JP3976407B2 - フォームドアスファルトの製造方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱アスファルトの供給とほぼ同時に圧縮空気と水の混合体を加熱アスファルト中に分散させることにより加熱アスファルトを発泡させるフォームドアスファルトの製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、フォームドアスファルトは、道路舗装において砕石及び砕砂などを被覆することにより土壌を安定化させるために、道路舗装の作業現場で使用されている。このフォームドアスファルトの製造は、約150℃〜170℃に加熱されたアスファルトに少量(アスファルト量に対し2〜3%)の水を混合することによりなされる。このアスファルトは高粘性の材料からなり、常温では個体である。しかして、水が、加熱して溶融状態にあるアスファルト(以下、加熱アスファルトという。)に浸入すると、加熱アスファルトに囲まれた無数の微小な水蒸気になり、この加熱アスファルトの容積は膨張して約15〜20倍又はそれ以上の容積にもなる。このようなフォームドアスファルトは粘性も非常に低く、砕石及び砕砂などの骨材の間に侵入しやすく、且つ骨材を加熱乾燥する必要がないので、冷温及び湿潤状態のときにも施工が可能である。また、プラントの規模を小さくできるなどという利点もある。道路舗装においてフォームドアスファルトを散布すると、細骨材がフォームドアスファルトに被覆され、次いで、例えばモータグレーダ及びロードローラの転圧により、この細骨材を被覆しているフォームドアスファルトを潰して、この潰したフォームドアスファルトを接着剤として粗骨材同士が結合される。
【0003】
このフォームドアスファルトは、未発泡の加熱アスファルトを多く含んでいる場合には、加熱アスファルトが骨材間を浸透しにくくなり、大きな塊りとなって表面に残りやすく、ローラにより圧潰されてもアスファルトは単に小さい粒子として残るだけで、土壌と混合することができない。そして、このフォームドアスファルトの製造装置にあっては、加熱アスファルトが装置のチャンバ内、ノズル及び配管などに付着して残りやすく、これが冷却されて固化し、詰まりを生じるので、これらの装置は頻繁に洗浄する必要がある。
【0004】
そこで、装置の詰まりを防止するために、特許第2748970号公報に示されているように、従来から加熱アスファルトに少量の水を添加してフォームドアスファルトを製造する製造装置がある。この製造装置のノズル装置は、流量調節バルブとノズル部とを備え、この流量調節バルブは加熱アスファルト供給ラインをノズル部又はアスファルトタンクへの戻りラインへ選択的に切替える切換手段を有している。前記ノズル部は水及び圧縮空気のそれぞれの導入口を備え、供給された加熱アスファルトに水と圧縮空気とがそれぞれ別個に噴出されてフォームドアスファルト化するミキシングチャンバとノズル孔とが設けられている。ノズル孔の詰まりを防止するために、作業中は常時圧縮空気の噴出が継続され、チャンバ内に残った加熱アスファルトが圧縮空気によって除去されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ノズル装置は、水及び圧縮空気の各導入口がノズル部のチャンバの周面にそれぞれ対向して配置された構成になっているため、水及び圧縮空気はチャンバ内にそれぞれ独立して噴出されることになる。このため、ノズル装置には次に挙げるような様々な不具合を発生する。
【0006】
▲1▼停止時に水側のノズルに付着する加熱アスファルトが冷却固化して詰まりやすい。
【0007】
▲2▼水量を絞ると空気抵抗により水の吹き付けが弱く、加熱アスファルト中に均等に分散させ、且つ加熱アスファルト中に浸透させることが困難であり、加熱アスファルトに供給されたとき、同アスファルトの内部に浸入する以前に蒸発してしまうため、加熱アスファルト内における発泡効率が低い。
【0008】
▲3▼水の切れが悪く、チャンバ内の温度低下が大きい。
【0009】
▲4▼加熱アスファルトが水側のノズルに逆流して詰まりやすい。
【0010】
また、上述の装置では、少量の水を加熱アスファルト中に均等に分散させ、且つ加熱アスファルト中に浸透させることが困難であるため、加熱アスファルトの発泡が円滑になされず、未発泡の加熱アスファルトが冷えて高粘度化又は固化しやすいという不具合がある。この加熱アスファルトに対する水の分散度及び加熱アスファルトの発泡性が低下すると、上述したように、アスファルトが土壌中の骨材と万遍なく混合されにくくなり、土壌の粒子又は骨材が剥離して土壌を安定化させることが困難となる。
【0011】
本発明は、かかる従来の課題を解消すべくなされたものであり、その具体的な目的は、圧縮空気により少量の水を加熱アスファルト中に均等に分散させ浸透させることができると共に、加熱アスファルトを効率的に且つ均一に発泡させ得るフォームドアスファルトの製造方法及び装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
前記目的は、本件請求項1〜7に記載された各発明により達成される。
【0013】
本発明方法の主要な構成をなす請求項1に係る発明は、加熱アスファルトと圧縮空気及び少量の水とによってフォームドアスファルトを製造する方法であって、前記圧縮空気を継続的にノズル装置に供給すること、圧縮空気の供給下で加熱アスファルトをノズル装置に供給すること、加熱アスファルトの供給とほぼ同時に少量の水を圧縮空気中に混合させること、圧縮空気と水の混合体を加熱アスファルト中に分散させること、加熱アスファルトを前記ノズル装置に供給後、僅かな時間差をもって前記混合体を同ノズル装置に供給すること、及び加熱アスファルト中に分散した微小な水滴の気化膨張により加熱アスファルトを発泡させることを含んでいることを特徴としている。少量の水が圧縮空気中で細かく分散されて、圧縮空気及び微小な水滴からなる混合体になる。この混合体は圧縮空気により加熱アスファルト中に浸入しやすく、且つ十分に分散して供給されるため、アスファルト中で無数の微小な水分が水蒸気になり、このアスファルトの容積を膨張させて、大きな容積の発泡体を形成する。このように少量の水を有効に活用して、加熱アスファルトに対する水の分散度及び加熱アスファルトの発泡性を高くすることができ、加熱アスファルト中に均一に分散する無数の微小な泡を有する大きな容積の発泡体が得られる。この無数の微小な泡が分散するフォームドアスファルトは土壌中の骨材間に均等に浸入して、土壌の粒子又は骨材を結合する能力を向上させる。
【0014】
また本発明にあっては、前記圧縮空気と水の混合体は、加熱アスファルト供給後に僅かな時間差をもってノズル装置に供給させることが重要である。
圧縮空気は、作業中、継続して混合体のノズル内に供給されているため、その通路に付着するアスファルトは吹き飛ばされて通路を詰まらせることがない。その状態を確保してから混合体をノズル装置内に供給するため、加熱アスファルトへの混合体の付与が効率的になされるようになる。更に、チャンバ内の温度低下を防止することができる。これにより、加熱アスファルトがチャンバ内及びノズル孔で冷却固化せず詰まりを防止することができる。
【0015】
請求項2に係る発明は、前記混合体を、加熱アスファルトの流動周面に向けて1以上の方向から噴射させることを含んでいることを規定しており、加熱アスファルト中に無数の微小で均質な泡を万遍なく形成することができる。
【0016】
本発明に係るフォームドアスファルトの製造方法は、同じく本発明に係るフォームドアスファルトの製造装置により実施される。その主要な構成は、請求項3に規定されており、加熱アスファルトと圧縮空気及び少量の水とによってフォームドアスファルトを製造する装置であって、加熱アスファルトの導入・噴出部を有するノズル装置と、圧縮空気を継続的にノズル装置に供給する圧縮空気供給手段と、圧縮空気の供給下で加熱アスファルトをノズル装置の導入部に導入する加熱アスファルト供給手段と、圧縮空気の供給ラインに接続され、少量の水を圧縮空気中に混合させる水供給手段とを備えてなり、加熱アスファルトの供給後、僅かな時間差をもって圧縮空気及び水からなる混合体をノズル装置に供給することを特徴とするフォームドアスファルトの製造装置にある。
【0017】
圧縮空気を継続的にノズル装置に供給するため、混合体の導入口にアスファルトが付着固化することを防止し、圧縮空気力により微小な水滴が加熱アスファルト中に完全に分散されながら浸入することに加えて、加熱アスファルトの供給後、僅かな時間差をもって前記圧縮空気及び微小な水滴からなる混合体を供給するようにしているため、水を単独で供給する場合に較べてノズル装置内の温度低下を防止すると共に、加熱アスファルトの発泡体を噴出するノズル孔の冷却をも防止することができ、もって、ノズル装置内における加熱アスファルトの冷却を防止することができる。圧縮空気により噴射しているので、水量を減らしても、水分が加熱アスファルト中に十分に分散して浸入し、加熱アスファルトの発泡状態を効率的に且つ良好にする。
【0018】
請求項4の発明にあっては、前記加熱アスファルトの供給ポート、前記噴出部への導入ポート、及び前記アスファルトタンクへの排出ポートを有するとともに、前記加熱アスファルト供給ポートを前記導入ポートまたは排出ポートに連通するよう切換え可能に構成される切換えバルブを備え、前記切換えバルブを切り換える導入・排出切換え用シリンダを有し、前記水供給手段の水供給ラインに水供給・停止用開閉バルブが配され該開閉バルブを開閉する開閉用油圧シリンダを有しており、前記導入・排出切換え用シリンダ及び前記開閉用油圧シリンダが共通の油圧源に連結され、該油圧源と前記両シリンダとの間に、前記切換えバルブが導入側に切り換えられたのち、僅かな時間差をもって水供給・停止用開閉バルブを開くように油圧回路を制御する制御弁がそれぞれ配されている。加熱アスファルトの供給後、僅かな時間差をもって前記圧縮空気及び微小な水滴からなる混合体を供給することができる。ノズル装置内の温度低下を防止すると共に、加熱アスファルトの発泡体を噴出するノズル孔の冷却をも防止することができ、ノズル装置内における加熱アスファルトの冷却を防止することができる。
【0019】
請求項5に係る発明にあっては、前記排出ポートに接続されるアスファルトタンクへの排出ラインには該排出ラインを開閉するアスファルト排出用開閉バルブが配されてなり、該アスファルト排出用開閉バルブを開閉する排出バルブ作動用シリンダと、前記導入・排出切換え用シリンダ及び前記排出バルブ作動用シリンダの作動タイミングを制御する油圧制御回路とを備えている。複数のノズル装置を用いることができ、複数のノズル部への導入及びアスファルトタンクへの還流を制御することができる。例えばフォームドアスファルト散布付きスタビライザ等に搭載することができる。
【0020】
請求項6に係る発明は、前記チャンバの周壁面に同チャンバの中心に向けて複数の混合体導入口が開口してなっている。圧縮空気及び微小な水滴の導入口は1つであるから、前記ノズル部のチャンバの周面に複数個設けることが可能であり、前述の特許第2748970号公報に開示されたノズル装置の2つの入口に本発明の導入口を利用することもでき、コストが低減でき、水の分散がよくなる。
【0021】
請求項7に係る発明にあっては、前記少量の水と圧縮空気との混合領域において、圧縮空気又は水の一方に旋回流を付与する旋回流付与手段を有してなることを規定している。水又は圧縮空気の一方を旋回流とすることにより、水と圧縮空気の混合が十分になされるため、加熱アスファルトに対する水の分散度及び加熱アスファルトの発泡性を向上させることができると共に、少量の水を有効に活用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明のフォームドアスファルトの製造方法を実施する同製造装置を示す説明図、図2は本発明のノズル装置の基本構造を示す断面図である。
【0023】
図1において、符号1は本発明のフォームドアスファルトの製造装置で、この製造装置1は、圧縮空気供給手段としてのコンプレッサ2、アスファルトタンク3から加熱アスファルトを供給する加熱アスファルト供給手段、水タンク4から少量の水を供給する水供給手段及びノズル装置5を備えている。このコンプレッサ2は、エアタンク2から供給ライン6を経て、圧縮空気Aを継続的にノズル装置5に供給するようになっている。アスファルトタンク3に貯蔵されたアスファルトASは例えば約150℃〜170℃に保たれている。この加熱アスファルトASは、可変排出ポンプ7により供給ライン8、ノズル装置5及び排出ライン9を介してアスファルトタンク3に還流されるようになっている。この還流はフォームドアスファルトが製造されていないときでもなされ、回路内での加熱アスファルトASの固着を防止している。少量の水Wが水タンク4から水ポンプ10及び供給ライン11を経てコンプレッサ2の供給ライン6に供給され、圧縮空気中に混合されるようになっている。図示せぬ制御部にはスイッチ及び表示器などが設けられている。なお、12は水圧調節器である。
【0024】
図2に示すように、ノズル装置5は導入部としての切換えバルブ13及び噴出部としてのノズル部14を備えている。この切換えバルブ13は、加熱アスファルト供給ポート21、ノズル部14への導入ポート25及びアスファルトタンク3への排出ポート26を有している。この切換えバルブ13のボックス15には嵌合孔17が形成され、ロータリバルブ16が嵌合孔17に回動自在に嵌合されている。このロータリバルブ16は切換レバー20及び回動体18を有し、この回動体18には通路22、23及び24が形成されている。この回動体18は軸19により回動自在に軸支され、切換レバー20に連結された図示せぬシリンダによって回動するようになっている。切換レバー20によって、加熱アスファルト供給ポート21が導入ポート25又は排出ポート26に選択的に連通するよう切り換えられ、このレバー20を90度回転すると、加熱アスファルト供給ポート21から通路22及び23を経てノズル部14の導入ポート25に、又は加熱アスファルト供給ポート21から通路23及び24を経てアスファルトタンク3への排出ポート26に選択的に切り換えるようになっている。図2に示した態様では、このレバー20は加熱アスファルトASをノズル部14に供給するために加熱アスファルト供給ポート21を開放し、排出ポート26を閉鎖した状態になっている。
【0025】
ノズル部14には、混合体の導入口27、チャンバ28及びノズル孔29が設けられている。このチャンバ28は供給された加熱アスファルトASを発泡させるためのもので、このノズル孔29は発泡体を噴出させるためのものである。水タンク4の供給ライン11とコンプレッサ2の供給ライン6とが接続する接続部30は混合室になっている。この混合室30から導入口27を経てチャンバ28内の加熱アスファルトAS中に圧縮空気A及び水Wからなる混合体が分散して導入される。この混合室30によって、加熱アスファルトに対する水の分散度及び加熱アスファルトの発泡性を向上することができると共に少量の水を有効に利用することができる。そして、圧縮空気Aを継続的にノズル装置5に供給するため、混合体の導入口27にアスファルトASが付着固化することを防止し、圧縮空気力により微小な水滴が加熱アスファルト中に完全に分散されながら浸入する。そして、加熱アスファルトが導入口27に逆流することを防止することができ、逆止弁などの複雑な構造を設ける必要がない。なお、ノズル装置5のチャンバ28の周面に導入口27を複数個設けることが可能であり、加熱アスファルトASの流動面に多方向から噴出させてもよい。そして前述の特許第2748970号公報に開示されたノズル装置の2つの入口に本発明の導入口27を利用することもでき、コストが低減できると共に水の分散がよくなる。そして、無数の微小アスファルトの均質な泡を形成することができる。更に、少量の水と圧縮空気との混合領域において、圧縮空気又は水の一方に旋回流を付与する旋回流付与手段、例えば渦流形素子等を設けてもよい。これにより、少量の水及び圧縮空気の混合が確実になされ、少量の水を有効に活用することができる。
【0026】
次に作用を説明する。
まず、図2に示すように、図示せぬシリンダを作動させて切換レバー20を切り換えると、加熱アスファルト供給ポート21から通路22及び23を経てノズル部14の導入ポート25に加熱アスファルトASが導入される。そして、ノズル装置5のチャンバ28に継続的に供給されている圧縮空気Aに加熱アスファルトASが供給され、次いで、この加熱アスファルトASの供給とほぼ同時に、接続部30において少量の水Wが圧縮空気Aに混合される。すると、少量の水が圧縮空気中で細かく分散されて、圧縮空気A及び微小な水滴Wからなる混合体になる。そして、この混合体を加熱アスファルトASに分散させ導入させる。するとノズル装置5のチャンバ28において、加熱アスファルトASに混合され、微小な水滴Wは急速に水蒸気に変わり、加熱アスファルトASに混合した微小な水滴の気化膨張により加熱アスファルトASが発泡される。そして、加熱アスファルトASの発泡体がノズル孔29から噴出される。このとき、この圧縮空気及び微小な水滴からなる混合体は圧縮空気により加熱アスファルト中に浸入しやすく、且つ十分に分散して供給されるため、過熱アスファルト中で無数の微小な水分が水蒸気になり、この過熱アスファルトの容積を膨張させて、大きな容積の発泡体を形成する。そして、加熱アスファルトはフォームドアスファルトとなり、本来の容積の約20倍にまで膨張し、ノズル孔29から噴出される。また、圧縮空気Aを継続的にノズル装置5に供給するため、混合体の導入口27にアスファルトASが付着固化することを防止し、圧縮空気力により微小な水滴が加熱アスファルトAS中に完全に分散されながら浸入する。圧縮空気Aにより噴出しているので、水量を減らしても、水分が加熱アスファルト中に十分に分散して浸入し、加熱アスファルトASに対する水の分散度及び加熱アスファルトの発泡性を高くすることができると共に、加熱アスファルトAS中に均一に分散する無数の微小な泡を有する大きな容積の発泡体を形成することができる。この無数の微小な泡が分散するフォームドアスファルトは土壌中の骨材間に均等に浸入して、土壌の粒子又は骨材を結合する能力を向上させる。アスファルトASと水Wの混合割合は、4〜4.5kg/cm2 の圧縮空気A及びアスファルト量に対して2〜4%の水が適している。泡の性状を改良するため、添加剤をアスファルトや水に添加してもよい。アスファルトASの供給は可変排出ポンプ7の調節により調整され、圧縮空気Aは図示せぬ圧力計の読みにより調整され、そして水量Wは流量計の読みにより調整される。
【0027】
そして、作業終了時にフォームドアスファルトの噴出を止めるときは、図示せぬシリンダを作動させて切換レバー20を時計方向に回動し、加熱アスファルト供給ポート21から通路23及び24を経てアスファルトタンク3への排出ポート26に切り換え、アスファルトASをアスファルトタンク3に還流させる。そして、水タンク4の水ポンプ10の作動を停止させる。次いで供給ポート8及び排出ポート9などを高温に保ち、アスファルトASの固化を防止する。
【0028】
図3を参照すると、本発明の同製造装置の実施例を示す説明図が示されている。なお、この実施例の説明に際しては、前述の説明と同様な部材には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0029】
図3に示すように、この実施例は、切換えバルブ13が導入側に切り換えられたのち、僅かな時間差をもって水供給・停止用開閉バルブ33を開くように油圧回路を制御する制御弁36A及び36Dがそれぞれ配されてなる油圧制御回路36を備えたものである。
【0030】
アスファルト導入部14には切換えバルブ13を切り換える導入・排出切換え用シリンダ37と、水供給・停止用開閉バルブ33を開閉する開閉用油圧シリンダ34とが配され、この開閉バルブ33は圧縮空気Aの供給ライン6に接続される水供給ライン11に配されている。導入・排出切換え用シリンダ37及び開閉用油圧シリンダ34は共通の油圧源としてソレノイドバルブ35に連結され、このソレノイドバルブ35及び開閉用油圧シリンダ34の間には制御弁36Aが配されている。ソレノイドバルブ35及び導入・排出切換え用シリンダ37の間には制御弁36Cが配されている。切換えバルブ13の切換え動作とほぼ同時に水供給・停止用開閉バルブ33を連動させ、この開閉バルブ33は油圧制御回路36により加熱アスファルトASの供給とほぼ同時に少量の水Wを圧縮空気A中に供給するようになっている。
【0031】
この油圧制御回路36は、オイルポンプ及びタンクに接続されたソレノイドバルブ35と、このバルブ35から管38を経て分岐して開閉用油圧シリンダ34に接続された制御弁としての圧力制御弁36A及び逆止弁36Bと、このバルブ35から管39を経て分岐して導入・排出切換え用シリンダ37に接続された制御弁としての圧力制御弁36C及び逆止弁36Dとからなっている。導入・排出切換え用シリンダ37の一方は管38から分岐した管38A、他方は管39、圧力制御弁36A及び逆止弁36Bにそれぞれ接続され、開閉用油圧シリンダ34の一方は管39から分岐した管39A、他方は管38、圧力制御弁36A及び逆止弁36Bにそれぞれ接続されている。図3に示した態様では、ノズル装置5の切換えバルブ13が加熱アスファルトASの供給を止め(還流状態)、水供給・停止用開閉バルブ33が水の供給を止めた状態(水の供給ライン閉鎖状態)になっている。そして、ソレノイドバルブ35を切り換えると、オイルポンプからの油圧は管38及び管38Aを経て導入・排出切換え用シリンダ37内に送られ、このシリンダ37のピストンを前進側(図左方向)に作動するため、ノズル装置5の切換えバルブ13が開いて加熱アスファルトASがノズル部14のチャンバ28内に供給される。更に、管38から分岐した管内の油圧が上がって一定圧力以上に達すると、圧力制御弁36Aが開いて油圧が開閉用油圧シリンダ34に送られ、このシリンダ34のピストンを前進側(図左方向)に作動するため、この開閉バルブ33が切換えバルブ13と僅かな時間差をもって開いて少量の水Wがコンプレッサ2の供給ライン6に供給され、少量の水Wは圧縮空気A中に混合され、そして圧縮空気及び水からなる混合体がノズル部14の導入口27からチャンバ28内に噴出される。従って、加熱アスファルトの供給後、僅かな時間差をもって圧縮空気A及び微小な水滴Wからなる混合体を供給することができる。また、圧縮空気力により微小な水滴が加熱アスファルト中に完全に分散されながら浸入することができると共に、少量の水Wを有効に利用することができる。
【0032】
そして再び、ソレノイドバルブ35を切り換えると、オイルポンプからの油圧はソレノイドバルブ35により切り換えられて、管39及び管39Aを経てシリンダ34内に送られ、シリンダ34のピストンを後退側(図示の状態)に作動するため、開閉バルブ33が閉じて少量の水Wの供給が停止される。更に、管39から分岐した管内の油圧が上がって一定圧力以上に達すると、圧力制御弁36Cが開いて油圧がシリンダ37に送られ、シリンダ37のピストンを後退側(図示の状態)に作動するため、ノズル装置5の切換えバルブ13が閉じて加熱アスファルトASの供給を止めて、図2に示すように、加熱アスファルト供給ポート21から通路23、24及びアスファルトタンク3への排出ポート26を経てアスファルトタンク3に戻る。なお、制御弁は流量等を制御するものでもよく、複数のノズル装置を備えたものにも適用することができる。
【0033】
図4は、本発明の第2の実施例すなわち広い幅員でフォームドアスファルトを噴射するノズル装置を示している。なお、この第2の実施例の説明に際しては、前述の実施例と同様な部材には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0034】
このノズル装置40は導入部としての切換えバルブ58及び噴出部としてのノズル部14を備えてなる。このノズル装置40は図示せぬフォームドアスファルト散布付きスタビライザに搭載され、コンプレッサ2及び水タンク4も同様に、図示せぬフォームドアスファルト散布付きスタビライザに搭載されるようになっている。アスファルトタンク3はアスファルトASを貯蔵し、加熱及び保温装置を備えたタンクローリ(図示しない)に搭載されるようになっている。
【0035】
図4に示すように、長いハウジングケース41には、ノズル部14を下に向けた複数のノズル装置40が列状に設けられている。そのケース41の一端には、加熱アスファルトASの供給ライン42が設けられ、他端には排出ライン43が設けられている。この供給ライン42及び排出ライン43は図1に示した加熱アスファルトASの供給ライン8と排出ライン9とにそれぞれ接続されている。この長いケース41には複数の切換えバルブ58が設けられている。接続部(コネクタ)44は少量の水Wを圧縮空気A中に混合する箇所であり、水タンク4の供給ライン11に接続されると共に、エアタンク2の供給ライン6に接続されるようになっている。
【0036】
アスファルト導入部としてのノズル部14には各切換えバルブ58を同時に切り換える導入・排出切換え用シリンダ46が配されている。排出ポート26(図2)に接続されるアスファルトタンク3への排出ライン43には排出ライン43を開閉するアスファルト排出用開閉バルブ52が配され、アスファルト排出用開閉バルブ52には排出バルブ作動用シリンダ47が連結されている。この長いケース41には、加熱アスファルトASの排入出を制御するための制御手段45を備えている。この制御手段45として導入・排出切換用シリンダ46、排出バルブ作動用シリンダ47及び油圧制御回路48からなり、この油圧制御回路48は上記2つのシリンダ46、47を連動させ、各シリンダ46、47の作動タイミングを制御するようになっている。このノズル装置40の複数の切換レバー49はフラットバー50に回動自在に連結され、そのフラットバー50には、一方のシリンダ46が介装されている。この長いケース41に設けられた切換えバルブ58が複数の切換レバー49に連結されている。他方のシリンダ47には切換レバー51を介して排出ライン43のアスファルト排出用開閉バルブ52が連結されている。
【0037】
この油圧制御回路48は、図示せぬオイルポンプ及びタンクに接続されたソレノイドバルブ53と、このバルブ53から管54を経て分岐した管54Aと、管54から分岐してシリンダ47に接続された制御弁48A及び逆止弁48Bと、このバルブ53から管55を経て分岐した管56と、管55から分岐してシリンダ46に接続された制御弁48C及び逆止弁48Dとからなっている。例えば、手動操作によってソレノイドバルブ53を切り換えると、図示せぬオイルポンプからの油圧は管55及び管56を経てシリンダ47内に送られ、シリンダ47のピストンを前進側(図示の状態)に作動するため、切換レバー51を介して排出ライン43のバルブ52が開いて、加熱アスファルトASがアスファルトタンク3に戻る。更に、管55から分岐した管内の油圧が上がり、制御弁48Cが開いて油圧がシリンダ46に送られ、シリンダ46のピストンを前進側(図上方向)に作動するため、切換レバー49に連結された切換えバルブ58が閉じてノズル部14への加熱アスファルトASの供給が止まる。そして再び、ソレノイドバルブ53を切り換えると、オイルポンプからの油圧はソレノイドバルブ53により切り換えられて、管54及び管57を経てシリンダ46内に送られ、シリンダ46のピストンを後退側(図示の状態)に作動するため、切換レバー49に連結された切換えバルブ58が開いて加熱アスファルトASがノズル部14内に供給され、水W及び圧縮空気Aからなる混合体が加熱アスファルトAS中に完全に分散されながら浸入する。更に、管54から分岐した管内の油圧が上がり、制御弁48Aが開いて油圧がシリンダ46に送られ、シリンダ46のピストンを後退側(図下方向)に作動するため、切換レバー51を介して排出ライン43の排出バルブ52が閉じる。なお、幅員を狭くするときは、所要の切換レバー49とフラットバー50との接続を解くようになっている。
【0038】
以上の説明からも明らかなように、本発明に係るフォームドアスファルトの製造方法及び装置によれば、少量の水を圧縮空気により加熱アスファルト中に浸入させやすく、且つ十分に分散して供給することができる。微小な水滴が圧縮空気により加熱アスファルトに完全に飛散されてノズル装置内に残らないので、加熱アスファルトの冷却を防止することができると共に、少量の水を有効に利用することができる。さらに、ノズル装置内の温度低下及び加熱アスファルトの発泡体を噴出するノズル孔の冷却を防止することができ、加熱アスファルトの冷却を防止することができる。また、少量の水を有効に使用して、この加熱アスファルトに対する水の分散度及び加熱アスファルトの発泡性を高くすることができると共に、無数の微小アスファルトの泡からなる大きな容積の発泡体を形成することができる。また、圧縮空気により噴出しているので、水量を減らしても、水分が加熱アスファルト中に十分に分散して浸入し、加熱アスファルトの発泡状態が良好である。この微小な泡が土壌中の骨材間に充分に浸入して、土壌の粒子又は骨材を結合する能力を向上させることができる。
【0039】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、それらの実施例から当業者が容易に実施可能な技術的な範囲をも当然に包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフォームドアスファルトの製造方法を実施する同製造装置を示す説明図である。
【図2】本発明のノズル装置を示す断面図である。
【図3】本発明の同製造装置の実施の別形態を示す説明図である。
【図4】本発明のノズル装置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フォームドアスファルトの製造装置
2 エアタンク
3 アスファルトタンク
4 水タンク
5,40 ノズル装置
6,8,11,42 供給ライン
7,10 ポンプ
9,43 排出ライン
12 水圧調節器
13,58 切換えバルブ(導入部)
14 ノズル部(噴出部)
15 ボックス
16 ロータリバルブ
17 嵌合孔
18 回動体
19 軸
20,49,51 切換レバー
21 加熱アスファルト供給ポート
22,23,24 通路
25,27 導入ポート
26 排出ポート
28 チャンバ
29 ノズル孔
30,44 接続部
33 水供給・停止用開閉バルブ
34,37,46,47 シリンダ
35,53 ソレノイドバルブ
36A,36C 制御弁
41 ハウジングケース
48,36 油圧制御回路
48A,48C 制御弁
50 フラットバー
52 アスファルト排出用開閉バルブ
Claims (7)
- 加熱アスファルトと圧縮空気及び少量の水とによってフォームドアスファルトを製造する方法であって、
前記圧縮空気を継続的にノズル装置に供給すること、
前記圧縮空気の供給下で前記加熱アスファルトを前記ノズル装置に供給すること、
加熱アスファルトの供給とほぼ同時に少量の水を圧縮空気中に混合させること、
圧縮空気と水の混合体を前記加熱アスファルト中に分散させること、
加熱アスファルトを前記ノズル装置に供給後、僅かな時間差をもって前記混合体を同ノズル装置に供給すること、及び
加熱アスファルト中に分散した微小な水滴の気化膨張により加熱アスファルトを発泡させること、
を含んでなることを特徴とするフォームドアスファルトの製造方法。 - 前記混合体を、前記加熱アスファルトの流動周面に向けて1以上の方向から噴射させることを含んでなる請求項1記載のフォームドアスファルトの製造方法。
- 加熱アスファルトと圧縮空気及び少量の水とによってフォームドアスファルトを製造する装置であって、
前記加熱アスファルトの導入・噴出部を有するノズル装置と、
前記圧縮空気を継続的に前記ノズル装置に供給する圧縮空気供給手段と、
前記圧縮空気の供給下で前記加熱アスファルトを前記ノズル装置の導入部に導入する加熱アスファルト供給手段と、
前記圧縮空気の供給ラインに接続され、前記少量の水を圧縮空気中に混合させる水供給手段とを備えてなり、
前記加熱アスファルトの供給後、僅かな時間差をもって、前記圧縮空気及び水からなる混合体を前記ノズル装置に供給することを特徴とするフォームドアスファルトの製造装置。 - 前記加熱アスファルトの供給ポート、前記噴出部への導入ポート、及び前記アスファルトタンクへの排出ポートを有するとともに、前記加熱アスファルト供給ポートを前記導入ポートまたは排出ポートに連通するよう切換え可能に構成される切換えバルブを備え、
前記切換えバルブを切り換える導入・排出切換え用シリンダを有し、
前記水供給手段の水供給ラインに水供給・停止用開閉バルブが配され、
該開閉バルブを開閉する開閉用油圧シリンダを有してなり、
前記導入・排出切換え用シリンダ及び前記開閉用油圧シリンダが共通の油圧源に連結され、
該油圧源と前記両シリンダとの間に、前記切換えバルブが導入側に切り換えられたのち、僅かな時間差をもって水供給・停止用開閉バルブを開くように油圧回路を制御する制御弁がそれぞれ配されてなる、
請求項3記載のフォームドアスファルトの製造装置。 - 前記排出ポートに接続されるアスファルトタンクへの排出ラインには該排出ラインを開閉するアスファルト排出用開閉バルブが配されてなり、
該アスファルト排出用開閉バルブを開閉する排出バルブ作動用シリンダと、
前記導入・排出切換え用シリンダ及び前記排出バルブ作動用シリンダの作動タイミングを制御する油圧制御回路と、
を備えてなる請求項4記載のフォームドアスファルトの製造装置。 - 前記チャンバの周壁面に同チャンバの中心に向けて複数の混合体導入口が開口してなる請求項4又は5に記載のフォームドアスファルトの製造装置。
- 前記少量の水と圧縮空気との混合領域において、前記圧縮空気又は前記水の一方に旋回流を付与する旋回流付与手段を有してなる請求項4又は5に記載のフォームドアスファルトの製造装置。
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