JP3973464B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯乾燥機に関する
【0002】
【従来の技術】
従来の乾燥機としての洗濯乾燥機は、洗濯槽である庫内に注水して洗濯し、洗濯が終了すると脱水し、ついで、この庫内にヒータで約130℃以上に加熱した熱風を吐出し、被乾燥物である洗濯物を温風で乾燥させている。そして、この乾燥時に、庫内の熱風は庫外に排気されている。また、熱風を庫外に排気すると、洗濯乾燥機の周囲の温度および湿気が上昇するので、庫内から排気された高温高湿の空気を水で冷し空気中の水分を凝縮させた後に、この凝縮水と熱をこの水とともに下水などに排出するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、洗濯物を、約130℃以上の熱風で乾燥させると、乾燥した衣類がごわごわするとともに、生地が傷むという問題点が発生する。
【0004】
また、庫内から排気された熱風に水を当てて冷し、熱をこの水とともに下水などに排出する場合には、水が無駄になるという問題点が発生する。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、被乾燥物を比較的低い温度でも比較的短時間で乾燥させることができる乾燥機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の洗濯乾燥機は、箱体内に設けられ、その内部空間が洗濯物を収納する庫内となる洗濯乾燥槽を備え、庫内で洗濯した洗濯物を、庫内の空気を吸込口から吸い込んで風路を介して吐出口から再び庫内へ吐出して空気を循環させることにより乾燥させる洗濯乾燥機において、
前記風路内に配置される冷却器と、 前記風路内でかつ、前記冷却器の風下側に配置される放熱器と、
前記冷却器および放熱器とともに冷凍サイクルを構成する圧縮機および減圧装置とを備え、
前記冷凍サイクルの冷媒に二酸化炭素を用いかつ、この冷媒を前記放熱器内において超臨界域で状態変化させるようにして、前記放熱器内の冷媒が前記放熱器の冷媒流入口から前記放熱器の冷媒出口に流れるにしたがって冷媒の温度が低下するようにするとともに、前記風路内の空気の流れを前記放熱器内の冷媒の流れに対向させることによって、前記放熱器内の冷媒とは逆に、前記風路内の空気の温度が風上から風下に向かって漸次上昇するようにした、
ことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における乾燥機の実施の第1の形態を図1ないし図3を用いて説明する。図1は本発明にかかる乾燥機の実施の第1の形態の概略の説明図である。図2は図1の乾燥機の冷媒の状態を示す線図で、(a)が放熱器内の冷媒の温度変化図、(b)が冷媒の蒸気線図である。図3は従来の冷媒(R−22)の状態を示す線図で、(a)が放熱器内の冷媒の温度変化図、(b)が冷媒の蒸気線図である。なお、R−22はクロロジフルオロメタン(HCFC−22)である。また、図2(a)および図3(a)の温度変化図は、縦軸が温度T(℃)で、横軸が放熱器内の位置である。図2(b)および図3(b)の蒸気線図は、縦軸が圧力P(MPa)で、横軸が比エンタルピーh(kJ/kg)である。
【0017】
乾燥機としてのドラム式洗濯乾燥機Kの外郭は箱体1で構成されており、この箱体1内に、洗濯乾燥槽としての外槽2が設けられている。この外槽2の内部空間が、被乾燥物である洗濯物が収納される庫内3となっている。庫内3に回転可能に円筒状のドラム4が設けられている。この攪拌装置としてのドラム4の周壁には多数の孔が設けられ、通水および通気が可能となっている。そして、ドラム4は、その一端側の軸4aが箱体1のフレームに回転自在に支持され、一方、他端側の軸4bが駆動モータ6に取り付けられ、この駆動装置である駆動モータ6がドラム4を回転駆動する。駆動モータ6は箱体1のフレームに取り付け支持されている。
【0018】
そして、外槽2には、庫内3内の空気を吸い込むための吸込口11が開口し、この吸込口11にドラム4の端面に設けられたフィルター12が配置されている。また、外槽2には、吸込口11から吸い込んだ空気を再び庫内3に戻すための吐出口14が開口している。吸込口11と吐出口14との間を風路16が接続している。ドラム4の一端側の軸4aには、送風ファン17が取り付けられており、ドラム4が回転すると一体となって回転する。この送風機としての送風ファン17は内側ファン17aと外側ファン17bを具備しており、送風ファン17が稼働すると、内側ファン17aは庫内3の空気をフィルター12を介して吸込口11から吸い込んで、風路16を介して吐出口14から再び庫内3に吐出している。また、外側ファン17bは庫外の外気を送風し、庫内3からの空気と外気とを熱交換している。なお、送風ファン17は庫内3からの空気と外気との相互流通は遮断している。
【0019】
風路16内には、風上側から冷却器21および加熱器としての放熱器22が順次配置されている。冷却器21は風路16内の空気を冷却し水分を凝縮させて除去するが、この水分はドレンとして、風路16に形成されているドレン口24から排出される。
【0020】
前記冷却器21および放熱器22は、圧縮機26および減圧装置である膨張弁27とともに冷凍サイクルを構成している。この冷凍サイクルの冷媒としては、CO2 (二酸化炭素)が用いられる。冷凍サイクルの回路は各機器を冷媒配管で接続されて構成されており、メインの除湿回路、給水加熱回路および蓄熱回路を具備している。圧縮機26は稼働すると、冷媒を圧縮し吐出する。この圧縮機26からの冷媒の流れは、給水加熱切換手段である三方切換弁29で除湿回路(冷媒回路)と給水加熱回路とに選択的に切り換えられている。また、蓄熱切換手段である三方切換弁30は除湿回路と蓄熱回路とに選択的に切り換えている。洗濯乾燥機Kには図示しない制御装置が設けてあり、この制御装置はマイコンなどで構成されているとともに、給水加熱切換手段が給水加熱回路側に切り換えている(すなわち、給水加熱回路への流れを開けている)際には、蓄熱切換手段を蓄熱回路側に切り換えている(すなわち、蓄熱回路への流れを開けている)。
【0021】
そして、除湿回路は、圧縮機26から三方切換弁29、放熱器22、内部第1熱交換部31、膨張弁27、三方切換弁30、冷却器21および内部第2熱交換部32が順に接続され、圧縮機26に戻っている。内部第1熱交換部31および内部第2熱交換部32が、相互に熱交換が行えるような内部熱交換器(例えば2本の銅パイプを並行に螺旋状に巻いたもの)を構成している。一方、給水加熱回路は、三方切換弁29から分岐し、給水第1熱交換部36を介して、除湿回路の放熱器22の上流側すなわち三方切換弁29と放熱器22との間の回路に接続されている。また、蓄熱回路は、三方切換弁30から分岐し、水などの蓄熱材を具備する蓄熱槽33を巡って、除湿回路の冷却器21の下流側すなわち冷却器21と内部第2熱交換部32との間の回路に接続されている。三方切換弁30は、膨張弁27からの冷媒の流れを、冷却器21への流れと、蓄熱槽33への流れとに選択的に切り換えている。また、放熱器22の冷媒流入口22aは冷媒出口22bよりも風下側に配置されており、放熱器22の冷媒の流れは、風路16内の空気の流れに対向する対向流となっている。
【0022】
また、庫内3に注水するための給水管40が設けられている。この給水管40には、給水弁41、給水第2熱交換部42、電解槽43および三方切換弁45が設けられている。給水管40には水道が接続される。また、風呂水用水管46が、開閉弁47を介して給水管40の途中に合流して接続されている。この風呂水用水管46には風呂ポンプ48がホース49を介して接続される。風呂ポンプ48が稼働すると、風呂Fの水を汲み上げて、この水をホース49、風呂水用水管46および開閉弁47を介して給水管40に供給する。給水第2熱交換部42は給水第1熱交換部36と対になっており、給水用熱交換器(例えば二重管による熱交換器)を構成している。切換手段である三方切換弁45には、外部給湯管50が接続されており、三方切換弁45は給水管40を庫内3または外部給湯管50に選択的に連通させる。この様にして、給水管40から外部給湯管50が分岐しており、この分岐部は給水第2熱交換部42よりも下流側に位置している。したがって、給水第2熱交換部42は、庫内3への給湯および外部給湯管50への給湯の両者に兼用して使用可能であり、別個に設ける場合に比して、部品点数を削減することができる。外部給湯管50にはホース51が接続され、このホース51の先端は風呂Fまで延在している。また、外槽2の底部には、排水弁44を具備する排水パイプが設けられ、排水弁44を閉めることにより庫内3内に水を溜めるとともに、排水弁44を開けることにより庫内3の水を排水することができる。
【0023】
そして、冷熱を蓄える蓄熱槽33の蓄熱を利用する設備として、ブラインポンプ52が水などの冷媒を循環させており、ブラインポンプ52から吐出された冷媒は熱交換器53を通って、前述の蓄熱槽33を巡って再びブラインポンプ52に戻っている。また、送風機54が空気を取り込んで熱交換器53に流し、熱交換器53で熱交換を行った後に、洗濯乾燥機Kの外側に排気している。熱交換器53からのドレンは、ドレン孔56から排水される。
【0024】
この様に構成されている実施の第1の形態の乾燥機において、洗濯槽内である庫内3に給水する際には、給水弁41を開けるとともに、三方切換弁45を庫内3側に切り換え、水道管から水道水を庫内3に電解槽43を介して給水する。その際に、水道水を電解槽43で電解して電解水(次亜塩素酸を含む)とすればすすぎの際等に徐菌効果を得ることができる。また、圧縮機26を稼働するとともに、三方切換弁29を給水加熱回路側に、三方切換弁30を蓄熱回路側に切り換える。すると、給水第1熱交換部36に高い温度の冷媒が流れ、給水第2熱交換部42に流れる水と熱交換が行われ、冷媒の温度が低下するとともに、水の温度が上昇し、庫内3に温かい水が給水される。給水第1熱交換部36を通過した冷媒は、放熱器22および内部第1熱交換部31を通り、膨張弁27を通過して気液混合の状態となって、三方切換弁30を介して蓄熱槽33を冷却し、ついで、内部第2熱交換部32で内部第1熱交換部31に流れる冷媒と熱交換し、圧縮機26に戻る。この様にして、蓄熱槽33は、冷凍サイクルに流れる冷媒の冷熱を蓄熱する。
【0025】
洗濯に風呂Fの水を使用する際には、風呂ポンプ48を稼働させるとともに、給水弁41を閉じて、開閉弁47を開ける。すると、風呂Fの水は、電解槽43を経て、給水熱交換器36,42で温められて、庫内3に流入する。また、蓄熱槽33は冷熱を蓄熱する。さらに、庫内3からの排水は、排水弁44を開けて行う。なお、この排水弁44は注水および洗濯時には閉められている。
【0026】
さらに、風呂Fに差し湯や給湯を行う際には、三方切換弁45を外部給湯管50側に切り換える。すると、給水管40からの水(水道水または風呂の水)を、給水熱交換器36,42で加熱して、風呂Fに供給することができるとともに、蓄熱槽33に冷熱を蓄熱することができる。
【0027】
洗濯する際には、ドラム4の周壁および外槽2に設けられた扉を開けて、ドラム4内に衣類などの洗濯物を収納し、ついで、前述の様にして庫内3に給水し、ドラム4を駆動モータ6で回転させて洗濯を行う。
【0028】
洗濯物を乾燥させる際には、圧縮機26を稼働するとともに、三方切換弁29を除湿回路側に、かつ、三方切換弁30を除湿回路側に切り換える。すると、圧縮機26からの高い温度の冷媒が放熱器22に流れ、風路16内の空気を加熱する。その際に、冷媒の温度は低下する。ついで、冷媒は内部第1熱交換部31を流れて、内部第2熱交換部32の冷媒と熱交換を行い、さらに温度が低下する。そして、膨張弁27を通過して気液混合の状態となって冷却器21に流入する。この冷却器21で冷媒は蒸発し風路16の空気(庫内3からの高温高湿の空気)を冷却して空気中の水分を冷却器21の表面に凝縮させる。この凝縮水はドレンとなってドレン口24から排出される。また、冷却器21を通過した冷媒は、ついで、内部第2熱交換部32を流れ、内部第2熱交換部32で内部第1熱交換部31に流れる冷媒と熱交換し、温度上昇して圧縮機26に戻る。そのため、内部第2熱交換部32よりも下流側で管路に結露することを極力防止することができる。乾燥時には、駆動モータ6が稼働して、攪拌装置であるドラム4が回転して被乾燥物である洗濯物を攪拌するとともに、送風ファン17が回転し、フィルター12を介して、庫内3の空気を吸い込み、この空気を風路16を介して吐出口14から再び庫内3に吐出する。この際に、風路16内の空気は冷却器21で除湿されるとともに、放熱器22で加熱されて温度が上昇する。そのため、吐出口14から、比較的温度が高く、かつ低湿度の空気が庫内3に吐出され、庫内3の洗濯物を効率よく乾燥させることができる。なお、吐出口14からの空気は約90℃以下で、かつ、庫内3の空気は約65℃以下であることが好ましい。吐出口14から吐出される空気の温度をサーミスタ等の温度検出素子で検出し、この検出温度が90℃になるように圧縮機26の回転数(運転能力)と減圧装置である膨張弁27の絞りを制御する。同様に庫内3の温度も65℃以下に制御する。
【0029】
洗濯乾燥機Kが設置されている場所(たとえば、脱衣場など)は、湿気ていることが多いが、この場所を除湿する際には、ブラインポンプ52を稼働して、蓄熱槽33からの冷たい冷媒を熱交換器53に流し、熱交換器53で空気と熱交換し、空気に含まれている水分を除去するとともに、空気の温度を低下させる。この空気は、送風機54により洗濯乾燥機Kの外側に排気され、脱衣場などを冷房除湿することができる。
【0030】
ところで、この冷凍サイクルの冷媒の蒸気線図は、図2(b)に図示されており、点Kが臨界点であり、曲線KAが飽和液線で、曲線KBが飽和蒸気線である。そして、飽和液線KAと飽和蒸気線KBとで挟まれた領域は、気体と液体とが混合している気液混合状態である。放熱器22の冷媒は臨界点Kよりも上方の超臨界域にある。そのため、放熱器22を冷却(空気を当てる)すれば、図2(a)に示すように、放熱器22の冷媒は、冷媒流入口22aから冷媒出口22bに流れるにしたがって、温度が低下する。そして、風路16の空気は、放熱器22の冷媒の流れに対向させることによって、放熱器22の冷媒とは逆に、温度が風上から風下に向かって漸次上昇し、常に一定の温度差を保つことができ熱交換を効率よく行うことができる。
【0031】
一方、従来の冷凍サイクルでは、図3(a)に図示するように、放熱器22に対応する凝縮器において、冷媒は臨界点Kよりも下方に位置しており、冷媒流入口と冷媒出口との途中から、温度が一定化する。その結果、放熱器22内の温度が略一定となり、空気との温度差が後半小さくなる分、温度差が一定の超臨界域の方が効率よく熱交換を行うことができ、吐出口14から吐出する温度を上昇させることができる。しかも、臨界点Kは冷媒の種類により変化するが、同一冷媒では、超臨界域の方が、温度および密度は高くなるので、放熱器22の熱交換率が向上する。そして、冷媒にCO2 を用い、放熱器22の冷媒を超臨界域で状態変化させると、吐出口14から吐出される空気を90℃近くまで持っていくことができる。一方、冷媒にR−22を用い、放熱器22の冷媒を臨界点K以下にすると、放熱器22の熱交換効率が格段に落ちる。
【0032】
次に、本発明における乾燥機の実施の第2の形態を図4を用いて説明する。図4は本発明にかかる乾燥機の実施の第2の形態の概略の説明図である。なお、この実施の第2の形態の説明において、前記実施の第1の形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0033】
実施の第2の形態は、実施の第1の形態と冷凍サイクルが異なっており、他の構成は略同じである。冷却器が第1冷却器120および第2冷却器121の2個設けられ、放熱器が第1放熱器122および第2放熱器123の2個設けられ、また、膨張弁が第1膨張弁127および第2膨張弁128の2個設けられている。そして、圧縮機126は、2段圧縮機で、2個の第1圧縮機構126aおよび第2圧縮機構126bを具備している。第1冷却器120および第2冷却器121は、熱交換用に多数の略互いに平行なフィンを具備しているが、第1冷却器120のフィンのピッチは、第2冷却器121のフィンのピッチよりも大きくなっている。
【0034】
風路16には、風上から第1冷却器120、第2放熱器123、第2冷却器121、第1放熱器122の順に配置されている。第1冷却器120および第2冷却器121は風路16内の空気を凝縮させて水分を除去するが、この水分はドレンとして、風路16に形成されているドレン口124,125から排出される。また、第1冷却器120の方が、第2冷却器121よりも多量に結露が発生するが、前述のように、第1冷却器120のフィンのピッチが、第2冷却器121のフィンのピッチよりも大きくなっているので、第1冷却器120における結露により、フィン間の隙間が塞がれることが減少する。そのため、フィン間の隙間が塞がれて、風の流れが妨げられることを極力防止することができる。その結果、熱交換の効率の低下を防止することができる。
【0035】
圧縮機126の第1圧縮機構126aからの冷媒の流れは、第1圧縮機構126aからまず初めに三方切換弁101に流れる。三方切換弁101は、第1圧縮機構126aと第2圧縮機構126bとを接続するバイパス回路と、第1圧縮機構126aと第2放熱器123とを接続する第2放熱回路とを選択的に切り換える。そして、三方切換弁101が第2放熱回路側に切り換えられている際には、第1圧縮機構126aから吐出された冷媒は、三方切換弁101を介して第2放熱器123に一旦流れてから第2圧縮機構126bに流入する。一方、三方切換弁101がバイパス回路側に切り換えられている際には、第1圧縮機構126aから吐出された冷媒は、第2放熱器123には流れずに、三方切換弁101から直接第2圧縮機構126bに流入する。
【0036】
第2圧縮機構126bに流入した冷媒は、第2圧縮機構126bでさらに圧縮されて、三方切換弁129に流れる。この三方切換弁129で図1の三方切換弁29と同様に除湿回路と給水加熱回路とに選択的に切り換えられている。そして、除湿回路は、第2圧縮機構126bから三方切換弁129、第1放熱器122、内部第1熱交換部131、第1膨張弁127、三方切換弁130、第1冷却器120、第2膨張弁128、第2冷却器121および内部第2熱交換部132が順に接続され、圧縮機126の第1圧縮機構126aに戻っている。内部第1熱交換部131および内部第2熱交換部132が内部熱交換器を構成している。一方、給水加熱回路は、三方切換弁129から分岐し、給水第1熱交換部136を介して、除湿回路の第1放熱器122の上流側すなわち三方切換弁129と第1放熱器122との間の回路に接続されている。三方切換弁130は、図1の実施の第1の形態の三方切換弁30と同様に、蓄熱回路と除湿回路とを選択的に切り換えている。また、放熱器122,123の冷媒流入口は冷媒出口よりも風下側に配置されており、放熱器122,123の冷媒の流れは、風路16内の空気の流れに対向している。
【0037】
庫内3への給水は、実施の第1の形態と同様に、開閉弁47、給水弁41、給水第2熱交換部42および電解槽43、三方切換弁45を介して行われ、給水第2熱交換部42は給水第1熱交換部136と対になっており、給水用熱交換器を構成している。
【0038】
この様に構成されている実施の第2の形態の乾燥機Kにおいて、洗濯槽内である庫内3または風呂Fに給水する際には、給水弁41または開閉弁47を開けて、庫内3または風呂Fに給水する。また、圧縮機126を稼働するとともに、三方切換弁129を給水加熱回路側に切り換える。すると、給水第1熱交換部136に高い温度の冷媒が流れ、給水第2熱交換部42に流れる水と熱交換が行われ、冷媒の温度が低下するとともに、水の温度が上昇し、庫内3や風呂Fに温かい水が給水される。給水第1熱交換部136を通過した冷媒は、第1放熱器122および内部第1熱交換部131を通り、第1膨張弁127を通過して気液混合の状態となって三方切換弁130に流れる。三方切換弁130は蓄熱回路側に切り換えられており、第1膨張弁127からの冷媒は、蓄熱槽33に流れ、蓄熱槽33を冷却し、ついで、内部第2熱交換部132で内部第1熱交換部131に流れる冷媒と熱交換し、圧縮機126の第1圧縮機構126aに戻る。
【0039】
さらに、風呂Fに差し湯や給湯を行う際には、三方切換弁45を外部給湯管50側に切り換える。すると、給水管40からの水(水道水または風呂の水)を、給水熱交換器42,136で加熱して、風呂Fに供給することができる。
【0040】
洗濯乾燥機Kが設置されている場所の乾燥、および、洗濯は、図1の実施の第1の形態と同様にして行われる。
そして、洗濯物を乾燥させる際には、圧縮機126を稼働するとともに、三方切換弁101を第2放熱回路側に、三方切換弁129を除湿回路側に、かつ、三方切換弁130を除湿回路側に切り換える。すると、圧縮機126の第1圧縮機構126aからの高い温度の冷媒が第2放熱器123に流れ、風路16内の空気を加熱する。その際に、冷媒の温度は低下する。ついで、冷媒は第2圧縮機構126bでさらに圧縮され、第1放熱器122に流れ、風路16内の空気を加熱する。その際に、冷媒の温度は低下する。この冷媒は内部第1熱交換部131を流れて、内部第2熱交換部132の冷媒と熱交換を行い、さらに温度が低下する。そして、第1膨張弁127を通過して気液混合の状態となって三方切換弁130を介して第1冷却器120に流入する。この第1冷却器120で冷媒は、風路16内の空気を冷却して水分を除去する。除去された水分はドレンとなってドレン口124から排出される。
【0041】
ついで、冷媒は第2膨張弁128でさらに膨張して温度が低下して、第2冷却器121に流入する。そして、この第2冷却器121で冷媒は、第2放熱器123で加熱された風路16内の空気を再度冷却して水分を除去する。除去された水分はドレンとなってドレン口125から排出される。また、第2冷却器121を通過した冷媒は、ついで、内部第2熱交換部132を流れ、内部第2熱交換部132で内部第1熱交換部131に流れる冷媒と熱交換し、温度上昇して圧縮機126の第1圧縮機構126aに戻る。乾燥時には、駆動モータ6が稼働して、攪拌装置であるドラム4が回転して洗濯物を攪拌するとともに、送風ファン17が回転し、フィルター12を介して、庫内3の空気を吸い込み、この空気を風路16を介して吐出口14から再び庫内3に吐出する。この際に、風路16内の空気は第1冷却器120で除湿され、第2放熱器123で加熱され、ついで、再度第2冷却器121で除湿され、さらに、第1放熱器122で加熱されて温度が上昇する。そのため、吐出口14から、比較的温度が高く、かつ低湿度の空気が庫内3に吐出され、庫内3の洗濯物を効率よく乾燥させることができる。なお、吐出口14からの空気は約90℃以下で、かつ、庫内3の空気は約65℃以下であることが好ましい。両条件を満たすように圧縮機の回転数、減圧装置の絞り量が制御されている。
【0042】
なお、乾燥時に、三方切換弁101をバイパス回路側に切り換えて、第2放熱器123を作動させないことも可能である。ただし、第2放熱器123を作動させた方が、除湿効率が高くなる。また、第2放熱器123に流入する空気の温度が低くなり過ぎると、第2放熱器123で水分が凍結して付着し、風路16から水分を排出することができなくなるおそれがあるとともに、凍結により風路16の風量が低下し、除湿能力が低下する。
【0043】
また、この実施の第2の形態においても、実施の第1の形態と同様に、冷凍サイクルの冷媒にはCO2 を用いるとともに、第1放熱器122および第2放熱器123では、冷媒は超臨界域で状態変化する。そして、第1放熱器122および第2放熱器123の冷媒の流れは、風路16の空気の流れに対向している。
【0044】
次に、本発明における乾燥機の実施の第3の形態を図5を用いて説明する。図5は本発明にかかる乾燥機の実施の第3の形態の断面図である。
実施の第3の形態は、実施の第2の形態の乾燥機をより具体化したものであり、冷凍サイクルは実施の第2の形態と略同じである。ただし、内部第2熱交換部232と圧縮機226との間には、アキュムレータ230が設けられている。この実施の第3の形態において、ドラム式洗濯乾燥機の外郭は箱体201で構成されており、この箱体201に扉210が開閉可能に取り付けられている。箱体201内には、洗濯乾燥槽としての外槽202が設けられている。外槽202には、前述の扉210に対向した位置に開口が設けられている。また、外槽202の内部空間が庫内203となっている。庫内203に回転可能に円筒状のドラム204が設けられている。このドラム204の周壁には多数の孔が設けられ、通水および通気が可能となっている。そして、ドラム204はその軸線を斜めに傾斜して配置されており、ドラム204の軸204aが図示しない駆動モータで回転駆動される。また、ドラム204の反対側の端面は開口している。そして、扉210を開けて、ドラム204内に洗濯物を出し入れすることができる。
【0045】
外槽202の下側に、アキュムレータ230、圧縮機226、内部第1熱交換部231および内部第2熱交換部232などが配置されている。内部第2熱交換部232はコイル状に巻かれており、この内部第2熱交換部232の外側を内部第1熱交換部231がコイル状に巻いている。したがって、内部熱交換器231,232は、内部第2熱交換部232の下流側の冷媒配管の結露を防止するとともに、箱体201の結露も防止することができる。また、外槽202の下端部には、排水管225が接続されている。外槽202の下部に形成された吸込口211から、外槽202の上部に設けられた吐出口214まで風路216が形成されている。この風路216は、外槽202の背面および上面に沿って延びている。風路216の上部には、風上から順に第1冷却器220、第2放熱器223、第2冷却器221、第1放熱器222および送風機217が配設され、第1冷却器220および第2冷却器221からのドレンは、ドレン口224から排出されて、排水管225に流入している。
【0046】
次に、本発明における乾燥機の実施の第4の形態を図6ないし図9を用いて説明する。図6は本発明にかかる乾燥機の実施の第4の形態の外観の斜視図である。図7は図6の乾燥機の要部断面図である。図8は図6の乾燥機の圧縮機、放熱器および冷却器の配置を示すための側面図である。図9は図6の乾燥機の要部断面図である。
【0047】
実施の第4の形態は、実施の第2の形態の乾燥機をより具体化したものであり、冷凍サイクルは実施の第2の形態と略同じである。この実施の第4の形態において、ドラム式洗濯乾燥機Kの外郭は箱体301で構成されており、この箱体301に扉310が開閉可能に取り付けられている。箱体301内には、洗濯乾燥槽としての外槽302が設けられている。この外槽302は、箱体301の底部の支持台307上にダンパー308で支持されている。外槽302には、前述の扉310に対向した位置に開口が設けられているとともに、この開口を開閉する扉351が設けられている。また、外槽302の内部空間が庫内303となっている。庫内303に回転可能に円筒状のドラム304が設けられている。このドラム304の周壁には多数の孔が設けられ、通水および通気が可能となっている。そして、ドラム304は、軸線を略水平にして配置されているとともに、その両端の軸304a,304bが外槽302に回転自在に軸受け支持されている。そして、一方の軸304bに駆動モータ306に取り付けられ、この駆動装置である駆動モータ306がドラム304を回転駆動する。この様に、ドラム304は両持ち支持されているため、円滑に回転することができる。また、ドラム304の周壁の一部には、開口が設けられ、この開口を開閉する扉356が設けられている。そして、この扉356の反対側の周壁にはバランス用重り357が設けられており、駆動モータ306が停止している状態では、バランス用重り357の重力で、扉356が上方に位置し、3枚の扉310,351,356が略重なった状態となる。
【0048】
外槽302の横側で、かつ、駆動モータ306の配置とは反対側に、圧縮機326などが配置されている。また、外槽302の下部に形成された吸込口311から、外槽302の上部に設けられた吐出口314まで風路316が形成されている。この風路316は、外槽302の側面に沿って延びている。風路316の下部には、水上がり防止部358が突出しており、この水上がり防止部358の上方に、風上(下側)から順に第1冷却器320、第2放熱器323、第2冷却器321、第1放熱器322および送風ファン317が配設されている。この送風機である送風ファン317が、吸込口311から吐出口314に向かって送風している。そして、図8に図示するように、第1冷却器320および第2放熱器323と、第2冷却器321および第1放熱器322とは、互いに段違いになっているとともに、第1冷却器320の下側および第2冷却器321の下方に各々ドレン口324,325が設けられており、第1冷却器320および第2冷却器321からのドレンは、ドレン口324,325から排水されている。また、外槽302の側面には、給水口341が設けられている。
【0049】
前述のように、この実施の形態では、冷却器で庫内からの空気に含まれている水分を除去し、ついで、この水分の除去された空気を放熱器で加熱しており、比較的高温でかつ低湿の空気を吐出口から庫内に供給することができる。したがって、吐出口から吐出される空気の温度が、従来より低くても、洗濯物を乾燥させることができる。しかも、空気の加熱が、冷凍サイクルの放熱器で構成されているため、ランニングコストを低くすることができる。
【0050】
また、庫内に給水される水を、給水熱交換器で加熱することができるので、洗浄能力を向上させることができる。しかも、ヒートポンプ式であるため、ランニングコストを軽減することができる。
【0051】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)第2放熱器は、電熱ヒータなどの加熱器を用いることが可能である。
(2)三方切換弁は、2個の開閉弁に代えることが可能である。また、逆に、2個の開閉弁(たとえば、給水弁41および開閉弁47)を、三方切換弁に代えることも可能である。
(3)冷凍サイクルの冷媒は、適宜選択可能である。ただし、CO2 が最適である。
【0052】
(4)内部熱交換器、蓄熱回路や蓄熱槽などは必ずしも設ける必要はない。
(5)減圧装置は、膨張弁以外のものでも可能である。たとえば、キャピラリーチューブでも可能である。
(6)給水加熱回路は、冷凍サイクルの圧縮機からの流路から分岐して、減圧装置への流路に合流するが、分岐位置は適宜選択可能である。ただし、圧縮機から放熱器までの間であることが好ましい。また、合流位置も適宜選択可能である。ただし、前記分岐位置よりも下流で、かつ、圧縮機から減圧装置までの間であることが好ましい。
(7)蓄熱回路は、冷凍サイクルの減圧装置からの流路から分岐して、圧縮機への流路に合流するが、分岐位置は適宜選択可能である。ただし、減圧装置から冷却器までの間であることが好ましい。また、合流位置も適宜選択可能である。ただし、前記分岐位置よりも下流で、かつ、冷却器から圧縮機までの間であることが好ましい。
(8)給水第1熱交換部の配置は、給水第2熱交換部を加熱することができるならば、冷凍サイクルの回路構成や冷凍サイクルにおける配置位置は適宜選択可能である。
(9)冷却器および放熱器の数は、1個でも可能であるが、複数設けることが可能である。そして、複数設ける場合には、冷却器および放熱器の配置は適宜選択可能である。ただし、一番風下が放熱器で、かつ、一番風上が冷却器であることが好ましい。
(10)圧縮機126は第1圧縮機構126aおよび第2圧縮機構126bを具備しているが、第1圧縮機構および第2圧縮機構を2個の独立した圧縮機で構成することも可能である。
(11)冷凍サイクルが、圧縮機から順に放熱器、第1減圧装置、第1冷却器、第2減圧装置および第2冷却器を接続し、再び圧縮機に戻るサイクルを具備していることも可能である。
(12)被乾燥物は洗濯物以外のものでも可能である。
(13)乾燥機は、洗濯乾燥機である必要はなく、洗濯ができない乾燥専用の乾燥機でも可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、冷却器で庫内からの空気に含まれている水分を除去し、ついで、この水分の除去された空気を放熱器で加熱しており、比較的高温でかつ低湿の空気を吐出口から庫内に供給することができる。したがって、吐出口から吐出される空気の温度が、従来より低くても、被乾燥物を比較的短時間で乾燥させることができる。しかも、空気の加熱が、冷凍サイクルの放熱器で構成されているため、ランニングコストを低くすることができる。そして、放熱器内の冷媒が超臨界域で状態変化するので、温度および密度は高くなり、放熱器の熱交換率が向上する。
【0054】
また、放熱器の冷媒の流れが、風路内の空気の流れに対向する場合には、空気を効率よく温めることができるとともに、吐出口からの空気の温度を比較的高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかる乾燥機の実施の第1の形態の概略の説明図である。
【図2】図2は図1の乾燥機の冷媒の状態を示す線図で、(a)が放熱器内の冷媒の温度変化図、(b)が冷媒の蒸気線図である。
【図3】図3は従来の冷媒(R−22)の状態を示す線図で、(a)が放熱器内の冷媒の温度変化図、(b)が冷媒の蒸気線図である。
【図4】図4は本発明にかかる乾燥機の実施の第2の形態の概略の説明図である。
【図5】図5は本発明にかかる乾燥機の実施の第3の形態の断面図である。
【図6】図6は本発明にかかる乾燥機の実施の第4の形態の外観の斜視図である。
【図7】図7は図6の乾燥機の要部断面図である。
【図8】図8は図6の乾燥機の圧縮機、放熱器および冷却器の配置を示すための側面図である。
【図9】図9は図6の乾燥機の要部断面図である。
【符号の説明】
K 洗濯乾燥機
3 庫内
4 ドラム(攪拌装置)
11 吸込口
14 吐出口
16 風路
17 送風ファン(送風機)
21 冷却器
22 放熱器
24 ドレン口
26 圧縮機
27 膨張弁(減圧装置)
29 三方切換弁(切換手段)
31 内部第1熱交換部
32 内部第2熱交換部
36 給水第1熱交換部
40 給水管(給水管路、給水装置)
41 給水弁(給水装置)
42 給水第2熱交換部
44 排水弁
46 風呂水用水管(給水装置)
120 第1冷却器
121 第2冷却器
122 第1放熱器
123 第2放熱器(加熱器)
124 ドレン口
125 ドレン口
126 圧縮機
126a 第1圧縮機構
126b 第2圧縮機構
127 膨張弁(減圧装置)
128 第2膨張弁
129 三方切換弁(切換手段)
131 内部第1熱交換部
132 内部第2熱交換部
136 給水第1熱交換部
203 庫内
204 ドラム(攪拌装置)
211 吸込口
214 吐出口
216 風路
217 送風機
220 第1冷却器
221 第2冷却器
222 第1放熱器
223 第2放熱器
224 ドレン口
226 圧縮機
231 内部第1熱交換部
232 内部第2熱交換部
303 庫内
304 ドラム(攪拌装置)
311 吸込口
314 吐出口
316 風路
317 送風ファン(送風機)
320 第1冷却器
321 第2冷却器
322 第1放熱器
323 第2放熱器
324 ドレン口
325 ドレン口
326 圧縮機

Claims (1)

  1. 箱体内に設けられ、その内部空間が洗濯物を収納する庫内となる洗濯乾燥槽を備え、庫内で洗濯した洗濯物を、庫内の空気を吸込口から吸い込んで風路を介して吐出口から再び庫内へ吐出して空気を循環させることにより乾燥させる洗濯乾燥機において、
    前記風路内に配置される冷却器と、 前記風路内でかつ、前記冷却器の風下側に配置される放熱器と、
    前記冷却器および放熱器とともに冷凍サイクルを構成する圧縮機および減圧装置とを備え、
    前記冷凍サイクルの冷媒に二酸化炭素を用いかつ、この冷媒を前記放熱器内において超臨界域で状態変化させるようにして、前記放熱器内の冷媒が前記放熱器の冷媒流入口から前記放熱器の冷媒出口に流れるにしたがって冷媒の温度が低下するようにするとともに、前記風路内の空気の流れを前記放熱器内の冷媒の流れに対向させることによって、前記放熱器内の冷媒とは逆に、前記風路内の空気の温度が風上から風下に向かって漸次上昇するようにした、
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
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