JP3979595B2 - 処理液供給ノズル及び処理液供給装置、並びにノズルの洗浄方法 - Google Patents

処理液供給ノズル及び処理液供給装置、並びにノズルの洗浄方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ等の基板上に処理液を供給するための処理液供給ノズル及び処理液供給装置並びにノズル洗浄方法に関し、例えばウエハ表面に層間絶縁膜を形成するための塗布液を供給する処理液供給ノズル及び処理液供給装置並びにノズル洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスの工程において、例えばSOD(Spin On Dielectric)システムにより層間絶縁膜を形成している。このSODシステムでは、半導体ウエハ(以下、ウエハ)上に塗布材料をスピンコートし、加熱等の物理的処理や化学的処理を施して層間絶縁膜を形成している。
例えば、シロキサン系ポリマーや有機ポリマーの層間絶縁膜を形成する場合、有機溶媒にて希釈された材料をウエハ上に吐出し、スピンコータにより塗布する。次に、段階的に目的に応じた環境下にて熱処理等を行う。また、材料によっては、塗布後にアンモニア雰囲気による処理や溶剤置換処理など化学的処理を追加する必要がある。
【0003】
前記したように、ウエハ上に処理液を供給する工程では、レジスト液をウエハ上に塗布する技術と同様にスピンコート法が用いられている。かかるスピンコート法は、例えば、カップ内でスピンチャック上にウエハを載せて回転させ、処理液供給ノズルよりウエハの回転中心に塗布液を供給してウエハ全面に均一に伸展させるものである。
このようなスピンコート工程において用いられる処理液供給装置の処理液供給ノズルは、例えば、ウエハ表面に向けて処理液を吐出する吐出口をその下端に有すると共に、その上端が移動機構によって把持されている。処理液供給ノズルは、この移動機構によってカップ内のウエハの回転中心とカップ外に配置されたドレインカップとの間を移動するように構成されている。
【0004】
ところで、ウエハ表面への処理液供給後に、処理液供給ノズルの先端部に処理液が残存して付着し、前記処理液供給ノズル先端部に付着した処理液は、時間の経過とともに濃縮した液体あるいは凝固物に変化する。これら濃縮した液体や凝固物はウエハへの処理液供給中にウエハ上に落下し、塗布むらや膜厚変動等を起こす原因となる。
【0005】
この課題を解決するため、本願出願人は特開2001−38272号公報(特許文献1)において処理液供給ノズル及び処理液供給装置を提案している。この提案した処理液供給ノズル及び処理液供給装置について、図9、図10に基づいて説明する。図9において、符号51はウエハ表面に絶縁膜を形成する塗布液(処理液)を吐出するための処理液供給ノズル51であって、この処理液供給ノズル51はノズル保持体50によって固定されている。またこの処理液供給ノズル51は、大径管52とその内部に挿通、配置された小径管54とにより構成されている。また前記小径管54の先端部の吐出口55は、大径管52の先端部に形成された吐出口53から突出した状態に構成されている。
更に、前記大径管52と小径管54の間であって前記吐出口53の近傍には、小径管54を大径管52に保持するための保持部材60が設けられている。この保持部材60は、前記したように小径管54を大径管52に固定するものであるが、図10に示すように、後述する洗浄液の流下の障害にならないように複数の孔60aが設けられている。
【0006】
一方、図中の符号56は、ウエハ上に塗布する塗布液(処理液)を貯蔵するタンクであって、ポンプ57を介して前記タンク56内の塗布液(処理液)が小径管54に供給されるように構成されている。
また、図中の符号58は、小径管54の先端部周辺を洗浄するための洗浄液を貯蔵するタンク58であって、ポンプ59を介してタンク58内の洗浄液が大径管52に供給されるように構成されている。
【0007】
このように構成された処理液供給装置では、前記タンク56内の塗布液(処理液)がポンプ57によって小径管54に供給され、吐出口55からウエハ表面に塗布される。
この塗布終了後、処理液供給ノズル51は、図示しないドレインカップ上にノズル保持体50の移動にともなって移動し、小径管54内に残った塗布液をドレインカップ内に吐出する。
ここで、前記小径管54の先端部周辺、特に該先端部外周面には、前記したように塗布液が残存、付着している。そのため、タンク58内の洗浄液をポンプ59によって大径管52に供給し、小径管54の先端部外周面に該洗浄液を這わせ流下させる。この洗浄液の流下によって、小径管54の先端部周辺に付着した塗布液は洗い流され、洗浄される。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−38272号公報(第5頁右欄第29行乃至第6頁左欄第2行、第7図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように特開2001−38272号公報に記載された処理液供給装置にあっては、小径管54の先端部の洗浄を、大径管52内に洗浄液を供給し小径管54の先端部外周面に洗浄液を這わせ流下させることによって行っている。
このとき、洗浄液が小径管54の外周面の一部を流下し、小径管54の外周面全面を満遍なく、流下しないという技術的課題があった。詳述するならば、前記洗浄液が小径管54の外周面に接触し、該外周面に一筋の流れが形成されると、続いて供給された洗浄液は、該外周面の一筋上を流下する。その結果、小径管54の外周面全面を満遍なく流下せず、洗浄液で洗浄されない部分が生じ、かかる部分に塗布液(処理液)が残存するという技術的課題があった。
このように、小径管54の先端部(外周面)に残存する処理液を完全に洗浄することができず、前記した処理液供給ノズルに付着した処理液に起因する、塗布むらや膜厚変動等を抑制できなかった。
【0010】
本発明は、前記したような技術的課題を解決するためになされたものであり、処理液供給ノズルの洗浄時にノズル先端部全体を満遍なく洗浄することができ、ノズル先端部に残った処理液を洗い流すことのできる処理液供給ノズル及び処理液供給装置並びにノズル洗浄方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本発明にかかる処理液供給ノズルは、処理液を吐出する第1の吐出口を備えるノズルと、前記ノズルが有する第1の吐出口よりも大径に形成され、前記ノズルが挿通、突出する第2の吐出口を備えるノズルホルダーと、前記ノズルホルダーの内周面とノズルの外周面との間に形成され前記第2の吐出口に繋がる、少なくとも洗浄液が供給される空間とを具備する処理液供給ノズルであって、前記ノズルが第2の吐出口の中心部に配置される共に、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触し、前記ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させるための回転手段を備えることを特徴としている。
このように、前記ノズルが第2の吐出口の中心部に配置される共に、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触しているため、ノズルホルダーの吐出口から吐出された洗浄液がノズル先端部にまで一様に流れ、ノズルの先端部外周面を満遍なく洗浄することができる。特に、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触しているため、接触部分に残存する処理液が少なく、洗浄液によってより確実に流し落とすことができる。
また、回転手段を設け、ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させることによって、ノズルとノズルホルダーとの接触部に残って除去しにくい処理液を効果的に洗い流すことができる。
【0012】
ここで、前記第2の吐出口が正多角形状に形成され、前記ノズルの外周面が前記正多角形の各辺の中点と点接触の状態で接触していることが望ましい。
このように、第2の吐出口が正多角形状に形成され、前記ノズルの外周面が前記正多角形の各辺の中点と点接触の状態で接触している場合には、洗浄液が流れる第2の吐出口部分が均一な開口面積となり、ノズルホルダーの吐出口からの吐出された洗浄液はノズル先端部に一様に流れ、ノズルの先端部外周面を満遍なく洗浄することができる。
【0013】
また、前記第2の吐出口の内壁に該吐出口の径方向に突出する複数の突起部を形成し、あるいは前記ノズル外周面に複数の突起部を形成し、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触していることが望ましい。
更に、前記ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させるための回転手段を備えることが望ましい。このように回転手段を設け、ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させることによって、ノズルとノズルホルダーとの接触部に残って除去しにくい処理液を効果的に洗い流すことができる。
【0014】
また、前記ノズルホルダー内面に螺旋状溝が形成されていることが望ましい。
このようにノズルホルダー内面に螺旋状溝が形成されているため、洗浄液が回転流となって流れ落ち、ノズル外周面の洗浄効果が増大し、より効果的にノズル洗浄を行うことができる。
また、前記ノズルの外周面が粗面に形成され、親水性を有することが望ましい。このように前記ノズル外周面が親水性である場合には、該外周面に洗浄液の一筋の流れが形成されても、続いて供給された洗浄液は、該外周面の一筋上を流下することなく、外周面全面を満遍なく流下し、ノズルをより確実に洗浄することができる。
【0015】
上記目的を達成するためになされた本発明にかかる処理液供給装置は、処理液を吐出する第1の吐出口を備えるノズルと、前記ノズルが有する第1の吐出口よりも大径に形成され、前記ノズルが挿通、突出する第2の吐出口を備えるノズルホルダーと、前記ノズルホルダーの内周面とノズルの外周面との間に形成され前記第2の吐出口に繋がる、少なくとも洗浄液が供給される空間とを具備し、前記ノズルが第2の吐出口の中心部に配置される共に、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触している処理液供給ノズルを備える処理液供給装置であって、前記ノズルの第1の吐出口に処理液を供給する処理液供給手段と、前記空間内に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、前記ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させるための回転手段を備えることを特徴としている。
【0016】
このように、前記ノズルが第2の吐出口の中心部に配置される共に、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触しているため、ノズルホルダーの吐出口から吐出された洗浄液がノズル先端部に一様に流れ、ノズルの先端部外周面を満遍なく洗浄することができる。特に、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触しているため、接触部分に残存する処理液を抑制でき、洗浄液によって確実に流し落とすことができる。
したがって、この処理液供給装置を用いることによって、前記した処理液供給ノズルに付着した処理液に起因する、塗布むらや膜厚変動等を抑制することができる。
【0017】
また、処理液供給装置においては、前記第2の吐出口が正多角形状に形成され、前記ノズルの外周面が前記正多角形の各辺の中点と点接触の状態で接触していることが望ましい。
また、前記第2の吐出口の内壁に該吐出口の径方向に突出する複数の突起部を形成し、あるいは前記ノズル外周面に複数の突起部を形成し、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触していることが望ましい。
【0018】
また、前記空間内にガスを供給するガス供給手段とを備えることが望ましい。
このようにガス供給手段が備えられているため、洗浄の際、洗浄液と共にガスを空間に供給でき、洗浄効果を向上させることができる。また、洗浄の後、ガスを空間に供給することによって、ノズル外周面の乾燥を速めることができる。
【0019】
また、前記ノズルホルダー内面に螺旋状溝が形成されていることが望ましく、前記ノズルの外周面が粗面に形成され、親水性を有することが望ましい。
【0020】
上記目的を達成するためになされた本発明にかかるノズル洗浄方法は、処理液を吐出供給する処理液供給ノズルの外周面に付着した処理液を洗浄するノズル洗浄方法において、前記ノズル外周面と前記ノズルホルダー内周面の間に形成された空間に洗浄液を供給することによって、前記ノズルが挿通、突出するノズルホルダー吐出口から吐出し、該ノズル外周面に付着した処理液を洗浄する洗浄工程と、前記ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させる工程と、前記回転工程の後、再び前記洗浄工程を行うことを特徴としている。
このように回転手段を設け、洗浄後、ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させ、再び洗浄することによって、ノズルとノズルホルダーとの接触部に残った処理液を効果的に洗い流すことができる。
【0021】
ここで、前記ノズルホルダー内面に螺旋状溝が形成され、前記洗浄液が、前記螺旋状溝に沿って前記ノズル外周面を旋回しながら、前記吐出口から吐出されることが望ましく、前記ノズル外周面と前記ノズルホルダー内周面の間に形成された空間に洗浄液を供給する際、該空間にガスを供給し、該ノズル外周面に付着した処理液を洗浄することが望ましい。また、前記洗浄液による前記ノズル外周面に付着した処理液の洗浄工程の後、前記ノズル外周面と前記ノズルホルダー内周面の間の空間にガスを供給することによって、該ノズル外周面に付着した洗浄液を乾燥処理することが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる処理液供給ノズル及び処理液供給装置並びにノズル洗浄方法について、図1乃至図3に示す一実施形態に基づいて説明する。尚、図1は、例えば前記したSODシステムにおけるSOD塗布処理ユニット(処理液供給装置)の概略構成を示す平面図であり、図2は、処理液供給装置の要部及び処理液供給ノズルの概略構成を示す断面図であり、また、図3は図2に示すノズルホルダー2の内側平面図である。
【0023】
このSOD塗布処理ユニット(処理液供給装置)Aでは、ユニット底の中央部に環状のカップCPが配設され、その内側にスピンチャックが配置されている。スピンチャックは真空吸着によってウエハWを固定保持した状態で、駆動モータの回転駆動力で回転するように構成されている。
処理液供給ノズルBは、カップCPの外側に配設されたノズル待機部80でノズルスキャンアーム81の先端部に着脱可能に取り付けられ、スピンチャックの上方に設定された所定の塗布液(処理液)吐出位置まで移送されるようになっている。ノズルスキャンアーム81は、ユニット底板の上に一方向(Y方向)に敷設されたガイドレール82上で水平移動可能な垂直支持部材83の上端部に取り付けられており、図示しないY方向駆動機構によって垂直支持部材83と一体にY方向で移動するようになっている。
【0024】
このノズルスキャンアーム81は、ノズル待機部80で処理液供給ノズルBを選択的に取り付けるためにY方向と直角なX方向にも移動可能であり、図示しないX方向駆動機構によってX方向にも移動するようになっている。
【0025】
またノズル待機部80で処理液供給ノズルBの吐出口が溶媒雰囲気室の口80aに挿入され、中で溶媒の雰囲気に晒されることで、ノズル先端の処理液が固化または劣化しないようになっている。また、複数本の処理液供給ノズルBが設けられ、処理液の種類に応じてそれらのノズルが使い分けられるようになっている。
【0026】
更に、カップCPとノズル待機部90との間には、ドレインカップ84が設けられており、この位置においてウエハWに対する処理液の供給に先立ち、あるいは供給後に処理液供給ノズルBの洗浄が行われるようになっている。なお、この洗浄については後述する。
【0027】
また、ガイドレール82上には、上記したノズルスキャンアーム81を支持する垂直支持部材83だけでなく、リンスノズルスキャンアーム85を支持しY方向に移動可能な垂直支持部材86も設けられている。リンスノズルスキャンアーム85の先端部には、サイドリンス用のリンスノズル87が取り付けられている。Y方向駆動機構(図示せず)によってリンスノズルスキャンアーム85及びリンスノズル87は、カップCPの側方に設定されたノズル待機位置(実線の位置)とスピンチャックに載置されているウエハWの周縁部の真上に設定されたリンス液吐出位置(点線の位置)との間で並進または直線移動するようになっている。そして、処理液供給ノズルBよりウエハW上に絶縁膜材料を供給した後に、このリンスノズル87によりウエハW表面周辺部にソルベントを供給してこの部分の絶縁膜材料を溶解して除去する。これにより、搬送系によりウエハWを搬送している時にウエハWの絶縁膜がどこかに接触し絶縁膜が剥がれて発塵するのを防止することができる。
【0028】
なお、図1では、図解を容易にするため、処理液供給ノズルBおよびリンスノズル87にそれぞれ接続する配管を図から省いている。また、図1では、ピンセット88がステーションに出入りするための開口部89に取り付けられているシャッタを図から省いている。
【0029】
更に、図2に基づいて、SOD塗布処理ユニット(処理液供給装置)Aについて説明する。
この処理液供給装置Aの要部となる構成は、処理液供給ノズルBと、前記処理液供給ノズルBに塗布液(処理液)を供給する塗布液供給源9と、前記処理液供給ノズルBの洗浄時に洗浄液を供給する洗浄液供給源13と、前記洗浄液を供給する際、ガスを供給するガス供給源12と、前記処理液供給ノズルBを移動させるノズルスキャンアーム81等である。
【0030】
まず、前記処理液供給ノズルBの構成について説明する。この処理液供給ノズルBは、塗布液の吐出口を有するノズル1と、前記ノズル1が挿通、突出する貫通孔3を有するノズルホルダー2と、前記ノズル1に塗布液(処理液)を供給する塗布液供給管4と、前記ノズル1を固定するノズル固定部6と、前記ノズルホルダー2とノズル固定部6とを固定し、ノズルスキャンアーム81に固定されるノズル保持部5とから構成される。
なお、ノズルホルダー2は容易に着脱が可能なように設計されており、ノズルホルダー2を外すことにより、ノズル1が容易に交換できるように構成されている。
【0031】
前記ノズル1の下方部は小径の円形管形状に形成され、その先端には塗布液(処理液)を吐出する第1の吐出口である吐出口1aが設けられている。また、ノズル1上方部は大径の円筒形状に形成され、その中心部に前記吐出口1aに繋がる貫通孔1bが形成されている。更に、前記ノズル1の上方部の外周面には螺子部1cが形成され、ノズル1はノズル固定部6の螺子部6cに回転可能に螺合されている。
また、前記ノズル1の貫通孔1b内には塗布液供給管4が嵌入、固定され、塗布液供給管4から供給される塗布液が、ノズル1の吐出口1aから導出されるように構成されている。
【0032】
前記ノズル1は、耐熱性、耐薬品性が良好な合成樹脂であるテフロン(登録商標)素材により形成されている。テフロン(登録商標)素材は撥水性を有するため、その外周面はノズル1の洗浄時に洗浄液が満遍なく流下し易くなるように、粗面加工が施され、親水化されている。この粗面加工は、例えばUV照射等の化学的処理あるいはヤスリがけ等の機械的処理により成されている。
【0033】
前記ノズル固定部6には、塗布液供給管4を嵌通して固定する貫通孔6aが形成されている。このノズル固定部6の上部外周面には螺子部6bが形成され、ノズルスキャンアーム81に固定されるノズル保持部5の螺子部5bに螺合し、固定されている。このように、ノズル1は、ノズル固定部6を介してノズル保持部5に固定されているため、ノズル1がスピンコート中に揺動することはない。
【0034】
また、前記ノズルホルダー2の中心部には、前記したようにノズル1の下方部(先端部1d)が挿通する貫通孔3が形成されている。また、このノズルホルダー2は椀状形状に形成され、ノズルホルダー2の内周面とノズル1の外周面との間に、洗浄液が導入される空間Sが形成されている。
更に、ノズルホルダー2の外周面には、螺子部2aが形成され、ノズル保持部5の螺子部5aと螺合している。即ち、該ノズルホルダー2は、ノズル回転駆動部11によって、ノズル保持部5に対して、所定角度、例えば90度以内の角度で回転可能に構成されている。
【0035】
このノズルホルダー2の貫通孔3は、図3に示すように正方形形状に形成され、洗浄液を吐出する第2の吐出口である吐出口として機能する。また、前記ノズル1の外周面は、前記正方形の各辺の中点と点接触の状態で接触し、洗浄液が流れる第2の吐出口部分2b1、2b2,2b3,2b4が均一な開口面積となるように形成されている。また、ノズル1の外周面が前記したように正方形の各辺の中点と点接触の状態で接触するため、ノズル1は貫通孔(吐出口)3の中心部に配置される。
【0036】
また、前記ノズル保持部5には、ノズル1を洗浄するための洗浄液あるいは洗浄液を乾燥等するためのN2ガス等のガスを前記空間Sに供給するための液/ガス供給口15が設けられている。この液/ガス供給口15には、バルブ14を介して洗浄液供給手段である洗浄液供給源13と、ガス供給手段であるガス供給源12が接続されている。
また、塗布液供給管4にはバルブ10を介して塗布液供給手段である塗布液(処理液)供給源9が接続されている。
【0037】
なお、この前記ノズル保持部5(螺子部5a)とノズルホルダー2(螺子部2a)は、パッキン7を介して、螺合、固定されている。また、前記ノズル保持部5は、ノズルスキャンアーム81が接続され、ウエハ上の位置とノズル待機位置との間を処理液供給ノズルBを移動できるように構成されている。
【0038】
以上のように構成された処理液供給装置Aにおける塗布液(処理液)吐出からノズル洗浄までの動作について説明する。
先ず、絶縁膜を形成するための塗布液をノズル1からウエハ上へ吐出する場合には、ノズル保持部5に接続されたノズルスキャンアーム81によって、図2に示すノズル1の吐出口1aを、図1に示すウエハWの中心直上部にウエハWと所定の距離をもって位置するように搬送する。
【0039】
その後、ウエハWを回転し、次いでバルブ10を開き、塗布液供給源9からポンプ等の手段によって、塗布液供給管4に塗布液(処理液)を供給する。そして、塗布液供給管4に供給された塗布液(処理液)は、ノズル1の吐出口1aからウエハW上に吐出される。このとき、ウエハWは回転しているため、ウエハW上に供給された塗布液(処理液)は遠心力によりウエハW全面に伸展され塗布される。
【0040】
前記ウエハW上への塗布作業が終了すると、バルブ10が閉じられる。このときノズル1の吐出口1aは開放された状態となっているが、バルブ10が閉じられるため、バルブ10とノズル1の吐出口1aとの間に残存する塗布液(処理液)は、表面張力により吐出口1aから落下することはない。
次いで、ノズル保持部5が固定されたノズルスキャンアーム81によって、ドレインカップ84上に処理液供給ノズルBを搬送する。そして、バルブ10が再び開けられ、バルブ10とノズル1の吐出口1aとの間に残存する塗布液(処理液)がドレインカップ84内に排出される。
【0041】
次に、ノズル1先端部1dに付着した塗布液の洗浄作業を行う。まず、バルブ14において洗浄液供給源13側を開弁し、洗浄液供給源13のポンプを駆動することによって、液/ガス供給口15から空間Sに洗浄液を供給する。このとき、ノズル1とノズルホルダー2の空間Sに、ある程度洗浄液が供給される。供給された洗浄液は、ノズルホルダー2の吐出口である貫通孔3からドレインカップ84内に流れ落ちる。
このとき、前記ノズル1が貫通孔の中心部配置されると共に、その外周面が、図3に示すように、前記正方形の各辺の中点と点接触の状態で接触しているため、洗浄液が流れる第2の吐出口部分2b1、2b2,2b3,2b4は均一な開口面積となる。
【0042】
したがって、ノズルホルダー2の吐出口(貫通孔)3から吐出された洗浄液がノズル先端部1dに一様に流れ、ノズル1の先端部1d外周面を満遍なく洗浄することができる。特に、前記ノズル1の外周面と第2の吐出口(貫通孔)3の内壁とが点接触の状態で接触しているため、接触部分に処理液が残存することなく、洗浄液によって確実に流し落とすことができる。
特に、第2の吐出口(貫通孔)3が正方形状に形成され、前記ノズル1の外周面が前記正方形状の各辺の中点と点接触の状態で接触しているため、洗浄液が流れる第2の吐出口部分2b1、2b2,2b3,2b4が均一な開口面積となり、ノズルホルダー2の吐出口3から吐出された洗浄液がノズル1の先端部1dに一様に流れ、ノズル1の先端部1dの外周面を満遍なく洗浄することができる。
【0043】
次に、前記洗浄を所定時間行った後、前記ノズルを所定定角度回転させ、この回転工程の後、再び洗浄工程を行う。このように、このように回転手段を設け、洗浄後、前記ノズルを所定角度回転させ、再び洗浄することによって、ノズルとノズルホルダーとの接触部に残った処理液を効果的に洗い流すことができる。
【0044】
続いて、ノズル1の外周面とノズルホルダー2内周面に残った洗浄液の乾燥作業を行う。バルブ14において洗浄液供給源13側が閉弁され、ガス供給源12側が開弁される。その結果、ガス供給源12からN2ガスが液/ガス供給口15に供給され、N2ガスは、空間Sに供給された後、ノズルホルダー2の吐出口(貫通孔)3から外部に排出される。
このとき、高圧のN2ガスを供給することにより、ノズル1の外周面及びノズルホルダー2の内周面に付着した洗浄液を、短時間で乾燥することができる。そして、この乾燥処理が行なわれた後、バルブ14を閉じ、ガス供給源12からのN2ガスの供給を停止することによって、塗布液(処理液)吐出からノズル洗浄までの一連の動作が終了する。
【0045】
以上のように、本発明にかかる一実施形態においては、ノズル1外周面とノズルホルダー2内周面の空間Sに洗浄液を流下することにより、ノズル1の外周面全体を満遍なく、洗浄することができる。即ち、洗浄液が行き渡らずに、塗布液が残存するという弊害を防止でき、塗布むらや膜厚変動等の不具合を抑制できる。
【0046】
また、上記実施形態では、洗浄液を供給して洗浄した後、ガスを供給して乾燥するようになしたが、洗浄液を供給する際、ガスを同時に供給するようにしても良い。このように、洗浄液とガスを同時に供給すると洗浄液中にガスが混入した状態となり、洗浄液自体の洗浄効果のほか、ガスの気泡による洗浄効果も得ることができ、より確実にノズル1の外周面全体に付着した塗布液を洗浄することができる。
更に、上記実施形態にあっては、第2の吐出口3を正方形状に形成した場合を示したが、第2の吐出口3を正三角形や正六角形等の正多角形状に形成し、前記ノズル1の外周面が前記正多角形形状の各辺の中点と点接触の状態で接触するように構成しても良い。第2の吐出口3を正三角形状や正方形状の構成とした場合、点接触部が少ないことから各点接触部に残る処理液の総量を少なくすることができる。
【0047】
また、図4及び図5に、図2及び図3に示したノズルホルダー2の吐出口(貫通孔)3を変形した第二の実施形態を示す。なお、図4、5において図2、図3に示した部材と同一、あるいは相当する部材は同一符号で示しており、その詳細な説明は省略する。
【0048】
図4に示すように、この実施形態にあっては、ノズルホルダー20の吐出口(貫通孔)21の内壁に、その径方向に突出する4つの突起部20aが形成されている点に特徴がある。より具体的に説明すると、吐出口21は図5に示されるように円形状であり、4つの前記突起部20aは吐出口21の内壁に沿って均等に配置されている。そして、4つの突起部21aの夫々が、ノズル1外周面に点接触することにより、ノズル1先端部を吐出口21の中心に位置固定している。
これによって、ノズル1の周囲には均等な開口部21b1,21b2,21b3,21b4が形成され、図2及び図3に示した第一の実施形態の場合と同様な作用効果を得ることができる。
【0049】
なお、この実施の形態においては突起部20aを4つとしたが、4つに限定する必要は無く、例えば3つで構成する等、ノズル1先端部1dを吐出口21の中心部に固定でき、かつ、吐出口(貫通孔)21においてノズル1周囲に洗浄液等を一様に流すことのできる複数の開口部が形成される構成であればよい。また、この実施形態にあっては、吐出口21の内壁に突起部20aを形成した場合を示したが、ノズル外周面に複数の突起部を形成し、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触するように構成しても良い。
【0050】
次に、前記ノズルホルダーを変形した第三の実施形態について図6乃至図7に基づき説明する。図6乃至図7において、図2乃至図5に示した部材と同一あるいは相当する部材は同一符号で示すことにより、その詳細な説明は省略する。
この第三の実施形態は、ノズルホルダーの形状のみが異なる。即ち、この実施形態は、図6、7に示すようにノズルホルダー30の内周面に、螺旋状溝30bが形成されている点に特徴がある。この螺旋状溝30bは、ノズルホルダー30の中間部内周面から始まり、ノズルホルダー30の吐出口(貫通孔)31に繋がるように形成され、空間Sに供給された洗浄液に回転流を発生させる。その結果、該洗浄液は、ノズル1の外周面全体を満遍なく流下し、ノズル1の外周面全面を洗浄する。また、吐出口(貫通孔)31から吐出する際にも、洗浄液が回転しているため、ノズル1の先端部を満遍なく洗浄することができる。
また、乾燥時においても、ノズルホルダー30の内周面に形成された螺旋状溝に沿ってガスが流れるため、このガス流も回転流となり、より効果的に洗浄液の乾燥処理が行なわれる。
なお、この実施形態は、図8に示すような、吐出口31の内壁に突起部30aが形成されたノズルホルダー30にも当然に適用することができる。
【0051】
前記した第一乃至第三の実施形態においては、ノズル回転駆動部によって、ノズル1を回転したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ノズルホルダーを回転させても良い。また、前記した第一乃至第三の実施形態においては、ノズル回転駆動部によって、ノズル1を回転させるように構成されているが、ノズル待機部あるいはドレインカップ部にノズル1を回転させるための機構を設けても良い。また、人手によってノズルあるいはノズルホルダーを回転させても良い。
【0052】
また、前記した第一乃至第三の実施形態においては、SODシステムにおけるSOD塗布処理ユニット(処理液供給装置)を例にとって説明したが、本発明はSODシステムによる層間絶縁膜の形成のみならず、SOG(Spin On Glass)膜の形成や、レジスト膜、ポリミド膜、強誘電体、他の絶縁膜等の形成に適用することができる。
上記実施形態では、半導体ウエハを処理する装置について説明したが、FPD(フラットパネルディスプレイ)やマスク等に使用されるガラス基板を処理する装置についても本発明は適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなとおり、処理液供給ノズルの洗浄時にノズル先端部全体を満遍なく洗浄することができ、ノズル先端部に残った処理液を洗い流すことのできる処理液供給ノズル及び処理液供給装置並びにノズル洗浄方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる第一の実施形態の概略構成を示す平面図である。
【図2】図2は、本発明にかかる第一の実施形態の要部の概略構成を示す断面図である。
【図3】図3は、図2に示すノズルホルダーの平面図である。
【図4】図4は、本発明にかかる第二の実施形態の要部を示す断面図である。
【図5】図5は、図4に示したノズルホルダーの吐出口(貫通孔)の平面図である。
【図6】図6は、本発明にかかる第三の実施形態の概略構成を示す断面図である。
【図7】図7は、図6に示したノズルホルダーの平面図である。
【図8】図8は、図6に示したノズルホルダーの変形例を示す平面図である。
【図9】図9は、従来の処理液供給装置の概略構成を示す断面図である。
【図10】図10は、図9に示した保持部材の平面図である。
【符号の説明】
1 ノズル
1a (第1の)吐出口
2 ノズルホルダー
3 (第2の)吐出口(貫通孔)
4 塗布液(処理液)供給管
5 ノズル保持部
6 ノズル固定部
9 塗布液(処理液)供給源
10 バルブ
11 ノズル回転駆動部
12 ガス供給源
13 洗浄液供給源
14 バルブ
15 液/ガス供給口
20 ノズルホルダー
20a 突起部
21 (第2の)吐出口(貫通孔)
30 ノズルホルダー
30a 突起部
31 (第2の)吐出口(貫通孔)
80 ノズル待機部
81 ノズルスキャンアーム
82 ガイドレール
83 垂直支持部材
84 ドレインカップ
A 処理液供給装置(SOD塗布処理ユニット)
B 処理液供給ノズル
W ウエハ

Claims (15)

  1. 処理液を吐出する第1の吐出口を備えるノズルと、前記ノズルが有する第1の吐出口よりも大径に形成され、前記ノズルが挿通、突出する第2の吐出口を備えるノズルホルダーと、前記ノズルホルダーの内周面とノズルの外周面との間に形成され前記第2の吐出口に繋がる、少なくとも洗浄液が供給される空間とを具備する処理液供給ノズルであって、
    前記ノズルが第2の吐出口の中心部に配置される共に、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触し、
    前記ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させるための回転手段を備えることを特徴とする処理液供給ノズル。
  2. 前記第2の吐出口が正多角形状に形成され、前記ノズルの外周面が前記正多角形の各辺の中点と点接触の状態で接触していることを特徴とする請求項1に記載された処理液供給ノズル。
  3. 前記第2の吐出口の内壁に該吐出口の径方向に突出する複数の突起部を形成し、あるいは前記ノズル外周面に複数の突起部を形成し、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触していることを特徴とする請求項1に記載された処理液供給ノズル。
  4. 前記ノズルホルダー内面に螺旋状溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された処理液供給ノズル。
  5. 前記ノズルの外周面が粗面に形成され、親水性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された処理液供給ノズル。
  6. 処理液を吐出する第1の吐出口を備えるノズルと、前記ノズルが有する第1の吐出口よりも大径に形成され、前記ノズルが挿通、突出する第2の吐出口を備えるノズルホルダーと、前記ノズルホルダーの内周面とノズルの外周面との間に形成され前記第2の吐出口に繋がる、少なくとも洗浄液が供給される空間とを具備し、前記ノズルが第2の吐出口の中心部に配置される共に、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触している処理液供給ノズルを備える処理液供給装置であって、
    前記ノズルの第1の吐出口に処理液を供給する処理液供給手段と、前記空間内に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
    前記ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させるための回転手段を備えることを特徴とする処理液供給装置。
  7. 前記第2の吐出口が正多角形状に形成され、前記ノズルの外周面が前記正多角形の各辺の中点と点接触の状態で接触していることを特徴とする請求項6に記載された処理液供給装置。
  8. 前記第2の吐出口の内壁に、該吐出口の径方向に突出する複数の突起部を形成し、あるいは前記ノズル外周面に複数の突起部を形成し、前記ノズル外周面と第2の吐出口の内壁とが点接触の状態で接触していることを特徴とする請求項6に記載された処理液供給装置。
  9. 前記空間内にガスを供給するガス供給手段とを備えることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載された処理液供給装置。
  10. 前記ノズルホルダー内面に螺旋状溝が形成されていることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載された処理液供給装置。
  11. 前記ノズルの外周面が粗面に形成され、親水性を有することを特徴とする請求項6乃至請求項10のいずれかに記載された処理液供給装置。
  12. 処理液を吐出供給する処理液供給ノズルの外周面に付着した処理液を洗浄するノズル洗浄方法において、
    前記ノズル外周面と前記ノズルホルダー内周面の間に形成された空間に洗浄液を供給することによって、前記ノズルが挿通、突出するノズルホルダー吐出口から該洗浄液を吐出し、該ノズル外周面に付着した処理液を洗浄する洗浄工程と、前記ノズルホルダーあるいは前記ノズルのいずれかを所定角度回転させる工程と、前記回転工程の後、再び前記洗浄工程を行うことを特徴とするノズル洗浄方法。
  13. 前記ノズルホルダー内面に螺旋状溝が形成され、前記洗浄液が、前記螺旋状溝に沿って前記ノズル外周面を旋回しながら、前記吐出口から吐出されることを特徴とする請求項12に記載されたノズル洗浄方法。
  14. 前記ノズル外周面と前記ノズルホルダー内周面の間に形成された空間に洗浄液を供給する際、該空間にガスを供給し、該ノズル外周面に付着した処理液を洗浄することを特徴とする請求項12または請求項13に記載されたノズル洗浄方法。
  15. 前記洗浄液による前記ノズル外周面に付着した処理液の洗浄工程の後、前記ノズル外周面と前記ノズルホルダー内周面の間の空間にガスを供給することによって、該ノズル外周面に付着した洗浄液を乾燥処理することを特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれかに記載されたノズル洗浄方法。
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