JP3980009B2 - ディスプレイの検査方法 - Google Patents

Description

本発明は一種のディスプレイの検査方法に係り、特に、ユーザーインタフェースにより異なる表示モード、異なる電源管理モード、及びモード遅延時間の選択項を提供し、ユーザーによる選択に供し、並びにユーザーの選択した選択項により、ディスプレイのグラフィック周波数及び電源管理に対して試験を行ない、ディスプレイの品質と安定度の検査を行なう方法に関する。

一般に、電子製品は製造完成後に、安定度或いは性能試験を行ない、電子製品の品質を検査する。消費者が電子製品を購入した後にはまた自分で電子製品に対して検査を行なうことで、自分の購入した電子製品の正常作業を確保することができる。

ディスプレイの検査に関しては、一般にコンピュータ装置を組み合わせて検査プロセスを実行する。コンピュータ装置は二種類のユーザーインタフェースを提供し、ユーザーがディスプレイに対して検査を行なえるようにしている。その一つは文字インタフェースであり、例えばＤＯＳ（Ｄｉｓｋ Ｏｐｅｒａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）モードのユーザーインタフェースであり、その長所はシステムソース要求が低く、システム起動、切断が急速であることであり、その欠点はユーザーインタフェースが使いにくく、提供する試験選択項が少ないことである。二つ目は図形モードのユーザーインタフェースであり、例えばウインドウズ（登録商標）オペレーションシステムであり、その長所はユーザーインタフェースが使用しやすく、提供する試験選択項の種類が多く、その欠点はシステムソース要求が高いことである。現在ほとんどのユーザーは図形モードのユーザーインタフェースを使用してディスプレイの検査を行なっている。

しかし、現在の図形モードのユーザーインタフェースは全面的なディスプレイ性能検査を提供できるわけではない。例えば、ウインドウズ（登録商標）オペレーションシステムにビルトインされたグラフィック周波数及びカラー選択は、現在のグラフィックカードの提供するグラフィック周波数とカラーに対応し、予期されないグラフィック周波数とカラー選択項は提供しない。ゆえにユーザーはディスプレイに対してハイパー規格検査は行なえず、ディスプレイの真の性能或いはリミットを知ることができない。このほかウインドウズ（登録商標）オペレーションシステム内にビルトインされた電源管理モード選択項は、最小の電源管理モード切り換え時間が一分間であり、ユーザーの電源管理モード急速切り換えの要求を満足させることができない。

本発明の主要な目的は、豊富なグラフィック周波数及び電源管理モードの選択項を提供できるディスプレイの検査方法を提供することにある。

本発明のもう一つの目的は、グラフィック周波数と電源管理モードの選択項を急速に切り換えることができるディスプレイの検査方法を提供することにある。

請求項１の発明は、ユーザーインタフェースによりディスプレイの試験に必要な試験パラメータを設定するディスプレイの検査方法であり、
（Ａ）直接試験を実行するかを判断し、実行しなければ（Ｃ）のステップを実行する
（Ｂ）直接試験選択項を選択し、並びに（Ｅ）のステップを実行する
（Ｃ）循環試験を実行するかを判断し、実行しなければ（Ｇ）のステップを実行する
（Ｄ）循環試験選択項を選択する
（Ｅ）モード遅延時間を設定する
（Ｆ）直接試験選択項或いは循環試験選択項及びモード遅延時間によりディスプレイに対して試験を実行する
（Ｇ）ユーザーインタフェースを終了する
以上の（Ａ）から（Ｇ）のステップを具え、直接試験選択項或いは循環試験選択項は少なくとも一つの電源管理モード及び少なくとも一つのグラフィックモードの選択項を具え、直接試験選択項はそのうちの一つの電源管理モード或いはグラフィックモードの選択項にたいして試験を行ない、循環試験選択項は該少なくとも一つの電源管理モード或いは少なくとも一つのグラフィックモードの選択項にたいして順に試験を行なうことを特徴とする、ディスプレイの検査方法としている。
請求項２の発明は、請求項１記載のディスプレイの検査方法において、少なくとも一つの電源管理モードが待機モード、スリープモード及び切断モードを具えたことを特徴とする、ディスプレイの検査方法としている。
請求項３の発明は、請求項１記載のディスプレイの検査方法において、少なくとも一つのグラフィックモードが解像度、垂直周波数パラメータ、及びカラービットパラメータを具えたことを特徴とする、ディスプレイの検査方法としている。

本発明のディスプレイの検査方法は、豊富なグラフィック周波数及び電源管理モードの選択項を提供でき、グラフィック周波数と電源管理モードの選択項を急速に切り換えることができる。

本発明のディスプレイの検査方法は、ユーザーインタフェースによりディスプレイの試験に必要な試験パラメータを提供し、この方法は以下のステップを具えている。即ち、
（Ａ）直接試験を実行するかを判断するステップ。実行しなければ（Ｃ）のステップを実行する。
（Ｂ）直接試験選択項を選択するステップ。並びに（Ｅ）のステップを実行する。
（Ｃ）循環試験を実行するかを判断するステップ。実行しなければ（Ｇ）のステップを実行する。
（Ｄ）循環試験選択項を選択するステップ。
（Ｅ）モード遅延時間を設定するステップ。
（Ｆ）直接試験選択項或いは循環試験選択項及びモード遅延時間によりディスプレイに対して試験を実行するステップ。
（Ｇ）ユーザーインタフェースを終了するステップ。
そのうち、直接試験選択項或いは循環試験選択項は少なくとも一つの電源管理モード及び少なくとも一つのディスプレイモードの選択項を具え、直接試験選択項はそのうちの一つの電源管理モード或いはグラフィックモードの選択項に対して試験を実行し、循環試験選択項は少なくとも一つの電源管理モード或いは少なくとも一つのグラフィックモードの選択項にたいして順に試験を行なう。

本発明のディスプレイの検査方法は、図形モードのユーザーインタフェース（図１の如し）により、ユーザーに豊富な試験選択項を提供し、それは電源管理モード及びグラフィックモードの試験を含み、これによりディスプレイの性能を検査する。電源管理モードに関しては、少なくとも三種類の電源管理モードを提供し、それは、待機モード、スリープモード、及び切断モードである。この三種類のモードはいずれも直接試験或いは循環試験の選択項に設定可能である。グラフィックモードに関しては、異なる解像度、カラービット数、垂直同期周波数等の項目を組合せ、各種のグラフィックモードのパラメータを組成して異なるグラフィックモードの試験を行なう。当然、上述のグラフィックモードは直接試験或いは循環試験の選択項に設定可能であり、これによりユーザーのグラフィックモード試験の要求に符合するものとされる。直接試験はユーザーがユーザーインタフェースで項目選択後、即刻試験項目を試験を実行し、試験項目の前後順序、相互の遅延時間の間隔を設定する必要はなく、その長所はリアルタイムに試験項目の試験が行なえ、リアルタイムで試験結果を知ることができることである。その欠点は、一回に単一試験項目しか試験できないことである。循環試験はユーザーがユーザーインタフェースで項目選択後、試験項目の前後順序及び遅延時間の間隔により、順に試験項目の試験を行ない、その長所は異なる試験項目の試験をバッチ進行でき、ユーザーが一々試験項目を設定する時間を節約できることである。

図２は本発明のディスプレイの検査方法のフローチャートである。それは以下のステップを含む。即ち、
ステップＳ１０： ユーザーインタフェースを呼び出す。ユーザーインタフェースは図１に示されるように、ユーザーに豊富な試験項目を提供し、それは電源管理モード及びグラフィックモードの直接試験及び循環試験の試験項目を含みこれによりディスプレイの性能を検査する。
ステップＳ１２： 直接試験を実行するかを判断する。実行しなければステップＳ１６を実行する。ユーザーが電源管理モード或いはグラフィックモードの直接試験を行ないたい時、ユーザーは適当な電源管理モード或いはグラフィックモードを選択し、試験項目の試験を実行する。そのうち、直接試験の選択項は図１に示されるようであり、グラフィックモードに必要なパラメータは、解像度、垂直同期周波数、及びカラービットパラメータである。
ステップＳ１４： 直接試験の選択項を選択し、並びにステップＳ２０を実行する。もしユーザーが直接試験の選択項を選択するなら、ユーザーインタフェースはこの直接試験の試験項目を記録し、並びにステップＳ２０を実行する。そのうち、直接試験の試験項目はプルダウン式選択項リスト或いは固定式選択項リストによりユーザーの選択に供される。
ステップＳ１６： 循環試験を実行するかを判断する。実行しなければステップＳ２４を実行する。ユーザーが直接試験或いは循環試験の選択項を実行したくなければ、ユーザーはステップＳ２４を実行してユーザーインタフェースを終了し、本発明のディスプレイの検査方法の実行を終了することができる。
ステップＳ１８： 循環試験の選択項を選択する。ユーザーが循環試験の試験項目を選択すれば、ユーザーインタフェースがこの循環試験の試験項目を記録し、並びにステップＳ２０を実行する。そのうち、循環試験の試験項目はプルダウン式選択項リスト或いは固定式選択項リストによりユーザーの選択に供される。
ステップＳ２０： モード遅延時間設定。ユーザーが直接試験或いは循環試験の試験項目を選択した後、ユーザーはモード遅延時間を設定する必要があり、直接試験或いは循環試験選択項をユーザーの設定した時間間隔により実行し、ユーザーインタフェースはこのモード遅延時間を記録し、並びにステップＳ２２を実行する。そのうち、モード遅延時間の単位は秒単位である。
ステップＳ２２： 直接試験の選択項或いは循環試験の選択項、及びモード遅延時間によりディスプレイ性能の試験を行なう。仮に、ユーザーが「スリープ」選択項を選択し並びにモード遅延時間を５秒に設定したとする。ユーザーが「実行」選択項を選択すると、ディスプレイはスリープモードに入り、並びに５秒後に、ディスプレイの電源管理モードにより正常状態に回復する。仮に、ユーザーが循環表示モードの試験を行ないたいとすると、まず、ディスプレイのカラービット数、例えば８ビット（２５６色）、１６ビット（６５５３６色）、或いは２４ビット（１６００００００色）を選択する。さらにディスプレイの解像度及び作業周波数、例えば６４０×４８０＠６５Ｈｚ、８００×６００＠７５Ｈｚ、１０２４×７６８＠８５Ｈｚ、及び切断モードを選択し、並びにモード遅延時間を１０秒に設定する。ユーザーが「実行」選択項を選択すると、ディスプレイのグラフィックモードはまず６４０×４８０＠６５Ｈｚ且つ８ビットカラービットの表示状態に進入し、さらに８００×６００＠７５Ｈｚ且つ１６ビットカラービットの表示状態に進入し、さらに１０２４×７６８＠８５Ｈｚ且つ２４ビットカラービットの表示状態に進入し、最後に切断モードに進入し、並びに各モード下で１０秒間実行し、並びにこれを循環し、ユーザーが中断プログラムを実行（スペースキー或いはウインドウズ（登録商標）オペレーションシステムインタフェース上のストップボタンを押す）までこれを続けるか、或いは上述の各項の設定が一度実行されると、ディスプレイが正常な表示状態に回復する。
ステップＳ２３： ユーザーが停止キーを押したか否かを検出し、押した場合はステップＳ２４を実行する。押していない場合はステップＳ２０を実行する。
ステップＳ２４： ユーザーインタフェースを終了する。使用者は「退出」選択項を選択してユーザーインタフェースを終了することができる。

以上の実施例は説明のために提示されたものであり、本発明の権利請求範囲を限定するものではない。

本発明のユーザーインタフェースの表示図である。 本発明のディスプレイの検査方法のフローチャートである。

Claims (3)

1. ユーザーインタフェースによりディスプレイの試験に必要な試験パラメータを設定するディスプレイの検査方法であり、
   （Ａ）直接試験を実行するかを判断し、実行しなければ（Ｃ）のステップを実行する
   （Ｂ）直接試験選択項を選択し、並びに（Ｅ）のステップを実行する
   （Ｃ）循環試験を実行するかを判断し、実行しなければ（Ｇ）のステップを実行する
   （Ｄ）循環試験選択項を選択する
   （Ｅ）モード遅延時間を設定する
   （Ｆ）直接試験選択項或いは循環試験選択項及びモード遅延時間によりディスプレイに対して試験を実行する
   （Ｇ）ユーザーインタフェースを終了する
   以上の（Ａ）から（Ｇ）のステップを具え、直接試験選択項或いは循環試験選択項は少なくとも一つの電源管理モード及び少なくとも一つのグラフィックモードの選択項を具え、直接試験選択項はそのうちの一つの電源管理モード或いはグラフィックモードの選択項にたいして試験を行ない、循環試験選択項は該少なくとも一つの電源管理モード或いは少なくとも一つのグラフィックモードの選択項にたいして順に試験を行なうことを特徴とする、ディスプレイの検査方法。
2. 請求項１記載のディスプレイの検査方法において、少なくとも一つの電源管理モードが待機モード、スリープモード及び切断モードを具えたことを特徴とする、ディスプレイの検査方法。
3. 請求項１記載のディスプレイの検査方法において、少なくとも一つのグラフィックモードが解像度、垂直周波数パラメータ、及びカラービットパラメータを具えたことを特徴とする、ディスプレイの検査方法。

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