JP3978927B2 - 電子表示制御装置およびその方法並びに記録媒体 - Google Patents

電子表示制御装置およびその方法並びに記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種の情報を表示装置に表示する電子表示制御装置およびその方法並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置を備える電子装置として種々の製品がある。これら製品の中には、消費者に伝えたい情報量の増加に伴い、紙を媒体とするマニュアル本をできるだけ簡略化して、電子マニュアルの形で情報を提供するものがある。電子マニュアルとは、メモリなどの記録媒体に情報を蓄積し、電子装置により利用ができるようにしたマニュアルである。消費者は、この記憶媒体に蓄積された情報を表示装置に表示することでマニュアル情報を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記電子マニュアルは、製品の市場投入までの時間的な制限で一部の情報を掲載しない状態で出荷してしまうことがある。このため、市場投入後、一部の情報を追加したいという要請があった。こうした場合、追加情報を記憶したデータファイルはもとより、電子マニュアルのソフトウェアやデータファイルも消費者に再配布する必要があり、さらには、消費者にあってはその電子マニュアルのソフトウェアを再インストールする必要があった。この結果、上記表示項目を追加するのに、多大な時間やコストが掛かるといった問題があった。
【0004】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、電子マニュアルにおける表示情報の追加を容易なものとすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
このような課題を解決するため、この発明の装置は、
第1の情報を表わす所定領域を表示装置に表示する第1表示制御手段と、
第2の情報を記述したデータファイルを記憶し得る記憶手段と、
前記データファイルと1対1に対応づけられるとともに、入力装置によって選択されたときに前記対応づけられたデータファイルを表示するスイッチの機能を有する表示部品を、前記所定領域内に表示する第2表示制御手段と
を備え、
前記第2表示制御手段は、
前記表示部品に対応するデータファイルが前記記憶手段に存在するか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記データファイルが存在しないと判別されたときに、前記表示部品の表示を、前記入力装置による選択が不可能な状態とする表示制限手段と
を備えることを特徴としている。
【0006】
上記構成の電子表示制御装置によれば、表示部品に対応するデータファイルが記憶手段に存在するときに、表示部品は第1の情報と同一の所定領域に表示され、そのデータファイルがその記憶手段に存在しないときには、表示部品は入力装置による選択が不可能な状態となる。このため、第2の情報を追加表示したいときには、その第2の情報を記述したデータファイルを記憶手段に記憶させるだけで、そのデータファイルを起動しうる表示部品を表示することができ、ひいては第2の情報の表示を可能とすることができる。なお、データファイルが記憶手段に存在しないときには、表示部品が入力装置による選択が不可能な状態となって、第2の情報の表示は不可能となる。
【0007】
したがって、この電子表示制御装置では、所定のデータファイルを記憶手段に記憶させる簡単な作業を行なうだけで、第2の情報を追加表示することができるという効果を奏する。
【0008】
上記電子表示制御装置において、第1および第2の情報は、製品についてのマニュアル情報とすることができる。
【0009】
この構成によれば、製品についてのマニュアル情報を表示装置に表示することが可能となる。
【0010】
上記電子表示制御装置において、前記表示制限手段は、前記表示部品を非表示の状態とすることにより、前記選択が不可能な状態を実現する手段を含む構成とすることができる。
【0011】
この構成によれば、第2の情報を記述したデータファイルが記憶手段に存在しない場合に、表示部品は全く表示されない。このため、第2の情報の追加の予定があることを使用者に全く知られないようにすることができる。
【0012】
上記電子表示制御装置において、前記表示部品は、ボタンにより構成することができる。この構成によれば、使用者は、ボタンをクリックすることにより、第2の情報を記述したデータファイルを起動することができる。
【0013】
また、上記電子表示制御装置において、前記表示部品は、文字列により構成することもできる。この構成によれば、使用者は、文字列をクリックすることにより、第2の情報を記述したデータファイルを起動することができる。
【0014】
この発明の方法は、
(a)第1の情報を表わす所定領域を表示装置に表示する工程と、
(b)第2の情報を記述したデータファイルと1対1に対応づけられるとともに、入力装置によって選択されたときに前記対応づけられたデータファイルを表示するスイッチの機能を有する表示部品を、前記所定領域内に表示する工程と
を備え、
前記工程(b)は、
(b1)前記表示部品に対応するデータファイルが予め定めた記憶装置に存在するか否かを判別する工程と、
(b2)前記工程(b1)により前記データファイルが存在しないと判別されたときに、前記表示部品の表示を、前記入力装置による選択が不可能な状態とする工程と
を備えることを特徴としている。
【0015】
この発明の方法によっても、この発明の装置と同様に、容易に第2の情報を追加表示することができるという効果を奏する。
【0016】
この発明の記録媒体は、
コンピュータに各種の処理を実行させるために使用されるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、
(a)第1の情報を表わす所定領域を表示装置に表示する機能と、
(b)第2の情報を記述したデータファイルと1対1に対応づけられるとともに、入力装置によって選択されたときに前記対応づけられたデータファイルを表示するスイッチの機能を有する表示部品を、前記所定領域内に表示する機能と
を前記コンピュータに実現させるためのものであり、
前記機能(b)は、
(b1)前記表示部品に対応するデータファイルが予め定めた記憶装置に存在するか否かを判別する機能と、
(b2)前記機能(b1)により前記データファイルが存在しないと判別されたとき、前記表示部品の表示を、前記入力装置による選択が不可能な状態とする機能と
を含むものであることを特徴としている。
【0017】
この発明の記録媒体によっても、この発明の装置または方法と同様に、容易に第2の情報を追加表示することができるという効果を奏する。
【0018】
【発明の他の態様】
この発明は、以下のような他の態様も含んでいる。その第1の態様は、上記構成の電子制御装置において、前記第1の情報が、製品についてのマニュアル情報であり、前記第2の情報が、製品についての前記第1の情報より詳細なマニュアル情報である構成である。第2の態様は、上記構成の電子制御装置において、前記第1の情報が、製品についての自国語によるマニュアル情報であり、前記第2の情報が、製品についての外国語によるマニュアル情報である構成である。
【0019】
第3の態様は、コンピュータに上記の発明の各工程または各手段の機能を実現させるコンピュータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての態様である。こうした態様では、プログラムをネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を介して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロードし、これを実行することで、上記の方法や装置を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以上説明したこの発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の第1実施例を適用するコンピュータシステムの外観図である。このコンピュータシステムは、コンピュータ10と、周辺機器としてのCRTディスプレイ12およびプリンタ14を備える。コンピュータ10は、コンピュータ本体16とキーボード18とマウス20を備える。なお、このコンピュータ本体16には、フロッピィディスク22の内容を読み取るフロッピィディスクドライブ24が搭載されている。プリンタ14は、インク滴を吐出することにより、用紙の表面にドットを形成する所謂インクジェットプリンタであり、キャリッジを主走査方向に往復動させつつ、用紙を副走査方向に搬送することにより、用紙への画像記録を行なう。
【0021】
図2は、コンピュータシステムのハードウェアの概略構成を示すブロック図である。図示するように、このコンピュータ本体16は、中央演算処理装置としてのCPU30を中心にバスにより相互に接続されたROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウスインタフェース34、キーボードインタフェース35、FDC36、HDC37、CRTC38、プリンタインタフェース39およびI/Oポート40を備える。
【0022】
ROM31は、内蔵されている各種プログラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能なメモリである。表示画像メモリ33はCRTディスプレイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリである。マウスインタフェース34は、マウス20とのデータ等のやり取りを司るインタフェースである。キーボードインタフェース35は、キーボード18からのキー入力を司るインタフェースである。FDC36は、フロッピィディスクドライブ(FDD)24を制御するフロッピィディスクコントローラである。HDC37は、ハードディスクドライブ(HDD)41を制御するハードディスクコントローラである。CRTC38は、表示画像メモリ33に記憶される表示画像データに基づいてCRTディスプレイ12における画像の表示を制御するCRTコントローラである。プリンタインタフェース39は、プリンタ14へのデータの出力を制御するインタフェースである。I/Oポート40は、シリアル出力のポートを備えており、モデム44に接続されており、このモデム44を介して、公衆電話回線46に接続されている。コンピュータ10は、モデム44を介して、外部のネットワークに接続されており、特定のサーバ48に接続可能となっている。
【0023】
このコンピュータシステムでは、オペレーティングシステムはHDD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入すると、HDD41のブートブロックに書き込まれたローダに従ってRAM32の所定の領域にロードされる。また、プリンタ14の機種毎に用意されるプリンタドライバは、フロッピィディスク22に予め格納されており、所定のプリンタセットアッププログラムを起動することで、フロッピィディスクドライブ24からコンピュータ本体16にインストールされる。このインストールされたプリンタドライバは、HDD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入したときに、オペレーティングシステムに組み込まれ、RAM32の所定の領域にロードされる。
【0024】
上記プリンタセットアッププログラムは、オペレーティングシステムに予め組み込まれたものである。なお、オペレーティングシステムには、電子マニュアルを表示するマニュアル表示プログラムとこのマニュアル表示プログラムで使用する各種データも予め組み込まれており、このマニュアル表示プログラムを起動することで、上記セットアップの処理手順を始めとする各種情報をCRTディスプレイ12に表示することができる。なお、このマニュアル表示プログラムは、オペレーティングシステムに組み込まれた形でHDD41に記憶されているが、これに替えて、オペレーティングシステムとは別体でHDD41に記憶される構成とすることができる。また、その記憶デバイスは、HDD41のような固定型の記録媒体に替えて、CD−ROM、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成とすることもできる。さらに、マニュアル表示プログラムは、外部のネットワークに接続される特定のサーバ48から、ネットワークを介して提供されるプログラムデータをダウンロードして、RAM32またはHDD41に転送することにより得るようにすることもできる。
【0025】
以上説明したハードウェア構成を有するコンピュータシステムによる電子マニュアルの表示の様子について次に説明する。図3は、コンピュータ本体16が扱う電子マニュアルの表示処理の様子を示すブロック図である。図示するように、マニュアル表示プログラム51により、キーボードドライバ52,マウスドライバ53を介してキーボード18やマウス20から各種の指令を受けることで使用者と対話型処理を図りつつ、RAM32またはHDD41に格納される情報(電子マニュアルについての情報)をビデオドライバ54を介してCRTディスプレイ12に表示する。
【0026】
図3に示した例では、マニュアル表示プログラム51の内部には、プリンタをセットアップする際(すなわち、プリンタドライバをインストールする際)の操作の手順を記載したウィンドウを表示するセットアップマニュアル表示モジュール55が備えられている。なお、セットアップマニュアル表示モジュール55には、この発明の主要部としての第1表示制御部55aと第2表示制御部55bとが設けられ、さらに、第2表示制御部55bには、判別部55cと表示制限部55dとが設けられている。セットアップマニュアル表示モジュール55について、以下に詳細に説明する。
【0027】
プリンタドライバのセットアップマニュアル表示モジュール55の動作は、コンピュータ本体16のCPU30がセットアップマニュアル表示モジュール55に対応した処理ルーチン(セットアップマニュアル表示ルーチン)を実行することで行なわれる。このセットアップマニュアル表示ルーチンは、キーボード18とマウス20によって所定の操作がなされたときに実行される。ここで、所定の操作とは、次の▲1▼,▲2▼の操作である。
【0028】
▲1▼まず、キーボード18上の所定のキー(例えば、[HELP]キー)を押下する。この所定のキーが押下されると、CRTディスプレイ12には、図4に示すような電子マニュアルのダイアログボックスBXが表示される。
▲2▼次いで、この電子マニュアルのダイアログボックスBXに記載された所望のキーワード、ここでは「プリンタのセットアップ」というキーワードKWをマウス20によりクリックして、[表示]ボタンDBをクリックする。
【0029】
図5は、コンピュータ本体16のCPU30にて実行されるセットアップマニュアル表示ルーチンを示すフローチャートである。上記▲1▼,▲2▼の操作がなされると処理が開始され、CPU30は、まず、ベース画像データBDをCRTディスプレイ12に表示する処理を行なう(ステップS110)。詳細には、ベース画像データBDをRAM32(前述したように、マニュアル表示プログラムとそのマニュアル表示プログラムで使用する各種データは全て、電源投入時に、オペレーティングシステムと共にRAM32の所定の領域にロードされている)から読み込み、表示画像メモリ33に転送することにより、CRTディスプレイ12への表示を行なう。図6は、ベース画像データBDで表わされる画像を示す説明図である。図示するように、ベース画像データBDは、プリンタのセットアップの操作手順を示す文字列CH1を内部に含むウィンドウWDを表わすものである。
【0030】
次いで、CPU30は、上記ウィンドウWDに追加する情報を記憶した追加情報ファイルFLが、RAM32に存在するか否かを判別する(ステップS120)。ここで、ウィンドウWDに追加する情報とは、プリンタのセットアップの操作手順についての詳細情報を示すもので、追加情報ファイルFLには、その詳細情報を示す文字列データが記憶されている。
【0031】
ステップS120で、追加情報ファイルFLが存在すると判別されると、追加情報ファイルFLの文字列データを表示する動作を行なうスイッチとしてのボタンを、ステップS110で表示されたウィンドウWD内に表示する(ステップS130)。図7は、ステップS130の結果、ボタンBTが表示されたウィンドウWDを示す説明図である。図示するように、プリンタのセットアップの操作手順を示す文字列CH1の下方に、「詳細情報を表示する」と記されたボタンBTが表示される。一方、ステップS120で、追加情報ファイルFLが存在しないと判別されると、ステップS130によるボタンの表示を行なわない。その後、このセットアップマニュアル表示ルーチンの処理を終了する。
【0032】
すなわち、上記構成のセットアップマニュアル表示ルーチンによれば、[詳細情報を表示する]ボタンBTに対応する追加情報ファイルFLがRAM32に存在する場合に、図7に示すように、プリンタセットアップの操作手順を示す文字列CH1と上記ボタンBTが記されたウィンドウWDが表示され、一方、その追加情報ファイルFLがRAM32に存在しない場合に、図6に示すように、上記ボタンBTがなく上記プリンタセットアップの操作手順だけが記されたウィンドウWDが表示される。
【0033】
[詳細情報を表示する]ボタンBTがクリックされたときの動作について次に説明する。図8は、CPU30にて実行される表示後ルーチンを示すフローチャートである。この表示後ルーチンは、セットアップマニュアル表示ルーチンの実行後、上記ウィンドウWDの閉じボタンCBがクリックされるまで、所定時間毎に繰り返し実行される。
【0034】
図示するように、処理が開始されると、まず、上記[詳細情報を表示する]ボタンBTがマウス20によりクリックされたか否かを判別する(ステップS210)。ここで、クリックされたと判別されると、RAM32中の追加情報ファイルFLを読み込み(ステップS220)、その追加情報ファイルFLに記憶された文字列データをCRTディスプレイ12に表示する(ステップS230)。
【0035】
図9は、ステップS230の結果、上記文字列データが表示されたウィンドウWDを示す説明図である。図示するように、ウィンドウWD内には、[詳細情報を表示する]ボタンBTに替えて、追加情報ファイルFLに記憶された「ネットワークで共有されているプリンタを使う場合、〜クリックします。」といった文字列CH2が表示される。
【0036】
ステップS230の実行後、「リターン」に抜けてこの表示後ルーチンを一旦終了する。一方、ステップS210でボタンBTがクリックされていないと判別されると、ステップS240、S250、…に進み、他のマウス操作やキー操作に従う処理を実行する。
【0037】
以上のように構成されたこの第1実施例のコンピュータシステムでは、[詳細情報を表示する]ボタンBTに対応する追加情報ファイルFLがRAM32に存在する場合に、ボタンBTはプリンタセットアップの操作手順を示す文字列CH1と共にウィンドウWDに表示され、一方、その追加情報ファイルFLがRAM32に存在しない場合に、上記ボタンBTは表示されない。このため、文字列CH2を追加表示したいときには、その文字列CH2のデータを記憶した追加情報ファイルFLをRAM32に記憶させるだけで、その追加情報ファイルを開くボタンBTを表示することができ、ひいてはその文字列CH2の表示を可能とすることができる。なお、追加情報ファイルFLがRAM32に存在しないときには、ボタンBTは非表示の状態となって、その文字列CH2の表示は不可能となる。
【0038】
したがって、この第1実施例のコンピュータシステムでは、追加情報ファイルFLをRAM32に記憶させる(詳細には、追加情報ファイルFLを、マニュアル表示プログラムを含むモジュールに追加する)といった簡単な作業を行なうだけで、電子マニュアルに新たな情報を追加することができるという効果を奏する。この結果、製品として市場に投入後であっても、電子マニュアルに新たな情報を追加表示することが容易である。
【0039】
なお、この第1実施例において、図3で示した第1表示制御部55a,第2表示制御部55b、判別部55cおよび表示制限部55dは、セットアップマニュアル表示ルーチンのステップS110ないしS130の各ステップの処理により実現されている。
【0040】
次に、この発明の第2実施例について説明する。第2実施例は、第1実施例と比較してセットアップマニュアル表示ルーチンおよび表示後ルーチンの内容が相違するだけで、その他のソフトウェアおよびハードウェアについては同一の構成を備える。
【0041】
図10は、この第2実施例におけるセットアップマニュアル表示ルーチンを示すフローチャートである。このセットアップマニュアル表示ルーチンは、第1実施例のセットアップマニュアル表示ルーチンと比較して、ステップS120で否定判別されたときの処理が相違する。第1実施例では、ステップS120で否定判別されると、そのままこの処理ルーチンを終了していたが、これに替えて、この第2実施例では、ステップS120で否定判別されたとき、ボタンBTをグレイ表示し(ステップS200)、ボタンBTの選択を不可能な状態とするフラグFGを値1にセットする(ステップS210)。その上で、この処理ルーチンを終了している。
【0042】
なお、上記グレイ表示というのは、ボタンBTを背景に近い色で塗りつぶすことで、ボタンBT全体を表示内容は確認できるが不明瞭な状態となるようにしたものである。図11は、グレイ表示されたボタンBTを含むウィンドウWDを示す説明図である。図示するように、ウィンドウ内のボタンBTは、グレイ表示されて、その表示内容は確認できるが不明瞭な状態となっている。
【0043】
図12は、この第2実施例における表示後ルーチンを示すフローチャートである。この表示後ルーチンは、第1実施例の表示後ルーチンと比較して、第1実施例のステップS210に相当するステップS310の処理が相違するだけで、その他の構成は同一である。図12に示すように、ステップS310では、上記フラグFGが値1であり、かつ、ボタンBTがマウス20によりクリックされたか否かを判別する。ここで、肯定判別されたときに限って、第1実施例と同様に、ステップS220およびS230の処理を実行する。
【0044】
こうして構成されたこの第2実施例の電子ファイルムでは、ボタンBTに対応する追加情報ファイルFLがRAM32に存在しないときに、ボタンBTはグレイ表示されて、マウス20によって選択不可能な状態となっている。したがって、ボタンBTのグレイ表示により、使用者に対して新たな情報の追加がないことを示すことができる。また、新たな情報を追加表示するときには、第1実施例と同様に、追加情報ファイルFLをRAM32に記憶させるだけでよく、対応が容易である。
【0045】
次に、前記実施例の他の形態について説明する。
(1)前記第1実施例および第2実施例では、追加情報ファイルFLを起動するスイッチの機能を有する表示部品が、ボタンBTにより構成されていたが、これに替えて、図13に示すように、文字列CH3により構成されるものとしてもよい。
【0046】
(2)前述した各実施例では、上記スイッチの機能を有する表示部品は一つだけ設けられた構成であったが、これに替えて、追加情報ファイルが複数設けられ、各追加情報ファイルに1対1で対応する表示部品が複数設けられた構成としてもよい。図14は、文字列により構成される表示部品を複数設けた場合の一例を示す説明図である。図示するように、ウィンドウWD2には、スイッチの機能を有する表示部品として、詳細情報A,詳細情報B,詳細情報C,詳細情報Dといった4つの文字列CH11,CH12,CH13,CH14が設けられている。なお、対応する追加情報ファイルが存在しない文字列CH11〜CH14については、その文字列部分を空欄として文字列を表示しない構成とする。また、空欄とする替わりに、グレイ表示する構成とすることもできる。この構成によれば、他種類の情報を容易に追加表示することができる。
【0047】
(3)上記(2)の例において、その文字列部分を空欄とする替わりに、他の表示に置き換える構成とすることもできる。例えば、図14に示した例において、文字列CH2に対応する追加情報ファイルが存在しない場合には、図15に示すように、文字列CH12に続く文字列CH13,CH14を上段に繰り上げる構成とする。
【0048】
(4)前述した各実施例では、追加情報ファイルに記憶されるデータは、文字列データであったが、これに替えて、画像データである構成としてもよい。この構成によれば、表示部品がクリックされたときに、画像が表示されることから、電子マニュアルに画像の情報を容易に追加することが可能となる。
【0049】
(5)前述した各実施例では、第1の情報、第2の情報共に、日本語で記載された文字列データであったが、これに替えて、ボタン(表示部品)がクリックされたときに表示される第2の情報が、上記第1の情報を外国語(例えば、英語)に翻訳した英字データとすることもできる。この構成によれば、製品の市場投入時点で英文に翻訳するのが遅れた場合にも、製品出荷後、英文表示を容易に行なうことができる。
【0050】
(6)前述した各実施例では、表示部品がクリックされたときに、データファイルにアクセスして、そのデータファイルに記憶されたデータを表示する構成であったが、これに替えて、そのデータファイルに記憶されたデータを予め定めたアプリケーションプログラムにより起動して、そのアプリケーションプログラムの処理結果を画面に表示する構成としてもよい。
【0051】
以上、本発明の種々の実施例を詳述してきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を適用するコンピュータシステムの外観図である。
【図2】コンピュータシステムのハードウェアの概略構成を示すブロック図である。
【図3】コンピュータ本体16が扱う電子マニュアルの表示処理の様子を示すブロック図である。
【図4】CRTディスプレイ12に表示される電子マニュアルのダイアログボックスBXを示す説明図である。
【図5】コンピュータ本体16のCPU30にて実行されるセットアップマニュアル表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】ベース画像データBDで表わされる画像を示す説明図である。
【図7】ボタンBTが表示の状態にあるウィンドウWDを示す説明図である。
【図8】CPU30にて実行される表示後ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】ボタンがクリックされて追加情報ファイルの文字列データが表示された状態にあるウィンドウWDを示す説明図である。
【図10】第2実施例におけるセットアップマニュアル表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】グレイ表示されたボタンBTを含むウィンドウWDを示す説明図である。
【図12】第2実施例における表示後ルーチンを示すフローチャートである。
【図13】表示部品を文字列により構成した他の形態のウィンドウ表示を示す説明図である。
【図14】表示部品を複数とした他の形態のウィンドウ表示を示す説明図である。
【図15】複数の表示部品のうちの一を非表示とした他の形態のウィンドウ表示を示す説明図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ
12…CRTディスプレイ
14…プリンタ
16…コンピュータ本体
18…キーボード
20…マウス
22…フロッピィディスク
24…フロッピィディスクドライブ
30…CPU
31…ROM
32…RAM
33…表示画像メモリ
34…マウスインタフェース
35…キーボードインタフェース
36…FDC
37…HDC
38…CRTC
39…プリンタインタフェース
40…I/Oポート
41…HDD
44…モデム
46…公衆電話回線
48…サーバ
51…マニュアル表示プログラム
52…キーボードドライバ
53…マウスドライバ
54…ビデオドライバ
55…セットアップマニュアル表示モジュール
55a…第1表示制御部
55b…第2表示制御部
55c…判別部
55d…表示制限部

Claims (11)

  1. 第1の情報を表わす所定領域を表示装置に表示する第1表示制御手段と、
    第2の情報を記述したデータファイルを記憶し得る記憶手段と、
    前記データファイルと1対1に対応づけられるとともに、入力装置によって選択されたときに前記対応づけられたデータファイルを表示するスイッチの機能を有する表示部品を、前記所定領域内に表示する第2表示制御手段と
    を備え、
    前記第2表示制御手段は、
    前記表示部品に対応するデータファイルが前記記憶手段に存在するか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記データファイルが存在しないと判別されたときに、前記表示部品の表示を、前記入力装置による選択が不可能な状態とする表示制限手段と
    を備える電子表示制御装置。
  2. 前記第1および第2の情報が、製品についてのマニュアル情報である請求項1に記載の電子表示制御装置。
  3. 前記表示制限手段は、前記表示部品を非表示の状態とすることにより、前記選択が不可能な状態を実現する手段を含む構成である請求項1または2に記載の電子表示制御装置。
  4. 前記表示部品は、ボタンにより構成される請求項1ないし3のいずれかに記載の電子表示制御装置。
  5. 前記表示部品は、文字列により構成される請求項1または3のいずれかに記載の電子表示制御装置。
  6. (a)第1の情報を表わす所定領域を表示装置に表示する工程と、
    (b)第2の情報を記述したデータファイルと1対1に対応づけられるとともに、入力装置によって選択されたときに前記対応づけられたデータファイルを表示するスイッチの機能を有する表示部品を、前記所定領域内に表示する工程と
    を備え、
    前記工程(b)は、
    (b1)前記表示部品に対応するデータファイルが予め定めた記憶装置に存在するか否かを判別する工程と、
    (b2)前記工程(b1)により前記データファイルが存在しないと判別されたときに、前記表示部品の表示を、前記入力装置による選択が不可能な状態とする工程と
    を備える電子表示制御方法。
  7. コンピュータに各種の処理を実行させるために使用されるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、
    (a)第1の情報を表わす所定領域を表示装置に表示する機能と、
    (b)第2の情報を記述したデータファイルと1対1に対応づけられるとともに、入力装置によって選択されたときに前記対応づけられたデータファイルを表示するスイッチの機能を有する表示部品を、前記所定領域内に表示する機能と
    を前記コンピュータに実現させるためのものであり、
    前記機能(b)は、
    (b1)前記表示部品に対応するデータファイルが予め定めた記憶装置に存在するか否かを判別する機能と、
    (b2)前記機能(b1)により前記データファイルが存在しないと判別されたとき、前記表示部品の表示を、前記入力装置による選択が不可能な状態とする機能と
    を含むものである記録媒体。
  8. 前記第1および第2の情報が、製品についてのマニュアル情報である請求項7に記載の記録媒体。
  9. 前記機能(b2)は、前記表示部品を非表示の状態とすることにより、前記選択が不可能な状態を実現する機能を含む構成である請求項7または8に記載の記録媒体。
  10. 前記表示部品は、ボタンにより構成される請求項7ないし9のいずれかに記載の記録媒体。
  11. 前記表示部品は、文字列により構成される請求項7ないし9のいずれかに記載の記録媒体。
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