JP3979211B2 - ステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置 - Google Patents
ステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3979211B2 JP3979211B2 JP2002217296A JP2002217296A JP3979211B2 JP 3979211 B2 JP3979211 B2 JP 3979211B2 JP 2002217296 A JP2002217296 A JP 2002217296A JP 2002217296 A JP2002217296 A JP 2002217296A JP 3979211 B2 JP3979211 B2 JP 3979211B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- stainless steel
- steel scrap
- evaporator
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
Landscapes
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばステンレス鋼板を研削又は/及び研磨するときに発生するステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ステンレス鋼製造工程には、鏡面仕上げのための研削、研磨が含まれることもあり、それに伴って油の付着したステンレス鋼屑が発生することがあるが、そのステンレス鋼屑は高価格であって、製鋼原料として電気炉で溶解されることによって再利用されている。しかしながら、多量の油が付着したものは、電気炉で溶解するときに爆発燃焼するおそれがあるため分離・除去されなければならない。
【0003】
ステンレス鋼屑に付着した油を除去する技術として、既に幾つかのものが提案されている。例えば、特公昭52−35003号公報には、ステンレス鋼屑を遠心分離や圧搾によって付着した油を分離されると共に、塊とされたうえ、仮焼され、残った油を焼き尽されるよう記載されているが、その際ステンレス鋼屑も酸化するため、再利用時に多量の還元剤が必要であるという問題点がある。
【0004】
また、例えば、特公昭58−44106号公報や特開平3−237191号公報には、気密の釜内に入れられ、静止しの状態で外から加熱され、油が蒸発・分離されるよう、記載されているが、中央部の加熱が遅れ、そのうえバッチ方式であるため、極めて生産性が低いという問題点がある。
【0005】
それに対して、特開平7−34086号公報や特開平7−126761号公報には、特公昭52−35003号公報に提案のように形成された塊がプツシャで押されて一方向に略連続的に移動する間に間接加熱され、油が蒸発・分離されるよう記載されているが、塊が大きければ大きい程、その中心の加熱が遅れるため、連続式でありながら、なお生産性が低いという問題点がある。
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、上記従来の技術の欠点が解消された、生産性に優れた、ステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明のステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置は、油が付着したステンレス鋼屑を、還元性雰囲気中を撹拌しながら連続的に搬送すると共に、外部から間接加熱することによって前記油を蒸発させるよう構成された油蒸発器と、その油蒸発器を囲み、且つ、蒸発した油蒸気をそのまま燃焼させることによって、油が付着したステンレス鋼屑を外から間接加熱するように構成された加熱炉と、を備え、前記油蒸発器は、前記加熱炉と連通し、蒸発した油蒸気を前記加熱炉に直接供給可能な開口部と、該開口部からステンレス鋼屑が前記加熱炉へ排出されることを防止する手段と、を備える。
【0007】
第2の発明は、第1の発明の構成に加えて、前記油蒸発器は、水平又は傾斜した回転円筒であり、前記開口部からステンレス鋼屑が前記加熱炉へ排出されることを防止する手段は、前記開口部に前記油蒸発器の内側に向かって取付けられた短管である。
【0008】
第3の発明は、第1の発明の構成に加えて、前記油蒸発器は、水平又は傾斜した静止筒、及びその内部にステンレス鋼屑を撹拌、搬送する撹拌部材を備え、前記開口部は、前記静止筒の上面に設けられ、前記開口部からステンレス鋼屑が前記加熱炉へ排出されることを防止する手段は、該開口部に上向きに取付けられた短管である。
【0013】
第1発明によれば、ステンレス鋼屑が還元雰囲気中を撹拌されながら連続的に通過する間に、外側から間接加熱されるため、加熱が全体にわたって均一であって、局所的に加熱(油の蒸発)の遅れが生じることもなく、短い時間に油の蒸発が完了し、生産性に優れている。また、油蒸発器と加熱炉とが開口部で連通されるので、蒸発した油蒸気をステンレス鋼屑の間接加熱燃料としてそのまま利用することが可能となり、熱経済性にも優れる。また、蒸発した油の移動通路が極めて短くなり、装置が簡略化される。このとき、開口部からステンレス鋼屑が加熱炉へ排出されることを防止する手段を備えるので、安全、確実にステンレス鋼屑から油を分離・除去することができる。
【0014】
第2の発明によれば、第1の発明の作用効果に加えて、油が付着したステンレス鋼屑の撹拌搬送、均一加熱が、構造簡単で故障の少ない回転円筒の回転に伴う転動によって確実、効果的に行われる。また、前記開口部からステンレス鋼屑が加熱炉へ排出されることを防止する手段が、開口部に油蒸発器の内側に向かって取付けられた短管であるので、ステンレス鋼屑が加熱炉に排出されることを確実に防止することができる。
【0015】
第3の発明によれば、第1の発明の作用効果に加えて、油が付着したステンレス鋼屑の撹拌搬送、均一加熱が、内部にステンレス鋼屑を撹拌する撹拌部材によって、回転円筒に比較してより高充填率の状態で、確実、効果的に行われる。また、前記開口部は、前記静止筒の上面に設けられ、前記開口部からステンレス鋼屑が前記加熱炉へ排出されることを防止する手段は、該開口部に上向きに取付けられた短管であるので、ステンレス鋼屑が加熱炉に排出されることを確実に防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態例について、図1により説明すると、R1は水平又は僅かに傾斜した回転円筒よりなる油蒸発器であって、図の左側の端は、供給室CI、図の右側の端は、排出室COにそれぞれ挿入され、それぞれシール部分によってガス(又は蒸気)の出入、特に空気の漏入がないよう気密にシールされている。
【0017】
供給室CIの水平中心線に沿って油蒸発器R1の開口端に向って、油の付着したステンレス鋼屑Dが気密に供給されるよう、スクリューコンベアSCが挿入されている。また、油蒸発器R1の末端円形部分はガス(又は蒸気)の出入が極力少なくなるよう蓋で覆われているが、周囲に油が除去されたステンレス鋼屑Dが円滑に排出されるよう周囲側面に排出孔HOが穿けられている。
【0018】
次にF1は油蒸発器R1を囲むように設けられた、その内部を通過する油の付着したステンレス鋼屑Dを間接加熱する加熱炉であって、空気が供給され、起動時等に必要に応じて供給される補助燃料FGが燃焼されると共に、正常運転時には、ステンレス鋼屑Dの加熱によって蒸発した油蒸気OVが導かれ、燃焼されるよう構成されている。
【0019】
そのために、蒸発した油蒸気OVが油蒸発器R1から加熱炉F1にそのまま最短距離で導入されるよう、蒸発器R1の側面には、両者を連通する複数の開口H1が穿けられている。また、この開口H1には、油蒸発器R1内のステンレス鋼屑Dが加熱室Fに排出されないよう、油蒸発器R1の内側に向って、長さがステンレス鋼屑Dの充填高さより大きい短管が突設されている。
【0020】
作用について説明する。起動に当たっては、先ず加熱室F1に空気と補助燃料FGが供給され、補助燃料FGの燃焼によって油蒸発器R1が予熱される。この間、油蒸発器R1は均一加熱されるよう、間欠的に天地されるか、低速度で回転される。次いで蒸発器R1内に蒸気又は窒素等の不活性ガスが充たされ、内部が還元性雰囲気になった状態で、スクリューコンベアSCによって、例えば10%以下の油の付着したステンレス鋼屑Dが所定の速度で回転される油蒸発器R1の入口に供給される。
【0021】
油蒸発器R1の入口に供給される、油の付着したステンレス鋼屑Dは、予め遠心分離器等で付着した油の大半が分離、回収されたものが好ましい。その油の付着したステンレス鋼屑Dは、油蒸発器R1の回転によって転動、撹拌されながら、搬送され、出口から排出される。
【0022】
この間、油の付着したステンレス鋼屑Dは、加熱炉F1の燃焼ガスによって300℃以上の温度に均一に間接加熱されると、付着した油の蒸発が開始され、さらに部分的に加熱遅れが生じることなく、500℃(好ましくは450℃)以下に温度に均一に間接加熱されることによって、出口から排出されまでに全ての油が蒸発、除去される。 なお、油が分離、除去されたステンレス鋼屑Dは、途中図示されないクーラで冷却されるか、又はそのまま、適当な大きさ、形状の塊に成形され、製鋼用の原料として再利用される。
【0023】
しかも、蒸発によって生じた油蒸気OVは複数の開口H1を通ってそのまま加熱室Fに導かれ、燃焼する。従って、加熱炉F1では、油蒸気OVの燃焼による熱の増量に伴なって、補助燃料FGが徐々に減らされ、最終的には失火防止のパイロットバーナ(図示省略)への供給分を残して、その供給が絶たれる。
【0024】
以上のように油の付着したステンレス鋼研磨屑Dが、還元雰囲気中を撹拌されながら連続的に通過する間に、外側から間接加熱されるため、加熱が全体にわたって均一であって、局部的に加熱(油の蒸発)の遅れが生じることもなく、短い時間に油の蒸発が完了し、生産性に優れている。
【0025】
そのうえ、蒸発した油蒸気OVが、前記油が付着したステンレス鋼屑Dの間接加熱の燃料として、そのまま利用されるため、蒸発した油蒸気OVの冷却液化等の余分の処理が不要であって、操作が簡略化されると共に、熱経済性にも優れている。
【0026】
さらに、油が付着したステンレス鋼屑Dの撹拌搬送、均一加熱が、構造簡単で故障の少ない回転円筒の回転に伴う転動によって確実、効果的に行われると共に、油蒸発器R1と加熱炉F1とが複数の開口H1で連通されており、油蒸気の移動通路が極めて短く、それだけ装置が簡略化されると共に、熱経済性にも優れている。
【0027】
次に第2の実施の形態例について、図2により説明する。R2は第1の実施の形態例に使用されるものとは形式の異なる油蒸発器であつて、水平又は僅かに傾斜した静止筒の内部にステンレス鋼屑Dを撹拌する撹拌部材Kを備えているものである。撹拌部材Kとしては、一軸又は複数の軸に周囲に設けられたスクリュー、リボンスクリュー、種々の形状の翼等多様のものが使用可能である。
【0028】
この油蒸発器R2は、軸の貫通部分、ステンレス鋼屑Dの供給部分、排出部分に隙間又は開口を有するが、軸の貫通部分は、公知の軸シール部材により、また、ステンレス鋼屑Dの供給部分、排出部分は、いずれもロックダンパ、二重ダンパ等で容易にシール可能であり、回転円筒に比してシール性に優れている。
【0029】
次にF2は油蒸発器R2を囲むように設けられた、その内部を通過する油の付着したステンレス鋼屑Dを加熱する加熱炉であって、第1の実施の形態例同様に、空気が供給され、起動時等に必要に応じて供給される補助燃料FGが燃焼されると共に、正常運転時には、ステンレス鋼屑Dの加熱によって蒸発した油蒸気OVが導かれ、燃焼されるよう構成されている。
【0030】
そのために、蒸発した油蒸気OVが油蒸発器R2から加熱炉F1にそのまま最短距離で導入されるよう、蒸発器R2の上面には、両者を連通する複数の開口H2が穿けられている。なお、各開口H2には、ステンレス鋼屑Dが跳び出さないよう、上向きの鉛直の短管が突設されている。
【0031】
作用について説明する。起動に当たっては、油蒸発器R2では撹拌部材Kが回転され、加熱室F2では空気と補助燃料FGが供給され、補助燃料FGが燃焼することによって油蒸発器R1が予熱される。次いで蒸発器R1内に蒸気又は窒素等の不活性ガスが充たされ、内部が還元性雰囲気になった状態で、油の付着したステンレス鋼屑Dが入口に供給される。
【0032】
油蒸発器R2の入口に供給される、油の付着したステンレス鋼屑Dは、上述のように、予め遠心分離器等で付着した油の大半が分離、回収されたものが好ましい。その油の付着したステンレス鋼屑Dは、油蒸発器R1の撹拌部材Kの回転によって撹拌されながら、搬送され、出口から排出される。
【0033】
この間、例えば10%以下の油の付着したステンレス鋼屑Dは、上述のように、加熱炉F2の燃焼ガスによって部分的に加熱遅れが生じることなく、均一に間接加熱され、付着した油の蒸発が開始され、それが出口から排出されまでに全ての油が300〜500℃の温度で蒸発、除去される。なお、油が分離、除去されたステンレス鋼屑Dは、途中図示されないクーラで冷却されるか、又はそのまま、適当な大きさ、形状の塊に成形され、製鋼用の原料として再利用されることは上述のものと同様である。
【0034】
しかも、上述のように、蒸発によって生じた油蒸気OVは複数の開口H2を通ってそのまま加熱室F2に導かれ、燃焼する。従って、加熱炉F2では、油蒸気OVの燃焼による熱の増量に伴なって、補助燃料FGが徐々に減らされ、最終的には失火防止のパイロットバーナ(図示省略)への供給分を残して、その供給は絶たれる。
【0035】
以上のように油の付着したステンレス鋼研磨屑Dが、第1の実施の形態例同様に、還元雰囲気中を撹拌されながら連続的に通過する間に、外側から間接加熱されるため、加熱が全体にわたって均一であって、局部的に加熱(油の蒸発)の遅れが生じることもなく、短い時間に油の蒸発が完了し、生産性に優れている。
【0036】
そのうえ、蒸発した油蒸気OVが、前記油が付着したステンレス鋼屑Dの間接加熱の燃料として、そのまま利用されるため、蒸発した油蒸気OVの冷却液化等の余分の処理が不要であって、操作が簡略化されると共に、熱経済性にも優れている。
【0037】
さらに、油が付着したステンレス鋼屑Dの撹拌搬送、均一加熱が、内部にステンレス鋼屑Dを撹拌する撹拌部材Kによって、回転円筒に比較してより高充填率の状態で、確実、効果的に行われると共に、油蒸発器R2と加熱炉F1とが複数の開口H2で連通されており、油蒸気の移動通路が極めて短く、それだけ装置が簡略化されると共に、熱経済性にも優れている。
【0038】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されるため、次の効果を奏する。すなわち、第1発明によれば、加熱が全体にわたって均一であって、局所的に加熱(油の蒸発)の遅れが生じることもなく、短い時間に油の蒸発が完了し、生産性に優れている。また、蒸発した油蒸気を、ステンレス鋼屑の間接加熱燃料としてそのまま利用することができるので蒸発した油蒸気の冷却液化等の余分な処理が不要となり、操作が簡略化されると共に、熱経済性にも優れている。また蒸発した油の移動通路が極めて短くなり、装置が簡略化される。
【0041】
第2の発明によれば、第1の発明の作用効果に加えて、油が付着したステンレス鋼屑の撹拌搬送、均一加熱が、構造簡単で故障の少ない回転円筒の回転に伴う転動によって確実、効果的に行われる。
【0042】
第3の発明によれば、第1の発明の作用効果に加えて、油が付着したステンレス鋼屑の撹拌搬送、均一加熱が、内部にステンレス鋼屑を撹拌する撹拌部材によって、回転円筒に比較してより高充填率の状態で、確実、効果的に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態例を示す断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態例を示す断面図である。
【符号の説明】
CI 供給室
CO 排出室
D ステンレス鋼屑
F1 加熱器
F2 加熱器
FG 補助燃料
H1 開口
H2 開口
HO 排出口
K 撹拌部材
OV 油蒸気
R1 油蒸発器
R2 油蒸発器
SC スクリューコンベア
Claims (3)
- 油が付着したステンレス鋼屑を、還元性雰囲気中を撹拌しながら連続的に搬送すると共に、外部から間接加熱することによって前記油を蒸発させるよう構成された油蒸発器と、その油蒸発器を囲み、且つ、蒸発した油蒸気をそのまま燃焼させることによって、油が付着したステンレス鋼屑を外から間接加熱するように構成された加熱炉と、を備え、
前記油蒸発器は、前記加熱炉と連通し、蒸発した油蒸気を前記加熱炉に直接供給可能な開口部と、該開口部からステンレス鋼屑が前記加熱炉へ排出されることを防止する手段と、を備えることを特徴とするステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置。 - 前記油蒸発器は、水平又は傾斜した回転円筒であり、
前記開口部からステンレス鋼屑が前記加熱炉へ排出されることを防止する手段は、前記開口部に前記油蒸発器の内側に向かって取付けられた短管であることを特徴とする請求項1に記載のステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置。 - 前記油蒸発器は、水平又は傾斜した静止筒、及びその内部にステンレス鋼屑を撹拌、搬送する撹拌部材を備え、
前記開口部は、前記静止筒の上面に設けられ、
前記開口部からステンレス鋼屑が前記加熱炉へ排出されることを防止する手段は、該開口部に上向きに取付けられた短管であることを特徴とする請求項1に記載のステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002217296A JP3979211B2 (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | ステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002217296A JP3979211B2 (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | ステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004027349A JP2004027349A (ja) | 2004-01-29 |
JP3979211B2 true JP3979211B2 (ja) | 2007-09-19 |
Family
ID=31184630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002217296A Expired - Lifetime JP3979211B2 (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | ステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3979211B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2881820B1 (fr) * | 2005-02-10 | 2008-05-30 | Saint Gobain Vetrotex | Dispositif pour l'extraction de chaleur a partir de gaz et pour la recuperation des condensats |
CZ2013801A3 (cs) * | 2013-10-18 | 2014-10-08 | Třinecké Železárny, A.S. | Způsob odstraňování ropných látek z jimi znečištěných materiálů a zařízení k provádění tohoto způsobu |
-
2002
- 2002-06-21 JP JP2002217296A patent/JP3979211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004027349A (ja) | 2004-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2878004A (en) | Rotary furnace installations and method of processing charges therein | |
RU2476797C2 (ru) | Плавильная печь | |
KR890010249A (ko) | 비철금속 회수 방법 및 장치 | |
WO2017051586A1 (ja) | アルミニウム切粉溶解装置及び溶解方法 | |
RU2085601C1 (ru) | Способ извлечения металлов из шлаков | |
JP3979211B2 (ja) | ステンレス鋼屑に付着した油の分離・除去装置 | |
CA1082466A (en) | Method and apparatus for treating aluminous metal skim material | |
US3393997A (en) | Method for metallurgical treatment of molten metal, particularly iron | |
US3900696A (en) | Charging an electric furnace | |
US4033760A (en) | Aluminum dross recovery method | |
JP4908914B2 (ja) | アルミニウム切粉等の処理装置 | |
KR101815491B1 (ko) | 알루미늄 캔 재활용 시스템 | |
JP2575264B2 (ja) | 溶解炉および溶解設備 | |
JPH0931561A (ja) | アルミニウム切粉処理装置 | |
JP4663389B2 (ja) | 廃棄物ガス化溶融処理設備の集じん灰加熱装置 | |
KR100325696B1 (ko) | 회전식 연속 주조장치 및 그 방법 | |
JP4607005B2 (ja) | 廃液のリサイクル方法 | |
JP2001255068A (ja) | 還元ペレット連続冷却設備 | |
JP2002172373A (ja) | アルミニウム回収方法及びその装置 | |
GB2216640A (en) | Scrap melting furnace | |
US3929459A (en) | Charging an electric furnace | |
US20230030899A1 (en) | Scrap dryer and/or scrap preheater | |
NO772138L (no) | Fremgangsm}te for raffinering av smeltet metall | |
JPH06330197A (ja) | スクラップ処理炉 | |
JPH07151470A (ja) | スクラップの連続装入装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070329 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070605 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070618 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3979211 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |