JP3978589B2 - 通信端末装置及び通信方式の通知方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信端末装置に関し、例えば接続可能な複数の通信方式のうちいずれかの通信方式を選択してデータ通信を実行する携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯電話機においては、通信方式の異なった通信システムが様々な状況下で構築されていることにより、複数の通信方式を選択できる状況も考えられ、ユーザの利用状況に応じて当該通信方式を選択させてデータ通信を実行させ得るようなことが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の携帯電話機においては、複数の通信方式を選択できる状況において、例えばユーザが通信コストの最も安い通信方式を選択しようとした場合、ユーザは必ずしも当該通信方式毎に定められている通信コストを正確に認識しているわけでも記憶しているわけでもないため、誤って通信コストの高い通信方式を選択してしまうという問題があった。
【0004】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザが所望する条件を満たした通信方式によってデータ通信を実行させ得る通信端末装置を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、複数の通信方式のなかから選択された所定の通信方式に従って無線通信を行う通信手段と、複数の通信方式がそれぞれ有する通信コスト、通信速度、受信感度又は通信接続の維持度合いを示す接続度を含む複数の条件のうち、ユーザが最重視する条件を最重視条件として選択する選択手段と、複数の通信方式のうち、選択手段により選択された最重視条件に最も合致する通信方式を選定する通信方式選定手段と、通信方式選定手段によって選定された通信方式の最重視条件に予め割り当てられている優劣の度合いを所定の発光色で表示すると共に、当該通信方式の残りの条件に予め割り当てられている優劣の度合いを他の発光色で補助的に表示することにより、当該選定された通信方式の複数の条件に対するそれぞれの優劣をユーザへ通知する通知手段とを設けるようにする。
【0006】
従って通信端末装置では、複数の通信方式がそれぞれ有する通信コスト、通信速度、受信感度又は通信接続の維持度合いを示す接続度を含む複数の条件のうち、ユーザが最重視した最重視条件に最も合致する通信方式を選定し、その通信方式の最重視条件に予め割り当てられている優劣の度合いを所定の発光色で表示すると共に、当該通信方式の残りの条件に予め割り当てられている優劣の度合いを他の発光色で補助的に表示し、当該通信方式の複数の条件に対するそれぞれの優劣をユーザへ通知することにより、複数の通信方式がそれぞれ有する複数の条件に対する優劣を発光色により視覚的かつ直感的に認識させることができるので、通信方式を格別ユーザに意識させることなく、最重視条件や残りの条件の優劣だけでその通信方式による無線通信を行うか否かをユーザに判断させることができる。
【0007】
また本発明においては、通信端末装置は、複数の通信方式に対する通信条件情報をそれぞれのアクセス先から受信する受信手段と、通信条件情報に基づいて通信方式ごとの各条件に対応した発光色を予め割り当てた割当テーブルを生成する割当テーブル生成手段とを設けるようにする。
【0008】
これにより、複数の通信方式に対する通信条件情報をそれぞれのアクセス先から受信し、その通信条件情報に基づいて通信方式ごとの各条件に対応した発光色を予め割り当てた割当テーブルを生成することにより、アクセス先から受信した通信条件情報が変化すれば、それに合わせて割当テーブルの内容を更新することができるので、常に最新の通信条件情報を反映した割当テーブルに従い各条件に対応した発光色を表示することができる。
【0009】
さらに本発明においては、複数の通信方式のなかから選択された所定の通信方式に従って無線通信を行う通信端末装置における通信方式の通知方法であって、複数の通信方式がそれぞれ有する通信コスト、通信速度、受信感度又は通信接続の維持度合いを示す接続度を含む複数の条件のうち、ユーザが最重視する条件を最重視条件として選択する選択ステップと、複数の通信方式のうち、選択手段により選択された最重視条件に最も合致する通信方式を選定する通信方式選定ステップと、通信方式選定ステップで選定された通信方式の最重視条件に予め割り当てられている優劣の度合いを所定の発光色で表示すると共に、当該通信方式の残りの条件に予め割り当てられている優劣の度合いを他の発光色で補助的に表示することにより、当該選定された通信方式の複数の条件に対するそれぞれの優劣をユーザへ通知する通知ステップとを設けるようにする。
【0010】
従って、この通信方式の通知方法では、複数の通信方式がそれぞれ有する通信コスト、通信速度、受信感度又は通信接続の維持度合いを示す接続度を含む複数の条件のうち、ユーザが最重視した最重視条件に最も合致する通信方式を選定し、その通信方式の最重視条件に予め割り当てられている優劣の度合いを所定の発光色で表示すると共に、当該通信方式の残りの条件に予め割り当てられている優劣の度合いを他の発光色で補助的に表示し、当該通信方式の複数の条件に対するそれぞれの優劣をユーザへ通知することにより、複数の通信方式がそれぞれ有する複数の条件に対する優劣を発光色により視覚的かつ直感的に認識させることができるので、通信方式を格別ユーザに意識させることなく、最重視条件や残りの条件の優劣だけでその通信方式による無線通信を行うか否かをユーザに判断させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0012】
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態における携帯電話機の構成
図1において、1は全体として第1の実施の形態における通信端末装置としての携帯電話機を示し、中央のヒンジ部2を介して折り畳み可能な状態に構成されている。
【0013】
ここで下側筐体3の正面には、「0」〜「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話キー及び電源キー、クリアキー、電子メールキー等の各種操作キーからなる操作部5が設けられており、これら操作キーを介して各種命令を入力し得るようになされている。
【0014】
また下側筐体3の正面には、操作部5の下側にマイクロフォン6が設けられており、当該マイクロフォン6によって通話時のユーザの音声を集音するようになされている。
【0015】
一方、上側筐体4の正面の上端中央部にはスピーカ7が設けられており、当該スピーカ7を介して通話中の相手の音声等を出力するようになされている。
【0016】
また、上側筐体4の正面には、スピーカ7の下に液晶ディスプレイ8が設けられており、当該液晶ディスプレイ8に電波の受信状態、電池残量、アドレス帳として登録している電子メールの送付先の名前やメールアドレス、電子メールの本文、簡易ホームページ、サーバからダウンロードした動画像等を表示するようになされている。
【0017】
さらに上側筐体4の背面右側部には、広域無線用アンテナ9が引出及び収納可能な状態に設けられており、当該広域無線用アンテナ9を介して後述する広域無線基地局との間で通話用の音声信号や電子メール、簡易ホームページ等を送受信し得るようになされている。
【0018】
かかる構成に加えて上側筐体4の上端部には、通信コストの状態を点灯色の相違によって通知する通知手段としての通信コスト通知LED(Light Emitting Diode)10が設けられており、後述する通信コスト通知処理を実行することによって「青色」、「黄色」又は「赤色」の点灯色が点灯するようになされている。
【0019】
実際上、図2に示すように、携帯電話機1においては、当該携帯電話機1を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit) 構成の制御部20に対して、操作部5、マイクロフォン6、スピーカ7、液晶ディスプレイ8、通信コスト通知LED10、広域無線通信処理部21、無線LAN(Local Area Network)通信処理部22及びブルートゥース通信処理部23が接続されている。
【0020】
この場合、制御部20は操作部5を介して入力される各種命令に応じて、制御部20内のROM(Read Only Memory)(図示せず)に予め格納されている通信処理プログラム、通知LED点灯準備プログラム及び通信コスト通知プログラム等の各種プログラムを読み出して制御部20内のRAM(Random Access Memory)(図示せず)上で展開することにより、これら各種プログラムに従って携帯電話機1全体を制御し、各種機能を実現するようになされている。
【0021】
これにより制御部20は、操作部5を介して選択された所定の通信命令に応じて、広域無線通信方式、無線LAN通信方式又はブルートゥース通信方式のうちいずれか1つを決定し、当該決定した通信方式に従ってインターネット25に接続された各種サーバ(図示せず)から所望のコンテンツをダウンロードし得るようになされている。
【0022】
実際上、通信手段としての広域無線通信処理部21、無線LAN通信処理部22及びブルートゥース通信処理部23は、通信処理プログラムを実行することにより、各通信方式に対応したアクセス先である広域無線基地局26、無線LANアクセスポイント28及びブルートゥースアクセスポイント30との間で各通信方式に従って通信接続処理を行うことにより同期を確立し、各通信方式がそれぞれ有する通信コスト等の通信接続に関する条件により種々のデータ通信を実行する。
【0023】
例えば広域無線通信処理部21は、広域無線基地局26との間で同期を確立するための広域用同期情報を、広域無線基地局26から広域無線用アンテナ9を介して受信すると、所定の通信接続処理を行うことにより当該広域無線基地局26との間で同期を確立する。
【0024】
これにより広域無線通信処理部21は、操作部5から入力された広域無線通信命令に応じて、同期が確立された広域無線基地局26との間で、例えばW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)と呼ばれる符号分割多元接続方式に準拠した広域無線通信方式によって種々のデータ通信を実行し得るようになされている。
【0025】
ここで広域無線通信方式は、例えば広範囲をカバーする広域無線基地局26と携帯電話機1とで構築された携帯電話システム等の広域無線通信システムに用いられており、データ通信を実行する際、後述する無線LAN通信方式に比べて所定データ量単位毎に所定額の通信コスト(例えば128[byte]毎に0.3円)を要する通信方式である。
【0026】
すなわち広域無線通信処理部21は、広域無線基地局26との間で同期が確立されている状態において、操作部5から入力された広域無線通信開始命令に応じて送信データを得、これに広域無線通信方式に従った送信処理を施すことにより送信信号を生成し、これを広域無線用アンテナ9を介してインターネット25に接続された広域無線基地局26へ送信する。
【0027】
一方、広域無線通信処理部21は、広域無線基地局26から送信された受信信号を広域無線用アンテナ9を介して受信すると、当該受信信号に広域無線通信方式に従った受信処理を施し、得られた受信データ(例えば電子メール等のテキストデータや動画像等のコンテンツ)を液晶ディスプレイ8やスピーカ7を介して出力する。
【0028】
また無線LAN通信処理部22は、無線LANアクセスポイント28との間で同期を確立するための無線LAN用同期情報を、上側筐体4の背面側内部に設けられた無線LAN用アンテナ27を介して無線LANアクセスポイント28から受信すると、所定の通信接続処理を実行することにより当該無線LANアクセスポイント28との間で同期を確立するようになされている。
【0029】
これにより無線LAN通信処理部22は、操作部5から入力された無線LAN通信開始命令に応じて、同期が確立された無線LANアクセスポイント28との間で例えばIEEE802.11bに準拠した無線LAN通信方式によって種々のデータ通信を実行し得るようになされている。
【0030】
ここで無線LAN通信方式は、例えば数十m 範囲をカバーする無線LANアクセスポイント28と携帯電話機1とで構築された無線LAN通信システムに用いられており、データ通信を実行する際、上述した広域無線通信方式に比べて所定データ量単位毎に低額の通信コスト(例えば128[byte]毎に0.1円)を要する通信方式である。
【0031】
すなわち無線LAN通信処理部22は、無線LANアクセスポイント28との間で同期を確立している状態において、操作部5から入力された無線LAN通信開始命令に応じて、無線LAN通信方式に従いインターネット25に接続された無線LANアクセスポイント28を介して大容量データでなる動画像等のコンテンツをダウンロードし、これに所定の受信処理を施した後、得られた受信データを液晶ディスプレイ8やスピーカ7を介して出力する。
【0032】
さらにブルートゥース通信処理部23は、ブルートゥースアクセスポイント30との間で同期を確立するためのブルートゥース用同期情報を、上側筐体4の背面側内部に設けられたブルートゥース用アンテナ29を介してブルートゥースアクセスポイント30から受信すると、所定の通信接続処理を実行することにより当該ブルートゥースアクセスポイント30との間で同期を確立するようになされている。
【0033】
これによりブルートゥース通信処理部23は、操作部5から入力されたブルートゥース通信開始命令に応じて同期が確立されたブルートゥースアクセスポイント30との間で例えばブルートゥースに準拠したブルートゥース通信方式によって種々のデータ通信を実行し得るようになされている。
【0034】
ここでブルートゥース通信方式は、例えば約10m 範囲をカバーするブルートゥースアクセスポイント30と携帯電話機1とで構築されたブルートゥース通信システムに用いられており、通信コストを要せず無料でデータ通信を実行できる通信方式である。
【0035】
すなわちブルートゥース通信処理部23は、ブルートゥースアクセスポイント30との間で同期が確立している状態において、操作部5から入力されたブルートゥース通信開始命令に応じて、ブルートゥース通信方式に従いインターネット25に接続されたブルートゥースアクセスポイント30を介して例えば簡易ホームページ等の受信信号を受信し、これに所定の受信処理を施した後、得られた受信データを液晶ディスプレイ8やスピーカ7を介して出力する。
【0036】
ところで制御部20のRAMには、図3に示すように通知LED点灯色テーブルT100が格納されており、当該通知LED点灯色テーブルT100は、各通信方式に対して通信コスト通知LED10に点灯させる点灯色が予め対応付けられて記憶されている。
【0037】
実際上、通知LED点灯色テーブルT100は、通信コストがかからず無料でデータ通信を実行し得るブルートゥース通信方式に対して「青色」の点灯色が対応付けらていると共に、低額の通信コストでデータ通信を実行し得る無線LAN通信方式に対して「黄色」の点灯色が対応付けられている。また無線LAN通信方式に比較して高額の通信コストでデータ通信を実行し得る広域無線通信方式に対しては「赤色」の点灯色が対応付けられている。
【0038】
また通知LED点灯色テーブルT100では、ブルートゥース通信方式、無線LAN通信方式及び広域無線通信方式に従ってデータ通信が実行可能である場合、「青色」、「黄色」及び「赤色」の順で、通信コスト通知LED10が点灯されるように予め優先順位が設定されている。
【0039】
これにより制御部20は、広域無線基地局26、無線LANアクセスポイント28及びブルートゥースアクセスポイント30にそれぞれ接続可能であるときには、予め設定した優先順位に基づいて優先順位が最も高いブルートゥース通信方式に対応した「青色」の点灯色を優先的に通信コスト通知LED10に点灯する。
【0040】
かくして制御部20は、通信コスト通知LED10を「青色」の点灯色で点灯させることにより通信コストを要せず無料でデータ通信を実行し得ることをユーザに対して視覚的かつ直観的に認識させ得るようになされている。
【0041】
また制御部20は、ブルートゥースアクセスポイント30に接続できないが、無線LANアクセスポイント28には接続可能であるときには、優先順位に基づいて無線LAN方式に対応した「黄色」の点灯色を通信コスト通知LED10に点灯させることにより、低額の通信コストでデータ通信を実行し得ることをユーザに対して視覚的かつ直観的に認識させ得るようになされている。
【0042】
さらに制御部20は、ブルートゥースアクセスポイント30及び無線LANアクセスポイント28のいずれにも接続できないが、広域無線基地局26には接続可能であるときには、優先順位が最も低い広域無線通信方式に対応した「赤色」の点灯色を通信コスト通知LED10に点灯させることにより、データ通信を実行し得るが高額の通信コストを要することをユーザに対して視覚的かつ直観的に認識させ得るようになされている。
【0043】
すなわち制御部20は、予め設定された優先順位を基に現時点で接続可能な通信方式のうち最も通信コストを要しない通信方式を選定し、通知LED点灯色テーブルT100に基づいて当該選定した通信方式に応じた点灯色を通信コスト通知LED10に点灯させるようになされている。
【0044】
(1−2)第1の実施の形態における通知LED点灯準備処理手順
次に携帯電話機1に電源が投入された際、通信コスト通知LED10の点灯準備を行う通知LED点灯準備処理手順を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0045】
制御部20はルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移る。ステップSP1において制御部20は、操作部5の電源キーが押下されることにより電源が投入されたか否かを判断する。ここで否定結果が得られると電源が投入されるまで待ち受ける。
【0046】
これに対してステップSP1で肯定結果が得られると、このことは電源キーが押下されたことにより電源が投入されたことを表しており、このとき制御部20は次のステップSP2へ移る。
【0047】
ステップSP2において制御部20は、広域無線基地局26との間で同期が確立されて、当該広域無線基地局26と接続可能であるか否かを判断する。
【0048】
ここで否定結果が得られると、このことは広域無線基地局26と接続できないこと、すなわち携帯電話機1が広域無線基地局26の通信範囲内に存在していないことを表しており、このとき制御部20は次のステップSP4へ移る。
【0049】
これに対してステップSP2で肯定結果が得られると、このことは広域無線基地局26と接続可能であること、すなわち携帯電話機1が広域無線基地局26の通信範囲内に存在し、広域無線通信方式に従ってデータ通信が実行可能であることを表しており、このとき制御部20は次のステップSP3へ移る。
【0050】
ステップSP3において制御部20は、通知LED点灯色テーブルT100に従って通信コスト通知LED10を「赤色」の点灯色で点灯させ、次のステップSP4へ移る。
【0051】
これにより携帯電話機1では、通信コスト通知LED10を「赤色」の点灯色で点灯させることにより、高額な通信コストを有する通信方式(広域無声通信方式)でデータ通信が実行可能であることをユーザに対して認識させ得るようになされている。
【0052】
ステップSP4において制御部20は、無線LANアクセスポイント28との間で同期が確立されて、当該無線LANアクセスポイント28と接続可能であるか否かを判断する。
【0053】
ここで否定結果が得られると、このことは無線LANアクセスポイント28と接続できないこと、すなわち携帯電話機1が無線LANアクセスポイント28の通信範囲内に存在していないことを表しており、このとき制御部20は次のステップSP6へ移る。
【0054】
これに対してステップSP4で肯定結果が得られると、このことは無線LANアクセスポイント28と接続可能であること、すなわち携帯電話機1が無線LANアクセスポイント28の通信範囲内に存在し、無線LAN通信方式に従ってデータ通信が実行可能であることを表しており、このとき制御部20は次のステップSP5へ移る。
【0055】
ステップSP5において制御部20は、通知LED点灯色テーブルT100に従って通信コスト通知LED10を「黄色」の点灯色で点灯させ、次のステップSP6へ移る。
【0056】
これにより携帯電話機1では、通信コスト通知LED10を「黄色」の点灯色で点灯させることにより、低額の通信コストを有する通信方式(無線LAN通信方式)でデータ通信が実行可能であることをユーザに対して認識させ得るようになされている。
【0057】
ステップSP6において制御部20は、ブルートゥースアクセスポイント30との間で同期が確立され、当該ブルートゥースアクセスポイント30と接続可能であるか否かを判断する。
【0058】
ここで否定結果が得られると、このことはブルートゥースアクセスポイント30と接続できないこと、すなわち携帯電話機1がブルートゥースアクセスポイント30の通信範囲内に存在していないことを表しており、このとき制御部20は次のステップSP8へ移る。
【0059】
ステップSP8において制御部20は、通信コスト通知LED10が「黄色」又は「赤色」の点灯色で現在点灯されているか否かを判断する。
【0060】
このステップSP8で否定結果が得られると、このことは通信コスト通知LED10が「黄色」又は「赤色」の点灯色が現在点灯されていないこと、すなわち携帯電話機1が広域無線基地局26、無線LANアクセスポイント28及びブルートゥースアクセスポイント30のいずれの通信範囲内にも存在していないことを表しており、このとき制御部20は再びステップSP2へ戻り上述した処理を繰り返す。
【0061】
これに対してステップSP8で肯定結果が得られると、このことは通信コスト通知LED10が「黄色」又は「赤色」の点灯色で現在点灯されていること、すなわち携帯電話機1が無線LANアクセスポイント28又は広域無線基地局26のいずれか一方又は双方の通信範囲内に存在していることを表しており、このとき制御部20は、通信コスト通知LED10に現在点灯されている「黄色」又は「赤色」の点灯色を点灯させ続け、次のステップSP9に移り上述した通知LED点灯準備処理手順を終了する。
【0062】
一方、ステップSP6で肯定結果が得られると、このことはブルートゥースアクセスポイント30と接続可能であること、すなわち携帯電話機1がブルートゥースアクセスポイント30の通信範囲内に存在し、ブルートゥース通信方式に従ってデータ通信が実行可能であることを表しており、このとき制御部20は次のステップSP7へ移る。
【0063】
ステップSP7において制御部20は、通知LED点灯色テーブルT100に従って通信コスト通知LED10を「青色」の点灯色で点灯させ、次のステップSP9へ移り上述した通知LED点灯準備処理を終了する。
【0064】
これにより携帯電話機1では、通信コスト通知LED10を「青色」の点灯色で点灯させることにより、通信コストが無料の通信方式(ブルートゥース通信方式)でデータ通信が実行可能であることをユーザに対して認識させ得るようになされている。
【0065】
このように携帯電話機1は、接続可能な通信方式に対応した点灯色を、通信コストの要する順に段階的に通信コスト通知LED10に点灯させるようにしたことにより、現時点でデータ通信が実行可能な通信方式における通信コストを、高額なものから低額なものへ段階的にユーザに対して認識させるようになされている。
【0066】
(1−3)第1の実施の形態における通信コスト通知処理手順
次に、現時点でデータ通信が実行可能な通信方式のうち最も通信コストを要しない通信方式を通知する通信コスト通知処理手順について図5のフローチャートを用いて説明する。
【0067】
制御部20はルーチンRT2の開始ステップから入ってステップSP20に移る。ステップSP20において制御部20は、ブルートゥースアクセスポイント30と接続可能であるか否かを判断する。
【0068】
ここで肯定結果が得られると、このことはブルートゥースアクセスポイント30と接続可能であること、或いは当該ブルートゥースアクセスポイント30の通信範囲内へ携帯電話機1が移動したことによって新たに接続可能となったことを表しており、このとき制御部20は次のステップSP21へ移る。
【0069】
ステップSP21において制御部20は、上述した通知LED点灯準備処理を実行したことにより、現時点で通信コスト通知LED10を「青色」の点灯色で点灯させている場合には当該「青色」の点灯色で点灯させ続け、またブルートゥースアクセスポイント30の通信範囲内へ移動したことによって新たに接続可能となった場合には通信コスト通知LED10に現在点灯させている例えば「黄色」又は「赤色」の点灯色を「青色」の点灯色に変更し、次のステップSP26へ移る。
【0070】
これにより携帯電話機1では、通信コスト通知LED10を「青色」の点灯色で点灯させることにより、通信方式を意識させることなく現時点において通信コストを要さず無料でデータ通信が実行可能であることをユーザに対して視覚を通じて直観的に認識させ得るようになされている。
【0071】
これに対してステップSP20で否定結果が得られると、このことはブルートゥースアクセスポイント30と接続されておらず、ブルートゥース通信方式に従って通信コストを要さず無料でデータ通信を実行し得ないことを表しており、このとき制御部20は次のステップSP22へ移る。
【0072】
ステップSP22において制御部20は、無線LANアクセスポイント28と接続可能であるか否かを判断する。
【0073】
ここで肯定結果が得られると、このことは無線LANアクセスポイント28と接続可能であること、すなわちブルートゥースアクセスポイント30の通信範囲内に携帯電話機が存在しておらず、無線LANアクセスポイント28の通信範囲内には存在していることを表しており、このとき制御部20は次のステップSP23へ移る。
【0074】
ステップSP23において制御部20は、例えば現時点で通信コスト通知LED10を「黄色」の点灯色で点灯させている場合には「黄色」の点灯色で点灯させ続け、当該通信コスト通知LED10を「青色」又は「赤色」の点灯色で点灯させている場合には「黄色」の点灯色に変更し、次のステップSP26へ移る。
【0075】
これにより携帯電話機1では、通信コスト通知LED10を「黄色」の点灯色で点灯させることにより、通信方式を意識させることなく現時点において低額な通信コストでデータ通信が実行可能であることをユーザに対して視覚を通じて直観的に認識させ得るようになされている。
【0076】
これに対してステップSP22で否定結果が得られると、このことは無線LANアクセスポイント28と接続されておらず、無線LAN通信方式に従って低額な通信コストでデータ通信を実行し得ないことを表しており、このとき制御部20は次のステップSP24へ移る。
【0077】
ステップSP24において制御部20は、広域無線基地局26と接続可能であるか否かを判断する。
【0078】
ここで肯定結果が得られると、このことは、当該広域無線基地局26とのみ接続可能であること、すなわちブルートゥースアクセスポイント30及び無線LANアクセスポイント28の各通信範囲内に携帯電話機が存在しておらず、広域無線基地局26の通信範囲内にのみ存在していることを表しており、このとき制御部20は次のステップSP25へ移る。
【0079】
ステップSP25において制御部20は、例えば現在通信コスト通知LED10を「赤色」の点灯色で点灯させている場合には「赤色」の点灯色を点灯させ続け、当該通信コスト通知LED10を「青色」又は「黄色」の点灯色で点灯させている場合には「赤色」の点灯色に変更し、次のステップSP26へ移る。
【0080】
これにより携帯電話機1では、現時点で広域無線基地局26にのみ接続可能であり、広域無線通信方式に従って最も高額な通信コストでデータ通信を実行することを表しており、このとき制御部20は次のステップSP25へ移る。
【0081】
これにより携帯電話機1では、通信コスト通知LED10を「赤色」の点灯色で点灯させることにより、通信方式を意識させることなく現時点において高額な通信コストを要するデータ通信が実行可能であることをユーザに対して視覚を通じて直観的に認識させ得るようになされている。
【0082】
これに対してステップSP24で否定結果が得られると、このことはブルートゥースアクセスポイント30、無線LANアクセスポイント28及び広域無線基地局26のいずれにも接続されておらず、現時点でデータ通信を実行できないことを表しており、このとき制御部20は再びステップSP20へ戻り、ブルートゥースアクセスポイント30、無線LANアクセスポイント28又は広域無線基地局26のいずれかと接続可能になるまで上述した処理を繰り返す。
【0083】
すなわち携帯電話機1では、最も優先順位が高く設定されたブルートゥース通信方式でデータ通信が実行可能であれば、先ず最初に「青色」の点灯色で通信コスト通知LED10を点灯させるようになされており、次にブルートゥース通信方式でデータ通信が実行できないが、無線LAN通信方式でデータ通信が実行可能であれば、「黄色」の点灯色で通信コスト通知LED10を点灯させるようになされている。
【0084】
従って携帯電話機1は、通信コスト通知LED10に点灯させる点灯色に基づいて、ユーザが所望している通信コストを最も要しない通信方式をリアルタイムにユーザに対して通知させ得るようになされている。
【0085】
ステップSP26において制御部20は、操作部5に設けられた所定の通信方式自動選択ボタンが押下されて、通信コスト通知LED10に点灯させた点灯色に対応した通信方式を自動で選択し、データ通信を開始する自動選択通信開始命令が与えられたか否かを判断する。
【0086】
ここで否定結果が得られると、このことは自動選択通信開始命令が与えられていないことを表しており、このとき制御部20は再びステップSP20へ戻り上述した処理を繰り返す。
【0087】
これに対してステップSP26で肯定結果が得られると、このことはユーザによって通信方式自動選択ボタンが押下されて自動選択通信開始命令が与えられたことを表しており、このとき制御部20は次のステップSP27へ移る。
【0088】
ステップSP27において制御部20は、ステップSP21、ステップSP23又はステップSP25のいずれかにより通信コスト通知LED10を点灯させたときの点灯色に対応した通信方式(ここでは例えば「青色」に対応したブルートゥース通信方式)によりデータ通信を開始し、次のステップSP28へ移る。
【0089】
これにより携帯電話機1では、ユーザに対して煩雑な操作をさせることなく通信方式自動選択ボタンを押下するだけで現時点で通信コストを最も要しないブルートゥース通信方式を自動で選択し当該ブルートゥース通信方式でデータ通信を実行し得るようになされている。
【0090】
ステップSP28において制御部20は、操作部5を介してデータ通信を終了するための通信終了命令が与えられたか否かを判断し、通信終了命令が与えられるまで待ち受ける。
【0091】
これに対してステップSP28で肯定結果が得られると、このことは通信終了命令が与えられたことを表しており、このとき制御部20は次のステップSP29へ移り上述した通信コスト通知処理手順を終了する。
【0092】
(1−4)第1の実施の形態における動作及び効果
以上の構成において、携帯電話機1では、各通信方式における通信コストの相違に基づき、当該通信方式に対して予め通信コストを要しない順に優先順位を設定し、現時点でデータ通信が実行可能な通信方式のうち通信コストを最も要しない通信方式を優先的に選定すると共に、当該通信方式に対応した点灯色を通信コスト通知LED10に点灯する。
【0093】
従って携帯電話機1では、通信コスト通知LED10に点灯している点灯色を通じて、ユーザに対して通信コストの優劣を視覚的及び直観的に認識させることにより、各通信方式の通信コストを予めユーザが認識してない場合でも、ユーザに対して通信方式を意識させることなく当該通信コストの優劣に応じてデータ通信を実行するか否かを判断させることができる。
【0094】
また携帯電話機1では、データ通信を実行する際、通信方式自動選択ボタンを押下しさえすれば、現時点でデータ通信が実行可能な通信方式のうち最も通信コストを要しない通信方式を自動で選択し、データ通信を実行することができ、携帯電話機1のユーザに対して、通信方式を選択するための煩雑な操作を強いることなくユーザ所望の通信コストにより瞬時にデータ通信を実行させることができる。
【0095】
以上の構成によれば、携帯電話機1では、通信コスト通知LED10に点灯させた点灯色に基づいて現時点で通信コストを最も要しない通信方式を通知し、当該通信コストの優劣を即座に認識させ得ることにより、ユーザ自身が各通信方式に定められた通信コストを予め認識していない場合でも、ユーザに対して通信方式を意識させることなく当該通信コストの優劣に応じてデータ通信を実行するか否かを判断させ、高額な通信コストを要する通信方式が誤って選択されることを未然に防止することができ、かくしてユーザが所望する通信コストを満たした通信方式によってデータ通信を実行させることができる。
【0096】
(2)第2の実施の形態
(2−1)第2の実施の形態における携帯電話機の構成
図1との対応部分に同一符号を付して示す図6において、100は全体として第2の実施の形態による携帯電話機を示し、第1の実施の形態と同様に中央のヒンジ部2を介して折り畳み可能な状態に構成されている。なお、第1の実施の形態と同様の部分に関してはその説明を省略する。
【0097】
ここで携帯電話機100には、上側筐体4の上端に通信コストの状態を点灯色の違いにより通知する通信コスト通知LED101Aと、通信速度の状態を点灯色の違いにより通知する通信速度通知LED101Bと、移動中にデータ通信が切断されることなく維持する度合い(以下、これを接続度と呼ぶ)の状態を点灯色の違いにより通知する接続度通知LED101Cとが設けられており、後述する条件通知処理を実行することによって通知手段としての通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cをそれぞれ「青色」、「黄色」又は「赤色」のいずれかの点灯色で点灯させるようになされている。
【0098】
実際上、図2との対応部分に同一符号を付して示す図7に示すように、携帯電話機100においては、当該携帯電話機100を統括的に制御するCPU構成の制御部110に対して、操作部5、マイクロフォン6、スピーカ7、液晶ディスプレイ8、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B、接続度通知LED101C、広域無線通信処理部111、無線LAN通信処理部112及びブルートゥース通信処理部113が接続されている。
【0099】
ここで制御部110は、操作部5を介して入力された所定の通信命令に応じて、広域無線通信方式、無線LAN通信方式又はブルートゥース通信方式のうちからいずれか1つを決定し、当該決定した通信方式に従ってインターネット25に接続された各種サーバ(図示せず)から所望のコンテンツをダウンロードし得るようになされている。
【0100】
実際上、通信手段及び取得手段としての広域無線通信処理部111、無線LAN通信処理部112及びブルートゥース通信処理部113は、通信処理プログラムを実行することにより、各通信方式に対応したアクセス先である広域無線基地局114、無線LANアクセスポイント115及びブルートゥースアクセスポイント116との間で各通信方式に従い通信接続処理を行うことにより同期を確立し、各通信方式がそれぞれ有する通信コスト、通信速度及び接続度等の通信接続に関する条件に従って種々のデータ通信を実行し得るようになされている。
【0101】
ここで第2の実施の形態では第1の実施の形態とは異なり、広域無線通信処理部111、無線LAN通信処理部112及びブルートゥース通信処理部113において、それぞれのアクセス先との間で同期を確立する際に各通信方式毎に設定されている条件情報(後述する)を、広域無線基地局114、無線LANアクセスポイント115及びブルートゥースアクセスポイント116から予め受信するようになされている。
【0102】
この条件情報には、例えばデータ通信を実行する際に必要な通信コストに関するコストデータと、通信速度に関する速度データと、接続度に関する接続度データとが含まれている。
【0103】
例えば広域無線通信処理部111は、広域無線基地局114との間で同期を確立するための広域用同期情報と、広域無線通信方式に従った条件情報に関する広域条件情報(後述する)とを広域無線基地局114から広域無線用アンテナ9を介して受信する。
【0104】
広域無線通信処理部111は、広域条件情報を制御部110へ送出すると共に、広域用同期情報に基づいて所定の通信接続処理を行うことにより当該広域無線基地局114との間で同期を確立する。
【0105】
これにより広域無線通信処理部111は、操作部5から入力された広域無線通信命令に応じて、同期が確立された広域無線基地局114との間で、例えばW−CDMAと呼ばれる符号分割多元接続方式に準拠した広域無線通信方式によって種々のデータ通信を実行し得るようになされている。
【0106】
すなわち広域無線通信処理部111は、広域無線基地局114との間で同期が確立されている状態において、操作部5から入力された広域無線通信開始命令に応じて送信データを得、これに広域無線通信方式による送信処理を施すことにより送信信号を生成し、これを広域無線用アンテナ9を介してインターネット25に接続された広域無線基地局26へ送信する。
【0107】
一方、広域無線通信処理部111は、広域無線基地局114から送信された受信信号を広域無線用アンテナ9を介して受信すると、当該受信信号に広域無線通信方式による受信処理を施し、得られた受信データ(例えば電子メール等のテキストデータや動画像等のコンテンツ)を液晶ディスプレイ8やスピーカ7を介して出力する。
【0108】
また無線LAN通信処理部112は、無線LANアクセスポイント115との間で同期を確立するための無線LAN用同期情報と、無線LAN通信方式に従った条件情報に関する無線LAN条件情報(後述する)とを、上側筐体2の背面側内部に設けられた無線LAN用アンテナ27を介して無線LANアクセスポイント115から受信する。
【0109】
無線LAN通信処理部112は、無線LAN条件情報を制御部110へ送出すると共に、無線LAN用同期情報に基づいて所定の通信接続処理を行うことにより当該当該無線LANアクセスポイント115との間で同期を確立する。
【0110】
これにより無線LAN通信処理部112は、操作部5から入力された無線LAN通信開始命令に応じて、同期が確立された無線LANアクセスポイント115との間で例えばIEEE802.11bに準拠した無線LAN通信方式によって種々のデータ通信を実行し得るようになされている。
【0111】
すなわち無線LAN通信処理部112は、無線LANアクセスポイント115との間で同期を確立している状態において、操作部5から入力された無線LAN通信開始命令に応じて、無線LAN通信方式に従いインターネット25に接続された無線LANアクセスポイント115を介して大容量データでなる動画像等のコンテンツをダウンロードし、これに所定の受信処理を施した後、得られた受信データを液晶ディスプレイ8やスピーカ7を介して出力する。
【0112】
さらにブルートゥース通信処理部113は、ブルートゥースアクセスポイント116との間で同期を確立するためのブルートゥース用同期情報と、ブルートゥース通信方式に従った条件情報に関するBT条件情報(後述する)とを、上側筐体2の背面側内部に設けられたブルートゥース用アンテナ29を介してブルートゥースアクセスポイント116から受信する。
【0113】
ブルートゥース通信処理部113は、BT条件情報を制御部110へ送出する共に、ブルートゥース用同期情報に基づいて所定の通信接続処理を実行することにより当該ブルートゥースアクセスポイント116との間で同期を確立するようになされている。
【0114】
これによりブルートゥース通信処理部113は、操作部5から入力されたブルートゥース通信開始命令に応じて同期が確立されたブルートゥースアクセスポイント116との間で例えばブルートゥースに準拠したブルートゥース通信方式によって種々のデータ通信を実行し得るようになされている。
【0115】
すなわちブルートゥース通信処理部113は、ブルートゥースアクセスポイント116との間で同期が確立している状態において、操作部5から入力されたブルートゥース通信開始命令に応じて、ブルートゥース通信方式に従いインターネット25に接続されたブルートゥースアクセスポイント116を介して簡易ホームページ等の受信信号を受信し、これに所定の受信処理を施した後、得られた受信データを液晶ディスプレイ8やスピーカ7を介して出力する。
【0116】
ところで制御部110のROM(図示せず)には、図8(A)、(B)及び(C)に示すように通信コスト点灯色テーブルT500A(図8(A))と、通信速度点灯色テーブルT500B(図8(B))と、接続度点灯色テーブルT500C(図8(C))とで構成された点灯色テーブルT500が格納されている。
【0117】
ここで通信コスト点灯色テーブルT500Aでは、例えば通信コストが無料であることを示すコストデータに対して「青色」の点灯色が対応付けられていると共に、所定データ量単位毎に通信コストが低額(ここでは128[byte]毎に0円を越え、0.3円未満)であることを示すコストデータに対して「黄色」の点灯色が対応付けられており、また所定データ量単位毎に通信コストが高額(ここでは128[byte]毎に0.3円以上)であることを示すコストデータに対して「赤色」の点灯色が対応付けられている。
【0118】
この場合、通信コスト点灯色テーブルT500Aでは、後述するコスト重視モードが選択され、かつブルートゥース通信方式、無線LAN通信方式及び広域無線通信方式に従ってデータ通信が実行可能である場合、「青色」、「黄色」及び「赤色」の順で、通信コスト通知LED101Aが点灯されるように予め優先順位が設定されている。
【0119】
また通信速度点灯色テーブルT500Bでは、例えば通信速度が高速(ここでは最大11[Mbit/秒] 以上)であることを示す速度データに対して「青色」の点灯色が対応付けられていると共に、通信速度が上述の高速でもなく、かつ低速でもないその中間の中速(ここでは最大384[kbit/秒] を越え、11[Mbit/秒]未満)であることを示す速度データに対して「黄色」の点灯色が対応付けられており、また通信速度が低速(ここでは最大384[kbit/秒] 以下)であることを示す速度データに対して「赤色」の点灯色が対応付けられている。
【0120】
この場合、通信速度点灯色テーブルT500Bでは、後述する通信速度重視モードが選択され、かつブルートゥース通信方式、無線LAN通信方式及び広域無線通信方式に従ってデータ通信が実行可能である場合、「青色」、「黄色」及び「赤色」の順で、通信速度通知LED101Bが点灯されるように予め優先順位が設定されている。
【0121】
さらに接続度点灯色テーブルT500Cでは、例えば接続度が強いことを示す接続度データに対して「青色」の点灯色が対応付けられていると共に、接続度が強くもなく、かつ弱くもない中程度であることを示す接続度データに対して「黄色」の点灯色が対応付けられており、また接続度が弱いことを示す接続度データに対して「赤色」の点灯色が対応付けられている。
【0122】
この場合、接続度点灯色テーブルT500Cでは、後述する接続度重視モードが選択され、かつブルートゥース通信方式、無線LAN通信方式及び広域無線通信方式に従ってデータ通信が実行可能である場合、「青色」、「黄色」及び「赤色」の順で、接続度通知LED101Cが点灯されるように予め優先順位が設定されている。
【0123】
そして制御部110は、条件情報割当プログラムを実行することにより、広域無線通信処理部111、無線LAN通信処理部112及びブルートゥース通信処理部113から取り込んだ各条件情報を基に、上述した通信コスト点灯色テーブルT500A、通信速度点灯色テーブルT500B及び接続度点灯色テーブルT500Cを用いて各通信方式に対して点灯色を割り当てるようになされている。
【0124】
すなわち制御部110は、各アクセス先から受信したそれぞれの条件情報に基づいて、通信コスト、通信速度及び接続度に対して点灯色を割り当てることにより、図9に示すように各通信方式毎に点灯色を割り当てた割当テーブルT600を生成し、これを当該制御部110のRAM(図示せず)内に記憶し得るようになされている。
【0125】
例えば、ブルートゥースアクセスポント116から受信したBT条件情報は、通信コストが無料であることを示すBTコストデータと、通信速度が最大1[Mbit/秒] であること(すなわち、通信速度が中速であること)を示すBT速度データと、1つのブルートゥースアクセスポント116がカバーする通信範囲が狭いことから接続度が弱いことを示すBT接続度データとが含まれている。
【0126】
これによりBT条件情報を基にして生成されたブルートゥース通信方式の割当テーブルT600には、通信コスト通知LED101Aに対して「青色」、通信速度通知LED101Bに対して「黄色」、接続度通知LED101Cに対して「赤色」がそれぞれ対応付けられて記憶されることになる。
【0127】
また無線LANアクセスポイント115から受信した無線LAN条件情報は、例えば通信コストが128[byte]毎に0.1円かかること(すなわち、通信コストが低額であること)を示す無線LANコストデータと、通信速度が最大11[Mbit/秒] であること(すなわち、通信速度が高速であること)を示す無線LAN速度データと、1つの無線LANアクセスポイント115によってカバーできる通信範囲が広域無線基地局114と比較して狭く、かつブルートゥースアクセスポイント116に比較して広いことから、当該広域無線通信方式に比較して接続度が弱く、かつブルートゥース通信方式に比較して強い中程度を示す無線LAN接続度データとが含まれている。
【0128】
これにより無線LAN条件情報を基にして生成された無線LAN通信方式の割当テーブルT600には、通信コスト通知LED101Aに対して「黄色」、通信速度通知LED101Bに対して「青色」、接続度通知LED101Cに対して「黄色」がそれぞれ対応付けられて記憶されることになる。
【0129】
さらに広域無線基地局114から受信した広域条件情報は、例えば通信コストが128[byte]毎に0.3円かかること(すなわち、通信コストが高額であること)を示す広域コストデータと、通信速度が最大384[kbit/秒] であること(すなわち、通信速度が低速であること)を示す広域速度データと、複数の広域無線基地局26によって広い広域無線サービスエリアで利用することができ、1つの広域無線基地局26がカバーする通信範囲が広範囲であることから接続度が強いことを示す広域接続度データとが含まれている。
【0130】
これにより広域条件情報を基にして生成された広域無線通信方式の割当テーブルT600には、通信コスト通知LED101Aに対して「赤色」、通信速度通知LED101Bに対して「赤色」、接続度通知LED101Cに対して「青色」がそれぞれ対応付けられて記憶されることになる。
【0131】
因みに携帯電話機100では、通信方式がそれぞれ有する通信接続に関する条件(ここでは通信コスト、通信速度及び接続度)を条件情報として各アクセス先から受信する度に、点灯色テーブルT500に従って割当テーブルT600を逐次更新し得るようになされている。
【0132】
ここで携帯電話機100では、通信コストを最も要せずユーザにとって有利な通信方式が通信コスト通知LED101Aを介して通知されるように通信コストを最重視条件とするコスト重視モードと、通信速度が最も速くユーザにとって有利な通信方式が通信速度通知LED101Bを介して通知されるように通信速度を最重視条件とする通信速度重視モードと、接続度が最も強くユーザにとって有利な通信方式が接続度通知LED101Cを介して通知されるように接続度を最重視条件とする接続度重視モードとを有している。
【0133】
そして携帯電話機100では、コスト重視モード、通信速度重視モード又は接続度重視モードを選択手段としての操作部5を介してユーザが選択することにより、上述した割当テーブルT600に基づいて通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cにそれぞれ所定の点灯色を点灯するようになされている。
【0134】
(2−2)第2の実施の形態における接続条件通知処理手順
次に、コスト重視モード、通信速度重視モード又は接続度重視モードの選択に基づき、ユーザにとって最も有利で優れた条件を有する通信方式を通知する条件通知処理手順について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
【0135】
制御部110は、ルーチンRT3の開始ステップから入ってステップSP40へ移る。ステップSP40において制御部110は、所定の通信方式に対する条件情報を受信したか否かを判断する。
【0136】
ここで否定結果が得られると、このことは所定の通信方式に対する条件情報を受信していないこと、すなわち広域無線通信方式、無線LAN通信方式又はブルートゥース通信方式による同期がいずれも確立しておらず現時点でデータ通信が実行できないことを表しており、このとき制御部110はいずれかの条件情報を受信するまで待ち受ける。
【0137】
これに対してステップSP40で肯定結果が得られると、このことは所定の通信方式に対する条件情報を受信したこと、すなわち広域無線通信方式、無線LAN通信方式又はブルートゥース通信方式による同期が少なくとも1つは確立しており現時点でいずれかの通信方式に従ってデータ通信が実行できることを表しており、このとき制御部110は次のステップSP41へ移る。
【0138】
ステップSP41において制御部110は、ステップSP40で受信した条件情報毎に点灯色テーブルT500に従って割当テーブルT600(図9)を生成した後、これをRAMに記憶し、次のステップSP42へ移る。
【0139】
ステップSP42において制御部110は、コスト重視モードが選択されたか否かを判断する。
【0140】
ここで肯定結果が得られると、このことは通信コストを最重視条件とするコスト重視モードが選択されていること、すなわちデータ通信の実行できる通信方式のうち、現時点で通信コストを最も要しない有利な通信方式をユーザが認識したいと希望していることを表しており、このとき制御部110は次のステップSP43へ移る。
【0141】
ステップSP43において制御部110は、例えばステップSP40でBT条件情報、無線LAN条件情報及び広域条件情報を受信し、ブルートゥース通信方式、無線LAN通信方式及び広域無線通信方式に従ってデータ通信が実行可能であるときには、割当テーブルT600(図9)に基づいて、通信コストが最も優れた(通信コストを最も要しない)ユーザにとって有利な無料のブルートゥース通信方式を選定し、次のステップSP44へ移る。
【0142】
ステップSP44において制御部110は、ステップSP43で選定されたブルートゥース通信方式に割り当てられた点灯色を、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cにそれぞれ点灯させ、次のステップSP48へ移る。
【0143】
これにより携帯電話機100は、ブルートゥース通信方式の通信コストに対して割り当てられた「青色」を通信コスト通知LED101Aに点灯させることにより、通信方式を意識させることなく現時点において通信コストの最も要しない有利なデータ通信が実行可能であることをユーザに対して認識させるようになされている。
【0144】
このとき携帯電話機100では、ブルートゥース通信方式の通信速度に対して割り当てられた「黄色」を通信速度通知LED101Bに点灯させることにより、通信速度が高速でもなく、かつ低速でもない中程度の速度でデータ通信が実行可能であることをユーザに対して同時に認識させるようになされていると共に、ブルートゥース通信方式の接続度に対して割り当てられた「赤色」を接続度通知LED101Cに点灯させることにより、接続度が弱いことをユーザに対して同時に認識させるようになされている。
【0145】
すなわち携帯電話機100は、通信コスト通知LED101Aに点灯された点灯色に基づいてユーザが最重視する通信コストの優劣を認識させると共に、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cにそれぞれ点灯された点灯色に基づいて補助的に通信速度及び接続度の優劣を同時に認識させ得るようになされている。
【0146】
これにより携帯電話機100は、例えば通信コストを要さずに簡易ホームページ等ある程度のデータ量を有するコンテンツをダウンロードしたいとユーザが希望してるような場合にはブルートゥース通信方式が優れており、かくして現時点で最も優れた条件によってデータ通信が実行可能であることを視覚的及び直観的に認識させ得るようになされている。
【0147】
因みに例えば現時点でBT条件情報を受信しておらず、ブルートゥース通信方式に従ってデータ通信を実行できない場合には、ステップSP43で割当テーブルT600の優先順位に従って、次に通信コストを要しない無線LAN通信方式を選定し、ステップSP44で当該無線LAN通信方式に割り当てられた点灯色を通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cにそれぞれ点灯するようになされている。
【0148】
一方、ステップSP42で否定結果が得られると、このことはコスト重視モードが選択されていないこと、すなわち現時点でデータ通信が実行できる通信方式のうち、通信速度が最も優れた通信方式又は接続度が最も優れた通信方式のいずれかをユーザが認識したいと希望していることを表しており、このとき制御部110は次のステップSP45へ移る。
【0149】
ステップSP45において制御部110は、通信速度重視モードが選択されているか否かを判断する。
【0150】
ここで肯定結果が得られると、このことは通信速度を最重視条件とする通信速度重視モードが選択されたこと、すなわちデータ通信が実行できる通信方式のうち、通信速度を最重視し、現時点で通信速度が最も優れた(通信速度が最も速い)通信方式をユーザが認識したいと希望していることを表しており、このとき制御部110は次のステップSP46へ移る。
【0151】
ステップSP46において制御部110は、例えばステップSP40でブルートゥース条件情報、無線LAN条件情報及び広域条件情報を受信し、ブルートゥース通信方式、無線LAN通信方式及び広域無線通信方式に従ってデータ通信が実行可能であるときには、割当テーブルT600(図9)に基づいて通信速度が最も優れたユーザにとって有利な無線LAN通信方式を選定し、次のステップSP44へ移る。
【0152】
ステップSP44において制御部110は、ステップSP46で選定された無線LAN通信方式に割り当てられた点灯色を、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cにそれぞれ点灯させ、次のステップSP48へ移る。
【0153】
これにより携帯電話機100は、通信速度通知LED101Bを「青色」の点灯色で点灯させることにより、通信方式を意識させることなく現時点で通信速度が最も速く高速でデータ通信が実行可能であることをユーザに対して認識させ得るようになされている。
【0154】
このとき携帯電話機100は、通信コスト通知LED101Aを「黄色」の点灯色で点灯させることにより、低額の通信コストでデータ通信が実行可能であることをユーザに対して同時に認識させ得ると共に、接続度通知LED101Cを「黄色」の点灯色で点灯させることにより、接続度が中程度であることをユーザに対して同時に認識させ得るようになされている。
【0155】
これにより携帯電話機100は、例えば動画像配信や音楽配信等のようなリアルタイム性の要求される大容量データのコンテンツをダウンロードしたいとユーザが希望しているような場合には無線LAN通信方式は優れており、かくして現時点で最も優れた条件によってデータ通信が実行可能であることを視覚的及び直観的に認識させるようになされている。
【0156】
一方、ステップSP45で否定結果が得られると、このことは通信速度重視モードが選択されず、接続度を最重視条件とする接続度重視モードが選択されてたこと、すなわちデータ通信が実行できる通信方式のうち、接続度を最重視し、現時点で接続度が最も優れた(接続度が最も強い)通信方式をユーザが認識したいと所望していることを表しており、このとき制御部110は次のステップSP47へ移る。
【0157】
ステップSP47において制御部110は、例えばステップSP40でBT条件情報、無線LAN条件情報及び広域条件情報を受信し、ブルートゥース通信方式、無線LAN通信方式及び広域無線通信方式に従ってデータ通信が実行可能であるときには、割当テーブルT600(図9)に基づいて、接続度が最も強くユーザにとって有利な広域無線通信方式を選定し、次のステップSP44へ移る。
【0158】
ステップSP44において制御部110は、ステップSP47で選定された広域無線通信方式に割り当てられた点灯色を、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cにそれぞれ点灯し、次のステップSP48へ移る。
【0159】
これにより携帯電話機100は、接続度通知LED101Cを「青色」の点灯色で点灯させることにより、通信方式を意識させることなく接続度が強く移動中でもデータ通信が維持できることをユーザに対して認識させ得るようになされている。
【0160】
このとき携帯電話機100では、通信コスト通知LED101Aを「赤色」の点灯色で点灯させることにより、高額の通信コストでデータ通信が実行可能であることをユーザに対して同時に認識させ得ると共に、通信速度通知LED101Bを「赤色」の点灯色で点灯させることにより、通信速度が低速であることをユーザに対して同時に認識させるようになされている。
【0161】
これにより携帯電話機100は、例えば高速移動中に動画像配信等のダウンロード等のように時間の要する場合に、データ通信が切断される可能性が少なく広域無線通信方式は最も優れており、かくして現時点で最も優れた条件によってデータ通信が実行可能であることを視覚的及び直観的に認識させ得るようになされている。
【0162】
ステップSP48において制御部110は、操作部5に設けられた所定の通信方式自動選択ボタン(図示せず)が押下されて、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cに点灯された点灯色に対応した通信方式を自動的に選択し、データ通信を開始する自動選択通信開始命令が与えられたか否かを判断する。
【0163】
このステップSP48で肯定結果が得られると、このことは通信方式自動選択ボタンが押下されて自動選択通信開始命令が与えられたこと、すなわち例えばステップSP42でコスト重視モードが選択され、ステップSP44でブルートゥース通信方式に対応した点灯色が通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cに点灯されている場合、当該ブルートゥース通信方式の通信コストに加えて、補助的な通信速度及び接続度についてもユーザが有利な条件であると認識し、当該ブルートゥース通信方式を選択決定したことを表しており、このとき制御部110は次のステップSP50に移る。
【0164】
これに対してステップSP48で否定結果が得られると、このことは通信方式自動選択ボタンが押下されず自動選択通信開始命令が与えられなかったこと、すなわち例えばコスト重視モードにより選定されたブルートゥース通信方式においては最重視する通信コストについては無料であるが、補助的な通信速度又は接続度についてはユーザにとって有利な条件であるとはいい難く、当該コスト重視モードにおいて次に優れた通信方式(ここでは通信コストが低額である無線LAN通信方式)の条件を認識したいと希望し変更命令が与えられたことを表しており、このとき制御部110は次のステップSP49へ移る。
【0165】
ステップSP49において制御部110は、割当テーブルT600(図9)に基づきコスト重視モードにおいてブルートゥース通信方式の次に優先順位が高く設定された無線LAN通信方式を選定し、再びステップSP44へ戻り、無線LAN通信方式に割り当てられた点灯色を、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cに点灯させる。
【0166】
このように制御部110は、ステップSP48で肯定結果が得られるまでステップSP49及びステップSP44を順次繰り返すことにより、優先順位が高い順に、通信方式に対応した点灯色を通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cにそれぞれ点灯するようになされている。
【0167】
これにより携帯電話機100では、最重視接続条件の優劣をユーザに対して認識させると共に、他の条件の優劣についても同時に認識させ、総合的にユーザにとって最も有利な条件にある通信方式を選択し得るようになされている。
【0168】
因みにステップSP45で通信速度重視モードが選択されている場合には、ステップSP49において割当テーブルT600に従って通信速度に対して設定された優先順位により順次通信方式を選定し、ステップSP44で当該選定された通信方式に割り当てられた点灯色を、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cに点灯するようになされている。
【0169】
またステップSP45で接続度重視モードが選択されている場合には、ステップSP49において割当テーブルT600に従って接続度に対して設定された優先順位により順次通信方式を選定し、ステップSP44で当該選定された通信方式に割り当てられた点灯色を、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cに点灯するようになされている。
【0170】
ステップSP50において制御部110は、例えばコスト重視モードによりブルートゥース通信方式に対応した点灯色を、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cに点灯させている場合にはブルートゥース通信方式によってデータ通信を実行し、次のステップSP51に移り当該データ通信の通信終了命令が与えられるまで待ち受ける。
【0171】
ここでステップSP51で肯定結果が得られると、このことはデータ通信の通信終了命令が与えられたことを表しており、このとき制御部110は次のステップSP52に移り接続条件通知処理手順を終了する。
【0172】
(2−3)第2の実施の形態における動作及び効果
以上の構成において、携帯電話機100では、アクセス先から通信方式の条件を条件情報として受信すると、点灯色テーブルT500に従って当該受信した条件情報を基に通信方式毎に点灯色を割り当てた割当テーブルT600を生成する。
【0173】
そして携帯電話機100では、ユーザにより選択されたコスト重視モード、通信速度重視モード又は接続度重視モードに対応した最重視条件に基づいて、現時点でユーザにとって最も有利で優れた条件を有する通信方式を選定し、当該選定された通信方式に割り当てられた点灯色を通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cにそれぞれ点灯させる。
【0174】
従って携帯電話機100では、選定された通信方式に割り当てられた点灯色で通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cを点灯させ、ユーザが最重視する最重視条件の優劣を認識させると共に、補助的に当該通信方式の他の条件の優劣を同時に認識させることにより、各通信方式が有する条件の優劣をユーザが予め認識してない場合でも、ユーザに対して通信方式を意識させることなく主となる最重視条件の優劣に加えて、補助的な他の条件の優劣に応じてデータ通信を実行するか否かを判断させることができる。
【0175】
また携帯電話機100では、最重視条件が最も優れているが、他の条件が優れておらず総合的にユーザにとって有利な条件とはいえない場合には、変更命令により最重視条件において次に優先順位が高い通信方式を割当テーブルT600に従って選定し、当該選定した通信方式に対応付けられた点灯色を通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cに点灯させる。
【0176】
従って携帯電話機100では、最重視条件に加えて、他の条件の優劣も同時に認識させ、総合的にユーザにとって有利な通信方式ではない場合には順次変更命令を与えることにより、他の通信方式が有する条件の優劣についても順次視覚を介して認識させることができ、ユーザ自身によって総合的に最も有利な条件を有する通信方式を容易に選定させることができる。
【0177】
さらに携帯電話機1では、各通信方式によるアクセス先から当該通信方式の条件情報をそれぞれ受信し、当該条件情報に基づいて点灯色を割り当てることにより、一段と正確な条件に基づいて通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cの点灯色を点灯させることができ、通信方式が有する正確な条件の優劣をユーザに認識させることができる。
【0178】
さらに加えて携帯電話機100では、データ通信を実行する際、通信方式自動選択ボタンを押下しさえすれば、現時点でデータ通信が実行可能な複数の通信方式のうち、最重視条件に基づいて通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cに点灯させた点灯色に対応した通信方式を自動で選択し、当該通信方式によりデータ通信を実行することができ、かくして携帯電話機100のユーザに対して、通信方式を選択させるための煩雑な操作を強いることなくユーザ所望の条件により瞬時にデータ通信を実行させることができる。
【0179】
以上の構成によれば、携帯電話機100では、通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B又は接続度通知LED101Cに点灯させた点灯色に基づいて現時点で最重視条件が最も優れた通信方式を通知し、当該最重視条件の優劣を即座に認識させると共に、補助的に他の条件の優劣を認識させることにより、ユーザ自身が各通信方式毎に定められた条件を予め認識していない場合でも、通信方式を意識させることなく主となる最重視条件の優劣に加えて、補助的な他の条件の優劣に応じてデータ通信を実行するか否かを判断させ、ユーザが所望する条件と異なる条件を有する通信方式が誤って選択されることを未然に防止することができ、かくしてユーザが所望する条件を満たした通信方式によってデータ通信を実行させることができる。
【0180】
(3)他の実施の形態
なお第1及び第2の実施の形態においては、条件の優劣に応じて優先順位が高い順に「青色」、「黄色」及び「赤色」の点灯色を予め順次対応付けることにより、ユーザに対して条件の優劣を認識させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、条件の優劣に応じて優先順位が高い順にユーザが任意に選択した点灯色を対応付けることによりユーザに対して条件の優劣を認識させるようにしても良く、この場合ユーザ自身が直観的に条件の優劣を認識し易い点灯色に変更することができ、ユーザに対して条件の優劣を一段と容易に認識させることができる。
【0181】
また第1及び第2の実施の形態においては、通信コスト通知LED10、或いは選択された最重視条件に応じていずれかの通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B又は接続度通知LED101Cに優先順位に従って最も有利な点灯色だけを点灯させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、通信コスト通知LED10、或いは選択された最重視接続条件に応じていずれかの通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B又は接続度通知LED101Cに、優先順位に従って最も有利な点灯色から優先順位の低い点灯色に時分割に順次点灯させるようにしても良く、この場合、ユーザに煩雑な操作をさせることなく、現時点で使用できる通信方式全ての条件の優劣をユーザに対して順次認識させることができる。
【0182】
さらに第1及び第2の実施の形態においては、上側筐体4の上端部に通信コスト通知LED10又は通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cを設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶ディスプレイ8の下側やヒンジ部2、下側筐体3の側面側等この他種々の位置に通信コスト通知LED10又は通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cを設けるようにしても良く、この場合、スピーカ7を耳に当て、かつマイクロフォン6を口元近傍にした状態の通信接続中において視覚に入る位置に通信コスト通知LED10等を設けるようにすれば、通話中であっても点灯色が視覚に入ることにより接続条件を認識させた状態で通話を行うことができ、かくして不必要な通信コスト等を未然に防止することができる。
【0183】
さらに第1及び第2の実施の形態においては、通信方式がそれぞれ異なるブルートゥース通信方式、無線LAN通信方式及び広域無線通信方式を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、通信方式が異なる2つの無線LAN通信方式同志や通信方式が異なる4つの通信方式等、様々な通信方式に本発明を適用しても良い。
【0184】
さらに第1及び第2の実施の形態においては、通信コスト通知LED10又は通信コスト通知LED101A、通信速度通知LED101B及び接続度通知LED101Cを所定の点灯色で点灯させることにより、視覚を介して条件の優劣をユーザに通知するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、スピーカ6から出力される音声により聴覚を介して条件の優劣をユーザに通知するようにしたりこの他種々の通知手段を適用するようにしても良い。
【0185】
さらに第1及び第2の実施の形態においては、通信端末装置として携帯電話機1及び100を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、PDA(Personal Digital Assistant)や、或いは上述した通知LED点灯準備処理、通信コスト通知処理及び又は条件通知処理を実行できるPCカード型アンテナ等のようなこの他種々の通信端末装置に適用しても良い。
【0186】
さらに第1の実施の形態においては、通信コストの状態を示す通信コスト通知LED10のみを設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、通信コスト通知LED10の他に、電話の受信感度を示す受信感度LEDや通信速度の状態を示す通信速度通知LED、接続度を示す接続度通知LED等を設けるようにしたり、或いは1つの通知LEDのみを設け、選択手段としての操作部5の操作に応じて通信コスト、通信速度又は接続度を選択するようにしても良く、この場合、例えば選択に応じて液晶ディスプレイに現在通信コストが優先されている旨のコメント文を表示させるようにすればユーザが最重視する最重視条件を1つの通知LEDのみを用いて認識させることができ、かくして携帯電話機1自体の小型化を図ることができる。
【0187】
さらに第2の実施の形態においては、第1の実施の形態おける通信コスト点灯準備処理を実行しないようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の実施の形態における通信コスト点灯準備処理を実行するようにしても良い。
【0188】
さらに第2の実施の形態においては、通信コストの優劣を通知する通信コスト通知LED101A、通信速度の優劣を通知する通信速度通知LED101B及び接続度の優劣を通知する接続度通知LED101Cを設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電話の受信感度の優劣を通知する受信感度LED等この他種々の携帯電話機100の状態を通知LEDを用いて同時に認識させるようにしても良い。
【0189】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、複数の通信方式がそれぞれ有する通信コスト、通信速度、受信感度又は通信接続の維持度合いを示す接続度を含む複数の条件のうち、ユーザが最重視した最重視条件に最も合致する通信方式を選定し、その通信方式の最重視条件に予め割り当てられている優劣の度合いを所定の発光色で表示すると共に、当該通信方式の残りの条件に予め割り当てられている優劣の度合いを他の発光色で補助的に表示し、当該通信方式の複数の条件に対するそれぞれの優劣をユーザへ通知することにより、複数の通信方式がそれぞれ有する複数の条件に対する優劣を発光色により視覚的かつ直感的に認識させることができるので、通信方式を格別ユーザに意識させることなく、最重視条件や残りの条件の優劣だけでその通信方式による無線通信を行うか否かをユーザに判断させることができ、かくしてユーザが所望する条件を満たした通信方式によってデータ通信を実行させ得る通信端末装置を実現することができる。
【0190】
また本発明によれば、複数の通信方式に対する通信条件情報をそれぞれのアクセス先から受信し、その通信条件情報に基づいて通信方式ごとの各条件に対応した発光色を予め割り当てた割当テーブルを生成することにより、アクセス先から受信した通信条件情報が変化すれば、それに合わせて割当テーブルの内容を更新することができるので、常に最新の通信条件情報を反映した割当テーブルに従い各条件に対応した発光色を表示することができ、かくしてユーザが所望する条件を満たした通信方式によってデータ通信を実行させ得る通信端末装置を実現することができる。
【0191】
さらに本発明によれば、複数の通信方式がそれぞれ有する通信コスト、通信速度、受信感度又は通信接続の維持度合いを示す接続度を含む複数の条件のうち、ユーザが最重視した最重視条件に最も合致する通信方式を選定し、その通信方式の最重視条件に予め割り当てられている優劣の度合いを所定の発光色で表示すると共に、当該通信方式の残りの条件に予め割り当てられている優劣の度合いを他の発光色で補助的に表示し、当該通信方式の複数の条件に対するそれぞれの優劣をユーザへ通知することにより、複数の通信方式がそれぞれ有する複数の条件に対する優劣を発光色により視覚的かつ直感的に認識させることができるので、通信方式を格別ユーザに意識させることなく、最重視条件や残りの条件の優劣だけでその通信方式による無線通信を行うか否かをユーザに判断させることができ、かくしてユーザが所望する条件を満たした通信方式によってデータ通信を実行させ得る通信方式の通知方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による携帯電話機の外観構成を示す略線的斜視図である。
【図2】第1の実施の形態による携帯電話機の回路構成及び各通信方式の形態を示すブロック図である。
【図3】通知LED点灯色テーブルの構成を示す略線図である。
【図4】通知LED点灯準備処理手順を示すフローチャートである。
【図5】通信コスト通知処理手順を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態による携帯電話機の外観構成を示す略線的斜視図である。
【図7】第2の実施の形態による携帯電話機の回路構成及び各通信方式の形態を示すブロック図である。
【図8】点灯色テーブルの構成を示す略線図である。
【図9】割当テーブルの構成を示す略線図である
【図10】条件通知処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、100……携帯電話機、5……操作部、9……広域無線用アンテナ、10、101A……通信コスト通知LED、101B……通信速度通知LED、101C……接続度通知LED、21、111……広域無線通信処理部、22、112……無線LAN通信処理部、23、113……ブルートゥース通信処理部、25……インターネット、26、114……広域無線基地局、27……無線LAN用アンテナ、28、115……無線LANアクセスポイント、33、116……ブルートゥースアクセスポイント、29……ブルートゥース用アンテナ。

Claims (3)

  1. 複数の通信方式のなかから選択された所定の通信方式に従って無線通信を行う通信手段と、
    上記複数の通信方式がそれぞれ有する通信コスト、通信速度、受信感度又は通信接続の維持度合いを示す接続度を含む複数の条件のうち、ユーザが最重視する条件を最重視条件として選択する選択手段と、
    上記複数の通信方式のうち、上記選択手段により選択された上記最重視条件最も合致する通信方式を選定する通信方式選定手段と、
    上記通信方式選定手段によって選定された上記通信方式の上記最重視条件に予め割り当てられている優劣の度合いを所定の発光色で表示すると共に、当該通信方式の残りの条件に予め割り当てられている優劣の度合いを他の発光色で補助的に表示することにより、当該選定された上記通信方式の上記複数の条件に対するそれぞれの優劣を上記ユーザへ通知する通知手段と
    を具えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 上記通信端末装置は、
    上記複数の通信方式に対する通信条件情報をそれぞれのアクセス先から受信する受信手段と、
    上記通信条件情報に基づいて上記通信方式ごとの各条件に対応した上記発光色を予め割り当てた割当テーブルを生成する割当テーブル生成手段と
    を具えることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 複数の通信方式のなかから選択された所定の通信方式に従って無線通信を行う通信端末装置における通信方式の通知方法であって、
    上記複数の通信方式がそれぞれ有する通信コスト、通信速度、受信感度又は通信接続の維持度合いを示す接続度を含む複数の条件のうち、ユーザが最重視する条件を最重視条件として選択する選択ステップと、
    上記複数の通信方式のうち、上記選択手段により選択された上記最重視条件に最も合致する通信方式を選定する通信方式選定ステップと、
    上記通信方式選定ステップで選定された上記通信方式の上記最重視条件に予め割り当てられている優劣の度合いを所定の発光色で表示すると共に、当該通信方式の残りの条件に予め割り当てられている優劣の度合いを他の発光色で補助的に表示することにより、当該選定された上記通信方式の上記複数の条件に対するそれぞれの優劣を上記ユーザへ通知する通知ステップと
    を具えることを特徴とする通信方式の通知方法。
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