JP3978698B2 - スロットマシン用の操作レバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機としてのスロットマシンにスタートレバーとして装備される操作レバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、多くの機器は、種々の目的のために、手動により操作される操作レバーを備えている。例えば、ゲーム機においては、傾動によって多方向に入力可能ないわゆるジョイスティックが装備され、操縦桿の如き機能に使用されており、スロットマシンにおいては、各々複数の図柄等が描かれた3つのリールを回転始動させるスタートレバーが装備されている。また、遊技機以外の小型運搬機器等においては、上下搬送動作、被搬送物体の把持及び解放等の動作をそれぞれ操作するための複数の操作レバーが装備されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、いずれの機器においても、従来の操作レバーは単に一つの操作目的のために使用されているに過ぎないため、操作性に問題がある。
【0004】
すなわち、ゲーム機では、そのゲーム内容が例えば射撃ゲームの場合、操縦桿としてのジョイスティックとは別に発射ボタンを設ける必要があり、移動方向指示のジョイスティック操作と発射ボタンの押し操作との併用によってゲーム内容に追従し難くなるとともに、両操作を頻繁に行うことで手が疲れてしまい、ゲーム操作に十分な満足感が得られないという不具合がある。
【0005】
また、スロットマシンでは、遊技者はスタートレバーの操作とは別に、3つのリール停止ボタンやメダル投入設定バタン等を押し下げ操作する必要があり、このため遊技を継続する上で手動操作が重なり疲労感を感じ易くなる。また、一般にボーナスゲーム等と称される特別遊技中にはメダル投入からリール停止までの一連の操作を迅速に行い速やかに入賞メダルを獲得したいという遊技者の心理にそぐわない面もあった。
【0006】
さらに、遊技機以外の小型運搬機器等では、複数の操作レバーを各々の操作目的に応じて動かす必要があり、操作レバーを握り替えて操作するのに手間がかかるという不具合がある。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、特に、遊技機としてのスロットマシンにスタートレバーとして装備される操作レバーに対し、2種類のスイッチ機能を持たせることにより、操作性の向上を図り得るスロットマシン用の操作レバー装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、手動操作により傾動と別の動きとを行い得るように設けられた操作レバーと、この操作レバーの傾動操作によって入力可能な第1のスイッチ部と、上記操作レバーの別の動き操作によって入力可能な第2のスイッチ部とを備えたスロットマシン用の操作レバー装置であって、以下のような構成にする。すなわち、上記操作レバーは、垂直状態から360度いずれの方向にも傾動可能に支持されており、上記第1のスイッチ部は、この操作レバーのいずれの方向の傾動操作によっても入力可能に設けられており、また、この第1のスイッチ部及び上記第2のスイッチ部は 、操作レバーの2種類の動きを検知するセンサを兼用する構成になっており、上記操作レバーは、垂直状態から360度いずれの方向にも傾動可能に支持されたレバー本体と、このレバー本体の軸心に形成した貫通孔内に挿通された軸心体と、レバー本体の先端側で軸心体の一端に連結された握り部とを有し、傾動と別の動きとして握り部を軸方向に押し下げ又は引き出し操作可能に設けられており、上記レバー本体の基端部は円錐台形状に形成されており、このレバー本体の軸心には基端部の端面より凹んだ凹部が形成され、この凹部内には被検知板が摺動可能に配置され、この被検知板には上記軸心体の他端が連結されていて、上記握り部の押し下げ操作時に被検知板が凹部内の底部側から開口部側に摺動するようになっており、上記第1のスイッチ部及び第2のスイッチ部は、上記被検知板の表面及びレバー本体の基端部の端面に形成された反射部と、上記被検知板に対向して設けられた反射式センサ又は近接センサと、このセンサに接続されたスイッチ回路とからなり、スイッチ回路は、操作レバーの傾動操作時における反射部のセンサ検出範囲内への入り方と操作レバーの押し下げ操作時における反射部のセンサ検出範囲内への入り方との差異に基づいて両者を判別するように設けられている。この構成では、操作レバーの傾動操作により第1のスイッチ部が入力可能になるだけでなく、同じ操作レバー軸方向の押し下げ操作又は引き出し操作により第2のスイッチ部が入力可能になるので、スイッチ操作を迅速にかつ疲労感を感じることなく容易に行うことができる。また、操作レバーの2種類の動きを検知するセンサを兼用する構成によって、部品点数が少なくなり、コストが安価になるとともに、操作レバー周りの部品レイアウトの自由度が高くなる。
【0009】
請求項2に係る発明は、手動操作により傾動と別の動きとを行い得るように設けられた操作レバーと、この操作レバーの傾動操作によって入力可能な第1のスイッチ部と、上記操作レバーの別の動き操作によって入力可能な第2のスイッチ部とを備えたスロットマシン用の操作レバー装置であって、以下のような構成にする。すなわち、上記操作レバーは、垂直状態から360度いずれの方向にも傾動可能に支持されており、上記第1のスイッチ部は、この操作レバーのいずれの方向の傾動操作によっても入力可能に設けられており、また、この第1のスイッチ部及び上記第2のスイッチ部は、操作レバーの2種類の動きを検知するセンサを兼用する構成になっており、上記操作レバーは、垂直状態から360度いずれの方向にも傾動可能に支持されたレバー本体と、このレバー本体の軸心に形成した貫通孔内に挿通された軸心体と、レバー本体の先端側で軸心体の一端に連結された握り部とを有し、傾動と別の動きとして握り部を軸方向に押し下げ又は引き出し操作可能に設けられており、上記軸心体の長さは、レバー本体のそれよりも長く設定され、この軸心体の他端は被検知体に連結されており、上記握り部は、レバー本体の先端に当接した状態からこの被検知体がレバー本体の基端に当接するまで引き出し操作可能に設けられており、上記第1のスイッチ部及び第2のスイッチ部は、上記被検知体と、この被検知体に対向して設けられた反射式センサと、このセンサに接続されたスイッチ回路とからなり、スイッチ回路は、操作レバーの傾動操作時における被検知体のセンサ検出範囲外への出方と操作レバーの引き出し操作時における被検知体のセンサ検出範囲外への出方との差異に基づいて両者を判別するように設けられている。この構成でも、請求項1に係る発明の場合と同様に、操作レバーの傾動操作により第1のスイッチ部が入力可能になるだけでなく、同じ操作レバーの軸方向の押し下げ操作又は引き出し操作により第2のスイッチ部が入力可能になるので、スイッチ操作を迅速にかつ疲労感を感じることなく容易に行うことができる。また、操作レバーの2種類の動きを検知するセンサを兼用する構成によって、部品点数が少なくなり、コストが安価になるとともに、操作レバー周りの部品レイアウトの自由度が高くなる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載のスロットマシン用の操作レバー装置において、上記操作レバーの2種類の操作とスロットマシンの機能との関係を例示するものである。すなわち、上記操作レバーは、その傾動操作によりリールの回転を開始し、押し出し又は引き出し操作によりリールの回転を停止させるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は本発明の第1の実施形態に係る操作レバー装置を備えたスロットマシンAを示す。このスロットマシンAは、ボックス状の機械本体(図示せず)の前面に前面扉1を開閉可能に取り付けて構成されており、この前面扉1の前面には3個のリール表示窓2,2,2、クレジット枚数表示部3、払出枚数表示部4、役物当選回数表示部5、メダル投入口6、スタートレバー7、3個の停止ボタン8,8,8、1ベットボタン9、2ベットボタン10、3ベットボタン11、メダル返却ボタン12、精算スイッチ13、ドアキー14、メダル払出口15及びメダル受け皿16、スピーカ17、上パネル18,下パネル19等が設けられている。
【0013】
上記3個のリール表示窓2,2,2及びその周辺には横3本と斜め2本の計5本の入賞ラインL1〜L5が示されており、メダル投入口6に投入されたメダルの枚数が1枚であれば中央の入賞ラインL1のみが、2枚であれば横3本の入賞ラインL1〜L3が、3枚であれば5本全ての入賞ラインL1〜L5がそれぞれ有効化される。これらのリール表示窓2,2,2からは、機械本体に各々独立して回転可能に設けられた3個のリール21a,21b,21cが見えるようになっている。各リール21a,21b,21cの外周面にはそれぞれ複数の図柄(図示せず)が描かれており、リール停止時には各リールの3駒分の図柄が各入賞ラインL1〜L5上に整列して並ぶようになっている。
【0014】
上記スタートレバー7は3個のリール21a,21b,21cを一斉に回転始動させるものであり、上記3個の停止ボタン8,8,8はそれぞれ対応するリール21a,21b,21cの回転を個別に停止させるものである。そして、上述の如くコインの投入枚数に応じて有効化された入賞ラインL1〜L5上に所定の図柄の組み合わせが揃うとその組み合わせに応じた獲得枚数が払出枚数表示部4に表示され、その枚数のメダルがメダル払出口15からメダル受け皿16に払い出されるようになっている。
【0015】
また、スロットマシンAは複数枚のメダルを予めメダル投入口6から投入して預けておき、この預けメダルを消費しつつゲームを行うことができるいわゆるクレジット形式のものであり、クレジット枚数表示部3には預けメダルの枚数が表示される。そして、スタートレバー7の操作に先立って1ベットボタン9を押すと1枚のメダルが、2ベットボタン10を押すと2枚のメダルが、3ベットボタン11を押すと3枚のメダルがそれぞれ投入された場合と同様に入賞ラインL1〜L5が有効化される。精算スイッチ13は、預けメダルを精算してメダル払出口15からメダル受け皿16に払い出すためのものである。
【0016】
そして、本発明の第1の実施形態に係る操作レバー装置は、その操作レバーとして上記スタートレバー7に適用したものであり、このスタートレバー7は、リール21a〜21cを回転始動させる本来のスイッチ機能とは別のスイッチ機能をも有する。
【0017】
すなわち、上記スタートレバー7は、図2ないし図4に詳示するように、操作パネル31及び取付け板32の各挿入孔33,34を垂直に貫通して配置されたレバー本体35と、このレバー本体35の先端に装着された握り部36とを備えており、レバー本体35の基端は台座37に連接されている。この連接部では、レバー本体35の基端に球状部35aが、台座37の一端に凹球面状の保持部37aがそれぞれ形成され、この両者35a,37aを球面接触させることにより、図6に示すようにレバー本体35つまりスタートレバー7が垂直状態から手動操作により360度いずれの方向に傾動されたときにもその傾動を台座37の保持部37aで許容し、スタートレバー7がその軸回りに回転されたときレバー本体35と台座37とが両者35a,37a間の摩擦力により一体に回転し、この回転を台座37の他端側に配置された台座支持部38で許容するようになっている。
【0018】
上記台座37は、台座支持部38上で軸回りに回転可能に支持されている。また台座37は、弾性樹脂材又はばねを内包する複合部材からなり、図7に示すようにスターレバー7が手動操作によりその軸方向に押し下げられたときには台座37が圧縮変形することでその動きを許容し、かつ手を離すと台座37の弾性復元力によりスタートレバー7を元の定位置に戻すようになっている。
【0019】
上記レバー本体35には円形状の当接板41が操作パネル31と取付け板32との間に位置して装着されている一方、取付け板32の挿入孔34周囲には8個の感圧センサ42,42,…が円周方向に等間隔(つまり45度間隔)に配置され、スタートレバー7が垂直状態から手動操作により360度いずれの方向に傾動されたときにも当接板41がいずれかの感圧センサ42の受圧面である上面に当たって所定の力が加わり、その感圧センサ42からスイッチ回路43に信号が入力されるようになっている。上記各感圧センサ42の上面は、いずれもスタートレバー7の軸心つまり取付け板32の挿入孔34の中心から離れるに従って次第に高くなるように円錐面に形成され、スタートレバー7が傾動されたときその傾斜側で当接板41の外周縁が感圧センサ42の上面に強く当たるようになっている。
【0020】
また、スタートレバー7が手動操作によりその軸方向に押し下げられたときには上記当接板41が8個の感圧センサ42,42,…の全部又は半数以上に当たって各々所定の力が加わり、それらの感圧センサ42,42,…からスイッチ回路43に信号が同時に入力される。スイッチ回路43は、1個の感圧センサ42からの信号のみが入力されたときにはスタートレバー7の傾動操作として、4個以上の感圧センサ42,42,…からの信号が同時に入力されたときにはスタートレバー7の押し下げ操作としてそれぞれ判別して制御回路44に2種類のスイッチ起動信号を出力するようになっている。このスイッチ回路43と8個の感圧センサ42,42,…と当接板41とによって、スタートレバー7の傾動操作によって入力可能な第1のスイッチ部45と、スタートレバー7の押し下げ操作によって入力可能な第2のスイッチ部46とが構成されており、第1及び第2のスイッチ部45,46は、8個の感圧センサ42,42,…を兼用する構成になっている。
【0021】
さらに、上記台座37の台座支持部38側端部には回転板51が回転一体に装着され、この回転板51の周縁部には、図5に拡大詳示するように、4つの突出部51a,51b,51c,51dが円周方向に90度間隔で形成されている一方、回転板51の周縁部を挟むように透過型回転検知センサ52が配置されている。透過型回転検知センサ52は、例えば光電センサ、フォトマイクロセンサ、磁気センサ等からなり、回転板51の各突出部51a〜51dにより透過が遮られることによって回転板51ひいてはスタートレバー7の回転位置を90度毎に検出するようになっている。上記4つの突出部51a〜51dの幅寸法は、一方向に段階的に大小変化するように設定され、回転検知センサ52によりスタートレバー7の回転方向を識別できるようになっており、この回転検知センサ52から上記制御回路44にスイッチ起動信号が直接又はスイッチ回路43を介して出力される。この回転検知センサ52と回転板51とにより、スタートレバー7の回転操作によって入力可能な第3のスイッチ部53が構成されている。
【0022】
そして、上記制御回路44は、スタートレバー7の傾動操作によるスイッチ回路43からのスイッチ起動信号が入力すると(つまり第1のスイッチ部45の信号入力時)3つのリール21a,21b,21cの回転を始動させ、スタートレバー7の押し下げ操作によるスイッチ回路43からのスイッチ起動信号が入力すると(つまり第2のスイッチ部46の信号入力時)、例えば1ないし3ベットボタン9〜11の押し下げ操作の代わりに入賞ラインL1〜L5の有効化を選択したり、精算スイッチ13の操作の代わりに預けメダルを精算したり、あるいは停止ボタン8の押し下げ操作の代わりにリール21a〜21cの回転を停止したりし、さらにスタートレバー7の回転操作による回転検知センサ52からのスイッチ起動信号が入力すると(つまり第3のスイッチ部53の信号入力時)スロットマシンAの環境設定、例えばスピーカ17の音量調整又は上下パネル18,19やリール照明用の蛍光燈(図示せず)等の明かり調整をするようになっている。
【0023】
尚、図2中、56は操作パネル31の挿入孔33周縁とスタートレバー7のレバー本体35との間を密閉するように装着されたゴム製の防塵用パッキンであり、このパッキン56は、スタートレバー7の揺動等の動きを許容するようになっている。
【0024】
従って、上記第1の実施形態においては、1本のスタートレバー7を操作することにより、スタートレバー7本来のスイッチ機能である3つのリール21a〜21cの回転を始動させることだけでなく、入賞ラインL1〜L5の有効化の選択、リール21a〜21cの停止又は預けメダルの精算と環境設定とを行うことができるので、遊技者はスイッチ操作のために手を動かすことが少なくなる。このため、遊技を長く継続したときでも遊技者が疲労感を感じることは殆どなく、遊技を十分に楽しむことができる。特に、スタートレバー7の操作だけで入賞ラインL1〜L5の有効化の選択からリール21a〜21cの回転始動、停止までの一連の操作を行い得るとした場合には、これらの一連の操作を連続的にかつ速やかに行うことができるので、ボーナスゲーム等の特別遊技中は迅速に停止操作を終えて速やかに入賞メダルを獲得したいという遊技者の心理を満足させることができる。
【0025】
また、上記スタートレバー7は、操作パネル31上で垂直に立った状態から360度いずれの方向にも傾動可能でかつその傾動操作により3つのリール21a〜21cの回転を始動させるスイッチ機能を有するいわゆるジョイスティックであるため、操作性の向上を図りながら操作の画一化を防ぐことができる。
【0026】
さらに、上記スタートレバー7の2種類の操作つまり傾動操作と押し下げ操作とは、レバー本体35側の当接板41が操作に伴って取付け板32の挿入孔34の周囲に設けた8個の感圧センサ42,42,…の一部のみに当たるか、あるいは全部又は半数以上に同時に当たるかによって識別され、感圧センサ42がスタートレバー7の2種類の操作を検知するのに兼用されているため、1本のスタートレバー7で3種類のスイッチ機能を発揮できることと相俟ってスイッチ操作系の部品点数を少なくすることができ、コストの低廉化を図ることができるとともに、スタートレバー7周りの部品レイアウトの自由度を高めることができる。
【0027】
図8ないし図11は本発明の第2の実施形態に係る操作レバー装置を示す。この操作レバー装置は、第1の実施形態の場合と同じくスロットマシンのスタートレバー61に適用したものであるが、スタートレバー61自体の構造及びスタートレバー61の動き操作を検知する構成等が第1の実施形態の場合と異なる。
【0028】
すなわち、上記スタートレバー61は、操作パネル62を貫通して延びかつそのパネル62に台座63を介して垂直状態に支持されたレバー本体64と、このレバー本体64の先端に設けられた握り部65とを備えている。上記台座63はゴム製のもので、レバー本体64(ひいてはスタートレバー61)が手動操作により垂直状態から360度いずれの方向にも傾動されるのを許容しかつ手を離すと元の垂直状態に戻す復元力を発生するようになっている(図10参照)。
【0029】
上記レバー本体64は、台座63より先端部分64aが棒状に、基端部分64bが円錐台形状にそれぞれ形成されてなり、このレバー本体64の軸心には、基端部分64bの端面より凹んだ凹部66と、この凹部66の底面から先端部分64aに亘って貫通する貫通孔67とが形成されている。一方、上記握り部65にはレバー本体64の先端部分64aが挿入可能な空洞部68が形成され、この空洞部68の底面には上記貫通孔67内に挿通された軸心体69の一端が接着若しくはねじ込みで一体的に連結されているとともに、空洞部68の底面とレバー本体64の先端部分64a端面との間には軸心体69を中心としてコイルバネ70が配置されている。しかして、図11に示すように、手動操作により握り部65がレバー本体64の軸方向に押し下げられたときにはコイルバネ70を圧縮しつつレバー本体64の先端部分64aが空洞部68内を、軸心体69が貫通孔67内をそれぞれ摺動することによりその動きを許容し、かつ手を離すと上記コイルバネ70により元の状態に戻るようになっている。
【0030】
また、上記凹部66内には被検知板71が摺動可能に配置され、この検知板71には上記軸心体69の一端が連結されていて、握り部65の押し下げ操作時に被検知板71が凹部66内の底部側から開口部側に摺動するようになっている。この被検知板71に対向して、反射式センサ72が配置されている。この反射式センサ72の検出範囲は、図9に点線領域で示すように、スタートレバー61が通常の垂直状態にあるとき凹部66の開口部付近までで底部に達しないように設定されている。一方、上記被検知板71の表面(下面)及びレバー本体64の基端部分64bの端面にはそれぞれ鏡面加工等を施して反射部73,74が形成されている。そして、スタートレバー61の傾動操作時には、図10に示すようにレバー本体64の基端部分64bの反射部74がセンサ72の検出範囲内に入り、スタートレバー61(握り部65)の押し下げ操作時には、図11に示すように被検知板71の反射部73がセンサ72の検出範囲内に入る。また、反射式センサ72及びこれに接続されたスイッチ回路(図示せず)は、スタートレバー61の傾動操作時における反射部74のセンサ72検出範囲内への入り方とスタートレバー61の押し下げ操作時における反射部73のセンサ72検出範囲内への入り方との差異に基づいて両者を判別し、2種類のスイッチ起動信号をスロットマシンの制御回路(図示せず)へ出力するようになっている。しかして、反射式センサ72及びスイッチ回路とレバー本体64の基端部分64bの反射部74とにより、スタートレバー61の傾動操作によって入力可能な第1のスイッチ部75が構成され、また同じく反射式センサ72及びスイッチ回路と被検知板71の反射部73とにより、スタートレバー61の押し下げ操作によって入力可能な第2のスイッチ部76が構成されており、第1及び第2のスイッチ部75,76は、反射式センサ72を兼用する構成になっている。
【0031】
そして、第2の実施形態においては、スタートレバー61が手動操作により垂直状態から360度いずれかの方向に傾動されたときスロットマシンの3つのリール21a,21b,21c(図1参照)を回転始動させ、スタートレバー61が押し下げられたとき、例えばいずれか1つのリールの回転を停止させるようになっている。また、このように、1本のスタートレバー61の傾動操作と押し下げ操作とによりリールの始動及び停止を行うことができるので、第1の実施形態の場合と同様に、遊技を長く継続したときでも遊技者が疲労感を感じることは殆どなく、遊技を十分に楽しむことができるなどの効果を奏する。加えて、本実施形態では、スタートレバー61の傾動操作と押し下げ操作とを非接触型センサの一種である反射式センサ72で検知しているので、第1の実施形態の如き感圧センサ42等の接触型センサを用いて検知する場合に比べて、耐久性に優れるという効果を奏する。
【0032】
尚、第2の実施形態において、レバー本体64を台座63により軸回りに回転自在に支持するとともに、その回転角を検出することにより、第1の実施形態の場合と同じくスタートレバー61の回転操作で第3のスイッチ機能を発揮させる構成としてもよいのは勿論である。また、反射式センサ72の代わりに近接センサを用いたり、スタートレバー61の傾動操作と押し下げ操作とを別々のセンサで検出したりしてもよい。
【0033】
図12ないし図14は本発明の第3の実施形態に係る操作レバー装置を示し、この操作レバー装置は、第1及び第2の実施形態の場合と同じくスロットマシンのスタートレバー81に適用したものである。このスタートレバー81は、傾動操作と軸方向の引き出し操作とにより各々スイッチ機能を発揮する構成になっている。
【0034】
すなわち、上記スタートレバー81は、操作パネル82を貫通して延びかつそのパネル82に台座83を介して垂直状態に支持された棒状のレバー本体84と、このレバー本体84の先端に設けられた握り部85とを備えている。上記台座83はゴム製のもので、レバー本体84(ひいてはスタートレバー81)が手動操作により垂直状態から360度いずれの方向にも傾動されるのを許容しかつ手を離すと元の垂直状態に戻す復元力を発生するようになっている(図13参照)。
【0035】
上記レバー本体84の軸心には、基端側(下端側)の端面より凹んだ凹部86と、この凹部86の底面から先端に亘って貫通する貫通孔87とが形成されている。一方、上記握り部85にはこの貫通孔87内に挿通された軸心体89の一端が接着若しくはねじ込みで一体的に連結され、この軸心体89の長さはレバー本体84のそれよりも長く設定されているとともに、軸心体89の他端は被検知体90に連結されており、この被検知体90の軸心体89側端面と凹部86の底面との間には軸心体89を中心としてコイルバネ91が配置されている。しかして、図14に示すように、手動操作により握り部85がレバー本体84の軸方向にレバー本体84から離れるように引き出されたときにはコイルバネ91を圧縮しつつ軸心体89が貫通孔87内を摺動し、被検知体90がレバー本体84の基端に当接するまでその動きを許容し、かつ手を離すと上記コイルバネ91により元の状態に戻るようになっている。
【0036】
上記被検知体90の軸心体89と反対側の端面(下面)は鏡面加工が施されているとともに、この下面に対向して反射式センサ92が配置されている。この反射式センサ92の検出範囲は、図12に点線領域で示すように、スタートレバー81が通常の垂直状態にあるときにのみ被検知体90の下面が含まれ、スタートレバー81が傾動操作されあるいは引き出し操作されたときには被検知体90の下面が含まれなくなるように設定されている。また、上記反射式センサ92及びこれに接続されたスイッチ回路(図示せず)は、スタートレバー81の傾動操作時における被検知体90下面のセンサ92検出範囲外への出方とスタートレバー81の引き出し操作時における被検知体90下面のセンサ92検出範囲外への出方との差異に基づいて両者を判別し、2種類のスイッチ起動信号をスロットマシンの制御回路(図示せず)へ出力するようになっている。以上によって、スタートレバー81の傾動操作によって入力可能な第1のスイッチ部93と、スタートレバー81の引き出し操作によって入力可能な第2のスイッチ部94とが構成されており、第1及び第2のスイッチ部93,94は反射式センサ92を兼用する構成になっている。
【0037】
そして、第3の実施形態において、スタートレバー81の2種類のスイッチ機能は、第2の実施形態の場合と同様に、スロットマシンにおけるリールの始動と停止とに利用され、またそれにより同様の効果を奏する。
【0038】
図15ないし図20は本発明の第4の実施形態に係る操作レバー装置を示し、この操作レバー装置は、第1ないし第3の実施形態の場合と同じくスロットマシンのスタートレバー101に適用したものである。このスタートレバー101は、4種類の操作つまり傾動操作、軸回りの捻り回動操作、軸方向の押し下げ操作及び引き出し操作により各々スイッチ機能を発揮する構成になっている。
【0039】
すなわち、図15及び図17に示すように、上記スタートレバー101は、操作パネル等のベース板102の挿入孔103を通して垂直に設けられた棒状のレバー本体104と、このレバー本体104の先端に装着された握り部105とを備えている。上記レバー本体104の中間部には鍔部106が一体成形され、この鍔部106とベース板102の挿入孔103周縁に形成された環状溝部107との間には、レバー本体104の外周を囲むように円筒状でかつ可撓性を有するピエゾフィルムセンサ(以下、PFSという)108と、このPFS108の可撓性の強度を保つためのコイルバネ109入りの弾性カバー体110とが装着されている。よって、スタートレバー101は、上記PFS108及び弾性カバー体110の弾性範囲内でそれぞれ手動操作により図17に示す如く軸回りに回動可能に、図18に示す如くベース板102の挿入孔103を中心として垂直状態から360度いずれの方向にも傾動可能に、図19に示す如く軸方向に押し下げ可能に、さらに図20に示す如く軸方向に引き出し可能に設けられており、いずれの操作時にも手を離すと元の状態に戻る。
【0040】
上記PFS108は、膜状のセンサ本体111を可撓性を有するラミネートシール等のセンサ保護膜材112でコートして所定厚さの円筒形状に形成されてなり、その作成に当たっては、PFS108自体が変形してその歪みを電圧でセンシングするものであることから、部分的に弱くして変形の度合いを大きくすることが望ましい。その具体例としては、図21に示す如く周壁に孔113を設けること、あるいは図22に示す如く外周面に環状溝114を設けることなどである。
【0041】
また、PFS108の電気回路の一例を図16に示す。この図において、121はゲート絶縁形(MOS)の電界効果トランジスタ(FET)で、ゲートGの入力電圧が一定電圧以上になるとソースSとドレインDとの間がオープンとなるものであり、このトランジスタ121のゲートGにPFS108のプラス端子が接続されている。122はPFS108の出力電圧を高インピーダンスで検出するための入力インピーダンス抵抗器、123及び124は高周波成分をカットするローパスフィルタを構成する抵抗器及びコンデンサ、125は上記トランジスタ121の出力の高周波成分をカットするローパスフィルタを構成するコンデンサである。
【0042】
そして、スタートレバー101の傾動操作時又は回動操作時にはPFS108が歪みを生じてトランジスタ121のゲートGに電圧がかかり、そのソースSとドレインDとの間がオープンすることによりスイッチ起動信号が発生する。また、上記電気回路の構成に加えて、図示していないが、スタートレバー101の傾動操作時におけるPFS108の歪みと回動操作時におけるPFS108の歪みとの差異を判別する手段(例えば円筒形状のPFS108の複数箇所で個別に歪みを検出することなど)が設けられ、スタートレバー101の両操作に応じて2種類のスイッチ起動信号が出力されるようになっている。以上の電気回路によって、スタートレバー101の傾動操作によって入力可能な第1のスイッチ部126と、スタートレバー101の回動操作によって入力可能な第2のスイッチ部127とが構成されており、第1及び第2のスイッチ部126,127はPFS108を兼用する構成になっている。
【0043】
さらに、上記スタートレバー101のレバー本体104のベース板102より下側の基端部にはその軸線と直交する方向に貫通する横材131が取り付けられている一方、この横材131に対応して、上下一対のフォトマイクロセンサ132,133(図19及び図20参照)が配置され、スタートレバー101の押し下げ操作時には下側のフォトマイクロセンタ133が、スタートレバー101の引き出し操作時には上側のフォトマイクロセンサ132がそれぞれ別々に横材131を検知してスイッチ起動信号を出力するようになっている。上記横材131と下側のフォトマイクロセンサ133とにより、スタートレバー101の押し下げ操作によって入力可能な第3のスイッチ部134が構成され、また横材131と上側のフォトマイクロセンサ132とにより、スタートレバー101の引き出し操作によって入力可能な第4のスイッチ部135が構成されている。
【0044】
そして、上記第4の実施形態において、スタートレバー101の各操作に応じた4種類のスイッチ機能は、第1の実施形態の場合と同様に利用される。つまり、スタートレバー101の傾動操作によりリールの回転を始動させ、スタートレバー101の回動操作によりスロットマシンの環境設定(例えばスピーカの音量調整又は上下パネルやリール照明用蛍光燈等の明かり調整)を行い、さらにスタートレバー101の押し下げ操作及び引き出し操作により、それぞれ入賞ラインの有効化の選択、預けメダルの精算及びリールの回転停止のいずれか一つを分担して行う。またこれにより、第1の実施形態の場合と同様の効果を有する。
【0045】
図23は本発明の第5の実施形態に係る操作レバー装置を示す。この操作レバー装置は、第1の実施形態の場合と同じくスロットマシンのスタートレバー141に適用したものであるが、このスタートレバー141は、第1の実施形態の場合と異なり、軸方向の押し下げが不能で、その代わり水平方向にスライド可能に設けられている。
【0046】
すなわち、スタートレバー141において、そのレバー本体35及びそれに連接された台座37はスライド体142に軸回りに回転自在に保持され、このスライド体142は、ベース板143に形成されたスライド収納凹部144内に水平方向にスライド可能に収納されているとともに、スライド体142のスライド方向の両側面とこれらと各々対向するスライド収納凹部144の両側壁との間にはそれぞれスライド体142を中立位置に戻すためのコイルバネ145,145が配置されている。
【0047】
上記台座37は、回転板51が装着された部位からスライド体142の底部を貫通して、スライド収納凹部144の底面に形成された小凹部146内にまで延び出ており、この延出部37bの端面は鏡面加工が施されているとともに、この端面に対向して、反射式センサ147が上記小凹部146の底部に設けられている。この反射式センサ147の検出範囲は、図に点線領域で示すように、スライド体142ひいてはスタートレバー141が中立位置に位置するとき延出部37bの端面が含まれ、スタートレバー141が中立位置から水平方向にスライドされたときには延出部37bの端面が含まれなくなるように設定されている。上記台座37の延出部37bと反射式センサ147とにより、スタートレバー141のスライド操作によって入力可能な第2のスイッチ部148が構成されている。
【0048】
尚、第5の実施形態の場合、上記第2のスイッチ部148以外に、当接板41とスライド体142の上面の挿入孔151周囲に設けられた8個の感圧センサ42,42,…とにより、スタートレバー141の傾動操作によって入力可能な第1のスイッチ部152が構成され、また回転板51とスライド体142の内部空間に配置された回転検出センサ52とにより、スタートレバー141の回転操作によって入力可能な第3のスイッチ部153が構成されている。また、操作レバー装置のその他の構成は、第1の実施形態の場合と同じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
【0049】
そして、上記第5の実施形態において、スタートレバー141の各操作に応じた3種類のスイッチ機能は、第1の実施形態の場合と同様に利用され、またそれにより同様の効果を奏する。
【0050】
図24は本発明の第6の実施形態としてビデオゲーム機の操作レバー装置に適用した場合を示す。このビデオゲーム機Bは、その前面側に大きなビデオ画面201、操作レバー202、コイン投入口203、景品取り出し口204等を備えてなる。
【0051】
ゲーム内容は、ビデオ画面201上で得点表示の付いた風船が落下し、風速と風向きが刻々と変化するにつれ風船の落ち方が変わっていく。遊技者は、操作レバー202を操作して砲台211の水平位置及び大砲212の角度を調整しながら砲弾を発射して風船を割ると、付いていた札が落下し、それが入賞口213に入るとその風船の点が得点になる。ゲームは時間制で、得点が所定点数以上で景品を獲得できる。
【0052】
上記操作レバー202の構成は、第5の実施形態におけるスタートレバー141のそれと同じであり、操作レバー202は傾動以外に、軸回りの回動と水平方向のスライドとが可能であり、この操作レバー202のスライド操作により砲台211の水平位置調整が、回動操作により大砲212の角度調整が、傾動操作により砲弾の発射がそれぞれ行われるようになっている。
【0053】
従って、上記第6の実施形態に係るゲーム機Bにおいては、1本の操作レバー202でゲームに関連した操作を全部行うことができるので、発射ボタン等を別に設ける必要はなく、また遊技者はゲーム進行に即して片手で自在に操作してゲームを楽しむことができる。
【0054】
尚、ビデオゲーム機Bにおけるゲーム内容としては、上述した風船落しに限らないのは勿論である。また、操作レバー202の構成は、ゲーム内容等に応じて、上記第1ないし第5の実施形態におけるスタートレバー7,61,81,101,141のいずれか一つのものと同じにすればよい。
【0055】
図25は本発明の第7の実施形態としてカード式メダル貸出機(いわゆる台間機)Cを隣接配置したスロットマシンDの操作レバー装置に適用した場合を示す。
【0056】
上記スロットマシンDの構成は、基本的には第1の実施形態におけるスロットマシンAのそれと同じであり、スロットマシンDの前面にはスロット表示部(スロットマシンAにおける3つのリール表示窓を一体化したもの)301、クレジット枚数表示部302、スタートレバー303及び3つの停止ボタン304等が設けられいる。スタートレバー303の構成は、第4の実施形態におけるスタートレバー101のそれと同じであり、操作レバー202は傾動以外に、軸回りの回動と軸方向の押し下げと引き出しとが可能になっている。
【0057】
一方、上記メダル貸出機Cの前面にはコイン・紙幣投入口311、メダル数表示器312及びカード投入返却口313等が設けられている。このメダル貸出機Cの制御回路314と上記スロットマシンDの制御回路305とは信号授受可能に接続されている。そして、スロットマシンDの制御回路305は、スタートレバー303の傾動操作によるスイッチ起動信号が入力したときスロット表示部301で3つのリールの回転を始動させ、スタートレバー303の回動操作によるスイッチ起動信号が入力したときスロットマシンDの環境設定(スピーカの音量調整又は上下パネルやリール照明用の蛍光燈等の明かり調整)を行い、スタートレバー303の押し下げ操作によるスイッチ起動信号が入力したときメダル貸出機Cからのメダルクレジットの指示を行い、さらにスタートレバー303の引き出し操作によるスイッチ起動信号が入力したときメダル貸出機Cへのカード排出の指示を行うようになっている。
【0058】
従って、上記第7の実施形態においては、スロットマシンDのスタートレバー303の操作だけでリールの回転始動、マシンの環境設定、貸出機Cからのメダルクレジット指示及び貸出機Cへのカード排出指示を行うことができるので、操作性の向上を図ることができる。また、メダル貸出機Cではメダルクレジットボタン及びカード排出ボタン等を省くことができるので、その分コストダウン化と操作部の簡素化とを図ることができる。
【0059】
尚、上記第1ないし第7の実施形態では、いずれも本発明の操作レバー装置を、スロットマシンやゲーム機等の遊技機に適用した場合について述べたが、本発明の操作レバー装置は、遊技機以外の機器、例えばクレーンやショベルカー等の建設機器又はフォークリフト等の運搬機器等にも同様に適用することができ、それらの機器における1本の操作レバーに複数のスイッチ機能を兼備させて操作の簡易化を実現することができる。
【0060】
また、図26は本発明の第8の実施形態としてパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)の入力操作装置であるマウスの代わりに、本発明の操作レバー装置を用いた場合を示す。この操作レバー装置Eは、ベース台401上に操作レバー402が立設されてなり、ベース台401はパソコン本体Fにケーブル403を介して接続されている。操作レバー401の構成は、第4の実施形態におけるスタートレバー101のそれと同様になっている。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明におけるスロットマシン用の操作レバー装置によれば、一つの操作レバーの傾動操作と軸方向の押し下げ操作又は引き出し操作とにより2種類のスイッチ機能を発揮することができるので、スイッチ操作を迅速にかつ疲労感を感じることなく容易に行うことができ、操作性に優れたものであり、遊技者が疲労感を感じることなくゲームを楽しむことができるという効果を奏する。また、センサの兼用により部品点数を少なくすることができるので、コストの低廉化を図ることができるとともに、操作レバー周りの部品レイアウトの自由度を高めることができるという効果を併有する。
【0062】
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る操作レバー装置を備えたスロットマシンの正面図である。
【図2】 上記スロットマシンのスタートレバー付近の断面図である。
【図3】 上記スタートレバーと8個の感圧センサとの位置関係を示す平面図である。
【図4】 同スタートレバーの機構部を示す一部切開側面図である。
【図5】 上記機構部の一構成部材である回転板の平面図である。
【図6】 スタートレバーの傾動状態を示す図4相当図である。
【図7】 同じくスタートレバーの押し下げ状態を示す図4相当図である。
【図8】 第2の実施形態に係るスターレバーの機構部を示す側面図である。
【図9】 上記スタートレバーの機構部を軸方向に沿って切断した縦断面図である。
【図10】 スタートレバーの傾動状態を示す図9相当図である。
【図11】 同じくスタートレバーの押し下げ状態を示す図9相当図である。
【図12】 第3の実施形態に係るスタートレバーの通常状態を示す図9相当図である。
【図13】 同じくスタートレバーの傾動状態を示す図9相当図である。
【図14】 同じくスタートレバーの引き出し状態を示す図9相当図である。
【図15】 第4の実施形態を示す図9相当図である。
【図16】 PFSの電気回路図である。
【図17】 第4の実施形態に係るスタートレバーの回動状態を示す側面図である。
【図18】 同じくスタートレバーの傾動状態を示す側面図である。
【図19】 同じくスタートレバーの押し下げ状態を示す側面図である。
【図20】 同じくスタートレバーの引き出し状態を示す側面図である。
【図21】 PFSに脆弱部を形成する一つの具体例を示す中心線左半分を切断した部分断面側面図である。
【図22】 別の具体例を示す図21相当図である。
【図23】 第5の実施形態を示す図9相当図である。
【図24】 第6の実施形態に係る操作レバー装置を備えたビデオゲーム機の斜視図である。
【図25】 第7の実施形態に係る操作レバー装置を備えたスロットマシン及びそれに隣接配置されたカード式メダル貸出機の概略正面図である。
【図26】 第8の実施形態に係る操作レバー装置の概略図である。
【符号の説明】
A,D スロットマシン
B ビデオゲーム機
C メダル貸出機
操作レバー装置
F パソコン本体
7,61,81,101,141 スタートレバー(操作レバー)
37b 台座の延出部
41 当接板
42 感圧センサ
43 スイッチ回路
45,75,93,126,152 第1のスイッチ部
46,76,94,127,148 第2のスイッチ部
51 回転板
52 回転検知センサ
53,134,153 第3のスイッチ部
64,84 レバー本体
65,85 握り部
66,86 凹部
69,89 軸心体
71 被検知板
72,92,147 反射式センサ
73,74 反射部
90 被検知体
108 ピエゾフィルムセンサ(PFS)
121 電界効果トランジスタ
131 横材
132,133 フォトマイクロセンサ
135 第4のスイッチ部

Claims (3)

  1. 手動操作により傾動と別の動きとを行い得るように設けられた操作レバーと、この操作レバーの傾動操作によって入力可能な第1のスイッチ部と、上記操作レバーの別の動き操作によって入力可能な第2のスイッチ部とを備えたスロットマシン用の操作レバー装置であって、
    上記操作レバーは、垂直状態から360度いずれの方向にも傾動可能に支持されており、
    上記第1のスイッチ部は、この操作レバーのいずれの方向の傾動操作によっても入力可能に設けられており、
    また、この第1のスイッチ部及び上記第2のスイッチ部は、操作レバーの2種類の動きを検知するセンサを兼用する構成になっており、
    上記操作レバーは、垂直状態から360度いずれの方向にも傾動可能に支持されたレバー本体と、このレバー本体の軸心に形成した貫通孔内に挿通された軸心体と、レバー本体の先端側で軸心体の一端に連結された握り部とを有し、傾動と別の動きとして握り部を軸方向に押し下げ又は引き出し操作可能に設けられており、
    上記レバー本体の基端部は円錐台形状に形成されており、このレバー本体の軸心には基端部の端面より凹んだ凹部が形成され、この凹部内には被検知板が摺動可能に配置され、この被検知板には上記軸心体の他端が連結されていて、上記握り部の押し下げ操作時に被検知板が凹部内の底部側から開口部側に摺動するようになっており、
    上記第1のスイッチ部及び第2のスイッチ部は、上記被検知板の表面及びレバー本体の基端部の端面に形成された反射部と、上記被検知板に対向して設けられた反射式センサ又は近接センサと、このセンサに接続されたスイッチ回路とからなり、スイッチ回路は、操作レバーの傾動操作時における反射部のセンサ検出範囲内への入り方と操作レバーの押し下げ操作時における反射部のセンサ検出範囲内への入り方との差異に基づいて両者を判別するように設けられていることを特徴とするスロットマシン用の操作レバー装置。
  2. 手動操作により傾動と別の動きとを行い得るように設けられた操作レバーと、この操作レバーの傾動操作によって入力可能な第1のスイッチ部と、上記操作レバーの別の動き操作によって入力可能な第2のスイッチ部とを備えたスロットマシン用の操作レバー装置であって、
    上記操作レバーは、垂直状態から360度いずれの方向にも傾動可能に支持されており、
    上記第1のスイッチ部は、この操作レバーのいずれの方向の傾動操作によっても入力可能に設けられており、
    また、この第1のスイッチ部及び上記第2のスイッチ部は、操作レバーの2種類の動きを検知するセンサを兼用する構成になっており、
    上記操作レバーは、垂直状態から360度いずれの方向にも傾動可能に支持されたレバー本体と、このレバー本体の軸心に形成した貫通孔内に挿通された軸心体と、レバー本体の先端側で軸心体の一端に連結された握り部とを有し、傾動と別の動きとして握り部を軸方向に押し下げ又は引き出し操作可能に設けられており、
    上記軸心体の長さは、レバー本体のそれよりも長く設定され、この軸心体の他端は被検知体に連結されており、上記握り部は、レバー本体の先端に当接した状態からこの被検知体がレバー本体の基端に当接するまで引き出し操作可能に設けられており、
    上記第1のスイッチ部及び第2のスイッチ部は、上記被検知体と、この被検知体に対向して設けられた反射式センサと、このセンサに接続されたスイッチ回路とからなり、スイッチ回路は、操作レバーの傾動操作時における被検知体のセンサ検出範囲外への出方と操作レバーの引き出し操作時における被検知体のセンサ検出範囲外への出方との差異に基づいて両者を判別するように設けられていることを特徴とするスロットマシン用の操作レバー装置。
  3. 上記操作レバーは、その傾動操作によりリールの回転を開始し、押し出し又は引き出し操作によりリールの回転を停止させるものである請求項1又は2記載のスロットマシン用の操作レバー装置。
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