JP3974410B2 - 搬送装置及びそれを備えた箱詰め装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上流側の受入位置で受け入れた一群の物品を所定の姿勢を保持しながら下流側の排出位置まで搬送する搬送装置及びそれを備えた箱詰め装置に関し、物品搬送の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ポテトチップスなどの食品は袋詰めされたのち、搬送装置によって搬送されて、箱詰めステーションで段ボール箱などに箱詰めされる。
【0003】
ところで、近年、このような物品搬送技術の分野においては、高速処理化により生産性を向上させようとする傾向にある。このような搬送装置としては、例えば特開平5−278840号公報に開示されているものがある。図15に示すように、この搬送装置Aは、矢印で示す物品X…Xの搬送方向と平行に無端状の第1及び第2チェーンB1,B2を並列に配設し、両チェーンB1,B2をそれぞれ図示しない駆動手段によって独立して駆動する構成とされている。そして、各チェーンB1,B2には多数の仕切り部材C…Cが所定の間隔を置いて立設されており、これらの仕切り部材C…Cによって、一群の所定個数(図例では10個)の物品X…Xを保持する一対の第1物品集合保持部群D11,D12が第1チェーンB1に、また、一対の第2物品集合保持部群D21,D22が第2チェーンB2に形成されている。その場合、第1物品集合保持部群D11,D12と第2物品集合保持部群D21,D22とは、搬送方向に交互に配設されている。
【0004】
こうすることにより、例えば、第1チェーンB1によって間欠搬送される一方の第1物品集合保持部群D11は、受入位置アで上流側の搬入コンベアEから10個の物品X…Xを受け入れる。この受け入れ中、他方の第1物品集合保持部群D12は物品X…Xの排出を終了して受入位置アに向かう途上にあって、図示した位置を間欠搬送されている。
【0005】
また、先に10個の物品X…Xを受け入れた一方の第2物品集合保持部群D21は、第2チェーンB2により搬送されたのち排出位置イで停止しており、櫛歯状のプッシャ部材Fの作動により該保持部群D21から物品X…Xが一斉に排出される。この排出中、他方の第2物品集合保持部群D22は受入位置アに向かう途上にあって、図示した位置に停止している。
【0006】
そして、排出が終了した一方の第2物品集合保持部群D21は受入位置アに向かって移動を開始する。また、受け入れが終了した一方の第1物品集合保持部群D11は排出位置イに向かって移動したのち、物品X…Xが排出される。この第1物品集合保持部群D11が退去した受入位置アには他方の第2物品集合保持部群D22が臨み、搬入コンベアEから物品X…Xを受け入れる。
【0007】
各物品集合保持部群D11,D12,D21,D22にこのような動作を繰り返して実行させることにより、物品X…Xの受け入れ、搬送、及び排出が効率的に行われ、その結果、物品X…Xの高速処理化が図れるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような搬送装置Aにおいても、以下のような問題が生じることがある。
【0009】
すなわち、搬送装置Aの上流側に物品を袋詰めする包装機が、下流側に袋詰めされた物品X…Xを段ボール箱などに箱詰めしてさらに下流側へ搬出する搬出装置がそれぞれ配置された箱詰め処理ラインにおいて、搬出装置の運転が停止し且つ包装機の運転を停止することができない場合には、包装機から当該搬送装置Aへ袋詰めされた物品X…Xが順次供給される一方、搬送装置Aから物品X…Xを搬出装置側へ排出することができないため、このままでは搬送装置A上に物品X…Xが溢れるようになる。
【0010】
この事態を未然に防ぐため、搬送装置Aの直前位置に振分装置を設け、該振分装置によって包装機側からの物品X…Xを適宜搬送経路外へ排出するのが一般的である。しかしながらその場合、物品X…Xは通常ランダムな姿勢で排出されるので、後刻これらの物品X…Xを段ボール箱などにコンパクトに収納するためには、物品X…Xを再度所定の姿勢に整える必要があり、この作業は面倒でコスト上昇につながる。
【0011】
そこで、本発明は、以上の現状に鑑み、搬送される一群の物品を下流側の排出位置へ排出することができなくなった場合にも、上流側から順次物品を受け入れると共に該物品を一時的に貯留し、且つ、前記方向へ排出可能となったときには、貯留した物品を前記排出位置へ移送することができる搬送装置及びそれを備えた箱詰め装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0013】
まず、請求項1に記載の発明は、上流側の受入位置で受け入れた一群の物品を保持しながら搬送する搬送手段と、排出位置へ該物品を排出する排出手段とを有する搬送装置に関するもので、前記搬送手段を挟んで前記排出位置の反対側に前記物品を一時貯留する貯留位置が設けられており、前記排出手段は、水平移動機構にて前記貯留位置と排出位置とに亘って水平方向に移動する排出部材を有し、該排出部材により、前記搬送手段上の物品を貯留位置と排出位置とへ排出可能とされ、且つ前記搬送手段上に物品がないときには、前記貯留位置に貯留されている一群の物品を貯留位置から排出位置へ移送することを特徴とする。
【0014】
この搬送装置の上流側に物品を袋詰めする包装機が、下流側に袋詰めされた物品を段ボール箱などに箱詰めしてさらに下流側へ搬出する搬出装置がそれぞれ配置された箱詰め処理ラインにおいて、搬出装置の運転が停止した場合、包装機の運転を停止しなければ、包装機から当該搬送装置へ物品が順次供給される一方、搬送装置から物品を搬出装置側へ排出することができないため、搬送装置上に物品が溢れるようになる。
【0015】
そのような場合にもこの発明によれば、物品を一時貯留する貯留位置が設けられているので、上流側から継続して物品を受け入れながら、該物品を該貯留位置へ排出するができ、すぐさま上流側の包装機の運転を停止させなくてよい。包装機の運転を一旦停止させると、一般的に、運転再開のための作業は面倒なものとなるので、前記貯留位置を設けたメリットは大きい。
【0016】
また、前記排出手段を利用して物品を貯留位置へ排出するので、いたずらにコストアップを招くことはない。さらに、前記排出手段は、物品を一群で貯留位置へ排出するので、該物品を箱詰めする場合、改めて物品の姿勢を整える手間を省くことができる。
【0017】
そして、下流側の搬出装置の運転が停止した場合、例えば該搬出装置から入力した運転停止信号に基づき、物品を貯留位置へ排出させるように前記排出手段作動するさらに、搬送手段上に物品がないときには、貯留位置に貯留されている物品は一群ごとに排出位置へ移送されることになる。
【0018】
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の搬送装置において、前記貯留位置には、前記物品を一群ごとに前記姿勢で貯留する複数の貯留手段が備えられていることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、貯留手段が複数備えられているので、多数の物品を貯留することができる。つまり、長時間搬送経路上から排出位置へ物品を排出することができなくなったとしても、その間上流側からの物品受け入れに対応することができる。
【0022】
そして、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の搬送装置が備えられた箱詰め装置に関するもので、前記搬送装置から排出位置へ排出または貯留位置から移送され一群の物品を箱詰めするように構成されていることを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、この箱詰め装置とさらに上流側の包装機とを連動させた場合、前記搬出装置が運転を停止したとしても、すぐさま包装機までも運転を停止させなくてよいので、高い生産効率の維持が可能な包装機から搬出装置までの箱詰め処理ラインが実現する。
【0024】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態に係る箱詰め装置について説明する。なお、以下の記載で、「前、後」とあるのは、それぞれ搬送方向の下流側、上流側を、また、「左、右」とあるのは、それぞれ搬送方向の左側、右側を意味する。
【0025】
<箱詰め装置の全体構成>
図1及び図2に示すように、この箱詰め装置1は、例えばポテトチップスなどの食品を包装袋に収容した袋詰め物品X…Xをコンパクトに箱詰めするもので、一群の物品X…Xを矢印aで示す方向に搬送する搬送装置2と、搬送装置2の上流側に設けられて、さらに上流側の例えば包装機などから供給される物品X…Xを矢印bで示す方向に搬送して受入位置アで搬送装置2に受け渡す搬入装置3と、受入位置ア近傍に設けられて搬入装置3から搬送装置2へ物品X…Xを受け入れる受入装置4と、搬送装置2の下流側に設けられて、搬送装置2によって搬送される物品X…Xを右側方の排出位置イ方向もしくは搬送装置2を挟んで該排出位置イと対向する左側方の貯留位置ウ方向へ矢印cもしくはdで示すように排出する排出装置5と、排出位置イに設けられて搬送装置2から排出される物品X…Xを段ボール箱Yに収容すると共に、該段ボール箱Yを矢印eで示すようにさらに下流側に搬送する搬出装置6と、貯留位置ウに設けられて搬送装置2から排出される物品X…Xを一時的に貯留する貯留装置7とが備えられている。
【0026】
<搬送装置>
搬送装置2は、架台11上方の本体フレーム12内に回転自在に軸支された前後一対のシャフト13,14を備えている。前方のシャフト13の所定位置に4個のスプロケット15a〜15dが、後方のシャフト14の所定位置にも4個のスプロケット16a〜16dが組み付けられている。前記スプロケット15a〜15dのうち、スプロケット15a,15dはシャフト13に固定される一方、スプロケット15b,15cはシャフト13に回転自在に支持されている。また、前記スプロケット16a〜16dのうち、スプロケット16a,16dはシャフト14に回転自在に支持される一方、スプロケット16b,16cはシャフト14に固定されている。
【0027】
そして、対向配置された前後のスプロケット15a〜15d,16a〜16d間にそれぞれ1条の無端状チェーン17a〜17dが巻き掛けられている。また、各チェーン17a〜17dの直下方には、これらのチェーン17a〜17dを支持する受け部材18…18(図1には一つのみ図示)が配置されている。
【0028】
本体フレーム12内の前方寄りに配置されたモータ19の出力軸に組み付けられたプーリ20と、前方のシャフト13の左側端部近傍に組み付けられたプーリ21との間にタイミングベルト22が巻き掛けられている。一方、本体フレーム12内の後方寄りに配置されたモータ23の出力軸に組み付けられたプーリ24と、後方のシャフト14の左側端部近傍に組み付けられたプーリ25との間にタイミングベルト26が巻き掛けられている。
【0029】
こうすることにより、モータ19の駆動力がスプロケット15a,15dに伝達されてチェーン17a,17dが一斉に走行可能となると共に、モータ23の駆動力がスプロケット16b,16cに伝達されてチェーン17b,17cが一斉に走行可能となる。
【0030】
そして、この搬送装置2には、一対のチェーン17a,17dに跨って連結されて、一群の物品X…Xを保持する図例上前方の第1物品集合保持機構27と、一対のチェーン17b,17cに跨って連結されて、同じく一群の物品X…Xを保持する後方の第2物品集合保持機構28とが備えられている。つまり、各物品集合保持機構27,28は、モータ19,23の駆動により、それぞれ独立して移動可能となる。
【0031】
次に、第1及び第2物品集合保持機構27,28の構成につき、第2物品集合保持機構28を例にとって説明すると、図3〜図6に示すように、前記チェーン17b,17c間に跨って、前後一対の側面視L字状の第1及び第2保持部材29,30が所定の間隔を置いて立設されると共に、両保持部材29,30間に図例では12個の搬送幅方向に長い底板部材31…31が立設されている。その場合、第2保持部材30と底板部材31…31とは、それぞれスペーサ32…32を介して両チェーン17b,17c上に設けられている。さらに、第1及び第2保持部材29,30と底板部材31…31とは、両チェーン17b,17c上に着脱可能に支持されている。
【0032】
また、第1及び第2保持部材29,30の上方に延びる先端部は、それぞれ5つの切り欠き29a…29a,30a…30aが設けられることにより、櫛歯状とされている。
【0033】
そして、矢印aで示す搬送方向に沿って、受入位置ア近傍から排出位置イ近傍まで延びるガイド部材33が立設されている(図1及び図2参照)。該ガイド部材33の受入位置ア側の端部には、搬入装置3から受け入れた物品Xの側縁部が当接可能に大面積の当接部33aが設けられている。
【0034】
<搬入装置>
図2に示すように、搬入装置3は、搬送装置2の上流側つまり受入位置アにおいて、搬送方向aに直交する向きで配置され、上流側から横姿勢で供給される物品X…Xを受入装置4ないし搬送装置2に縦姿勢で搬入するものである。
【0035】
この搬入装置3には、走行面を垂直にした第1ベルト41と、受入装置4側では走行面が該第1ベルト41と対向する一方、上流側では走行面が水平になるようにねじられた第2ベルト42と、第1及び第2ベルト41,42の下方に配置されて搬送装置2近傍まで延びると共に走行面を水平にした第3ベルト43と、第1及び第2ベルト41,42の下流側に配置されて走行面を垂直にすると共に走行面が互いに対向する第4及び第5ベルト44,45とが備えられている。そして、各ベルト41〜45は、図示しない駆動源によって駆動される。
【0036】
また、搬入装置3の下流端部には、搬入装置3から受入装置4に受け渡される物品X…Xを検出するための光電センサ46が設置されている。
【0037】
<受入装置>
図1、図3、及び図4に示すように、受入装置4は、受入位置ア近傍の架台11から立設するフレーム51に支持されたテーブル52上に配置されている。
【0038】
この受入装置4は、搬入装置3から搬入される物品X…Xを搬送装置2の第1及び第2物品集合保持機構27,28へ確実に受け入れると共にこれらの物品集合保持機構27,28に保持された一群の物品X…Xの最後端を保持するため、第1及び第2後端保持部材53,54を備え、これらの後端保持部材53,54にそれぞれ側面視で矢印fで示すボックスモーションを実行させるためのものである。
【0039】
まず、後方端部が下方に延びる側面視L字状の第1後端保持部材53は、該第1後端保持部材53を垂直移動させるためのシリンダ55のロッド55a下端に取り付けられており、2本のガイドロッド56,56に案内されて垂直移動可能に支持されている。
【0040】
また、テーブル52上に配置されたモータ57の出力軸にはピニオン58が組み付けられる一方、テーブル52上に配置された搬送方向aに長いガイドレール59に摺動自在に嵌合されたリニアベアリング60には、搬送方向aに直交する方向に長いアーム部材61が固設されている。該アーム部材61の一方の端部には、ピニオン58に噛合可能にラック62が固設されると共に、他方の端部には、前記シリンダ55が固設されており、この結果、第1後端保持部材53は、搬送方向aに水平移動可能となる。
【0041】
こうすることにより、該第1後端保持部材53は前記ボックスモーションが可能となる。なお、前方端部が下方に延びる側面視L字状の第2後端保持部材54の垂直及び水平移動方式は、前記第1後端保持部材53の場合と同様であるので、説明は省略する。
【0042】
また、図4〜図6に示すように、第1及び第2後端保持部材53,54は、下方に延びるそれぞれの先端部が互いに交差可能に櫛歯状に形成され、且つ平面視でも互いに交差可能な形状とされている。さらに、第1及び第2後端保持部材53,54の先端部は、前記第1及び第2保持部材29,30の上方に延びる先端部と交差可能な形状とされている。
【0043】
<排出装置>
図1及び図2に示すように、排出装置5は、排出位置イ近傍の図例上第1物品集合保持機構27の停止位置に対応した本体フレーム12上に配置されている。
【0044】
さらに詳しく説明すると、図7〜図9に示すように、本体フレーム12上に立設されたフレーム部材71…71上部に、前後対称に配置されて平面視T字状且つ側断面視L字状のブラケット72,72が支持されている。各ブラケット72,72上面の互いに対向する側に、物品X…Xを排出するための排出部材73を矢印c,dで示す方向に移動させる水平移動機構74,74がそれぞれ設けられている。また、両水平移動機構74,74間に亘り、排出部材73を矢印g,hで示す方向に移動させる垂直移動機構75が設けられている。
【0045】
各水平移動機構74,74には、ブラケット72,72の矢印c,d方向に長い端部上面に取り付けられて側面視L字状のブラケット76,76を前記矢印c,d方向に移動させるシリンダ77,77と、ブラケット72,72の下方に延びる面に取り付けられた矢印c,d方向に長いガイドレール78,78と、ブラケット76,76の下方に延びる面に取り付けられて前記ガイドレール78,78に摺動自在に嵌合されたスライダ79,79とが備えられている。
【0046】
また、垂直移動機構75には、前記ブラケット76,76を連結する取付部材80に支持され、該取付部材80の搬送方向aに沿って中央に配置されて矢印g,hで示す方向に進退するロッド81aを有するシリンダ81と、該シリンダ81を挟んで両側に配置された2本のガイドロッド82,82とが備えられている。そして、ロッド81a先端には、正面視L字状の搬送方向aに長い形状とされた排出部材73が取り付けられている。
【0047】
こうすることにより、排出部材73は、前記移動機構74,74,75の作動により水平及び垂直移動が可能となり、図9に示すように、太い鎖線で示す排出部材73を矢印c方向に移動させることによって、第1物品集合保持機構27に保持された一群の物品X…Xを搬出装置6方向へ、あるいは、細い鎖線で示す排出部材73を矢印d方向に移動させることによって、貯留装置7方向へ、それぞれ一斉に排出することができる。
【0048】
<搬出装置>
図1及び図2に示すように、搬出装置6は、本体フレーム12上面に連設された前後方向に延びるテーブル91を有しており、該テーブル91上に載置された段ボール箱Yに、前記排出装置5によって排出された一群の物品X…Xを収容したのち、該段ボール箱Yを適宜手段によって矢印eで示すようにさらに下流側へ搬送するものである。
【0049】
<貯留装置>
図7及び図9に示すように、本発明の特徴部分である貯留装置7は、貯留位置ウにおいて、本体フレーム12から左方に連設されたフレーム101に概ね支持されている。
【0050】
さらに詳しく説明すると、この貯留装置7は搬送方向aと直交する矢印i,jで示す水平方向に都合3群の物品X…Xを貯留可能とされており、該方向i,jに走行する垂直な走行面を有すると共に、前記物品X…Xを一群状態でそれぞれ挟持可能に走行面が互いに対向するように配置された一対の垂直ベルト102,102と、これらの垂直ベルト102,102間の下方に配置されると共に、前記方向i,jに走行する水平な走行面を有する水平ベルト103とが備えられている。そして、垂直ベルト102,102は本体フレーム12上に配置されたモータ104,104によって、また、水平ベルト103はフレーム101に取り付けられたモータ105によって、同期しながら通常間欠走行するように駆動される。
【0051】
さらに、前記水平ベルト103の走行面には、一群ごとに物品X…Xの貯留区画S…Sを区分する区画部材106…106が、適宜間隔を置いて突設されている。
【0052】
<制御システム>
この箱詰め装置1の制御システムを図10に示す。該制御システムには、箱詰め装置1を総括的に制御するコントロールユニット107が備えられている。また、このコントロールユニット107は、物品Xの種類ごとの初期設定や各種の制御パラメータなどを記憶するメモリ107aを有している。
【0053】
コントロールユニット107は、搬送装置2、搬入装置3、受入装置4、排出装置5、搬出装置6、及び貯留装置7に制御信号を出力して、これらの駆動を制御すると共に、光電センサ46からの検出信号を入力する。
【0054】
また、前記メモリ107aは、物品Xごとに、第1及び第2後端保持部材53,54の動作パターン、各チェーン17a〜17dの間欠駆動のタイミング、一群あたり受け入れる物品X…Xの個数、受入位置アから排出位置イ近傍の各物品集合保持機構27,28の停止位置までの各チェーン17a〜17dの走行速度と走行時間、排出装置5の排出部材73の移動ストローク、貯留装置7における貯留可能な物品X…Xの群数や垂直及び水平ベルト102,102,103の間欠駆動のタイミングなどの制御パラメータを記憶している。
【0055】
<箱詰め装置の動作>
次に、この箱詰め装置1の動作について説明する。
【0056】
(物品の受け入れ)
まず、例えば上流側装置である包装機から搬入装置3に横姿勢で物品Xが供給されると、該物品Xは、第1及び第2ベルト41,42によって順次縦姿勢とされ、さらに第4及び第5ベルト44,45によって確実に縦姿勢とされた上で、受入装置4へ搬入される。
【0057】
その場合、第1及び第2ベルト41,42の下方に走行面が水平とされた第3ベルト43が配置されているので、物品Xの下端部が良好に支持され、姿勢の乱れや転倒などの不具合が抑制される。ひいては、第1、第2ベルト41,42間の物品挟持力をいたずらに大きくすることなく、物品Xを確実に受入装置4に搬入することができるので、過大な挟持力に起因する破袋や内容物の損傷などの不具合が回避される。
【0058】
そして、コントロールユニット107は、光電センサ46からの物品検出信号を入力すると、メモリ107aが記憶している当該物品Xに対応する制御パターンに基づき、受入装置4つまり第1及び第2後端保持部材53,54、搬送装置2つまり各チェーン17a〜17d、排出装置5つまり排出部材73、搬出装置6、及び貯留装置7つまり垂直及び水平ベルト102,102,103などの駆動をそれぞれ制御することができる。
【0059】
受入装置4における第1及び第2後端保持部材53,54の動作について説明すると、図3に示すように、第2物品集合保持機構28においては、すでに受け入れた6個の物品X…Xの最後端が第1後端保持部材53によって縦姿勢で保持されると共に、6個の物品X…Xは前方の第1保持部材29と後方の第1後端保持部材53とによって密着して保持される。そして、鎖線で示す位置に、搬入装置3から新たな物品Xが搬入されるようになる。
【0060】
次に、新たな物品Xの搬入に先立ち、第2後端保持部材54は図示する位置から後退すると共に下動して、搬入されるであろう該物品Xの後端側へ回り込むように移動する。そして、前記鎖線位置つまり前方の第1後端保持部材53と後方の第2後端保持部材54との間に新たな物品Xが縦姿勢で搬入されると、該物品Xの一方の側縁部がガイド部材33の当接部33aに当接し、該物品Xは確実に第2物品集合保持機構28上に位置するようになる。その間、第1後端保持部材53は、6個の物品X…Xの最後端を保持する。
【0061】
そして、チェーン17b,17c(左側チェーンのみ図示)が所定のピッチだけ間欠駆動されて矢印aで示す方向へ走行すると、第1後端保持部材53が上動すると共に、第2後端保持部材54が前進することによって新たに搬入された物品Xを含む7個の物品X…Xの最後端を保持し、且つ、7個の物品X…Xは前方の第1保持部材29と後方の第2後端保持部材54とによって密着して保持される。そして、鎖線で示す位置に、さらに新たな物品Xが搬入装置3から搬入されるようになる。
【0062】
第1及び第2後端保持部材53,54が前記動作を繰り返して実行すると、搬入装置3からの物品Xの受け入れに際し、第1及び第2後端保持部材53,54によって一群の物品X…Xの最後端が保持されるので、自立しにくい物品X…Xであっても安定的に第2物品集合保持機構28に縦姿勢で保持される。しかも、二つの後端保持部材53,54が、交互に一群の物品X…Xの最後端を保持するように駆動することができるので、物品X…Xの受け入れを高速化することが可能となる。
【0063】
また、自立可能な物品X…Xにおいても、例えばチェーン17b,17cが間欠駆動される場合、走行起動時に物品Xに作用する加速度によって該物品Xが後方へ転倒するおそれがあるが、前記後端保持部材53,54はこのような懸念を払拭する。
【0064】
なお、第1及び第2後端保持部材53,54は、前記第1及び第2保持部材29,30とも交差可能に形成されている。したがって、例えば、第2物品集合保持機構28に最初の物品Xを受け入れるとき、あるいは、最後の物品Xを受け入れるときなどにも、第1あるいは第2後端保持部材53,54と第1あるいは第2保持部材29,30とが交差するように、第1あるいは第2後端保持部材53,54を駆動することにより、受け入れの高速化を図ることができる。
【0065】
そして、第2物品集合保持機構28に所定個数(この場合14個、図1の第1物品集合保持機構27参照)の物品X…Xが受け入れられると、これらの一群の物品X…Xは第2物品集合保持機構28の前後に配置された第1及び第2保持部材29,30に保持されて安定的に搬送される。
【0066】
もちろん、第2物品集合保持機構28は第1及び第2保持部材29,30間に仕切り部材を備えていないので、搬送する物品X…Xの厚みや一群あたりの物品X…Xの個数の変更に柔軟に対応可能となる。さらに、第2物品集合保持部材28の第1及び第2保持部材29,30、及び底板部材31…31はチェーン17b,17cに対して着脱可能とされているので、物品換えに一層柔軟に対応可能となる。
【0067】
このようにして、第2物品集合保持機構28に14個の物品X…Xが縦姿勢で収容、保持されると、この第2物品集合保持機構28は排出位置イ近傍の停止位置まで一挙に移動する。
【0068】
チェーン17b,17cが走行する際、搬送方向aに沿ってガイド部材33が設けられているので、第2物品集合保持機構28に保持された物品X…Xはこのガイド部材33に案内されながら搬送されることになり、搬送中の物品X…Xの配列乱れなどが防止される。
【0069】
一方、これに先立って14個の物品X…Xを収容した第1物品集合保持機構27は、図1及び図2に示すように、チェーン17a,17dの走行によって停止位置に到着して停止する。
【0070】
(物品集合保持機構からの物品の排出)
次に、第1物品集合保持機構27に収容された物品X…Xの排出時の制御例につき、図11を用いて詳しく説明する。
【0071】
まず、コントロールユニット107は、ステップS1で、初期化を行なう。具体的には、カウンタ値(後述)などに初期値として0をセットする。
【0072】
次に、ステップS2で、搬送装置2の所定位置に一群の物品X…Xがあるか否か、つまり、一群の物品X…Xを収容した第1物品集合保持機構27が停止位置に到着しているか否かを判定し、YESと判定すればステップS3へ進む。
【0073】
ステップS3で、下流側の搬出装置6が運転を停止しているか否かを判定し、NOと判定すれば、ステップS4で、前記物品X…Xを排出位置イ方向つまり搬出装置6方向へ排出するように、排出装置5を作動させる。なお、前記判定は、例えば搬出装置6からの運転停止信号に基づいて行われる。
【0074】
その場合、図9に示すように、太い鎖線で示す位置に移動した排出部材73は矢印c方向に移動して、第1物品集合保持機構27に収容された物品X…Xをそのままの姿勢で搬出装置6方向へ排出することになり、該物品X…Xは段ボール箱Y内にコンパクトに収容される。物品X…Xが収容された段ボール箱Yは、適宜手段によってさらに下流側に搬送される。
【0075】
そして、ステップS5で、箱詰め処理ラインにおける処理を終了させる終了ボタンがON操作されたか否かを判定し、NOと判定すれば前記ステップS2へ戻る一方、YESと判定すれば全ての処理を終了する。
【0076】
そして、前記ステップS3でYESと判定すれば、この場合には物品X…Xを搬出装置6方向へ排出せず、貯留装置7へ一時的に貯留するように、コントロールユニット107は排出装置5を作動させる。
【0077】
すなわち、ステップS6で、カウンタ値Nに1を加算した上で、ステップS7で、該カウンタ値Nが所定値N1(この場合、都合3群の物品X…Xを貯留可能であるので、所定値N1は3)より大きいか否かを判定し、NOと判定すれば、それは貯留装置7に貯留可能な区画S…Sが残されていることを意味するので、そのときにはステップS8で、第1物品集合保持機構27に収容された物品X…Xを貯留装置7方向へ排出したのち、ステップS5へ進む。
【0078】
その場合、図9に示すように、細い鎖線で示す位置に移動した排出部材73はさらに矢印d方向に移動して、第1物品集合保持機構27に収容された物品X…Xをそのままの姿勢で貯留装置7方向へ排出する。このとき、該物品X…Xは、矢印i方向に所定距離だけ間欠走行する垂直及び水平ベルト102,102,103に移載され、所定の区画Sに収容される。
【0079】
一方、前記ステップS7でYESと判定すれば、それは貯留装置7に貯留可能な区画S…Sが残されていないことを意味するので、そのときにはステップS9で、エラー信号を出力したのち、ステップS10で、上流側装置(この場合、包装機)の運転を停止させ、全ての処理を終了する。
【0080】
そして、前記ステップS5で終了ボタンがON操作された場合やステップS10で上流側装置の運転が停止された場合などには、下流側の搬出装置6の運転が復旧すると、貯留装置7に一時的に貯留された物品X…Xを搬出装置6方向へ移送して、段ボール箱Y内に収容させることができる。
【0081】
(貯留装置から搬出装置方向への物品の移送)
次に、貯留装置7に一時的に貯留された物品X…Xの搬出装置6方向への移送時の制御例につき、図12を用いて詳しく説明する。
【0082】
すなわち、ステップS11で、上流側装置の運転が停止されており、且つ、ステップS12で搬出装置6が運転されていると判定すれば、ステップS13で、カウンタ値Nが0より大きいか否かを判定し、NOと判定すれば、つまり貯留された物品X…Xがない場合には、処理を終了する。
【0083】
一方、ステップS13でYESと判定すれば、ステップS14で、貯留装置7に貯留されて搬送装置2に至近の一群の物品X…Xを搬出装置6方向へ移送する。
【0084】
その場合、図9に示すように、垂直及び水平ベルト102,102,103は矢印j方向に所定距離だけ移動し、前記物品X…Xは貯留装置7から搬送装置2上の停止位置に位置する物品X…Xを保持しない第1物品集合保持機構27(もちろん第2物品集合保持機構28でもよい)に移載される。次いで、太い鎖線で示す位置に移動した排出部材73によって、前記物品X…Xは搬出装置6方向へ排出され、段ボール箱Y内に収容される。
【0085】
そして、ステップS15で、カウンタ値Nから1を減算した上で、ステップS13へ戻る。
【0086】
さて、全ての物品X…Xが排出された第1物品集合保持機構27は、チェーン17a,17dの走行によって受入位置アに向かって移動を開始する。
【0087】
一方、第1物品集合保持機構27が退去した排出位置イ近傍の停止位置には14個の物品X…Xを収容した第2物品集合保持機構28が到着し、前記第1物品集合保持機構27の項で説明したと同様の行程で物品X…Xが排出される。その間、第1物品集合保持機構27は、受入位置アで前記第2物品集合保持機構28の項で説明したと同様の行程で物品X…Xを受け入れる。
【0088】
このように、チェーン17a,17dとチェーン17b,17cとがそれぞれ独立して駆動され、排出位置イで第1物品集合保持機構27もしくは第2物品集合保持機構28から物品X…Xが排出される一方で、受入位置アで第2物品集合保持機構28もしくは第1物品集合保持機構27が搬入装置3から受入装置4を介して物品X…Xを受け入れることが可能となり、このような動作を間断なく行うことにより物品X…Xの高速処理化が実現する。
【0089】
しかも、搬送装置2を挟んで排出位置イと対向する貯留位置ウが設けられ、該貯留位置ウに複数群の物品X…Xを一時的に貯留可能な貯留装置7が備えられているので、下流側の搬出装置6の運転が停止されたとしても、上流側装置から長時間継続して物品X…Xを受け入れながら、該物品X…Xを貯留装置7方向へ自動的に排出させることができ、すぐさま上流側装置の運転を停止させなくてよい。上流側装置が包装機の場合、該包装機の運転を一旦停止させると、一般的に運転再開のための作業は面倒なものとなるので、前記貯留位置ウないし貯留装置7を設けたメリットは大きい。
【0090】
さらに、搬出装置6の運転が再開されると、貯留装置7に一時的に貯留された物品X…Xを所定の姿勢に保持したまま搬出装置6方向へ自動的に移送することができ、手間を省略した箱詰め処理ラインが実現する。
【0091】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る箱詰め装置に備えられた貯留装置について説明する。なお、混乱を招かない限り、前記第1の実施の形態と共通する構成要素については、同じ符号を用いることにする。
【0092】
図13及び図14に示すように、この貯留装置7′は、貯留位置ウにおいて、本体フレーム12から左方に連設されたフレーム111に概ね支持されている。
【0093】
さらに詳しく説明すると、貯留装置7′には、左右両側に設けられた開口部と矢印k,lで示す垂直方向に設けられた物品X…Xを貯留する4つの区画S′…S′とを有し、都合4群の物品X…Xを貯留可能な貯留棚112が備えられている。なお、各区画S′…S′は、それぞれ一群の物品X…Xを収容可能な寸法に形成されている。
【0094】
そして、前記貯留棚112の前後両側面には、該貯留棚112を矢印k,l方向に昇降させる昇降機構113,113がそれぞれ設けられている。
【0095】
各昇降機構113,113には、貯留棚112の前記両側面にそれぞれ固設された矢印k,l方向に長いラック114,114と、フレーム111上に前後に配置されたモータ115,115と、各モータ115,115の出力軸に組み付けられて前記ラック114,114に噛合するピニオン116,116とが備えられている。
【0096】
こうすることにより、貯留棚112はモータ115,115の作動によって矢印k,l方向に昇降可能となり、該貯留棚112の各区画S′…S′を搬送装置2上の第1物品集合保持機構27に臨ませることができる。したがって、該貯留棚112は、第1物品集合保持機構27から排出される一群の物品X…Xを、そのままの姿勢で貯留可能となる。
【0097】
また、貯留棚112の左方には、フレーム111に支持されてシリンダ117が配置されている。このシリンダ117の矢印m,n方向に進退するロッド先端には、貯留棚112に貯留された一群の物品X…Xを排出位置イ方向へ一斉に排出するための平板状の排出部材118が取り付けられている。
【0098】
さらに、貯留棚112の右方には、前後一対のガイド機構119,119が設けられている。これらのガイド機構119,119は、第1物品集合保持機構27から貯留棚112へ排出される物品X…Xを、あるいは、貯留棚112から搬送装置2方向へ移送される物品X…Xを案内するためのもので、前記物品X…Xの排出あるいは移送経路を挟んで配置された平板状のガイド部材120,120を有している。
【0099】
そして、本体フレーム12に取り付けられたモータ121,121の出力軸にピニオン122,122が組み付けられる一方、本体フレーム12上面に配置された搬送方向aに長いガイドレール123,123に摺動自在に嵌合されたスライダ124,124にはブラケット125,125が固設されている。該ブラケット125,125の前記排出あるいは移送経路側の端部には前記ガイド部材120,120が取り付けられると共に、左方側端部には前記ピニオン122,122に噛合可能にラック126,126が固設されている。
【0100】
こうすることにより、両ガイド部材120,120間の間隔は、モータ121,121の作動によりピニオン122,122とラック126,126との噛合を介して調整可能とされる。なお、説明を省略するが、両ガイド部材120,120の平面視における向きも調整可能とされている。
【0101】
この貯留装置7′を前記第1の実施の形態における貯留装置7と比較すると、前者は垂直貯留方式である一方、後者は水平貯留方式であるとの点で相違するものの、作用効果の点では同様であるので、説明は省略する。
【0102】
[他の実施の形態]
前記第1の実施の形態では、終了ボタンがON操作された場合や上流側装置の運転が停止された場合などに、貯留装置7に一時的に貯留された物品X…Xを搬出装置6方向へ移送したが、受入位置アにおいて物品X…Xの受け入れが実行されているときに、この移送を行なってもよい。
【0103】
また、前記第1及び第2の実施の形態では、複数群の物品X…Xを貯留可能な貯留装置7,7′が用いられたが、一群の物品X…Xのみを貯留する貯留装置を用いてもよい。
【0104】
そして、前記第1及び第2の実施の形態では、貯留装置7,7′から搬出装置6方向への物品X…Xの移送をコントロールユニット107による制御によって自動化したが、この移送を手動で行なってもよい。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、搬送される一群の物品を下流側の排出位置へ排出することができなくなった場合にも、上流側から順次物品を受け入れると共に該物品を一時的に貯留し、且つ、前記排出位置へ排出可能となったときには、貯留した物品を前記排出位置へ移送することができる搬送装置及びそれを備えた箱詰め装置が提供される。本発明は、箱詰めラインなどの物品処理の技術分野に広く好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る箱詰め装置の全体構成を示す概略側面図である。
【図2】 同じく概略平面図である。
【図3】 受入装置及び物品集合保持機構の拡大側面図である。
【図4】 同じく拡大平面図である。
【図5】 図3のカ−カ線による要部拡大矢視図である。
【図6】 図3のキ−キ線による要部拡大矢視図である。
【図7】 箱詰め装置の下流側を示す平面図である。
【図8】 図7のク−ク線による概略断面図である。
【図9】 図7のケ−ケ線による概略断面図である。
【図10】 箱詰め装置の制御システム図である。
【図11】 排出装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図12】 貯留装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図13】 第2の実施の形態に係る貯留装置を説明するための、箱詰め装置の下流側を示す平面図である。
【図14】 図13のコ−コ線による概略断面図である。
【図15】 従来の搬送装置の概略側面図である。
【符号の説明】
1 箱詰め装置
2 搬送装置
5 排出装置
7,7′ 貯留装置
73 排出部材
74 水平移動機構
X 物品

Claims (3)

  1. 上流側の受入位置で受け入れた一群の物品を保持しながら搬送する搬送手段と、
    排出位置へ該物品を排出する排出手段とを有する搬送装置であって、
    前記搬送手段を挟んで前記排出位置の反対側に前記物品を一時貯留する貯留位置が設けられており、
    前記排出手段は、水平移動機構にて前記貯留位置と排出位置とに亘って水平方向に移動する排出部材を有し、該排出部材により、前記搬送手段上の物品を貯留位置と排出位置とへ排出可能とされ、且つ前記搬送手段上に物品がないときには、前記貯留位置に貯留されている一群の物品を貯留位置から排出位置へ移送することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記貯留位置には、前記物品を一群ごとに前記姿勢で貯留する複数の貯留手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載の搬送装置が備えられており、該搬送装置から排出位置へ排出または貯留位置から移送された一群の物品を箱詰めするように構成されていることを特徴とする箱詰め装置。
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