JP2002189617A - 評価システム、及び評価方法 - Google Patents

評価システム、及び評価方法

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JP2002189617A
JP2002189617A JP2000391066A JP2000391066A JP2002189617A JP 2002189617 A JP2002189617 A JP 2002189617A JP 2000391066 A JP2000391066 A JP 2000391066A JP 2000391066 A JP2000391066 A JP 2000391066A JP 2002189617 A JP2002189617 A JP 2002189617A
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JP2000391066A
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Yuji Tachihara
裕司 立原
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手間やコストを掛けずに装置を評価すること
ができる技術を提供すること。 【解決手段】 装置と、この装置に接続される中央処理
装置とを有し、前記装置は、マイクロコンピュータと、
このマイクロコンピュータが実行するユーザプログラム
及びリアルタイム・オペレーティングシステムを記憶す
る記憶手段と、前記中央処理装置から送信されたコマン
ドに基づいて、該コマンドの処理を実行し、この実行結
果の情報を前記中央処理装置に向けて送信する手段とを
有し、前記中央処理装置は、出力手段と、前記装置から
送信された実行結果の情報に基づいて、前記装置を評価
し、この評価結果に関する情報を前記出力手段に出力さ
せる手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置を評価する技
術に関し、特にマイクロコンピュータが組み込まれた装
置を評価する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータのユーザプログラ
ムを評価する技術(以下、従来技術1と言う)が研究さ
れている。例えば、特開平6−161824号公報等に
記載されている。
【0003】図10、図11を用いて従来技術1につい
て説明する。図10は従来技術1の構成図である。図1
1は従来技術1のフローチャートである。
【0004】この従来技術1の自動評価システムは、ユ
ーザーシステム1001と、接続ボード1002と、評
価システム1003と、ホストコンピュータ1004
と、ICE(In Circuit Emulato
r)1005と、ホストコンピュータ1004とを有し
ている。
【0005】ホストコンピュータ1004は、評価項目
に対するコマンドを記憶している。そして、評価の期待
値と評価結果とを比較し、この比較により評価の期待値
と評価結果とが一致する場合は、評価が正常に終了した
ことを表示し、一致しない場合は、評価が異常終了した
ことを表示する。
【0006】評価システム1003は、ホストコンピュ
ータ1004からの指示に応答し、ICE1005に、
例えばキー信号を発生させる。
【0007】接続ボード1002は、ユーザシステム1
001に組み込まれているマイクロコンピュータが接続
されている。
【0008】ホストコンピュータ1006は、ICE1
005に接続され、評価の為にデータ参照やデータの書
き換え等を行う。
【0009】次に、従来技術1の動作について説明す
る。
【0010】まず、評価システム1003が、キー信号
発生機能を用いてキーのボタンA入力信号を接続ボード
1002へ送信する(ステップ1101)。
【0011】ユーザーシステム1003のタスクAは、
キーのボタンA入力を検出し、キーの状態変数を変更す
る。そして、キー状態変数は、メッセージとしてメッセ
ージボックスに送信される。
【0012】次に、タスクBの起動時にタスクAからの
メッセージを受信し、キーのボタンAが入力されたとき
の処理を行う。この際、タスクBが起動したタイミング
をICE1005とホストコンピュータ1006とを使
用して指示し、ICE1005上でマイクロコンピュー
タの動作をエミュレーションする。そして、評価システ
ム1004で、そのタイミングを検出し、キーの状態変
数をモニタリングし、キーのボタンAが入力されたか否
かを確認する(ステップ1102)。
【0013】次に、ホストコンピュータ1004では、
取得したキーの状態変数がボタンAが入力された時と同
じ変数の場合は、次のコマンドを実行し、異なる場合
は、異常終了させる。(ステップ1103) そして、タスクBの処理が完了した後、ハードウェア状
態変数を参照する為に、5ms待つ(ステップ110
4)。
【0014】5ms経過した後、ハードウェア状態変数
を評価システム1003でモニタリングする(ステップ
1105)。
【0015】タスクBの処理が正常に行われたか否かを
確認する(ステップ1106)。
【0016】次に、LCD表示のためのタスクCが起動
したタイミングでLCD表示変数を参照するが、これも
ステップ1102同様、タスクCが起動するタイミング
をICE1005上で検出し、評価システム1003で
モニタリングする(ステップ1107)。
【0017】そして、LCD表示変数を取得し、ホスト
コンピュータ1004で確認を行い、評価が完了する
(ステップ1108)。
【0018】また、ユーザプログラムの中にデバッガ用
プログラムを組み込んで、そのユーザプログラムを評価
する技術(以下、従来技術2と言う)が開発されてい
る。例えば、特開平6−290072公報等に記載され
ている。
【0019】図12、図13を用いて従来技術2につい
て説明する。図12は従来技術2の構成図である。図1
3は従来技術2のフローチャートである。
【0020】この従来技術2は、デバッグ工程、つまり
ソフトウェア開発者が、開発したプログラム自体の動作
確認や不具合解析の段階の工程に使われるツールであ
る。
【0021】表示/コマンド操作部1201は、デバッ
グ用のコマンドの操作や結果を表示する。デバッガプロ
グラム1211は、プログラムをデバッグするためのプ
ログラムである。
【0022】次に、キーA(図示せず)を入力した結果
をLCD(図示せず)に表示させて評価を行う場合につ
いて説明する。
【0023】まず、デバッガを操作するオペレータが、
メッセージボックスにボタンAが押下された旨のメッセ
ージを送信するコマンドを用意し、表示/コマンド操作
部1201に入力する。
【0024】入力されたコマンドは、通信回線1202
を経由してデバッガ用割込判定部1206に送られる。
デバッガ用割込判定部1206は、コマンド通知120
3の要因で起動される。
【0025】このコマンド通知1203を受けたデバッ
ガ用割込判定部1206は、コマンドを解析し、コマン
ド割込受付処理1207又は1208を行い、デバッガ
起動処理1209に処理が移る。
【0026】デバッガ起動処理1209は、デバッガ起
動判定部1210にコマンドの内容を解析させ、デバッ
ガプログラム1211を起動1214させる。
【0027】そして、デバッガプログラム1211は、
メッセージボックスに対してボタンAが押下された旨の
メッセージを送信する(ステップ1301)。
【0028】次に、キー状態変数の値がボタンA入力に
変化したかを確認する為に、オペレータが、キーの状態
変数を確認するコマンドを表示/コマンド操作部120
1に入力する。
【0029】そして、このコマンドは、ステップ130
1と同様に処理され、デバッガプログラム1211で、
キー状態変数を参照し、通信回線1202を経由して表
示/コマンド操作部1201に表示される。この時、表
示されたキー状態変数がボタンAが押下された時の状態
変数であるかどうかをオペレータが目視によって確認す
る。(ステップ1302) 次に、タスクBの処理が完了したときのハードウェア状
態変数の値を確認するために、タスクBの処理が完了す
る5ms間、オペレータが待つ(ステップ1303) 5ms経過したとオペレータが判断した場合、ハードウ
ェア状態変数の値を参照するコマンドを用意して、オペ
レータが表示/コマンド操作部1201に入力する。こ
のコマンドはステップ1302と同様に処理され、デバ
ッガプログラム1211で、ハードウェア状態変数を参
照し、通信回線1202を経由して表示/コマンド操作
部1201に表示される。この時、表示されたハードウ
ェア状態変数が、正しい状態であるかどうかをオペレー
タが目視によって確認する(ステップ1304)。
【0030】その後、LCD表示変数もステップ130
4と同様にオペレータが確認する(ステップ130
5)。
【0031】このような従来技術以外にMPUシミュレ
ーションに関連する文献として、特開平9−11470
0号公報は、MPUのプログラムを複数の入出力装置で
シミュレーションするための技術を開示している。この
先行文献は、デバッグ時に発生するリソースの参照及び
変更を複数の入出力装置で分散して行う技術を開示して
いるものである。
【0032】また、特開平8−6819号公報は、デバ
イスドライバーを模擬実行するテスト装置及び方法を開
示している。この先行文献も、カーネルモードで動作す
るデバイスドライバーを、利用者モードで模擬する技術
を開示しているものである。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
1には、次のような問題点があった。
【0034】第1の問題点は、ICEや治具または専用
のハードウェアを使用した場合、開発する為に多くの時
間やコストが掛っていた。
【0035】その理由として、以下の6点を挙げる。
【0036】1.治具は、ターゲットとなるユーザシス
テムが変わると再開発する必要がある。
【0037】2.ICEは使用するマイクロコンピュー
タに特化したデバッグ機能をサポートする為に、使用す
るマイクロコンピュータを変更すると、ICEも変更を
しなければならない。
【0038】3.自動評価用の専用ハードウェアも、ユ
ーザシステムやマイクロコンピュータの資源が異なって
くると再開発する必要がある為、コストが掛る。
【0039】4.ユーザシステムに接続する接続ボード
は、実装するマイクロコンピュータによって入出力の信
号が異なる為、実装するマイクロコンピュータ毎に開発
する必要がある。
【0040】5.マイクロコンピュータの動作をエミュ
レーションするICEもマイクロコンピュータ毎に必要
となる為、評価システムは汎用的でなく、開発コストも
掛ってしまう。
【0041】6.接続ボード上にマイクロコンピュータ
を接続(又は実装)した場合には、実機そのものとはい
えない為、最終的には実機上での評価が必要となる。
【0042】第2の問題点は、プログラム中の特定のタ
イミングを指定するには、ICEを使用しなければなら
ず、その場合は、リアルタイム性を損なう可能性があ
る。また、ICEや治具を使用する場合、マイクロコン
ピュータの動作をエミュレーションする為、実際に実装
するマイクロコンピュータとは異なり、再評価が必要で
あった。
【0043】その理由として、ICEを用いた自動評価
の場合、あるタイミングを指定したメモリの参照/書き
換えを行う為には、ICEを用いたデバッグ機能を使用
して、マイクロコンピュータの動作をエミュレートして
タイミングを検出し、ユーザプログラムを瞬間的に中断
して、メモリの参照並びに書き換えを行う必要がある
為、リアルタイム性を損なうことになる。
【0044】実装するマイクロコンピュータが周辺機器
を制御している場合など、この一瞬の停止でシステム全
体が動かなくなってしまうケースもある。また、ICE
や接続ボードや治具などで構成されたシステムは、実機
と完全と一致しない。特にICEを使用する場合は、実
際に実装するマイクロコンピュータにデバッグ機能を付
加したチップを使用するケースも存在するため、実機と
は一致しない。そのため最終的には実機での再評価が必
要になってしまう。
【0045】第3の問題点は、第1の問題点、第2の問
題点で挙げたICEや治具などを使用しないで、実機を
評価システムに直接接続して評価することも可能である
が、この場合、評価できる項目が限定されていた。
【0046】その理由として、評価システムから、外部
要因(キー入力信号やアナログ信号、デジタル信号)に
よる制御は可能であるが、ユーザプログラム内部のタイ
ミングとは無関係に発生させることしか出来ない為、ユ
ーザプログラムの特定のタイミングでのメモリの参照や
書き換えや特定タスクの実行や終了を行うことができな
い。つまり、評価できる対象が、外部要因(キー入力信
号やアナログ信号、デジタル信号)のみに限られてしま
う。
【0047】また、従来技術2には、プログラムサイズ
が大きくなってしまうという問題点があった。
【0048】その理由は、プログラムをデバッグする場
合、プログラムの実行停止機能や、トレース機能などが
必要であり、機能が多いということは、それだけ組み込
むプログラムサイズが大きくなるということである。そ
のため多くの場合、デバッグ用のプログラムは、評価工
程の段階では、削除されることが多い。プログラムサイ
ズが大きくなればなるほど、それに応じたROMが必要
となり、コストが増大する。デバッグ用のプログラム
は、機能が豊富なため、開発するコストも掛ってしま
う。
【0049】従って、本発明が解決しようとする課題
は、上記問題点を解決し、手間やコストを掛けずに装置
を評価することができる技術を提供することである。
【0050】
【課題を解決する為の手段】前記の課題は、評価を行う
為のシステムであって、前記システムは、装置と、この
装置に接続される中央処理装置とを有し、前記装置は、
マイクロコンピュータと、このマイクロコンピュータが
実行するユーザプログラム及びリアルタイム・オペレー
ティングシステムを記憶する記憶手段と、前記中央処理
装置から送信されたコマンドに基づいて、該コマンドの
処理を実行し、この実行結果の情報を前記中央処理装置
に向けて送信する手段とを有し、前記中央処理装置は、
出力手段と、前記装置から送信された実行結果の情報に
基づいて、前記装置を評価し、この評価結果に関する情
報を前記出力手段に出力させる手段とを有することを特
徴とする評価システムによって解決される。
【0051】又、前記の課題は、評価を行う為のシステ
ムであって、前記システムは、装置と、この装置に接続
される中央処理装置とを有し、前記装置は、マイクロコ
ンピュータと、このマイクロコンピュータが実行するユ
ーザプログラム及びリアルタイム・オペレーティングシ
ステムを記憶する記憶手段と、前記中央処理装置から送
信されたコマンド及び前記ユーザプログラムの実行状況
に基づいて、該コマンドの処理を実行し、この実行結果
の情報を前記中央処理装置に向けて送信する手段とを有
し、前記中央処理装置は、出力手段と、前記装置から送
信された実行結果の情報に基づいて、前記装置を評価
し、この評価結果に関する情報を前記出力手段に出力さ
せる手段とを有することを特徴とする評価システムによ
って解決される。
【0052】又、前記の課題は、評価を行う為のシステ
ムであって、前記システムは、装置と、この装置に接続
される中央処理装置とを有し、前記装置は、マイクロコ
ンピュータと、このマイクロコンピュータが実行するユ
ーザプログラム及びリアルタイム・オペレーティングシ
ステムを記憶する記憶手段と、前記中央処理装置から送
信されたコマンド、前記リアルタイム・オペレーティン
グシステムへのシステムコール及び前記ユーザプログラ
ムの実行状況に基づいて、該コマンドの処理を実行し、
この実行結果の情報を前記中央処理装置に向けて送信す
る手段とを有し、前記中央処理装置は、出力手段と、前
記装置から送信された実行結果の情報に基づいて、前記
装置を評価し、この評価結果に関する情報を前記出力手
段に出力させる手段とを有することを特徴とする評価シ
ステムによって解決される。
【0053】この構成により、手間やコストを掛けずに
装置を評価することができる。
【0054】特に、前記中央処理装置は、コマンドに応
じた期待値の情報を記憶する記憶手段と、前記装置から
受信した実行結果の情報及び前記中央処理装置の記憶手
段から読出した期待値の情報に基づいて、前記装置が正
常か否かを判断する手段とを有する。
【0055】又、前記コマンドは、前記ユーザプログラ
ムが実行中であっても前記装置に該コマンドの処理を実
行させる同期コマンド、若しくは、前記ユーザプログラ
ムの所定の処理の起動及び/又は終了に基づいて、前記
装置に該コマンドの処理を実行させる非同期コマンドで
あることを特徴とする。
【0056】又、前記ユーザプログラムは、タスクを有
し前記コマンドは、タスクが実行中であっても前記装置
に該コマンドの処理を実行させる同期コマンド、若しく
は、タスクの起動及び/又は終了に基づいて、前記装置
に該コマンドの処理を実行させる非同期コマンドである
ことを特徴とする。
【0057】又、前記中央処理装置の記憶手段には、前
記コマンドが記憶されてなることを特徴とする。
【0058】又、前記中央処理装置は、所定の時間に、
コマンドの処理を前記装置に実行させる手段を有するこ
とを特徴とする。
【0059】又、前記の課題は、リアルタイム・オペレ
ーティングシステムが起動され、ユーザプログラムが実
行される装置(通信手段を具備)と、この装置に接続さ
れる中央処理装置(通信手段、出力手段、記憶手段を具
備)とを用いて、前記装置の評価を行う方法であって、
前記中央処理装置が、コマンドを前記装置に向けて前記
中央処理装置の通信手段に送信させるステップと、前記
装置が、前記中央処理装置から送信されたコマンドを前
記装置の通信手段に受信させるステップと、前記装置
が、前記受信したコマンドに基づいて、該コマンドの処
理を実行するステップと、前記装置が、該実行の実行結
果の情報を前記中央処理装置に向けて前記装置の通信手
段に送信させるステップと、前記中央処理装置が、前記
装置から送信された実行結果の情報を前記中央処理装置
の通信手段に受信させるステップと、前記中央処理装置
が、前記受信した実行結果の情報に基づいて、前記装置
を評価し、この評価結果に関する情報を前記出力手段に
出力させるステップとを有することを特徴とする評価方
法によって解決される。
【0060】又、前記の課題は、リアルタイム・オペレ
ーティングシステムが起動され、ユーザプログラムが実
行される装置(通信手段を具備)と、この装置に接続さ
れる中央処理装置(通信手段、出力手段、記憶手段を具
備)とを用いて、前記装置の評価を行う方法であって、
前記中央処理装置が、コマンドを前記装置に向けて前記
中央処理装置の通信手段に送信させるステップと、前記
装置が、前記中央処理装置から送信されたコマンドを前
記装置の通信手段に受信させるステップと、前記装置
が、前記受信したコマンド及び前記ユーザプログラムの
実行状況に基づいて、該コマンドの処理を実行するステ
ップと、前記装置が、該実行の実行結果の情報を前記中
央処理装置に向けて前記装置の通信手段に送信させるス
テップと、前記中央処理装置が、前記装置から送信され
た実行結果の情報を前記中央処理装置の通信手段に受信
させるステップと、前記中央処理装置が、前記受信した
実行結果の情報に基づいて、前記装置を評価し、この評
価結果に関する情報を前記出力手段に出力させるステッ
プとを有することを特徴とする評価方法によって解決さ
れる。
【0061】又、前記の課題は、リアルタイム・オペレ
ーティングシステムが起動され、ユーザプログラムが実
行される装置(通信手段を具備)と、この装置に接続さ
れる中央処理装置(通信手段、出力手段、コマンドが記
憶されている記憶手段を具備)とを用いて、前記装置の
評価を行う方法であって、前記中央処理装置が、前記中
央処理装置の記憶手段からコマンドを読出すステップ
と、前記中央処理装置が、前記読出したコマンドを前記
装置に向けて前記中央処理装置の通信手段に送信させる
ステップと、前記装置が、前記中央処理装置から送信さ
れたコマンドを前記装置の通信手段に受信させるステッ
プと、前記装置が、前記受信したコマンド、前記リアル
タイム・オペレーティングシステムへのシステムコール
及び前記ユーザプログラムの実行状況に基づいて、該コ
マンドの処理を実行するステップと、前記装置が、該実
行の実行結果の情報を前記中央処理装置に向けて前記装
置の通信手段に送信させるステップと、前記中央処理装
置が、前記装置から送信された実行結果の情報を前記中
央処理装置の通信手段に受信させるステップと、前記中
央処理装置が、前記受信した実行結果の情報に基づい
て、前記装置を評価し、この評価結果に関する情報を前
記出力手段に出力させるステップとを有することを特徴
とする評価方法によって解決される。
【0062】特に、前記中央処理装置は、コマンドに応
じた期待値の情報を記憶する記憶手段を具備し、前記評
価方法は、前記中央処理装置が、前記装置から受信した
実行結果の情報及び前記中央処理装置の記憶手段から読
出した期待値の情報に基づいて、前記装置が正常か否か
を判断するステップを有することを特徴とする。
【0063】又、前記評価方法は、前記装置が、前記中
央処理装置から受信したコマンドに基づいて、ユーザプ
ログラムが実行中であっても該コマンドの処理を実行さ
せるか否を判断するステップと、前記装置が、前記ユー
ザプログラムの所定の処理の起動及び/又は終了に基づ
いて、該コマンドの処理を実行させるか否を判断するス
テップとを有することを特徴とする。
【0064】又、前記ユーザプログラムは、タスクを具
備し、前記評価方法は、前記装置が、前記中央処理装置
から受信したコマンドに基づいて、タスクが実行中であ
っても該コマンドの処理を実行させるステップと、前記
装置が、タスクの起動及び/又は終了に応じて、該コマ
ンドの処理を実行させるステップとを有することを特徴
とする。
【0065】又、前記評価方法は、前記中央処理装置
が、所定の時間に前記コメントの処理を前記装置に実行
させるステップを有することを特徴とする。
【0066】これらのステップにより、手間やコストを
掛けずに装置を評価することができる。
【0067】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
〜図9を用いて説明する。図1,2は、本発明に係る評
価システムの構成図である。図3〜図9は、本発明のフ
ローチャートである。
【0068】各図中、1は、ユーザシステム(装置)で
あり、評価のターゲットとなる装置である。例えば、ユ
ーザシステム1は移動端末装置や電子レンジ等である。
ユーザシステム1は、マイクロコンピュータ(例えば、
CPU:Central Processing Un
it及びMPU:Micro ProcessingU
nit、TRON仕様チップ等)10、マイクロコンピ
ュータ10が実行するユーザプログラム110等が格納
された記憶手段(例えば、ハードディスク、RAM:R
andom AccessMemory及びROM:R
ead OnlyMemory等)11、入力手段(例
えば、キー117、テンキー及びジョイステック等)1
2、通信手段(例えば、SIO、PIO及びUSB等)
13、出力手段(例えば、LCD119及びモニタ等)
14、読取手段(例えば、スキャナ及びCCD)15、
タイマ16及びハードウェア118を有する。
【0069】2は、ホストコンピュータ(中央処理装
置)であり、例えばパーソナルコンピュータである。ホ
ストコンピュータ1は、制御手段(例えば、CPU:C
entral Processing Unit及びM
PU:Micro Processing Unit
等)20、制御手段20が実行するプログラム等が格納
された記憶手段(例えば、ハードディスク、RAM:R
andom AccessMemory及びROM:R
ead Only Memory等)21、入力手段
(例えば、キーボード、テンキー及びジョイステック
等)22、通信手段(例えば、SIO、PIO及びUS
B等)23、出力手段(例えば、プリンタや、LCD及
びモニタ等の表示部128)24、読取手段(例えば、
スキャナ及びCCD)25及びタイマ26を有する。
【0070】3は、通信線であり、例えばRS232C
やUSB等のケーブルである。尚、無線により通信を行
う場合には、ユーザシステム1及びホストコンピュータ
2に、送受信手段を付加して通信を行う。
【0071】次に、各構成要素について更に詳しく説明
する。
【0072】図2に示す如く、ホストコンピュータ2
は、コマンド実行部122及び評価結果比較部123を
具備したコマンド制御部121と、コマンド送信部12
5及び評価結果受信部126を具備した通信制御部12
4と、期待値127とを有し、これらは、記憶手段21
に格納される。或いは、論理回路で構成する。
【0073】表示部128は、本発明による自動評価の
実行結果の情報等を表示するものである。
【0074】期待値127は、自動評価用コマンドによ
りユーザシステム1が所定の処理を実行した場合の期待
値の情報である。例えば、ユーザシステム1を正常又は
異常と判断する閾値の情報である。具体的には、所定の
演算をユーザシステム1が実行した場合の正常(或い
は、異常)な演算結果の情報である。又は、所定の処理
をユーザシステム1が実行した場合に、その処理を完了
するまでの正常(或いは、異常)な時間の情報である。
【0075】コマンド制御部121は、自動評価用コマ
ンド(自動評価用命令)をユーザシステム1に実行させ
るよう、コマンド実行部122に指示するものである。
コマンド実行部122は、コマンド制御部121から受
取った自動評価用コマンドをユーザシステム1に向けて
コマンド送信部125に送信させるものである。
【0076】また、コマンド制御部121は、記憶手段
21から期待値127の情報を読出し、この読出した期
待値127の情報と、ユーザシステム1から受信した実
行結果の情報とを評価結果比較部123に比較させる。
そして、コマンド制御部121は、この比較結果の情報
を、表示部128に表示させる。例えば、比較結果が一
致する場合、表示部128に正常である旨の情報を表示
させ、一致しない場合、表示部128に異常である旨の
情報を表示させる。
【0077】評価結果比較部123は、評価結果受信部
126が受信した評価結果の情報と、コマンド制御部1
21から受取った期待値127の情報とを比較するもの
である。そして、評価結果比較部123は、比較結果の
情報をコマンド制御部121に受け渡す。
【0078】通信制御部124は、コマンド実行部12
2から受取った自動評価用コマンドをユーザシステム1
に向けてコマンド送信部125に送信させるものであ
る。また、通信制御部124は、ユーザシステム1から
送信された実行結果の情報を評価結果受信部126に受
信させ、この受信した実行結果の情報を評価結果比較部
に受け渡すものである。
【0079】ユーザシステム1は、リアルタイム・オペ
レーティングシステム(リアルタイムOS:Opera
ting System)116、タスクA、タスク
B、タスクC、タスクD及びタスクnを具備するユーザ
プログラム110と、データ受信部103及びデータ送
信部104を具備する通信制御部102と、コマンド判
定部105と、同期コマンド処理部106と、非同期コ
マンド処理部107と、非同期コマンド記憶メモリ10
9を具備するユーザメモリ108とを有し、これらは、
記憶手段11に格納される。或いは、論理回路で構成す
る。
【0080】ここで、ユーザプログラム110は、ユー
ザシステムのプログラムである。
【0081】リアルタイム・オペレーティングシステム
116は、ユーザプログラム110のOSである。例え
ば、組み込みシステムに使用することを目的として作ら
れたリアルタイム・マルチタスク・オペレーティングシ
ステムであるITRON(Industrial−TR
ON)等である。リアルタイム・オペレーティングシス
テム116は、タスクA〜タスクnよりシステムコール
が発行されると、非同期コマンド処理部107を呼び出
すものである。
【0082】タスクA〜タスクnは、ユーザシステム1
が行う処理のタスクである。
【0083】ここで、メッセージボックスとは、例えば
タスク等の間で情報の受け渡しを行うメモリであり、記
憶手段11にその領域を有する。メッセージボックスに
は、ID「1」〜ID「n」のボックスがある。
【0084】タスクAは、キー117の入力を解析する
タスクである。押されたキー117を検出し、確定する
と、押されたキー117の情報をキー状態変数に格納し
て、特定のメッセージボックスIDにメッセージを送信
するタスクである。例えば、キー117の押下又はメッ
セージボックスID「1」のメッセージに基づいて、押
下されたキー117を検出し、確定すると、押されたキ
ー117の情報をキー状態変数に格納して、メッセージ
ボックスID「2」にメッセージを格納するタスクであ
る。
【0085】タスクBは、例えば、メッセージボックス
ID「2」にメッセージが書き込まれると、そのメッセ
ージを読み出し、そのメッセージの内容に沿って、ハー
ドウェア118を制御するタスクで、ハードウェア11
8の制御の過程をハードウェア状態変数(例えば、記憶
手段11にその領域を有するメモリ)に順次格納しなが
らハードウェア118を制御し、ハードウェア118の
制御が完了した場合、LCD119に表示するための表
示変数(例えば、記憶手段11にその領域を有するメモ
リ)を設定して終了する。
【0086】タスクCは、LCD119の画面表示を制
御するタスクで、他のタスクでLCD119に表示する
表示変数が書き換えられ、このタスクBでLCD119
の表示内容を変更する。
【0087】タスクDは、タスクBのハードウェア11
8の制御処理が一定時間(例えば、7ms)たっても完
了しない場合に、エラー処理を行うタスクである。タス
クDは、タスクAによりタスクBを起動するタイミング
で同時に起動され、通常はタスクBでハードウェア11
8の制御が正常に完了したときに、タスクBで終了させ
られる。しかし、タスクBのハードウェアの制御が一定
時間たっても完了しない場合には、エラー処理を行い、
エラーの内容をLCD119に表示するための表示変数
を設定して終了する。
【0088】通信制御部102は、ホストコンピュータ
2や他の機器との通信を行うものである。通信制御部1
02は、ホストコンピュータ2から送信された自動評価
用コマンドをデータ受信部103に受信させ、この受信
した自動評価用コマンドをコマンド判定部105に受け
渡す。
【0089】また、通信制御部102は、同期コマンド
処理部106又は非同期コマンド処理部107から実行
結果の情報を受取った場合、この受取った実行結果の情
報をホストコンピュータ2に向けてデータ送信部104
に送信させる。
【0090】コマンド判定部105は、データ受信部1
03から受取った情報を振り分けるものである。
【0091】まず、コマンド判定部105は、受取った
情報が自動評価用コマンドか否かを判断し、自動評価用
コマンドではないと判断した場合には、その情報をユー
ザプログラム110に受け渡す。
【0092】また、コマンド判定部105は、受取った
情報が自動評価用コマンドであると判断した場合には、
その自動評価用コマンドが同期コマンド又は非同期コマ
ンドのいずれかかを判断する。そして、コマンド判定部
105は、その自動評価用コマンドが同期コマンドであ
ると判断した場合には、その自動評価用コマンドを同期
コマンド処理部106に受け渡す。また、コマンド判定
部105は、この自動評価用コマンドが非同期コマンド
であると判断した場合には、この自動評価用コマンドを
非同期コマンド処理部107に受け渡す。
【0093】同期コマンド処理部106は、コマンド判
定部105から同期コマンドを受信した場合、この受信
した同期コマンドを解析し、実行する。そして、この実
行結果の情報をホストコンピュータ2に向けてデータ送
信部104に送信させる。
【0094】非同期コマンド処理部107は、コマンド
判定部105から非同期コマンドを受信した場合、その
非同期コマンドの非同期に発生する条件が一致するま
で、非同期コマンドの内容を非同期コマンド記憶メモリ
109に記憶させる。
【0095】そして、非同期コマンド処理部107は、
非同期コマンド記憶メモリ109に記憶されている非同
期コマンドの条件が一致した場合、この非同期コマンド
を実行する。例えば、タスクが終了する時(或いは、起
動する時)に、リアルタイム・オペレーティングシステ
ム116にシステムコールを発生するよう構成する。そ
して、システムコールが発生された場合、非同期コマン
ド処理部107が呼び出される。呼び出された非同期コ
マンド処理部107は、条件(例えば、所定のタスクが
起動した場合)が一致した場合、処理(所定のメモリを
参照)を実行する。そして、この実行結果の情報をホス
トコンピュータ2に向けてデータ送信部104に送信さ
せる。
【0096】ユーザメモリ108は、例えば、記憶手段
11の領域にあり、ユーザープログラム110のデータ
を記憶するものである。
【0097】キー117、キーボードであり、例えば
「A」、「B」、「C」のキーを有している。
【0098】ハードウェア118は、例えばモータ等の
制御対象であり、LCD119は、液晶モニタである。
【0099】次に、自動評価用コマンドの仕様例を説明
する。
【0100】自動評価用コマンド「ReadMemor
y」の仕様は、 「● ReadMemory(アドレス, 参照するサイ
ズ) 説明 メモリの内容を参照するコマンド(同期コマン
ド) 第一引数は、値を参照するメモリのアドレスを指定す
る。第二引数は、参照する値のサイズを指定する。戻り
値は、参照したメモリの値が格納される。」である。
【0101】自動評価用コマンド「GetMemor
y」の仕様は、 「● GetMemory(アドレス、参照するサイ
ズ、タスク名) 説明 メモリの内容を指定されたタイミングで参照する
コマンド(非同期コマンド) 第一引数は、値を参照するメモリのアドレスを指定す
る。第二引数は、参照する値のサイズを指定する。第三
引数は、メモリを参照するときのタイミング(タスク実
行のタイミング)を指定する。戻り値は、参照したメモ
リの値が格納される。」である。
【0102】自動評価用コマンド「ExecTask」
の仕様は、 「● ExecTask(タスク名) 説明 指定されたタスクの起動を行う。(同期コマン
ド) 第一引数は、起動させるタスクを指定する。」である。
【0103】自動評価用コマンド「TerTask」の
仕様は、 「● TerTask(タスク名) 説明 指定されたタスクの終了を行う。(同期コマン
ド) 第一引数は、終了させるタスクを指定する。」である。
【0104】自動評価用コマンド「SendMessa
ge」の仕様は、 「● SendMessage(メッセージボックスI
D, メッセージ) 説明 指定されたメッセージボックスIDにメッセージ
を送信する。(同期コマンド) 第一引数は、メッセージを送信するメッセージボックス
IDを指定する。第二引数は、送信するメッセージを指
定する。」である。
【0105】自動評価用コマンド「GetMessag
e」の仕様は、 「● GetMessage(メッセージボックスI
D) 説明 指定されたメッセージボックスIDに送られたメ
ッセージの内容を取得する(非同期コマンド) 第一引数は、取得するメッセージボックスIDを指定す
る。戻り値は、送信されたメッセージの内容を指定す
る。」である。
【0106】自動評価用コマンド「WaitComma
nd」の仕様は、 「● WaitCommand(時間) 第一引数は、次のコマンドを実行させない一定の時間を
指定する。」である。
【0107】記憶手段11は、例えばこの自動評価用コ
マンドの仕様の情報を記憶している。
【0108】次に、本発明の動作について説明する。
【0109】まず、ユーザシステム1のキー117
「A」が押下され、このキー117「A」が押下された
旨の情報をタスクAが検出し、その情報をメッセージボ
ックスID「1」に格納し、そのメッセージボックスI
D「1」のメッセージを受取ったタスクBが5ms以内
にハードウェア118の制御を完了し、タスクCにより
LCD119に正しい内容が表示されるか否かを評価す
る場合について、図3及び図4のフローチャートを用い
て説明する。
【0110】この動作を評価するために、ホストコンピ
ュータ2は、図3の枠で囲まれた自動評価用コマンド
(「SendMessage(1、ボタンA押下)」、
「GetMemory(キー状態変数、キー状態変数の
サイズ、タスクB起動)」、「WaitCommand
(5msec)」、「ReadMemory(ハードウ
ェア状態変数、ハードウェア状態変数のサイズ)」及び
「GetMemory(LCD表示変数、LCD表示変
数のサイズ、タスクC起動)」)群を記憶手段21に記
憶している。
【0111】ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、タイマ26に基づいて、予め記憶手段21に記
憶している評価時間になると(或いは、オペレータの指
示により)、自動評価用コマンド「SendMessa
ge(1、ボタンA押下)」を記憶手段21から読出
す。そして、ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、この読出した自動評価用コマンド「SendM
essage(1、ボタンA押下)」をユーザシステム
1に実行させるよう、コマンド実行部122に指示し、
自動評価用コマンド「SendMessage(1、ボ
タンA押下)」を受け渡す。
【0112】コマンド実行部122は、受取った自動評
価用コマンド「SendMessage(1、ボタンA
押下)」をユーザシステム1に向けてコマンド送信部1
25に送信させる。
【0113】ユーザシステム1では、ホストコンピュー
タ2から送信された自動評価用コマンド「SendMe
ssage(1、ボタンA押下)」をデータ受信部10
3に受信させる。
【0114】データ受信部103は、受信した自動評価
用コマンド「SendMessage(1、ボタンA押
下)」をコマンド判定部105に受け渡す。
【0115】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「SendMess
age(1、ボタンA押下)」が自動評価用コマンドか
否かを判断し、この判断により自動評価用コマンド「S
endMessage(1、ボタンA押下)」が自動評
価用コマンドであると判断する。
【0116】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「SendMessa
ge(1、ボタンA押下)」が同期コマンド又は非同期
コマンドのいずれかかを判断し、この判断により自動評
価用コマンド「SendMessage(1、ボタンA
押下)」が同期コマンドであると判断する。
【0117】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「SendMessage(1、ボタンA
押下)」を同期コマンド処理部106に受け渡す。
【0118】同期コマンド処理部106は、受取った自
動評価用コマンド「SendMessage(1、ボタ
ンA押下)」を記憶手段11に記憶されている自動評価
用コマンドの仕様の情報に基づいて、自動評価用コマン
ド「SendMessage」の指示(1、ボタンA押
下)を解析し、指定されたメッセージボックスID
「1」に、メッセージ「ボタンA押下」を格納する(ス
テップ301、ステップ401)。
【0119】そして、タスクAは、メッセージボックス
ID「1」のメッセージから「ボタンA押下」を検出
し、確定すると、「ボタンA押下」の情報をキー状態変
数に格納して、メッセージボックスID「2」にメッセ
ージ「ボタンA押下」を格納する。
【0120】次に、タスクBがメッセージを正しく受取
ったか否かを確認する為に、キー状態変数のメッセージ
の内容を、タスクBが起動するタイミングで参照する場
合について説明する。これは、タスクBの起動タイミン
グを指定しないと、タスクBがメッセージを受け取って
いない状態で、メッセージの内容を参照してしまう可能
性があるからである。
【0121】ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、自動評価用コマンド「GetMemory(キ
ー状態変数、キー状態変数のサイズ、タスクB起動)」
を記憶手段21から読出す。そして、ホストコンピュー
タ2のコマンド制御部121は、この読出した自動評価
用コマンド「GetMemory(キー状態変数、キー
状態変数のサイズ、タスクB起動)」をユーザシステム
1に実行させるよう、コマンド実行部122に指示し、
自動評価用コマンド「GetMemory(キー状態変
数、キー状態変数のサイズ、タスクB起動)」を受け渡
す。
【0122】コマンド実行部122は、受取った自動評
価用コマンド「GetMemory(キー状態変数、キ
ー状態変数のサイズ、タスクB起動)」をユーザシステ
ム1に向けてコマンド送信部125に送信させる。
【0123】ユーザシステム1では、ホストコンピュー
タ2から送信された自動評価用コマンド「GetMem
ory(キー状態変数、キー状態変数のサイズ、タスク
B起動)」をデータ受信部103に受信させる。
【0124】データ受信部103は、受信した自動評価
用コマンド「GetMemory(キー状態変数、キー
状態変数のサイズ、タスクB起動)」をコマンド判定部
105に受け渡す。
【0125】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「GetMemor
y(キー状態変数、キー状態変数のサイズ、タスクB起
動)」が自動評価用コマンドか否かを判断し、この判断
により自動評価用コマンド「GetMemory(キー
状態変数、キー状態変数のサイズ、タスクB起動)」が
自動評価用コマンドであると判断する。
【0126】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「GetMemory
(キー状態変数、キー状態変数のサイズ、タスクB起
動)」が同期コマンド又は非同期コマンドのいずれかか
を判断し、この判断により自動評価用コマンド「Get
Memory(キー状態変数、キー状態変数のサイズ、
タスクB起動)」が非同期コマンドであると判断する。
【0127】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「GetMemory(キー状態変数、キ
ー状態変数のサイズ、タスクB起動)」を非同期コマン
ド処理部107に受け渡す。
【0128】非同期コマンド処理部107は、受取った
自動評価用コマンド「GetMemory(キー状態変
数、キー状態変数のサイズ、タスクB起動)」を非同期
コマンド記憶メモリ109に記憶させる。
【0129】この時、動作を続けているリアルタイム・
オペレーティングシステム116にシステムコールが発
生すると、非同期コマンド処理部107が呼び出され
る。
【0130】呼び出された非同期コマンド処理部107
は、非同期コマンド記憶メモリ109から自動評価用コ
マンド「GetMemory(キー状態変数、キー状態
変数のサイズ、タスクB起動)」を読出し、この読出し
た自動評価用コマンドの条件(タスクB起動)が一致す
るか否かを判断する。尚、条件(タスクB起動)が一致
しない場合は、何もしないで制御をリアルタイム・オペ
レーティングシステム116に返す。
【0131】条件(タスクB起動)が一致した場合、非
同期コマンド処理部107は、キー状態変数の情報を記
憶手段11から読取り、この読取ったキー状態変数「ボ
タンA押下」の情報をホストコンピュータ2に向けてデ
ータ送信部104に送信させる(ステップ302、ステ
ップ402)。
【0132】ホストコンピュータ2は、ユーザシステム
1から送信されたキー状態変数「ボタンA押下」の情報
を評価結果受信部126に受信させる。
【0133】そして、評価結果受信部126は、受信し
たキー状態変数「ボタンA押下」の情報を評価結果比較
部123に受け渡す。
【0134】評価結果比較部123は、受取ったキー状
態変数「ボタンA押下」の情報と、記憶手段21に記憶
されている期待値127のキー状態変数「ボタンA押
下」の情報とを比較し、この比較結果の情報をコマンド
制御部121に受け渡す。
【0135】コマンド制御部121は、受取った比較結
果の情報が一致を示す情報である場合、受信したキー状
態変数の情報を表示部128に表示させ、次の自動評価
用マンド「WaitCommand(5msec)」を
実行させる。
【0136】尚、コマンド制御部121は、受取った比
較結果の情報が一致を示す情報でない場合、受信したキ
ー状態変数の情報及び評価が異常終了した旨の情報を表
示部128に表示させ、評価を終了する(ステップ30
3)。
【0137】次に、タスクBが、メッセージボックス
「2」からメッセージを読出し、5ms以内に、「ボタ
ンA押下」に対応する処理を完了し、ハードウェア状態
変数がハードウェア処理完了状態になるか否かを確認す
る。
【0138】ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、自動評価用コマンド「WaitCommand
(5msec)」を記憶手段21から読出す。そして、
ホストコンピュータ2のコマンド制御部121は、この
読出した自動評価用コマンド「WaitCommand
(5msec)」をコマンド実行部122に実行させ
る。
【0139】すなわち、コマンド実行部122は、次の
コマンド発行を5ms中断する(ステップ304、ステ
ップ403)。
【0140】ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、自動評価用コマンド「ReadMemory
(ハードウェア状態変数、ハードウェア状態変数のサイ
ズ)」を記憶手段21から読出す。そして、ホストコン
ピュータ2のコマンド制御部121は、この読出した自
動評価用コマンド「ReadMemory(ハードウェ
ア状態変数、ハードウェア状態変数のサイズ)」をユー
ザシステム1に実行させるよう、コマンド実行部122
に指示し、自動評価用コマンド「GetMemory
(キー状態変数、キー状態変数のサイズ、タスクB起
動)」を受け渡す。
【0141】コマンド実行部122は、自動評価用コマ
ンド「WaitCommand(5msec)」実行
後、すなわち、5ms経過後、受取った自動評価用コマ
ンド「ReadMemory(ハードウェア状態変数、
ハードウェア状態変数のサイズ)」をユーザシステム1
に向けてコマンド送信部125に送信させる。
【0142】次に、ユーザシステム1では、ホストコン
ピュータ2から送信された自動評価用コマンド「Rea
dMemory(ハードウェア状態変数、ハードウェア
状態変数のサイズ)」をデータ受信部103に受信させ
る。
【0143】データ受信部103は、受信した自動評価
用コマンド「ReadMemory(ハードウェア状態
変数、ハードウェア状態変数のサイズ)」をコマンド判
定部105に受け渡す。
【0144】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「ReadMemo
ry(ハードウェア状態変数、ハードウェア状態変数の
サイズ)」が自動評価用コマンドか否かを判断し、この
判断により自動評価用コマンド「ReadMemory
(ハードウェア状態変数、ハードウェア状態変数のサイ
ズ)」が自動評価用コマンドであると判断する。
【0145】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「ReadMemor
y(ハードウェア状態変数、ハードウェア状態変数のサ
イズ)」が同期コマンド又は非同期コマンドのいずれか
かを判断し、この判断により自動評価用コマンド「Re
adMemory(ハードウェア状態変数、ハードウェ
ア状態変数のサイズ)」が同期コマンドであると判断す
る。
【0146】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「ReadMemory(ハードウェア状
態変数、ハードウェア状態変数のサイズ)」を同期コマ
ンド処理部106に受け渡す。
【0147】同期コマンド処理部106は、受取った自
動評価用コマンド「ReadMemory(ハードウェ
ア状態変数、ハードウェア状態変数のサイズ)」を記憶
手段11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の
情報に基づいて、自動評価用コマンド「ReadMem
ory(ハードウェア状態変数、ハードウェア状態変数
のサイズ)」の指示を解析し、指定されたハードウェア
状態変数の情報を読出し、この読出したハードウェア状
態変数の情報(例えばハードウェア処理完了、或いはハ
ードウェア処理中)をホストコンピュータ2に向けてデ
ータ送信部104に送信させる(ステップ305、ステ
ップ404)。
【0148】ホストコンピュータ2は、ユーザシステム
1から送信されたハードウェア状態変数の情報を評価結
果受信部126に受信させる。
【0149】評価結果受信部126は、受信したハード
ウェア状態変数の情報を評価結果比較部123に受け渡
す。
【0150】評価結果比較部123は、受取ったハード
ウェア状態変数の情報と、記憶手段21に記憶されてい
るハードウェア状態変数の期待値127の情報とを比較
し、この比較結果の情報をコマンド制御部121に受け
渡す。
【0151】コマンド制御部121は、受取った比較結
果の情報が一致を示す情報である場合、受信したハード
ウェア状態変数「ハードウェア処理完了」の情報を表示
部128に表示させ、次の自動評価用マンド「GetM
emory(LCD表示変数、LCD表示変数のサイ
ズ、タスクC起動)」を実行する。
【0152】尚、コマンド制御部121は、受取った比
較結果の情報が一致を示す情報でない場合、受信したハ
ードウェア状態変数「ハードウェア処理中」の情報及び
評価が異常終了した旨の情報を表示部128に表示さ
せ、評価を終了する(ステップ306)。
【0153】最後に、LCD119に正しいデータが表
示されているか否かを確認する為に、タスクCの起動タ
イミングで、LCD表示変数の情報を取得する場合につ
いて説明する。
【0154】ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、自動評価用コマンド「GetMemory(L
CD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起
動)」を記憶手段21から読出す。そして、ホストコン
ピュータ2のコマンド制御部121は、この読出した自
動評価用コマンド「GetMemory(LCD表示変
数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」をユー
ザシステム1に実行させるよう、コマンド実行部122
に指示し、自動評価用コマンド「GetMemory
(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC
起動)」を受け渡す。
【0155】コマンド実行部122は、受取った自動評
価用コマンド「GetMemory(LCD表示変数、
LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」をユーザシ
ステム1に向けてコマンド送信部125に送信させる。
【0156】ユーザシステム1では、ホストコンピュー
タ2から送信された自動評価用コマンド「GetMem
ory(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タ
スクC起動)」をデータ受信部103に受信させる。
【0157】そして、データ受信部103は、受信した
自動評価用コマンド「GetMemory(LCD表示
変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」をコ
マンド判定部105に受け渡す。
【0158】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「GetMemor
y(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスク
C起動)」が自動評価用コマンドか否かを判断し、この
判断により自動評価用コマンド「GetMemory
(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC
起動)」が自動評価用コマンドであると判断する。
【0159】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「GetMemory
(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC
起動)」が同期コマンド又は非同期コマンドのいずれか
かを判断し、この判断により自動評価用コマンド「Ge
tMemory(LCD表示変数、LCD表示変数のサ
イズ、タスクC起動)」が非同期コマンドであると判断
する。
【0160】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「GetMemory(LCD表示変数、
LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」を非同期コ
マンド処理部107に受け渡す。
【0161】非同期コマンド処理部107は、受取った
自動評価用コマンド「GetMemory(LCD表示
変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」を非
同期コマンド記憶メモリ109に記憶させる。
【0162】この時、動作を続けているリアルタイム・
オペレーティングシステム116にシステムコールが発
生すると、非同期コマンド処理部107が呼び出され
る。
【0163】呼び出された非同期コマンド処理部107
は、非同期コマンド記憶メモリ109から自動評価用コ
マンド「GetMemory(LCD表示変数、LCD
表示変数のサイズ、タスクC起動)」を読出し、この読
出した自動評価用コマンドの条件(タスクC起動)が一
致するか否かを判断する。尚、条件(タスクC起動)が
一致しない場合は、何もしないで制御をリアルタイム・
オペレーティングシステム116に返す。
【0164】条件(タスクC起動)が一致した場合、非
同期コマンド処理部107は、LCD表示変数の情報を
記憶手段11から読取り、この読取ったLCD表示変数
(例えばハードウェア正常終了、或いはハードウェア異
常)の情報をホストコンピュータ2に向けてデータ送信
部104に送信させる(ステップ307、ステップ40
5)。
【0165】ホストコンピュータ2は、ユーザシステム
1から送信されたLCD表示変数の情報を評価結果受信
部126に受信させる。
【0166】評価結果受信部126は、受信したLCD
表示変数の情報を評価結果比較部123に受け渡す。
【0167】評価結果比較部123は、受取ったLCD
表示変数の情報と、記憶手段21に記憶されているLC
D表示変数の期待値127の情報とを比較し、この比較
結果の情報をコマンド制御部121に受け渡す。
【0168】コマンド制御部121は、受取った比較結
果の情報が一致を示す情報である場合、評価が正常終了
した旨の情報を表示部128に表示させる。
【0169】尚、コマンド制御部121は、受取った比
較結果の情報が一致を示す情報でない場合、評価が異常
終了した旨の情報を表示部128に表示させる(ステッ
プ308)。
【0170】これにより、自動実行及び自動評価を行う
ことができる。
【0171】次に、ユーザシステムの異常系を評価する
場合について説明する。
【0172】通常は、タスクBにて処理が5msで完了
してしまう為、タスクDのエラー処理を確認すことは困
難である。
【0173】そこで、本発明により、7ms後にしか起
動しないタスクDを強制的に起動してタスクDのエラー
処理を確認する場合について、図5及び図6のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0174】この動作を評価するために、ホストコンピ
ュータ2は、図5の枠で囲まれた自動評価用コマンド
(「SendMessage(1、ボタンA押下)」、
「WaitCommand(2msec)」、「Exe
cTask(タスクD)」、「WaitCommand
(3msec)」及び「GetMemory(LCD表
示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」)
群を記憶手段21に記憶している。
【0175】ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、タイマ26に基づいて、予め記憶手段21に記
憶している評価時間になると(或いは、オペレータの指
示により)、自動評価用コマンド「SendMessa
ge(1、ボタンA押下)」を記憶手段21から読出
す。そして、ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、この読出した自動評価用コマンド「SendM
essage(1、ボタンA押下)」をユーザシステム
1に実行させるよう、コマンド実行部122に指示し、
自動評価用コマンド「SendMessage(1、ボ
タンA押下)」を受け渡す。
【0176】コマンド実行部122は、受取った自動評
価用コマンド「SendMessage(1、ボタンA
押下)」をユーザシステム1に向けてコマンド送信部1
25に送信させる。
【0177】ユーザシステム101では、ホストコンピ
ュータ2から送信された自動評価用コマンド「Send
Message(1、ボタンA押下)」をデータ受信部
103に受信させる。
【0178】データ受信部103は、受信した自動評価
用コマンド「SendMessage(1、ボタンA押
下)」をコマンド判定部105に受け渡す。
【0179】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「SendMess
age(1、ボタンA押下)」が自動評価用コマンドか
否かを判断し、この判断により自動評価用コマンド「S
endMessage(1、ボタンA押下)」が自動評
価用コマンドであると判断する。
【0180】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「SendMessa
ge(1、ボタンA押下)」が同期コマンド又は非同期
コマンドのいずれかかを判断し、この判断により自動評
価用コマンド「SendMessage(1、ボタンA
押下)」が同期コマンドであると判断する。
【0181】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「SendMessage(1、ボタンA
押下)」を同期コマンド処理部106に受け渡す。
【0182】同期コマンド処理部106は、受取った自
動評価用コマンド「SendMessage(1、ボタ
ンA押下)」を記憶手段11に記憶されている自動評価
用コマンドの仕様の情報に基づいて、自動評価用コマン
ド「SendMessage」の指示(1、ボタンA押
下)を解析し、指定されたメッセージボックスID
「1」に、メッセージ「ボタンA押下」を格納する(ス
テップ501、ステップ601)。
【0183】そして、タスクAは、メッセージボックス
ID「1」のメッセージから「ボタンA押下」を検出
し、確定すると、「ボタンA押下」の情報をキー状態変
数に格納して、メッセージボックスID「2」にメッセ
ージ「ボタンA押下」を格納する。
【0184】次に、タスクBが、メッセージボックス
「2」からメッセージを読出し、ハードウェア118の
制御を行う。
【0185】ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、自動評価用コマンド「WaitCommand
(2msec)」を記憶手段21から読出す。そして、
ホストコンピュータ2のコマンド制御部121は、この
読出した自動評価用コマンド「WaitCommand
(2msec)」をコマンド実行部122に実行させ
る。
【0186】すなわち、コマンド実行部122は、次の
コマンド発行を2ms中断する(ステップ502、ステ
ップ602)。
【0187】ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、自動評価用コマンド「ExecTask(タス
クD)」を記憶手段21から読出す。そして、ホストコ
ンピュータ2のコマンド制御部121は、この読出した
自動評価用コマンド「ExecTask(タスクD)」
をユーザシステム1に実行させるよう、コマンド実行部
122に指示し、自動評価用コマンド「ExecTas
k(タスクD)」を受け渡す。
【0188】コマンド実行部122は、自動評価用コマ
ンド「WaitCommand(2msec)」実行
後、すなわち、2ms経過後、受取った自動評価用コマ
ンド「ExecTask(タスクD)」をユーザシステ
ム1に向けてコマンド送信部125に送信させる。
【0189】次に、ユーザシステム101では、ホスト
コンピュータ2から送信された自動評価用コマンド「E
xecTask(タスクD)」をデータ受信部103に
受信させる。
【0190】そして、データ受信部103は、受信した
自動評価用コマンド「ExecTask(タスクD)」
をコマンド判定部105に受け渡す。
【0191】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「ExecTask
(タスクD)」が自動評価用コマンドか否かを判断し、
この判断により自動評価用コマンド「ExecTask
(タスクD)」が自動評価用コマンドであると判断す
る。
【0192】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「ExecTask
(タスクD)」が同期コマンド又は非同期コマンドのい
ずれかかを判断し、この判断により自動評価用コマンド
「ExecTask(タスクD)」が同期コマンドであ
ると判断する。
【0193】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「ExecTask(タスクD)」を同期
コマンド処理部106に受け渡す。
【0194】次に、同期コマンド処理部106は、受取
った自動評価用コマンド「ExecTask(タスク
D)」を記憶手段11に記憶されている自動評価用コマ
ンドの仕様の情報に基づいて、自動評価用コマンド「E
xecTask(タスクD)」の指示を解析し、リアル
タイム・オペレーティングシステム116に対してタス
クDを強制起動する旨のシステムコールを発行する(ス
テップ503、ステップ603)。
【0195】次に、タスクDがエラー処理を完了させる
に十分な時間3ms間、コマンドの発行を待つ為に、ホ
ストコンピュータ2のコマンド制御部121は、自動評
価用コマンド「WaitCommand(3mse
c)」を記憶手段21から読出す。そして、ホストコン
ピュータ2のコマンド制御部121は、この読出した自
動評価用コマンド「WaitCommand(3mse
c)」をコマンド実行部122に実行させる。
【0196】すなわち、コマンド実行部122は、次の
コマンド発行を3ms中断する(ステップ504、ステ
ップ604)。
【0197】次にLCD119に表示されるエラー表示
を確認する為に、ホストコンピュータ2のコマンド制御
部121は、自動評価用コマンド「GetMemory
(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC
起動)」を記憶手段21から読出す。そして、ホストコ
ンピュータ2のコマンド制御部121は、この読出した
自動評価用コマンド「GetMemory(LCD表示
変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」をユ
ーザシステム1に実行させるよう、コマンド実行部12
2に指示し、自動評価用コマンド「GetMemory
(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC
起動)」を受け渡す。
【0198】コマンド実行部122は、受取った自動評
価用コマンド「GetMemory(LCD表示変数、
LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」をユーザシ
ステム1に向けてコマンド送信部125に送信させる。
【0199】ユーザシステム1では、ホストコンピュー
タ2から送信された自動評価用コマンド「GetMem
ory(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タ
スクC起動)」をデータ受信部103に受信させる。
【0200】データ受信部103は、受信した自動評価
用コマンド「GetMemory(LCD表示変数、L
CD表示変数のサイズ、タスクC起動)」をコマンド判
定部105に受け渡す。
【0201】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「GetMemor
y(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスク
C起動)」が自動評価用コマンドか否かを判断し、この
判断により自動評価用コマンド「GetMemory
(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC
起動)」が自動評価用コマンドであると判断する。
【0202】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「GetMemory
(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC
起動)」が同期コマンド又は非同期コマンドのいずれか
かを判断し、この判断により自動評価用コマンド「Ge
tMemory(LCD表示変数、LCD表示変数のサ
イズ、タスクC起動)」が非同期コマンドであると判断
する。
【0203】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「GetMemory(LCD表示変数、
LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」を非同期コ
マンド処理部107に受け渡す。
【0204】非同期コマンド処理部107は、受取った
自動評価用コマンド「GetMemory(LCD表示
変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」を非
同期コマンド記憶メモリ109に記憶させる。
【0205】この時、動作を続けているリアルタイム・
オペレーティングシステム116にシステムコールが発
生すると、非同期コマンド処理部107が呼び出され
る。
【0206】呼び出された非同期コマンド処理部107
は、非同期コマンド記憶メモリ109から自動評価用コ
マンド「GetMemory(LCD表示変数、LCD
表示変数のサイズ、タスクC起動)」を読出し、この読
出した自動評価用コマンドの条件(タスクC起動)が一
致するか否かを判断する。尚、条件(タスクC起動)が
一致しない場合は、何もしないで制御をリアルタイム・
オペレーティングシステム116に返す。
【0207】条件(タスクC起動)が一致した場合、非
同期コマンド処理部107は、LCD表示変数の情報を
記憶手段11から読取り、この読取ったLCD表示変数
(例えばハードウェア正常終了、或いはハードウェア異
常)の情報をホストコンピュータ2に向けてデータ送信
部104に送信させる(ステップ505、ステップ60
5)。
【0208】ホストコンピュータ2は、ユーザシステム
1から送信されたLCD表示変数の情報を評価結果受信
部126に受信させる。
【0209】評価結果受信部126は、受信したLCD
表示変数の情報を評価結果比較部123に受け渡す。
【0210】評価結果比較部123は、受取ったLCD
表示変数の情報と、記憶手段21に記憶されているLC
D表示変数の期待値127の情報とを比較し、この比較
結果の情報をコマンド制御部121に受け渡す。
【0211】コマンド制御部121は、受取った比較結
果の情報が一致を示す情報である場合、評価が正常終了
した旨の情報を表示部128に表示させる。
【0212】尚、コマンド制御部121は、受取った比
較結果の情報が一致を示す情報でない場合、評価が異常
終了した旨の情報を表示部128に表示させる(ステッ
プ506)。
【0213】これにより、エラー表示が正しく表示され
か否かを確認することができる。
【0214】また、本発明により、タスクBの処理を強
制終了させ、ハードウェア118の処理を完了させずに
タスクDを起動させて、タスクDのエラー処理を確認す
る場合について、図7及び図8のフローチャートを用い
て説明する。
【0215】この動作を評価するために、ホストコンピ
ュータ2は、図7の枠で囲まれた自動評価用コマンド
(「SendMessage(1、ボタンA押下)」、
「WaitCommand(2msec)」、「Ter
Task(タスクB)」、「WaitCommand
(10msec)」及び「GetMemory(LCD
表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起
動)」)群を記憶手段21に記憶している。
【0216】ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、タイマ26に基づいて、予め記憶手段21に記
憶している評価時間になると(或いは、オペレータの指
示により)、自動評価用コマンド「SendMessa
ge(1、ボタンA押下)」を記憶手段21から読出
す。そして、ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、この読出した自動評価用コマンド「SendM
essage(1、ボタンA押下)」をユーザシステム
1に実行させるよう、コマンド実行部122に指示し、
自動評価用コマンド「SendMessage(1、ボ
タンA押下)」を受け渡す。
【0217】コマンド実行部122は、受取った自動評
価用コマンド「SendMessage(1、ボタンA
押下)」をユーザシステム1に向けてコマンド送信部1
25に送信させる。
【0218】ユーザシステム101では、ホストコンピ
ュータ2から送信された自動評価用コマンド「Send
Message(1、ボタンA押下)」をデータ受信部
103に受信させる。
【0219】データ受信部103は、受信した自動評価
用コマンド「SendMessage(1、ボタンA押
下)」をコマンド判定部105に受け渡す。
【0220】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「SendMess
age(1、ボタンA押下)」が自動評価用コマンドか
否かを判断し、この判断により自動評価用コマンド「S
endMessage(1、ボタンA押下)」が自動評
価用コマンドであると判断する。
【0221】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「SendMessa
ge(1、ボタンA押下)」が同期コマンド又は非同期
コマンドのいずれかかを判断し、この判断により自動評
価用コマンド「SendMessage(1、ボタンA
押下)」が同期コマンドであると判断する。
【0222】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「SendMessage(1、ボタンA
押下)」を同期コマンド処理部106に受け渡す。
【0223】同期コマンド処理部106は、受取った自
動評価用コマンド「SendMessage(1、ボタ
ンA押下)」を記憶手段11に記憶されている自動評価
用コマンドの仕様の情報に基づいて、自動評価用コマン
ド「SendMessage」の指示(1、ボタンA押
下)を解析し、指定されたメッセージボックスID
「1」に、メッセージ「ボタンA押下」を格納する(ス
テップ701、ステップ801)。
【0224】そして、タスクAは、メッセージボックス
ID「1」のメッセージから「ボタンA押下」を検出
し、確定すると、「ボタンA押下」の情報をキー状態変
数に格納して、メッセージボックスID「2」にメッセ
ージ「ボタンA押下」を格納する。
【0225】次に、タスクBが、メッセージボックス
「2」からメッセージを読出し、ハードウェア118の
制御を行う。
【0226】タスクBの処理が完了する5msより短い
2msでコマンド発行を中断させる為に、ホストコンピ
ュータ2のコマンド制御部121は、自動評価用コマン
ド「WaitCommand(2msec)」を記憶手
段21から読出す。そして、ホストコンピュータ2のコ
マンド制御部121は、この読出した自動評価用コマン
ド「WaitCommand(2msec)」をコマン
ド実行部122に実行させる。コマンド実行部122
は、次のコマンド発行を2ms中断する(ステップ70
2、ステップ802)。
【0227】タスクBの実行中にタスクBの処理を中断
させる為に、ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、自動評価用コマンド「TerTask(タスク
B)」を記憶手段21から読出す。そして、ホストコン
ピュータ2のコマンド制御部121は、この読出した自
動評価用コマンド「TerTask(タスクB)」をユ
ーザシステム1に実行させるよう、コマンド実行部12
2に指示し、自動評価用コマンド「TerTask(タ
スクB)」を受け渡す。
【0228】コマンド実行部122は、自動評価用コマ
ンド「TerTask(タスクB)」実行後、すなわ
ち、2ms経過後、受取った自動評価用コマンド「Te
rTask(タスクB)」をユーザシステム1に向けて
コマンド送信部125に送信させる。
【0229】ユーザシステム101では、ホストコンピ
ュータ2から送信された自動評価用コマンド「TerT
ask(タスクB)」をデータ受信部103に受信させ
る。
【0230】データ受信部103は、受信した自動評価
用コマンド「TerTask(タスクB)」をコマンド
判定部105に受け渡す。
【0231】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「TerTask
(タスクB)」が自動評価用コマンドか否かを判断し、
この判断により自動評価用コマンド「TerTask
(タスクB)」が自動評価用コマンドであると判断す
る。
【0232】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「TerTask(タ
スクB)」が同期コマンド又は非同期コマンドのいずれ
かかを判断し、この判断により自動評価用コマンド「T
erTask(タスクB)」が同期コマンドであると判
断する。
【0233】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「TerTask(タスクB)」を同期コ
マンド処理部106に受け渡す。
【0234】同期コマンド処理部106は、受取った自
動評価用コマンド「TerTask(タスクB)」を記
憶手段11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様
の情報に基づいて、自動評価用コマンド「TerTas
k(タスクB)」の指示を解析し、リアルタイム・オペ
レーティングシステム116に対してタスクBを強制終
了させる(ステップ703、ステップ803)。
【0235】タスクDがエラー処理を終了するのに十分
な時間10ms間、コマンド発行を中断させる為に、ホ
ストコンピュータ2のコマンド制御部121は、自動評
価用コマンド「WaitCommand(10mse
c)」を記憶手段21から読出す。そして、ホストコン
ピュータ2のコマンド制御部121は、この読出した自
動評価用コマンド「WaitCommand(10ms
ec)」をコマンド実行部122に実行させる。
【0236】コマンド実行部122は、次のコマンド発
行を10ms中断する(ステップ704、ステップ80
4)。
【0237】タスクBが強制終了し、タイムアウトによ
りタスクDがエラー処理を行う為に起動する。
【0238】最後に、LCD119に表示されるエラー
表示を確認する為に、ホストコンピュータ2のコマンド
制御部121は、自動評価用コマンド「GetMemo
ry(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タス
クC起動)」を記憶手段21から読出す。そして、ホス
トコンピュータ2のコマンド制御部121は、この読出
した自動評価用コマンド「GetMemory(LCD
表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」
をユーザシステム1に実行させるよう、コマンド実行部
122に指示し、自動評価用コマンド「GetMemo
ry(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タス
クC起動)」を受け渡す。
【0239】コマンド実行部122は、受取った自動評
価用コマンド「GetMemory(LCD表示変数、
LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」をユーザシ
ステム1に向けてコマンド送信部125に送信させる。
【0240】ユーザシステム1では、ホストコンピュー
タ2から送信された自動評価用コマンド「GetMem
ory(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タ
スクC起動)」をデータ受信部103に受信させる。
【0241】データ受信部103は、受信した自動評価
用コマンド「GetMemory(LCD表示変数、L
CD表示変数のサイズ、タスクC起動)」をコマンド判
定部105に受け渡す。
【0242】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「GetMemor
y(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスク
C起動)」が自動評価用コマンドか否かを判断し、この
判断により自動評価用コマンド「GetMemory
(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC
起動)」が自動評価用コマンドであると判断する。
【0243】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「GetMemory
(LCD表示変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC
起動)」が同期コマンド又は非同期コマンドのいずれか
かを判断し、この判断により自動評価用コマンド「Ge
tMemory(LCD表示変数、LCD表示変数のサ
イズ、タスクC起動)」が非同期コマンドであると判断
する。
【0244】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「GetMemory(LCD表示変数、
LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」を非同期コ
マンド処理部107に受け渡す。
【0245】非同期コマンド処理部107は、受取った
自動評価用コマンド「GetMemory(LCD表示
変数、LCD表示変数のサイズ、タスクC起動)」を非
同期コマンド記憶メモリ109に記憶させる。
【0246】この時、動作を続けているリアルタイム・
オペレーティングシステム116にシステムコールが発
生すると、非同期コマンド処理部107が呼び出され
る。
【0247】呼び出された非同期コマンド処理部107
は、非同期コマンド記憶メモリ109から自動評価用コ
マンド「GetMemory(LCD表示変数、LCD
表示変数のサイズ、タスクC起動)」を読出し、この読
出した自動評価用コマンドの条件(タスクC起動)が一
致するか否かを判断する。尚、条件(タスクC起動)が
一致しない場合は、何もしないで制御をリアルタイム・
オペレーティングシステム116に返す。
【0248】条件(タスクC起動)が一致した場合、非
同期コマンド処理部107は、LCD表示変数の情報を
記憶手段11から読取り、この読取ったLCD表示変数
(例えばハードウェア正常終了、或いはハードウェア異
常)の情報をホストコンピュータ2に向けてデータ送信
部104に送信させる(ステップ706、ステップ80
5)。
【0249】ホストコンピュータ2は、ユーザシステム
1から送信されたLCD表示変数の情報を評価結果受信
部126に受信させる。
【0250】評価結果受信部126は、受信したLCD
表示変数の情報を評価結果比較部123に受け渡す。
【0251】評価結果比較部123は、受取ったLCD
表示変数の情報と、記憶手段21に記憶されているLC
D表示変数の期待値127の情報とを比較し、この比較
結果の情報をコマンド制御部121に受け渡す。
【0252】コマンド制御部121は、受取った比較結
果の情報が一致を示す情報である場合、評価が正常終了
した旨の情報を表示部128に表示させる。
【0253】尚、コマンド制御部121は、受取った比
較結果の情報が一致を示す情報でない場合、評価が異常
終了した旨の情報を表示部128に表示させる(ステッ
プ706)。
【0254】これにより、特定のタスクを実行/終了す
るコマンドを用いることでも、評価を行うことができ
る。
【0255】次に、本発明により自動実行させる為のコ
マンドを自動的に収集する場合について説明する。
【0256】ここで、リアルタイム・オペレーティング
システム116では、各タスク間でのデータのやり取り
にメッセージボックスに格納されたメッセージを使用す
ることが多い。メッセージボックスに格納されているメ
ッセージを受け取ったタスクは、そのメッセージの内容
に従って処理を進める。つまり、擬似的にメッセージボ
ックスにメッセージを格納すると、そのメッセージを受
け取ったタスクは、そのメッセージの内容に従って動作
する。
【0257】例えば、ホストコンピュータ2は、自動評
価用コマンド「GetMessage(2)」用いて、
メッセージボックスID「2」のメッセージの情報を取
得する為に、ホストコンピュータ2のコマンド制御部1
21は、自動評価用コマンド「GetMessage
(2)」を記憶手段21から読出す。そして、ホストコ
ンピュータ2のコマンド制御部121は、この読出した
自動評価用コマンド「GetMessage(2)」を
ユーザシステム1に実行させるよう、コマンド実行部1
22に指示し、自動評価用コマンド「GetMessa
ge(2)」を受け渡す。
【0258】コマンド実行部122は、受取った自動評
価用コマンド「GetMessage(2)」をユーザ
システム1に向けてコマンド送信部125に送信させ
る。
【0259】また、この処理と同時にホストコンピュー
タ2は、メッセージボックスID「2」のメッセージの
情報がユーザシステム1から送信される時間を、タイマ
26に基づいて、計測する。
【0260】ユーザシステム1は、自動評価用コマンド
「GetMessage(2)」をデータ受信部103
に受信させる。
【0261】データ受信部103は、受信した自動評価
用コマンド「GetMessage(2)」をコマンド
判定部105に受け渡す。
【0262】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「GetMessa
ge(2)」が自動評価用コマンドか否かを判断し、こ
の判断により自動評価用コマンド「GetMessag
e(2)」が自動評価用コマンドであると判断する。
【0263】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「GetMessag
e(2)」が同期コマンド又は非同期コマンドのいずれ
かかを判断し、この判断により自動評価用コマンド「G
etMessage(1)」が非同期コマンドであると
判断する。
【0264】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「GetMessage(2)」を非同期
コマンド処理部107に受け渡す。
【0265】非同期コマンド処理部107は、受取った
自動評価用コマンド「GetMessage(2)」を
非同期コマンド記憶メモリ109に記憶させる。
【0266】この時、動作を続けているリアルタイム・
オペレーティングシステム116にシステムコールが発
生すると、非同期コマンド処理部107が呼び出され
る。
【0267】呼び出された非同期コマンド処理部107
は、非同期コマンド記憶メモリ109から自動評価用コ
マンド「GetMessage(2)」を読出し、この
読出した自動評価用コマンドの条件(タスクによりメッ
セージボックスID「2」にメッセージが格納される)
が一致するか否かを判断する。尚、条件が一致しない場
合は、何もしないで制御をリアルタイム・オペレーティ
ングシステム116に返す。
【0268】条件(タスクによりメッセージボックスI
D「2」にメッセージが格納される)が一致した場合、
非同期コマンド処理部107は、メッセージボックスI
D「2」のメッセージの情報をホストコンピュータ2に
向けてデータ送信部104に送信させる。
【0269】ホストコンピュータ2は、メッセージボッ
クスID「2」のメッセージの情報を評価結果受信部1
26で受信させる。
【0270】そして、評価結果受信部126は、受信し
たメッセージボックスID「2」のメッセージの情報を
評価結果比較部123に受け渡す。この時、ホストコン
ピュータ2は、タイマ26より、計測時間の情報を取得
し、この計測時間の情報を記憶手段21に記憶させる。
【0271】すなわち、ホストコンピュータ2は、この
タイマ26より取得した計測時間の情報を、次の自動評
価用コマンド「WaitCommand」の第一引数と
する。
【0272】そして、ユーザシステム1から受信したメ
ッセージボックスID「2」のメッセージの情報を自動
評価用コマンド「SendMessage」の第二引数
とし、第一引数を自動評価用コマンド「GetMess
age」で指定したメッセージボックスID「2」とす
る。
【0273】つまり、次のようなコマンドを生成する。
【0274】自動評価用コマンド「WaitComma
nd(計測時間の情報)」 自動評価用コマンド「SendMessage(2, 取
得したメッセージ)」 この動作を繰り返すことにより、特定のメッセージボッ
クスに格納された情報を時系列で取得することができ
る。
【0275】次に、キー117「A」、そしてキー11
7「B」が連続して押下された場合に、自動評価用コマ
ンドを収集する動作を図9を用いて説明する。
【0276】まず、メッセージボックスID「2」のメ
ッセージの情報を取得する為に、ホストコンピュータ2
は、自動評価用コマンド「GetMessage
(2)」を実行させると共に、タイマ26に時間を計測
させる。
【0277】次に、コマンド制御部121は、自動評価
用コマンド「GetMessage(2)」を記憶手段
21から読出す。そして、ホストコンピュータ2のコマ
ンド制御部121は、この読出した自動評価用コマンド
「GetMessage(2)」をユーザシステム1に
実行させるよう、コマンド実行部122に指示し、自動
評価用コマンド「GetMessage(2)」を受け
渡す。
【0278】コマンド実行部122は、受取った自動評
価用コマンド「GetMessage(2)」をユーザ
システム1に向けてコマンド送信部125に送信させ
る。
【0279】ユーザシステム1では、ホストコンピュー
タ2から送信された自動評価用コマンド「GetMes
sage(2)」をデータ受信部103に受信させる。
【0280】そして、データ受信部103は、受信した
自動評価用コマンド「GetMessage(2)」を
コマンド判定部105に受け渡す。
【0281】コマンド判定部105は、記憶手段11に
記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報に基づ
いて、受取った自動評価用コマンド「GetMessa
ge(2)」が自動評価用コマンドか否かを判断し、こ
の判断により自動評価用コマンド「GetMessag
e(2)」が自動評価用コマンドであると判断する。
【0282】次に、コマンド判定部105は、記憶手段
11に記憶されている自動評価用コマンドの仕様の情報
に基づいて、自動評価用コマンド「GetMessag
e(2)」が同期コマンド又は非同期コマンドのいずれ
かかを判断し、この判断により自動評価用コマンド「G
etMessage(2)」が非同期コマンドであると
判断する。
【0283】そして、コマンド判定部105は、自動評
価用コマンド「GetMessage(2)」を非同期
コマンド処理部107に受け渡す。
【0284】非同期コマンド処理部107は、受取った
自動評価用コマンド「GetMessage(2)」を
非同期コマンド記憶メモリ109に記憶させる(ステッ
プ901)。
【0285】次に、キー117「A」が押下されると、
タスクAは、メッセージボックスID「2」にメッセー
ジ「ボタンA押下」を格納する。
【0286】この時、動作を続けているリアルタイム・
オペレーティングシステム116にシステムコールが発
生すると、非同期コマンド処理部107が呼び出され
る。
【0287】呼び出された非同期コマンド処理部107
は、非同期コマンド記憶メモリ109から自動評価用コ
マンド「GetMessage(2)」を読出し、この
読出した自動評価用コマンドの条件(タスクによりメッ
セージボックスID「2」にメッセージが格納される)
が一致するか否かを判断する。尚、条件が一致しない場
合は、何もしないで制御をリアルタイム・オペレーティ
ングシステム116に返す。
【0288】条件(タスクによりメッセージボックスI
D「2」にメッセージが格納される)が一致した場合、
非同期コマンド処理部107は、メッセージボックスI
D「2」のメッセージの情報をホストコンピュータ2に
向けてデータ送信部104に送信させる。
【0289】ホストコンピュータ2は、メッセージボッ
クスID「2」のメッセージの情報を評価結果受信部1
26で受信させる。そして、評価結果受信部126は、
受信したメッセージボックスID「2」のメッセージの
情報を評価結果比較部123に受け渡す。この時、ホス
トコンピュータ2は、タイマ26より、計測時間の情報
を取得し、この計測時間「20ms」の情報を記憶手段
21に記憶させる。
【0290】そして、ホストコンピュータ2は、このタ
イマ26より取得した時間の情報を、次の自動評価用コ
マンド「WaitCommand」の第一引数とする。
【0291】次に、ユーザシステム1から受信したメッ
セージボックスID「2」のメッセージの情報を自動評
価用コマンド「SendMessage」の第二引数と
し、第一引数を自動評価用コマンド「GetMessa
ge」で指定したメッセージボックスID「2」とす
る。
【0292】つまり、ホストコンピュータ2は、自動評
価用コマンド「WaitCommand(20ms)」
及び自動評価用コマンド「SendMessage
(2, 取得したメッセージ)」を生成する(ステップ9
02)。
【0293】次に、キー117「B」が押下されると、
キー117「B」が押下された場合と同様にメッセージ
ボックスID「2」のメッセージの情報をユーザシステ
ム1から受信する。ここでは、タイマ26から取得した
計測時間の情報は「30ms」であったとする。そし
て、ホストコンピュータ2は、自動評価用コマンド「W
aitCommand(30ms)」及び自動評価用コ
マンド「SendMessage(2, 取得したメッセ
ージ)」を生成する(ステップ903)。
【0294】これにより、この生成した自動評価用コマ
ンド「WaitCommand(30ms)」及び自動
評価用コマンド「SendMessage(2, 取得し
たメッセージ)」を実行するこで、擬似的にメッセージ
が送信され、メッセージを受けとったタスクを動かすこ
とができる。
【0295】
【効果】手間やコストを掛けずに装置を評価することが
できる。マイクロコンピュータが組み込まれた装置を模
擬化した治具や、ICE等の特別な装置を用いる必要が
ない。ユーザプログラムの実行中に、任意のタイミング
で制御が可能であり、リアルタイム性に優れている。再
実行可能なコマンド群を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る評価システムの構成図である。
【図2】本発明に係る評価システムの構成図である。
【図3】本発明のフローチャートである。
【図4】本発明のフローチャートである。
【図5】本発明のフローチャートである。
【図6】本発明のフローチャートである。
【図7】本発明のフローチャートである。
【図8】本発明のフローチャートである。
【図9】本発明のフローチャートである。
【図10】従来技術1の評価システムの構成図である。
【図11】従来技術1のフローチャートである。
【図12】従来技術2の評価システムの構成図である。
【図13】従来技術2のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ユーザシステム 2 ホストコンピュータ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価を行う為のシステムであって、 前記システムは、 装置と、 この装置に接続される中央処理装置とを有し、 前記装置は、 マイクロコンピュータと、 このマイクロコンピュータが実行するユーザプログラム
    及びリアルタイム・オペレーティングシステムを記憶す
    る記憶手段と、 前記中央処理装置から送信されたコマンドに基づいて、
    該コマンドの処理を実行し、この実行結果の情報を前記
    中央処理装置に向けて送信する手段とを有し、 前記中央処理装置は、 出力手段と、 前記装置から送信された実行結果の情報に基づいて、前
    記装置を評価し、この評価結果に関する情報を前記出力
    手段に出力させる手段とを有することを特徴とする評価
    システム。
  2. 【請求項2】 評価を行う為のシステムであって、 前記システムは、 装置と、 この装置に接続される中央処理装置とを有し、 前記装置は、 マイクロコンピュータと、 このマイクロコンピュータが実行するユーザプログラム
    及びリアルタイム・オペレーティングシステムを記憶す
    る記憶手段と、 前記中央処理装置から送信されたコマンド及び前記ユー
    ザプログラムの実行状況に基づいて、該コマンドの処理
    を実行し、この実行結果の情報を前記中央処理装置に向
    けて送信する手段とを有し、 前記中央処理装置は、 出力手段と、 前記装置から送信された実行結果の情報に基づいて、前
    記装置を評価し、この評価結果に関する情報を前記出力
    手段に出力させる手段とを有することを特徴とする評価
    システム。
  3. 【請求項3】 評価を行う為のシステムであって、 前記システムは、 装置と、 この装置に接続される中央処理装置とを有し、 前記装置は、 マイクロコンピュータと、 このマイクロコンピュータが実行するユーザプログラム
    及びリアルタイム・オペレーティングシステムを記憶す
    る記憶手段と、 前記中央処理装置から送信されたコマンド、前記リアル
    タイム・オペレーティングシステムへのシステムコール
    及び前記ユーザプログラムの実行状況に基づいて、該コ
    マンドの処理を実行し、この実行結果の情報を前記中央
    処理装置に向けて送信する手段とを有し、 前記中央処理装置は、 出力手段と、 前記装置から送信された実行結果の情報に基づいて、前
    記装置を評価し、この評価結果に関する情報を前記出力
    手段に出力させる手段とを有することを特徴とする評価
    システム。
  4. 【請求項4】 前記中央処理装置は、 コマンドに応じた期待値の情報を記憶する記憶手段と、 前記装置から受信した実行結果の情報及び前記中央処理
    装置の記憶手段から読出した期待値の情報に基づいて、
    前記装置が正常か否かを判断する手段とを有することを
    特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の評価シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記コマンドは、 前記ユーザプログラムが実行中であっても前記装置に該
    コマンドの処理を実行させる同期コマンド、 若しくは、前記ユーザプログラムの所定の処理の起動及
    び/又は終了に基づいて、前記装置に該コマンドの処理
    を実行させる非同期コマンドであることを特徴とする請
    求項1〜請求項4いずれかに記載の評価システム。
  6. 【請求項6】 前記ユーザプログラムは、 タスクを有し 前記コマンドは、 タスクが実行中であっても前記装置に該コマンドの処理
    を実行させる同期コマンド、 若しくは、タスクの起動及び/又は終了に基づいて、前
    記装置に該コマンドの処理を実行させる非同期コマンド
    であることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかに
    記載の評価システム。
  7. 【請求項7】 前記中央処理装置の記憶手段には、前記
    コマンドが記憶されてなることを特徴とする請求項1〜
    請求項6いずれかに記載の評価システム。
  8. 【請求項8】 前記中央処理装置は、 所定の時間に、コマンドの処理を前記装置に実行させる
    手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項7いず
    れかに記載の評価システム。
  9. 【請求項9】 リアルタイム・オペレーティングシステ
    ムが起動され、ユーザプログラムが実行される装置(通
    信手段を具備)と、この装置に接続される中央処理装置
    (通信手段、出力手段、記憶手段を具備)とを用いて、
    前記装置の評価を行う方法であって、 前記中央処理装置が、コマンドを前記装置に向けて前記
    中央処理装置の通信手段に送信させるステップと、 前記装置が、前記中央処理装置から送信されたコマンド
    を前記装置の通信手段に受信させるステップと、 前記装置が、前記受信したコマンドに基づいて、該コマ
    ンドの処理を実行するステップと、 前記装置が、該実行の実行結果の情報を前記中央処理装
    置に向けて前記装置の通信手段に送信させるステップ
    と、 前記中央処理装置が、前記装置から送信された実行結果
    の情報を前記中央処理装置の通信手段に受信させるステ
    ップと、 前記中央処理装置が、前記受信した実行結果の情報に基
    づいて、前記装置を評価し、この評価結果に関する情報
    を前記出力手段に出力させるステップとを有することを
    特徴とする評価方法。
  10. 【請求項10】 リアルタイム・オペレーティングシス
    テムが起動され、ユーザプログラムが実行される装置
    (通信手段を具備)と、この装置に接続される中央処理
    装置(通信手段、出力手段、記憶手段を具備)とを用い
    て、前記装置の評価を行う方法であって、 前記中央処理装置が、コマンドを前記装置に向けて前記
    中央処理装置の通信手段に送信させるステップと、 前記装置が、前記中央処理装置から送信されたコマンド
    を前記装置の通信手段に受信させるステップと、 前記装置が、前記受信したコマンド及び前記ユーザプロ
    グラムの実行状況に基づいて、該コマンドの処理を実行
    するステップと、 前記装置が、該実行の実行結果の情報を前記中央処理装
    置に向けて前記装置の通信手段に送信させるステップ
    と、 前記中央処理装置が、前記装置から送信された実行結果
    の情報を前記中央処理装置の通信手段に受信させるステ
    ップと、 前記中央処理装置が、前記受信した実行結果の情報に基
    づいて、前記装置を評価し、この評価結果に関する情報
    を前記出力手段に出力させるステップとを有することを
    特徴とする評価方法。
  11. 【請求項11】 リアルタイム・オペレーティングシス
    テムが起動され、ユーザプログラムが実行される装置
    (通信手段を具備)と、この装置に接続される中央処理
    装置(通信手段、出力手段、コマンドが記憶されている
    記憶手段を具備)とを用いて、前記装置の評価を行う方
    法であって、 前記中央処理装置が、前記中央処理装置の記憶手段から
    コマンドを読出すステップと、 前記中央処理装置が、前記読出したコマンドを前記装置
    に向けて前記中央処理装置の通信手段に送信させるステ
    ップと、 前記装置が、前記中央処理装置から送信されたコマンド
    を前記装置の通信手段に受信させるステップと、 前記装置が、前記受信したコマンド、前記リアルタイム
    ・オペレーティングシステムへのシステムコール及び前
    記ユーザプログラムの実行状況に基づいて、該コマンド
    の処理を実行するステップと、 前記装置が、該実行の実行結果の情報を前記中央処理装
    置に向けて前記装置の通信手段に送信させるステップ
    と、 前記中央処理装置が、前記装置から送信された実行結果
    の情報を前記中央処理装置の通信手段に受信させるステ
    ップと、 前記中央処理装置が、前記受信した実行結果の情報に基
    づいて、前記装置を評価し、この評価結果に関する情報
    を前記出力手段に出力させるステップとを有することを
    特徴とする評価方法。
  12. 【請求項12】 前記中央処理装置は、コマンドに応じ
    た期待値の情報を記憶する記憶手段を具備し、 前記評価方法は、 前記中央処理装置が、前記装置から受信した実行結果の
    情報及び前記中央処理装置の記憶手段から読出した期待
    値の情報に基づいて、前記装置が正常か否かを判断する
    ステップを有することを特徴とする請求項9〜請求項1
    1いずれかに記載の評価方法。
  13. 【請求項13】 前記評価方法は、 前記装置が、前記中央処理装置から受信したコマンドに
    基づいて、ユーザプログラムが実行中であっても該コマ
    ンドの処理を実行させるか否を判断するステップと、 前記装置が、前記ユーザプログラムの所定の処理の起動
    及び/又は終了に基づいて、該コマンドの処理を実行さ
    せるか否を判断するステップとを有することを特徴とす
    る請求項9〜請求項12いずれかに記載の評価方法。
  14. 【請求項14】 前記ユーザプログラムは、タスクを具
    備し、 前記評価方法は、 前記装置が、前記中央処理装置から受信したコマンドに
    基づいて、タスクが実行中であっても該コマンドの処理
    を実行させるステップと、 前記装置が、タスクの起動及び/又は終了に応じて、該
    コマンドの処理を実行させるステップとを有することを
    特徴とする請求項9〜請求項13いずれかに記載の評価
    方法。
  15. 【請求項15】 前記評価方法は、 前記中央処理装置が、所定の時間に前記コマンドの処理
    を前記装置に実行させるステップを有することを特徴と
    する請求項9〜請求項14いずれかに記載の評価方法。
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