JP3975845B2 - 空調装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調装置、特に、助手席側空気吹出口手前の熱交換後の空気を送風機の空気吸込側へ帰還し、運転者に対する冷房即効性及び暖房即効性を高めるようにした空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
炎天下に駐車した後の自動車に乗車する際、車内はきわめて高温状態となっているため、運転者は、空調装置に対して迅速な冷房を望む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来からの一般的な空調装置は、熱交換後の空気を運転席側と助手席側に均等に分配して吹出す構成をとっているため、運転者に対してより即効性のある冷房を実現するためには、システム全体の能力アップが必要とされる。
【0004】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、簡単な構成によって、システム全体の能力アップを図ることなく運転者に対する冷房即効性を高めることができる空調装置を提供することを目的とする。また、本発明は、冷房即効性に限らず、真冬に駐車した自動車への乗車時における暖房即効性にも効果的な空調装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る空調装置において、ドアが帰還通路を開放すると、熱交換後の空気(以下、冷風を例として説明する。)の一部は助手席側空気吹出口手前から帰還通路を経て送風機の空気吸込側へ帰還するようになる。そして、送風機の空気吸込側に帰還した冷風は、再び熱交換されてより低温の冷風となり、その一部は再び帰還通路を経て再度熱交換される。このようなサイクルが繰り返されることによって、運転席側空気吹出口から吹出される冷風は、温度の低下勾配の大きな冷風となり、運転者に対する冷房即効性が高まる。また、運転席側空気吹出口の吹出風量を減少させることなく、吹出温度を十分に低下させることができるため、温度と風量の両面から運転者に対する冷房即効性を満足させることができる。なお、温風に対しても上記の如き冷風の場合と同様な作用となり、運転者に対する暖房即効性を高めることができる。また、請求項1に係る空調装置によると、運転者のみの乗車を検知したとき、帰還通路を開放するようにしたため、運転者のみの乗車のときに運転者に対する冷房即効性及び暖房即効性を高めることができるとともに、助手席への乗車もあるときには、従来一般的な空調装置と同様に熱交換後の空気を帰還させない動作をさせることにより、助手席の同乗者に対して冷房及び暖房を行なうことができる。
【0006】
請求項2に係る空調装置によると、助手席側空気吹出口へ向かう熱交換後の空気を全て帰還通路へ流入し得るようにしたことにより、運転席側空気吹出口から吹出される冷風又は温風は、温度の低下勾配又は上昇勾配のより大きな低温又は高温の冷風又は温風となり、冷房即効性及び暖房即効性がより高くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る空調装置における主要構成要素の配置関係を表した概略構成図、図2は、同空調装置における空気の流れを表した概略構成図を示す。
【0010】
図1及び図2において、符号1は空調装置の空気吸込部、符号2は熱交換部及び空気吹出部(以下、熱交換・吹出部という。)を表している。
【0011】
空気吸込部1は、図1に示すように内気(車内空気)取入口11及び外気(車外空気)取入口12を備える。内気取入口11及び外気取入口12は、図示しない空気取入ドアによっていずれか一方が開放状態、他方が閉塞状態に切替えられる。空気吸込部1には送風機(ブロワ)13が配設されており、送風機13が作動することによって内気又は外気がケース14内に吸い込まれる。
【0012】
ケース14内に吸い込まれた空気は、図2に示す空気通路15を通って熱交換・吹出部2に流入する。熱交換・吹出部2は、図1に示すように、吸い込まれた空気を冷却する蒸発器(エバポレータ)21が上流側に配置され、蒸発器21の下流側に、蒸発器21によって冷却された空気の一部を加熱可能なヒータコア22が配置され、ヒータコア22の前方に、開度が調整可能なエアミックスドア23が配置されている。
【0013】
熱交換・吹出部2において、蒸発器21、ヒータコア22及びエアミックスドア23は、図2に示すようにヒータコア22よりも下流側で分岐された運転席側(D席側)空気通路24及び助手席側(P席側)空気通路25に対して共通して配置されているが、仕切板35で仕切られた運転席側空気通路24及び助手席側空気通路25において、それぞれ、図1に示すように、フット吹出口26、フェース吹出口27及びデフロスタ吹出口28が設けられ、各吹出口26,27,28に吹出モード切替ドア29,30,31が配置されている。
【0014】
さらに、熱交換・吹出部2において、助手席側空気通路25の空気吹出口(フット吹出口26、フェース吹出口27)の手前には、助手席側空気通路25と送風機13の空気吸込側16との間を連通する帰還通路33の開口部34が形成されており、この開口部34はドア32によって開閉可能とされる。
【0015】
次に、上記の如き構成の空調装置の動作例を説明する。
【0016】
空調装置の運転開始時、ドア32は開口部34を開放状態に保ち、助手席側空気通路25と送風機13の空気吸込側16との間は帰還通路33によって連通状態にある。このため、送風機13によって吸込口(内気吸込口11又は外気吸込口12)から吸い込まれ、蒸発器21及びヒータコア22などを経て助手席側空気通路25に送られてきた熱交換後の一部の空気は帰還通路33を経て送風機13の空気吸込側16へ戻り、吸込口(内気吸込口11又は外気吸込口12)から新たに吸い込まれた空気と混合されて再び蒸発器21及びヒータコア22などを経て熱交換後の一部の空気が助手席側空気通路25に送られ、再び帰還通路33を経て送風機13の空気吸込側16へ戻る。そして、このようなサイクルが繰り返される。
【0017】
空気が冷風である場合には、帰還通路33を経て送風機13の空気吸込側16へ戻る空気は、既に蒸発器21による冷却後の冷風であることから、送風機13の空気吸込側16の空気の温度は、空気吸込口(内気吸込口11又は外気吸込口12)のみから吸い込まれてくる空気の温度よりも低温となり、このような現象が繰り返されることで、運転席側空気通路24の空気吹出口(通常、フェース吹出口27)から吹出される冷風は、運転開始時からの温度の低下勾配が大きな冷風となり、運転者は迅速な冷房を享受することができる。
【0018】
また、空気が温風である場合には、熱交換後の空気の温度の上昇と低下の相違はあっても上記と同様な現象が生じ、運転席側空気通路24の空気吹出口(通常、フット吹出口26)から吹出される温風は、運転開始時からの温度の上昇勾配が大きな温風となり、運転者は迅速な暖房を享受することができる。
【0019】
以上説明したように、本実施形態に係る空調装置は、熱交換後の空気を助手席側空気吹出口26,27手前から送風機13の空気吸込側16へ帰還する帰還通路33を設けるとともに、帰還通路33を開閉するドア32を設けている。このため、ドア32が帰還通路33を開放すると、熱交換後の空気の一部は助手席側空気吹出口26,27手前から帰還通路33を経て送風機13の空気吸込側16へ帰還するようになる。そして、送風機13の空気吸込側16に帰還した空気は、再び熱交換されてより低温又は高温の空気となり、その一部は再び帰還通路33を経て再度熱交換される。このようなサイクルが繰り返されることによって、運転席側空気吹出口26又は27から吹出される空気は、温度の低下勾配又は上昇勾配の大きな空気となり、運転者に対する冷房即効性及び暖房即効性が高まる。また、運転席側空気吹出口26又は27の吹出風量を減少させることなく、吹出温度を十分に低下又は上昇させることができるため、温度と風量の両面から運転者に対する冷房即効性及び暖房即効性を満足させることができる。
【0020】
また、助手席側空気通路25と運転席側空気通路24との間に仕切板35を設け、助手席側空気吹出口26又は27へ向かう熱交換後の空気を全て帰還通路33へ流入し得るよう構成したため、運転席側空気吹出口26又は27から吹出される冷風又は温風は、温度の低下勾配又は上昇勾配のより大きな低温又は高温の冷風又は温風となり、冷房即効性及び暖房即効性がより高くなる。
【0021】
なお、運転者のみの乗車を検知したとき、ドア32により帰還通路33を開放するようにすると、運転者のみの乗車のときに運転者に対する冷房即効性及び暖房即効性を高めることができるとともに、助手席への乗車もあるときには、従来一般的な空調装置と同様に熱交換後の空気を帰還させない動作をさせることにより、助手席の同乗者に対して冷房及び暖房を行なうことができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明の空調装置によると、簡単な構成によって、システム全体の能力アップを図ることなく運転者に対する冷房即効性及び暖房即効性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空調装置の主な構成要素の配置関係を表した概略構成図である。
【図2】同空調装置における空気の流れを表した概略構成図である。
【符号の説明】
13 送風機
16 空気吸込側
24 運転席側空気通路
25 助手席側通気通路
26 フット吹出口(助手席側空気吹出口)
27 フェース吹出口(助手席側空気吹出口)
32 ドア
33 帰還通路
35 仕切板

Claims (3)

  1. 熱交換後の空気を助手席側空気吹出口手前から送風機の空気吸込側へ帰還する帰還通路を設けるとともに、該帰還通路を開閉するドアを設け、前記ドアは、運転者のみの乗車を検知したとき、前記帰還通路を開放することを特徴とする空調装置。
  2. 助手席側空気通路と運転席側空気通路との間に仕切板を設け、前記助手席側空気吹出口へ向かう熱交換後の空気を全て前記帰還通路へ流入し得るよう構成されることを特徴とする請求項1記載の空調装置。
  3. 前記熱交換後の空気は冷風であることを特徴とする請求項1又は2記載の空調装置。
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