JP3979235B2 - 抽選の管理システムおよび管理方法、並びに、秘密情報の管理システムおよび管理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金銭、賞品、又はサービス、等が当る抽選に用いる番号、記号、等々の情報が隠蔽してある抽選券[代表例は、宝くじ、くじ、等。]、あるいは、何等かのサービス等を受けられるべき正当な者に限ってそのサービス等が受けられるように秘密の情報[秘密情報]を知らせる為に秘密情報が隠蔽してある秘密情報媒体[代表例は、その購入者に秘密情報である固有のコードを割り振る為のプリペイド式カード、等。]であって、普段は秘密にされるべき情報が秘密に維持されるように隠蔽してあるが、抽選を行う場合や秘密情報の受け渡しを行う場合には、その隠蔽性を消失させることによって、そこに記録されている秘密の情報を視認できるようにして、その視認できるようにされた情報に基づいて、前記金銭、賞品、又はサービス、等を提供し、あるいは或る秘密情報を受け渡しする分野で利用できる技術である。
特に、改ざん又はその他の不正の予防とか、万一不正があった場合の発見を容易にすることに効果的であって、また、前記抽選や秘密情報の提供に際してゲーム性やギャンブル性を加味させるニーズにも効果的な、抽選あるいは秘密情報の受け渡しに好適な管理システムおよび管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
隠蔽層で剥離可能な隠蔽してなるくじ付き印刷物は、例えば、アルミ粉を用いたシルバー色のゴム系隠蔽インキを用いて、抽選情報部や秘密情報部を隠蔽し、誰でもがその場で抽選券(くじ)の情報をコイン等で削って情報を取り出していた。これは抽選情報が固定されていて既に当たりはずれが定まっており、その確認のための開封(隠蔽層除去)を利用者が行うものである。
従来のくじ構成では、人間の手で簡単に開封できるという利便性もあったが、削る順番で抽選券の価値が変化するようなシステムに対しては、削って置いてまた隠蔽する等の不正が比較的容易にできるため使用できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、抽選、その他に関わる秘密の情報を普段は秘密に維持することができる情報記録媒体(抽選券または秘密情報媒体)を使用して、抽選を行うとか、又は秘密情報の受け渡しを行う場合に、普段は秘密の情報を隠蔽している部分の隠蔽性を加熱によって消失させることにより、そこにある情報が視認可能になることを用いて、抽選や秘密情報の受け渡しに適用することができ、特には、改ざん又はその他の不正の予防とか、万一不正があった場合の発見を容易にすることに効果的であって、また、前記抽選や秘密情報の提供に際してゲーム性やギャンブル性を加味させるニーズにも効果的な、抽選の管理システムおよび管理方法、並びに、秘密情報の管理システムおよび管理方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、単層または複数層で出来た透明基材の片面側に、該透明基材に近い側から少なくとも低融点金属薄膜層と透明性を有する保護層とが設けてあり、該透明基材の他面側に、該透明基材に近い側から少なくとも抽選情報層と光反射層とが設けてあり、該抽選情報層には、抽選に用いられる情報である抽選情報が記録されてあり、該低融点金属薄膜層は、該抽選情報を該保護層がある側から視認できないように隠蔽性を有しているが、該低融点金属薄膜層は、加熱により溶融して元の薄膜の状態ではなくなり該隠蔽性が失われることによって、該抽選情報が該保護層がある側から視認できるようになる抽選券を使用して抽選を管理するシステムであって、
前記低融点金属薄膜層の加熱を選択的に行うことができる加熱装置、及び、前記抽選に関わる該加熱の処理の回数、及び、該回数に応じて或る形状を選定するルールに従って、該加熱手段を用いた選択的な加熱により該低融点金属薄膜層の前記隠蔽性が失われる領域の輪郭の形状が該選定された形状になるように、該加熱手段を制御する制御装置、少なくとも以上を具備することを特徴とする抽選の管理システムである。
【0005】
また、請求項2に記載の発明は、単層または複数層で出来た透明基材の片面側に、該透明基材に近い側から少なくとも低融点金属薄膜層と透明性を有する保護層とが設けてあり、該透明基材の他面側に、該透明基材に近い側から少なくとも抽選情報層と光反射層とが設けてあり、該抽選情報層には、抽選に用いられる情報である抽選情報が記録されてあり、該低融点金属薄膜層は、該情報を該保護層がある側から視認できないように隠蔽性を有しているが、該低融点金属薄膜層は、加熱により溶融して元の薄膜の状態ではなくなり該隠蔽性が失われることによって、該抽選情報が該保護層がある側から視認できるようになる抽選券を使用して抽選を管理する方法であって、
前記抽選に関わる前記加熱の処理の回数、及び、該回数に応じて或る形状を選定するルールに従って、前記低融点金属薄膜層を選択的に加熱することにより前記隠蔽性を失わせる領域の輪郭の形状を該選定された形状になるように、該加熱を制御することを特徴とする抽選の管理方法である。
【0006】
また、請求項3に記載の発明は、単層または複数層で出来た透明基材の片面側に、該透明基材に近い側から少なくとも低融点金属薄膜層と透明性を有する保護層とが設けてあり、該透明基材の他面側に、該透明基材に近い側から少なくとも秘密情報層と光反射層とが設けてあり、該秘密情報層には、秘密の情報である秘密情報が記録されてあり、該低融点金属薄膜層は、該秘密情報を該保護層がある側から視認できないように隠蔽性を有しているが、該低融点金属薄膜層は、加熱により溶融して元の薄膜の状態ではなくなり該隠蔽性が失われることによって、該秘密情報が該保護層がある側から視認できるようになる秘密情報媒体を使用した秘密情報を管理するシステムであって、
前記低融点金属薄膜層の加熱を選択的に行うことができる加熱装置、及び、前記秘密情報を視認できるようにする該加熱の処理の回数、及び、該回数に応じて或る形状を選定するルールに従って、該加熱手段を用いた選択的な加熱により該低融点金属薄膜層の前記隠蔽性が失われる領域の輪郭の形状が該選定された形状になるように、該加熱手段を制御する制御装置、少なくとも以上を具備することを特徴とする秘密情報の管理システムである。
【0007】
また、請求項4に記載の発明は、単層または複数層で出来た透明基材の片面側に、該透明基材に近い側から少なくとも低融点金属薄膜層と透明性を有する保護層とが設けてあり、該透明基材の他面側に、該透明基材に近い側から少なくとも秘密情報層と光反射層とが設けてあり、該秘密情報層には、秘密の情報である秘密情報が記録されてあり、該低融点金属薄膜層は、該秘密情報を該保護層がある側から視認できないように隠蔽性を有しているが、該低融点金属薄膜層は、加熱により溶融して元の薄膜の状態ではなくなり該隠蔽性が失われることによって、該秘密情報が該保護層がある側から視認できるようになる秘密情報媒体を使用して秘密情報を管理する方法であって、
前記秘密情報を視認できるようにする前記加熱の処理の回数、及び、該回数に応じて或る形状を選定するルールに従って、前記低融点金属薄膜層を選択的に加熱することにより前記隠蔽性を失わせる領域の輪郭の形状を該選定された形状になるように、該加熱を制御することを特徴とする秘密情報の管理方法である。
【0008】
尚、本発明が特に好適なのは、いわゆる抽選の類(宝くじ、くじ、等)への適用である。とりわけ高額な賞金、又は高価な賞品とかサービスが当る抽選への適用が、ギャンブル性又はゲーム性も加わる為に、傾向として、不正を企む者のターゲットに成り易い点も心配されるので、その不正対策に好適となる。
また、本発明でいう『抽選券』とか『秘密情報媒体』の形態は、いわゆる券状、カード状、又は、その他の任意の形状のいずれでも構わない。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、代表例であるカード状を成す抽選券を一例に挙げて、詳細に説明する(請求項1,2で云う抽選券に対応)。尚、形態として特にカード状のものを代表例に挙げたのは、カード状であれば、既存のカード状情報記録媒体に対する加熱装置(例えば、加熱や冷却の仕方によって情報の書き換えや消去が可能な可逆性感熱情報記録媒体を使用する既存の加熱装置)とか、あるいは、その加熱装置に関わる技術やノウハウを比較的簡単に流用することもでき、便利だからである。
ちなみに、請求項3,4で云う秘密情報媒体も、基本的に、この抽選券と同様の技術を適用して得ることができる。
図1は、本発明による抽選券1の一実施例を示す平面図である。図2は図1の抽選券1のX−X線における断面図である。
図2に示すように、本発明による抽選券1は、透明基材11の一方の側に低融点金属薄膜層12、保護層13、絵柄層16が設けられ、他方の側に抽選情報層14と光反射層15が設けられたものである。
低融点金属薄膜層12は、下方の抽選情報層14に記録されている情報を隠蔽するものであって、従来のゴム系隠蔽インキを用いた剥離層を持つタイプの抽選選券(スクラッチオフ式くじ)の場合とは異なり、低融点金属薄膜層12の金属の融点以上の温度になるように、サーマルヘッド等で選択的に加熱することによって選択的に溶融させ、隠蔽性を失わせ、透明基材を介して抽選情報を見ることができるようにした抽選券(くじ)である。
【0010】
抽選情報を印刷した面に金属薄膜層を直接に蒸着法によって設けたり、プラ今ー層を設けてから蒸着法によって設けたりしても、その層厚が薄いと抽選情報が肉眼で見えてしまい完全な隠蔽が困難であった。この間隙としては、約10μm以上を必要とする。本発明においては、厚さ10μm以上の透明基材の一方の側に低融点金属薄膜層を、また他方の側に抽選情報層を設けることによって、この間隙を保ち、低融点金属薄膜層の下方にある抽選情報の視認性をなくしたものである。
【0011】
抽選情報層14は、抽選にもちいられる情報の層である。抽選情報層は、インキを使用して文字、記号、数字、図形、または画像の少なくともいずれかが透明基材の低融点金属薄膜層がない側の面に設けられる。抽選情報層が設けられる面は光反射層上の透明基材側に向いた面、あるいは透明基材と光反射層との間に透明層が設けてある時は、その透明層の上下いずれかでもよい。
抽選情報層とは、抽選にもちいられる情報がインキによって表示された層を示すが、この透明層が設けてある場合はインキと透明層合わせて抽選情報層と考えてよい。
【0012】
図1の抽選券1は、抽選装置(図示せず)に入れ抽選番号を選択すると図3のように露出部27が露出され抽選情報層14の情報を目視できる。しかしながらこの露出部の形状が四角等の単純な形のみでは、テンプレートおよびカッター等で低融点金属薄膜層12を削り取ることによる、不正・改ざんが行われる可能性がある。そこで、2回目の抽選時は、抽選装置に入れ抽選番号を選択した場合、図4のように露出部28の形状を変化させた状態にて抽選情報層14の情報を目視させることにする。さらに同じように3回目の抽選時には、図5のように露出部29の形状をさらに異なるものにすることで、不正・改ざんを防止する。
【0013】
【実施例】
本発明を、具体的な実施例をあげて詳細に説明する。
【0014】
<実施例1>
透明基材として188μm透明PET上にグラビアコーティング法により接着アンカー層(ポリエステル樹脂)を3μm設け、その上にSn(融点230℃)を蒸着法により100nmの厚さで設けた。
その上に保護層としてグラビアコーティング法によりアクリル樹脂(+ワックス系滑剤)を厚さ3μmで設けた上にオフセット印刷法により絵柄層を設けた。次に、絵柄層などが設けられた透明基材と反対側に、グラビア印刷法によりインクジェット受像層を15μm設けた上に、あらかじめプログラムされたゲームの情報をインクジェットプリンターにより逆さ文字(鏡面文字)にて印字して抽選情報層を形成した。
さらに、該抽選情報層上にスクリーン印刷法により銀インキ(東洋インキ製造(株)製「SS6K+アルミペースト」)を印刷後の膜厚が10μmになるように設け光反射層とした。こうして加熱によって不可逆に情報を開封できる抽選券を得た。
【0015】
前記抽選券をサーマルプリンタが内蔵された抽選装置に挿入し、所定の部分の抽選(金属薄膜層の除去)を行ったところ、四角形に金属薄膜層部分の窓が抜かれ、抽選情報層の一部が目視で確認できるように露出された。さらに同じ抽選券を抽選装置に挿入し、所定の部分の抽選を行ったところ、今度は六角形に金属薄膜部分の窓が抜かれた。再度、同様の操作を行ったところ、十字形に金属薄膜部分の窓が抜かれた。
【0016】
【発明の効果】
本発明により、例えば抽選の場合、抽選券を前記加熱装置にかけて、隠蔽性を有する低融点金属薄膜層のうち希望する領域を選択的に加熱させてその隠蔽性を消失させ、そこの抽選情報を視認可能とする場合に、抽選に関わる加熱の処理の回数、及び、その回数に応じて或る形状を選定するルールに従って、選択的な加熱により低融点金属薄膜層の隠蔽性が失われる領域の輪郭の形状が前記選定された形状になるように、加熱を制御する。これによると、改ざん又はその他の不正を企てる者がもしそのルールを知らない場合は、その不正が試みられた抽選券の隠蔽性が消失された領域の輪郭の形状は、そのルールに則さない形状を呈することになる。
【0017】
また、加熱の処理の回数に関係してその輪郭形状が変わる為に、ゲーム性や遊び心を刺激する。
特に、もし隠蔽してあった情報を、ステップを踏んで順に視認可能にしてゆきながら、当りの場合に獲得する賞金額や賞品・サービスが次第に多大に成る一方で、ハズレの場合に獲得できる賞金の額とか賞品・サービスの質や量が低下するか、又は、その手前のステップまでで仮に獲得していた賞金や賞品・サービスが全て没収されてしまう等の規則のある抽選に適用する場合、ギャンブル性も加味される。この為、その抽選のステップの進行具合が、前記隠蔽性を消失した領域の輪郭の形状の変化と関係付けられることから、抽選好きの人には楽しみの大きい抽選を提供できることになる。
【0018】
このように本発明によれば、抽選用の抽選券の類とか、秘密の情報を普段は秘密に維持することができる情報記録媒体(抽選券または秘密情報媒体)を使用して、抽選を行うとか、又は秘密情報の受け渡しを行う場合に、普段は秘密の情報を隠蔽している部分の隠蔽性を加熱によって消失させることにより、そこにある情報が視認可能になることを用いて、抽選や秘密情報の受け渡しに適用することができ、特には、改ざん又はその他の不正の予防とか、万一不正があった場合の発見を容易にすることに効果的であって、また、前記抽選や秘密情報の提供に際してゲーム性やギャンブル性を加味させるニーズにも効果的な、抽選の管理システムおよび管理方法、並びに、秘密情報の管理システムおよび管理方法を提供することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による抽選券の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の抽選券X−X線における断面図である。
【図3】図1の抽選券を1回抽選した結果を示す図である。
【図4】図1の抽選券を2回抽選した結果の窓空き状態を示す図である。
【図5】図1の抽選券を3回抽選した結果の窓空き状態を示す図である。
【符号の説明】
1 抽選券
11 透明基材
12 低融点金属薄膜層
13 保護層
14 抽選情報層
15 光反射層
16 絵柄層
27、28、29露出部
Claims (4)
- 単層または複数層で出来た透明基材の片面側に、該透明基材に近い側から少なくとも低融点金属薄膜層と透明性を有する保護層とが設けてあり、該透明基材の他面側に、該透明基材に近い側から少なくとも抽選情報層と光反射層とが設けてあり、
該抽選情報層には、抽選に用いられる情報である抽選情報が記録されてあり、
該低融点金属薄膜層は、該抽選情報を該保護層がある側から視認できないように隠蔽性を有しているが、該低融点金属薄膜層は、加熱により溶融して元の薄膜の状態ではなくなり該隠蔽性が失われることによって、該抽選情報が該保護層がある側から視認できるようになる抽選券を使用して抽選を管理するシステムであって、
前記低融点金属薄膜層の加熱を選択的に行うことができる加熱装置、及び、
前記抽選に関わる該加熱の処理の回数、及び、該回数に応じて或る形状を選定するルールに従って、
該加熱手段を用いた選択的な加熱により該低融点金属薄膜層の前記隠蔽性が失われる領域の輪郭の形状が該選定された形状になるように、該加熱手段を制御する制御装置、
少なくとも以上を具備することを特徴とする抽選の管理システム。 - 単層または複数層で出来た透明基材の片面側に、該透明基材に近い側から少なくとも低融点金属薄膜層と透明性を有する保護層とが設けてあり、該透明基材の他面側に、該透明基材に近い側から少なくとも抽選情報層と光反射層とが設けてあり、
該抽選情報層には、抽選に用いられる情報である抽選情報が記録されてあり、
該低融点金属薄膜層は、該情報を該保護層がある側から視認できないように隠蔽性を有しているが、該低融点金属薄膜層は、加熱により溶融して元の薄膜の状態ではなくなり該隠蔽性が失われることによって、該抽選情報が該保護層がある側から視認できるようになる抽選券を使用して抽選を管理する方法であって、
前記抽選に関わる前記加熱の処理の回数、及び、該回数に応じて或る形状を選定するルールに従って、
前記低融点金属薄膜層を選択的に加熱することにより前記隠蔽性を失わせる領域の輪郭の形状を該選定された形状になるように、該加熱を制御することを特徴とする抽選の管理方法。 - 単層または複数層で出来た透明基材の片面側に、該透明基材に近い側から少なくとも低融点金属薄膜層と透明性を有する保護層とが設けてあり、該透明基材の他面側に、該透明基材に近い側から少なくとも秘密情報層と光反射層とが設けてあり、
該秘密情報層には、秘密の情報である秘密情報が記録されてあり、
該低融点金属薄膜層は、該秘密情報を該保護層がある側から視認できないように隠蔽性を有しているが、該低融点金属薄膜層は、加熱により溶融して元の薄膜の状態ではなくなり該隠蔽性が失われることによって、該秘密情報が該保護層がある側から視認できるようになる秘密情報媒体を使用した秘密情報を管理するシステムであって、
前記低融点金属薄膜層の加熱を選択的に行うことができる加熱装置、及び、
前記秘密情報を視認できるようにする該加熱の処理の回数、及び、該回数に応じて或る形状を選定するルールに従って、
該加熱手段を用いた選択的な加熱により該低融点金属薄膜層の前記隠蔽性が失われる領域の輪郭の形状が該選定された形状になるように、該加熱手段を制御する制御装置、
少なくとも以上を具備することを特徴とする秘密情報の管理システム。 - 単層または複数層で出来た透明基材の片面側に、該透明基材に近い側から少なくとも低融点金属薄膜層と透明性を有する保護層とが設けてあり、該透明基材の他面側に、該透明基材に近い側から少なくとも秘密情報層と光反射層とが設けてあり、
該秘密情報層には、秘密の情報である秘密情報が記録されてあり、
該低融点金属薄膜層は、該秘密情報を該保護層がある側から視認できないように隠蔽性を有しているが、該低融点金属薄膜層は、加熱により溶融して元の薄膜の状態ではなくなり該隠蔽性が失われることによって、該秘密情報が該保護層がある側から視認できるようになる秘密情報媒体を使用して秘密情報を管理する方法であって、
前記秘密情報を視認できるようにする前記加熱の処理の回数、及び、該回数に応じて或る形状を選定するルールに従って、
前記低融点金属薄膜層を選択的に加熱することにより前記隠蔽性を失わせる領域の輪郭の形状を該選定された形状になるように、該加熱を制御することを特徴とする秘密情報の管理方法。
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