JP3978876B2 - 外壁パネル構造及び外壁パネル保守方法 - Google Patents

外壁パネル構造及び外壁パネル保守方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築物を囲繞する外壁、屋根に使用される外壁パネルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
火力発電設備等の建築物、建築途中の建造物等の工作物は美観向上等の理由から、図3に示される様に外壁パネル7によって囲繞される。
【0003】
囲繞する対象物が大型であることからパネルも大型であり、通常は工場でブロックパネルを製作し、該ブロックパネルをトラック等の搬送手段により現地に搬送し、該ブロックパネルを現地で組付け外壁パネルとしている。
【0004】
図4、図5により従来のブロックパネル5について説明する。
【0005】
平行に配置された断面コの字状の型鋼の縦胴縁1,1間に断面L字状の軽量型鋼の横胴縁2が所要間隔で複数掛渡され固着されパネル枠体3が形成される。前記縦胴縁1、パネル枠体3に波板4が固着されてブロックパネル5が構成される。該ブロックパネル5の大きさとしては幅が約2.5m程度、長さが最大12m程度となっている。
【0006】
前記ブロックパネル5を搬送する場合は、トラック等の運搬手段を利用するが、ブロックパネル5を直接積重ねた場合、上側の縦胴縁1により下側のブロックパネル5の波板4を圧潰してしまうので、図9に示す様に、搬送パレット8を用い該搬送パレット8によりブロックパネル5の重量を個々に支持し、上側のブロックパネル5の重量が下側のブロックパネル5に掛らない様にしている。
【0007】
図3、図6〜図8に於いて従来の外壁パネル構造について説明する。
【0008】
囲繞すべき建物の周囲に型鋼材による枠組10を建設する。該枠組10は支柱11,11間に水平に掛渡された横梁12、斜めに掛渡された補強材13から主に構成されている。
【0009】
前記支柱11には水平に突出するパネル受け14が上下方向に所要間隔で固着され、該パネル受け14に耐風梁15がボルトにより水平に固着され、更に耐風梁15の所要本数毎に耐風梁を兼ねるブロックパネル支持梁16がボルトにより水平に固着される。該耐風梁15、ブロックパネル支持梁16に前記ブロックパネル5の縦胴縁1がボルト付され、前記ブロックパネル5は前記枠組10に組付けられる。
【0010】
尚、水平方向のブロックパネル5間は水平連結プレート17が側方に隣接する縦胴縁1同士間にボルトにより固着されることで連結され、又上下のブロックパネル5間は垂直連結プレート18が上下に隣接する縦胴縁1同士間にボルトにより固着されることで連結される。又、ブロックパネル5とブロックパネル5間の継目には、波板4を所要の幅に切断した小波板(図示せず)を重合させる。
【0011】
前記ブロックパネル5の波板4は表面処理の劣化、腐食等により交換する必要があるが、交換はブロックパネル5単位で行われ、作業場所は建物が風雨に曝されない様にシート、或は仮のパネル等で覆っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の外壁パネル構造では、波板4は薄板を波板に屈曲成形させ剛性を高めているが、波板4の長手方向に対しては剛性は高くなるが幅方向に対しての剛性は高められない。この幅方向の剛性を補う為に所要間隔で横胴縁2が設けられ、更にこの横胴縁2を支持する為の縦胴縁1が必要となっている。結局、波板4は縦胴縁1と横胴縁2とで形成された枠体に固着される構造となっており、この枠体、特に前記縦胴縁1の重量が非常に重く、外壁パネル構造全体が重量構造物となっている。更に、ブロックパネル5が重量物であることから、作業には大型クレーンを必要としていた。
【0013】
更に、上記外壁パネル構造ではブロックパネル5を運搬する場合に、搬送パレット8を必要とし、搬送パレット8の管理、ブロックパネル5の積卸し時の搬送パレット8の設置除去作業が煩雑である。
【0014】
更に又、経年変化で波板4が劣化し、交換する場合は作業場所をシート、或は仮のパネル等で覆う為、工期が長くなると共に作業コストが高くなる等の問題があった。
【0015】
本発明は斯かる実情に鑑み、ブロックパネルを軽量化すると共に構造を簡単にし製作コストの低減を図り、取扱い性を向上させると共に搬送を簡略化し搬送コストの低減を図り、更に外壁パネル構造の保守性を向上させ、保守コストの低減を図るものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ブロックパネルが枠組に取付けられる外壁パネル構造に於いて、表波板と裏波板とを曲げ線を交差させて固着しブロックパネルを構成した外壁パネル構造に係り、又前記ブロックパネルの内、裏波板を枠組に固着した外壁パネル構造に係り、又前記表波板を耐食性の高い材料とした外壁パネル構造に係り、更に又表波板と裏波板とを曲げ線を交差させ取外し可能に固着してブロックパネルを構成し、該ブロックパネルの裏波板を枠組に固着した外壁パネル構造に於いて、前記表波板のみを交換する外壁パネル保守方法に係るものであり、波板を表裏に曲げ線を交差させて固着させることで両パネルが剛性を補い合い、剛性が高まり、且つ剛性に方向性がなく、軽量で取扱いが容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。尚、図1、図2中、図3〜図9中で示したものと同様のものには同符号を付してある。
【0018】
先ずブロックパネル25を説明する。
【0019】
図1に示される様に、曲げ線が水平方向に延びる表波板20と曲げ線が垂直方向に延びる裏波板21を曲げ線が直交する様に重合させ、表波板20の溝の底部と裏波板21の溝の底部とが交差する部分をスタットボルト(図示せず)により固着し、表波板20と裏波板21とを一体化する。表波板20と裏波板21とを一体化することでブロックパネル25が構成され、前記表波板20と裏波板21が異なる方向の剛性を補い合い、該ブロックパネル25は軽量で方向性のない高い剛性を有するものとなる。従って、従来の様に、縦胴縁1、横胴縁2により構成される枠体に取付ける必要はない。尚、ブロックパネル25とブロックパネル25間の継目については従来と同様、小波板(図示せず)を重合させて覆う。ここで、前記表波板20は風雨に曝されるので耐食性の高い表面処理を行った、例えば耐酸アクリル被覆鋼板或は耐酸フッ素樹脂被覆鋼板等のパネルを使用するが、裏波板21は屋内に面するので、例えば亜鉛鉄板等安価な材料を使用することができる。
【0020】
ブロックパネル25を組付ける場合は、パネル受け14を介して支柱11に支持された耐風梁15に前記ブロックパネル25を直接取付ける。該ブロックパネル25の前記耐風梁15への取付けは、前記裏波板21と耐風梁15とをスタットボルト(図示せず)により固着することで行う。尚、前記耐風梁15のピッチは前記ブロックパネル25の剛性、設置条件等に合せて適宜設定する。
【0021】
ブロックパネル25をトラック等で運搬する場合は、ブロックパネル25が軽量であるので、傷つき防止のパッキン等を介在させただけで直接積上げることができる。更に、ブロックパネル25を積上げた場合、下側の表波板20と上側の裏波板21が接触するが、接触部はブロックパネル25全体に分散し、接触面積も大きいことから表波板20、又は裏波板21が重さで圧潰するということはない。従って、搬送の為に、或は保管の為に、搬送パレットの様な治具を必要としない。
【0022】
更に、搬入後枠組10に組付ける場合にも、ブロックパネル25が軽量であることから作業性はよく、更に大型クレーンは必要なく、作業コストは低い。
【0023】
次に、表波板20が経年変化で劣化し、交換する必要が生じた場合も、前記表波板20のみを交換すればよい。該表波板20を取外したとしても、前記裏波板21が枠組10に取付けられた状態となっているので、作業場所をシート、或は仮のパネル等で覆う必要がなく、作業用足場を組立てるだけで作業が行える。
【0024】
尚、前記表波板20と裏波板21との間には間隙が形成されるので、防音効果、断熱効果も発揮される。更に、前記表波板20と裏波板21との間に断熱材、遮音材を介設し、防音効果、断熱効果を更に向上させることができる。又、表波板20を交換する必要のない場合は表波板20と裏波板21とはスポット溶接により固着してもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、ブロックパネルを構成する場合に縦胴縁、横胴縁が必要なく、著しく軽量となり、製作費が低減すると共に作業コストが大幅に低減し、又運搬に治具を必要としないことから運搬コストが低減し、更にブロックパネルは直接重ね合せることができるので、撓みが生じることがなく、運搬時に曲げ等の変形を生じることがない。更に又保守のパネル交換時に作業場所をシート、或は仮のパネル等で覆う必要がなく、作業用足場を組立てるだけで作業が行えるので、工期の短縮、保守費の大幅な低減が可能になり、更に剛性に方向性がなくなるので従来のものに比べ幅広とできる等パネル外形を自由に選択でき、取扱易い形状とすることができる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部斜視図である。
【図2】同前本発明の実施の形態を示す要部平断面図であり、図6のA−A矢視相当図である。
【図3】外壁パネルの全体図である。
【図4】外壁パネル構造に使用される従来のブロックパネルを示す正面図である。
【図5】該従来のブロックパネルの平面図である。
【図6】従来の外壁パネル構造の立断面図である。
【図7】図6のA−A矢視図である。
【図8】従来の外壁パネル構造の要部を示す斜視図である。
【図9】従来のブロックパネルを運搬する場合の説明図である。
【符号の説明】
10 枠組
11 支柱
14 パネル受け
15 耐風梁
20 表波板
21 裏波板

Claims (3)

  1. ブロックパネルが枠組に取付けられる外壁パネル構造に於いて、表波板と裏波板とを曲げ線を交差させて重合し、前記表波板の溝底と前記裏波板の溝底との交差部分をスタッドボルトを介して固着し、前記表波板と前記裏波板とを一体化して前記ブロックパネルを構成し、前記裏波板を耐風梁に固着し、該耐風梁を介して前記ブロックパネルを枠組に取付ける様にし、前記ブロックパネルは、前記裏波板を前記枠組に固着した状態で前記表波板を取外し可能であることを特徴とする外壁パネル構造。
  2. 前記表波板を耐食性の高い材料とした請求項1の外壁パネル構造。
  3. 表波板と裏波板とを曲げ線を交差させて重合し、前記表波板の溝底と前記裏波板の溝底との交差部分をスタッドボルトを介して固着し、前記表波板と前記裏波板とを一体化してブロックパネルを構成し、前記裏波板を耐風梁に固着し、該耐風梁を介して前記ブロックパネルを枠組に取付ける様にし、前記ブロックパネルは、前記裏波板を前記枠組に固着した状態で前記表波板を取外し可能である外壁パネル構造に於いて、前記表波板のみを交換する外壁パネル保守方法。
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