JP3973844B2 - ズームレンズおよびカメラ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はズームレンズおよびカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近来、急速に普及しつつあるデジタルカメラは、そのユーザが広く一般化するに従い、使用される撮影レンズはズーム機能を有することが当然となり、300万画素を超える高密度の受光素子に対応するための高画質化、高変倍化・小型化・省電力化が求められている。
【0003】
デジタルカメラ用のズームレンズに求められる高性能化・高変倍化に適したタイプとして、物体側より順に、正の焦点距離を持つ第1群、負の焦点距離を持つ第2群、いずれも正の焦点距離を持つ第3、第4、第5群を配置し、第2群を物体側から像側へと単調に移動することにより「短焦点端から長焦点端への変倍」を行い、第4群を移動することにより「変倍に伴う像面位置の変動を補正」するものが提案されている(特開平06−180424号公報、特開平07−151967号公報、特開平09−090221号公報等)。
【0004】
しかしこれら公報記載のズームレンズの何れにおいても、第4群の移動は「変倍に伴う像面位置変動を補正」する目的で行われ、変倍には殆ど寄与せず、変倍作用の殆ど全てを第2群が負担しており、そのため、変倍に伴なう第2群の移動量が大きく、第3群近傍に配置される絞りから第1群が遠ざかるため、広画角を確保するために第1群の大型化ひいてはレンズ全体の大型化が避けられない。
【0005】
また近来、回路基板やジュエリー等の宝飾品、精密機器の部品等の細部をより鮮明且つ明瞭に撮影できるように、通常の近接撮影よりもさらに近接した撮影を行う「マクロモード」の要請が、通常のカメラのみならずデジタルカメラにおいても強まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、高性能・高変倍でありながら十分に小型化が可能で、なおかつマクロモードを有する新規なズームレンズの実現を課題とする。
【0007】
この発明はまた、上記ズームレンズを用いる新規なカメラ装置の実現を他の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明のズームレンズは、図1に示すように、物体側から像側へ向って、正の焦点距離を持つ第1群I、負の焦点距離を持つ第2群II、いずれも正の焦点距離を持つ第3群III、第4群IV、第5群Vを配し、第3群の近傍に開口絞りSを有してなる。
【0009】
図1(a)は短焦点端(広角端)の群配置を示し、(b)は望遠端の群配置、(c)はマクロモードの群配置を示している。変倍のための群の移動を説明すると、短焦点端(図1(a))から長焦点端(図1(b))への変倍に際し、第2群IIは第3群IIIの側へ向って単調に移動し、第4群IVは、第3群近傍に位置する長焦点端位置に向って第5群V側から移動する。
【0010】
即ち、第4群IVが第2群IIとともに変倍機能を分担する。そして、ズーミングに係る通常撮影領域外に、通常撮影領域よりも近距離にフォーカシング可能なマクロモードを有する。そして、通常撮影領域、マクロモードの何れにおいても、フォーカシングを、第5群Vのみの移動により行う。
【0011】
「通常撮影領域」は、短焦点端と長焦点端の間の任意のズーム位置(短・長焦点端を含む)においてフォーカシング可能な撮影領域の全体であり、簡単に言えばズーム撮影の可能な撮影領域である。
【0012】
マクロモードは、この通常撮影領域外に設定され、ズーム撮影ではフォーカシングできない「より近距離」へのフォーカシングの可能なモードである。マクロモードにおける群配置は、図1(c)の如くであり、「短焦点端と長焦点端」との間の「ズーミングに係る群配置」とは異なる群配置である。即ち、ズーミングに伴なう群移動によっては「マクロモードの群配置」を実現できない。
【0013】
前述したように、第1〜第5群が、正・負・正・正・正のパワー配分を持つズームレンズとしては、従来から、変倍に際して第1、第3、第5群を固定し、変倍のために第2群(バリエータ)を移動させ、変倍に伴う像面位置変動の補正のために第4群(コンペンセータ)を移動させるものが知られている。この場合、変倍作用の殆ど全てを負担する第2群の(変倍のため)移動量が大きく、第1群が開口絞りから大きく離れるため、広画角を実現しようとすると第1群の光線有効径(レンズ外径)が大きくなってしまう。
【0014】
この発明のズームレンズでは、変倍に際して第4群にも変倍機能を分担させ、第2群の移動距離を短縮することで第1群を開口絞りに近付け、第1群の光線有効径(レンズ外径)を小さくする。
【0015】
上記の如く、通常撮影領域におけるフォーカシングは、第5群の移動によって行うが、レンズ系の小型化、特に全長の短縮を実現するためには第4群と第5群の間隔も小さくする必要がある。このため、小型化を実現しようとすると、第5群の移動量に自ずから制限が生じ、そのままでは最短撮影距離を極端に短く(例えば、レンズ先端から1〜2cmまでフォーカシングする)ことは難しい。
【0016】
この発明のズームレンズでは、上記の如く、マクロモードにおいて第2、第4群を「ズーミング時とは異なる位置関係」に配置することにより、通常撮影領域よりも近距離にフォーカシング可能としている。
【0017】
マクロモードにおいては、通常撮影領域における最短撮影距離よりも「さらに近距離(マクロモードにおける最短撮影距離)」までのフォーカシングを行う必要があるが、その際に移動させる群を、通常撮影領域においてフォーカシングのために移動する群と同じく第5群としたことにより、測距手段等からのフォーカス信号によって駆動される群を1つで済ませることができ、フォーカシングのための機構を簡略化できる。
なお、図1において「後群」とあるのは、各種フィルタである。
【0018】
請求項1記載のズームレンズにおける「マクロモードにおける第4群の位置」は、長焦点端における第4群の位置に近い。
【0019】
即ち、第5群の移動によりフォーカシングを行う場合、近距離にフォーカシングするほど第4群を通過する軸外光線の高さが増すため、周辺光束が「ケラれ」て周辺光量の不足を招きやすく、十分な周辺光量を確保しようとすると第4群の大型化を招来してしまう。
【0020】
第4群は、ズーム撮影における長焦点端付近において「開口絞りに最も接近」し、このとき第4群による周辺光束のケラレは最も少なくなる。マクロモードにおいても、第4群の位置を「開口絞りになるべく近い位置」とすることにより、マクロモードにおいて第5群の移動により近距離にフォーカシングした場合にも「第4群による周辺光束のケラれ」を可及的に抑えることができ、周辺光量の不足や第4群の大型化を防ぐことができる。
【0021】
請求項2記載のズームレンズにおける「マクロモードにおける第2群の位置」は、短焦点端における第2群の位置よりも像面側に近い。
【0022】
この発明のような構成のズームレンズでは、短焦点端において「大きな負の歪曲収差」が発生し易く、第5群の移動でフォーカシングを行うと、近距離にフォーカシングするほど歪曲収差が大きくなる。
【0023】
短焦点端において大きな負の歪曲収差が発生し易くなる原因は「負のパワーを持つ第2群が第1群に最も接近し、開口絞りの物体側遠方に強い負のパワーが生じる」ことにある。
【0024】
マクロモードにおいても、第2群が第1群に接近していると「大きな負の歪曲収差」が発生し易い。そこで、請求項3記載のズームレンズのように、マクロモードにおける第2群の位置を、第1群からある程度遠ざけることにより、負の歪曲収差を小さく抑えることが可能となる。
【0025】
請求項3記載のズームレンズで「マクロモードにおける第2群、第4群の位置」は、第4群の位置が「長焦点端における第4群の位置に近」く、第2群の位置が「短焦点端における第2群の位置よりも像面側に近い。
【0026】
マクロモードにおける第2群、第4群の配置を上記の如くにすると、マクロモードにおける焦点距離は「ズーミングの短焦点端における焦点距離よりも長く、長焦点端における焦点距離よりも短く」なる。この状態で、マクロモードのフォーカシング範囲を「通常撮影領域における最短撮影距離からより近距離まで」とすることにより実現可能な撮影倍率に不連続な部分が生じることがない。
【0027】
上記請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおける「第1群」を、像面に対して不動とすることが好ましい(請求項4)。
第1群を、ズーミングおよびフォーカシングに際して固定すること自体は目新しいものではないが、この本発明のズームレンズでは「通常撮影領域からマクロモードへの切り換えにおいても第1群を移動させる必要がない」ので、第1群を固定することができ、最も大きく重い第1群を像面に対して常に固定とすることにより、群移動に用いるアクチュエータの数やトルクの増大の必要がなく、低コスト化・省電力化に有利である。
【0028】
上記請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおける「第3群と開口絞り」とを、像面に対して不動とすることが好ましい(請求項5)。
開口絞りの位置にはシャッタが設けられることが多く、シャッタの移動は機構の煩雑化を招き好ましくない。また、シャッタは駆動時に振動を発生するが、シャッタを移動させる構成を採ると振動がレンズユニットの他の部分に伝わりやすくなり像ぶれの原因となる恐れがある。請求項6記載のズームレンズのように、第3群と開口絞りとを固定することにより、上記の機構の煩雑化や像ぶれの問題を有効に回避できる。
【0029】
したがって、請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおいては「第1群および第3群と開口絞りとを像面に対して不動とする」ことが好ましい(請求項6)。
【0030】
この請求項6記載のズームレンズにおいて、第1群と第2群との間隔を、短焦点端においてL1W、長焦点端においてL1T、マクロモードにおいてL1Cとするとき、これらは条件:
(1) 0.15<(L1C−L1W)/(L1T−L1W)<0.40
を満足することが好ましい(請求項7)。
【0031】
この条件(1)の下限は、前述した請求項3のズームレンズの「マクロモードにおける大きな負の歪曲収差」を小さく抑えるための条件であり、下限を超えると、フォーカシングに伴なう負の歪曲収差の発生が大きくなってしまう。
【0032】
また条件(1)の上限を超えると、十分な近距離へのフォーカシングが困難になる。
【0033】
上記請求項6記載のズームレンズにおいて、第3群と第4群との間隔を、短焦点端においてL3W、長焦点端においてL3T、マクロモードにおいてL3Cとするとき、これらは条件:
(2) 0.25<(L3C−L3T)/(L3W−L3T)<0.50
を満足することが好ましい(請求項8)。
【0034】
条件(2)の上限は、ズームレンズの、マクロモードでの「周辺光束のケラれ」を軽減するものであり、上限を超えると十分な「ケラれ防止」を実現するのが難しくなるし、第5群の「フォーカシングのための移動量」が制限されてしまう。条件(2)の下限を超えると、十分な近距離へのフォーカシングが困難になる。
【0035】
したがって、請求項6記載のズームレンズにおいて、第1群と第2群との間隔:L1W、L1T、L1Cや、第3群と第4群との間隔:L3W、L3T、L3Cは、上記条件(1)、(2)を満足することが好ましい(請求項9)。
【0036】
上記請求項1〜9の任意の1に記載のズームレンズにおいて、短焦点端における第1、第2群間の間隔:D1W、長焦点端における第1、第2群間の間隔:D1T、短焦点端における第3、第4群間の間隔:D3W、長焦点端における第3、第4群間の間隔:D3Tは、条件:
(3) (D3W−D3T)/(D1T−D1W)>0.3
を満足することが好ましい(請求項10)。
【0037】
条件(3)は、変倍に際する第4群の移動量をある程度以上大きくする必要性を表しており、パラメータ:(D3W−D3T)/(D1T−D1W)が、下限の0.3を超えて小さくなると、第4群に十分な変倍機能が分担されない恐れがある。
例えば、第3群を固定する場合を考えると、パラメータ:(D3W−D3T)/(D1T−D1W)の分子:(D3W−D3T)は、第4群が短焦点端から長焦点端に変倍するときの移動量であり、分母:(D1T−D1W)は上記変倍に際しての第2群の移動量である。
【0038】
パラメータ:(D3W−D3T)/(D1T−D1W)が小さくなることは、「分子が小さくなる」及び/または「分母が大きくなる」ことを意味する。分子が小さくなることは、第4群の移動量が小さくなることを意味し、また分母が大きくなることは第2群の移動量が大きくなることを意味する。従って、どちらにしても、第4群が分担すべき変倍機能が小さくなるのである。
【0039】
なお、パラメータ:(D3W−D3T)/(D1T−D1W)が大きくなるに連れて、変倍機能に対する第4群の分担率は大きくなるが、第4群の変倍機能分担率が大きくなりすぎると、第2群の変倍機能分担率が小さくなり、良好な変倍を行うのが困難になる。従って、パラメータ:(D3W−D3T)/(D1T−D1W)の値は、1.0程度が上限である。
【0040】
上記請求項1〜10の任意の1に記載のズームレンズにおける、第1群の焦点距離:f1、長焦点端における第1、第2群の合成焦点距離:f12Tは、条件:
(4) −1.4<(f12T/f1)<−1.0
を満足することが好ましい(請求項11)。
【0041】
パラメータ:(f12T/f1)は「長焦点端における第2群の倍率」である。レンズ系の小型化のためには第1群のパワーを強める(焦点距離を短くする)必要があり、そのためには、長焦点端における第2群の倍率は「−1より小さく」設定することが望ましい。一方、長焦点端における第2群の倍率が−1.4以下になると、第4群の変倍への寄与が減少し、第2群のパワーを強める必要が生じるため収差補正上、不利になる。
【0042】
上記請求項1〜11の任意の1に記載のズームレンズでは「短焦点端から長焦点端への変倍に際し、第4群が、第3群近傍に位置する長焦点端位置に向って第5群側から単調に移動し、第2群と第4群の単調な移動による変倍に起因する像面位置の変動を、第5群のみの移動により補正する」ことができる(請求項12)。
【0043】
ズーミングに際しての第4群の移動は「短焦点端から長焦点端への変倍に際し、第3群近傍に位置する長焦点端位置に向って第5群側から移動しつつ、長焦点端より若干小さい焦点距離において、最も第3群側に達する」ように構成することもでき、このようにすると、第4群に変倍機能とともに「変倍に伴う像面位置の変動を補正する機能」を併せ持たせることができる。
【0044】
しかし、このようにすると、ズーミングに伴なう第4群の移動は単調移動にならない。請求項12記載のズームレンズのように、第5群のみを移動することにより「変倍に伴う像面位置の変動」を補正するようにすれば、性能を向上させるための自由度が増加し、高性能化が容易であり、第2、第4群が共に「単調移動」となるので、群移動のための機構の簡略化・低トルク化も可能となる。
【0045】
請求項1〜12の任意の1に記載のズームレンズは、第1群〜第3群および第5群を何れも3枚以下のレンズで構成し、第4群を4枚のレンズで構成し、第2、第3、第5群のそれぞれに1面以上の非球面を採用し、第4群に2面以上の非球面を採用することができる(請求項13)。
請求項1〜12の任意の1に記載のズームレンズを、例えば、300万画素を超えるような受光素子上への結像に用いる場合、各収差を非常に小さく抑える必要があるが、各収差を十分に補正するためにレンズ構成を複雑化することはコスト面から見ても好ましくない。
【0046】
請求項13記載のズームレンズのように、第2〜第5群に適宜数の非球面を採用することにより、300万画素を超えるような受光素子にも十分に対応可能な高い結像性能を確保できる。
【0047】
請求項1〜13の任意の1に記載のズームレンズの第5群は「1枚のレンズ」で構成することができる(請求項14)。
このように、第5群を1枚のレンズで構成することには、第5群の移動で「像面変動の補正やフォーカシング」を行うに際して、第5群が軽量となって、少ないエネルギで移動可能である利点がある。
【0048】
請求項1〜14の任意の1に記載のズームレンズにおいて、第3群を1枚の正レンズにより構成し、開口絞りを第3群の物体側に配置することができる(請求項15)。
【0049】
このようにすることにより、第3群をシャッタユニットに含めるかたちで、簡素に構成することが可能になる。
【0050】
この発明の「カメラ装置」は、上に説明した請求項1〜15の任意の1に記載のズームレンズを「撮影用ズームレンズ」として有するカメラ装置である(請求項16)。カメラ装置は勿論「通常の銀塩写真カメラ」であることもできるが、「撮影画像をデジタル情報とする機能」を有するカメラ装置、例えば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラであることもできる(請求項17)。
【0051】
請求項17記載のカメラ装置は「ズームレンズによる像を受光する受光素子が300万画素以上のもの」であることができ(請求項18)、さらに「携帯情報端末」として実施することもできる(請求項19)。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下に、ズームレンズに関する具体的な実施例を挙げる。各実施例とも収差は、通常撮影領域においてもマクロモードにおいても十分に補正されており、300万画素を超えるような受光素子に対応することが可能となっている。
【0053】
実施例1〜3とも、第5群のみを移動することにより「第2群・第4群の単調移動による変倍に伴う像面位置の変動」を補正する例(請求項12)である。
【0054】
各実施例における記号の意味は以下の通りである.
f:全系の焦点距離
F:Fナンバ
ω:半画角
R:曲率半径(非球面にあっては近軸曲率半径)
D:面間隔(面は開口絞りの面を含む)
Nd:屈折率(d線)
νd:アッベ数
K:非球面の円錐定数
A4:4次の非球面係数
A6:6次の非球面係数
A8:8次の非球面係数
A10:10次の非球面係数
非球面(各実施例中の面番号に「*印」を付して示す)は、近軸曲率半径の逆数(近軸曲率)をC、光軸からの高さをHとして、上記のK、A4、A6、A8、A10を用いて周知の式:
X=CH2/[1+√(1-(1+K)C2H2)]+A4・H4+A6・H6+A8・H8+A10・H10
で表し、R(=1/C)、K、A4、A6、A8、A10を与えて形状を特定する。 また「面番号」は物体側から数えた面の番号である。長さの次元を持つ量の単位は「mm」である。
【0055】
【実施例】
【0056】
【0057】
先に、課題解決の手段において参照した図1は、この実施例1のレンズ配置を示したものである。図1から分かるように、第1、第2レンズが第1群、第3〜第4レンズが第2群、第6レンズが第3群、第7〜第10レンズが第4群、第11レンズが第5群である。
【0058】
【0059】
【0060】
実施例2のレンズ配置を、図1に倣って図2に示す。図2から分かるように、第1〜第3レンズが第1群、第4〜第6レンズが第2群、第7レンズが第3群、第8〜第11レンズが第4群、第12レンズが第5群である。
【0061】
【0062】
【0063】
図3に、この実施例3のレンズ配置を、図1に倣って示す。図3から分かるように、第1〜第3レンズが第1群、第4〜第6レンズが第2群、第7レンズが第3群、第8〜第11レンズが第4群、第12レンズが第5群である。
【0064】
実施例1に関する短焦点端・中間焦点距離・長焦点端のそれぞれの撮影距離:無限遠における収差曲線図を順次、図4〜図6に示す。また、実施例1の、短焦点端で撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を図7に、中間焦点距離で撮影距離:0.4mにおける収差曲線図を図8に、長焦点端で撮影距離:0.5mにおける収差曲線図を図9に示す。さらに、実施例1のマクロモードにおける撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を図10に、撮影距離:0.77mmにおける収差曲線図を図11に示す。
【0065】
実施例2に関する短焦点端・中間焦点距離・長焦点端のそれぞれの撮影距離:無限遠における収差曲線図を順次、図12〜図14に示す。また、実施例2の、短焦点端で撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を図15に、中間焦点距離で撮影距離:0.4mにおける収差曲線図を図16に、長焦点端で撮影距離:0.5mにおける収差曲線図を図17に示す。さらに、実施例2のマクロモードにおける撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を図18に、撮影距離:0.77mmにおける収差曲線図を図19に示す。
【0066】
実施例3に関する短焦点端・中間焦点距離・長焦点端のそれぞれの撮影距離:無限遠における収差曲線図を順次、図20〜図22に示す。また、実施例3の、短焦点端で撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を図23に、中間焦点距離で撮影距離:0.4mにおける収差曲線図を図24に、長焦点端で撮影距離:0.5mにおける収差曲線図を図25に示す。さらに、実施例3のマクロモードにおける撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を図26に、撮影距離:0.77mmにおける収差曲線図を図27に示す。
【0067】
各収差曲線図において、球面収差の図の破線は正弦条件を表す。非点収差の図の実線はサジタル、破線はメリディオナルを表す。また、「g」はg線、「d」はd線を表す。
【0068】
これら、収差図から明らかなように、各実施例とも、性能は極めて良好であり、300万画素以上の受光素子を用いるデジタルカメラ等における使用にも十分に耐え得るものである。
【0069】
上に挙げた実施例1〜3のズームレンズは何れも、物体側から像側へ向って、正の焦点距離を持つ第1群I、負の焦点距離を持つ第2群II、いずれも正の焦点距離を持つ第3、第4、第5群III、IV、Vを配し、第3群IIIの近傍に開口絞りSを有してなり、短焦点端から長焦点端への変倍に際し、第2群IIが第3群IIIの側へ向って単調に移動し、第4群IVが、第3群近傍に位置する長焦点端位置に向って第5群側から移動し、第4群IVが第2群IIとともに変倍機能を分担するズームレンズであり、ズーミングに係る通常撮影領域外に、通常撮影領域よりも近距離にフォーカシング可能なマクロモードを有し、通常撮影領域、マクロモードの何れにおいても、フォーカシングを、第5群Vのみの移動により行うものであり、マクロモードにおける群配置は、短焦点端と長焦点端との間のズーミングに係る群配置とは異なる群配置とされる。
【0070】
また、マクロモードにおける第4群IVの位置は、長焦点端における第4群IVの位置に近く、マクロモードにおける第2群IIの位置が、短焦点端における第2群IIの位置よりも像面側に近い。
【0071】
第1群Iは像面に対して不動であり、第3群IIIと開口絞りSとが、像面に対して不動である。
【0072】
そして、第1群と第2群との間隔を、短焦点端においてL1W、長焦点端においてL1T、マクロモードにおいてL1Cとするとき、これらは条件:
(1) 0.15<(L1C−L1W)/(L1T−L1W)<0.40
を満足する(請求項7、9)。また、第3群と第4群との間隔を、短焦点端においてL3W、長焦点端においてL3T、マクロモードにおいてL3Cとするとき、これらは条件:
(2) 0.25<(L3C−L3T)/(L3W−L3T)<0.50
を満足する。
【0073】
さらに、短焦点端における第1、第2群間の間隔:D1W、長焦点端における第1、第2群間の間隔:D1T、短焦点端における第3、第4群間の間隔:D3W、長焦点端における第3、第4群間の間隔:D3Tは、条件:
(3) (D3W−D3T)/(D1T−D1W)>0.3
を満足し、第1群の焦点距離:f1、長焦点端における第1、第2群の合成焦点距離:f12Tは、条件:
(4) −1.4<(f12T/f1)<−1.0
を満足する。
【0074】
図1〜図3に示されたように、短焦点端から長焦点端への変倍に際し、第4群IVが、第3群近傍に位置する長焦点端位置に向って第5群側から単調に移動し、第2群IIと第4群IVの単調な移動による変倍に起因する像面位置の変動を、第5群Vのみの移動により補正している。
【0075】
第1群〜第3群および第5群は何れも3枚以下のレンズで構成され、第4群が4枚のレンズで構成され、第2、第3、第5群のそれぞれに1面以上の非球面を有し、第4群に2面以上の非球面を有する。
【0076】
そして、第5群Vが1枚のレンズで構成され、第3群IIIが1枚の正レンズにより構成され、開口絞りSが第3群IIIの物体側に配置されている。
【0077】
最後に、図28を参照してカメラ装置の実施の1形態を説明する。このカメラ装置は「携帯情報端末」である。構造を略示する図28(c)を参照すると、形態情報端末10は、撮影レンズ11を有し、撮影対象物の像を受光素子(エリアセンサ)15により読取るようになっている。撮影レンズ11としては、上に説明した各実施例のズームレンズを用いることができる。
【0078】
受光素子15の出力は信号処理装置17に入力し、中央演算処理装置21の制御を受ける信号処理装置17により「デジタル情報」とされる。即ち、図22のカメラ装置は「撮影画像をデジタル情報とする機能」を有し、撮影レンズ(ズームレンズ)11による像を受光する受光素子15は「300万画素以上のもの」が用いられる。
【0079】
信号処理装置17によりデジタル情報化された画像情報は、中央演算処理装置21の制御下にある画像処理装置19において「所望の画像処理」を受ける。画像処理された画像情報は、所望により、液晶モニタ23に表示することもできるし、半導体メモリ27に記録することもでき、あるいは、通信カード等25を介して外部へ転送することもできる。
【0080】
図28(a)は、携帯情報端末の使用状態における状態を正面側から見た図であり、この状態を背面側から見た図が図28(b)である。
【0081】
携帯情報端末としてのカメラ装置10は「平たい四角の箱状」であり、所望により、液晶モニタ23を開き立てて使用する。このとき、液晶モニタ23の表示面は使用者(撮影者側)を向く。また、撮影レンズ(ズームレンズ11)の対物レンズ11は対物レンズが撮影対象の側を向く。
【0082】
撮影を行うときには、スイッチSwをオンにし、操作ボタン36により撮影モードを選択し(選択されたモードは液晶パネル32に表示される)、図28(b)に示されたファインダ13の接眼レンズを覗きつつ、ズームレバー38によりズーム比を選択する。このとき、フォーカシングは(第5群の移動により)自動的に行われる。
【0083】
シャッタボタン30を押すことにより撮影が行われ、上に説明した画像情報のデジタル情報化が実行される。撮影された画像を見る場合には、その旨を操作ボタン36で選択すると、撮影された画像が液晶モニタ23に表示される。
【0084】
撮影された画像はデジタル情報化されているので、この情報を記録したいときには、半導体メモリ(メモリカード)27を、カメラ本体の専用スロットルに挿入した状態で、操作ボタン36の操作で記録を行う。
【0085】
また、撮影された画像を送信したいときには、カメラ本体の専用スロットルに通信カード25を挿入した状態で、操作ボタン36の操作で送信を行う。また、所望により、通信カード25を介して外部から転送された画像情報を液晶モニタ23に表示させることもできる。
【0086】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば、新規なズームレンズおよびカメラ装置を提供できる。この発明のズームレンズは、各実施例に示すように高性能且つコンパクトである。また、通常撮影領域外に有するマクロモードにより、通常撮影領域における最近接撮影よりもさらに近距離の撮影を行うことができる。
【0087】
そしてこのズームレンズを用いるカメラ装置は、極めて近距離の撮影が可能で、通常撮影領域・マクロモードとも極めて良質の画像を撮影することができ、特にデジタルカメラや携帯情報端末等では、300万画素以上の受光素子を用いて、極めて高品質の画像を処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のズームレンズのレンズ構成と変倍時およびマクロモードにおける群配置を示す図である。
【図2】実施例2のズームレンズのレンズ構成と変倍時およびマクロモードにおける群配置を示す図である。
【図3】実施例3のズームレンズのレンズ構成と変倍時およびマクロモードにおける群配置を示す図である。
【図4】実施例1に関する短焦点端の撮影距離:無限遠における収差曲線図を示す図である。
【図5】実施例1に関する中間焦点距離の撮影距離:無限遠における収差曲線図を示す図である。
【図6】実施例1に関する長焦点端の撮影距離:無限遠における収差曲線図を示す図である。
【図7】実施例1の、短焦点端で撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を示す図である。
【図8】実施例1の、中間焦点距離で撮影距離:0.4mにおける収差曲線図を示す図である。
【図9】実施例1の、長焦点端で撮影距離:0.5mにおける収差曲線図を示す図である。
【図10】実施例1の、マクロモードにおける撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を示す図である。
【図11】実施例1の、マクロモードにおける撮影距離:0.77mmにおける収差曲線図を示す図である。
【図12】実施例2に関する短焦点端の撮影距離:無限遠における収差曲線図を示す図である。
【図13】実施例2に関する中間焦点距離の撮影距離:無限遠における収差曲線図を示す図である。
【図14】実施例2に関する長焦点端の撮影距離:無限遠における収差曲線図を示す図である。
【図15】実施例2の、短焦点端で撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を示す図である。
【図16】実施例2の、中間焦点距離で撮影距離:0.4mにおける収差曲線図を示す図である。
【図17】実施例2の、長焦点端で撮影距離:0.5mにおける収差曲線図を示す図である。
【図18】実施例2の、マクロモードにおける撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を示す図である。
【図19】実施例2の、マクロモードにおける撮影距離:0.77mmにおける収差曲線図を示す図である。
【図20】実施例3に関する短焦点端の撮影距離:無限遠における収差曲線図を示す図である。
【図21】実施例3に関する中間焦点距離の撮影距離:無限遠における収差曲線図を示す図である。
【図22】実施例3に関する長焦点端の撮影距離:無限遠における収差曲線図を示す図である。
【図23】実施例3の、短焦点端で撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を示す図である。
【図24】実施例3の、中間焦点距離で撮影距離:0.4mにおける収差曲線図を示す図である。
【図25】実施例3の、長焦点端で撮影距離:0.5mにおける収差曲線図を示す図である。
【図26】実施例3の、マクロモードにおける撮影距離:0.3mにおける収差曲線図を示す図である。
【図27】実施例3の、マクロモードにおける撮影距離:0.77mmにおける収差曲線図を示す図である。
【図28】カメラ装置の実施の1形態を説明するための図である。
【符号の説明】
I 第1群
II 第2群
III 第3群
IV 第4群
V 第5群
S 開口絞り
Claims (19)
- 物体側から像側へ向って、正の焦点距離を持つ第1群、負の焦点距離を持つ第2群、いずれも正の焦点距離を持つ第3、第4、第5群を配し、第3群の近傍に開口絞りを有してなり、
短焦点端から長焦点端への変倍に際し、第2群が第3群の側へ向って単調に移動し、第4群が、第3群近傍に位置する長焦点端位置に向って第5群側から移動し、上記第4群が上記第2群とともに変倍機能を分担するズームレンズであり、
ズーミングに係る通常撮影領域外に、通常撮影領域よりも近距離にフォーカシング可能なマクロモードを有し、
このマクロモードにおいては、短焦点端と長焦点端との間のズーミングに係る群配置とは異なる群配置とするとともに、
上記通常撮影領域、マクロモードの何れにおいても、フォーカシングを、第5群のみの移動により行い、
上記マクロモードにおける第4群の位置が、長焦点端における第4群の位置に近いことを特徴とする、マクロモードを有するズームレンズ。 - 物体側から像側へ向って、正の焦点距離を持つ第1群、負の焦点距離を持つ第2群、いずれも正の焦点距離を持つ第3、第4、第5群を配し、第3群の近傍に開口絞りを有してなり、
短焦点端から長焦点端への変倍に際し、第2群が第3群の側へ向って単調に移動し、第4群が、第3群近傍に位置する長焦点端位置に向って第5群側から移動し、上記第4群が上記第2群とともに変倍機能を分担するズームレンズであり、
ズーミングに係る通常撮影領域外に、通常撮影領域よりも近距離にフォーカシング可能なマクロモードを有し、
このマクロモードにおいては、短焦点端と長焦点端との間のズーミングに係る群配置とは異なる群配置とするとともに、
上記通常撮影領域、マクロモードの何れにおいても、フォーカシングを、第5群のみの移動により行い、
上記マクロモードにおける第2群の位置が、短焦点端における第2群の位置よりも像面側に近いことを特徴とする、マクロモードを有するズームレンズ。 - 物体側から像側へ向って、正の焦点距離を持つ第1群、負の焦点距離を持つ第2群、いずれも正の焦点距離を持つ第3、第4、第5群を配し、第3群の近傍に開口絞りを有してなり、
短焦点端から長焦点端への変倍に際し、第2群が第3群の側へ向って単調に移動し、第4群が、第3群近傍に位置する長焦点端位置に向って第5群側から移動し、上記第4群が上記第2群とともに変倍機能を分担するズームレンズであり、
ズーミングに係る通常撮影領域外に、通常撮影領域よりも近距離にフォーカシング可能なマクロモードを有し、
このマクロモードにおいては、短焦点端と長焦点端との間のズーミングに係る群配置とは異なる群配置とするとともに、
上記通常撮影領域、マクロモードの何れにおいても、フォーカシングを、第5群のみの移動により行い、
上記マクロモードにおける第4群の位置が、長焦点端における第4群の位置に近く、マクロモードにおける第2群の位置が、短焦点端における第2群の位置よりも像面側に近いことを特徴とする、マクロモードを有するズームレンズ。 - 請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第1群が像面に対して不動であることを特徴とする、マクロモードを有するズームレン ズ。 - 請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第3群と開口絞りとが、像面に対して不動であることを特徴とする、マクロモードを有するズームレンズ。 - 請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第1群および第3群と開口絞りとが、像面に対して不動であることを特徴とする、マクロモードを有するズームレンズ。 - 請求項6記載のズームレンズにおいて、
第1群と第2群との間隔を、短焦点端においてL 1W 、長焦点端においてL 1T 、マクロモードにおいてL 1C とするとき、これらが条件:
(1) 0.15<(L 1C −L 1W )/(L 1T −L 1W )<0.40
を満足することを特徴とする、マクロモードを有するズームレンズ。 - 請求項6記載のズームレンズにおいて、
第3群と第4群との間隔を、短焦点端においてL 3W 、長焦点端においてL 3T 、マクロモードにおいてL 3C とするとき、これらが条件:
(2) 0.25<(L 3C −L 3T )/(L 3W −L 3T )<0.50
を満足することを特徴とする、マクロモードを有するズームレンズ。 - 請求項6記載のズームレンズにおいて、
第1群と第2群との間隔を、短焦点端においてL 1W 、長焦点端においてL 1T 、マクロモードにおいてL 1C とするとき、これらが条件:
(1) 0.15<(L 1C −L 1W )/(L 1T −L 1W )<0.40
満足し、
第3群と第4群との間隔を、短焦点端においてL 3W 、長焦点端においてL 3T 、マクロモードにおいてL 3C とするとき、これらが条件:
(2) 0.25<(L 3C −L 3T )/(L 3W −L 3T )<0.50
を満足することを特徴とする、マクロモードを有するズームレンズ。 - 請求項1〜9の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
短焦点端における第1、第2群間の間隔:D 1W 、長焦点端における第1、第2群間の間隔:D 1T 、短焦点端における第3、第4群間の間隔:D 3W 、長焦点端における第3、第4群間の間隔:D 3T が、条件
(3) (D 3W −D 3T )/(D 1T −D 1W )>0.3
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜10の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第1群の焦点距離:f 1 、長焦点端における第1、第2群の合成焦点距離:f 12T が、条件:
(4) −1.4<(f 12T /f 1 )<−1.0
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜11の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
短焦点端から長焦点端への変倍に際し、第4群が、第3群近傍に位置する長焦点端位置に向って第5群側から単調に移動し、
第2群と第4群の単調な移動による変倍に起因する像面位置の変動を、第5群のみの移動により補正することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜12の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第1群〜第3群および第5群が何れも3枚以下のレンズで構成され、第4群が4枚のレンズで構成され、第2、第3、第5群のそれぞれに1面以上の非球面を有し、第4群に2面以上の非球面を有することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜13の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第5群が1枚のレンズで構成されることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜14の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第3群が1枚の正レンズにより構成され、開口絞りが第3群の物体側に配置されることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜15の任意の1に記載のズームレンズを、撮影用ズームレンズとして有するカメラ装置。
- 請求項16記載のカメラ装置において、
撮影画像をデジタル情報とする機能を有することを特徴とするカメラ装置。 - 請求項17記載のカメラ装置において、
ズームレンズによる像を受光する受光素子が300万画素以上のものであることを特徴とするカメラ装置。 - 携帯情報端末であることを特徴とする、請求項17または18記載のカメラ装置。
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