JP3972357B2 - 情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム、情報提供方法 - Google Patents

情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム、情報提供方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばインターネット等の通信環境を利用して、車両において外部より情報の提供を受ける情報提供システムの分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネット等の通信環境を利用して、外部のサーバ等からパーソナルコンピュータに各種情報を取得する技術が普及しており、例えば特開平11−143358号には、係る通信環境において通信可能に接続された通信機能を備える車載ナビゲーション装置と情報センターとの間において、経路誘導等のナビゲーションを行う技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のナビゲーション装置によれば、目的地への移動中において、有益な各種情報を取得することができ、効率的な移動が行える。
【0004】
また、自動車の分野においては、各種の運転支援システムが提案されており、画像処理を利用する自律系ASV(Advanced Safety Vehicle)システムや、道路設備(インフラ)側から受信した情報を利用するAHS(Advanced Cruise-assist Highway System)等を採用すれば、ドライバへの警告、制動や操舵支援等の挙動制御等の各種の警報動作により、前方障害物との衝突回避やカーブ走行時の安定走行を実現することができる。
【0005】
このような運転支援システムが個々の自動車に採用された環境を考えると、一般的なドライバの運転特性には共通する面が多いので、その運転支援システムが警報動作を実行する道路上の地点(例えば交差点やある特定の道路形状等)は、同一またはその周辺の地点に重複することが予想される。このため、そのような地点が存在することを、その地点を通過するのに先立ってドライバが認識できれば、そのドライバが運転する車両において警報動作の実行を最小限に抑制することができるので好適である。
【0006】
しかしながら、一般に、過去に警報動作が実行された際の状況(条件)と現在の状況とは全く異なる場合が多い(例えば、冬季に路面が凍結した状況下において実行された衝突警報に基づいて、その衝突警報に関する情報が夏季に報知される場合等)。このため、上記の如く過去に警報動作が行われた道路上の地点をドライバに対して報知する場合を考えると、そのような地点に関しての情報がドライバに単に報知されるだけでは、そのドライバが置かれている現在の状況においては有効でなく、却って戸惑わせることも想定される。
【0007】
そこで本発明は、警報動作が過去に行われた地点を、ドライバが効率的に認識することを可能とする情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム、情報提供方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る情報提供装置は、以下の構成を特徴とする。
【0009】
即ち、車両に搭載された情報端末のユーザに対して、通信回線を介して情報を提供する情報提供装置であって、車両において前記情報端末により、ユーザに対して、衝突回避のための、音声又は表示の少なくともいずれかによる警報動作が行われた地点の警報位置情報と、その警報動作が実行された際の状況を表わす情報とを受信するのに応じて、それら受信した情報を関連付けした状態で記憶する記憶手段と、前記情報端末が搭載された対象車両から受信したその対象車両の現在位置情報及び現在の状況を表わす情報と、前記記憶手段に記憶されている前記警報位置情報及び前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報とに基づいて、該対象車両が衝突回避のために前記警報動作と同じ警報動作を実行することについての、該対象車両の現在位置における関連度合いを表わす情報を算出すると共に、算出した情報が所定レベルを超える場合に、該対象車両に搭載された前記情報端末に対して前記警報位置情報を提供する情報提供手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
好適な実施形態において、前記情報提供手段は、前記対象車両に搭載された前記情報端末に対して前記警報位置情報を提供するに際して、前記関連度合いを表わす情報をも提供すると良い。
【0011】
また、例えば前記情報提供手段は、前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報と、前記対象車両の現在の状況を表わす情報とに共通して含まれるところの、天候、日時、交通状況、進行方向のうち少なくとも何れかを表わす情報に基づいて、前記関連度合いを表わす情報を算出すると良く、より好ましくは、前記関連度合いを表わす情報を算出するに際して、更に前記警報位置情報と前記現在位置情報とが表わす2地点間の距離を反映すると良い。
【0012】
また、例えば前記情報提供手段は、前記記憶手段を参照することにより、前記警報位置情報が表わす地点及びその周辺における前記警報動作と同じ警報動作の発生履歴に基づいて、前記関連度合いを表わす情報を算出すると良い。
【0013】
また、例えば前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報が、前記対象車両に搭載された前記情報端末が衝突回避のために実行可能な警報動作の複数の警報レベルに対応している場合において、
前記情報提供手段は、前記関連度合いを表わす情報を、前記複数の警報レベルに応じて算出すると良い。
【0014】
或いは、上記の同目的を達成するため、本発明に係る情報提供方法は、以下の構成を特徴とする。
【0015】
即ち、車両に搭載された情報端末のユーザに対して、通信回線を介して情報を提供する情報提供方法であって、車両において前記情報端末により、ユーザに対して、衝突回避のための、音声又は表示の少なくともいずれかによる警報動作が行われた地点の警報位置情報と、その警報動作が実行された際の状況を表わす情報とを受信するのに応じて、それら受信した情報を関連付けした状態でデータベースに記憶する記憶工程と、前記情報端末が搭載された対象車両から受信したその対象車両の現在位置情報及び現在の状況を表わす情報と、前記データベースに記憶した前記警報位置情報及び前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報とに基づいて、該対象車両が衝突回避のために前記警報動作と同じ警報動作を実行することについての、該対象車両の現在位置における関連度合いを表わす情報を算出する演算工程と、前記演算工程にて算出した情報が所定レベルを超える場合に、該対象車両に搭載された前記情報端末に対して前記警報位置情報を提供すると共に、提供された前記警報位置情報に基づいて、前記情報端末において、前記警報動作が行われた地点をユーザが認識可能に警告する情報提供工程と、を有することを特徴とする。
【0016】
また、好適な実施形態において、前記情報提供工程では、前記対象車両に搭載された前記情報端末に対して、前記警報位置情報を提供するに際して、前記関連度合いを表わす情報をも提供することにより、前記情報端末において、前記警報動作が行われた地点と、その地点においてその警報動作と同じ警報動作が行われることについての、前記対象車両の現在位置における関連度合いとを、ユーザが認識可能に警告すると良い。
【0017】
尚、同目的は、車両に搭載された情報端末のユーザに対して、通信回線を介して情報を提供するコンピュータが実行するコンピュータ・プログラムによっても達成される。
【0018】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、警報動作が過去に行われた地点を、ドライバが効率的に認識することを可能とする情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム、情報提供方法の提供が実現する。
【0019】
即ち、請求項1、請求項7、並びに請求項9の発明によれば、対象車両に搭載された情報端末に対して、過去に他車両(対象車両の場合を含む)に対して警報動作が実行された地点を表わす警報位置情報が提供される。これにより、その情報端末では、入手した警報位置情報を利用して、例えば地図画面上の該当する位置を、ドライバ(ユーザ)が認識可能な態様(例えば色やシンボル、点滅等)で表示することができるので、警報動作が過去に行われた地点を、その地点を通過するのに先立ってドライバに効率的に認識させることができる。
【0020】
また、請求項2、請求項8、並びに請求項10の発明によれば、対象車両に搭載された情報端末に対して、上記の警報位置情報と共に、対象車両が衝突回避のために過去の警報動作と同じ警報動作を実行することについての、その対象車両の現在位置における関連度合いを表わす情報が提供される。これにより、その情報端末では、警報動作が過去に行われた地点を報知するだけでなく、その警報動作についての、当該対象車両の現在位置における関連度合いをドライバに認識させることができ、利便性が高い。
【0021】
また、例えば降雪状態における渋滞中の交差点において過去の警報動作が実行されたのに対して、その交差点の現在の状況は晴天状態で渋滞も無い場合等のように、一般に、過去に警報動作が行われた地点であっても、そのときの状況と現在の状況とが異なれば、同じ警報動作を必要とする可能性が低い場合も想定されるところ、請求項3及び請求項11の発明によれば、関連度合いを表わす情報が算出されるに際して、天候、日時、交通状況、進行方向のうち少なくとも何れかが反映されるので、実情に合った合理的な情報提供を行なうことができる。
【0022】
また、請求項4、並びに請求項12の発明によれば、関連度合いを表わす情報を算出するに際して、警報位置情報と現在位置情報とが表わす2地点間の距離が反映されるので、例えば、対象車両の現在位置が過去に警報動作が行われた地点から遠方に位置する場合には、その対象車両に搭載された情報端末に対して、警報位置情報や算出された関連度合いを表わす情報が提供されないように制御することができ、合理的である。
【0023】
また、一般に、ドライバの運転特性には共通する面が多いので、警報動作が実行される道路上の地点(例えば交差点やある特定の道路形状等)は、同一またはその周辺の地点に重複することが予想されるところ、請求項5及び請求項13の発明によれば、警報位置情報が表わす地点及びその周辺における過去の警報動作と同じ警報動作が複数の車両において実行される場合に、その履歴を考慮して関連度合いを表わす情報が算出されるので、対象車両に搭載された情報端末では、そのような地点が存在することを、その地点を通過するのに先立ってドライバに認識させることができ、利便性が高い。
【0024】
また、請求項6及び請求項14の発明によれば、対象車両に搭載された情報端末では、算出された関連度合いを表わす情報に応じて最適な態様でドライバ(ユーザ)に警告を与えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る情報提供システムを、一例として、車両(自動車)に搭載された情報端末としてのナビゲーション装置と、情報センターとによって構成する場合に適用した実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1は、本実施形態における情報提供システムの全体概要を例示する図である。また、図2は、本実施形態において情報提供システムを構成する情報センター1、車両に搭載されたナビゲーション装置2及び運転支援システムの構成を例示するブロック図である。
【0027】
図1及び図2において、情報センター1は、通信機能を有するサーバ・コンピュータ等の情報処理装置(情報提供装置)であって、情報センター1のCPU31は、メモリ(記憶媒体)32に記憶されているところの、本実施形態に係る情報提供処理(詳細は後述する)、並びに一般的な通信処理等の各種ソフトウエア・プログラムを実行することにより、データベース33へのレコードの書き込み及び参照を適宜行なうと共に、通信ネットワーク7及び無線通信基地局4を介して、ユーザ(ドライバ)が使用する情報端末としてのナビゲーション装置2とのデータ通信を行なうことができる。
【0028】
データベース(DB)33には、情報センター1による情報提供処理によって登録されたところの、衝突回避のために車両において過去に実行された警報動作に関する複数件のレコードが、図6に示す如く格納される。
【0029】
本実施形態において、ナビゲーション装置2が搭載された車両100には、図2に示すように、ドライバの運転操作を支援する運転支援システムとして、車載アンテナ41、路車間通信機42、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像デバイス44、AHS/ASV制御ユニット43が搭載されており、AHS/ASV制御ユニット43は、カーブ進入速度警報、追突回避支援制御、交差点進入警報等の各種の運転支援制御を実行することにより、必要に応じて、ドライバに警告を与えるべく音声及び/または表示による警報出力をナビゲーション装置2に対して要求するか、或いは、自動変速機、ブレーキ、ステアリングモータ等の車両挙動を調整するアクチュエータ45の動作制御を行なうことによって、車両100と前方障害物との衝突回避を実現する(以下、音声及び/または表示を利用したドライバへの警告と、アクチュエータ45を駆動する衝突回避動作とを総称して、「警報動作」と称する場合がある)。
【0030】
ここで、車載アンテナ41を利用して受信すべき信号は、道路設備(インフラ)側に設置された路側アンテナ104を介して、AHS基地局103によって送出される。
【0031】
AHS/ASV制御ユニット43は、AHS(Advanced Cruise-assist Highway System)と、自律系ASV(Advanced Safety Vehicle)システムとを車両100において実現する制御ユニットであって、AHS機能として、車載アンテナ41を介して路車間通信機42が受信した情報によって前方の交差点やカーブに存在する他車両等の障害物の有無を認識すると共に、その受信した情報、並びに車速センサ16によって検出された自車速や、撮像デバイス44による撮影画像に基づいて検出された走行車線に対する自車の横位置及びヨー角に基づいて、車両100と前方障害物との衝突回避を実現すべくアクチュエータ45の動作を制御することができる一方で、自律系ASV機能として、撮像デバイス44による撮影画像に画像処理を施すことによって検出した前方障害物の有無や位置、自車の車線逸脱やその角度等に基づいて、車両100と前方障害物との衝突回避を実現すべくアクチュエータ45の動作を制御することができる。
【0032】
また、本実施形態において、AHS/ASV制御ユニット43は、衝突回避のための警報動作を実行した場合には、実行した警報動作に関する情報を、ナビゲーション装置2に通知する。ここで、警報動作に関する情報とは、カーブ進入速度警報、追突回避支援制御、交差点進入警報等の各種の運転支援制御による警報動作の種別と、その警報動作が実行された際の実行レベル(例えば、警報音の報知のみでドライバの注意を喚起するのみの軽度な実行レベルであるか、警報だけでなくアクチュエータ44の動作制御を伴う重度の実行レベルであるか等)とを少なくとも含む。
【0033】
尚、上述した運転支援システムは、AHS機能と自律系ASV機能とを両方備えていても良いが、本実施形態における情報提供システムを実現する上では、何れか一方の機能だけを備える構成であっても良い。
【0034】
また、走行車線に対する自車の横位置及びヨー角は、道路上に埋設された磁気ネイル等のマーカの位置を、車両に搭載された横位置検出装置によって検出することにより、現在では一般的な手法によって算出しても良い。
【0035】
ナビゲーション装置2は、本システムによる情報提供サービスを受けることが可能な車両100の乗員(ドライバ等)が利用する情報端末であって、車両100に搭載された状態において、車載機として一般的なナビゲーション機能を実現すると共に、無線送受信機19、基地局4、並びに通信ネットワーク7を介して、情報センター1とのデータ通信を行なうことができる。
【0036】
より具体的に、ナビゲーション装置2は、ROM21等の記憶デバイスに記憶されているところの、ユーザ所望の目的地への経路誘導等を行なう一般的なナビゲーション機能のソフトウエア(ソフトウエアプログラム)を有しており、このソフトウエアがCPU11においてRAM22を参照しながら適宜実行されることにより、ナビゲーション装置2は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)受信機12によって検出された現在位置、VICS受信機13によって検出された交通情報、ユーザによるスイッチ15の操作状態、DVD−ROM14等の記憶媒体から読み出した当該現在位置周辺の地図情報、車速センサ16及びジャイロセンサ17による検出結果等に基づいて、ディスプレイ18上に車両100の周辺の地図画像を表示すると共に、ユーザ所望の目的地が設定されている場合には、スピーカ20から出力する合成音声等によって、その目的地までの経路誘導を行なう。
【0037】
また、ナビゲーション装置2は、ROM21等の記憶デバイスに記憶されているところの、本実施形態に係る情報制御処理(詳細は後述する)、インターネット通信を行うことが可能な一般的な通信プロトコルのソフトウエア(ソフトウエアプログラム)、そのソフトウエアに従って無線送受信機19を介して外部装置とデータを送受信するインターネットブラウザ機能及びメール機能、並びにブラウザを描画する一般的なソフトウエア群を有しており、これらのソフトウエアがCPU11においてRAM22を参照しながら適宜実行される。これにより、ナビゲーション装置2は、自車両の現在位置情報と、現在の状況を表わす情報とを情報センター1に対して送信すると共に、自車両にて警報動作が実行された場合には、その警報動作に関する情報を情報センター1に対して送信する一方で、情報センター1から警報位置情報と、関連度合いを表わす情報とを受信した場合には、それら受信した情報に基づくドライバ(ユーザ)への情報提供を、図5に例示する如く行なうことができる。
【0038】
次に、情報センター1及びナビゲーション装置2の具体的な動作例を説明することにより、本実施形態において行われる情報提供について詳細に説明する。
【0039】
<ナビゲーション装置2>
図3は、本実施形態においてナビゲーション装置2が行なう情報制御処理を示すフローチャートであり、例えば、ナビゲーション装置2のCPU11が、情報センター1にログインした状態において、インターネットブラウザ機能上において行なう処理の手順を表わす。
【0040】
同図において、ステップS1:ナビゲーション装置2は、GPS受信機12によって検出された現在位置、VICS受信機13によって検出された交通情報、ユーザによるスイッチ15の操作状態、DVD−ROM14等の記憶媒体から読み出した当該現在位置周辺の地図情報、車速センサ16及びジャイロセンサ17による検出結果等に基づいて、ディスプレイ18上に車両100の周辺の地図画像を表示すると共に、ユーザ所望の目的地が設定されている場合には、スピーカ20から出力する合成音声等によってその目的地までの経路誘導を行なう等の一般的なナビゲーション処理を実行する。
【0041】
ステップS2:ナビゲーション装置2は、ステップS1において検出した自車両(車両100)の現在位置情報、並びに現在の状況を表わす情報を情報センター1に送信する。本ステップにおいて情報センター1に送信された情報は、後述するステップS6及びステップS7において、必要に応じて情報センター1から情報提供を受けるために、係る情報センター1における演算処理に利用される。
【0042】
ここで、現在の状況を表わす情報とは、ステップS1において検出した自車両の進行方向を表わす情報、日時(年月日及び時間)を表わす情報、VICS受信機13によって検出された交通情報、並びに天候を表わす情報であり、好適な実施形態において、現在の状況を表わす情報には、ナビゲーション装置2において経路誘導中である場合に、その経路誘導路を表わす情報(経路誘導路情報)も含む。
【0043】
尚、天候を表わす情報は、自車両周辺に設置された路側アンテナ102と車載アンテナ41とを介して路車間通信機42によって受信する、或いは、自車両のワイパーの作動状況やライトの点灯状況等によって推定しても良い。
【0044】
また、交通情報及び天候を表わす情報は、情報センター1において、当該車両から受信した現在位置情報に基づいて、通信ネットワーク7を介して外部装置(不図示)から直接入手しても良い。
【0045】
ステップS3:上述したように、本実施形態においてAHS/ASV制御ユニット42は、前方車両との衝突回避のための警報動作を実行すると、実行した警報動作に関する情報をナビゲーション装置2に対して通知する。そこで、本ステップにおいて、ナビゲーション装置2は、AHS/ASV制御ユニット42から、警報動作に関する情報を受信したかを判断し、その情報を受信した場合にはステップS4に進み、受信しない場合にはステップS6に進む。
【0046】
ステップS4:ナビゲーション装置2は、ステップS3にて受信を検出した警報動作に関する情報(即ち、警報動作の種別及びその警報レベル)に対応するところの、衝突回避のためのガイダンスを、ディスプレイ18への表示及び/またはスピーカ20からの音声(警報音、合成音)出力によってドライバに報知する。本ステップにおいて、報知すべきガイダンスの態様は、報知を行なう際にAHS/ASV制御ユニット42から指示される構成であっても、ナビゲーション装置2の内部に複数種類予め登録しておく構成であっても良い。
【0047】
ステップS5:ナビゲーション装置2は、受信した警報動作に関する情報、その警報動作が行われたときに自車両が存在した地点の現在位置情報(以下、「警報位置情報」と称する)及び実行された際の状況を表わす情報を、情報センター1に送信する。
【0048】
ここで、警報動作が実行された際の状況を表わす情報とは、ステップS2において情報センター1に送信した現在の状況を表わす情報と共通項目の情報であって、自車両の進行方向を表わす情報、日時(年月日及び時間)を表わす情報、VICS受信機13によって検出された交通情報、並びに天候を表わす情報である。
【0049】
そして、ステップS5において情報センター1に送信された警報動作に関する情報、警報位置情報、並びに警報動作が実行された際の状況を表わす情報は、互いに関連付けされた警報動作履歴の1レコードとして、情報センター1によって、図6に例示する如くデータベース33に格納される。
【0050】
ステップS6:ナビゲーション装置2は、情報センター1から警報位置情報と、関連度合いを表わす情報とを受信したかを判断し、それらの情報を受信した場合にはステップS7に進み、受信しない場合にはステップS1にリターンする。
【0051】
ステップS7:ナビゲーション装置2は、ステップS6にて受信した警報位置情報が表わす地点と、その地点においてその警報動作と同じ警報動作が行われることについての現在位置における関連度合いを、図5に例示する如く報知する。
【0052】
図5は、本実施形態において情報センター1からの情報提供によってナビゲーション装置2がディスプレイ18に表示する表示画面を例示する図である。
【0053】
同図に示す表示画面においては、ナビゲーション装置2による経路誘導中の車両100の現在位置を示すシンボルと、図5では太線で示す経路誘導路とを含む当該現在位置周辺の地図画像上に、ステップS6にて受信した警報位置情報に対応する地点(この場合は、経路誘導路上の地点201と、経路誘導路ではない地点202)を示すシンボルが、ステップS6にて受信した関連度合いを表わす情報に対応する態様で表示されている。
【0054】
より具体的に、上記地点201には、後述する情報センター1の情報提供処理(図4)において、その地点201を過去に通過した他車両において衝突回避のために実行された警報動作と同じ警報動作が、係る地点201を通過するに際して車両100においても同様に実行されることについての、車両100の現在位置における関連度合いが高いと判断されたのに応じて、その旨をドライバに認識させるべく、ガイダンスの表示と所定のシンボルが表示されている。一方、上記地点202についても同様に、情報センター1によって車両100の現在位置における関連度合いが判断されるが、この場合は地点201に対して低い関連度合いであったため、そのことをドライバが認識可能な所定のシンボルが表示されている。
【0055】
尚、警報位置情報に対応する地点と関連度合いとを上記の如く報知するに際しては、ディスプレイ18への表示だけではなく、スピーカ20からの音声出力の態様(音量、警報音や合成音声等の音色)の違いも適宜利用されるものとする。
【0056】
<情報センター1>
図4は、本実施形態において情報センター1が行なう情報提供処理を示すフローチャートであり、情報センター1のCPU31が行なう処理の手順を表わす。
【0057】
同図において、ステップS11:本ステップは、上述した情報制御処理(図3)のステップS5に対応する処理であって、情報センター1は、上述したナビゲーション装置2における情報制御処理(図3)のうち、少なくともステップS3乃至ステップS5の処理機能を備える複数の車両の何れかから、その車両にて衝突回避のために実行された警報動作に関する情報等を受信したかを判断し、その情報等を受信した場合にはステップS12に進み、受信しない場合にはステップS13に進む。
【0058】
ステップS12:受信した警報動作に関する情報、その警報動作が行われた地点の警報位置情報及び実行された際の状況を表わす情報を、図6に示す如くデータベース33の1レコードとして記憶する。
【0059】
図6は、データベース33に記憶される警報動作履歴データベースを例示する図であり、ステップS11にて受信した情報は、同図に示すように、データベース33において、警報動作に関する情報(警報動作の種別、警報レベル)、その警報動作が行われた地点を表わす警報位置情報(座標値)、その警報動作が実行された際の状況を表わす情報(進行方向、日時、天候、交通状況)等からなる1レコードとして記憶される。
【0060】
尚、警報動作履歴データベースに記憶すべき複数項目の情報の入手先は、上記の如く警報動作が実際に実行された車両に限られるものではなく、同様な項目の情報を入手できるのであれば、外部の機関から入手しても良い。
【0061】
ステップS13:本ステップは、上述した情報制御処理(図3)のステップS2に対応する処理であって、情報センター1は、本情報提供システムによるサービスを受けることが可能な車両100(対象車両)から、その車両の現在位置情報及び現在の状況を表わす情報を受信したかを判断し、その情報等を受信した場合にはステップS14に進み、受信しない場合にはステップS11にリターンする。
【0062】
ステップS14:情報センター1は、当該対象車両から受信した現在位置情報及び現在の状況を表わす情報と、データベース33に記憶されている警報位置情報及び警報動作が実行された際の状況を表わす情報とに基づいて、当該対象車両の現在位置における関連度合いを、警報位置情報が表わす個々の地点を対象として算出する。
【0063】
ステップS14における関連度合いの計算は、例えば、関連度合いとして反映すべき個々の要因をそれぞれ1を最大値とする0より大きな係数値に置き換え、その個々の係数値の和または積を採ることによって算出し、算出した係数値が大きな値であるほど「関連度合いが高い」と判断すれば良い。
【0064】
より具体的に、個々の係数値を設定する際の条件としては、警報動作履歴データベース(図6)に記憶された個々の項目と、対象車両から受信した現在位置及び現在の状況との対応により、例えば、
・対象車両の現在位置情報と、警報動作履歴データベースに記憶された警報位置情報とが表わす2地点間の距離が近いほど大きな係数値を設定し、
・経路誘導路情報が表わす経路誘導路上に、警報動作履歴データベースに記憶された警報位置情報が表わす地点が位置する場合は大きな係数値を設定し、
・対象車両の進行方向と、警報動作履歴データベースに記憶された進行方向とが一致する場合は大きな係数値を設定し、
・現在日時と、警報動作履歴データベースの日時とを比較した際に、時間帯(朝、日中、夕方、夜間等)が一致する場合は大きな係数値を設定(但し、現在日時が夜間の場合には同データベースの日時に関らずに、視界の悪さを考慮して大きな係数値を設定)し、
・現在日時と、警報動作履歴データベースに記憶された日時とを比較した際に、それら日時から求まる季節が一致する場合は大きな係数値を設定(但し、現在の季節が冬の場合には同データベースの日時から求めた季節に関らずに、路面の凍結や積雪を考慮して大きな係数値を設定)し、
・現在日時と、警報動作履歴データベースに記憶された日時とを比較した際に、平日(または休日)で一致する場合は大きな係数値を設定し、
・現在の天候と、警報動作履歴データベースに記憶された天候とが一致する場合は大きな係数値を設定(但し、現在の天候が降雪、雷雨等の悪天候の場合には同データベースの天候に関らず大きな係数値を設定)し、
・現在の交通状況と、警報動作履歴データベースに記憶された交通状況とが一致する場合は大きな係数値を設定(但し、現在の交通状況が渋滞、工事中等の悪条件である場合には同データベースの交通状況に関らず大きな係数値を設定)し、
・警報動作履歴データベースに記憶された警報レベルが高レベルであるほど大きな係数値を設定すれば良い。
【0065】
また、一般に、ドライバの運転特性には共通する面が多いので、警報動作が実行される道路上の地点(例えば交差点やある特定の道路形状等)は、同一またはその周辺の地点に重複することが予想される。
【0066】
そこで、ステップS14では、警報動作履歴データベースの個々のレコードを参照した際に、警報位置情報が表わす地点及びその周辺における過去の警報動作と同じ警報動作が複数の車両において実行されたことが判明した場合には、対象車両の現在位置が注目する警報位置情報が表わす地点及びその周辺に近いほど、或いは、遠方であっても経路誘導路上に存在する場合には、その履歴を考慮して大きな係数値を設定すると良い。このように過去の履歴を反映することにより、ナビゲーション装置2の情報制御処理のステップS7では、そのような警報動作の実行多発地点が存在することを、その地点を通過するのに先立ってドライバに認識させることができるので好適である。
【0067】
ステップS15:情報センター1は、ステップS14における演算結果が所定レベル以上である場合にはステップS16に進み、当該所定レベルより小さい場合にはステップS11にリターンする。
【0068】
ステップS16:本ステップは、上述した情報制御処理(図3)のステップS6及びステップS7に対応する処理であって、情報センター1は、ステップS14にて算出した警報位置情報と、関連度合いを表わす情報とを、当該対象車両に送信し、ステップS11にリターンする。
【0069】
上述した本実施形態によれば、車両100(対象車両)に搭載されたナビゲーション装置2に対して、過去に他車両(対象車両の場合を含む)に対して警報動作が実行された地点を表わす警報位置情報と、関連度合いを表わす情報とが提供される。これにより、そのナビゲーション装置2は、入手した警報位置情報を利用して、例えば、図5に示す如く、地図画面上の該当する位置を、ドライバ(ユーザ)が認識可能な態様(例えば色やシンボル、点滅等)で表示することができるので、警報動作が過去に行われた地点を、その地点を通過するのに先立ってドライバに効率的に認識させることができ、更に、その警報動作についての、当該対象車両の現在位置における関連度合いをドライバに認識させることができ好適である。そして、ドライバの注意を喚起することにより、対象車両が当該地点を実際に通過する際には、警報動作の実行を最小限に抑制することができるので、その対象車両の安定走行に寄与するだけでなく、周囲の他車両等の交通状況にも悪影響を及ぼすことを極小化することができる。
【0070】
また、例えば降雪状態における渋滞中の交差点において過去の警報動作が実行されたのに対して、その交差点の現在の状況は晴天状態で渋滞も無い場合等のように、一般に、過去に警報動作が行われた地点であっても、そのときの状況と現在の状況とが異なれば、同じ警報動作を必要とする可能性が低い場合も想定されるところ、本実施形態によれば、情報センター1の情報提供処理(図4)のステップS14において関連度合いを表わす情報が算出されるに際して、天候、日時、交通状況、進行方向等の要因が反映されるので、実情に合った合理的な情報提供を行なうことができる。
【0071】
また、関連度合いを表わす情報を算出するに際しては、更に、警報位置情報と現在位置情報とが表わす2地点間の距離が反映されるので、例えば、対象車両の現在位置が過去に警報動作が行われた地点から遠方に位置する場合には、その対象車両に搭載されたナビゲーション装置2に対して、警報位置情報や算出された関連度合いを表わす情報が提供されないように制御することができ、合理的である。
【0072】
また、本実施形態によれば、過去に実行された警報動作の履歴を、データベース33内の警報動作履歴データベースに蓄積できるので、蓄積された情報は、道路設備の運営、保守等を行なう機関が改修・変更等の計画を立案する際にも有効に活用することができる。
【0073】
尚、上述した本実施形態では、車両100において、ナビゲーション装置2とAHS/ASV制御ユニット43とが別体の装置構成としたが、係る装置構成に限られるものではなく、それらを一体とした装置構成であっても良く、この場合は、上述したナビゲーション装置2によって実行される情報制御処理の処理モジュールと、AHS/ASV制御ユニット43によって実行される運転支援処理モジュールとが共に単一の制御ユニットにおいて実行され、それらの処理モジュール間で制御フラグが適宜渡される処理構成を採用すれば良い。
【0074】
また、上記の実施形態を例に説明した本発明は、上述した情報センター1、並びにナビゲーション2に対して、その説明において参照したフローチャートの機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、その装置のCPUに読み出して実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能なメモリまたはハードディスク装置等の記憶デバイスに格納すれば良い。
【0075】
また、前記の場合において、当該各装置内へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、フロッピーディスク等の各種記録媒体を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができ、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムのコード或いは記憶媒体によって構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における情報提供システムの全体概要を例示する図である。
【図2】本実施形態において情報提供システムを構成する情報センター1、車両に搭載されたナビゲーション装置2及び運転支援システムの構成を例示するブロック図である。
【図3】本実施形態においてナビゲーション装置2が行なう情報制御処理を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態において情報センター1が行なう情報提供処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態において情報センター1からの情報提供によってナビゲーション装置2がディスプレイ18に表示する表示画面を例示する図である。
【図6】データベース33に記憶される警報動作履歴データベースを例示する図である。
【符号の説明】
1:情報センター,
2:ナビゲーション装置,
4:基地局,
5:ユーザ端末,
7:通信ネットワーク,
11,31:CPU,
12:GPS受信機,
13:VICS受信機,
14:地図情報,
15:操作スイッチ,
16:車速センサ,
17:ジャイロセンサ,
18:ディスプレイ,
19:無線送受信機,
20:スピーカ,
21:ROM,
22:RAM,
32:メモリ,
33:データベース,
41:車載アンテナ,
42:路車間通信機,
43:AHS/ASV制御ユニット,
44:撮像デバイス,
45:アクチュエータ,
100:車両,
101:AHS基地局,
102:路側アンテナ

Claims (14)

  1. 車両に搭載された情報端末のユーザに対して、通信回線を介して情報を提供する情報提供装置であって、
    車両において前記情報端末により、ユーザに対して、衝突回避のための、音声又は表示の少なくともいずれかによる警報動作が行われた地点の警報位置情報と、その警報動作が実行された際の状況を表わす情報とを受信するのに応じて、それら受信した情報を関連付けした状態で記憶する記憶手段と、
    前記情報端末が搭載された対象車両から受信したその対象車両の現在位置情報及び現在の状況を表わす情報と、前記記憶手段に記憶されている前記警報位置情報及び前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報とに基づいて、該対象車両が衝突回避のために前記警報動作と同じ警報動作を実行することについての、該対象車両の現在位置における関連度合いを表わす情報を算出すると共に、算出した情報が所定レベルを超える場合に、該対象車両に搭載された前記情報端末に対して前記警報位置情報を提供する情報提供手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記情報提供手段は、
    前記対象車両に搭載された前記情報端末に対して前記警報位置情報を提供するに際して、前記関連度合いを表わす情報をも提供することを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  3. 前記情報提供手段は、
    前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報と、前記対象車両の現在の状況を表わす情報とに共通して含まれるところの、天候、日時、交通状況、進行方向のうち少なくとも何れかを表わす情報に基づいて、前記関連度合いを表わす情報を算出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報提供装置。
  4. 前記情報提供手段は、
    前記関連度合いを表わす情報を算出するに際して、前記警報位置情報と前記現在位置情報とが表わす2地点間の距離を反映することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の情報提供装置。
  5. 前記情報提供手段は、
    前記記憶手段を参照することにより、前記警報位置情報が表わす地点及びその周辺における前記警報動作と同じ警報動作の発生履歴に基づいて、前記関連度合いを表わす情報を算出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報提供装置。
  6. 前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報は、前記対象車両に搭載された前記情報端末が衝突回避のために実行可能な警報動作の複数の警報レベルに対応しており、
    前記情報提供手段は、前記関連度合いを表わす情報を、前記複数の警報レベルに応じて算出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報提供装置。
  7. 車両に搭載された情報端末のユーザに対して、通信回線を介して情報を提供する情報提供方法であって、
    車両において前記情報端末により、ユーザに対して、衝突回避のための、音声又は表示の少なくともいずれかによる警報動作が行われた地点の警報位置情報と、その警報動作が実行された際の状況を表わす情報とを受信するのに応じて、それら受信した情報を関連付けした状態でデータベースに記憶する記憶工程と、
    前記情報端末が搭載された対象車両から受信したその対象車両の現在位置情報及び現在の状況を表わす情報と、前記データベースに記憶した前記警報位置情報及び前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報とに基づいて、該対象車両が衝突回避のために前記警報動作と同じ警報動作を実行することについての、該対象車両の現在位置における関連度合いを表わす情報を算出する演算工程と、
    前記演算工程にて算出した情報が所定レベルを超える場合に、該対象車両に搭載された前記情報端末に対して前記警報位置情報を提供すると共に、提供された前記警報位置情報に基づいて、前記情報端末において、前記警報動作が行われた地点をユーザが認識可能に警告する情報提供工程と、
    を有することを特徴とする情報提供方法。
  8. 前記情報提供工程では、
    前記対象車両に搭載された前記情報端末に対して、前記警報位置情報を提供するに際して、前記関連度合いを表わす情報をも提供することにより、前記情報端末において、前記警報動作が行われた地点と、その地点においてその警報動作と同じ警報動作が行われることについての、前記対象車両の現在位置における関連度合いとを、ユーザが認識可能に警告することを特徴とする請求項7記載の情報提供方法。
  9. 車両に搭載された情報端末のユーザに対して、通信回線を介して情報を提供するコンピュータに、
    車両において前記情報端末により、ユーザに対して、衝突回避のための、音声又は表示の少なくともいずれかによる警報動作が行われた地点の警報位置情報と、その警報動作が実行された際の状況を表わす情報とを受信するのに応じて、それら受信した情報を関連付けした状態で記憶デバイスに記憶する記憶工程と、
    前記情報端末が搭載された対象車両から受信したその対象車両の現在位置情報及び現在の状況を表わす情報と、前記記憶デバイスに記憶されている前記警報位置情報及び前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報とに基づいて、該対象車両が衝突回避のために前記警報動作と同じ警報動作を実行することについての、該対象車両の現在位置における関連度合いを表わす情報を算出すると共に、算出した情報が所定レベルを超える場合に、該対象車両に搭載された前記情報端末に対して前記警報位置情報を提供する情報提供工程と、
    実行させるコンピュータ・プログラム。
  10. 前記情報提供工程では
    前記対象車両に搭載された前記情報端末に対して前記警報位置情報を提供するに際して、前記関連度合いを表わす情報をも提供することを特徴とする請求項9記載のコンピュータ・プログラム。
  11. 前記情報提供工程では
    前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報と、前記対象車両の現在の状況を表わす情報とに共通して含まれるところの、天候、日時、交通状況、進行方向のうち少なくとも何れかを表わす情報に基づいて、前記関連度合いを表わす情報を算出することを特徴とする請求項9または請求項10記載のコンピュータ・プログラム。
  12. 前記情報提供工程では
    前記関連度合いを表わす情報を算出するに際して、前記警報位置情報と前記現在位置情報とが表わす2地点間の距離を反映することを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか1項に記載のコンピュータ・プログラム。
  13. 前記情報提供工程では
    前記記憶デバイスを参照することにより、前記警報位置情報が表わす地点及びその周辺における前記警報動作と同じ警報動作の発生履歴に基づいて、前記関連度合いを表わす情報を算出することを特徴とする請求項9または請求項10記載のコンピュータ・プログラム。
  14. 前記警報動作が実行された際の状況を表わす情報は、前記対象車両に搭載された前記情報端末が衝突回避のために実行可能な警報動作の複数の警報レベルに対応しており、
    前記情報提供工程では、前記関連度合いを表わす情報を、前記複数の警報レベルに応じて算出することを特徴とする請求項9または請求項10記載のコンピュータ・プログラム。
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