置している場合には、オーバーキャップ15の係止部38を、吐出キャップ13の突リブ32に周方向に係止させ、吐出キャップ13をオーバーキャップ15とともに口部材12に対して締め込み側に回転させる。これにより、オーバーキャップ15および吐出キャップ13の両方が口部材12に対して締め込まれ、オーバーキャップ15および吐出キャップ13の両方が下降端位置まで下降する。
一方、オーバーキャップ15を口部材12に装着させる前に、吐出キャップ13が既に下降端位置に位置する場合、使用者は、オーバーキャップ15を吐出キャップ13に被せた後、オーバーキャップ15を口部材12に対して締め込み側に回転させると、オーバーキャップ15のみが口部材12に対して締め込まれる。
以上説明したように、本実施形態によるスクイズ容器10によれば、吐出量を変更することができる。また、このスクイズ容器10によれば、同一の吐出孔27から異なる吐出量の内容物を吐出することができる。よって、例えば、複数の吐出孔を備えた上で所望する吐出量に応じて吐出孔を切り替える場合などと異なり、スクイズ容器10において内容物の付着する部分を1つの吐出孔27周辺に集約させることができる。
吐出キャップ13が下降端位置に位置するときに、連絡孔40の開口面積が最も大きい。よって、例えば、スクイズ容器10が、吐出量が最も多い状態であるか否かを、使用者が視認によって容易に確認することなどができ、また、まず多量の内容物を吐出した後に、少量の内容物を吐出して吐出量を調整する用途に好適に利用することができる。
連通筒14の内周面に、容器軸O方向に延びる整流リブ43が形成されているので、連絡孔40が開口している場合に、容器本体11内の内容物が、連通筒14内だけでなく、連通筒14の外周面側および連絡孔40も通って吐出孔27から吐出されても、吐出孔27から吐出される内容物を拡散しにくくすることができる。
口部材12に対して離脱されていたオーバーキャップ15が口部材12に装着されるときに、オーバーキャップ15の係止部38が、下降端位置より上方に位置する吐出キャップ13に係止し、係止部38が吐出キャップ13をオーバーキャップ15とともに口部材12に対して回転させる。したがって、オーバーキャップ15を口部材12に対して装着させるだけで、下降端位置より上方に位置する吐出キャップ13もオーバーキャップ15とともに口部材12に対して移動させることができる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
吐出キャップ13は、口部材12に対して回転せず容器軸O方向にスライド移動可能に設けられてもよい。
吐出キャップ13が上昇端位置に位置するときに、連絡孔40の開口面積は残存してもよい。
連絡孔40の開口面積を、吐出キャップ13が下降端位置に位置するときに最も小さくし、吐出キャップ13が上降端位置に位置するときに最も大きくしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 スクイズ容器
11 容器本体
12 口部材
13 吐出キャップ
14 連通筒
15 オーバーキャップ
27 吐出孔
38 係止部
40 連絡孔
42 調整壁
43 整流リブ
O 容器軸

Claims (4)

  1. 内容物を収容するとともにスクイズ変形可能な容器本体と、
    前記容器本体に設けられた口部材と、
    吐出孔を有し、前記口部材に対して移動可能に装着された吐出キャップと、
    前記口部材に設けられ、前記容器本体内と前記吐出孔とを連通する連通筒と、を備え、
    前記連通筒には、径方向に貫き、前記連通筒内と前記容器本体内とを前記連通筒の外周面側を通して連通する連絡孔が形成され、
    前記吐出キャップは、前記口部材に対する移動に伴い、前記連絡孔の開口面積を調整する調整壁を備える、スクイズ容器。
  2. 前記吐出キャップは、前記口部材に対して容器軸方向に移動可能であり、
    前記吐出キャップが下降端位置に位置するときに、前記連絡孔の開口面積が最も大きい、請求項1に記載のスクイズ容器。
  3. 前記連通筒の内周面に、容器軸方向に延びる整流リブが形成されている、請求項1または2に記載のスクイズ容器。
  4. 前記吐出キャップは、前記口部材に対して回転することで容器軸方向に移動し、
    前記吐出キャップを覆うとともに前記口部材に対して着脱可能なオーバーキャップを備え、
    前記オーバーキャップは、前記口部材に対して回転することで着脱され、
    前記オーバーキャップには、前記口部材に対して離脱されていた前記オーバーキャップが前記口部材に装着されるときに、下降端位置より上方に位置する前記吐出キャップに係止し、前記吐出キャップを前記オーバーキャップとともに前記口部材に対して回転させる係止部が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載のスクイズ容器。
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Citations (3)

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