JP3510096B2 - 地中隠蔽物の検出装置および方法 - Google Patents

地中隠蔽物の検出装置および方法

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JP3510096B2
JP3510096B2 JP35814297A JP35814297A JP3510096B2 JP 3510096 B2 JP3510096 B2 JP 3510096B2 JP 35814297 A JP35814297 A JP 35814297A JP 35814297 A JP35814297 A JP 35814297A JP 3510096 B2 JP3510096 B2 JP 3510096B2
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啓雅 中内
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秀樹 早川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波を利用して
既に地中に存在する隠蔽物を検出する地中隠蔽物の検出
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に存在する隠蔽物を検出する地中隠
蔽物の検出装置が知られている。公知の検出装置は、発
信信号を生成する発信器と、発信器からの信号に基づい
て電磁波を地中隠蔽物に向けて送信する送信アンテナ
と、地中隠蔽物からの反射波を受信する受信アンテナ
と、受信アンテナにて受信された受信信号をサンプリン
グするためのサンプリング手段と、サンプリングした信
号を処理する信号処理手段とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したサンプラー方
式の検出装置では、通常、送信信号のパスル波高値が3
0〜100V程度必要であるため、送信信号のパルスの
繰返し周波数がたとえば50〜500kHz程と遅く、
このことに起因して地中隠蔽物の位置を高精度に検出す
ることが困難となる。
【0004】このような問題を解決するために、本出願
人は、特願平9−65066号において、地中推進工法
における障害物の検出装置を提案した。この提案した検
出装置は、図5に示すとおり、可変周期発信器2、固定
遅延回路4、送信器6および送信アンテナ8とを備えて
いる。可変周期発信器2は、電圧制御発信回路(略称V
CO)を含み、最初の周期に各回毎に少量時間Δtずつ
順次に伸張した可変周期をもつパルス信号を生成し、こ
の可変周期パルス信号を可変周期信号として固定遅延回
路4に送給する。この可変周期信号は、また、後述する
相関信号発生器に送給される。固定遅延回路4は、上記
可変周期信号を所定の固定遅延量だけ遅延させた固定遅
延信号を生成し、この固定遅延信号を送信器6に送給す
る。送信器6は、固定遅延信号に基づいて送信信号を生
成し、この送信信号を送信アンテナ8に送給する。送信
アンテナ8は、送信信号に基づいて電磁波を生成し、こ
の電磁波を地中に存在する障害物、たとえばガス管に向
けて発信する。
【0005】検出装置は、また、受信アンテナ10、高
周波増幅器12、相関信号発生器14および信号処理手
段16を含んでいる。受信アンテナ10は、送信アンテ
ナ8から送信された後、障害物にて反射された電磁波を
受信し、受信信号を高周波増幅器12に送給する。高周
波増幅器12は、上記受信信号を増幅する。相関信号発
生器14には、可変周期発生器2からの可変周期信号毎
に所定時間長のモノサイクル波形による約束波形の信号
を相関信号として生成し、この相関信号を信号処理手段
16に送給する。信号処置手段16は掛算回路、積分回
路および増幅回路を含んでいる。掛算回路は、高周波増
幅器12からの受信信号と相関信号発生器14からの相
関信号との各振幅幅を掛算して掛算信号を生成し、また
積分回路は、掛算回路からの掛算信号を積分処理して積
分信号を生成し、また増幅回路は上記積分信号を増幅し
て増幅信号を生成する。信号処理手段16は、さらに、
上記増幅信号に相関検出処理とパルス圧縮処理を施して
探知信号を生成する。この探知信号は、障害物の埋設位
置情報を含んでおり、この探知信号を利用することによ
って表示手段18に障害物の埋設位置を表示することが
できる。
【0006】この検出装置では、送信器6に与えられる
固定遅延信号は、各可変周期毎に、可変周期信号の時点
から固定遅延量だけ遅延された約束波形、すなわちモノ
サイクル信号となる。また、信号処理手段16に与えら
れる相関信号は、可変周期毎の約束波形、すなわちモノ
サイクル波形となる。したがって、送信器6は、各可変
周期毎に探知周期Δtずつ順次に伸張しながら固定遅延
量だけ遅延させた約束波形の送信信号を送信アンテナ8
に送給するので、受信アンテナ10によって受信される
受信信号は、送信信号と同様に、各周期毎にΔtずつ遅
れた受信信号となり、この受信信号は相関信号発生器1
4に対して、常に、固定遅延量遅れた信号となる。それ
故に、信号処理手段16に送給される相関信号から見る
と、受信アンテナ10によって受信された受信信号は、
可変周期の2回目以降の相関信号が先に遅れることとな
り、この受信信号は可変周期毎にΔtずつ順次に繰上げ
られた時間に受信されることになる。このように、可変
周期発生器2からの可変周期信号を、一方においては固
定遅延回路4によって固定遅延信号を生成し、他方にお
いて相関信号発生器14によって相関信号を生成するこ
とによって、上述したとおりにして埋設障害物の位置を
検出することができる。
【0007】しかし、この提案した障害物の検出装置に
おいても、少量時間Δtずつ順次伸張した可変周期信号
の生成を電圧制御発信回路によるVCO制御により行っ
ているので、その回路構成が複雑になる。また、VCO
制御によって可変周期信号を生成するのにたとえばデジ
タルマルチバイブレータを用いるが、このデジタルマル
チバイブレータを用いた場合、温度変化により地中隠蔽
物を検出するために用いる周波数帯における特性も変化
し、障害物の埋設位置を高精度に検出することが困難と
なる。
【0008】本発明の目的は、地中隠蔽物の埋設位置を
高精度に検出することができる地中隠蔽物の検出装置お
よび方法を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、比較的小型で、小口
径の推進管内に搭載することができる隠蔽物の検出装置
および方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)予め定
める周波数の発信信号P1を生成する発振器52と、 (b)発振器52からの発信信号P1の各周期に、送信
パルス信号P4を発生する送信パルス発生器54と、 (c)送信パルス発生器54からの送信パルス信号P4
が与えられて電磁波を地中隠蔽物に向けて発信し、地中
隠蔽物からの反射波を受信するアンテナ56,58と、 (d)発振器52からの発信信号P1に対する位相を可
変にして遅延する移相手段64であって、予め定める計
測の各サイクルに、予め定める一定の周期を有する複数
の計測期間が順次的に設定され、各計測期間に、発信信
号P1と同一の周期で、かつ発信信号P1から予め定め
る所定時間Tにさらに、各計測期間毎に順次的に、予め
定める順次遅らせる時間ΔTずつ発信信号P1から遅れ
た移相信号P2を生成する移相手段64と、 (e)移相手段64からの移相信号P2に関連してサン
プリングパルスP3を発生するサンプリングパルス発生
器72と、 (f)サンプリングパルス発生器72からのサンプリン
グパルスP3に基づいて、アンテナ56,58によって
受信された受信信号P5を、サンプリングしてサンプリ
ング信号P6を出力するサンプリング手段62と、 (g)信号処理手段74であって、各計測期間毎のサン
プリング信号P6を積分して、その積分値を出力する積
分回路73と、積分回路73から出力される各計測期間
毎の積分値を記憶するメモリ75とを含み、メモリ75
に記憶された計測の1サイクル分の積分値をさらに積分
処理し、低周波数化して探知信号P7を生成する信号処
理手段74と、 (h)信号処理手段74からの探知信号P7が与えら
れ、地中隠蔽物の埋設位置情報を表示する表示手段76
とを含むことを特徴とする地中隠蔽物の検出装置であ
る。
【0011】本発明に従えば、発振器は所定周波数の発
信信号を生成し、送信パルス発生器はこの送信信号に基
づいて送信パルス信号を生成し、アンテナ56,58は
送信パルス信号に基づく電磁波を発信する。したがっ
て、アンテナからの送信信号およびアンテナによって受
信する受信信号は、発信信号の所定周波数の周期に対応
した信号となる。また、移相手段は、発振器からの発信
信号から位相を可変にして遅らせた移相信号を生成し、
サンプリングパルス発生器は、この遅延した移相信号に
基づいてサンプリングパルスを生成し、サンプリング手
段は、このサンプリングパルスに基づいてアンテナから
の受信信号をサンプリングする。移相手段は、発信信号
から位相を遅らせた移相信号を生成するので、サンプリ
ングパルス発生器によって発生されるサンプリング信号
は、所定時間遅れのものとなる。このようなサンプリン
グパルスを生成することによって、アンテナからの受信
信号を所要のとおりにサンプリングすることができ、地
中隠蔽物の位置を検出することができる。このような検
出装置では、発振器としてたとえば水晶発信器を用い、
また移相手段としてたとえばバリキャップを用いること
ができ、このように構成することによって送信パルスの
ピーク値を3V程度にすることができ、検出装置の回路
構成の小型化を図ることができる。
【0012】また本発明は、発振器52からの発信信号
P1の周波数は、1MHz以上であり、移相信号P2の
遅延量は、1〜1000nsであり、発信信号P1の1
サイクルをカバーする範囲であることを特徴とする。ま
た本発明は、移相手段64は、制御電圧に基づいて発振
器52からの発信信号P1に対する移相信号P2の位相
遅れを変化する電圧可変移相回路68と、前記制御電圧
を発生して電圧可変移相回路68に与える移相回路電圧
制御手段66とを含むことを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、発振器による発信信号の
周波数は1MHz以上であるので、送信パルス発生器に
よって発生される送信パルス信号およびサンプリングパ
ルス発生器にて発生されるサンプリングパルスの周期は
非常に短く、このことに関連して短時間内に多数回サン
プリングすることができ、これによって地中隠蔽物の位
置を高速にかつ高精度に検出することができる。
【0014】
【0015】本発明に従えば、移相手段による移相信号
P2の発信信号からの遅延量は、発振器による発信信号
の1サイクルをカバーする範囲であるので、発信信号の
1サイクルの周期に渡って受信アンテナの受信信号をサ
ンプリングし、これによって、地中隠蔽物の位置を高精
度に検出することができる。
【0016】また本発明は、予め定める周波数の発信信
号P1を発振器52によって生成し、前記発信信号P1
の各周期に、送信パルス信号P4を送信パルス発生器5
4によって発生し、前記送信パルス信号P4がアンテナ
56,58に与えられて電磁波を地中隠蔽物に向けて発
信し、地中隠蔽物からの反射波をアンテナ56,58に
よって受信し、移相手段64によって、予め定める計測
の各サイクルに、予め定める一定の周期を有する複数の
計測期間が順次的に設定され、各計測期間に、発信信号
P1と同一の周期で、かつ発信信号P1から予め定める
所定時間Tにさらに、各計測期間毎に順次的に、予め定
める順次遅らせる時間ΔTずつ、発信信号P1から遅れ
た移相信号P2を、移相手段64によって発生し、前記
移相信号P2に関連してサンプリングパルスP3をサン
プリングパルス発生器72によって発生し、前記サンプ
リングパルスP3に基づいて、アンテナ56,58によ
って受信された受信信号P5を、サンプリング手段62
によってサンプリングしてサンプリング信号P6を出力
し、各計測期間毎のサンプリング信号P6を、信号処理
手段74に含まれる積分回路73によって積分して、そ
の積分値を出力し、各計測期間毎の前記積分値を、信号
処理手段74に含まれるメモリ75によって記憶し、信
号処理手段74は、メモリ75に記憶された計測の1サ
イクル分の積分値をさらに積分処理し、低周波数化して
探知信号P7を生成し、前記探知信号P7によって、地
中隠蔽物の埋設位置情報を表示手段76によって表示す
ることを特徴とする地中隠蔽物の検出方法である。
【0017】本発明に従えば、前述の発明と同様の構成
を有するので、上述したと同様の作用が達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う地中隠蔽物の
検出装置および方法の一実施形態について説明する。図
1は、本発明に従う検出方法を実施する検出装置である
とともに、本発明に従う検出装置の一実施形態を簡略的
に示すブロック図であり、図2は、図1の検出装置にお
いて生成される各種信号を説明するためのタイムチャー
トである。
【0019】図1および図2を参照して、図示の地中隠
蔽物の検出装置は、発振器52、送信パルス発生器54
および送信アンテナ56を備えている。発振器52は、
たとえば水晶発振器から構成され、所定周波数の発信信
号P1を生成する。この発振器52からの発信信号P1
は、たとえばサイン波でよい(図2参照)。発振器52
として水晶発振器を用いることによって、温度の影響を
受けずに発信信号の周波数を安定させることができ、ま
た高周波の発信信号のピーク電圧値をたとえば3V程度
でもって容易に得ることができる。地中隠蔽物(図示せ
ず)、たとえば地中に埋設されたガス管等を高速でかつ
高精度で検出するためには、この発信信号P1の周波数
を大きくする、すなわち1Mヘルツ(Hz)以上に設定
するのが望ましく、たとえば一例として20MHzに設
定される。発振器52からの発信信号P1は送信パルス
発生器54に送給され、送信パルス発生器54は、発信
信号P1がゼロ点から立上がって所定値V1になると送
信パルス信号P4を発生する(図2参照)。したがっ
て、送信パルス発生器54によって発生される送信パル
ス信号P4は、上記発信信号の立上がりのゼロ点から時
間T1遅れて発生される。送信パルス信号は送信アンテ
ナ56に送給され、送信アンテナ56はこの送信パルス
信号に基づいて電磁波を地中隠蔽物に向けて発信する。
【0020】この検出装置は、また、受信アンテナ5
8、高周波増幅器60およびサンプリング手段62を備
えている。受信アンテナ58は、送信アンテナ56から
発信された後地中隠蔽物(図示せず)によって反射され
た電磁波を受信し、受信した受信信号P5を高周波増幅
器60に送給する。この受信アンテナ58は、送信アン
テナ56とともに土壌中を推進する推進管(図示せず)
の先端部に取付けられる。受信アンテナ58の受信信号
P5は、地中隠蔽物から反射された電磁波の受信信号で
あるので、送信パルス信号よりも時間遅れの信号となり
(図2参照)、この時間遅れT2は、送信アンテナ56
および受信アンテナ58と地中隠蔽管との距離が大きい
程長くなる。送信アンテナ56および受信アンテナ58
は、たとえばそれ自体周知のボータイアンテナから構成
することができる。なお、送信アンテナ56および受信
アンテナ58は別個の専用アンテナから構成することも
でき、また一つのアンテナに作動時間を区別することに
よって送信アンテナおよび受信アンテナの双方の機能を
持たせるように構成することもできる。高周波増幅器6
0は、受信アンテナ58からの受信信号を高周波増幅
し、増幅した受信信号をサンプリング手段62に送給す
る。
【0021】発振器52からの発信信号は、移相手段6
4に送給される。図示の移相手段64は移相回路電圧制
御手段66と電圧可変移相回路68とから構成されてい
る。移相回路電圧制御回路から構成される移相回路電圧
制御手段66は、電圧可変移相回路68に供給される電
圧を変化させる。また、電圧可変移相回路68は、移相
回路電圧制御手段66からの制御電圧に基づいて上記発
信信号から位相を可変とした移相信号P2を生成する。
すなわち、電圧可変移相回路68は、移相回路電圧制御
手段66からの制御電圧がたとえば大きくなるにしたが
って移相信号P2の上記発信信号からの遅れを大きくし
(換言すると、遅延時間を長くする)、一方移相回路電
圧制御手段66からの制御電圧がたとえば小さくなるに
したがって上記発信信号からの遅れを小さくする(換言
すると、遅延時間を短くする)。このような電圧可変移
相回路68として、たとえば、30〜200pF程度の
バリキャップを5個程度を組込んだ回路を用いることが
でき、このような回路において電圧をたとえば0〜5V
変化させることによって移相信号P2の上記発信信号P
1からの位相を、たとえば0〜60×10-9秒(0〜6
0ns)遅らせることができる。上述したバリキャップ
を用いた回路は、回路の温度特性が良好であり、温度が
変化してもその特性が安定しており、移相手段64から
出力される移相信号のゼロ点の変動を少なくすることが
できる。
【0022】この移相手段64は、上述したとおりにし
て移相信号P2(図2参照)を生成する。この移相信号
P2は、上記発信信号P1から所定時間T位相が遅れた
信号とであり、電圧可変移相回路68に供給される制御
電圧を変化させることによって発信信号P1との位相遅
れ時間が制御される。このような移相信号P2の遅延量
は、発信信号P1の発信周波数とも関連するが、1〜1
000nsの適宜の範囲に設定するのが望ましい。
【0023】移相手段64からの移相信号P2はパルス
化回路70に送給され、このパルス化回路70によって
移相信号P2がパルス化される。パルス化された移相信
号は、その後サンプリングパルス発生器72に送給さ
れ、サンプリングパルス発生器72は、送給された移相
信号に基づいて、この実施形態では移相手段64からの
移相信号P2の出力値が所定値V2になるとサンプリン
グパルス信号P3(図2)を生成する。すなわち、サン
プリングパルス発生器72は、図2に示すとおり、移相
信号P2の立上がりのゼロ点から所定値V2になるとサ
ンプリングパルス信号P3を生成し、このサンプリング
パルス信号P3をサンプリング手段62に送給する。サ
ンプリングパルス発生器72にて生成されるサンプリン
グパルス信号P3は非常に短く設定される。
【0024】サンプリングパルス発生器72からのサン
プリングパルス信号P3はサンプリング手段62のゲー
ト信号として機能し、サンプリング回路から構成される
サンプリング手段62は、サンプリングパルス発生器7
2からのサンプリングパルス信号P3が送給されると、
受信アンテナ58が受信した受信信号を取入れて信号処
理手段74に送給する。
【0025】この実施形態では、発信信号P1の周波数
はたとえば20MHzに設定され、その周期は50ns
である。このような場合、たとえば312.5μsに設
定される第1計測期間の間、移相手段64は発信信号P
1から所定時間T位相が遅れた移相信号Pを生成し、か
かる移相信号P2に基づいてサンプリングパルス発生器
72は6250個のサンプリングパルス信号P3を生成
する。したがって、第1計測期間においては、サンプリ
ング手段62は受信アンテナ58の受信信号を上記サン
プリングパルス信号P3に基づいて6250回測定し、
これら測定したサンプリング信号P6(図2)を信号処
理手段74に送給する。信号処理手段74は、積分回路
73およびメモリ75を含んでおり、このような第1計
測期間におけるサンプリング信号P6を積分回路73に
よって積分処理し、積分処理された積分値がメモリ75
に記憶される。このように多数回測定した測定値を積分
処理することによってノイズ成分を低減して高精度な測
定が可能となる。第1計測期間が終了すると、移相回路
電圧制御手段66は電圧可変移相回路68に供給される
電圧をたとえば幾分大きくし、これによって移相手段6
4からの移相信号P2は発信信号P1から時間(T+Δ
T)位相が遅れたものとなる。第1計測期間に続く次の
312.5μsの第2計測期間の間、移相手段64は、
発信信号P1から時間(T+ΔT)位相が遅れた移相信
号P2を生成し、かかる移相信号P2に基づいてサンプ
リングパルス発生器72は、第1計測期間と同様に62
50個のサンプリングパルス信号P3を生成する。な
お、順次遅らせる時間ΔTは、たとえば0.117ns
に設定される。第2計測期間においても同様に、サンプ
リング手段62は受信アンテナ58の受信信号を上記サ
ンプリングパルス信号P3に基づいて6250回計測
し、これら計測したサンプリング信号P6(図2)を信
号処理手段74に送給する。信号処理手段74は、次
に、第2計測期間におけるサンプリング信号P6を積分
回路73によって積分処理し、積分処理された積分値が
メモリ75に記憶される。
【0026】この実施形態では、図2に示すとおり、計
測の1サイクルが80msに設定されており、したがっ
て第1計測期間の計測開始から上述した各計測期間の計
測が80msに達するまで遂行され、その間、移相手段
64は発信信号P1から順次ΔTずつ遅れた移相信号を
生成し、各計測期間毎のサンプリング信号P6が積分回
路73によって積分処理され、積分処理された各積分値
がメモリ75にストアされる。なお、計測の1サイクル
の期間および各計測期間は、発信信号P1の周波数等に
応じて適宜設定することができる。
【0027】信号処理手段74は、メモリ75に記憶さ
れた前記計測の1サイクル分の積分値をさらに積分処理
し、低周波数化して探知信号P7(図2)を生成する。
このようにして得られた探知信号は、液晶表示装置等の
表示手段76に送給され、探知信号に含まれた埋設位置
情報が表示手段76に表示され、かくして検出者は表示
手段76に表示された検出情報を見ることによって隠蔽
物の埋設位置を容易に知ることができる。
【0028】このような検出装置では、発振器52とし
て水晶発振器を用いることができ、これによって発振器
52の発信信号のピーク値をたとえば3Vに設定するこ
とができる。また、サンプリングリングパルス信号の生
成は、一定周波数の発信信号の位相を移相手段64によ
って遅らせることによって行っているので、そのための
回路構成を簡単にすることができる。したがって、検出
装置の回路構成を簡単にかつ小型化することができ、ガ
ス等を輸送する小径導管の敷設のための小口径の推進管
に好都合に適用することができる。
【0029】上述した実施形態では、送信アンテナ56
および受信アンテナ58を地中を推進する推進管内に搭
載する例に適用して検出装置の一形態を説明したが、こ
れに限定されることなく、地上を走行する走行車に送信
アンテナ56および受信アンテナ58を装備する例、ま
た受信アンテナ56を推進管に搭載するとともに受信ア
ンテナ58を地上走行車に装備する例にも同様に上記検
出装置を適用することができる。
【0030】(実施例および比較例) 実施例として、上述した構成の検出装置の効果を確認す
るために、図3に示すとおりのシミュレーション実験を
行った。図3は、図1に示す構成の検出装置を用いたシ
ステムのシミュレーション実験における回路構成を示
し、この回路構成では、検出装置aは図1に示す検出装
置と同様の構成であり、この検出装置aの送信アンテナ
Txに第1のアッテネータbを接続し、この第1アッテ
ネータbに分配器cを接続した。第1のアッテネータb
の減衰値を、送信アンテナTxによる信号減衰、送信ア
ンテナTxと土壌との境界面の透過減衰等を考慮した一
定の値とし、実際の検出装置による測定では約40デシ
ベル(dB)であったので、このシミュレーション実験
では40dBに設定した。分配器cに第2アッテネータ
dを接続し、この第2アッテネータdにケーブルeを接
続した。分配器cには、また、補正ケーブルfを接続
し、この補正ケーブルfを検出装置aの受信アンテナR
xに接続した。分配器cは第1アッテネータbからの信
号を第2アッテネータdおよびケーブルeを介して補正
ケーブルfに導くとともに、第1アッテネータbからの
信号を直接補正ケーブルfに導く。第1アッテネータb
から第2アッテネータdおよびケーブルeを通して補正
ケーブルfに導かれる信号は、地中隠蔽物によって反射
された反射波に相当し、第1アッテネータbから直接補
正ケーブルfに導かれる信号は、送信アンテナTXから
受信アンテナRxに直接受信される直接波に相当する。
第2のアッテネータdの減衰値を、電磁波の土壌中の減
衰を考慮して設定した。また、ケーブルeは、地中にお
ける電磁波の隠蔽物への到達時間に対応する長さに設定
した。これら第2アッテネータdの減衰値およびケーブ
ルeの長さは、実施例では、地中の埋設距離に応じて表
1に示すとおりに設定した。
【0031】
【表1】
【0032】表1に示すとおり、たとえば、地中の埋設
距離が0.1mである条件Iの場合、実際の検出装置で
は送信アンテナから送信された電磁波が隠蔽物によって
反射された後受信アンテナに受信されるのに2.8ns
ec要し、この電磁波の到達時間に対応してケーブルe
の長さを0.3mに設定し、また土壌中のこの埋設距離
に対応する電磁波の減衰として実測値に基づいて第2の
アッテネータdの減衰値を5dBに設定した。
【0033】補助ケーブルfを、この検出装置aを用い
たシステムに起因する電磁波到達時間を補正するための
ものとし、その到達時間補正量を補正ケーブルfの長さ
として設定し、実施例では補正ケーブルfの長さを10
cmに設定した。
【0034】実施例では、このような回路構成を用い、
検出装置aの発振器により20MHzの発信信号を生成
し、この発信信号に基づいて送信パルス信号を生成し、
この送信パルス信号に基づいて送信アンテナTxから発
信した後受信アンテナRxに受信される受信信号につい
てS/N比をシミュレーション実験でもって求めた。表
1に示す各条件I〜IVにおけるS/N比は、表2の実
施例の欄に示すとおりであり、たとえば条件Iの場合、
S/N比は31.8dBであった。
【0035】
【表2】
【0036】なお、このシミュレーション実験の各条件
I〜IVにおけるS/N比は、
【0037】
【数1】
【0038】で求めた。
【0039】比較例として、図4に示すとおりのシミュ
レーション実験を行った。図4は、本出願人が先に提案
した特願平9−65066号の明細書および図面に記載
された検出装置を用いたシステムのシミュレーション実
験における回路構成を示し、この回路構成では、検出装
置a1は特願平9−65066号に開示された検出装置
と同様の構成であった。比較例のシステムにおける回路
構成では、第1アッテネータb1と分配器c1との間に
補正量として長さ8mの第1補正ケーブルg1を介在し
た点、および分配器c1と検出装置a1との間に介在さ
れる第2補正ケーブルf1の長さを8mに設定した点を
除けば上記実施例における回路構成と実質上同一であっ
た。
【0040】比較例では、図4に示す回路構成を用い、
検出装置a1の発振器により50kHzののこぎり波状
の発信信号を生成し、この発信信号に基づいて送信パル
ス信号を生成し、この送信パルス信号に基づいて送信ア
ンテナTxから発信した後受信アンテナRxに受信され
た受信信号についてS/N比をシミュレーション実験で
もって求めた。表1に示す各条件I〜IVにおけるS/
N比は、表2の比較例の欄に示すとおりであり、たとえ
ば比較例の条件Iの場合、S/N比は22.5dBであ
った。
【0041】上述した実施例および比較例のシミュレー
ション実験から、表2に示すとおり、実施例の条件I〜
IVのS/N比の平均値は25dBであり、比較例の条
件I〜IVのS/N比の平均値は15.1dBであり、
これらのことから実施例による検出装置を用いた場合、
S/N比が平均して10dB向上し、ノイズ成分を大き
く減少させて地中隠蔽物を高精度に検出できることが判
明した。
【0042】
【発明の効果】本発明の検出装置によれば、発振器は所
定周波数の発信信号を生成し、送信パルス発生器はこの
送信信号に基づいて送信パルス信号を生成し、アンテナ
56,58は送信パルス信号に基づく電磁波を発信す
る。したがって、アンテナからの送信信号およびアンテ
ナによって受信する受信信号は、発信信号の所定周波数
の周期に対応した信号となる。また、移相手段は、発振
器からの発信信号から位相を可変にして遅らせた移相信
号を生成し、サンプリングパルス発生器は、この遅延し
た発信信号に基づいてサンプリングパルスを生成し、サ
ンプリング手段は、このサンプリングパルスに基づいて
アンテナからの受信信号をサンプリングする。移相手段
は、発信信号から位相を遅らせた移相信号を生成するの
で、サンプリングパルス発生器によって発生されるサン
プリング信号は、順次所定時間遅れのものとなる。この
ようなサンプリングパルスを生成することによって、ア
ンテナからの受信信号を所要のとおりにサンプリングす
ることができ、地中隠蔽物の位置を検出することができ
る。このような検出装置では、発振器としてたとえば水
晶発振器を用い、また移相手段としてたとえばバリキャ
ップを用いることができ、このように構成することによ
って送信パルスのピーク値を3V程度にすることがで
き、検出装置の回路構成の小型化を図ることができる。
【0043】また本発明の検出装置によれば、発振器に
よる発信信号の周波数は1MHz以上であるので、送信
パルス発生器によって発生される送信パルス信号および
サンプリングパルス発生器にて発生されるサンプリング
パルスの周期は非常に短く、このことに関連して短時間
内に多数回サンプリングすることができ、これによって
地中隠蔽物の位置を高速にかつ高精度に検出することが
できる。
【0044】また本発明の検出装置によれば、移相手段
による発信信号からの遅延量は発振器による発信信号の
1サイクルをカバーする範囲であるので、発信信号の1
サイクルの周期に渡ってアンテナの受信信号をサンプリ
ングし、これによって、地中隠蔽物の位置を高精度に検
出することができる。
【0045】さらに本発明の検出方法によれば、前述の
検出装置と同様の効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う地中隠蔽物の検出装置の一実施形
態を簡略的に示すブロック図である。
【図2】図1の検出装置において生成される各種信号を
示すタイムチャートである。
【図3】実施例の検出装置を用いたシステムの回路構成
を簡略的に示すブロック図である。
【図4】比較例の検出装置を用いたシステムの回路構成
を簡略的に示すブロック図である。
【図5】先に提案した検出装置を簡略的に示すブロック
図である。
【符号の説明】
52 発振器 54 送信パルス発信器 56 送信アンテナ 58 受信アンテナ 62 サンプリング手段 64 移相手段 68 電圧可変移相回路 72 サンプリングパルス発生器 74 信号処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 秀樹 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 荒井 郁男 東京都世田谷区船橋1−48−31 (56)参考文献 特開 平5−312938(JP,A) 特開 昭60−154177(JP,A) 特開 平9−211145(JP,A) 特開 平10−260265(JP,A) 特開 平5−288844(JP,A) 特開 平5−288834(JP,A) 特開 平6−281724(JP,A) 特開 昭63−120271(JP,A) 特開 平8−86881(JP,A) 特開 平7−167953(JP,A) 特開 平4−324389(JP,A) 特開 平11−183636(JP,A) 特公 平6−19471(JP,B2) 特公 平5−40270(JP,B2) 実公 平3−21493(JP,Y2) 荒井郁男、富沢良行、鈴木務,“遅延 相関を用いたパルス圧縮地中レーダ(そ の2)”,電子情報通信学会技術研究報 告,日本,社団法人電子情報通信学会, 1992年12月11日,第92巻、第368号,p. 9−14 富澤良行、荒井郁男,“BARKER 符号を用いたパルス圧縮地中レーダ”, 電子情報通信学会総合大会講演論文集 通信1,日本,社団法人電子情報通信学 会,1997年 3月 6日,B−2−39, p.226 上村秀和、富澤良行、荒井郁男,“相 関型地中レーダ”,電子情報通信学会総 合大会講演論文集 通信1,日本,社団 法人電子情報通信学会,1997年 3月 6日,B−2−35,p.222 富澤良行、荒井郁男、梶尾浩史,“短 チャープ地中レーダによる5m埋設管探 査の試み”,電子情報通信学会技術研究 報告,日本,社団法人電子情報通信学 会,1997年11月17日,第97巻、第377号, p.15−20 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 3/00 - 3/40 E21D 9/00 - 9/14 G01S 13/00 - 13/95 G01S 7/00 - 7/42 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)予め定める周波数の発信信号P1
    を生成する発振器52と、 (b)発振器52からの発信信号P1の各周期に、送信
    パルス信号P4を発生する送信パルス発生器54と、 (c)送信パルス発生器54からの送信パルス信号P4
    が与えられて電磁波を地中隠蔽物に向けて発信し、地中
    隠蔽物からの反射波を受信するアンテナ56,58と、 (d)発振器52からの発信信号P1に対する位相を可
    変にして遅延する移相手段64であって、 予め定める計測の各サイクルに、予め定める一定の周期
    を有する複数の計測期間が順次的に設定され、 各計測期間に、発信信号P1と同一の周期で、かつ発信
    信号P1から予め定める所定時間Tにさらに、各計測期
    間毎に順次的に、予め定める順次遅らせる時間ΔTずつ
    発信信号P1から遅れた移相信号P2を生成する移相手
    段64と、 (e)移相手段64からの移相信号P2に関連してサン
    プリングパルスP3を発生するサンプリングパルス発生
    器72と、 (f)サンプリングパルス発生器72からのサンプリン
    グパルスP3に基づいて、アンテナ56,58によって
    受信された受信信号P5を、サンプリングしてサンプリ
    ング信号P6を出力するサンプリング手段62と、 (g)信号処理手段74であって、 各計測期間毎のサンプリング信号P6を積分して、その
    積分値を出力する積分回路73と、 積分回路73から出力される各計測期間毎の積分値を記
    憶するメモリ75とを含み、 メモリ75に記憶された計測の1サイクル分の積分値を
    さらに積分処理し、低周波数化して探知信号P7を生成
    する信号処理手段74と、 (h)信号処理手段74からの探知信号P7が与えら
    れ、地中隠蔽物の埋設位置情報を表示する表示手段76
    とを含むことを特徴とする地中隠蔽物の検出装置。
  2. 【請求項2】 発振器52からの発信信号P1の周波数
    は、1MHz以上であり、 移相信号P2の遅延量は、1〜1000nsであり、発
    信信号P1の1サイクルをカバーする範囲であることを
    特徴とする請求項1記載の地中隠蔽物の検出装置。
  3. 【請求項3】 移相手段64は、 制御電圧に基づいて発振器52からの発信信号P1に対
    する移相信号P2の位相遅れを変化する電圧可変移相回
    路68と、 前記制御電圧を発生して電圧可変移相回路68に与える
    移相回路電圧制御手段66とを含むことを特徴とする請
    求項1または2記載の地中隠蔽物の検出装置。
  4. 【請求項4】 予め定める周波数の発信信号P1を発振
    器52によって生成し、 前記発信信号P1の各周期に、送信パルス信号P4を送
    信パルス発生器54によって発生し、 前記送信パルス信号P4がアンテナ56,58に与えら
    れて電磁波を地中隠蔽物に向けて発信し、地中隠蔽物か
    らの反射波をアンテナ56,58によって受信し、 移相手段64によって、予め定める計測の各サイクル
    に、予め定める一定の周期を有する複数の計測期間が順
    次的に設定され、各計測期間に、発信信号P1と同一の
    周期で、かつ発信信号P1から予め定める所定時間Tに
    さらに、各計測期間毎に順次的に、予め定める順次遅ら
    せる時間ΔTずつ、発信信号P1から遅れた移相信号P
    2を、移相手段64によって発生し、 前記移相信号P2に関連してサンプリングパルスP3を
    サンプリングパルス発生器72によって発生し、 前記サンプリングパルスP3に基づいて、アンテナ5
    6,58によって受信された受信信号P5を、サンプリ
    ング手段62によってサンプリングしてサンプリング信
    号P6を出力し、 各計測期間毎のサンプリング信号P6を、信号処理手段
    74に含まれる積分回路73によって積分して、その積
    分値を出力し、 各計測期間毎の前記積分値を、信号処理手段74に含ま
    れるメモリ75によって記憶し、 信号処理手段74は、メモリ75に記憶された計測の1
    サイクル分の積分値をさらに積分処理し、低周波数化し
    て探知信号P7を生成し、 前記探知信号P7によって、地中隠蔽物の埋設位置情報
    を表示手段76によって表示することを特徴とする地中
    隠蔽物の検出方法。
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上村秀和、富澤良行、荒井郁男,"相関型地中レーダ",電子情報通信学会総合大会講演論文集 通信1,日本,社団法人電子情報通信学会,1997年 3月 6日,B−2−35,p.222
富澤良行、荒井郁男,"BARKER符号を用いたパルス圧縮地中レーダ",電子情報通信学会総合大会講演論文集 通信1,日本,社団法人電子情報通信学会,1997年 3月 6日,B−2−39,p.226
富澤良行、荒井郁男、梶尾浩史,"短チャープ地中レーダによる5m埋設管探査の試み",電子情報通信学会技術研究報告,日本,社団法人電子情報通信学会,1997年11月17日,第97巻、第377号,p.15−20
荒井郁男、富沢良行、鈴木務,"遅延相関を用いたパルス圧縮地中レーダ(その2)",電子情報通信学会技術研究報告,日本,社団法人電子情報通信学会,1992年12月11日,第92巻、第368号,p.9−14

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