JPH10235091A - 乾燥機及び衣類乾燥機 - Google Patents

乾燥機及び衣類乾燥機

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JPH10235091A
JPH10235091A JP4200897A JP4200897A JPH10235091A JP H10235091 A JPH10235091 A JP H10235091A JP 4200897 A JP4200897 A JP 4200897A JP 4200897 A JP4200897 A JP 4200897A JP H10235091 A JPH10235091 A JP H10235091A
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JP
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dried
clothes
dryer
hot air
air
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Application number
JP4200897A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kimura
秀行 木村
Yosuke Nagano
洋介 永野
Kenichi Ogoshi
憲一 大越
Tsunetoshi Komatsu
常利 小松
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温風の循環方法を考慮した乾燥時間短縮によ
り、より一層の低消費電力化が図れる乾燥機及び衣類乾
燥機を提供する。 【解決手段】圧縮機10と、凝縮器11aと、蒸発器1
1bと、ファン12と、四方切換え弁14等で構成され
る一式の冷凍サイクルを具備し、冷媒を一式の冷凍サイ
クル内に連続的に循環させることにより、空気を加熱し
た温風で衣類5を乾燥させ、該乾燥後の温風を冷却・除
湿し、再び加熱して連続的に循環させる冷凍サイクル式
乾燥機であって、四方切換え弁14により冷媒の流れ方
向を逆転させることにより、凝縮器11aを蒸発器11
bの役目に切換えると共に蒸発器11bを凝縮器11a
の役目に切換え、更にファン12により温風の流れ方向
を逆転させることにより、衣類5に対して温風を相対す
る2方向から交互に切り換えて循環させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省電力形の乾燥機
に関するもので、特に、消費電力が少なく、乾燥時間が
短く、かつランニングコストが少ない衣類乾燥機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】現在、最も普及している衣類乾燥機は、
加熱手段として電気ヒータを用い、冷却・除湿手段とし
て空冷式熱交換器兼用両翼ファンを用いた、除湿形回転
ドラム式衣類乾燥機である。該衣類乾燥機の最大の問題
は、電気ヒータを用いるため電気代が非常に高くなるこ
とである。また、ドラム内に乾燥させる衣類を収納して
数時間そのドラムを回転させるため、衣類が傷むという
問題も生じる。
【0003】電気代を安くして省電力化を図る従来技術
として、特開平7-178289号公報が提案されている。ま
た、衣類の傷みを低減すると共に省電力化を図る従来技
術として、特開昭61-399号公報及び特開平4-156896号公
報が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の特開平7-178289号公報では、電気ヒータに代え
て冷凍サイクル(ヒートポンプ)を利用することにより
低消費電力化が図られているが、回転ドラム内に衣類を
収納して乾燥させるため、衣類の傷み等の解決は十分に
なされていない。
【0005】また、これに対し、上記従来技術の特開昭
61-399号公報及び特開平4-156896号公報では、冷凍サイ
クルと別ファンを利用すると共に回転ドラムに代えてロ
ッカー(キャビネット)を利用しているため、幾らかの
乾燥時間低減と低消費電力化が達成され、それと共に衣
類の傷み等を低減する効果が期待できる。
【0006】しかし、更なる乾燥時間短縮による低消費
電力化を図るには、上記従来技術だけでは不十分であ
り、温風の循環方法を含めて考慮する必要がある。な
お、ここで、冷凍サイクル(ヒートポンプ)及びロッカ
ー(キャビネット)を衣類乾燥機に単に利用することは
すでに公知であり、その構造及び制御法に特許性があ
る。
【0007】本発明の目的は、温風の循環方法を考慮し
た乾燥時間短縮により、より一層の低消費電力化が図れ
る乾燥機及び衣類乾燥機を提供することであり、また、
ドライマーク表示の衣類等の乾燥において、衣類の傷み
やしわの少ない衣類乾燥機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、温風を被乾燥物内の空隙及び前記被乾燥
物の周囲に通過させて前記被乾燥物を乾燥させる通気型
の乾燥機において、前記被乾燥物に対して少なくとも2
方向から交互に前記温風を通過させることができるよう
に構成されていることを特徴とする。
【0009】また、本発明の他の特徴は、空気を被乾燥
物内の空隙及び前記被乾燥物の周囲に循環させて前記被
乾燥物を乾燥させる乾燥機において、前記乾燥機は、圧
縮機と、凝縮器と、蒸発器と、送風手段と、制御弁等で
構成される一式の冷凍サイクルを具備し、冷媒を前記一
式の冷凍サイクル内に連続的に循環させることにより、
前記空気を加熱した温風で前記被乾燥物を乾燥させ、該
乾燥後の前記温風を冷却・除湿し、再び加熱して連続的
に循環させる冷凍サイクル式乾燥機であって、前記制御
弁により前記冷媒の流れ方向を逆転させることにより、
前記凝縮器を前記蒸発器の役目に切換えると共に前記蒸
発器を前記凝縮器の役目に切換え、更に前記送風手段に
より前記温風の流れ方向を逆転させることにより、前記
被乾燥物に対して前記温風を相対する2方向から交互に
切り換えて循環させることにある。
【0010】また、本発明の他の特徴として、前記乾燥
機は、乾燥させる衣類を収納する乾燥室がハンガー等に
よる衣類吊り下げ式のロッカー形衣類乾燥機であり、該
ロッカー形衣類乾燥機において、前記被乾燥物に対して
前記温風を交互に通過させる方向が、前記ロッカーの上
から下方向と、下から上方向との相対する2方向である
ことにある。
【0011】また、本発明の他の特徴として、前記ロッ
カー形衣類乾燥機に、前記温風を通過させて前記被乾燥
物を乾燥させる第一の部屋と前記被乾燥物を通過した前
記温風が戻る第二の部屋を設け、前記第一の部屋と前記
第二の部屋とを前記温風が通過できる開口部を介して連
結することにより前記温風の循環系を構成することにあ
る。
【0012】また、本発明の他の特徴として、前記乾燥
機は、乾燥させる衣類を収納する乾燥室が衣類撹拌式の
回転ドラム形衣類乾燥機であり、該回転ドラム形衣類乾
燥機において、前記被乾燥物に対して前記温風を交互に
通過させる方向が、前記回転ドラムの前から後ろ方向
と、後ろから前方向の相対する2方向であることにあ
る。
【0013】また、本発明の他の特徴は、乾燥させる衣
類等の被乾燥物を収納する乾燥室がハンガー等による衣
類吊り下げ式のロッカー形で、空気を前記被乾燥物内の
空隙及び前記被乾燥物の周囲に循環させて前記被乾燥物
を乾燥させる衣類乾燥機において、前記衣類乾燥機は、
圧縮機と、凝縮器と、蒸発器と、送風手段と、制御弁等
で構成される一式の冷凍サイクルを具備し、冷媒を前記
一式の冷凍サイクル内に連続的に循環させることによ
り、前記空気を加熱した温風で前記被乾燥物を乾燥さ
せ、該乾燥後の前記温風を冷却・除湿し、再び加熱して
連続的に循環させる冷凍サイクル式衣類乾燥機であっ
て、前記制御弁により前記冷媒の流れ方向を逆転させる
ことにより、前記凝縮器を前記蒸発器の役目に切換える
と共に前記蒸発器を前記凝縮器の役目に切換え、更に前
記送風手段により前記温風の流れ方向を逆転させること
により、前記被乾燥物に対して前記温風を交互に通過さ
せる方向を、上から下方向と、下から上方向との相対す
る2方向に切換えて循環させることにある。
【0014】本発明によれば、通気型の乾燥機は、被乾
燥物に対して少なくとも2方向から交互に温風を通過さ
せることができるように構成されている。
【0015】また、乾燥機は、圧縮機と、凝縮器と、蒸
発器と、送風手段と、制御弁等で構成される一式の冷凍
サイクルを具備し、冷媒を一式の冷凍サイクル内に連続
的に循環させることにより、空気を加熱した温風で被乾
燥物を乾燥させ、該乾燥後の温風を冷却・除湿し、再び
加熱して連続的に循環させる冷凍サイクル式乾燥機であ
る。
【0016】そして、制御弁により冷媒の流れ方向を逆
転させることにより、凝縮器を蒸発器の役目に切換える
と共に蒸発器を凝縮器の役目に切換え、更に送風手段に
より温風の流れ方向を逆転させることにより、被乾燥物
に対して温風を相対する2方向から交互に切り換えて循
環させる。
【0017】また、乾燥させる衣類を収納する乾燥室が
ハンガー等による衣類吊り下げ式のロッカー形衣類乾燥
機において、被乾燥物に対して温風を交互に通過させる
方向は、ロッカーの上から下方向と、下から上方向との
相対する2方向にする。
【0018】また、ロッカー形衣類乾燥機に、温風を通
過させて被乾燥物を乾燥させる第一の部屋と被乾燥物を
通過した前記温風が戻る第二の部屋を設け、第一の部屋
と第二の部屋とを温風が通過できる開口部を介して連結
することにより温風の循環系を構成する。
【0019】乾燥させる衣類を収納する乾燥室が衣類撹
拌式の回転ドラム形衣類乾燥機において、被乾燥物に対
して温風を交互に通過させる方向は、回転ドラムの前か
ら後ろ方向と、後ろから前方向の相対する2方向にす
る。
【0020】このように、被乾燥物、たとえば衣類に対
して少なくとも2方向から交互に温風を通過させること
ができるため、温風を衣類の上部から吹き付けて加熱・
乾燥させたり、逆に、温風を衣類の下部から吹き付けて
加熱・乾燥させたりすることができる。また、回転ドラ
ム形衣類乾燥機においては、前から後ろ方向と、後ろか
ら前方向の相対する2方向から加熱・乾燥させることが
できる。
【0021】このため、たとえば、まず初めに、温風を
衣類の上部から吹き付けて加熱・乾燥させ、衣類の上部
のみ効率よく乾燥させた状態にし、次に、温風の循環方
向を逆転させて、乾燥しきれなかった部分である衣類の
下部から温風を吹き付けて加熱・乾燥させ、今度は乾き
きれなかった衣類の下部のみ効率よく乾燥させることが
できる。
【0022】このように、本発明では、被乾燥物、たと
えば衣類を少なくとも2方向から交互に乾燥させること
ができるため、乾きむらが生じにくく、さらに乾燥時間
の短縮も図れ、一層の省電力化が可能となる。
【0023】なお、温風の循環方向は上記と逆で、初め
に下部から上部へ流れ、その後、上部から下部へ流れる
構成であっても構わない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る乾
燥機を、衣類乾燥機を例にとり、図を用いて説明する。
なお、本発明が実施できる乾燥機としては、粉末材乾燥
機、木材乾燥機及び布材乾燥機等があり、あらゆる乾燥
機に実施可能である。
【0025】図1は、本発明の一実施例に係る衣類乾燥
機の概略構成を示し、角状のロッカー形衣類乾燥機を側
面から見た略断面であり、着替え時等に使用するロッカ
ーとほぼ同形状である。
【0026】図1に示すように、1がロッカー形衣類乾
燥機の筐体であり、2が乾燥機の前面に設けられた衣類
出し入れ用のドア、3が衣類を引っかけて干すハンガ
ー、4がそのハンガー3を複数個吊るすことができる吊
り棒、5がハンガー3に引っかけて乾燥させる被乾燥物
である衣類である。
【0027】なお、ここでは衣類5をハンガー3に引っ
かけて乾燥させる干し方のみ記載しているが、特に該干
し方に限る必要はない。図1では、吊り棒4が前面ドア
2側から見て幅方向(左右方向)に設けられているが、
ドア2側から見て奥行き方向(前後方向)に設けられて
いても構わない。
【0028】また、ドア2は片開き式でも両開き式でも
構わない。また、衣類乾燥機運転時の騒音や筐体1表面
からの放熱が問題となるときは、筐体1の内壁の必要個
所に防音材や断熱材等を貼り付けてもよい。
【0029】ここで、たとえば、本ロッカー形衣類乾燥
機をマンションや集合住宅に設備として初めから設置す
る場合、該乾燥機の高さは1800ミリメートール程
度、幅が450ミリメートールもしくは600ミリメー
トール程度が望ましく、また、できればビルトインタイ
プが望ましい。もちろん、設置場所に特に制約がない場
合は、前記大きさに限る必要はない。
【0030】そして、筐体1内のドア2に近い側に、衣
類5等を収納し乾燥させる第一の部屋6が設けられ、そ
の後側に第一の部屋6とは別の第二の部屋7が設けられ
ており、さらに、二つの部屋の仕切部の上部と下部の二
カ所に開口部8aと8bが設けられている。開口部8a
と8bにより第一の部屋6と第二の部屋7が空間的に連
結されている。
【0031】さらに、9は冷却ユニットで、冷凍サイク
ル(ヒートポンプ)を構成する圧縮機10、二つの熱交
換器11a,11b、送風手段の一つであるファン1
2、膨張機構の一つである膨張弁13、冷媒の流れ方向
を制御する制御弁の一つである四方切換え弁14及び衣
類5から奪った水分を凝縮させて回収するドレンパン1
5等によりユニット化され、衣類乾燥機の筐体1の下部
に設置されている。
【0032】このため、冷却ユニット9は乾燥機筐体1
から着脱できる構成になっており、冷却ユニット9内部
品の故障時や保守点検時には容易に引き出すことができ
る。
【0033】冷却ユニット9は、筐体1内に一式のみ設
けられており、空気を加熱して温風を供給する加熱手段
(後に述べる凝縮器)と、衣類5から奪った水分を冷却
・除湿する冷却手段(後に述べる蒸発器)の両方を備え
ており、周囲に高湿度の空気を排気しない除湿式の乾燥
機になっている。
【0034】圧縮機10の種類は、往復式、ロータリー
式及びスクロール式等いずれでも良く、また送風手段の
種類はファン12でなくブロア等でも良く、さらに膨張
機構の種類は膨張弁13でなく、細長いパイプを利用し
たキャピラリチューブでもよい。
【0035】図1に示す二種類の矢印は、温風の流れ方
向を表しており、実線矢印16aに沿って温風が流れる
場合は、第一の熱交換器11aが凝縮器、第二の熱交換
器11bが蒸発器の役目をし、破線矢印16bに沿って
温風が流れる場合は、第一の熱交換器11aが蒸発器、
第二の熱交換器11bが凝縮器の役目をする。
【0036】次に、冷却ユニット9を構成する冷凍サイ
クルの配管系統の一実施例を図2で説明する。まず、図
1に示す実線矢印16aに沿って温風を供給する場合の
冷凍サイクルの構成を説明する。図2に示すように、圧
縮機10から吐出する高温・高圧の気体冷媒は配管を通
って四方切換え弁14に至る。四方切換え弁14は四つ
の給排気口A,B,C,Dを有し、冷媒の流れ方向を自
由に切換られる弁で、ここでは、まずAから流入した冷
媒(実線17a)をBに流出させる。
【0037】すると、高温・高圧の気体冷媒は第一の熱
交換器11aである凝縮器に流れ込み、凝縮器11aで
温風16aを温めることにより熱交換されて高圧の液体
冷媒となり、膨張弁13に至る。
【0038】ここで、高圧の液体冷媒は、断熱膨張して
低圧の気液二相の冷媒となり、第二の熱交換器11bで
ある蒸発器に流れ込み、蒸発器11bで衣類5から水分
を奪い高湿になった温風16aを冷却・除湿することに
より、熱交換されて低圧の気体冷媒となる。
【0039】そして、該蒸発器11bを流出した低圧の
気体冷媒は、再び四方切換え弁14に至る。ここでは、
Dから流入した冷媒(実線17a)をCに流出させ、低
圧の気体冷媒は圧縮機10に吸い込まれる。
【0040】これらの制御は冷凍サイクルに付設されて
いる制御手段18等によりスムーズに行われ、冷媒の循
環は連続して行われると共に、温風16aの冷却・除湿
と加熱が二つの熱交換器11b、11aにより連続して
行われ、常に低湿で高温の温風16aが衣類5に吹き付
けられる構成になっている。
【0041】一般に、このように加熱した温風を衣類5
等の被乾燥物内の空隙及び周囲に通過させて該被乾燥物
を乾燥させる方式の乾燥機を、通気型乾燥機という。
【0042】ここで、図1に示す破線矢印16bに沿っ
て温風を供給する場合の冷凍サイクルの構成は、図2に
示す破線の方向(温風の流れ方向16b、冷媒の流れ方
向17b)であり、四方切換え弁14の切換えにより、
Aから流入した冷媒(破線17b)をDに流出させ、B
から流入した冷媒をCに流出させる。
【0043】これにより、今度は第一の熱交換器11a
が蒸発器、第二の熱交換器11bが凝縮器の役目をする
ことになり、温風16bを逆方向に流すことにより、同
様に温風16bの冷却・除湿と加熱が二つの熱交換器1
1a、11bにより連続して行われ、常に低湿で高温の
温風16bが衣類5に吹き付けられる。
【0044】図3は、二つの熱交換器11a、11bの
形状を示す一実施例で、多数枚の薄い矩形状のフィン1
9に多数本の細い円管20を貫通させたクロスフィン・
チューブ式熱交換器である。
【0045】冷凍サイクルの冷媒17を円管20内に順
序よく連続的に流し、かつ温風16をフィン19間の狭
い隙間に流すことにより、冷媒17と温風16が効率よ
く熱交換される。
【0046】ここで、円管20は外径が3から8ミリメ
ートル程度の銅管またはアルミニウム管を用い、フィン
19は厚さが0.1から0.2ミリメートル程度のアルミ
ニウム板を用いるのがよい。もちろん、本発明で利用す
る熱交換器11の形状は、図3のようなクロスフィン・
チューブ式熱交換器に限る必要はない。
【0047】本発明の乾燥機に使用する上記のような熱
交換器11、特に蒸発器用熱交換器ではフィン19表面
に水分が凝縮して付着するため、使用法及び保守管理が
悪いとカビ等が発生する危険性もある。
【0048】このため、一つは、蒸発器及び凝縮器用熱
交換器11のフィン19の表面に超撥水性被膜を坦持・
固定化して、水分を付着しにくくする方法があり、もう
一つは、蒸発器及び凝縮器用熱交換器11のフィン19
及び円管20表面に抗菌処理又は脱臭処理を施す方法が
ある。
【0049】抗菌・脱臭処理としては、酸化チタン等を
触媒として利用する光触媒法等がある。これは、酸化チ
タンをフィン19及び円管20表面に坦持・固定化し、
該酸化チタンに紫外線(太陽光や蛍光灯の光でも可)を
当て、酸化チタンの酸化還元作用で抗菌・脱臭する方法
で、ほぼメンテナンスフリーである。
【0050】なお、本処理は、熱交換器11に限らず、
乾燥機を構成する他の部品にも処理することができ、乾
燥機としての抗菌・脱臭性能を高めることができる。処
理可能部品としては、ファン12等の送風手段、ドレン
パン15、筐体1及びドア2の内外表面、ハンガー3、
吊り棒4、吊り具21及び網棚23、回転ドラム40等
がある。また、抗菌・除菌・脱臭・消臭処理は、前記光
触媒法に限る必要はなく、他の実現可能な方法でもよ
い。
【0051】次に、上記で説明した図1及び図2を利用
し、本発明の作用等を詳しく説明する。まず、ロッカー
形衣類乾燥機の筐体1の前面にあるドア2を開き、乾燥
させる一枚又は複数枚の衣類5を、ハンガー3に吊るし
て、吊り棒4に引っかける。できれば、ハンガー3を規
則正しく吊り棒4に引っかけることが、乾燥時間短縮に
とっては好ましい。この後、ドア2を閉じて、電源(冷
凍サイクル)のスイッチを入れて乾燥運転を開始する。
【0052】ここでは、まず温風の流れ方向が実線矢印
16aで、冷媒の流れ方向が実線矢印17a、つまり衣
類5に対して温風16aが上から下方向に通過して衣類
5を乾燥させる温風の循環系から始まる場合について説
明する。
【0053】この場合、第一の熱交換器11aが凝縮
器、第二の熱交換器11bが蒸発器の役目をすることに
なる。凝縮器11aを流出する温風16aは該凝縮器に
より低湿・高温の温風となり、筐体1の後部にある第二
の部屋7である戻り流路内を上昇する。
【0054】そして、温風16aは、戻り流路7上部に
設けられた開口部8aから筐体1の前部にある第一の部
屋6である乾燥室に流入し、ハンガー3に吊り下げられ
た衣類5の空隙及び周囲を通過する。このとき、低湿・
高温の温風16aは衣類5を加熱するとともに衣類5か
ら水分を蒸発させ、その結果、温度が若干下がった高湿
の温風16aとなる。
【0055】ここで、衣類5を効率良く加熱し、水分を
蒸発させる(乾燥させる)には、温風16aの衣類5を
通過する流速は速く、温度は高く設定することが望まし
く、また温風16aが衣類5に接する表面積は広いこと
が望ましい。
【0056】このため、冷凍サイクル9の冷媒17の温
度レベルを高くして、できるだけ高温の温風16aを得
る工夫や、送風手段を高圧・高風量用ファン12にし
て、できるだけ高風量の温風16aを得る工夫を施して
もよい。
【0057】前者については、図4から図7で後述す
る。また、吊るした衣類5内部の空隙(すきま)にも温
風16aを十分に行き渡らせ、温風16aに接する衣類
5の表面積を増加させるため、できればハンガー3は厚
め(太め)の構造とするのが望ましい。
【0058】さて、温度が若干下がった高湿の温風16
aは、乾燥室6の下部前面側に設けられた蒸発器11b
に流入し、低温冷媒により該温風の露点温度以下まで冷
却・除湿されて、高湿・低温の温風となる。
【0059】そして、該高湿・低温の温風16aは、フ
ァン12及び圧縮機10の周囲を通過後、再び凝縮器1
1aにより加熱されて、低湿・高温の温風16aとな
り、前記と同様に連続的に循環する。
【0060】ここで、ファン12及び圧縮機10は、温
風16aの流れ方向において蒸発器11bと凝縮器11
aの中間に設置されており、該ファン12と圧縮機10
の放熱を有効に回収できる構成になっている。
【0061】なお、ファン12と圧縮機10の両方を蒸
発器11bと凝縮器11aの中間に設置するのが難しい
ときは、該ファン12と圧縮機10のいずれか一方だけ
でもよいし、また熱回収の必要性がない乾燥機において
は、この位置にこだわる必要はない。
【0062】このように、衣類5に対して温風16aが
上から下方向に通過して衣類5を乾燥させる温風の循環
系により、衣類5は徐々に乾燥して行くが、この従来方
式(一方向からの乾燥)だけでは、ハンガー3に吊した
衣類5の上部は効率よく高温の温風に接するため効率良
く乾燥されるが、衣類5の下部は乾燥の効率が悪くな
り、乾きむら及び長い乾燥時間を必要とし、省電力には
つながらない。
【0063】これに対し、本発明では、温風16の切換
え手段を有しており、衣類5のいかなる部分も効率良く
乾燥でき、乾きむらもなく、乾燥時間の短縮も可能とな
る。つまり、該切換え手段が、冷媒17の制御弁である
四方切換え弁14と温風16の送風手段であるファン1
2であり、ほぼ同時に二つの切換え手段を動作させるこ
とにより、該四方切換え弁14で冷媒の流れ方向を17
aから17b方向に逆転させ、それと共に、該ファン1
2で温風の流れ方向を16aから16b方向に逆転させ
る。
【0064】ここで、温風16の流れ方向は、たとえば
ファン12の回転方向を逆転(正回転から逆回転)させ
ることにより達成できる。制御手段18等による該四方
切換え弁14を利用した冷媒の流れ方向の切換えは、す
でにルームエアコン等の空調機にも利用されており容易
に行える方法である。なお、前述した二つの切換え手段
により温風の流れ方向を切換えるタイミング(時間)
は、図14と図15で後述する。
【0065】温風16の流れ方向が切換えられると、温
風の流れ方向が実線矢印16aから破線矢印16b方向
に変化し、今度は衣類5の下部から低湿・高温の温風1
6bが該衣類5に吹き付けられることになり、衣類5に
対して温風を上から下方向と下から上方向の相対する2
方向に交互に切換え可能となる。
【0066】このため、温風16aの流れ方向で乾きが
特に悪かった衣類5の下部が、今度は低湿・高温の温風
16bに直接接触するため効率良く乾燥され、従来に比
べて乾燥時間が大幅に低減される。
【0067】次に、乾燥効率(乾燥速度)を向上させる
ために、温度レベルの高い温風16を得る方法の一実施
例を述べる。
【0068】一つは、冷凍サイクル9の冷媒17の温度
(凝縮飽和温度)レベルを高くする方法であり、このた
めには冷媒17の圧力(凝縮圧力)レベルを高くする必
要がある。
【0069】この場合は、冷凍サイクルに使用する作動
冷媒は、R134a(CF3CH2F)やRC318
(C4F8)等の低圧冷媒、もしくは2種類以上の高圧
冷媒と低圧冷媒を適度な割合で混合した混合冷媒等を用
いるのが好ましい。
【0070】つまり、安全性、信頼性等を考えると、で
きる限り低圧力で温度レベルの高い冷媒が得られること
が望ましい。このように低圧冷媒等を用いて冷媒の圧力
レベルを高くすることにより、摂氏70ないし100度
程度の高温空気を得ることが可能である。
【0071】もう一つは、冷媒17の圧力レベルはその
ままで、圧縮機10から吐出する高温の気体冷媒を利用
する方法がある。この場合は、R22(CHF2C
L)、R407C(混合冷媒)及びR410A(混合冷
媒)等、比較的圧力レベルが高い冷媒17であってもよ
い。
【0072】図4は、冷媒17の圧力とエンタルピの関
係を表す線図で、Wが圧縮機による冷媒の状態変化を表
し、Cが凝縮器による冷媒の状態変化、Eが蒸発器によ
る冷媒の状態変化を表している。ここで、圧縮機10か
ら吐出した高温の気体冷媒の状態はa点に相当し、a点
からb点までが高温の気体冷媒であり、この部分の冷媒
温度は凝縮飽和温度より高いため、この高温の気体冷媒
を利用する。
【0073】図5の左図は、凝縮器用熱交換器11の従
来形状で、一般には空気(温風)の流れ方向16に円管
20は2列ないし3列程度(図では2列)設けられてお
り、冷媒17が順次接続された該円管20内を連続的に
流れるが、この形状では高温の気体冷媒を有効に利用す
ることは難しい。
【0074】このため、凝縮器用熱交換器11を図5の
右図のようにするとよい。つまり、円管20を空気の流
れ方向16に4列設け、圧縮機10から吐出した高温の
気体冷媒を空気の流れ方向の下流側の円管20に流し、
上流側で凝縮飽和温度の冷媒により加熱された空気をさ
らに加熱することができる。
【0075】つまり、凝縮器用熱交換器11(蒸発器用
熱交換器にもなる)において、温風16の流れる方向と
冷媒17の流れる方向をできる限り略対向流とするので
ある。ここで、空気の流れ方向16に設ける円管20の
列数は、4列でなく3列でもよいし、また5列以上であ
ってもよい。ただし、あまり列数が多くなると空気の通
過する距離が長くなり、通風抵抗の増大を招き、風量が
減少する等の問題も生じるので注意が必要である。
【0076】図5の実施例において一つ問題になるの
は、一枚のフィン19上に凝縮飽和温度の冷媒17が流
れる円管20と高温の気体冷媒17が流れる円管20が
混在して貫通していることであり、高温の気体冷媒17
により温められたフィン温度と凝縮飽和温度の冷媒17
により温められたフィン温度に差が生じるため、熱の移
動により高温の気体冷媒17により温められたフィン温
度が下がってしまうことが懸念される。
【0077】この対策として、図6及び図7の実施例が
考えられる。図6は凝縮器用熱交換器11のフィン19
を円管20の各列毎に細長く切断、分離した一実施例
で、その切断した隙間によりフィン間の熱の移動が阻止
される。さらに、図7は凝縮器用熱交換器11のフィン
19を円管20毎に細かく切断、分離した一実施例で、
効果は図6より大きくなる。ここで、円管20の列数や
段数は図6及び図7に限る必要はない。
【0078】このように、凝縮器用熱交換器11で温風
16の流れる方向と冷媒17の流れる方向をできる限り
略対向流とし、かつフィン19を切断、分離すること
で、圧縮機10を吐出した高温の気体冷媒の温度(熱
量)を効率よく利用し、凝縮飽和温度が摂氏50ないし
60度でありながら、摂氏70ないし80度程度の高温
空気を得ることも可能である。
【0079】次に、冷凍サイクルを搭載した除湿式のロ
ッカー形衣類乾燥機の他の実施例を幾つか説明する。ま
ず、図8は、冷凍サイクルを構成する部品を分離して筐
体1内に設置した一実施例である。図8に示すように、
凝縮器と蒸発器の役目をする二つの熱交換器11a、1
1bは筐体1の上部と下部に分離して設けられている。
【0080】温風が実線矢印16aの方向に流れる場
合、上部の熱交換器11aが凝縮器になり、温風16a
の流れ方向において衣類5の直前に設置されており、ま
た下部の熱交換器11bが蒸発器になり、温風16aの
流れ方向において衣類5の直後に設置されている。
【0081】このため、温風16が流れる流路内での放
熱等による熱損失が少なく抑えられ、冷凍サイクルの電
力を有効に利用でき、省電力化につながる。
【0082】一方、温風が破線矢印16bの方向に流れ
る場合、上部の熱交換器11aが蒸発器になり、下部の
熱交換器11bが凝縮器になり、前記と同様の配置とな
り、同様の効果が期待できる。なお、図8において、1
0が圧縮機、12が回転方向を切換えるファン又はブロ
アであり、これらの設置場所は図示部に限る必要はない
が、二つの熱交換器11aと11bの間に設置されるの
が好ましい。
【0083】また、図9は、図1とほぼ同形状のロッカ
ー形衣類乾燥機の一実施例であるが、図1と異なる点は
送風手段であるファンが2台(12a、12b)設けら
れていることである。
【0084】つまり、温風16の流れる方向は2台のフ
ァン12aと12bの電気入力のオンオフ(入・切)で
切換えられる。たとえば、温風を実線矢印16aの方向
に流す場合、ファン12aが回転してファン12bが停
止し、逆に温風を破線矢印16bの方向に流す場合、フ
ァン12bが回転してファン12aが停止する。
【0085】つまり、二つのファン12a、12bは一
方向のみ回転可能なファンで、図1のファンのように逆
回転はしない構成である。ここで、送風手段はファン1
2でなくブロアであってもよい。
【0086】図10は、ロッカー形衣類乾燥機の他の実
施例を示す正面から見た断面図である。筐体1を左右に
略均等に二分割し、第一の乾燥室である第一の部屋6と
第二の乾燥室である第二の部屋7を設けた例で、第一の
部屋6と第二の部屋7の上部と下部に温風16が通過で
きる開口部8a、8bを設け、上部の開口部8aに冷却
ユニット9を設置している。当然ではあるが、冷却ユニ
ット9を図1のように下部の開口部8bに設けてもよい
し、図8のように、冷凍サイクルの部品を分離して設け
ても構わない。
【0087】このように構成して、冷却ユニット9の熱
交換器11aを凝縮器とし、熱交換器11bを蒸発器と
し、ファン12により温風を実線矢印16aの方向に流
すと、凝縮器11aにより低湿・高温になった温風16
aは第一の部屋6内の衣類5aの上部から下部に向かっ
て通過し、衣類5aを効率良く乾燥させる。
【0088】その後、温風16aは下部の開口部8bを
通過して第二の部屋7内の衣類5bの下部から上部に向
かって通過し、該衣類5bを乾燥させる。つまり、衣類
5aと衣類5bを直列に連続して乾燥させる構成であ
る。そして、温度が下がり高湿になった温風16aは、
蒸発器11bに流入する。
【0089】次に、あるタイミング(後述する)で、切
換え手段である四方切換え弁14と送風手段12により
温風の流れ方向を相対する逆方向(破線矢印16b)に
切換えると、今度は、凝縮器11bにより低湿・高温に
なった温風16bは、第二の部屋7内の衣類5bの上部
から下部に向かって通過し、その後、第一の部屋6内の
衣類5aの下部から上部に向かって通過し、衣類5bと
衣類5aを順次連続して乾燥後、蒸発器11aに流入す
る。
【0090】この場合も、温風16の流れ方向が相対す
る2方向に交互に切換えられるので、乾燥時間の短縮が
図れる。
【0091】図11は、図10を改良した一実施例で、
分割した二つの部屋のうち、第一の乾燥室である左側の
第一の部屋6は、図10と同じ衣類5をハンガー3に吊
り下げて干す方式の乾燥室であるが、右側の第二の乾燥
室である第二の部屋7は別方式の乾燥室になっている。
【0092】たとえば、図では洗濯ばさみ付き吊り具2
1を吊り棒4に引っかけ、該洗濯ばさみに靴下等の小物
品22aを挟んで干す方式と、温風16が自由に通過で
きる網棚23を設け、該網棚23に小物品22bを並べ
て干す方式の乾燥室である。もちろん、乾燥方式は上記
方式に限る必要はなく、二つの部屋6、7の乾燥方式が
別方式に構成されていればよい。
【0093】図12は、本発明の他の実施例で、ロッカ
ー形状が幅広構造であり、筐体1前面のドア2は両開き
式となっている。24は取っ手で、25は固定脚又は移
動用キャスターである。幅広の乾燥室6内には2本の吊
り棒4a、4bが並べて設けられており、それぞれ衣類
5や小物品22等を吊すことができる。温風16の切換
え手段や効果等は前記と同様なので省略する。
【0094】以上、説明した実施例は、いずれも除湿式
のロッカー形衣類乾燥機であるが、次に、衣類5を乾燥
して衣類5から奪った水分を含んだ高湿の温風16を筐
体1外にそのまま排気する排気式衣類乾燥機における本
発明の一実施例を説明する。
【0095】排気式衣類乾燥機は、高温・高湿の空気を
排気するため、屋外や軒下等に設置する乾燥機として利
用できる。
【0096】図13は、排気式衣類乾燥機の筐体1の断
面図である。図13に示すように、加熱手段は一式の半
導体ヒータ(PTCヒータ)26であり、給気ダクト2
7内部に設けられており、給気口28から流入した外気
を加熱して高温・低湿の乾燥空気(温風16)を連続的
に供給することができる。
【0097】29は、衣類5に該温風を吹き付ける開口
部で、筐体1に2カ所設けられている。30は2つの開
口部29a、29bを交互に開閉する切換えダンパで、
図では上下方向に移動できる切換え手段である。また、
31は排気ダクトで、32は排気口である。
【0098】まず、図のように開口部29aが開いて、
開口部29bがダンパ30により閉じている場合、半導
体ヒータ26により加熱された温風16aは上部の開口
部29aから主に衣類5の上部に吹き付けられ、該衣類
5を乾燥後、排気ダクト31から外に排気される。
【0099】そして、あるタイミング(後述する)で、
切換え手段である切換えダンパ30を上方にずらせる
と、開口部29aが閉じて、開口部29bが開き、温風
16bは下部の開口部29bから主に衣類5の下部に吹
き付けられ、衣類5を乾燥後、排気ダクト31から外に
排気される。
【0100】この場合は、切換えられる温風16の流れ
方向が相対する(180度異なる)2方向ではないが、
衣類5を略上部と略下部から交互に乾燥させるため、同
様に乾燥時間の短縮が図られる。
【0101】次に、以上で説明した衣類乾燥機の主な制
御法を三つ説明する。一つ目は、温風16の流れ方向の
切換え制御法の一実施例である。図14及び図15は、
温風16の流れ方向の切換えタイミングを示した図であ
る。図14は、予想される全乾燥時間をおおむね半分に
分け、前半の略半分の時間は温風を正方向(たとえば実
線矢印16aの方向)に流し、後半の略半分の時間は温
風を逆方向(たとえば破線矢印16bの方向)に流す方
法で、温風16の循環方向を途中で一回のみ逆転させる
制御法である。ここで、全乾燥時間の予測は、乾燥室6
に収納する衣類5の重量等を検知し、その量に応じて時
間をおおむね決定することが可能である。
【0102】一方、図15は、温風16の流れ方向を切
換えるタイミングが一定時間毎であり、全乾燥時間内に
おいて一定時間毎に温風16の循環方向を交互に何回も
変化させる制御法で、乾燥が終了するまで繰り返し行わ
れる。時間間隔は20分ないし30分程度でもよいし、
乾燥時間が長い場合は1時間程度でもよい。なお、全乾
燥時間が予測できない場合又は予測しない場合は、図1
5の制御法の方が有利である。
【0103】衣類乾燥機の制御法の二つ目は、乾燥時間
終了の検知法である。本発明の衣類乾燥機では温風16
が相対する2方向に流れるため、衣類5の乾燥状態をチ
ェックして乾燥を終了させるために、温風16の流れ方
向において衣類5後部から冷却手段(たとえば蒸発器)
の中間に設ける温度センサ又は湿度センサを2式設ける
のが望ましいが、次のように制御すれば従来のように一
式でも構わない。
【0104】たとえば、図14に示した一回だけの温風
切換え制御法では、前半の温風循環方向(たとえば図1
の実線矢印16a)の衣類5の乾燥状態をチェックする
必要性は特にないので、後半の温風循環方向(たとえば
図1の破線矢印16b)の衣類5の乾燥状態のみをチェ
ックすればよい。
【0105】このため、衣類5を通過した温風の温度又
は湿度を検出する温度センサ又は湿度センサは、たとえ
ば図1において衣類5後部と冷却手段である蒸発器用熱
交換器11aの中間(たとえば図1の(A)部;蒸発器
入口空気)に設ければよい。
【0106】一方、図15に示した何回も変化させる温
風切換え制御法では、前半か後半のいずれか一方の温風
循環方向の衣類5後部と冷却手段である蒸発器用熱交換
器の中間(たとえば図1の(A)部か(B)部のどちら
か一方)にのみ設ければよい。 なお、本制御法は、図
1の衣類乾燥機に限らず、本発明の他の実施例に示した
衣類乾燥機にも適用できる。ここで、温度センサ、湿度
センサは、衣類乾燥機に両方具備してもよいが、どちら
か一方であってもよい。
【0107】衣類乾燥機の制御法の三つ目は、被乾燥物
である衣類5の容量、乾燥の度合い(進み具合)及び衣
類5の種類(素材)に応じて圧縮機10の容量及び送風
手段12の風量を制御する方法である。
【0108】たとえば、衣類5の容量が多い場合や乾燥
開始時等では、圧縮機10の容量及び送風手段12の風
量を増加させて、供給熱量の増加と乾燥速度の増加を図
る。この場合、圧縮機10の容量か送風手段12の風量
のいずれか一方だけ制御する方法(他方は一定)でもよ
いが、その両方を組み合わせて利用し、効率よく制御し
てもよい。
【0109】圧縮機10の冷媒吐出容量を制御するに
は、インバータ制御により供給電源周波数を変化させる
方法がよい。供給電源周波数は常用の50ないし60ヘ
ルツを中心として、30ヘルツから90ヘルツ程度まで
変化させることが可能である。また、送風手段12の風
量を制御するには、送風手段12の回転数を状況に応じ
て変化させればよい。
【0110】以上で説明した衣類乾燥機は、いずれもロ
ッカー形衣類乾燥機であったが、次に回転ドラム形衣類
乾燥機における本発明の一実施例を説明する。図16
は、回転ドラム式衣類乾燥機の筐体1を側面から見た断
面図である。図16に示すように、40が、乾燥させる
衣類5を収納し乾燥室6であるドラムであり、ベルト4
2を介してモータ41により回転する。加熱手段と冷却
手段は、前述した冷凍サイクルの凝縮器と蒸発器であ
る。
【0111】まず、ファン12により温風を実線矢印1
6aの方向に流すと、凝縮器11aで低湿・高温になっ
た温風16aは、前面の開口部8aから回転しているド
ラム40内の衣類5に吹き付けられ、衣類5を乾燥後、
後部中央の開口部8bから流出して蒸発器11bに流入
する。
【0112】そして、切換え手段である冷凍サイクルの
四方切換え弁14(図示せず)とファン12の方向切換
えにより温風を破線矢印16bの方向に流すと、今度は
凝縮器11bで低湿・高温になった温風16bは、ドラ
ム40の後部中央の開口部8bから回転しているドラム
40内の衣類5に吹き付けられ、衣類5を乾燥後、前面
の開口部8aから流出して蒸発器11aに流入する。
【0113】つまり、切換え手段により衣類5に対して
温風16を交互に通過させる方向が、前から後ろ方向
と、後ろから前方向の相対する2方向である。なお、衣
類5に対する温風16の流れ方向は、初めが、後ろから
前方向で、後が、前から後ろ方向であっても差し支えな
い。
【0114】図17は、図16のAーB断面図で、冷凍
サイクルを構成する圧縮機10は筐体1の下部に設置さ
れているが、二つの熱交換器11は上部中央に設けられ
ており、部品は分離されている。熱交換器11の形状は
図3に示したクロスフィン・チューブ式等でよい。
【0115】なお、筐体1の幅いっぱいに熱交換器11
を設置する必要がない場合は、図17のように筐体1上
部の中央部に設置してもよい。また、筐体1のコンパク
ト化が重要な場合は、図18のように筐体1の隅部にう
まく設置してもよい。
【0116】図19は、回転ドラム形衣類乾燥機におけ
る本発明の他の実施例の断面図である。冷凍サイクルを
構成する部品を冷却ユニット9にまとめ、筐体1の下部
に設置した例である。図16と同様、ドラム40は回転
し、開口部8a、8bが温風16a,16bのドラム4
0内への給排気口になる。
【0117】
【発明の効果】本発明によれば、低湿・高温の温風を被
乾燥物、例えば衣類に対して交互に2方向から吹き付け
て通過させることができるため、被乾燥物に部分的な乾
きむらが生じたり、乾燥時間が長くなったりすることが
なく、乾燥時間の短縮が図れる。このため、ランニング
コストが低減され、省電力化を図ることができる。
【0118】さらに、加熱・冷却手段として冷凍サイク
ル(ヒートポンプ)を用いると、出力のわりに入力を低
く抑えられるため、さらに消費電力が低減され、一層の
省電力化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機の概略構成
を示す断面図である。
【図2】図1の冷却ユニットを構成する冷凍サイクルの
配管系統図である。
【図3】クロスフィン・チューブ式熱交換器の斜視図で
ある。
【図4】冷媒の圧力とエンタルピの関係図である。
【図5】熱交換器の円管配列図である。
【図6】凝縮器用熱交換器のフィンを各列毎に切断、分
離した図である。
【図7】凝縮器用熱交換器のフィンを各円管毎に切断、
分離した図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機で、冷凍
サイクルを構成する部品を分割設置したロッカー形衣類
乾燥機の断面図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機で、ファ
ンを2台有するロッカー形衣類乾燥機の断面図である。
【図10】本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機で、乾
燥室を二つに分割したロッカー形衣類乾燥機の断面図で
ある。
【図11】本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機で、乾
燥室毎に乾燥方式の異なるロッカー形衣類乾燥機の断面
図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機で、幅
が広いロッカー形衣類乾燥機の断面図である。
【図13】本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機で、排
気式衣類乾燥機の断面図である。
【図14】一回だけ切換える運転時間の制御法を示す図
である。
【図15】一定時間毎に切換える運転時間の制御法を示
す図である。
【図16】本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機で、回
転ドラム形衣類乾燥機の側面から見た断面図である。
【図17】図16のAーB断面図である。
【図18】図16の熱交換器を筐体の隅部に配置した図
である。
【図19】本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機で、冷
凍サイクル部品をユニット化した回転ドラム形衣類乾燥
機の断面図である。
【符号の説明】
1…筐体、2…ドア、3…ハンガー、4…吊り棒、5…
衣類、6…第一の部屋、7…第二の部屋、8…開口部、
9…冷却ユニット、10…圧縮機、11…熱交換器、1
2…ファン、13…膨張弁、14…四方切換え弁、15
…ドレンパン、16…温風の流れ方向、17…冷媒の流
れ方向、18…制御手段、19…フィン、20…円管、
21…吊り具、22…小物品、23…網棚、24…取
手、25…脚又はキャスター、26…半導体ヒータ、2
7…給気ダクト、28…給気口、29…開口部、30…
切換えダンパ、31…排気ダクト、32…排気口、40
…回転ドラム、41…モータ、42…ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 常利 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温風を被乾燥物内の空隙及び前記被乾燥物
    の周囲に通過させて前記被乾燥物を乾燥させる通気型の
    乾燥機において、 前記被乾燥物に対して少なくとも2方向から交互に前記
    温風を通過させることができるように構成されているこ
    とを特徴とする乾燥機。
  2. 【請求項2】空気を被乾燥物内の空隙及び前記被乾燥物
    の周囲に循環させて前記被乾燥物を乾燥させる乾燥機に
    おいて、 前記乾燥機は、圧縮機と、凝縮器と、蒸発器と、送風手
    段と、制御弁等で構成される一式の冷凍サイクルを具備
    し、冷媒を前記一式の冷凍サイクル内に連続的に循環さ
    せることにより、前記空気を加熱した温風で前記被乾燥
    物を乾燥させ、該乾燥後の前記温風を冷却・除湿し、再
    び加熱して連続的に循環させる冷凍サイクル式乾燥機で
    あって、前記制御弁により前記冷媒の流れ方向を逆転さ
    せることにより、前記凝縮器を前記蒸発器の役目に切換
    えると共に前記蒸発器を前記凝縮器の役目に切換え、更
    に前記送風手段により前記温風の流れ方向を逆転させる
    ことにより、前記被乾燥物に対して前記温風を相対する
    2方向から交互に切り換えて循環させることを特徴とす
    る乾燥機。
  3. 【請求項3】前記乾燥機は、乾燥させる衣類を収納する
    乾燥室がハンガー等による衣類吊り下げ式のロッカー形
    衣類乾燥機であり、該ロッカー形衣類乾燥機において、
    前記被乾燥物に対して前記温風を交互に通過させる方向
    が、前記ロッカーの上から下方向と、下から上方向との
    相対する2方向であることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の乾燥機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のロッカー形衣類乾燥機に
    おいて、前記温風を通過させて前記被乾燥物を乾燥させ
    る第一の部屋と前記被乾燥物を通過した前記温風が戻る
    第二の部屋を設け、前記第一の部屋と前記第二の部屋と
    を前記温風が通過できる開口部を介して連結することに
    より前記温風の循環系を構成することを特徴とする乾燥
    機。
  5. 【請求項5】前記乾燥機は、乾燥させる衣類を収納する
    乾燥室が衣類撹拌式の回転ドラム形衣類乾燥機であり、
    該回転ドラム形衣類乾燥機において、前記被乾燥物に対
    して前記温風を交互に通過させる方向が、前記回転ドラ
    ムの前から後ろ方向と、後ろから前方向の相対する2方
    向であることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の乾燥機。
  6. 【請求項6】乾燥させる衣類等の被乾燥物を収納する乾
    燥室がハンガー等による衣類吊り下げ式のロッカー形
    で、空気を前記被乾燥物内の空隙及び前記被乾燥物の周
    囲に循環させて前記被乾燥物を乾燥させる衣類乾燥機に
    おいて、 前記衣類乾燥機は、圧縮機と、凝縮器と、蒸発器と、送
    風手段と、制御弁等で構成される一式の冷凍サイクルを
    具備し、冷媒を前記一式の冷凍サイクル内に連続的に循
    環させることにより、前記空気を加熱した温風で前記被
    乾燥物を乾燥させ、該乾燥後の前記温風を冷却・除湿
    し、再び加熱して連続的に循環させる冷凍サイクル式衣
    類乾燥機であって、前記制御弁により前記冷媒の流れ方
    向を逆転させることにより、前記凝縮器を前記蒸発器の
    役目に切換えると共に前記蒸発器を前記凝縮器の役目に
    切換え、更に前記送風手段により前記温風の流れ方向を
    逆転させることにより、前記被乾燥物に対して前記温風
    を交互に通過させる方向を、上から下方向と、下から上
    方向との相対する2方向に切換えて循環させることを特
    徴とする衣類乾燥機。
JP4200897A 1997-02-26 1997-02-26 乾燥機及び衣類乾燥機 Pending JPH10235091A (ja)

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