JP3980227B2 - 物体検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁波を利用して、埋設物等の物体の位置を検出する物体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
物体としての地中埋設物(例えば、鉄柱、ガス管、水道管等)を検出する物体検出装置が知られている。このような物体検出装置として、本出願人は、パルス状の信号を発生する発信器と、発信器からの発信信号に基づいて電磁波を地中に送信する送信アンテナと、地中埋設物からの反射電磁波を受信する受信アンテナと、受信アンテナからの受信信号をサンプリング信号に基づいて所要の通りにサンプリングするサンプリング手段と、サンプリング手段によりサンプリングされた信号を所要の通りに演算処理して物体の位置を測定するための信号演算処理手段とを備えたものを提案した。
【0003】
この提案した物体検出装置においては、サンプリング手段に関連して、サンプリング信号を生成するサンプリング信号生成手段が設けられ、サンプリング信号生成手段は所望のサンプリング間隔でサンプリング信号を生成し、サンプリング手段は、受信アンテナからの受信信号をこのサンプリング間隔でサンプリングする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この提案した物体検出装置では、高周波の電磁波を利用することに起因して、次の通りの解決すべき問題が存在する。サンプリング信号生成手段において非常に短い時間間隔、例えば0.3×10ー9秒間隔でサンプリング信号を生成することが可能であるが、このような非常に短い間隔でサンプリング信号を生成する場合、サンプリングのためにサンプリング信号の間隔を連続的に変化させようとすると、生成されるサンプリング信号にジッタ(所謂ゆらぎ)が発生し、サンプリング間隔がずれて受信信号を高精度にサンプリングすることができなくなる。また、このような場合、サンプリング間隔が非常に短い故に、その間隔を変化させる幅(振れ幅)にも限りがある。このようなことから、サンプリング間隔をリアルタイムで変えることは技術的に困難である。
【0005】
このようなことから、例えば、所定数(例えば300〜500程度)ずつサンプリングした後にサンプリング間隔を変化させることによって、非常に短い時間間隔であってもサンプリング間隔を所要の通りに変化させることができ、このようにすることによって、高周波であっても比較的SN比の高い受信信号のサンプリングが可能となる。
ところが、送信アンテナ及び受信アンテナから離れた位置にある物体を検出するとき、その距離が大きくなるに伴って受信アンテナの受信信号の信号レベルが小さくなってSN比が悪くなり、高精度の物体の位置測定が難しくなる。
【0006】
本発明の目的は、高周波の受信信号を所要の通りにサンプリングすることができ、またSN比を向上させて物体の位置を高精度に測定することができる物体検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、検出する物体に向けて電磁波を発信するための送信アンテナと、物体から反射された電磁波を受信するための受信アンテナと、前記受信アンテナからの受信信号をサンプリングするためのサンプリング信号を生成するためのサンプリング信号生成手段と、前記サンプリング信号に基づいて前記受信アンテナからの受信信号をサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段によりサンプリングした信号を所要の通りに演算して物体の位置を測定するための信号演算処理手段とを具備し、
前記サンプリング手段によりサンプリングする測定サイクルは、前記受信信号を分割してサンプリングする複数のサンプリング区間から構成され、前記複数のサンプリング区間はそれぞれ複数のサンプリング期間を有しており、
一つのサンプリング区間内においては、前記サンプリング信号生成手段は実質上同一の前記サンプリング信号を生成し、前記サンプリング手段は前記サンプリング信号に基づいて前記受信信号の実質上同一部分をサンプリングし、
前記測定サイクルにおいて、時間の経過に伴って前記サンプリング区間の長さが長くなり、これによって前記サンプリング手段によるサンプリング回数が増加することを特徴とする。
【0008】
本発明に従えば、測定サイクルは複数のサンプリング区間から構成され、各サンプリング区間において、サンプリング信号生成手段は実質上同一のサンプリング信号を生成するので、サンプリング手段は受信信号の実質上同一部分をサンプリングするようになる。このサンプリング区間は複数のサンプリング期間を有し、各サンプリング区間においてサンプリング手段は受信信号の同一部分を複数回数サンプリングするようになる。このとき、測定サイクルにおいて、時間の経過に伴ってサンプリング区間が長くなり、これによってサンプリングするサンプリング回数が増加する。電磁波を受信するまでの時間が長い(測定する物体までの距離が長い)場合、受信信号の信号レベルが小さく、またノイズ成分が多くなってSN比が悪くなる傾向にあるが、このようにサンプリング回数を増やすことによってSN比を改善することができる。従って、その後、この信号を用いて信号演算処理手段により物体の位置を演算処理することによって、物体までの距離を高精度に測定することができる。
【0009】
尚、送信アンテナ及び受信アンテナは別個のアンテナから構成してもよく、或いは単一のアンテナから構成してもよい。単一のアンテナから構成する場合、例えば、電磁波を発信するときには送信アンテナとして機能し、電磁波を受信するときには受信アンテナとして機能するように、アンテナを切り換えるためのスイッチング手段を設けることができる。このような単一アンテナも送信アンテナ及び受信アンテナを備えるものに含まれる。
【0010】
また、本発明では、発信信号を生成する発信器が設けられ、前記送信アンテナは前記発信器からの発信信号に基づいて電磁波を発信し、前記サンプリング信号生成手段は、供給される電圧に基づいて前記発信器からの発信信号の位相を変える可変移相回路と、前記可変移相回路に供給する電圧を制御する電圧制御発振手段と、前記可変移相回路からの信号に基づいてサンプリング信号を生成するサンプリング信号発生器とを備え、前記測定サイクルにおいて、前記電圧制御発振手段から前記可変移相回路に供給される制御電圧は時間の経過とともにステップ状に大きくなるとともに、実質上同一の電圧値の期間は時間の経過とともに長くなることを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、測定サイクルにおいて、電圧制御発振手段から可変移相回路に供給される電圧値は時間の経過とともにステップ状に大きくなるので、各サンプリング区間においては発信器からの発信信号の位相はずれることがなく、これによってサンプリング間隔は実質上同じ間隔となる。また、実質上同一の電圧値の期間はサンプリング区間に対応し、時間の経過とともにこの時間が長くなるので、時間の経過に伴ってサンプリング区間におけるサンプリング回数が多くなる。
【0012】
また、本発明では、前記信号演算処理手段は、前記測定サイクルの各サンプリング区間においてサンプリングされた信号を平均化処理又は積分化処理を行い、その後平均化処理又は積分化処理された信号に基づいて物体の位置を演算することを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、信号演算処理手段は各サンプリング区間においてサンプリングされた信号を平均化処理又は積分化処理し、この平均化処理又は積分化した信号を用いて物体の位置を演算するので、SN比を改善して物体の位置を高精度に測定することができる。
【0014】
更に、本発明では前記サンプリング手段と前記信号演算処理手段との間には、サンプリングされた信号の周波数帯域の高い周波数域のノイズ成分を減衰させるためのローパスフィルタ手段が設けられ、前記ローパスフィルタ手段は、前記測定サイクルにおいて時間の経過に伴ってその時定数を大きくする時定数変化手段を備えていることを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、各測定サイクルにおいて、時定数変化手段の作用によってローパスフィルタ手段の時定数が時間の経過に伴って大きくなるので、受信するまでの時間が長くなるにつれて上記高周波域より低い周波数帯のノイズ成分が除去されるようになり、これによって、特に受信するまでの時間が長い受信信号の信号部分のSN比を改善することができ、物体の位置をより高精度に測定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従う物体検出装置の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態の物体検出装置を簡略的に示すブロック図であり、図2は、図1の物体検出装置において生成される各種信号を示すタイムチャートであり、図3(a)〜(d)は、図1の物体検出装置のサンプリング手段によるサンプリング様式を説明するための図である。
【0017】
図1及び図2において、図示の物体検出装置は、発振器2,送信パルス発生器4及び送信アンテナ6を備えている。発振器2は、例えば水晶発振器から構成され、所定周波数の発信信号P1を生成する。この発振器2からの発信信号P1は、例えばサイン波でよい(図2参照)。地中埋設物8、例えば鉄柱、埋設ガス管、埋設水道管等を高速で、かつ高精度で検出するためには、この発信信号P1の周波数を大きくする、例えば1MHz以上に設定するのが望ましい。
【0018】
発振器2からの発信信号P1は、送信パルス発生器4に送給され、送信パルス発生器4は、発信信号P1がゼロから立上がって所定値V1になると送信パルス信号P4を生成する(図示2参照)。従って、送信パルス発生器4によって生成される送信パルス信号P4は、上記発信信号P1の立上がりのゼロ点から時間T1遅れて発生される。送信パルス信号P4は送信アンテナ6に送給され、送信アンテナ6は、この送信パルス信号P4に基づいて電磁波を地中埋設物8に向けて発射する。
【0019】
物体検出装置は、また、受信アンテナ10、サンプリング手段14及びサンプリング信号生成手段16を備えている。受信アンテナ10は、送信アンテナ6から送信された後地中埋設物8によって反射された電磁波を受信し、受信した受信信号P5がサンプリング手段14に送給される。受信アンテナ10とサンプリング手段14との間には高周波増幅器52が配設され、受信アンテナ10からの受信信号P5は高周波増幅器52によって増幅される。この高周波増幅器52による増幅は、後述する各測定サイクルにおいて時間の経過に伴って増幅率が大きくなるようにするのが望ましく、このように受信信号を増幅することによって、受信信号の信号レベルの小さい部分がより大きく増幅されるようになり、埋設物8の位置をより高精度に測定することがことが可能となる。
【0020】
受信アンテナ10の受信信号P5は、地中埋設物8から反射された電磁波の受信信号であるので、送信パルス信号P4よりも時間遅れの信号となり(図2参照)、この遅れ時間T2は、送信アンテナ6及び受信アンテナ10と地中埋設物8との距離が大きいほど長くなる。送信アンテナ6及び受信アンテナ10は、ボータイ形アンテナから構成することができる。この実施形態では、送信アンテナ6及び受信アンテナ10を別個の専用アンテナから構成しているが、一つのアンテナに作動時間を区別することによって送信アンテナ及び受信アンテナの双方の機能を持たせるように構成してもよい。
【0021】
発振器2からの発信信号P1はサンプリング信号生成手段16にも送給される。図示のサンプリング信号生成手段16は、電圧制御発振手段18、可変移相回路20、パルス化回路28及びサンプリング信号発生器30から構成されている。発振器2からの発信信号P1は可変移相回路20に送給される。電圧制御発振手段18は可変移相回路20に送給される電圧を制御し、可変移相回路20は電圧制御発振手段18からの制御電圧に基づいて上記発信信号P1の位相を可変とする。即ち、可変移相回路20は、電圧制御発振手段18からの制御電圧が例えば大きくなるに伴って上記発信信号の位相遅れを大きくし(換言すると、遅延時間を長くする)、その制御電圧が例えば小さくなるに伴って上記発信信号の位相遅れを小さくする(換言すると、遅延時間を短くする)。
【0022】
この実施形態では、電圧制御発振手段18はメモリ22を含んでおり、このメモリ22には図5に示す通りのマップが記憶されている。このマップは各測定サイクルにおける時間と制御電圧との関係を示しており、各測定サイクルにおいて電圧制御発振手段18から可変移相回路20にマップに示す通りの制御電圧が送給される。また、可変移相回路20は、例えば30〜200pF程度のバリキャップを5個程度組み込んだ回路から構成することができ、このような回路において電圧制御発振手段18の制御電圧を例えば0〜5V変化させることによって、上記発信信号P1を例えば0〜60×10−9秒(0〜60ns)遅れ方向に移相することができる。電圧制御発振手段18から送給される制御電圧については、後に更に詳述する。
【0023】
この可変移相回路20は、上述した通りにして移相信号P2(図2参照)を生成する。この移相信号P2は、上記発信信号P1が所定値V1になった時点から移相信号P2が所定値V2になる時点までの間隔が所定時間Tになるように位相が遅れた信号となり、可変移相回路20に供給される制御電圧を変化させることによって、発信信号P1との位相遅れ時間が制御される。可変移相回路20からの移相信号P2はパルス化回路28に送給され、このパルス化回路28によって、移相信号P2がパルス化される。パルス化された信号は、その後、サンプリング信号発生器30に送給され、サンプリング信号発生器30は、この信号に基づいてサンプリング信号P3(図2参照)を生成する。この実施形態では、図2に示す通り、可変移相回路20からの移相信号P2の出力が所定値V2になると、サンプリング信号発生器30はサンプリング信号P3を生成する。即ち、サンプリング信号発生器30は、移相信号P2の立上がりのゼロ点から所定値V2になるとサンプリング信号P3を生成し、このサンプリング信号P3をサンプリング手段14に送給する。サンプリング信号発生器30にて生成されるサンプリング信号P3は非常に短く、このサンプリング信号P3が生成される期間がサンプリング期間に対応し、サンプリング手段14はこのサンプリング期間に対応して受信信号P5をサンプリングする。
【0024】
この実施形態では、測定サイクルM、即ち一つの測定データを得る期間は、複数、例えば256のサンプリング区間から構成され、複数のサンプリング区間は例えば後述する数のサンプリング期間を有している。そして、サンプリング信号発生器30からのサンプリング信号P3は、各測定サイクルMにおいてサンプリング区間のサンプリングが終了する毎に基準サンプリング間隔W1に所定加算時間(△W)を加えただけ長くずれて発生される。尚、このサンプリング間隔は一つのサンプリング区間内においては実質上等しく、変化することはない。
【0025】
この実施形態では、次の通りにして、サンプリング手段14によるサンプリングが行われる。図3をも参照して、発振器2によって生成される発信信号P1の周波数は、例えば20MHzに設定され、その周期は50nsである。この周期は基準サンプリング間隔W1(W1=50ns)に対応する。このような場合、一測定サイクルM(第1番目のサンプリング区間S1から第256番目のサンプリング区間S256までの期間が一測定サイクルとなる)の間、電圧制御発振手段18は図5に示す通りの制御電圧を可変移相回路20に送給する。図5を参照して、メモリ22に記憶されたマップでは、測定サイクルにおいて時間の経過とともに電圧値がステップに上昇し、この形態ではサンプリング区間の数に対応して256段階に上昇している。このように制御電圧の電圧値が上昇するので、時間の経過とともに可変移相回路20に送給される制御電圧が上昇し、これによって可変移相回路20は時間の経過に伴って位相が次第に遅れた移相信号P2を生成する。このマップの各ステップにおける時間間隔は対応するサンプリング区間の時間長さに対応する。第1番目のステップの時間間隔は第1番目のサンプリング区間S1の時間長さに対応し、この第1番目のサンプリング区間S1においては制御電圧は変化せず、従って可変移相回路20による発信信号P1の位相遅れはなく、この移相信号P2に基づいてサンプリング信号発生器30は複数個、この実施形態では390個のサンプリング信号P3を生成し、そのサンプリング信号の間隔は一定のW1である。また、第2(第3、第4・・・第256)番目のステップの時間間隔は第2(第3、第4・・・第256)番目のサンプリング区間S2(S3,S4・・・S256)の時間長さに対応し、第2(第3、第4・・・第256)番目のサンプリング区間S2(S3,S4・・・S256)内においても制御電圧は変化せず、従って可変移相回路20による発信信号P1の位相遅れはなく、この移相信号P2に基づいてサンプリング信号発生器30は複数個、この実施形態では552個(676個、781個・・・6250個)のサンプリング信号P3を生成し、このときのサンプリング信号の間隔も一定のW1である。
各サンプリング区間Sとこれに対応するサンプリング回数との関係は、この実施形態では、図6に示す通りであり、より具体的には図4に示す通りである。このような各サンプリング区間におけるサンプリング回数(t)は、
t=a×√n
a:係数(a=390.65とする)
n:サンプリング区間の番号数(n番目のサンプリング区間Snの番号数を「n」とする)
(但し、サンプリング区間数N=256、また測定サイクルMにおける高周波領域での受信波数R=1069653とする)
を利用して設定したものである。上述したサンプリング区間Sの数、各サンプリング区間におけるサンプリング回数t、また高周波領域での受信波数Rは一例であり、発信信号P1の発信周波数、測定サイクルの間隔等によって適宜設定される。
【0026】
サンプリングされた信号P6(図2参照)はサンプリング手段14から下流側に送給される。図3(a)の各信号は、高周波増幅器52の出力信号を示し、各信号の成分aは、送信アンテナ6から直接的に受信アンテナ10に受信された直接波成分であり、それらの成分bは、地中埋設物8から反射して受信アンテナ10に受信された反射波成分である。受信アンテナ10からの受信信号は高周波増幅器52にて増幅された後に図3(a)に示す信号がサンプリング手段14に送給される。
【0027】
物体検出装置は、サンプリングされた信号を処理する信号演算処理手段38を備え、サンプリング手段14と信号演算処理手段38との間に、ローパスフィルタ手段54が介在されている。ローパスフィルタ手段54は、周波数の低い信号成分の通過を許容するが、周波数の高いノイズ成分の通過を阻止し、これによってノイズ成分を除去する。このローパスフィルタ手段54については後述する。物体検出装置は、更に、信号演算処理手段38によって処理された地中埋設物8の位置を表示するための表示手段40を含んでいる。信号演算処理手段38はメモリ42を有し、サンプリング手段14からの信号P6は一旦メモり42に保存され、信号演算処理手段38は、測定サイクルMの各サンプリング区間にてサンプリングされた信号、この実施形態では第1(第2、第3・・・)番目のサンプリング区間S1(S2,S3・・・)においては390個(552個、676個・・・)のサンプリング信号をいわゆる平均化処理し、その後各サンプリング区間の平均化した信号を所要の通りに演算処理し、このような処理により形成された探知信号P7は表示手段40に送給され、探知信号P7に含まれた地中埋設物8の埋設位置の情報が表示手段40に表示され、この位置情報を見ることによって、地中埋設物の埋設位置を容易に知ることができる。表示手段40として、CRT(陰極線管)、液晶表示装置等を用いることができる。尚、この形態では、各サンプリング区間にてサンプリングされた複数の信号をいわゆる平均化処理しているが、このような平均化処理に代えて積分化処理を行うようにしてもよい。
【0028】
受信アンテナ10からの受信信号P5のサンプリングは、図3に示す通りに行われる。図3(b)に示すように、測定サイクルMにおける第1番目のサンプリング区間S1においては、電圧制御発振手段18の制御電圧が一定であるので移相信号P2の位相遅れはなく、受信アンテナ10からの受信信号P5は、発振器2からの発振信号が所定値V1になった後所定遅延時間T遅れた時点でサンプリング手段14によりサンプリングされ、そのサンプリング間隔は一定のW1であり、サンプリングされた信号が信号処理手段38のメモリ42に蓄えられる。この第1番目のサンプリング区間S1では、サンプリング手段14によるサンプリングが上述したようにして390回繰り返し行われ、受信信号波形の同一部分が390個サンプリングされる。次の第2番目のサンプリング区間S2においては、電圧制御発振手段18からの制御電圧がステップ状に幾分上昇して一定に保たれ、サンプリングの開始が第1番目のサンプリング区間S1の最後のサンプリング(390番目のサンプリング)よりも所定時間ΔT(この△Tは、サンプリング区間が変わる際にサンプリング間隔が延長する所定加算期間△Wに対応する)長くなり、受信アンテナ10からの受信信号は、図3(c)に示すように、第1番目のサンプリング区間S1に続いて上記サンプリング間隔(W=W1+ΔW)でもってサンプリングが開始され、それ以降サンプリング間隔W1でもってサンプリングが行われ、サンプリングされた信号がメモリ42に蓄えられる。この第2番目のサンプリング区間S2では、サンプリング手段14によるサンプリングが上述したようにして552回繰り返し行われ、受信信号波形の同一部分(第1番目のサンプリング区間S1でサンプリングした部分に続く部分)が552個サンプリングされる。
【0029】
この様式においては、可変移相回路20は一つのサンプリング区間Sが終了する毎に発信信号P1から順次所定加算時間△W(例えば0.07ns)ずつ遅れた移相信号P2を生成し、この移相信号P2に関連してサンプリング信号発生器30がサンプリング信号P3を生成する。このようなサンプリング区間Sの数は256あり、各サンプリング区間において受信信号のサンプリングは図6に示す回数(図4にその一部を具体的に示す)遂行される。これらのサンプリングされた信号はメモリ42に蓄えられ、信号演算処理手段38はメモリ42に蓄えられたサンプリング信号をいわゆる平均化処理した後に所要のとおりに演算処理して図3(d)に示す探査信号P7を生成し、この探査信号P7は例えば50ms間隔に生成される。
【0030】
この物体検査装置では、上述したように、各サンプリング区間において受信信号波形の同一部分を複数回サンプリングし、各サンプリング区間におけるサンプリング回数は時間の経過に伴って増加していくので、受信信号の信号レベルが小さい範囲ほどサンプリング回数が多くなり、トータルのサンプリング回数を変えることなく信号レベルが小さい範囲ほどよりSN比が向上し、受信信号全体のSN比を効果的に改善することができる。
【0031】
上述したサンプリング様式では、第1番目のサンプリング区間S1からサンプリングを行って受信アンテナ10からの受信信号P5の直接波部分a(図3(a)参照)からサンプリングしているが、この直接波部分aは埋設物8の位置測定には直接的に関係がなく、それ故に、図7に示すようにサンプリングを行うようにしてもよい。図7はサンプリング区間Sの番号とその区間におけるサンプリング回数tとの関係を示し、この例では、第1番目から第20番目までのサンプリング区間の範囲にわたってサンプリングが行われず、このようにして受信信号P5の直接波部分aのサンプリングを除いている。尚、このようにサンプリングを行わない範囲については、受信信号P5の直接波部分aの長さに応じて適宜設定することができる。
【0032】
ローパスフィルタ手段54は、例えば、図8に示すように構成するのが望ましく、かく構成することによって埋設物8の位置測定を一層高精度に行うことができる。ローパスフィルタ手段54の回路図である図8を参照して、図示のローパスフィルタ手段54は抵抗RとコンデンサCを含む時定数回路62を備え、この時定数回路62に関連して反転増幅器64、非反転増幅器66及び時定数可変用増幅器68が設けられている。反転増幅器64は時定数回路62の入力側に配設され、その出力端子が抵抗Rに接続されている。サンプリング手段14からの出力信号P6はライン47を介して反転増幅器64の反転入力端子(−)に入力され、このライン47には抵抗R1が設けられている。また、反転増幅器64の出力信号は抵抗R2を介して反転入力端子(−)に入力される。非反転増幅器66は時定数回路62の出力側に配設され、時定数回路62の抵抗Rからの信号が非反転増幅器66の非反転入力端子(+)に入力される。非反転増幅器66の反転入力端子(−)は抵抗R3を介して接地され、またこの反転入力端子(−)には非反転増幅器66の出力信号が抵抗R4を介して入力される。この非反転増幅器66からの出力信号はライン49を介して信号演算処理手段38に送給される。かく接続されているので、反転増幅器64の利得(ゲイン)A1は、A1=−r2/r1(r1:抵抗R1の抵抗値、r2:抵抗R2の抵抗値)となり、また非反転増幅器66の利得(ゲイン)A2は、A2=1+r4/r3(r3:抵抗R3の抵抗値、r4:抵抗R4の抵抗値)となる。
【0033】
このローパスフィルタ手段54では、その時定数を可変にするために、時定数変化手段を構成する時定数可変用増幅器68が次の通りに接続されている。即ち、非反転増幅器66の出力側がこの増幅器68の入力端子に接続され、非反転増幅器66の出力信号が増幅器68の入力端子に入力される。この時定数可変用増幅器68の出力端子は時定数回路62のコンデンサCに接続され、またその電源接続端子は利得電圧供給手段70に接続され、利得電圧供給手段70からの利得電圧が電源接続端子に供給される。利得電圧供給手段70は利得電圧源72と電圧制御手段74を有し、電圧制御手段74は利得電圧源72から時定数可変用増幅器68に印加される電圧の利得電圧を制御する。
【0034】
このように時定数可変用増幅器68を設けることによって、時定数回路62のコンデンサCと時定数可変用増幅器68とが可変コンデンサと等価的に機能し、等価的な可変コンデンサの容量Ceqは、Ceq=c×{1−A2×(−A)}=c×(1+A2×A)(c:コンデンサCの容量)(但し、時定数可変用増幅器68は、利得−Aの反転増幅器とする)となり、このローパスフィルタ手段54の時定数Tは、T=Ceq×r=c×r×(1+A2×A)(r:抵抗Rの抵抗値)となる。このことから、このローパスフィルタ手段54では、時定数可変用増幅器68の利得を変化させる、換言するとその利得電圧を制御することによってその時定数を変えることができる。
【0035】
この実施形態では、電源接続端子に入力される利得電圧供給手段70からの利得電圧は各測定サイクルにおいて図9に示す通りに変化し、これによって上記利得電圧と時定数可変用増幅器68の利得(ゲイン)とが、例えば図10(a)に示す関係となり、入力される利得電圧が大きく(又は小さく)なるとその利得も大きく(又は小さく)なる。そして、このように制御されることによって、入力される利得電圧とローパスフィルタ手段54の時定数(ステップ数)とが、例えば図10(b)に示すように変化し、上記利得電圧が大きくなるに伴ってローパスフィルタ手段54の時定数(ステップ数)が大きくなる。
【0036】
この形態では、サンプリング信号発生器30からのサンプリング信号P3がローパスフィルタ手段54に送給され、ローパスフィルタ手段54の電圧制御手段74はこのサンプリング信号P3のパルス数に基づいて、換言すると各測定サイクルの開始時点からの経過時間に基づいて時定数可変用増幅器68に供給される利得電圧を図9に示すように制御する。即ち、各測定サイクルの初期のサンプリング期間(後述するようにステップ状とした場合、初期のサンプリング区間)では利得電圧は低く、終期のサンプリング期間(後述するようにステップ状とした場合、終期のサンプリング区間)に向けて時間の経過とともに利得電圧が高くなり、例えば1Vから10Vの範囲で利得電圧が制御される。この実施形態では、利得電圧が直線的に増加するように制御しているが、指数曲線的に、又は対数曲線的に増加するように制御してもよい。また、各サンプリング区間Sにおいて、そのサンプリング区間Sに対応する時定数となるように、サンプリング区間Sが終了する毎に利得電圧をステップ状に増加させるように制御してもよい。
【0037】
各測定サイクルにおいて時定数可変用増幅器68の利得電圧をこのように制御すると、時定数可変用増幅器68の利得は図10(a)で示すように変化し、これによってローパスフィルタ手段54の時定数(ステップ数)は図10(b)で示すように変化する。即ち、各測定サイクルの初期のサンプリング期間(又はサンプリング区間)においては時定数が比較的小さく、従ってサンプリング手段14にてサンプリングされた信号に含まれた高い周波数帯のノイズ成分が除去される。この初期のサンプリング期間(又はサンプリング区間)では、送信アンテナ6から送信された後受信アンテナ10に受信されるまでの期間が短く、従って受信アンテナ10の受信信号に含まれた検出信号(埋設物8を検出する部分)の信号レベルは大きく、高い周波数帯のノイズ成分を除去するのみでSN比の大きい信号を得ることができる。また、各測定サイクルの終期のサンプリング期間(又はサンプリング区間)においては時定数が比較的大きくなり、従ってサンプリング信号に含まれた上記高周波帯より低い周波数帯のノイズ成分までもが除去される。この後期のサンプリング期間(又はサンプリング区間)では、受信アンテナ10に受信されるまでの期間が長く(換言すると、送信アンテナ6及び受信アンテナ10から離れた位置の埋設物8を検出する)、従って受信信号に含まれた検出信号の信号レベルは小さく、上述した如くして上記高周波帯より低い周波数帯のノイズ成分を除去することによって、信号レベルが小さくてもSN比の大きい信号を得ることができ、埋設物8をより高精度に且つ効率良く測定することができる。
【0038】
ローパスフィルタ手段は、図11(a)〜(c)で示すように構成してもよく、かく構成しても同様の効果を達成することができる。図11(a)は、ローパスフィルタ手段の第1の変形形態を示しており、このローパスフィルタ手段54Aは、サンプリング手段14からの出力が与えられるバッファ102とそのバッファ102の出力に接続される抵抗104とを有し、抵抗104が接続点106を経て、演算増幅器108の反転入力端子に接続される。演算増幅器108の非反転入力端子は、接地される。演算増幅器108の反転入力端子と出力端子との間には、可変抵抗110とコンデンサ112とが並列接続されて構成される時定数変化手段114が接続される。演算増幅器108の出力はライン116を経て信号処理手段38に与えられる。
【0039】
この変形形態では、例えば、発振器2からの発信信号P1が可変抵抗110に与えられる。可変抵抗110は、各測定サイクルにおいて発信信号P1が与えられた時点から、時定数が前述のように大きくなるように変化する。可変抵抗110を変化させずに、コンデンサ112を図11(b)及び図11(c)のローパスフィルタ手段54B、54Cで代用して容量を変えてもよい。
【0040】
図11(b)に示す第2の変形形態のローパスフィルタ手段54Bでは、演算増幅器120と、抵抗122,124と、容量を変化することができるコンデンサ126とによって時定数が決定され、抵抗122の抵抗値を変化させることによってその時定数を変えることができる。
【0041】
図11(c)に示す第3の変形形態のローパスフィルタ手段54Cでは、2つの演算増幅器130,132と、抵抗134,136,138,140と、コンデンサ142とを含む。ローパスフィルタ手段54Cの時定数は、抵抗134〜140とコンデンサ142とによって決定され、抵抗134〜140のうちの例えば1つの抵抗134の抵抗値を変化させることによって時定数を変えることができる。
以上、本発明に従う物体検出装置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0042】
例えば、図示の実施形態では、物体としての地中埋設物の位置を検出するものに適用して説明したが、これに限定されず、建造物等に静止物体や自動車等に移動物体の位置を検出する物体検出装置として広く適用することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1の物体検出装置によれば、測定サイクルにおいて、時間の経過に伴ってサンプリング区間が長くなり、これによってサンプリングするサンプリング回数が増加するので、受信信号の信号レベルが小さい範囲において特にSN比を改善することができ、物体までの距離を高精度に測定することができる。
【0044】
また、本発明の請求項2の物体検出装置によれば、測定サイクルにおいて、電圧制御発振手段から可変移相回路に供給される電圧は時間の経過に伴ってステップ状に大きくなり、またステップ状に増加する間隔も時間の経過に伴って長くなるので、受信信号を所要の通りにサンプリングすることができるとともに、時間の経過に伴ってサンプリング区間におけるサンプリング回数も多くなる。
また、本発明の請求項3の物体検出装置によれば、各サンプリング区間においてサンプリングされた信号を平均化処理又は積分化処理するので、SN比を改善して物体の位置を高精度に測定することができる。
【0045】
更に、本発明の請求項4の物体検出装置によれば、各測定サイクルにおいて時間の経過に伴ってローパスフィルタ手段の時定数が大きくなるので、受信するまでの時間が長くなるにつれて高周波帯より低い周波数帯のノイズ成分が除去されるようになり、これによって、特に受信するまでの時間が長い受信信号のSN比を改善することができ、物体の位置をより高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う物体検出装置の一実施形態を簡略的に示すブロック図である。
【図2】図1の物体検出装置において生成される各種信号を示すタイムチャートである。
【図3】図3(a)〜(d)は、それぞれ、図1の物体検出装置のサンプリング手段によるサンプリング様式を説明するための図である。
【図4】サンプリング区間の番号とそのサンプリング区間におけるサンプリング回数と具体的に示す図である。
【図5】測定サイクルにおける経過時間と電圧制御発振手段から可変移相回路に送給される制御電圧との関係を示す図である。
【図6】サンプリング区間の番号とそのサンプリング区間におけるサンプリング回数との関係を示す図である。
【図7】他のサンプリング様式におけるサンプリング区間の番号とそのサンプリング区間におけるサンプリング回数との関係を示す図である。
【図8】図1の物体検出装置のローパスフィルタ手段を示す電気回路図である。
【図9】図8のローパスフィルタ手段の時定数可変用増幅器における利得電圧と利得との関係を示す図である。
【図10】図10(a)及び(b)は、それぞれ、時定数可変用増幅器における利得電圧と利得との関係を、またローパスフィルタ手段における利得電圧と時定数との関係を示す図である。
【図11】図11(a)〜(c)は、ローパスフィルタ手段の第1〜第3の変形形態を示す電気回路図である。
【符号の説明】
2 発信器
6 送信アンテナ
8 埋設物
10 受信アンテナ
14 サンプリング手段
16 サンプリング信号生成手段
18 電圧制御発振手段
20 可変移相回路
30 サンプリング信号発生器
38 信号演算処理手段
54,54A,54B,54C ローパスフィルタ手段

Claims (4)

  1. 検出する物体に向けて電磁波を発信するための送信アンテナと、物体から反射された電磁波を受信するための受信アンテナと、前記受信アンテナからの受信信号をサンプリングするためのサンプリング信号を生成するためのサンプリング信号生成手段と、前記サンプリング信号に基づいて前記受信アンテナからの受信信号をサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段によりサンプリングした信号を所要の通りに演算して物体の位置を測定するための信号演算処理手段とを具備し、
    前記サンプリング手段によりサンプリングする測定サイクルは、前記受信信号を分割してサンプリングする複数のサンプリング区間から構成され、前記複数のサンプリング区間はそれぞれ複数のサンプリング期間を有しており、
    一つのサンプリング区間内においては、前記サンプリング信号生成手段は実質上同一の前記サンプリング信号を生成し、前記サンプリング手段は前記サンプリング信号に基づいて前記受信信号の実質上同一部分をサンプリングし、
    前記測定サイクルにおいて、時間の経過に伴って前記サンプリング区間の長さが長くなり、これによって前記サンプリング手段によるサンプリング回数が増加することを特徴とする物体検出装置。
  2. 発信信号を生成する発信器が設けられ、前記送信アンテナは前記発信器からの発信信号に基づいて電磁波を発信し、前記サンプリング信号生成手段は、供給される電圧に基づいて前記発信器からの発信信号の位相を変える可変移相回路と、前記可変移相回路に供給する電圧を制御する電圧制御発振手段と、前記可変移相回路からの信号に基づいてサンプリング信号を生成するサンプリング信号発生器とを備え、前記測定サイクルにおいて、前記電圧制御発振手段から前記可変移相回路に供給される制御電圧は時間の経過とともにステップ状に大きくなるとともに、実質上同一の電圧値の期間は時間の経過とともに長くなることを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
  3. 前記信号演算処理手段は、前記測定サイクルの各サンプリング区間においてサンプリングされた信号を平均化処理又は積分化処理を行い、その後平均化処理又は積分化処理された信号に基づいて物体の位置を演算することを特徴とする請求項1又は2記載の物体検出装置。
  4. 前記サンプリング手段と前記信号演算処理手段との間には、サンプリングされた信号の周波数帯域の高い周波数域のノイズ成分を減衰させるためのローパスフィルタ手段が設けられ、前記ローパスフィルタ手段は、前記測定サイクルにおいて時間の経過に伴ってその時定数を大きくする時定数変化手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の物体検出装置。
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