JP3973342B2 - 赤外線熱画像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線熱画像装置における撮像に付随する諸データの記録技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
図3に、従来の赤外線熱画像装置の構成ブロック図を示す。
赤外線撮像器6は、その内部に有するタイミング回路のタイミング信号によって、撮像画像に対する水平走査を画面の上から下の方へ行って行き1枚分(1フレーム)の画像信号を出力するようになっており、撮像速度は1秒間に数フレームから1000フレームを越えるものまである。
【0003】
こうして出力された熱画像信号は、切換器14のライブ端子と記憶装置7へ送られる。
記憶装置7は数フレームから数千フレームの画像信号を格納できるものがある。切換器14は、現に撮像中の画像信号と記憶装置7に格納されている過去の画像信号を選択して出力する手段である。赤外線撮像器6からはもう1つ、走査に同期した同期信号が出力され同期信号処理器8を経てマイクロコンピュータ10へ入力されている。記憶装置7への画像信号の格納および読み出しはマイクロコンピュータ10からの制御によって行われている。
【0004】
切換器14の出力は走査変換器11へ入力され、ここで赤外線撮像における走査からテレビ走査に変換されて、転送のためのインターフェース回路12とテレビモニター13へ送られる。
走査変換器11およびインターフェース回路12の動作もマイクロコンピュータ10からの制御信号によって行われる。
ここで、撮像の際の諸条件例えば使用レンズ、追加光学フィルタ、撮像距離等の撮像条件はマイクロコンピュータ10へ入力され、撮像時刻は時計9からの時刻信号を受けて記録している。フレーム番号(撮像を始めてから何フレーム目の画像であるかを示す番号)は同期信号処理器8からの信号をマイクロコンピュータ10中で計数している。
【0005】
このような、撮像条件、フレーム番号、撮像時刻等の諸データは、マイクロコンピュータ10で管理し、各フレームの画像信号との対応関係が不明にならないようにしてマイクロコンピュータ10内のメモリに格納され、現時の画像信号をインターフェース回路12を通して転送する場合も、記憶装置7に格納されている過去の画像信号を読み出して転送する場合にも対応する撮像条件、フレーム番号、撮像時刻をマイクロコンピュータ10で読み出して一緒に転送するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来技術では、撮像条件、フレーム番号、撮像時刻といった諸データの管理記憶を画像信号とは別にマイクロコンピュータ10で行わせているため、マイクロコンピュータ10が他の処理を行う時間が少なくなり、また、諸データの処理と他の処理が分断されるような処理のソフトウェアの開発には時間がかかるという問題があり、更に、前回記録した一部に新たな画像を記録することを複数回行った場合などは諸データの管理が一層複雑になり、そのようなソフトウェアの開発は更に厄介になるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、諸データを最初から各フレーム毎の画像信号の始まり部分あるいは終了部分に付加してしまうことにより、マイクロコンピュータの処理負担を大幅に軽減しその結果ソフトウェアの開発も容易になるという赤外線熱画像装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために以下のような手段構成を有する。
即ち、画面の垂直位置を所定間隔でシフトさせながら水平走査を行う赤外線撮像器と、該赤外線撮像器から出力される画像データを格納する記憶装置と、前記記憶装置の出力を入力とし前記赤外線撮像器の走査からTV走査に走査変換する走査変換器と、画像データに付加する時刻信号を出力する時計装置と、走査変換された画像データを転送するためのインターフェース回路と、前記記憶装置、走査変換器、インターフェース回路の動作を制御するマイクロコンピュータを具備する赤外線熱画像装置であって、下記(イ)〜(ホ)の各構成を具備することを特徴とする赤外線熱画像装置である。
(イ) 撮像開始に際し設定された撮像条件データを一時保持するデータレジスタ
(ロ) 赤外線撮像器の撮像開始からのフレーム数を計数するフレームカウンタ
(ハ) 前記時計装置から時刻信号を受け、赤外線撮像器の1フレーム毎の撮像時刻を出力する時間カウンタ
(ニ) 前記データレジスタからの撮像条件データ、前記フレームカウンタからのフレーム計数値および前記時間カウンタからの撮像時刻の各データを受けて、前記赤外線撮像器からの熱画像信号に対し、1フレーム毎に、1フレームの上方ライン又は下方ラインに付加し、前記記憶装置へ出力するマルチプレクサ
(ホ) 前記赤外線撮像器からの同期信号を受け、前記データレジスタ、前記フレームカウンタおよび前記時間カウンタへ、撮像条件データ、フレーム計数値および撮像時刻をマルチプレクサへ出力するフレーム毎のタイミングを指示するタイミング信号を出力する同期信号処理器
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態は、画像信号の1フレーム毎に、撮像条件、フレーム番号、撮像時刻等の諸データを1フレームの画像信号の初めの部分か終わりの部分に付加してしまい、マイクロコンピュータによる別管理を行わせないようにし、マイクロコンピュータの処理負担を軽減するというものである。
そのために入力された撮像条件を一時保持するデータレジスタ、フレーム数を計数するフレームカウンタ、撮像時刻信号を出力する時間カウンタを設け、これらから出力される撮像条件、フレーム番号、撮像時刻を、赤外線撮像器からの画像信号に付加するマルチプレクサを設ける。
【0010】
こうすることにより、赤外線撮像器からの生(ライブ)の画像信号であろうと記憶装置から読み出された画像信号であろうと、画像信号と諸データとの対応管理が不要となる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明装置の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明赤外線熱画像装置の実施例の構成を示すブロック図である。
従来装置の構成ブロック図である図3の構成に対して、新たに設けられた構成はマルチプレクサ5、データレジスタ1、フレームカウンタ2、時間カウンタ4である。データレジスタ1へは操作者の手により使用レンズ、使用フィルタ、撮像距離等の撮像条件が入力され保持される。そして、同期信号処理器8からのタイミング信号により、1フレームの水平走査中の予め定められた走査期間、例えば図2に示すような最初の水平走査期間DS とか最終水平走査期間DE に対応するタイミングで撮像条件信号をマルチプレクサ5へ出力する。
【0012】
フレームカウンタ2は、同期信号処理器8からのフレーム毎に出力される信号をカウントすることにより、現フレームが撮像開始から何番目のフレームであるか明らかにし、そのフレーム番号を、撮像条件の場合と同様に1フレーム中の予め定めた位置に対応するタイミングでマルチプレクサ5へ出力する。
【0013】
時間カウンタ4は、時刻信号を継続して受けており、同期信号処理器8からのフレーム毎に出力される信号により現フレームの撮像時刻を特定しその撮像時刻を1フレーム中の予め定めた位置に対応するタイミングでマルチプレクサ5へ出力する。
【0014】
本実施例では時計9から年月時分を示す信号がマイクロコンピュータ10を経て時間カウンタ4に入力されるとともに1秒周期のパルス信号が時間カウンタ4に入力されており、マイクロコンピュータ10からは分単位までの信号しか貰わず、秒単位の時刻は時計9からの1秒周期パルスを計数することにより時刻を特定している。
【0015】
一方、マルチプレクサ5へは赤外線撮像器6から画像信号が入力されており、当該画像信号のフレームの所定位置に、撮像条件、フレーム番号、撮像時刻等の諸データを付加することになる。
【0016】
こうすることにより、1フレーム毎に画像信号とその画像を撮像したときの撮像条件、フレーム番号、撮像時刻等の諸データが結合したものとなり、従来のようにマイクロコンピュータで諸データを管理したり、転送の際、画像信号と対応する諸データを別途に読み出して一緒に転送するなどという必要がなくなり、マイクロコンピュータの処理負担を軽減することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の赤外線熱画像装置は、赤外線撮像器から出力される画像信号の1フレーム毎に、その画像撮像時の撮像条件、フレーム番号、撮像時刻等の諸データを1フレーム中の予め定めた所定の位置に付加するようにしたので、従来のように画像信号とは別個に諸データの管理をマイクロコンピュータに行わせたり、画像信号と対応させて諸データを読み出すというようなことを行わせなくてよくなり、マイクロコンピュータの処理負担を軽減することができるとともに、このような諸データの管理をマイクロコンピュータに行わせていた従来では対応できなかった高速度撮像(例えば1秒間に1000フレーム)が可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明赤外線熱画像装置の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明赤外線熱画像装置における諸データ付加のタイミング説明図である。
【図3】従来の赤外線熱画像装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 データレジスタ
2 フレームカウンタ
4 時間カウンタ
5 マルチプレクサ
6 赤外線撮像器
7 記憶装置
8 同期信号処理器
9 時計
10 マイクロコンピュータ
11 走査変換器
12 インターフェース回路
13 テレビモニター
14 切換器
Claims (1)
- 画面の垂直位置を所定間隔でシフトさせながら水平走査を行う赤外線撮像器と、該赤外線撮像器から出力される画像データを格納する記憶装置と、前記記憶装置の出力を入力とし前記赤外線撮像器の走査からTV走査に走査変換する走査変換器と、画像データに付加する時刻信号を出力する時計装置と、走査変換された画像データを転送するためのインターフェース回路と、前記記憶装置、走査変換器、インターフェース回路の動作を制御するマイクロコンピュータを具備する赤外線熱画像装置であって、下記(イ)〜(ホ)の各構成を具備することを特徴とする赤外線熱画像装置。
(イ) 撮像開始に際し設定された撮像条件データを一時保持するデータレジスタ
(ロ) 赤外線撮像器の撮像開始からのフレーム数を計数するフレームカウンタ
(ハ) 前記時計装置から時刻信号を受け、赤外線撮像器の1フレーム毎の撮像時刻を出力する時間カウンタ
(ニ) 前記データレジスタからの撮像条件データ、前記フレームカウンタからのフレーム計数値および前記時間カウンタからの撮像時刻の各データを受けて、前記赤外線撮像器からの熱画像信号に対し、1フレーム毎に、1フレームの上方ライン又は下方ラインに付加し、前記記憶装置へ出力するマルチプレクサ
(ホ) 前記赤外線撮像器からの同期信号を受け、前記データレジスタ、前記フレームカウンタおよび前記時間カウンタへ、撮像条件データ、フレーム計数値および撮像時刻をマルチプレクサへ出力するフレーム毎のタイミングを指示するタイミング信号を出力する同期信号処理器
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-
2000
- 2000-03-21 JP JP2000078254A patent/JP3973342B2/ja not_active Expired - Lifetime
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