JP3973070B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球の入賞に基づいて図柄の変動表示を行う図柄表示部を備えたパチンコ機をはじめとする遊技機に関し、特には入賞に基づく変動表示が直ちに行えない場合に、その変動表示を一時的に保留とする手段を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の一種として、遊技球の所定入賞口への入賞により発生する普通入賞情報を参照して、普通図柄の変動表示と、小当たり表示を含む確定表示とからなる普通抽選表示を行う普通図柄表示部と、前記小当たり表示に付随して、遊技者にとって有利となるよう作動する普通電動役物と、その普通電動役物への遊技球の入賞により発生する特別入賞情報を参照して、特別図柄の変動表示と、大当たり表示を含む確定表示とからなる特別抽選表示を行う特別図柄表示部とを備え、前記大当たり表示に付随して、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起するパチンコ機(明確には普通電動役物付き第1種パチンコ機、以下、単に第1種パチンコ機という)が知られている。ここで、普通入賞情報は、所定入賞口からの入賞信号に基づいて取得される乱数を含み、特別入賞情報も同様である。
【0003】
また、第1種パチンコ機には、先の普通抽選表示中に普通入賞情報が発生した場合、この普通入賞情報を無効とせず、先の確定表示の後まで保留とするため、普通入賞情報を記憶する普通保留記憶部も設けられている。そして、この普通保留記憶部では、ある程度の連続入賞に対応するため、保留可能な普通入賞情報の個数の上限である普通保留上限が4個と定められている。また、特別図柄に関しても同様に特別保留記憶部が設けられており、特別保留上限が4個と定められている。
【0004】
さらに、第1種パチンコ機の中には、前記大当たり表示の終了後に、確率変動状態を生起するものがある。この確率変動状態は、一定時間あたりの、大当たり表示がなされる確率を、他の遊技状態より上昇して成り、一態様として、特別抽選表示の所要時間を他の遊技状態より短くする時間短縮状態がある。時間が短縮されることで、時間あたりの特別抽選表示の回数が増し、時間あたりの大当たり表示の確率が増す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の第1種パチンコ機は、普通保留上限と特別保留上限とが、いずれも4個と同一に設定されているので、普通電動役物の開成と特別抽選表示とのタイミング、ひいては遊技者による遊技球の打ち出しがパターン化されてしまい、遊技内容に新鮮味がなく、遊技者に飽きられやすい面があった。また、時間短縮状態においては、他の遊技状態より特別抽選表示が短縮されるため、特別保留記憶部における保留の消化が速く、保留が途切れ易くなり、特別抽選表示がされない状態が継続する事態を生じて、遊技者をいらだたせてしまうことがあった。
【0006】
そこで本発明の目的は、遊技内容が新鮮で趣向性が高く、遊技者がいつまでも興味を持って、またいらだちを覚えずに遊技をすることが可能な遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された遊技機は、遊技球の所定入賞口への入賞により加算する第一カウンタと、該第一カウンタが0より大きい数値である場合、前記第一カウンタの数値を減算するとともに、普通図柄の変動表示と小当たり表示を含む確定表示とからなる普通抽選表示を行う普通図柄表示部と、前記普通抽選表示において前記小当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第二カウンタと、該第二カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記小当たり表示に付随して、遊技者にとって有利となるよう作動する普通電動役物と、前記普通電動役物への遊技球の入賞により、特別図柄の変動表示と大当たり表示を含む確定表示とからなる特別抽選表示を行う特別図柄表示部と、前記特別抽選表示において前記大当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第三カウンタと、前記特別抽選表示中に前記普通電動役物へ遊技球が入賞した際に取得される前記第三カウンタの取得数値を記憶するための特別保留記憶部とを備え、前記第三カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記大当たり表示に付随して、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する遊技機であって、前記第一カウンタの上限値と、前記特別保留記憶部に記憶可能な前記第三カウンタの取得数値の個数の上限である特別保留上限とが異なっているとともに、前記第一カウンタの上限値として複数の上限が定められており、大当たり状態となるまでに要した特別抽選表示の回数である大当たり所要回数、あるいは乱数に応じて、前記第一カウンタの上限値を複数の上限の内の1つに設定する一方、前記第二カウンタにおける数値の取得及び取得数値にもとづく前記小当たり表示を行うか否かの判定を、前記普通図柄表示部における当該変動表示中に行うことを特徴とする。なお適宜、「所定入賞口への入賞」には、所定領域への通過が含まれるし、「表示に付随して」は「(時間的な前後を問わず)表示がされた場合に」や「表示に関連して」の意を含むし、「抽選表示の後において」は「少なくとも抽選表示を行うまでは(すなわち、各種抽選表示後も各種入賞情報を記憶していても良く)」や「(各種入賞情報が)参照されるまで」の意を含み、以下同様である。
【0008】
請求項2に記載された遊技機は、遊技球の所定入賞口への入賞により、普通図柄の変動表示と小当たり表示を含む確定表示とからなる普通抽選表示を行う普通図柄表示部と、前記普通抽選表示において前記小当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第一カウンタと、前記普通抽選表示中に前記所定入賞口へ遊技球が入賞した際に取得される前記第一カウンタの取得数値を記憶するための普通保留記憶部と、前記第一カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記小当たり表示に付随して、遊技者にとって有利となるよう作動する普通電動役物と、前記普通電動役物への遊技球の入賞により加算する第二カウンタと、該第二カウンタが0より大きい数値である場合、前記第二カウンタの数値を減算するとともに、特別図柄の変動表示と大当たり表示を含む確定表示とからなる特別抽選表示を行う特別図柄表示部と、前記特別抽選表示において前記大当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第三カウンタとを備え、前記第三カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記大当たり表示に付随して、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する遊技機であって、前記第二カウンタの上限値と、前記普通保留記憶部に記憶可能な前記第一カウンタの取得数値の個数の上限である普通保留上限とが異なっているとともに、前記第二カウンタの上限値として複数の上限が定められており、大当たり状態となるまでに要した特別抽選表示の回数である大当たり所要回数、あるいは乱数に応じて、前記第二カウンタの上限値を複数の上限の内の1つに設定する一方、前記第三カウンタにおける数値の取得及び取得数値にもとづく前記大当たり表示を行うか否かの判定を、前記特別図柄表示部における当該変動表示中に行うことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載された遊技機は、遊技球の所定入賞口への入賞により加算する第一カウンタと、該第一カウンタが0より大きい数値である場合、前記第一カウンタの数値を減算するとともに、普通図柄の変動表示と小当たり表示を含む確定表示とからなる普通抽選表示を行う普通図柄表示部と、前記普通抽選表示において前記小当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第二カウンタと、該第二カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記小当たり表示に付随して、遊技者にとって有利となるよう作動する普通電動役物と、前記普通電動役物への遊技球の入賞により加算する第三カウンタと、該第三カウンタが0より大きい数値である場合、前記第三カウンタの数値を減算するとともに、特別図柄の変動表示と大当たり表示を含む確定表示とからなる特別抽選表示を行う特別図柄表示部と、前記特別抽選表示において前記大当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第四カウンタとを備え、前記第四カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記大当たり表示に付随して、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する遊技機であって、前記第一カウンタの上限値および/または第三カウンタの上限値として複数の上限が定められており、大当たり状態となるまでに要した特別抽選表示の回数である大当たり所要回数、あるいは乱数に応じて、それらの複数の上限の内の1つを設定する一方、前記第二カウンタにおける数値の取得及び取得数値にもとづく前記小当たり表示を行うか否かの判定を、前記普通図柄表示部における当該変動表示中に行うとともに、前記第四カウンタにおける数値の取得及び取得数値にもとづく前記大当たり表示を行うか否かの判定を、前記特別図柄表示部における当該変動表示中に行うことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の遊技機の実施形態について、図面に基づき詳細に説明する。
【0017】
[実施形態1]
(イ)まず始めに本発明が適用される遊技機の、機械的構成の概要を説明する。
【0018】
図1は、本発明が適用されるパチンコ機1の正面を示したものであり、後述する他の実施形態についても基本構成は同様である。パチンコ機1の前面の中程から上方にかけての位置には、ほぼ円形の遊技領域2が設けられている。そして、遊技領域2より下方の位置には、供給皿14と貯留皿16とが上下に連設されており、貯留皿16の右サイドには、発射ハンドル15が突設されている。また、遊技領域2の中央上部には、特別図柄表示部3が設けられている。特別図柄表示部3は、1枚の液晶板によって形成されており、液晶画面中の左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の各表示部位に、一桁の数字や一文字のアルファベット等(ここでは「0」〜「9」「A」〜「F」の16種類、それぞれ表示部位に対応させて左・右・中図柄という)の表示をして、左図柄等との組み合わせによる所定種類の特別図柄を表示することができるようになっている。
【0019】
さらに、特別図柄表示部3の中央よりやや上方には、4個の特別保留ランプ25と、普通保留表示部26とが設けられている。普通保留表示部26は、7セグメントのLED板によって形成されており、そのLED板に、一桁の数字を表示することができるようになっている。
【0020】
一方、特別図柄表示部3の下側には、いわゆるチューリップ形状の普通電動役物4が設けられている。また、普通電動役物4の両サイドには、それぞれ、所定入賞口としての左ゲート5および右ゲート6が設けられており、普通電動役物4の下側には、扉が前方へ開閉する形状の大入賞口7が設置されている。
【0021】
ここで大入賞口7についてさらに詳述すると、図2は、大入賞口7を拡大して示したものであり、大入賞口7の内部には載置部13が設けられており、開成中において載置部13に1個の遊技球を載置できるようになっている。そして、載置部13に遊技球を載置した状態で扉が閉成した場合には、載置部13に載置されている遊技球が大入賞口7の後方に設けられた特定領域(図示せず)を通過するようになっている。また、大入賞口7は、扉に2つの電飾ランプ8が設けられており、下側に、普通図柄表示部9が設けられている。
【0022】
普通図柄表示部9も、7セグメントのLED板によって形成されており、そのLED板に、一桁の数字や記号等の所定種類の普通図柄を表示することができるようになっている。くわえて、図1に示されるように、遊技領域2内部の両サイドには、複数のLEDを内蔵した電飾ランプ(サイドランプ)23,23が設置されている。なお、遊技領域2には、それらの他にも種々の入賞口、風車、および多数の障害釘等が設けられている。
【0023】
(ロ)次に、上述したパチンコ機1の電気的構成の概要を説明する。
【0024】
図3は、パチンコ機1の制御機構を示したものであり、普通図柄表示部9・特別図柄表示部3・大入賞口7・普通電動役物4等の各種の入賞装置および左ゲート5・右ゲート6等のゲートに内蔵された遊技球検出装置24、各種の入賞装置を開閉作動させるためのソレノイド等の作動装置27、各種カウンタ(a〜hカウンタ)21、各種の電飾ランプ8,23、特別保留ランプ25、普通保留表示部26、払い出し装置28等が、インターフェイス20を介して、制御装置(CPU等)17に接続された状態になっている。また、制御装置17には、記憶手段(ROMやRAM等)22が接続されており、記憶手段22には、普通保留記憶部30、特別保留記憶部31、普通表示参照部32、および特別表示参照部33が内蔵されている。
【0025】
(ハ)続いて上記各種カウンタ21について詳述する。
【0026】
aカウンタは、普通図柄の一定時間(約2秒間)に亘る停止表示(確定表示)において小当たり表示を行うか否かを決定するために用いられるものである。ここで、普通図柄の確定表示は、高速または低速で次々に各種普通図柄またはその一部を表示する変動表示の後に行われるものであり、この普通図柄の変動表示と確定表示とで普通抽選表示が構成されている。また、小当たり表示は、普通図柄表示部9における、普通図柄「7」(小当たり図柄、1種類)の、一定時間(約2秒間)に亘る停止表示(確定表示)である。なお、普通図柄は、記憶手段22に記憶されており、他の図柄も同様である。
【0027】
次に、bカウンタであるが、これは、小当たり表示以外の確定表示に係る普通図柄を決定するために用いられるものであり、記憶手段22には、図4に示すように、bカウンタの値と対応した普通図柄が記憶されている。なお、aカウンタ等はループカウンタであり、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間のうちに1ずつ加算しながらループカウント(最大値の次には最小値に戻る)するようになっており、aカウンタは、0〜5(6通り)の間を、bカウンタは、0,1(2通り)の間をループカウントするようになっている。また、後述するgカウンタまでは同様にループカウンタとなっている。
【0028】
また、cカウンタ(0〜234の235通り)は、特別図柄の確定表示において大当たり表示を行うか否かを決定するために用いられるものである。大当たり表示は、特別図柄「0,0,0」〜「9,9,9」「A,A,A」〜「F,F,F」(大当たり図柄、16種類)の、特別図柄表示部3における確定表示(一定時間に亘る左・右・中図柄全ての停止表示)である。ここで「0,0,0」は、左・中・右図柄がいずれも「0」であることを示し、他も同様である。また、左・中・右図柄はそれぞれ独立しまたは関連して表示され得るが、普通抽選表示と同様に、特別図柄についての変動表示および確定表示、すなわち特別抽選表示によってなされる。
【0029】
さらに、dカウンタ(0〜15の16通り)は、図5の対応関係によって大当たり図柄を決定し、e〜gカウンタ(各0〜15の16通り)は、大当たり図柄以外の特別図柄を確定表示する場合における各表示部位10〜12に表示する左・右・中図柄を、図6の対応関係によって決定するために用いられるものである。なお、fカウンタは、eカウンタの数値が15から0になるごとに1ずつ加算しながらループカウントするようになっており、gカウンタは、fカウンタが15から0になるごとに1ずつ加算しながらループカウントするようになっている。また、図5および図6の対応関係は、テーブルとして、記憶手段22に格納されている。
【0030】
くわえて、ループカウントしないhカウンタは、初期値が50であり、後述の確率変動状態における特別抽選表示の回数をカウントダウンするようになっている。
【0031】
(ニ)ここで、普通入賞情報等および普通抽選表示等の処理について詳述する。
【0032】
遊技球検出装置24は、入賞に基づく遊技球の通過により検出信号(入賞信号)を発し、これを受けた制御装置17は、発信元に応じて以下の処理を行う。すなわち、左ゲート5あるいは右ゲート6のいずれかに係るものからであれば、現時点でのa,bカウンタの値を読み出すことで、これらの値を含む1個の普通入賞情報を発生する。また、普通電動役物4からであれば、現時点でのc〜gカウンタの値を読み出すことで、これらの値を含む1個の特別入賞情報を発生する。なお、制御装置17は、これら入賞に付随して、対応する個数の払出を、払出装置28を制御することにより行う。また、a〜gカウンタの値の読み出しは、高速に変化している値を参照しているため、乱数の取得とみなせる。
【0033】
制御装置17は、発生した普通入賞情報を、順に普通表示参照部32に記憶したうえで、普通抽選表示中に適宜参照し、普通入賞情報に応じた普通図柄の変動表示や確定表示を順に行う。このような普通表示参照部32への順序付いた記憶を、場合を分けて説明する。
【0034】
まず、図7(a)に示すように、普通保留記憶部30に普通入賞情報が記憶されておらず、しかも先に発生し記憶された普通入賞情報に基づく普通抽選表示中でない場合に、普通入賞情報を発生すると、制御装置17は、普通入賞情報を、一旦普通保留記憶部30に記憶する。そして、普通抽選表示中でないので、普通保留記憶部30中で最も古い普通入賞情報、すなわち一旦記憶した普通入賞情報を、すぐに普通表示参照部31へ移動する。なお、普通保留記憶部30における保留数を示すhカウンタは、普通保留記憶部30への記憶の際に1加算され、普通保留記憶部30から普通表示参照部31へ移動する際に1減ぜられるので、普通保留表示部26においては、一瞬「1」を表示するかしないかのうちに「0」が表示される。ただし、普通保留記憶部30の一旦記憶は、この記憶に基づいて普通抽選表示がなされるから、いかに一瞬でも実際の有効な記憶である。
【0035】
次に、図7(b)に示すように、普通抽選表示中に普通入賞情報を発生した場合、制御装置17は、今回の普通入賞情報を、普通保留記憶部30に記憶する。複数発生した場合には、発生順に並べて次々に有効に記憶していく。
【0036】
そして、図7(c)に示すように、先の普通抽選表示が完了した場合には、普通保留記憶部30中で最も古い普通入賞情報を、普通表示参照部32に移動し、残りの普通入賞情報を、順序が保たれるようにシフトする。こうして、今回の普通入賞情報を、先の普通抽選表示の後まで有効に持ち越し、普通表示参照部32に送ることで、普通入賞情報に基づく普通抽選表示の保留をする。すなわち、普通保留記憶部30においては、今回の普通入賞情報に基づく普通抽選表示を、先の普通抽選表示の後で行うため、先の普通抽選表示の後(の変動表示中)において参照可能であるように、普通入賞情報が発生ごとに、順次記憶される。
【0037】
また、図7(d)に示すように、普通抽選表示中で、かつ普通保留記憶部30に記憶されている普通入賞情報の個数が9個になっている場合には、左ゲート5あるいは右ゲート6に入賞があり、遊技球検出装置24から入賞信号を受けても、制御装置17はa,bカウンタを参照せず、普通入賞情報を発生させない。すなわち、このような制御装置17の処理により、普通入賞情報の個数の上限(普通保留上限)が9個に設定されており、上記入賞は普通抽選表示につながらず、無効となる。なお、普通抽選表示が連続しない場合における間の表示(アイドル表示)は、直前の確定表示を維持して見かけは確定表示が続いているようにしている。確定表示とアイドル表示の境目は、所定時間の経過や、制御において普通入賞情報の移動あるいはシフトを行い得るか否かの違い等にある。
【0038】
このような普通抽選表示および普通入賞情報の処理は、特別抽選表示や特別入賞情報に関しても同様に行われ、また、特別保留記憶部31に記憶されている特別入賞情報の個数の上限(特別保留上限)は4個に設定され、特別保留記憶部31における特別入賞情報の個数分だけ、特別保留ランプ25が点灯される。
【0039】
(ホ)続いて、実施形態1のパチンコ機の動作および遊技内容について説明する。
【0040】
まず始めに、遊技者によって遊技領域2に打ち込まれた遊技球が左ゲート5あるいは右ゲート6を通過することにより、発生された入賞信号が制御装置17に伝わり、普通図柄表示部4に表示された普通図柄の変動表示が行われ、普通抽選表示が開始される。一方、遊技球が左ゲート5または右ゲート6を通過した瞬間の(その回の)普通入賞情報が記憶される。そして、普通図柄の変動表示中に、記憶されている普通入賞情報が取り出され、普通図柄に関する小当たり判定が行われる。普通入賞情報のうちのaカウンタの値が4または5の場合のみ小当たりと判定される。したがって、普通図柄が小当たりとなる確率は1/3(2/6)である。
【0041】
小当たり判定の結果、小当たりと判定されれば、普通図柄の一定時間(約30秒)の変動表示後、普通図柄表示部9において普通図柄「7」の確定表示(小当たり表示)が行われるとともに、これに付随して普通電動役物4が所定時間(約1.4秒)開成する。この開成は、遊技球を普通電動役物4に入賞し易くさせ、ひいては特別抽選表示をより多く行わせ得るものであるため、遊技者にとって有利な作動となる。また、小当たりと判定されなければ、そのときの普通入賞情報中のbカウンタの値に対応した図柄(すなわち「−」あるいは「_」)が、その回の確定表示に係る普通図柄として、変動表示後に普通図柄表示部9に表示され、上記開成は行われない。そして、普通図柄の変動表示中(適宜普通電動役物4の開成中を含む)に遊技球が左ゲート5または右ゲート6を通過し、入賞信号を介して普通入賞記憶が発生したときは、次回以降普通抽選表示を行うものとして最高9個まで記憶される。
【0042】
一方、開成中あるいは閉成中の普通電動役物4に遊技球が入賞した場合には、特別入賞情報が順次特別表示参照部33に移動されるように記憶され、この移動があった場合には、制御装置17から特別図柄表示部3に図柄変動開始信号が送信されることによって、特別図柄表示部3の各表示部位10〜12に表示された左図柄・右図柄・中図柄の変動表示をし、特別抽選表示を開始する。なお、上記特別入賞情報の移動により、特別保留記憶部31において特別入賞情報が順次シフトされる。
【0043】
特別図柄の変動表示は、特別図柄表示部3の液晶画面中の各表示部位10〜12において、一桁の数字や一文字のアルファベット等の所定種類の図柄が上から下へ移動する動画を表示することによって行われる。なお、特別図柄は、後述する確率変動状態以外の通常の遊技状態においては、全ての左図柄等が4.325秒間高速変動表示を続けた後に低速変動表示となり、所定時間後に順に停止表示となる。
【0044】
また、特別抽選表示中(適宜大当たり状態中も含む)に遊技球が普通電動役物4に入賞し、特別入賞情報が発生したときは、特別保留記憶部31において、次回以降に特別抽選表示をさせるものとして最高4個まで記憶される。それゆえ、特別保留記憶部31が、すでに4個の特別入賞情報を記憶している場合には、特別抽選表示中において普通電動役物4に係る入賞信号を受けても、制御装置17によって特別入賞記憶が生成されず、その普通電動役物4への遊技球の入賞に起因した特別図柄の変動表示をしない。
【0045】
一方、特別保留記憶部31が、4個の特別入賞情報を記憶している場合でも、特別抽選表示後に普通電動役物4へ遊技球が入賞したときには、次の特別抽選表示のために、既に1個の特別入賞情報が特別表示参照部33に移動されているため、記憶している特別入賞個数は3個となり、その普通電動役物4への遊技球の入賞が、特別保留記憶部31に記憶され、次回以降にその普通電動役物4への遊技球の入賞に起因した特別抽選表示が行われる。すなわち、同じ個数の遊技球が普通電動役物4に入賞した場合でも、そのタイミングにより、特別抽選表示の回数が相違する。
【0046】
さらに、遊技球が普通電動役物4に入賞した場合には、特別表示参照部33における特別入賞情報中のcカウンタの値(0〜234)を参照して、大当たり判定が実行される。大当たり判定においては、cカウンタの値が所定のもの(ここでは“7”)であった場合にのみ大当たりとする。したがって、大当たりの生起確率は1/235である。なお、大当たり判定において、cカウンタの値は、参照後すぐに特別表示参照部33から消去される。また、その他のカウンタの値も、適宜参照後に特別表示参照部33から消去される。
【0047】
そして、大当たりと判定された場合には、その直後に、特別表示参照部33の特別入賞情報におけるdカウンタの値(0〜15)によって、特別図柄表示部3に確定表示をする大当たり図柄を選択する。そして、特別抽選表示の末尾の確定表示として、dカウンタが選択した数値に対応した大当たり図柄(「0,0,0」〜「9,9,9」、「A,A,A」〜「F,F,F」の16通りの図柄のいずれか1組、図5参照)を、特別図柄表示部3に表示する。
【0048】
一方、大当たりと判定されなかった場合には、変動表示を行った後に、特別入賞情報中のe〜gカウンタの値に対応した左図柄・右図柄・中図柄(図6参照)を、特別図柄表示部3に表示する。ただし、記憶されているe〜gカウンタの値が大当たり図柄に相当する組合せである場合には、gカウンタのみ記憶された値から1を減算し、その値に対応した図柄を表示する(たとえばeカウンタ=1,fカウンタ=1,gカウンタ=1と記憶されている場合には、左図柄、右図柄、中図柄として特別図柄表示部3に「1,1,0」が確定表示される)。なお、大当たりか否かに関わらず、図柄の表示は、各表示部位10〜12で変動している図柄が左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の順で連続的に停止表示となる態様で行われ、先に停止表示となった2つの図柄(すなわち、左図柄、右図柄)が同一である場合には、遊技者の「大当たり」生起に対する期待感を高める目的から、残りの中図柄が、先に確定表示となった2つの図柄が非同一の場合と異なる長時間を要する態様(リーチ態様)で変動表示をした後に確定表示となる。ここで、停止表示には、対応する表示部位10〜12において揺動するような態様をも含む。
【0049】
そして、大当たり図柄の確定表示である大当たり表示がされた場合には、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する。大当たり状態が生起すると、電飾ランプ8,23等が点滅し、効果音が発生して、雰囲気が盛り上げられる。また、大当たり状態が生起すると、大入賞口7が、25秒間、あるいは9個の遊技球の入賞を検出するまで開成する。さらに、大入賞口7の開成中に載置部13に遊技球が載置された場合には、一旦大入賞口7が閉成してから約2秒後に再度開成する(すなわち、大入賞口7の開成時に遊技球が載置部13に載置されると大入賞口7は断続的に開成動作を繰り返す)。なお、大入賞口7の載置部13は、きわめて遊技球が載置され易い構造になっている。また、1回の大当たり状態においては、大入賞口7は最高16回まで断続的に開成するようになっている。
【0050】
くわえて、大当たり図柄のうち、奇数または「A」「C」「E」からなる図柄(確率変動図柄)の確定表示(確率変動表示)をする場合を、特別表示参照部33における特別入賞情報中のdカウンタに基づき判断し、確率変動表示に付随した大当たり状態の後には、確率変動状態を生起させる。確率変動状態が生起すると、普通図柄の変動表示時間が、通常の遊技状態での30秒に比べて次のように短縮される(普通抽選表示の時間短縮状態)。すなわち、遊技球が左ゲート5、あるいは右ゲート6を通過したときに5.16秒のタイマーがセットされ、そのタイマーの残り時間だけ普通図柄が変動する(ただし、タイマーの残り時間が0.573秒以下のときは0.573秒間変動する)。なお、タイマーは、制御装置17により駆動される。
【0051】
また、確率変動状態においては、特別図柄の変動表示時間も短縮される(特別抽選表示の時間短縮状態)。特別図柄は、通常の遊技状態では、4.325秒間高速変動表示を続けた後に低速変動表示となり、変動開始から所定時間後に確定表示となるが、確率変動状態においては、遊技球が普通電動役物4に入賞した際に、4.227秒のタイマーがセットされ、タイマー残時間プラス0.098秒間高速変動表示した後、低速変動表示し、所定時間後に停止表示となる。なお、タイマー残時間が1.015秒未満の場合には1.015+0.098秒間高速変動表示を続けた後に低速変動表示となり、所定時間後に停止表示となる。
【0052】
確率変動状態においては、通常時に比べ一定時間あたりの普通電動役物4の開成回数が多くなるため、遊技球が普通電動役物4へ入賞し易くなる。それゆえ、獲得できる賞品球の数が多くなるので、通常時に比べて遊技者の有している遊技球の消費が穏やかである。さらに、特別図柄も頻繁に変動するため、通常時に比べて一定時間あたりの「大当たり」生起の確率が高い。したがって、確率変動状態は、通常の遊技状態に比べて、遊技者にとって有利である。
【0053】
また、確率変動状態においては、普通電動役物4に係る入賞信号を受信するごとに、初期値が50のhカウンタの数値が“1”ずつ減算され、hカウンタの数値が“0”となった時点で、確率変動状態が終了する。したがって、確率変動状態である期間は、50個の遊技球が普通電動役物4に入賞するまでの期間に制限されることになる。なお、普通図柄や特別図柄の変動表示中に確率変動状態が終了した場合であっても、この変動時間は短縮される。そして、確率変動状態においても、普通保留上限は9個であり、特別保留上限は4個である。
【0054】
パチンコ機1は、上記のように、普通保留記憶部30に記憶した普通入賞情報の個数の上限である普通保留上限を9個とし、特別保留記憶部31に記憶した特別入賞情報の個数の上限である特別保留上限を4個とし、普通保留上限を特別保留上限より高く設定したので、特別抽選表示につながる入賞が容易となる、普通電動役物4の開成が、連続して行われやすくなることに比較して、大当たり状態に結びつく特別抽選表示を連続的に行うには、すぐに普通電動役物4へ入賞させなくてはならない。しかし、普通電動役物4への入賞は、開成のしやすさからスムーズに行えるので、パチンコ機1は、大当たり状態の生起へ向けて遊技球を発射し、消去され減少した普通入賞情報を補充する作業が適度に課せられるが、その作業の成功率は比較的に高いものとなり、したがって、今までにない非常に趣向性の高い遊技内容を実現でき、遊技者は、いつまでも興味を持って遊技をし続けることができる。
【0055】
また、パチンコ機1は、特別抽選表示等が短時間のうちに行われる時間短縮状態を含む確率変動状態においても、普通保留上限を特別保留上限より高く設定しているため、特別入賞情報が次々に消去されたとしても、普通電動役物4の作動率の比較的な良好性により、特別入賞情報を、上限をあまり越えない程度ですぐに補充することができ、このような確率変動状態における特別抽選表示が長時間されず、遊技者がいらだちあるいは興ざめする事態を防止し、いつまでも興味を持たせることができる。
【0056】
[実施形態2]
実施形態2のパチンコ機は、実施形態1のパチンコ機1と基本的構成は同様である。ただし、このパチンコ機は、普通保留上限が4個に設定されるとともに、特別保留上限が6個に設定されている。すなわち、このパチンコ機においては、普通保留記憶部30の容量が、普通入賞情報4個分だけ確保されている一方、特別保留記憶部30の容量が、特別入賞情報6個分も確保されている。なお、特別保留ランプ25は、6個設けられている。
【0057】
実施形態2のパチンコ機は、普通保留記憶部30に記憶した普通入賞情報の個数の上限である普通保留上限を4個とし、特別保留記憶部31に記憶した特別入賞情報の個数の上限である特別保留上限を6個とし、普通保留上限を特別保留上限より低く設定したので、特別抽選表示に比べて連続的に普通電動役物4の開成がされにくいが、普通電動役物4へのまとまった入賞が無効となる可能性が低く、特別抽選表示につながっていく。したがって、今までにないめりはりのある遊技内容を実現でき、遊技者は、いつまでも興味を持って遊技をし続けることができ、よって、普通保留上限と特別保留上限を異なる値に設定することによって、今までにない遊技内容を実現でき、遊技者は、いつまでも興味を持って遊技をし続けることができる。
【0058】
[実施形態3]
実施形態3のパチンコ機も、実施形態1のパチンコ機1と基本的構成は同様である。ただし、このパチンコ機では、普通保留上限が、通常時において4個である一方、確率変動状態時で通常時より高い9個となる(普通抽選表示に関する高保留状態)、というように変更可能となっている。
【0059】
すなわち、図8(a)に示すように、通常時において、普通保留記憶部30に普通入賞記憶が4個以上記憶されていると、制御装置17は左ゲート5または右ゲート6に係る入賞信号を受けても、普通入賞情報を普通保留記憶部30に記憶することはなく、無効にする。一方、図8(b)に示すように、確率変動状態中において、普通保留記憶部30に普通入賞記憶が4個記憶されている場合に、左ゲート5または右ゲート6に係る入賞信号を受けると、普通入賞情報を取得し、普通保留記憶部30に追加して記憶し、9個までは順次追加記憶する。そして、図7(d)と同様に、普通保留記憶部30に普通入賞記憶が9個記憶されていると、当該入賞信号は無効にされる。
【0060】
実施形態3のパチンコ機は、普通保留上限が変更可能であるため、変化があり、また状態に適した遊技を実現でき、遊技者は、いつまでも興味を持って遊技をし続けることができる。そして、時間短縮状態を含む確率変動状態の生起に付随して、高保留状態を生起し、また確率変動状態が終了した場合に高保留状態を解除するので、時間短縮状態時においてのみ特別入賞情報を多く発生させ、通常時に有利になり過ぎることなく、特別抽選表示が適度に続くようにすることができる。
【0061】
[実施形態4]
実施形態4のパチンコ機も、実施形態1のパチンコ機1と基本的構成は同様である。ただし、このパチンコ機では、特別保留上限が、通常時において4個である一方、高保留表示がされると通常時より高い6個となる(特別抽選表示に関する高保留状態)、というように変更可能となっている。
【0062】
すなわち、制御装置17は、特別図柄の確定表示が「A」〜「F」に係るもの(高保留表示)であるかどうかを、特別入賞情報中のdカウンタの値によって判断し、真であれば、大当たり状態終了後に、普通抽選表示に関する高保留状態と同様の、特別抽選表示に関する高保留状態を実行する。そして「A」「C」「E」に係るものであれば、確率変動状態の終了により高保留状態を解除し、「B」「D」「F」に係るものであれば、hカウンタと同様のiカウンタを用いて100回の特別抽選表示の終了を計り、高保留状態を解除する。
【0063】
また、高保留状態においては、図9に示すように、高保留状態であることを示す「高保留」の表示(特別抽選表示に関する高保留報知19)が、制御装置17によって、特別図柄表示部3になされる(高保留報知手段)。ここで、高保留報知19は、hカウンタまたはiカウンタの値に相当する、残存特別抽選表示回数の数字による表示を含む。さらに、高保留表示19は、特別抽選表示を妨げないよう、各表示部位10〜12から外れた位置においてされる。なお、特別保留ランプ25は、6個設けられている。
【0064】
実施形態4のパチンコ機は、特別保留上限が変更可能であるため、変化があり、また状態に適した遊技を実現でき、遊技者は、いつまでも興味を持って遊技をし続けることができる。また、高保留状態が、確率変動状態になる場合とならない場合とにおいて生起し得るので、遊技のバリエーションが増え、興味深い遊技性とすることができる。さらに、確率変動状態にならない場合の方が、より長く高保留状態が継続するので、遊技者の落胆を和らげることができ、遊技者を惹き付けることができる。くわえて、高保留報知19をして、高保留状態であることを遊技者に報知するので、特別保留ランプ25が4個で止まらず6個点灯し得る、高保留状態であることが分かりやすく、遊技者にとって便利である。
【0065】
[実施形態5]
実施形態5のパチンコ機も、実施形態1のパチンコ機1と基本的な構成は同様である。ただし、このパチンコ機では、各種ループカウンタの読み出し(乱数の取得)を、入賞信号の受信(入賞時)より後に行う。したがって、普通入賞情報は、ループカウンタの値を含まず、単に普通電動役物4に係る入賞信号の受信数(入賞数)しか含まない。
【0066】
すなわち、図10(a)に示すように、制御装置17は、普通電動役物4に係る入賞信号を1回受信した場合であって、先の入賞に係る普通抽選表示中のときには、普通保留記憶部30における、初期値0のjカウンタ(0〜9のループしないカウンタ)を1増す(普通入賞情報の発生)。また、普通抽選表示は、図10(b)に示すように、変動表示中にa,bカウンタの値(ここでは普通入賞情報に該当しない)を取得して普通表示参照部32に記憶した後、確定表示以前において参照することにより、図10(c)に示すように確定表示を行う、といったようになる。そして、図10(d)に示すように、普通抽選表示が終了すると、jカウンタを1減じ、この減算に基づき次の普通抽選表示を開始する。なお、上記実施形態と同様に、普通図柄の確定表示に付随する普通電動役物3の制御を実行する。
【0067】
一方、jカウンタが0であって、かつ普通抽選表示中でない場合には、図10(e)に示すように、jカウンタを増すことなく、直ちに普通抽選表示を開始する(この場合の普通入賞情報は(受信した)入賞信号(入賞の事実を示す情報)である)。この場合も、a,bカウンタの値は、変動表示中に取得される。また、jカウンタが9であれば、上記入賞信号を受けても、jカウンタを増加しない(普通保留上限)。なお、a,bカウンタの値は、参照後に消去される。また、特別入賞情報や特別抽選表示等も、同様に処理される。
【0068】
実施形態5のパチンコ機は、入賞信号の受信時ではなく、変動表示中に、小当たり表示をするか否かを決定する小当たり判定のためのaカウンタの値を読み出すため、普通保留記憶部30として、jカウンタのみを記憶すればよく、特に普通保留上限が増した場合にあっても、記憶手段22の記憶領域をあまり必要とせず、記憶領域が節約される。なお、aカウンタとともにbカウンタも取り出されるので、bカウンタを普通入賞情報の数だけ普通保留記憶部30に格納しておく必要が無くなり、記憶領域を空けることができる。また、特別保留記憶部31に関しても、記憶領域を節減することができる。
【0069】
なお、本発明の遊技機は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、各種入賞口、特別図柄表示部、表示窓、普通電動役物、各種ゲート、大入賞口、各種電飾ランプ、普通図柄表示部、供給皿、発射ハンドル、貯留皿、制御装置、各種カウンタ、インターフェイス、入賞球検出装置、記憶手段、作動装置、各種記憶部、特別保留ランプ、普通保留表示部等の形状・構造・機能・設置態様(設置位置、設置個数等)等、障害釘の配置、各種図柄の各種表示態様、各種図柄の種類、各種当たりの生起確率、各種抽選表示(変動表示)時間、普通電動役物の開成時間、各種当たり判定の方法、各種図柄の選択方法、大当たり状態における遊技内容(大入賞口の開成回数、開成時間、再開成するまでの時間間隔、各種ランプの点灯等)、確率変動状態における作動内容、各種信号・情報の項目や内容、各種制御の内容・タイミング等を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
【0070】
たとえば、遊技機は、遊技球が所定のゲートを通過した場合に普通図柄を変動させるものに限定されず、遊技球が所定の入賞口に入賞した場合に普通図柄を変動させるものや、遊技球が所定のゲートを通過した場合あるいは所定の入賞口に入賞した場合に特別図柄が変動するものでも良い。また、特別図柄表示部に3つの表示部位が設けられたものに限定されず、2つあるいは4つ以上の表示部位が設けられており、それらの各表示部位に表示された特別図柄が所定の組合せとなった場合に大当たり状態が生起するものや、複数の表示部位が設けられておらず、単一の表示部位に対して所定の1つの特別図柄が表示された場合等に大当たり状態が生起するものでも良い。
【0071】
さらに、大当たり状態が終了した後に生起する確率変動状態は、上記各実施形態の如き、普通図柄の変動開始から停止までの時間を短縮するとともに特別図柄の変動開始から停止までの時間を短縮する時間短縮状態に限定されず、普通図柄あるいは特別図柄のいずれか一方の変動開始から停止までの時間を短縮する状態や、普通電動役物が遊技者にとって有利となる(たとえば、いわゆるチューリップ状の普通電動役物が開成する)遊技状態、または各種当たり判定において当たりとする場合の値を増やす等の別の状態またはこれらの組み合わせ等でも良い。
【0072】
一方、高保留報知は「高保留」や、高保留状態の残存数(時間)、または別個あるいは共用の特定位置(態様)のランプ(表示部)による表示のみとしたり、特定の音声を発するもののみとしたり、これらを組み合わせたりすることができる。また、大当たり状態が生起する確率とともに残存数を表示するもの(すなわち、1回の変動で「大当たり状態」が生起する確率は1/235であるので、残存数が50個である場合に、高保留状態中に大当たり状態が生起する確率として約21%((1/235)*50と表示するもの)でも良い。さらに、この高保留報知は、残存数等が減少するにつれて、大当たり状態の生起確率が減少していくような表示をするものを含んでも良い。また、高保留報知は、各種変動表示において、通常、図柄が上下に送られる態様であったものが、高保留状態時には左右に送られる態様となるといったように、変動表示の態様の変化によって行っても良いし、各種図柄表示部の背景部(各種図柄以外の表示部分)の変化によって行っても良い。
【0073】
またさらに、高保留状態は、確率変動状態と併存しないようにできるし、確率変動状態と開始条件または終了条件を異ならせることもでき、特に後者の場合に、確率変動状態と高保留報知を同時に、あるいは切り替えて行って良い。また、通常時には特別図柄の変動回数を積算表示し、高保留状態中においてのみ、高保留報知をすることも可能である。くわえて、残存数等の表示は、数値で残存数等を表示するものに限定されず、グラフやメータ表示等のアナログ方式で表示するものでも良い。さらに、高保留表示は、大当たり図柄を用いて行う必要はなく、普通図柄の確定表示の種類、専用の図柄(たとえば専用あるいは共用の表示部において変動表示および確定表示をされる)もしくは各種変動表示の態様、高保留報知と同様な態様あるいは高保留報知そのもの、またはこれらの組み合わせとすることができる。
【0074】
また、上記各実施形態においては、確率変動状態または高保留状態の終了条件が特別抽選表示の回数と関連付けられているが、大当たり状態となるまでに要した特別抽選表示の回数である大当たり所要回数、大当たり図柄の種類、特別抽選表示の態様、または普通図柄に関したこれらの事項、ならびに発射した遊技球数、発射した遊技球と払い出された賞品球との差、普通電動役物への入賞数等と関連付けられているものでも良い。
【0075】
さらに、高保留状態においては、1段階上の各種保留上限が設定されるもの(すなわち保留数が所定値に上がるもの)とする必要はなく、乱数や大当たり所要回数等に応じて複数の保留上限のうちの1つが設定されるものでも良い。この場合、乱数等の値を演算して保留上限とすることもできる。これらの場合には、同一の高保留表示された場合でも、同一の保留上限が設定されるとは限らないので、遊技機の趣向性は、一層向上する。
【0076】
また、大当たり所要回数等に基づく制御においては、カウント手段にリセットスイッチを設けて、任意の場合に大当たり所要回数等を初期値に戻すことができるように構成することも可能である。くわえて、そのリセットスイッチを、パチンコホール等の遊技場の係員のみが操作できるように構成することも可能である。かかる場合には、遊技者が遊技を終了する場合、遊技場の都合により出球調整したい場合等に、大当たり所要回数等を初期値に戻すことができる、というメリットがある。また、このカウント手段を、大当たり状態の終了後に電源投入時の値(たとえば、「0」)に戻ってカウントを再開するものとしたり、大当たり状態の終了ごとに所定数ずつプラスした値からカウントを再開するようにしたりできる。かかる場合には、遊技機は、大当たり状態が多く生起すればするほど、その後の確率変動状態において、大当たり所要回数等のカウント手段が大きな値からカウントを再開し、大きな保留上限が設定され、遊技者にとって有利となる。したがって、遊技機は、遊技が長時間に及んだ場合でも、遊技者の遊技に対する興味が失われないものとなる。
【0077】
くわえて、特に実施形態5のような場合には、各種保留上限を、事実上撤廃し、無制限とすることができる(たとえば普通入賞上限を65535と設定すれば、12時間程かけても通常保留上限に達し得ない)。また、確率変動状態または高保留表示中に新たな大当たり状態が生起した場合に、その後に生起する高保留表示が、予め設定された所定の個数(たとえば通常より多い200個)となるように、または予め設定された値から選択されるようにすることも可能である。
【0078】
また、時間短縮状態では、全ての各種抽選表示が短くなる必要はなく、平均して通常時より短くなり得れば良い。さらに、乱数は、ループカウンタを用いて取得されずに、制御装置が発生するものを用いて取得されて良い。各種入賞情報の内容は、各種カウンタの値以外の情報を含むことができる。また、各種入賞情報は、普通保留記憶部や普通表示参照部において古い順に移動されずに、新しい順や、当たり等の内容順等とすることができる。
【0079】
さらに、各種表示参照部において、各種入賞情報やa,bカウンタの値は、参照後すぐに消去されずに、参照後のいずれのタイミングか(確定表示中、次の当たり判定前等)で消去しても良いし、上書きにより消去しても良い。乱数は、入賞以降であって乱数を用いる確定表示(各種当たり判定)の前であればいつでも取得することができ、取得を遅らせる分、記憶領域が空く。また、乱数のうちの一部を入賞情報として記憶したり、乱数を幾つかのグループにしてグループごとに別のタイミングで取得したり、各乱数を別々のタイミングで取得したりすることもできる。
【0080】
くわえて、高保留状態は、高保留表示または確率変動状態に付随して生起する必要はなく、特定の入賞や特定の大当たり所要回数等に達したとき等とすることができる。さらに、各種表示(変動表示、確定表示、アイドル表示等)の時間は、その1回の表示ごとないしは各種遊技状態ごとに変化させても良い。また、各種アイドル表示は、直前の確定表示を維持しないでどのようにでもすることができる。
【0081】
また、各種変動表示は、確定表示と区別可能な表示であればどのようなものでも良いが、好適には各種図柄表示部において各種図柄を動かすものであり、その態様はどのようなものでもよく、左右に送られる等、方向を様々にできるし、極めて低速な状態を含む等、速度も様々にできるし、1回の表示内で方向や(表示部位の)位置等を変化させたり、確定表示に類似する一旦停止表示を1回または複数回含ませたり、キャラクタや文字等を付随させたりすることもできる。なお、一旦停止表示としては、所定時間未満だけ全図柄を停止表示するものや、揺動するもの、あるいはこれらを組み合わせたもの等がある。
【0082】
そして、各種確定表示も、変動表示と区別可能な表示であればどのようなものでも良いが、好適には各種図柄表示部において各種図柄を所定時間以上に亘って停止するものであり、その態様はどのようなものであっても良く、キャラクタや文字等が付随するものや、各種図柄表示部において変動表示位置とは異なる位置で行うもの等であって良い。また、各種当たり表示も、その他の確定表示と区別可能な表示であればどのようなものでも良い。確率変動表示や高保留表示等も同様である。
【0083】
またさらに、各種保留上限の表示を、保留ランプにおける点灯し得るまたは最後に点灯されるランプの点滅や、保留ランプにおける同様の位置の、保留を示す点灯と色彩の異なる点灯や、保留ランプでの最後に点灯されるランプのすぐ先のランプ(左から右へ入賞情報の個数分点灯する場合には、最後に点灯されるものの右に隣接するランプ)の点灯や、別個のランプの点灯個数によるものや、普通保留表示部と同様の、別個の(隣接する)表示部における数字によるものや、残存数等と同様の特別図柄表示部におけるものや、その他の表示部と共用で、同時にあるいは切り替えて行われるもの、または独立した表示部で行われるものや、これらの組み合わせで行うもの等とすることができる。
【0084】
なお、普通入賞情報、普通図柄、普通保留上限等に関する事項は、適宜特別入賞情報等に適用することができ、その逆も同様である。また、上記実施形態においては、本発明の遊技機を、いわゆる第1種のパチンコ機に応用した例について説明したが、本発明の遊技機は、その他の形式のパチンコ機(たとえば、いわゆる第3種のパチンコ機)やテレビゲーム等に応用することも可能である。
【0085】
【発明の効果】
請求項1に記載された遊技機は、第一カウンタの上限値と特別保留上限とを異なる値に設定したので、普通電動役物の開成と特別抽選表示との関係が多様になり、非常に趣向性が高く、遊技者がいつまでも興味を持って遊技をし続けることができる。また、同一の高保留表示がなされた場合でも、同一の保留上限が設定されるとは限らないので、遊技機の趣向性がきわめて高い。さらに、普通抽選表示中に発生した新たな普通抽選表示に係る乱数の取得を、当該入賞に基づく普通図柄の変動表示中に行うので、従来以上の保留記憶個数が増えたとしても、取得した乱数のための記憶領域を最小限に留めることができ、したがって従来以上の記憶領域を確保する必要がなく、記憶手段を増設するといったコスト高がない。
【0086】
請求項2に記載された遊技機は、第二カウンタの上限値と普通保留上限とを異なる値に設定したので、普通電動役物の開成と特別抽選表示との関係が多様になり、非常に趣向性が高く、遊技者がいつまでも興味を持って遊技をし続けることができる。また、同一の高保留表示がなされた場合でも、同一の保留上限が設定されるとは限らないので、遊技機の趣向性がきわめて高い。さらに、特別抽選表示中に発生した新たな特別抽選表示に係る乱数の取得を、当該入賞に基づく特別図柄の変動表示中に行うので、従来以上の保留記憶個数が増えたとしても、取得した乱数のための記憶領域を最小限に留めることができ、したがって従来以上の記憶領域を確保する必要がなく、記憶手段を増設するといったコスト高がない。
【0087】
請求項3に記載された遊技機は、普通抽選表示及び特別抽選表示に係る乱数の取得を、当該入賞に基づく普通図柄又は特別図柄の変動表示中に行うため、従来のように普通抽選表示及び特別抽選表示に係る乱数等といった情報を記憶するものと比較すると、記憶領域を節約することができる。したがって、保留上限を増やしたとしても、記憶手段等を増設する必要がなく、コスト高がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパチンコ機を示す説明図である。
【図2】上記パチンコ機に搭載される大入賞口およびその周辺部を示す説明図である。
【図3】上記パチンコ機の制御機構を示す説明図である。
【図4】上記制御機構が有するbカウンタの数値と対応した普通図柄を示す説明図である。
【図5】上記制御機構が有するdカウンタの数値と対応した大当たり図柄を示す説明図である。
【図6】上記制御機構が有するe,f,gカウンタと数値に対応した左図柄、右図柄、中図柄を示す説明図である。
【図7】実施形態1に係る普通入賞情報に関する処理を示す説明図である。
【図8】実施形態3に係る普通入賞情報に関する処理を示す説明図である。
【図9】実施形態4に係る特別図柄表示部を示す説明図である。
【図10】実施形態5に係る普通入賞情報に関する処理を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、3・・特別図柄表示部、4・・普通電動役物、5・・左ゲート、6・・右ゲート、7・・大入賞口、9・・普通図柄表示部、10・・左図柄表示部位、11・・右図柄表示部位、12・・中図柄表示部位、17・・制御装置、19・・高保留報知、21・・カウンタ、22・・記憶手段、24・・遊技球検出装置、25・・特別保留ランプ、26・・普通保留表示部、30・・普通保留記憶部、31・・特別保留記憶部。
Claims (3)
- 遊技球の所定入賞口への入賞により加算する第一カウンタと、該第一カウンタが0より大きい数値である場合、前記第一カウンタの数値を減算するとともに、普通図柄の変動表示と小当たり表示を含む確定表示とからなる普通抽選表示を行う普通図柄表示部と、前記普通抽選表示において前記小当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第二カウンタと、該第二カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記小当たり表示に付随して、遊技者にとって有利となるよう作動する普通電動役物と、前記普通電動役物への遊技球の入賞により、特別図柄の変動表示と大当たり表示を含む確定表示とからなる特別抽選表示を行う特別図柄表示部と、前記特別抽選表示において前記大当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第三カウンタと、前記特別抽選表示中に前記普通電動役物へ遊技球が入賞した際に取得される前記第三カウンタの取得数値を記憶するための特別保留記憶部とを備え、前記第三カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記大当たり表示に付随して、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する遊技機であって、
前記第一カウンタの上限値と、前記特別保留記憶部に記憶可能な前記第三カウンタの取得数値の個数の上限である特別保留上限とが異なっているとともに、前記第一カウンタの上限値として複数の上限が定められており、
大当たり状態となるまでに要した特別抽選表示の回数である大当たり所要回数、あるいは乱数に応じて、前記第一カウンタの上限値を複数の上限の内の1つに設定する一方、
前記第二カウンタにおける数値の取得及び取得数値にもとづく前記小当たり表示を行うか否かの判定を、前記普通図柄表示部における当該変動表示中に行うことを特徴とする遊技機。 - 遊技球の所定入賞口への入賞により、普通図柄の変動表示と小当たり表示を含む確定表示とからなる普通抽選表示を行う普通図柄表示部と、前記普通抽選表示において前記小当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第一カウンタと、前記普通抽選表示中に前記所定入賞口へ遊技球が入賞した際に取得される前記第一カウンタの取得数値を記憶するための普通保留記憶部と、前記第一カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記小当たり表示に付随して、遊技者にとって有利となるよう作動する普通電動役物と、前記普通電動役物への遊技球の入賞により加算する第二カウンタと、該第二カウンタが0より大きい数値である場合、前記第二カウンタの数値を減算するとともに、特別図柄の変動表示と大当たり表示を含む確定表示とからなる特別抽選表示を行う特別図柄表示部と、前記特別抽選表示において前記大当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第三カウンタとを備え、前記第三カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記大当たり表示に付随して、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する遊技機であって、
前記第二カウンタの上限値と、前記普通保留記憶部に記憶可能な前記第一カウンタの取得数値の個数の上限である普通保留上限とが異なっているとともに、前記第二カウンタの上限値として複数の上限が定められており、
大当たり状態となるまでに要した特別抽選表示の回数である大当たり所要回数、あるいは乱数に応じて、前記第二カウンタの上限値を複数の上限の内の1つに設定する一方、
前記第三カウンタにおける数値の取得及び取得数値にもとづく前記大当たり表示を行うか否かの判定を、前記特別図柄表示部における当該変動表示中に行うことを特徴とする遊技機。 - 遊技球の所定入賞口への入賞により加算する第一カウンタと、該第一カウンタが0より大きい数値である場合、前記第一カウンタの数値を減算するとともに、普通図柄の変動表示と小当たり表示を含む確定表示とからなる普通抽選表示を行う普通図柄表示部と、前記普通抽選表示において前記小当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第二カウンタと、該第二カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記小当たり表示に付随して、遊技者にとって有利となるよう作動する普通電動役物と、前記普通電動役物への遊技球の入賞により加算する第三カウンタと、該第三カウンタが0より大きい数値である場合、前記第三カウンタの数値を減算するとともに、特別図柄の変動表示と大当たり表示を含む確定表示とからなる特別抽選表示を行う特別図柄表示部と、前記特別抽選表示において前記大当たり表示を行うか否かを判定するための乱数である第四カウンタとを備え、前記第四カウンタの取得数値の判定結果にもとづいて行われる前記大当たり表示に付随して、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する遊技機であって、
前記第一カウンタの上限値および/または第三カウンタの上限値として複数の上限が定められており、
大当たり状態となるまでに要した特別抽選表示の回数である大当たり所要回数、あるいは乱数に応じて、それらの複数の上限の内の1つを設定する一方、
前記第二カウンタにおける数値の取得及び取得数値にもとづく前記小当たり表示を行うか否かの判定を、前記普通図柄表示部における当該変動表示中に行うとともに、前記第四カウンタにおける数値の取得及び取得数値にもとづく前記大当たり表示を行うか否かの判定を、前記特別図柄表示部における当該変動表示中に行うことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
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JP2000393373A JP3973070B2 (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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