JP3973486B2 - 可変利得増幅器及び差動増幅器 - Google Patents

可変利得増幅器及び差動増幅器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変利得増幅器及び差動増幅器に関し、特に、入力信号に基づいて利得を変更する可変利得増幅器及び差動増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力信号の信号強度に応じて、利得を変更して増幅を行う可変利得増幅器が知られている。
図7は、従来の可変利得増幅器の構成を示す回路図である。第1トランジスタQa101〜第5トランジスタQe105、出力抵抗Rc106、第1電源107(定電圧Vcc)、入力端子108(入力信号VIN)、出力端子109(出力信号VOUT)、第2電源110(定電圧V)及び第3電源111(定電圧V)を備える。
【0003】
第1トランジスタQa101は、ベースを入力端子108及び第2トランジスタQb102のベースに、エミッタを接地に、コレクタを第4トランジスタQd104及び第5トランジスタQe105のエミッタにそれぞれ接続している。
第2トランジスタQb102は、ベースを入力端子108及び第1トランジスタQa101のベースに、エミッタを接地に、コレクタを第3トランジスタQc103のエミッタにそれぞれ接続している。
第3トランジスタQc103は、ベースを第3電源111及び第4トランジスタQd104のベースに、エミッタを第2トランジスタQb102のコレクタに、コレクタを第4トランジスタQd104のコレクタと出力抵抗106(抵抗値Rc)と出力端子109にそれぞれ接続している。
第4トランジスタQd104は、ベースを第3電源111及び第3トランジスタQc103のベースに、エミッタを第1トランジスタQa101のコレクタ及び第5トランジスタQe105のエミッタに、コレクタを第3トランジスタQc103のコレクタと出力抵抗106と出力端子109にそれぞれ接続している。
第5トランジスタQe105は、ベースを第2電源110に、エミッタを第1トランジスタQa101のコレクタ及び第4トランジスタQd104のエミッタに、コレクタを第1電源107及び出力抵抗106にそれぞれ接続している。
【0004】
この可変利得増幅器における動作は以下のようになる。
高利得動作状態は、バイアスコントロールにより第3電源111の出力Vが、第2電源110の出力Vよりも大きくなった場合である。このとき、第5トランジスタQe105がオープン状態になり、第1トランジスタQa101−第4トランジスタQd104がカスコード増幅器として動作する。そのため、高利得を得ることができる。
一方、低利得動作状態は、バイアスコントロールにより第3電源111の出力Vが、第2電源110の出力Vよりも小さくなった場合である。このとき、第5トランジスタQe105が導通し、第1トランジスタQa101が増幅器として動作する。そして、増幅された信号がVccライン(ACグランド)にバイパスされるため低利得になる。
【0005】
通常、入力信号VINのパワーが大きい場合、歪み特性の悪化を防ぐために増幅器を低利得状態で動作させる。この従来方式では、低利得動作状態において、利得を小さくするために増幅された信号電流の一部を、ACグランドにバイパスさせている。しかし、その際、高利得動作状態の場合と同様に、パワーの大きい入力信号VINが第1トランジスタQa101と第2トランジスタQb102に入力されるため、コレクタに流れる電流信号は、大きな歪み成分を持ってしまう。そして、その電流信号の一部がバイパスされても、既に残った部分に歪み成分が存在しているため、出力信号VOUTに現れる歪み成分が大きくなる。従って、低利得動作状態においても入力信号VINのパワーが大きい場合の歪み特性が悪くなる。
【0006】
関連する技術として、特開2000−278061号公報に、可変利得増幅器の技術が開示されている。この技術の可変利得増幅器は、カスコード接続増幅器、第3のトランジスタ、第4のトランジスタ、エミッタ抵抗及びバイアス切替回路を備える。
カスコード接続増幅器は、エミッタ端子を接地した第1のトランジスタのコレクタ端子と、第1の接地容量によりベース端子を高周波的に接地した第2のトランジスタのエミッタ端子とを接続している。第3のトランジスタは、第2の接地容量によりベース端子を高周波的に接地し、第1のトランジスタのベースの端子にエミッタ端子を接続し、第2のトランジスタのコレクタ端子にコレクタ端子を接続している。第4のトランジスタは、第3のトランジスタのエミッタ端子に接続され、定電流源として動作する。エミッタ抵抗は、第4のトランジスタのエミッタ端子を接地する。バイアス切替回路は、第1、第2、第3、第4のトランジスタのベースバイアスを供給する。
そして、この技術の可変利得増幅器は、第1のトランジスタの遮断条件及びバイアス切替回路を用いて、カスコード接続増幅器あるいは第3のトランジスタのいずれか一方を動作させることにより利得切替を行うことを特徴とする。
【0007】
この技術は、高利得回路としてのカスコード接続増幅器と低利得回路としての第3のトランジスタとの接続において、対接地間に寄生成分を有する集積回路内臓の容量を利用していない。そのため、高利得時においてカスコード接続増幅器単体の利得及び雑音指数特性をほとんど劣化させない、と記されている。
また、低利得回路としてベース接地トランジスタ単体を使用するため、電流を削減する低利得時でも、カスコード接続増幅器単体と比べ、入力段のエミッタ接地トランジスタの非線形効果による高次歪特性が改善される、と記されている。
【0008】
また、特開2000−101371号公報に、可変利得増幅器の技術が開示されている。この技術の可変利得増幅器は、エミッタ端子を接地した第1及び第2のトランジスタのコレクタと、ベース端子を高周波的に接地した第3のトランジスタのエミッタとをカスコード接続した増幅器である。
変利得増幅器は、更に、帰還抵抗と、バイアス切替回路と、第1のインピーダンス補償回路と、第2のインピーダンス補償回路とを備える。ただし、帰還抵抗は、第2のトランジスタのエミッタ端子を接地する。バイアス切替回路は、第1又は第2のトランジスタのいずれか一方を選択してベースバイアスを供給する。第1のインピーダンス補償回路は、第2のトランジスタの入力インピーダンスを制御する。第2のインピーダンス補償回路は、第1及び第2のトランジスタのベース端子に接続している。
そして、変利得増幅器は、バイアス切替回路と連動して第1のインピーダンス補償回路を動作させることを特徴としている。
【0009】
また、特開平11−68471号公報に、トランジスタ増幅器の技術が開示されている。この技術のトランジスタ増幅器は、エミッタ接地型トランジスタより成る入力段を含むトランジスタ増幅器である。そして、入力段トランジスタのベースに接続され、入力段トランジスタのベースエミッタ接合と逆極性の半導体接合を含む予歪回路を設けたことを特徴としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、低い雑音で、高利得と低利得の二つの状態を切り替えることが可能な可変利得増幅器及び差動増幅器を提供することである。
【0011】
また、本発明の他の目的は、低い雑音指数で、高利得の状態で使用することが出来る可変利得増幅器及び差動増幅器を提供することである。
【0012】
本発明の更に他の目的は、少ない歪みで、低利得の状態で使用することが可能な可変利得増幅器及び差動増幅器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される括弧付きの番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0014】
従って、上記課題を解決するために、本発明の可変利得増幅器は、第1トランジスタ(1)と、第2トランジスタ(2)と、第3トランジスタ(3)と、参照電源(6)と、切替スイッチ部(7)とを具備する。
切替スイッチ部(7)は、第2トランジスタ(2)のベース、又は、第3トランジスタ(3)のベースのいずれか一方と参照電源(6)とを接続する。第1トランジスタ(1)は、エミッタが接地され、コレクタが第2トランジスタ(2)のエミッタに、ベースが入力端子(8)及び第3トランジスタ(3)のエミッタにそれぞれ接続されている。第2トランジスタ(2)は、エミッタが第1トランジスタ(1)のコレクタに、コレクタが第3トランジスタ(3)のコレクタ及び出力端子(9)に、ベースが切替スイッチ部(7)にそれぞれ接続されている。第3トランジスタ(3)は、エミッタが入力端子(8)及び第1トランジスタ(1)のベースに、コレクタが出力端子(9)及び第2トランジスタ(2)のコレクタに、ベースが切替スイッチ部(7)にそれぞれ接続されている。
そして、切替スイッチ部(7)は、入力端子(8)に入力される入力信号(VIN)又は出力端子(9)から出力される出力信号(VOUT)のいずれか一方に基づいて、参照電源(6)を第2トランジスタ(2)のベース、又は、第3トランジスタ(3)のベースのいずれか一方へ接続する。
【0015】
また、本発明の可変利得増幅器は、切替スイッチ部(7)が、入力信号(VIN)又は出力信号(VOUT)の強度が予め設定された値(V)以上の場合、参照電源(6)を第3トランジスタ(3)のベースへ接続する。
【0016】
また、本発明の可変利得増幅器は、切替スイッチ部(7)が、入力信号(VIN)又は出力信号(VOUT)の強度が予め設定された値(V)未満の場合、参照電源(6)を第2トランジスタ(2)のベースへ接続する。
【0017】
更に、本発明の可変利得増幅器は、制御部(10)を更に具備する。
ただし、制御部(10)は、入力信号(VIN)又は出力信号(VOUT)に基づいて、第2トランジスタ(2)のベース、又は、第3トランジスタ(3)のベースのいずれか一方と参照電源(6)とを接続するように切替スイッチ部(7)を制御する。
【0018】
更に、本発明の可変利得増幅器は、制御部(10)が、入力信号(VIN)又は出力信号(VOUT)の強度が予め設定された値(V)以上の場合、参照電源(6)を第3トランジスタ(3)のベースへ接続するように切替スイッチ部(7)を制御する。また、制御部(10)は、入力信号(VIN)又は出力信号(VOUT)のその強度が予め設定された値(V)未満の場合、参照電源(6)を第2トランジスタ(2)のベースへ接続するように切替スイッチ部(7)を制御する。
【0019】
上記課題を解決するための本発明の差動増幅器は、第1トランジスタ(11)と、第2トランジスタ(12)と、第3トランジスタ(13)と、第4トランジスタ(21)と、第5トランジスタ(22)と、第6トランジスタ(23)と、接地に接続された接地抵抗(20)と、参照電源(16)と、切替スイッチ部(17)とを具備する。
切替スイッチ部(17)は、第2トランジスタ(12)及び第5トランジスタ(22)のベース、又は、第3トランジスタ(13)及び第6トランジスタ(23)のベースのいずれか一方と、参照電源(16)とを接続する。第1トランジスタ(11)は、エミッタが接地抵抗(20)及び第4トランジスタ(21)のエミッタに、コレクタが第2トランジスタ(12)のエミッタに、ベースが第1入力端子(18)及び第3トランジスタ(13)のエミッタにそれぞれ接続されている。第2トランジスタ(12)は、エミッタが第1トランジスタ(11)のコレクタに、コレクタが第3トランジスタ(13)のコレクタ及び第1出力端子(19)に、ベースが切替スイッチ部(17)と第5トランジスタ(22)のベースにそれぞれ接続されている。第3トランジスタ(13)は、エミッタが第1入力端子(18)及び第1トランジスタ(11)のベースに、コレクタが第1出力端子(19)及び第2トランジスタ(12)のコレクタに、ベースが切替スイッチ部(17)及び第6トランジスタ(23)のベースにそれぞれ接続されている。
第4トランジスタ(21)は、エミッタが接地抵抗(20)及び第1トランジスタ(11)のエミッタに、コレクタが第5トランジスタ(22)のエミッタに、ベースが第2入力端子(28)及び第6トランジスタ(23)のエミッタにそれぞれ接続されている。第5トランジスタ(22)は、エミッタが第4トランジスタ(21)のコレクタに、コレクタが第6トランジスタ(23)のコレクタ及び第2出力端子(29)に、ベースが切替スイッチ部(17)と第2トランジスタ(12)のベースにそれぞれ接続されている。第6トランジスタは(23)、エミッタが第2入力端子(28)及び第4トランジスタ(21)のベースに、コレクタが第2出力端子(29)及び第5トランジスタ(22)のコレクタに、ベースが切替スイッチ部(17)及び第3トランジスタ(13)のベースにそれぞれ接続されている。
そして、切替スイッチ部(17)は、第1入力端子(18)に入力される第1入力信号(VIN1)及び第2入力端子(28)に入力される第2入力信号(VIN2)、又は、第1出力端子(19)から出力される第1出力信号(VOUT1)及び第2出力端子(29)から出力される第2出力信号(VOUT2)のいずれか一方に基づいて、参照電源(16)を第2トランジスタ(12)及び第5トランジスタ(22)のベース、又は、第3トランジスタ(13)及び第6トランジスタ(23)のベースのいずれか一方へ接続する。
【0020】
また、本発明の差動増幅器において、切替スイッチ部(17)は、第1入力信号(VIN1)及び第2入力信号(VIN2)の少なくとも一方の強度、又は、第1出力信号(VOUT1)及び第2出力信号(VOUT2)の少なくとも一方の強度が、予め設定された値(V)以上の場合、参照電源(16)を第3トランジスタ(13)及び第6トランジスタ(23)のベースへ接続する。
【0021】
また、本発明の差動増幅器において、切替スイッチ部(17)は、第1入力信号(VIN1)及び第2入力信号(VIN2)の強度、又は、第1出力信号(VOUT1)及び第2出力信号(VOUT2)の強度が、予め設定された値(V)未満の場合、参照電源(16)を第2トランジスタ(12)及び第5トランジスタ(22)のベースへ接続する。
【0022】
更に、本発明の差動増幅器は、制御部(30)を更に具備する。
ただし、制御部(30)は、第1入力信号(VIN1)及び第2入力信号(VIN2)、又は、第1出力信号(VOUT1)及び第2出力信号(VOUT2)に基づいて、第2トランジスタ(12)及び第5トランジスタ(22)のベース、又は、第3トランジスタ(13)及び第6トランジスタ(23)のベースのいずれか一方と参照電源(16)とを接続するように切替スイッチ部(17)を制御する。
【0023】
更に、本発明の差動増幅器は、制御部(30)が、第1入力信号(VIN1)及び第2入力信号(VIN2)の少なくとも一方の強度、又は、第1出力信号(VOUT1)及び第2出力信号(VOUT2)の少なくとも一方の強度が、予め設定された値(V)以上の場合、参照電源(16)を第3トランジスタ(13)及び第6トランジスタ(23)のベースへ接続するように切替スイッチ部(17)を制御する。また、制御部(30)は、第1入力信号(VIN1)及び第2入力信号(VIN2)の強度、又は、第1出力信号(VOUT1)及び第2出力信号(VOUT2)の強度が予め設定された値(V)未満の場合、参照電源(16)を第2トランジスタ(12)及び第5トランジスタ(22)のベースへ接続するように切替スイッチ部(17)を制御する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明である可変利得増幅器及び差動増幅器の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
【0025】
(実施例1)
本発明である可変利得増幅器の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明である可変利得増幅器の実施の形態における構成を示す回路図である。第1トランジスタQ1、第2トランジスタQ2、第3トランジスタQ3、出力抵抗4(抵抗値Rc)、定電圧電源5(定電圧Vcc)、参照電源6(定電圧Vref)、切替スイッチ7、入力端子8(入力信号VIN)、出力端子9(出力信号VOUT)及び制御部10を備える。
【0026】
第1トランジスタQ1は、エミッタが接地されている。コレクタは第2トランジスタQ2のエミッタに、ベースは入力端子8及び第3トランジスタQ3のエミッタにそれぞれ接続されている。
第2トランジスタQ2は、エミッタが第1トランジスタQ1のコレクタに、コレクタが第3トランジスタQ3のコレクタ及び出力端子9に、ベースが切替スイッチ7にそれぞれ接続されている。そして、コレクタは更に出力抵抗4に接続されている。
第3トランジスタQ3は、エミッタが入力端子8及び第1トランジスタQ1のベースに、コレクタが出力端子9及び第2トランジスタQ2のコレクタに、ベースが切替スイッチ7にそれぞれ接続されている。そして、コレクタは更に出力抵抗4に接続されている。
入力端子8は、入力信号VINを供給する。
出力端子9は、出力信号VOUTを出力する。
【0027】
出力抵抗4は、一端を第2トランジスタQ2及び第3トランジスタQ3のコレクタ、出力端子9に、他端を定電圧電源5に、それぞれ接続している。抵抗値は、Rcである。
定電圧電源5は、電源電圧である定電圧Vccを供給する。
参照電源6は、参照電圧である定電圧Vrefを供給する。定電圧Vrefは、この回路で使用するトランジスタのベース−エミッタ間電圧VBEの2倍以上の値(あるいは、第1トランジスタQ1におけるベース−エミッタ間電圧VBE1と第2トランジスタQ2におけるベース−エミッタ間電圧VBE2の和以上の値)になるように設定される。
切替スイッチ部としての切替スイッチ7は、制御部10からの切替信号S(後述)に基づいて、参照電源6を第2トランジスタQ2のベース、又は、第3トランジスタQ3のベースのいずれか一方へ接続する。
【0028】
制御部10は、出力信号VOUTの強度を検出し、その強度が予め設定された基準となる強度V(電圧の大きさ)以上の大きさか否かの判定を行う(ただし、入力信号VINの強度で判定しても良い)。そして、判定結果に基づいて、切替スイッチ7を制御する切替信号Sを切替スイッチ7へ出力する。予め設定された基準となる強度V(基準電圧)は、制御部10の記憶部(図示せず)に格納されている。
又は、制御部10は、比較器を備える。そして、予め設定された基準電圧Vと出力信号VOUTの電圧とを比較器(制御部10)で比較し、基準電圧V以上であれば切替信号Sとして“1”を出力し、未満であれば“0”を出力する(ただし、入力信号VINの強度で判定しても良い)。この場合、切替スイッチ7は、“0”ならば参照電源6を第2トランジスタQ2のベースへ、“1”ならば第3トランジスタQ3のベースへ接続する。
【0029】
次に、本発明である可変利得増幅器の実施の形態の動作について図1〜図3を参照して説明する。
ただし、図2及び図3は、本発明である可変利得増幅器の実施の形態の動作を説明するために、図1を等価的に書き直した回路図である。図2は、図1において切替スイッチ7が、第2トランジスタQ2のベースに、参照電源6を接続した場合の回路図である。図3は、図1において切替スイッチ7が、第3トランジスタQ3のベースに、参照電源6を接続した場合の回路図である。各構成は、図3において第1トランジスタQ1をダイオード1’として記した以外は図1と同様であるので、その説明を省略する。
【0030】
この可変利得増幅器における動作は以下のようになる。
(1)ステップS1
切替信号Sは、出力信号VOUT(又は、入力信号VINでも良い、以下同じ)の強度に基づいて、制御部10から出力される。ただし、切替信号Sは、出力信号VOUTの強度が予め設定された値V未満の場合、参照電源6を第2トランジスタQ2のベースへ接続し、出力信号VOUTの強度が予め設定された値V以上の場合、参照電源6を第3トランジスタQ3のベースへ接続するように切替スイッチ7を制御する。
ただし、出力信号VOUTの強度が予め設定された値V未満の場合、可変利得増幅器は、高利得動作を行う。また、出力信号VOUTの強度が予め設定された値V以上の場合、可変利得増幅器は、低利得動作を行う。
【0031】
(2)ステップS2
切替信号Sに基づいて、切替スイッチ7により第2トランジスタQ2、又は、第3トランジスタQ3のいずれか一方へ参照電源6が接続される。そして、第2トランジスタQ2、又は、第3トランジスタQ3のいずれか一方のベースへ参照電圧Vrefが印加される。
【0032】
(3−1)ステップS3−1:高利得動作を行なう場合
第2トランジスタQ2のベースへ参照電圧Vrefが印加されるので、図1において第3トランジスタQ3はオープン状態になる。すなわち、図1は、図2に示す図1の等価回路のようになり、第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2とがカスコードアンプとして動作することになる。従って、高利得と低雑音の特性を有する増幅器として動作する。
そして、入力信号VINは、入力端子8から入力され、カスコードアンプ(第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2)において低雑音かつ高利得で増幅され、出力信号VOUTとして出力端子9から出力される。
【0033】
ステップS3−1では、第3トランジスタQ3は存在しないものとして図2のような等価回路で取り扱うことが出来る。そのため、第1トランジスタQ1の入力のベースに別のトランジスタのコレクタ等を接続している場合に考慮するサブ寄生容量への対処が不要となる。従って、NF(Noise Figure)が非常に良好(低雑音)となる。
【0034】
本発明における図2の構成及びその動作により、良好なNFを有する高利得な増幅を実施することが可能となる。
【0035】
(3−2)ステップS3−2:低利得動作を行なう場合
第3トランジスタQ3のベースへ参照電圧Vrefが印加されるので、図1において第2トランジスタQ2はオープン状態になる。すなわち、図1は、図3に示す図1の等価回路のようになり、ダイオード1’として動作する第1トランジスタQ1のベース−エミッタ接合導通電流の駆動で、第3トランジスタQ3がベース接地増幅器として動作することになる。
そして、入力信号VINは、入力端子8から入力され、ベース接地増幅器(第3トランジスタQ3)において低歪みかつ低利得で増幅され、出力信号VOUTとして出力端子9から出力される。
【0036】
ステップS3−2では、DCバイアス電流が、ダイオード1’として働く第1トランジスタQ1のベース−エミッタ間電流により提供される。そのとき、第1トランジスタQ1のベース対グランドの交流インピーダンスが小さいため、一部の入力信号はグランドにバイパスされる。そのため、増幅器である第3トランジスタQ3へ入力信号VINが入力される前に、実効的な入力信号VINのパワーが小さくなる。従って、増幅後の出力信号VOUTにおける歪み特性が著しく改善(低歪み)される。
また、実効的な入力信号VINのパワーが小さくなるので、低利得の増幅器として動作する。
【0037】
本発明では、低利得時は第1トランジスタQ1がダイオードとして働き、増幅器(第3トランジスタQ3)の入力インピーダンスは交流抵抗の並列接続となる。そのため、入力インピーダンスの値を極めて小さくすることが出来る。従って、高入力パワー時の実効入力パワーを大きく下げることが出来、歪み特性が著しく改善される。
【0038】
本発明における図3の構成及びその動作により、低歪みで低利得な増幅を実施することが可能となる。
【0039】
以上のようにして、本発明の可変利得増幅器は、低い雑音で、高利得と低利得の二つの状態を切り替える動作を実施することが出来る。その際、高利得の状態では、低い雑音指数で使用することが出来る。また、低利得の状態では、少ない歪みで、使用することが可能となる。
【0040】
本発明の可変利得増幅器は、参照電源6を一つしか用いず、制御に際しその値を変更する必要が無い。また、構成するトランジスタの数が少なく、制御用の切替スイッチも一つ設ければ良い。従って、少ない構成、配線により実施することが出来る。
【0041】
(実施例2)
次に、本発明である可変利得増幅器を適用した差動増幅器の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
図4は、本発明である可変利得増幅器を適用した差動増幅器の実施の形態における構成を示す回路図である。第1トランジスタQA111、第2トランジスタQB112、第3トランジスタQC113、第1出力抵抗14(抵抗値Rc1)、定電圧電源15(定電圧Vcc)、参照電源16(定電圧Vref)、切替スイッチ17、第1入力端子18(第1入力信号VIN1)、第1出力端子19(第1出力信号VOUT1)、接地抵抗20(Rc)、第4トランジスタQA221、第5トランジスタQB222、第6トランジスタQC223、第2出力抵抗24(抵抗値Rc2)、第2入力端子28(第2入力信号VIN2)、第2出力端子29(第2出力信号VOUT2)及び制御部30を備える。
【0042】
第1トランジスタQA111は、エミッタが接地抵抗20に、コレクタが第2トランジスタQB112のエミッタに、ベースは第1入力端子18及び第3トランジスタQC113のエミッタにそれぞれ接続されている。
第2トランジスタQB112は、エミッタが第1トランジスタQA111のコレクタに、コレクタが第3トランジスタQC113のコレクタ及び第1出力端子19に、ベースが切替スイッチ17及び第5トランジスタQB222にそれぞれ接続されている。そして、コレクタは更に第1出力抵抗19に接続されている。
第3トランジスタQC113は、エミッタが第1入力端子18及び第1トランジスタQA111のベースに、コレクタが第1出力端子19及び第2トランジスタQB112のコレクタに、ベースが切替スイッチ17及び第6トランジスタQC223にそれぞれ接続されている。そして、コレクタは更に第1出力抵抗14に接続されている。
第1出力抵抗14(抵抗値Rc1)は、一端を第2トランジスタQB112及び第3トランジスタQC113のコレクタ、第1出力端子19に、他端を定電圧電源15に、それぞれ接続している。
第1入力端子18は、第1入力信号VIN1を供給する。
第1出力端子19は、第1出力信号VOUT1を出力する。
【0043】
第4トランジスタQA221は、エミッタが接地抵抗20に、コレクタが第5トランジスタQB222のエミッタに、ベースは第2入力端子28及び第6トランジスタQC223のエミッタにそれぞれ接続されている。
第5トランジスタQB222は、エミッタが第4トランジスタQA221のコレクタに、コレクタが第6トランジスタQC223のコレクタ及び第2出力端子29に、ベースが切替スイッチ17及び第2トランジスタQB112にそれぞれ接続されている。そして、コレクタは更に第2出力抵抗24に接続されている。
第6トランジスタQC223は、エミッタが第2入力端子28及び第4トランジスタQA221のベースに、コレクタが第2出力端子29及び第5トランジスタQB222のコレクタに、ベースが切替スイッチ17及び第3トランジスタQC113にそれぞれ接続されている。そして、コレクタは更に第2出力抵抗24に接続されている。
第2出力抵抗24(抵抗値Rc2)は、一端を第5トランジスタQB222及び第6トランジスタQC223のコレクタ、第2出力端子29に、他端を定電圧電源15に、それぞれ接続している。
第2入力端子28は、第2入力信号VIN2を供給する。
第2出力端子29は、第2出力信号VOUT2を出力する。
【0044】
定電圧電源15(定電圧Vcc)は、電源電圧である定電圧Vccを供給する。
参照電源16(定電圧Vref)は、参照電圧である定電圧Vrefを供給する。
切替スイッチ部としての切替スイッチ17は、制御部30からの切替信号S(後述)に基づいて、参照電源16を第2トランジスタQB112及び第5トランジスタQB222のベース、又は、第3トランジスタQC113及び第6トランジスタQC223のベースのいずれか一方へ接続する。
接地抵抗20(Rc)は、一端を第1トランジスタQA111及び第4トランジスタQA221のエミッタに接続され、他端を接地している。
【0045】
制御部30は、第1出力信号VOUT1及び第2出力信号VOUT2に基づいて、それらの信号の強度が予め設定された基準となる強度V(電圧の大きさ)以上の大きさか否かの判定を行う。そして、判定結果に基づいて、切替スイッチ17を制御する切替信号Sを切替スイッチ17へ出力する。予め設定された基準となる強度V(基準電圧)は、制御部30の記憶部(図示せず)に格納されている。
ただし、第1入力信号VIN1及び第2入力信号VIN1の強度で判定しても良い。
【0046】
ただし、切替信号Sは、第1出力信号VOUT1及び第2出力信号VOUT2の少なくとも一方の強度が予め設定された値V以上の場合、参照電源6を第3トランジスタQC113及び第6トランジスタQC223のベースへ接続するように切替スイッチ17を制御する。それにより、第3トランジスタQC113及び第6トランジスタQC223のベースへ参照電圧Vrefが印加される。
又は、切替信号Sは、第1出力信号VOUT1及び第2出力信号VOUT2の強度が予め設定された値V未満の場合、参照電源6を第2トランジスタQB112及び第5トランジスタQB222のベースへ接続するように切替スイッチ17を制御する。それより、第2トランジスタQB112及び第5トランジスタQB222のベースへ参照電圧Vrefが印加される。
【0047】
又は、制御部30は、2つの比較器及び論理回路を備える。そして、予め設定された基準電圧Vと第1出力信号VOUT1及び第2出力信号VOUT2の電圧とを2つの比較器でそれぞれ比較する。そして、2つの比較結果に基づいて、論理回路は、第1出力信号VOUT1及び第2出力信号VOUT2の少なくとも一方の強度が基準電圧V以上であれば切替信号Sとして“1”を出力し、両方が基準電圧V未満であれば“0”を出力する。この場合、切替スイッチ17は、“0”ならば参照電源6を参照電源6を第2トランジスタQB112及び第5トランジスタQB222のベースへ、“1”ならば第3トランジスタQC113及び第6トランジスタQC223のベースへ接続する。
ただし、第1入力信号VIN1及び第2入力信号VIN1の強度で判定しても良い。
【0048】
次に、本発明である可変利得増幅器を適用した差動増幅器の実施の形態の動作について図4〜図6を参照して説明する。
ただし、図5及び図6は、本発明である可変利得増幅器を適用した差動増幅器の実施の形態の動作を説明するために、図4を等価的に書き直した回路図である。図5は、図4において切替スイッチ17が、第2トランジスタQB112及び第5トランジスタQB222のベースに、参照電源6を接続した場合の回路図である。図6は、図4において切替スイッチ17が、第3トランジスタQC113及び第6トランジスタQC223のベースに、参照電源6を接続した場合の回路図である。各構成は、図6において第1トランジスタQA111及び第4トランジスタQA221を、それぞれダイオード11’及びダイオード21’として記した以外は図4と同様であるので、その説明を省略する。
【0049】
本発明である可変利得増幅器を適用した差動増幅器は、実施例1のステップS1及びステップS2と同様にして、制御部30からの切替信号Sにより、第1出力信号VOUT1及び第2出力信号VOUT2の少なくとも一方の強度が予め設定された値V以上の場合、図6の回路を有する差動増幅器となり、第1出力信号VOUT1及び第2出力信号VOUT2の強度が予め設定された値V未満の場合、図5の回路を有する差動増幅器となる。
その他は、通常の差動増幅器の動作と同様であるので、その説明を省略する。
【0050】
本実施例の差動増幅器においても、実施例1と同様の効果を得ることが出来る。
【0051】
【発明の効果】
本発明により、可変利得増幅器において、低い雑音、少ない歪みで高利得と低利得の二つの状態を切り替える動作を実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である可変利得増幅器の実施の形態における構成を示す回路図である。
【図2】本発明である可変利得増幅器の実施の形態の動作を説明する等価回路図である。
【図3】本発明である可変利得増幅器の実施の形態の他の動作を説明する等価回路図である。
【図4】本発明である可変利得増幅器を適用した差動増幅器の実施の形態における構成を示す回路図である。
【図5】本発明である可変利得増幅器を適用した差動増幅器の実施の形態の動作を説明する等価回路図である。
【図6】本発明である可変利得増幅器を適用した差動増幅器の実施の形態の他の動作を説明する等価回路図である。
【図7】従来の可変利得増幅器の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 第1トランジスタQ
2 第2トランジスタQ
3 第3トランジスタQ
4 出力抵抗
5 定電圧電源
6 参照電源
7 切替スイッチ
8 入力端子
9 出力端子
10 制御部
11 第1トランジスタQA1
12 第2トランジスタQB1
13 第3トランジスタQC1
14 第1出力抵抗
15 定電圧電源
16 参照電源
17 切替スイッチ
18 第1入力端子
19 第1出力端子
20 接地抵抗
21 第4トランジスタQA2
22 第5トランジスタQB2
23 第6トランジスタQC2
24 第2出力抵抗
28 第2入力端子
29 第2出力端子
30 制御部
101 第1トランジスタQa
102 第2トランジスタQb
103 第3トランジスタQc
104 第4トランジスタQd
105 第5トランジスタQe
106 出力抵抗
107 第1電源
108 入力端子
109 出力端子
110 第2電源
111 第3電源

Claims (10)

  1. 第1トランジスタと、
    第2トランジスタと、
    第3トランジスタと、
    参照電源と、
    前記第2トランジスタのベース、又は、前記第3トランジスタのベースのいずれか一方と前記参照電源とを接続する切替スイッチ部と、
    を具備し、
    前記第1トランジスタは、エミッタが接地され、コレクタが前記第2トランジスタのエミッタに、ベースが入力端子及び前記第3トランジスタのエミッタにそれぞれ接続され、
    前記第2トランジスタは、エミッタが前記第1トランジスタのコレクタに、コレクタが前記第3トランジスタのコレクタ及び出力端子に、ベースが前記切替スイッチ部にそれぞれ接続され、
    前記第3トランジスタは、エミッタが前記入力端子及び第1トランジスタのベースに、コレクタが前記出力端子及び前記第2トランジスタのコレクタに、ベースが前記切替スイッチ部にそれぞれ接続され、
    前記切替スイッチ部は、前記入力端子に入力される入力信号又は前記出力端子から出力される出力信号のいずれか一方に基づいて、前記参照電源を前記第2トランジスタのベース、又は、前記第3トランジスタのベースのいずれか一方へ接続する、
    可変利得増幅器。
  2. 前記切替スイッチ部は、前記入力信号又は前記出力信号の強度が予め設定された値以上の場合、前記参照電源を前記第3トランジスタのベースへ接続する、
    請求項1に記載の可変利得増幅器。
  3. 前記切替スイッチ部は、前記入力信号又は前記出力信号の強度が予め設定された値未満の場合、前記参照電源を前記第2トランジスタのベースへ接続する、
    請求項1又は2に記載の可変利得増幅器。
  4. 前記入力信号又は前記出力信号に基づいて、前記第2トランジスタのベース、又は、前記第3トランジスタのベースのいずれか一方と前記参照電源とを接続するように前記切替スイッチ部を制御する制御部を更に具備する、
    請求項1に記載の可変利得増幅器。
  5. 前記制御部は、前記入力信号又は前記出力信号の強度が予め設定された値以上の場合、前記参照電源を前記第3トランジスタのベースへ接続し、前記入力信号又は前記出力信号の前記強度が前記予め設定された値未満の場合、前記参照電源を前記第2トランジスタのベースへ接続するように前記切替スイッチ部を制御する、
    請求項4に記載の可変利得増幅器。
  6. 第1トランジスタと、
    第2トランジスタと、
    第3トランジスタと、
    第4トランジスタと、
    第5トランジスタと、
    第6トランジスタと、
    接地に接続された接地抵抗と、
    参照電源と、
    前記第2トランジスタ及び前記第5トランジスタのベース、又は、前記第3トランジスタ及び前記第6トランジスタのベースのいずれか一方と、前記参照電源とを接続する切替スイッチ部と、
    を具備し、
    前記第1トランジスタは、エミッタが前記接地抵抗及び前記第4トランジスタのエミッタに、コレクタが前記第2トランジスタのエミッタに、ベースが第1入力端子及び前記第3トランジスタのエミッタにそれぞれ接続され、
    前記第2トランジスタは、エミッタが前記第1トランジスタのコレクタに、コレクタが前記第3トランジスタのコレクタ及び第1出力端子に、ベースが前記切替スイッチ部と前記第5トランジスタのベースにそれぞれ接続され、
    前記第3トランジスタは、エミッタが前記第1入力端子及び第1トランジスタのベースに、コレクタが前記第1出力端子及び前記第2トランジスタのコレクタに、ベースが前記切替スイッチ部及び前記第6トランジスタのベースにそれぞれ接続され、
    前記第4トランジスタは、エミッタが前記接地抵抗及び前記第1トランジスタのエミッタに、コレクタが前記第5トランジスタのエミッタに、ベースが第2入力端子及び前記第6トランジスタのエミッタにそれぞれ接続され、
    前記第5トランジスタは、エミッタが前記第4トランジスタのコレクタに、コレクタが前記第6トランジスタのコレクタ及び第2出力端子に、ベースが前記切替スイッチ部と前記第2トランジスタのベースにそれぞれ接続され、
    前記第6トランジスタは、エミッタが前記第2入力端子及び第4トランジスタのベースに、コレクタが前記第2出力端子及び前記第5トランジスタのコレクタに、ベースが前記切替スイッチ部及び前記第3トランジスタのベースにそれぞれ接続され、
    前記切替スイッチ部は、前記第1入力端子に入力される第1入力信号及び前記第2入力端子に入力される第2入力信号、又は、前記第1出力端子から出力される第1出力信号及び前記第2出力端子から出力される第2出力信号のいずれか一方に基づいて、前記参照電源を前記第2トランジスタ及び前記第5トランジスタのベース、又は、前記第3トランジスタ及び前記第6トランジスタのベースのいずれか一方へ接続する、
    差動増幅器。
  7. 前記切替スイッチ部は、前記第1入力信号及び前記第2入力信号の少なくとも一方の強度、又は、前記第1出力信号及び前記第2出力信号の少なくとも一方の強度が、予め設定された値以上の場合、前記参照電源を前記第3トランジスタ及び前記第6トランジスタのベースへ接続する、
    請求項6に記載の差動増幅器。
  8. 前記切替スイッチ部は、前記第1入力信号及び前記第2入力信号の強度、又は、前記第1出力信号及び前記第2出力信号の強度が、前記予め設定された値未満の場合、前記参照電源を前記第2トランジスタ及び前記第5トランジスタのベースへ接続する、
    請求項6又は7に記載の差動増幅器。
  9. 前記第1入力信号及び前記第2入力信号、又は、前記第1出力信号及び前記第2出力信号に基づいて、前記第2トランジスタ及び前記第5トランジスタのベース、又は、前記第3トランジスタ及び前記第6トランジスタのベースのいずれか一方と前記参照電源とを接続するように前記切替スイッチ部を制御する制御部を更に具備する、
    請求項6に記載の差動増幅器。
  10. 前記制御部は、前記第1入力信号及び前記第2入力信号の少なくとも一方の強度、又は、前記第1出力信号及び前記第2出力信号の少なくとも一方の強度が前記予め設定された値以上の場合、前記参照電源を前記第3トランジスタ及び前記第6トランジスタのベースへ接続し、前記第1入力信号及び前記第2入力信号の強度、又は、前記第1出力信号及び前記第2出力信号の強度が前記予め設定された値未満の場合、前記参照電源を前記第2トランジスタ及び前記第5トランジスタのベースへ接続するように前記切替スイッチ部を制御する、
    請求項9に記載の差動増幅器。
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