JP3972244B2 - 遠隔制御型切断ロボット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔地にいる操作員の遠隔制御により切断対象を切断する遠隔制御型切断ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
遠隔制御型切断ロボットは、遠隔地に離れた操作員が遠隔制御を行い、切断対象を切断するロボットである。このような切断作業を行う遠隔制御型切断ロボットに取り付けられる切断器は、例えば、ガス、プラズマ、レーザなどにより切断対象を溶断する機器である。このような切断器で切断する場合、一般的に、切断器と切断対象との間を一定距離に維持しなければならないという制約を伴うことが多い(以下このような距離を基準距離という)。
【0003】
例えば、レーザによる熱溶断を行う切断器ならばレーザ照射口から出力されるレーザビームの光パワーが集中するビームスポット位置に切断対象が位置している必要があり、切断器と切断対象との間の基準距離は、焦点距離に一致している必要がある。上記のような理由から、遠隔制御型切断ロボットでは、切断器と切断対象との位置関係を厳密に設定するための各種配慮がなされる。
しかしながら、従来技術では上記した位置関係の設定が容易でない場合があった。
【0004】
この位置関係の設定に関する設定困難な例とは、例えば、建物など大型構造物の解体時に行われる切断作業がある。この場合、切断対象の解体が進むにつれて遠隔制御型切断ロボットを切断しやすい個所に移動させる必要が生じることもある。したがって、遠隔制御型切断ロボットに予め登録していた切断対象の位置が移動により変化する。このような事情から切断器と切断対象との位置間関係を予め厳密に定めることは困難であった。
このように従来では遠隔制御型切断ロボットにおいて、切断器と切断対象との位置関係を予め厳密に定めることは困難である場合があり、上記した基準距離を維持することができなくなり、切断対象を切断ができないような場合があった。
【0005】
上記したような遠隔制御・切断に係るものでない一般的なロボット制御では、切断経路が予め厳密に設定ができないような場合、従来より、(1)近くにいる操作員によりその都度ロボットに対して手動操縦による経路教示を行ったり、(2)対象の位置を検出するセンサにより倣い制御をかける方式を採用することが一般的に行われていた。
【0006】
しかしながら、遠隔制御型切断ロボットの場合は、操作員が切断対象に近づくことができない等の事情(例えば、高放射線下など)により、切断対象の直近に操作員がいないことが前提である。したがって、切断器と切断対象との位置関係を確認するための、上記(1)の手動操作の経路教示という手法を採用できないという事情があった。
【0007】
また、仮に切断器と切断対象との距離を検出するセンサを配置して倣い制御による切断作業を行う切断ロボットとすると、切断作業自体による環境悪化(高熱、切断クズの飛散など)によりセンサが破壊される恐れがあるとともに、切断対象上の細かい突起など距離センサによって検出しにくい状態変化により、切断器と切断対象との距離が正確に計測できない恐れがある。
【0008】
さらに、一般的に切断を行う場合、殆ど切断対象の外側部から開始して切り込んでいく必要あるが、倣い制御では対象が必要であるため、切断対象の外側部においては倣い制御による経路の学習は不可能である。
これら理由により従来の遠隔制御型切断ロボットに上記(2)の倣い制御を単純に適用することは困難である。
【0009】
以上説明したように、従来の遠隔制御型切断ロボットの制御において、切断対象と切断器との位置関係に制約があるにも拘わらず、切断作業時の位置関係を予め厳密に定めることが困難な事情(移動など)がある場合には、遠隔制御型切断ロボットを制御することは困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した問題点を解決しようとするものであり、その目的は、ロボット切断器本体が移動する様な場合でも切断対象と切断器との位置関係の制約を守りつつ、遠隔制御による切断を実現するような遠隔制御型切断ロボットを提供することにある。
【0011】
そして、上記課題実現のため、第一の手段として、遠隔制御での切断作業において、切断経路計画時には厳密に知ることができない切断器と切断対象との距離を一定に保ちつつ、切断する遠隔制御型切断ロボットを提供する。
【0012】
また、第二の手段として、切断経路計画時に想定した切断対象に対する切断器の角度が垂直でない場合でも、切断器と切断対象との角度を垂直に近づける遠隔制御型切断ロボットを提供する。
【0013】
また、第三の手段として、切断対象上にある突起・穴などの切断障害が発見された場合に、これら切断障害を回避する切断経路を生成する遠隔制御型切断ロボットを提供する。
【0014】
また、第四の手段として、切断対象の端部など切断対象の切断開始時点と切断終了時点で距離センサが切断対象を捉えらなくなるような場合でも影響されることなく距離センサと切断対象と距離を一定に保つ制御を行い、確実に切断する遠隔制御型切断ロボットを提供する。
【0015】
また、第五の手段として、高放射線下など、半導体を使用した距離センサをロボット先端に配置できない環境において、非接触で切断対象までの距離を測定する遠隔制御型切断ロボットを提供する。
【0016】
また、第六の手段として、環境に影響されない機械的構造を有する距離センサをロボット先端に配置し、接触で切断対象までの距離を測定する遠隔制御型切断ロボットを提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第五の手段に係る請求項1に記載の発明では、
基準距離離間している切断対象を切断する切断器と、
切断器がロボット先端に取り付けられ、この切断器を移動させる切断マニピュレータと、
切断器の三次元空間上の位置および方向を決定するため、切断マニピュレータのロボット先端の位置制御を行う制御装置と、
レーザ光を発振するレーザ光発信器と、レーザ光発信器から出力されたレーザ光が入力され、同一平面内で並行な2本のレーザ光と交差する1本のレーザ光をそれぞれ照射するレンズシステムと、切断対象上に照射されるレーザ光を撮像して画像データを取得する撮像管カメラと、を有し、画像データを用いて、これらレーザ光が照射される切断対象における光点間の距離の比率を用いて切断対象までの距離を算出するような処理を行って切断対象までの先端距離検出値を出力する距離センサと、
それぞれ同軸上で180°反対方向に向けられて何れか一方のみが切断対象へ向くようになされた切断器と距離センサとをロボット先端で軸支してなる切り換え軸と、
を備える遠隔制御型切断ロボットであって、
前記制御装置は、
切断経路生成処理として、
切断マニピュレータのロボット先端を予め計画された切断経路上で移動させるための計画切断経路値を登録し、
距離センサを切断対象に向けた状態にし、計画切断経路値に基づいてロボット先端を移動させ、
距離センサが検出した先端距離検出値と距離指令値とが一致するようにロボット先端を移動させ、この一致したときのロボット先端の位置を修正切断経路値として登録し、
切断処理として、
切断器を切断対象に向けた状態にし、修正切断経路値に基づいて切断経路を辿るように制御装置が切断マニピュレータを制御し、切断器と切断対象とが基準距離を維持しつつ切断対象を切断する、
ことを特徴とする。
【0018】
また、第一の手段に係る請求項2に記載の発明では、
請求項1に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記制御装置は、
切断経路生成処理として、
切断マニピュレータのロボット先端を予め計画された切断経路上で移動させるため、この切断経路上の三次元座標である座標値、および、前記切断器の三次元方向ベクトルである方向ベクトル値を複数個所について定めた計画切断経路値を登録し、
前記距離センサを切断対象に向けた状態にし、計画切断経路値に基づいてある座標へ前記切断マニピュレータのロボット先端を移動させ、
切断対象から距離センサまでの距離である先端距離検出値を取得し、
この距離検出値と距離指令値との差分である距離補正値に切断器の方向ベクトル値を乗じて位置補正ベクトル値を算出し、
位置補正ベクトル値によりロボット先端を移動させ、この一致したときのロボット先端の位置を修正切断経路値として登録する、
ことを特徴とする。
【0019】
また、第二の手段に係る請求項3に記載の発明では、
請求項1または請求項2に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記制御装置は、
切断対象の平面部にある切断経路についての修正切断経路値で連続する3点の座標を抽出し、
この3点の座標を通過する平面と垂直な方向を示す法線ベクトルを算出し、
この法線ベクトルの方向と切断器の方向とが一致するようにロボット先端を制御することで、切断器が切断対象面に垂直となるように維持することを特徴とする。
【0020】
また、第二の手段に係る請求項4に記載の発明では、
請求項1または請求項2に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記制御装置は、
修正切断経路値が少なくとも4個所の座標値を有する場合、これら座標値から隣接する3個所の座標値を用いて法線ベクトルを複数求め、
この複数の法線ベクトルを用いて平均の法線ベクトルを算出し、
算出した平均の法線ベクトルの方向と切断器の方向とが一致するようにロボット先端を制御することで、切断器が切断対象面に垂直となるように維持することを特徴とする。
【0021】
また、第三の手段に係る請求項5に記載の発明では、
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記切り換え手段に配置され、前記距離センサの距離検出点周辺の画像データを取得するカメラと、
カメラから出力された画像データによる画像を表示するモニタと、
操作員が操作入力して、前記切断マニピュレータの動作を制御するような指令を前記制御装置へ出力する操作入力盤と、
を備え、
切断経路生成処理において、モニタに表示される切断対象の状態に応じて操作員が操作入力盤を操作して切断経路の指定を行えるようにしたことを特徴とする。
【0022】
また、第三の手段に係る請求項6に記載の発明では、
請求項5に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記操作入力盤は、切断経路生成の中断・再開およびロボット先端の移動について操作入力できるようになされ、切断経路生成処理途中において、
操作入力盤で入力される経路生成中断指令により制御装置は切断経路生成処理を停止してこの点を経路変更開始点として登録し、
操作入力盤で入力される先端動作指令により制御装置はロボット先端を移動させるように制御して指定切断経路値を生成し、
操作入力盤で入力される通過点教示指令により制御装置は切断マニピュレータのロボット先端が計画切断経路上へ戻る直近点を経路変更復帰点として登録し、
操作入力盤で入力される経路生成再開指令により制御装置は経路変更開始点から経路変更復帰点までの切断経路に係る計画切断経路値を、指定切断経路値と交換して、
切断経路生成処理を再開することを特徴とする。
【0023】
また、第四の手段に係る請求項7に記載の発明では、
請求項5または請求項6に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記操作入力盤は、切断経路生成の開始・終了およびロボット先端の移動について操作入力できるようになされ、切断経路生成開始時において、
操作入力盤で入力される経路生成開始指令により制御装置はロボット先端を予め設定したロボット先端位置へ移動させた後に切断経路生成処理を中断し、
操作入力盤で入力される経路生成前進指令により制御装置は切断マニピュレータのロボット先端が切断対象上へ移動するように位置制御し、
操作入力盤で入力される経路生成再開指令により制御装置は切断マニピュレータが倣い制御開始点としてロボット先端を切断対象まで近づけて距離センサと切断対象とを基準距離離間させた状態とし、この時の補正量を用いて切断経路生成処理を再開して切断対象上の修正切断経路値を生成し、
操作入力盤で入力される経路生成終了指令により制御装置は倣い制御開始点から倣い制御終了点までの切断経路に係る計画切断経路値を、修正切断経路値と交換して、
切断経路生成処理を終了することを特徴とする。
【0024】
また、第四の手段に係る請求項8に記載の発明では、
請求項7に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
経路生成開始指令と経路生成開始終了指令との操作入力の代わりに、距離センサから出力される先端距離検出値が一定値以上から一定値未満に変化した場合にロボット先端が切断対象の外から上へ移動したと判別して経路生成再開指令が出力されたものとし、また、距離センサから出力される先端距離検出値が一定値未満から一定値以上に変化した場合にロボット先端が切断対象の上から外へ移動したと判別して経路生成終了指令が出力されたものとし、
指令を自動判別することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
1)倣い制御自動ティーチングを実現する遠隔制御型切断ロボット
続いて本発明の各種実施形態について図を参照して説明する。まず請求項2に係る第1実施形態の遠隔制御型切断ロボットについて説明する。図1は本実施形態の遠隔制御型切断ロボットの構成図、図2は本実施形態の遠隔制御型切断ロボットによる切断経路を説明する説明図、図3は切断経路生成処理を行う制御ブロック図である。
図1で示すように、本実施形態では倣い制御自動ティーチングを実現する遠隔制御型切断ロボットであって、制御装置1、切断マニピュレータ2、切断器3、距離センサ4、切り換え軸5、切断対象6を備えている。
【0034】
制御装置1は、切断マニピュレータ2および距離センサ4と信号を送受信するようになされている。
制御装置1から切断マニピュレータ2へは各軸位置指令値が送信され、また、切断マニピュレータ2から制御装置1へは各軸位置検出値が送信される。これにより制御装置1は切断マニピュレータ2の位置制御を行うようになされている。
【0035】
さらに、距離センサ4から制御装置1へ先端距離検出値が送信される。これにより制御装置1は切断マニピュレータ2の先端(以下、ロボット先端という)に位置する距離センサ4の先端が切断対象6に対して離間する距離に関する情報(先端距離検出値)を取得する。なお、制御装置1による切断マニピュレータ2の位置制御については後述する。
【0036】
切断マニピュレータ2のロボット先端には切り換え手段の一具体例である切り換え軸5を介して切断器3と距離センサ4が取り付けられている。この切断マニピュレータ2は、切断器3と距離センサ4とを所定の3次元空間内を自在に移動させることができる。
【0037】
切断器3は、その一例として、ガス、プラズマ、レーザなどの熱溶断を行う装置が挙げられる。例えば、レーザによる熱溶断を行う機器ならばレーザ照射口から出力されるレーザビームの光パワーが集中するビームスポット位置に切断対象6が位置している必要があり、切断器3から切断対象6までの距離は、基準距離を保つように切断作業時には厳密に管理されることとなる。
【0038】
距離センサ4は、切断対象6までの距離を検出し、先端距離検出値を制御装置1へ出力するようになされている。
ここに、切り換え軸5に取り付けられる切断器3と距離センサ4とは、角度を変えて取り付けられている(例えば、図1で示すように180゜反対方向である。)。切り換え軸5は図1で示す矢印A方向に回転するようになされており、図1で示すような距離センサ4を切断対象6へ向けている状態と、図示しないが切断器3を切断対象6へ向けている状態とを切り換えて選択することができる。
【0039】
このように切り換えを可能とする理由は、切断器3を切断対象6に向けて切断するときに発せられる熱から距離センサ4を保護するため、切断器3と距離センサ4とが直近にならないようにするためである。
この場合、切断器3の照射口から切断対象6までの距離と、距離センサ4から切断対象6までの距離とが一致するように機械的に位置決めされたうえで切り換え軸5に取り付けられることとなる。
【0040】
続いて本実施形態による動作例について説明する。本実施形態では、特に、倣い制御自動ティーチング機能を果たすものである。
(1)切断経路の計画
まず、切断経路を計画する。計画時の切断経路10は、図2(a)で示すように、計画時に想定した切断対象11上に乗るような切断経路である。そして、この計画した切断経路に基づいて計画切断経路値を求め、図示しない入力装置(例えばキーボードなど)を用いて制御装置1に入力・登録する。
【0041】
この計画時に入力される計画切断経路値は、切断経路上を移動する切断マニピュレータ2のロボット先端の三次元の座標値、および、この座標位置から切断器4の方向を決定する三次元方向ベクトルである方向ベクトル値であって、サンプリング時間ごとの複数個所についての値となる。入力された計画切断経路値は、図3で示すように計画切断経路値記憶部1aにおいて登録される。この場合、計画切断経路値は、複数個所の座標値・方向ベクトル値が一括登録されることとなる。
なお、切断対象6から切断器4までの基準距離は基準距離記憶部1bに予め登録されているため、切断時における切断対象6上の切断経路を特定できることとなる。
【0042】
(2)計画した切断経路の修正
しかし、実際の切断作業にあっては、先に説明したように、切断対象6が大きいため遠隔制御型切断ロボットをある場所から他の場所へ移動させた後に切断を継続するような場合がある。遠隔制御型切断ロボットの移動を伴う場合には、切断対象6と遠隔制御型切断ロボットとの位置関係を計画時に精度よく把握することは困難であるため、計画時の切断経路どおりに切断器4を制御しても、図2(b)で示すように、実際の切断対象13上における切断経路12には乗らない恐れがある。
【0043】
そこで、遠隔制御型切断ロボットをある場所から他の場所へ移動させた後に計画した切断経路の修正を行う。
まず、切り換え軸5を回転させて距離センサ4を切断対象6に向くようにする。そして、計画切断経路値に基づいて計画時の切断経路を辿らせるように切断マニピュレータ2を制御する。この場合、計画切断経路値として計画切断経路値記憶部1aに登録されている、ある座標にロボット先端が到達するたび、距離センサ4と切断対象6との間の距離が所定距離となるように制御する。
【0044】
具体的には、図3で示すように、制御装置1は距離センサ4から出力される先端距離検出値を基準距離となる距離指令値から引いて、距離補正値を出力する。この距離補正値に対して正規化手段1dを経て出力される切断器3の方向ベクトル値を乗じた量を計画時の経路と対象上の経路との間の誤差と考え、これを位置補正ベクトル値とする。
この位置補正ベクトル値を用いて、先端位置指令値として出力される計画切断経路値を修正して修正された先端位置指令値を先端→各軸座標変換器1eに出力し、切断マニピュレータ2のロボット先端の位置を修正する。そして、基準距離記憶部1bから出力される距離指令値と距離センサ4から出力される先端距離検出値が同じになった場合に、計画切断経路値を位置補正ベクトル値で修正した修正切断経路値を、修正切断経路値記憶部1cに登録する。
【0045】
以下、他の座標に切断マニピュレータ2のロボット先端を移動させて同様の補正処理を行って全体の修正切断経路値を完成させる。最終的に切断対象6上の計画切断経路値に対応する修正断経路値が生成される。
これら修正切断経路値は制御装置1の修正切断経路値記憶部1cに全て登録されることとなる。
【0046】
(3)切断
上記過程を経て生成された修正切断経路値を用いて切断を行う。まず、切り換え軸5を回転させて距離センサ4に代えて切断器3を切断対象6に向けて、修正切断経路値に沿って切断経路を辿りつつ切断器3を作動させる。この場合、切断器3と切断対象6との基準距離は一定に保たれており、切断が確実に行われる。
【0047】
以上、本実施形態の倣い制御自動ティーチングを実現する遠隔制御型切断ロボットによれば、切断に先立って距離センサ4を用いた倣い制御による経路教示を自動的に行うことで、経路計画時には厳密に知ることができない切断器と切断対象との基準距離を、一定に保つような修正切断経路を生成して切断を行うため、切断を確実に行うことができる。
また、切り換え軸5を回動させることで、距離センサ4と切断器3との位置を入れ替えることができ、切断時の熱から距離センサ4を保護することができる。
【0048】
2)切断対象上の切断経路から切断器の方向ベクトル値を生成するシステム1
続いて、請求項3に係る第2実施形態の遠隔制御型切断ロボットについて説明する。第1実施形態では、方向ベクトル値は特に補正しない実施形態であったが、本実施形態では、第1実施形態に加え、さらに、方向ベクトル値も修正するような構成を採用した。これらは制御装置1内の図示しない演算制御装置により実行される。第1実施形態として説明した倣い制御自動ティーチングにより、生成完了した切断対象6上の修正切断経路値から、連続する3個所の座標P0,P1,P2の座標値を抽出する。このような座標値を以下に示すような数1,数2,数3で表す。
【0049】
【数1】
【0050】
【数2】
【0051】
【数3】
【0052】
これら3個所の座標P0,P1,P2を含む平面に対する法線ベクトルVを導出することとなる。法線ベクトルVは以下に示す数4のようになる。
【0053】
【数4】
【0054】
この法線ベクトルは、その性質上、P0,P1,P2の3点において、切断対象6に対して垂直方向に向かうものであり、切断器3の方向ベクトル値とする。算出は、3点の座標を通る平面に垂直となるような法線ベクトルを、数5を用いて算出する。
【0055】
【数5】
【0056】
本実施形態ではこのように方向ベクトル値を算出するようにしたため、距離センサ4を用いて生成した修正切断経路値から、切断経路が乗る平面の法線ベクトルを求めることが可能となり、切断器3と切断対象6との角度を垂直に近づけることができる。
【0057】
3)切断対象上の切断経路から切断器の方向ベクトル値を生成するシステム2
続いて、請求項4に係る第3実施形態の遠隔制御型切断ロボットについて説明する。前述した第2実施形態では、方向ベクトル値を修正するような構成を採用したが、本実施形態では方向ベクトル値の他の修正手法に関するものである。これらは制御装置1内の図示しない演算制御装置により実行される。
第2実施形態として説明した遠隔制御型切断ロボットにおいて、修正切断経路値がn(n=4,5・・)個所ある場合(例えばn=5)の座標値を有する場合、これら座標値から隣接する3個所の座標値を用い、数5により法線ベクトルを求める。そして、以下同様にしてn−2個所(n=5で3個所)について法線ベクトルを求める。そしてn−2(n=5で3個)の法線ベクトルを用いて、平均の法線ベクトルを算出して方向ベクトル値を算出する。そして、算出した方向ベクトル値と切断器3の方向とが一致するようにロボット先端を制御することで、切断器3が切断対象6の表面で垂直となるように維持する。
【0058】
以上説明した第3実施形態によれば、生成した修正切断経路値から、切断経路が乗る平面の法線ベクトルを複数求めて平均をとることで、細かいうねりなどの影響を排除しつつ、切断器3と切断対象6との角度を垂直に近づけることができる。
【0059】
4)切断対象上の切断障害の回避を実現する遠隔制御型切断ロボット続いて請求項5,6に係り、他の機能を実現する第4実施形態の遠隔制御型切断ロボットについて図を参照しつつ説明する。図4は本実施形態の遠隔制御型切断ロボットの構成図である。
本実施形態では、計画した切断経路に予め想定していなかったような突起や穴などの切断障害があることを発見した場合に、操作員の手動により切断障害を回避するような指定切断経路を生成できるようにした遠隔制御型切断ロボットである。
【0060】
本実施形態では障害物回避を実現する遠隔制御型切断ロボットであって、第1実施形態で説明した制御装置1、切断マニピュレータ2、切断器3、距離センサ4、切り換え軸5、切断対象6に加え、監視カメラ31、モニタ32、操作入力盤33を備えている。なお、第1実施形態で説明したものは同様の符号を付するとともに、重複する説明を省略する。
【0061】
監視カメラ31は、距離センサ4と略同一方向となるように切り換え軸5に配置され、距離センサ4の距離検出点周辺の切断対象6の表面を映した画像データを出力する。
モニタ32は、監視カメラ31から出力された画像データを処理して画像を表示する通常の映像表示装置である。
操作入力盤33は、切断経路生成処理途中で操作員が操作入力すると、切断経路生成の中断・再開およびロボット先端の移動について操作入力できるようになされている。詳しくは、切断マニピュレータ2の動作を制御するような指令を制御装置1へ出力するものであり、経路生成中断指令、先端動作指令、通過点教示指令、経路生成再開指令を制御装置1へ出力する。
【0062】
続いて、このような遠隔制御型切断ロボットによる切断障害の回避について説明する。操作員は切断対象6上の経路生成中、モニタ32で監視カメラ31が送信する画像を監視し、切断対象6上の突起や穴などの切断障害の有無を常時監視する。操作員が切断対象6上に切断障害があると判定した場合、操作入力盤33に対し経路生成中断操作を行う。操作入力盤33は、制御装置1へ経路生成中断指令を送信し、制御装置1は切断マニピュレータ2を制御してある点で停止させる。この場合の点を特に経路変更開始点という。
【0063】
経路生成中断したならば、操作員は、モニタ32で切断マニピュレータ2のロボット先端に対向する切断対象6の表面の状況を確認しながら、操作入力盤33を操作し、切断マニピュレータ2のロボット先端を上下左右方向に移動させるような先端動作操作を行う。操作入力盤33は、制御装置1へ先端動作指令を送信し、制御装置1は切断マニピュレータ2を制御して、切断障害を回避するよう切断マニピュレータ2の先端を移動させる。
上下左右方向への先端動作指令入力に対応するロボット先端の移動制御は、既知の工具座標系制御により行う。また、切断対象6と切断マニピュレータ2の先端との距離を一定に保つ制御も合わせて行う。
【0064】
操作員は、モニタ32で切断マニピュレータ2の先端が回避経路を移動させ、回避が終了したと判断するならば、操作員は操作入力盤33を操作して通過点教示指令を入力すると、制御装置1は、最後に教示された通過点から最も近い計画時の切断経路上の点を経路変更復帰点とする。このような経路変更開始点から経路変更復帰点までの経路を指定切断経路とし、この指定切断経路を表す指定切断経路値を図示しない記憶部に一時的に登録する。
【0065】
操作員は操作入力盤33を操作して経路生成再開指令を入力すると、制御装置1は今まで登録されていた経路変更開始点から経路変更復帰点までの切断経路に係る計画切断経路値を、取得した指定切断経路値と入れ換えて計画切断経路記憶部1aに登録する処理を行う。それから、制御装置1は、経路変更復帰点から経路生成処理を再開する。
【0066】
以上、本実施形態の切断対象6上の切断障害を回避する遠隔制御型切断ロボットによれば、切断対象6上に突起・穴という切断障害を回避した切断経路を生成することができ、良好な切断を実現することができる。
【0067】
5)距離センサが切断対象を検出できない領域での経路生成機能を実現する遠隔制御型切断ロボット
続いて請求項7に係る第5実施形態の遠隔制御型切断ロボットについて図を参照しつつ説明する。図5は本実施形態の遠隔制御型切断ロボットの構成図、図6は、距離センサが切断対象を検出できない領域での切断経路生成動作を説明する説明図である。
【0068】
本実施形態では、距離センサ4が切断対象を検出できない領域においても、切断経路を生成する遠隔制御型切断ロボットである。距離センサ4が切断対象を検出できないような状態で切断マニピュレータ2を移動させると、切断対象6に切断マニピュレータ2の先頭が衝突するような場合が起こりうる。そこで、切断マニピュレータ2の移動当初において、切断マニピュレータ2が切断対象6へ衝突しないで近づくように誘導される切断経路を設定できるようにするというものである。
【0069】
本実施形態では、第4実施形態で説明した遠隔制御型切断ロボットと同じく、制御装置1、切断マニピュレータ2、切断器3、距離センサ4、切り換え軸5、切断対象6、監視カメラ31、モニタ32、操作入力盤33を備える点は同様であるが、操作入力盤33は、第4実施形態として説明した以外にも、経路生成開始指令、経路生成前進指令、経路生成再開指令、経路生成終了指令を制御装置1へ出力できるようになされている。
【0070】
続いて、このような遠隔制御型切断ロボットによる経路生成について図5,図6を参照しつつ説明する。
操作入力盤33から経路生成開始指令信号が制御装置1へ出力されると、制御装置1は切断マニピュレータのロボット先端を予め設定した先端位置へ移動させた後、経路生成を中断する(図6の▲1▼から▲2▼まで移動し、▲2▼の位置で停止する。)。この先端位置は安全距離から生成される。
【0071】
操作員は、モニタ32で監視カメラ31が送信する切断対象の端周辺画像を監視し、操作入力盤33を操作して経路生成前進操作を行うと、操作入力盤33は制御装置1へ経路生成前進指令を出力する。制御装置1は切断マニピュレータ2のロボット先端を移動させる。この場合、操作員は切断マニピュレータ2のロボット先端が切断対象6の上に入るまで、経路生成前進操作を続け、ロボット先端が切断対象6の内部へ所定距離以上入れるものとする(図6の▲2▼から▲3▼まで移動し、▲3▼の位置で停止する。)。
【0072】
そして、切断マニピュレータ2のロボット先端が切断対象6上にある点を倣い制御開始点とし、操作員は、操作入力盤33を操作して経路生成再開操作を行うと、操作入力盤33は制御装置1へ経路生成再開指令を出力する。
制御装置1は、経路生成再開指令により距離センサ4が距離基準値になるまで切断マニピュレータ2のロボット先端を切断対象6まで近づける。切断マニピュレータ2のロボット先端が距離基準値になったとき、計画時の切断経路と切断対象上の切断経路とが一致しない場合があり、この場合のずれ量を補正量とする。その時の補正量を用いて登録済みの計画切断経路値の最初からその点までを新たな計画切断経路値として生成する。
【0073】
その後、倣い制御自動ティーチングを開始する。そして操作員34による経路生成終了指令入力があるまで、倣い制御自動ティーチングを続ける(図6の▲3▼から▲4▼まで移動する)。経路生成終了指令により、制御装置1は距離センサ4を用いた倣い制御を終了する。(図6の▲4▼参照)そして、倣い制御開始点から倣い制御終了点までの切断経路(倣い制御が可能な範囲)を修正切断経路値として求め、計画切断経路値と入れ換える。また、最初から倣い制御開始点までの経路(倣い制御が不可能な範囲)が修正切断経路値として加えられる。
【0074】
以上、本実施形態で説明した、距離センサ4が切断対象6を検出できない領域での経路生成機能を有する遠隔制御型切断ロボットによれば、モニタ32に表示される監視カメラ画像に基づく操作員の判断で、倣い制御を実施する範囲を指定し、倣い制御ができない範囲の経路は操作員が指定することとしたので、切り残しが出ないように切断経路を生成することができる。この方式では、接触式の距離センサを用いた場合でも、有効に経路生成を行うことができる。
【0075】
6)距離センサが切断対象を検出できない領域での経路生成機能を実現する遠隔制御型切断ロボット
続いて請求項8に係る本発明の第6実施形態の遠隔制御型切断ロボットについて説明する。第5実施形態においては、接触式の距離センサを用いていたが、本実施形態では、例えば、レーザ光線を用いるなどした非接触式の距離センサを用いるものとする。この非接触式の距離センサは、先に説明した安全距離以上の距離を検出でき、距離センサが切断対象を検出できないような遠方にある場合には検出限界距離以上の先端距離検出値を出力する(つまり、検出不能であることを判別する検出値である)を出力するようにしてある。なお、本実施形態の遠隔制御型切断ロボットの構成については図5,図6を用いて示した第5実施形態と同様であるとしてその説明を省略する。
本実施形態の操作入力盤33は、経路生成開始指令のみ出力できるようになされ、経路生成前進指令、経路生成再開指令、経路生成終了指令は出力しないようになされているものとする。
【0076】
続いて本実施形態による経路生成について説明する。操作員が操作入力盤33を操作して経路生成開始指令を入力すると、制御装置1は、自動的に経路生成前進指令がなされているとして、切断マニピュレータ2のロボット先端を前進移動させる(図6の▲2▼〜▲3▼の移動)。
距離センサ4の先端距離検出値が一定値以上から一定値未満になると、距離センサ4が切断対象6の上側にある(図6の▲3▼)ものとして、制御装置1は、経路生成再開指令がなされたと判定し、自動的に経路生成を再開する。
同様に距離センサ4の先端距離検出値が一定値未満から一定値以上になると、距離センサ4が切断対象6の外側にあるものとして、制御装置1は、経路生成終了指令がなされたと判定し、自動的に経路生成を終了する。
【0077】
以上、本実施形態で説明したように、距離センサ4が切断対象6を検出できない領域での経路生成機能を有する遠隔制御型切断ロボットによれば、自動的に倣い制御を実施する範囲を指定することで、倣い制御ができない範囲の経路も生成可能とし、切り残しが出ないように切断経路を生成することができる。
【0078】
7)レーザ光と画像から距離を算出するシステム1
続いて、第7実施形態の遠隔制御型切断ロボットについて説明する。図7は、本実施形態の遠隔制御型切断ロボットの構成図である。第7実施形態では、制御装置1、切断マニピュレータ2、切断器3、距離センサ4、切り換え軸5、切断対象6、レーザ光発振器61、光ファイバ62、レンズシステム63、撮像管カメラ64、画像処理装置65を備えている。なお、先に説明した構成には同一の符号を付するとともにその説明を省略する。
【0079】
図7で示すように、本実施形態は、1本のレーザ光と画像処理により切断対象までの距離を求めるシステムの構成である。レーザ光発振器61で発生したレーザ光を光ファイバ62でロボット先端まで送り、予め定めた撮像管カメラ64と切断対象6との距離でカメラ画像の中心に光点が位置するように調整したレンズシステム63を通過させる。画像上の光点位置と画像中心から、画像処理装置65は、撮像管カメラ64と切断対象6との距離を次式により算出する。
【0080】
l=l0 +k・dS
但し、
l0 :撮像管カメラ64と切断対象6との基準距離
dS :画像中心と画像上の光点位置との画像上での符号距離
k :撮像カメラ64とレンズシステム63との位置関係と撮像管カメラ64の視野角から求まる定数
l :撮像カメラ64と切断対象6との距離
本実施形態ではこの距離lを用いて上記した各種の処理を行うことが可能となる。
【0081】
以上本実施形態によれば、レーザ光と画像処理による距離検出により、半導体を使用した距離センサを用いずに、非接触で切断対象までの距離を求めることができる。このため、半導体を用いることができない環境、例えば高放射線下で特に好適な遠隔制御型切断ロボットとすることができる。
【0082】
8)レーザ光と画像から距離を算出するシステム2
続いて請求項1に係る本発明の第8実施形態の遠隔制御型切断ロボットについて説明する。図8は、3本のレーザ光と画像処理により切断対象までの距離を求めるシステムの原理図である。第7実施形態で説明したような、1本のレーザ光と画像処理により切断対象までの距離を求めるシステムと同様に、ロボット先端に設置されたレンズシステム63により、レーザ光71を3分岐して2本の平行なレーザ光71と、それらと同一平面上にあって角度を持った1本のレーザ光71を切断対象表面72に当てる。それらの光点を撮像管カメラ64で捕らえ、画像上の光点間の距離から次式数6により、距離を求める。
【0083】
【数6】
【0084】
但し、
dS1 :角度を持ったレーザ光71の光点と、角度を持ったレーザ光71と遠くで交差するレーザ光71の光点との画像上の距離
dS2 :角度を持ったレーザ光71の光点と、角度を持ったレーザ光71と近くで交差するレーザ光71の光点との画像上の距離
l0 :dS2=0となる位置から、dS1 = dS2 となる位置までの距離
l :dS2=0となる位置と切断対象との距離
となる。
本実施形態ではこの距離lを用いて上記した各種の処理を行うことが可能となる。
【0085】
以上本実施形態によれば、レーザ光と画像処理による距離検出により、半導体を使用した距離センサを用いずに、非接触で切断対象までの距離を求めることができる。この方式では、カメラの視野角の影響なく距離を求めることができる。このため、半導体を用いることができない環境、例えば高放射線下で特に好適な遠隔制御型切断ロボットとすることができる。
【0086】
9)機械的構造を有する距離センサにより距離を算出するシステム
続いて本発明の第9実施形態の遠隔制御型切断ロボットについて説明する。図9は機械的構造を有する距離センサの構造図、図10は終端位置の認識処理を説明するタイムチャートである。
図9で示すように距離センサ80は、ポテンショメータ81(センサ部に相当)、押付けバネ82(付勢部に相当)、ロッド83、車輪84(従動子に相当)を備えている。
【0087】
距離センサ80では、押付けバネ82によりロッド83および車輪84が切断対象6に押し付けられる構造を有し、ロッド83の変位をポテンショメータ81で電気信号に変換しているため、車輪84が切断対象6に接触しない場合に先端距離検出値は最大値のまま固定される。
【0088】
また、車輪84が切断対象6の終端近傍にあり、切断対象6から車輪84が離脱して接触しない状態になった瞬間、押付けバネ82のバネ係数、摩擦、車輪84とロッド83の質量で決定される速度で車輪84が突出し、先端距離検出値が変化する。一般に車輪84とロッド83との質量は小さく、摩擦も小さいと考えられるので、この場合の車輪84が突出する速度は切断マニピュレータ2のロボット先端における移動速度を超える。
【0089】
そこで、これら現象を利用し、先端距離検出値、または、先端距離検出値の距離変化率(以下単に距離変化率という)を用いて切断対象の終端位置における認識処理を行う。
例えば、図10に示すように先端距離検出値が大きくなった時点を検出したり、図11で示すように先端距離検出値の距離変化率が大きくなった時点を検出したり、または、図12で示すように先端距離検出値および先端距離検出値の距離変化率を組み合わせて検出する。
【0090】
なお、このような検出では切断対象6の細かい凹凸によっても先端距離検出値または距離変化率が変化する。そこで、これら凹凸によって終端位置を検出しないようにするため、先端距離検出値または距離変化率が所定値以上になってから一定時間連続するような場合の位置を切断対象の経路終端であると認識する。この際、先端距離検出値または距離変化率が変化した時点の位置を記憶することで、切断対象の経路終端を終端位置として認識する。このため、図示しないが、メモリ等の記憶装置と、このような認識処理を行う中央処理装置が、制御装置1内に設けられているものとする。
これにより、凹凸等を終端位置であると判断して切断マニピュレータを停止し、不正値による誤動作が長時間続いて衝突等の障害を起こさないようにすることができる。
【0091】
続いて、経路終端位置の自動認識について図を参照しつつ説明する。
まず距離の変化による車輪の状態の検出について、図10を参照しつつ説明する。
まず距離検出限界値を設定する。切断対象6から車輪84が逸脱した場合、この距離検出限界値を超える時間が長期間続く点に着目して経路の終端位置を認識する。
【0092】
位置Aで距離が予め定められた距離検出限界値を超えたとき、位置Aに係るデータを記録するとともに経過時間の計測(以下、単に計時という)を開始する。なお先端距離検出値の検出は続けられているものとする。このような状況下、経過時間が予め定められた端検出時間を超えない場合には、切断対象6の凹凸による突発的なものと判断して位置Aに係るデータの記録を破棄する。
【0093】
そして、位置Bで距離検出限界値を超えたとき、位置Bに係るデータを記録するとともに計時を開始し、経過時間が予め定められた端検出時間を超える場合には、切断対象6上から車輪84が逸脱したものであると判断され、この位置Bが経路の終端位置であるとして登録される。この場合検出に関するフラグがON状態となる。
【0094】
続いて、経路の終端位置の自動認識のうち、検出した先端距離検出値の距離変化率による車輪の状態の検出について図11を参照しつつ説明する。
まず、変化率閾値を設定する。切断対象6から車輪84が逸脱した場合、付勢力により車輪84が高速度で突出するため、検出した距離変化率が上昇する。そして、それ以降距離変化率が変化しない時間が長期間続く点に着目して経路の終端位置を認識する。
【0095】
位置Aで距離変化率が予め定められた変化率閾値を超えたとき、位置Aに係るデータを記録するとともに計時を開始する。なお距離変化率の検出は続けられているものとする。
このような状況下、その後も距離変化率の増減が続くような場合には、依然切断対象6上を車輪84が従動していると判断して位置Aに係るデータの記録を破棄する。
【0096】
そして、位置Bで変化率閾値を超えたときに位置Bに係るデータを記録し、その後変化率が変化しない期間が予め定められた期間である端検出時間を超えるときには、切断対象6上から車輪84が逸脱したものであると検出され、この位置Bが経路の終端位置であるとして登録される。この場合検出に関するフラグがON状態となる。
【0097】
続いて、経路の終端位置の自動認識のうち、先端距離検出値と距離変化率とを組み合わせた車輪の状態の検出について図12を参照しつつ説明する。
距離変化率用の変化率閾値と、先端距離検出値用の距離検出限界値と、をそれぞれ設定する。切断対象6から車輪84が逸脱した場合、付勢力により車輪84が高速度で突出するため、距離変化率が上昇する。このように最初の検出では即応性がある距離変化率を採用する。しかし、その後は距離が距離検出限界値を超える状態が長期間続く点に着目して先端距離検出値を観察して経路の終端位置であるか否かを認識する。
【0098】
位置Aで、距離変化率が予め定められた変化率閾値を超えたとき、位置Aに係るデータを記録するとともに計時を開始する。なお、先端距離検出値および距離変化率の検出は続けられているものとする。
このような状況下、その後に距離が距離検出限界値を下回るような場合には、依然切断対象6上を車輪84が従動していると判断して位置Aに係るデータの記録を破棄する。
【0099】
そして、位置Bにおいて、距離変化率が変化率閾値を超えたときに位置Bに係るデータを記録し、先端距離検出値が距離検出限界値を上回る期間が予め定められた期間である端検出時間を超えるときには、切断対象6上から車輪84が逸脱したものであると判断され、この位置Bが経路の終端位置であるとして登録される。この場合検出に関するフラグがON状態となる。
【0100】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、ロボット切断器本体が移動する様な場合でも切断対象と切断器との位置関係の制約を守りつつ、遠隔制御による切断を実現するような遠隔制御型切断ロボットを提供することができる。
【0101】
詳しくは、遠隔制御での切断作業において、切断経路計画時には厳密に知ることができない切断器と切断対象との距離を一定に保ちつつ、切断する遠隔制御型切断ロボットを提供することができる。
【0102】
また、経路計画時に想定した切断対象の角度と実際の切断対象の角度との差により垂直でない場合でも、切断器と切断対象との角度を垂直に近づける遠隔制御型切断ロボットを提供することができる。
【0103】
また、切断対象上にある突起・穴などの障害が発見された場合に、これら障害を回避する切断経路を生成するような遠隔制御型切断ロボットを提供することができる。
【0104】
また、切断対象の端部など切断対象の切断開始時点と切断終了時点で距離センサが切断対象を捉えらなくなるような場合でも影響されることなく距離センサと切断対象と距離を一定に保つ制御を行い、確実に切断する遠隔制御型切断ロボットを提供することができる。
【0105】
また、高放射線下など、半導体を使用した距離センサをロボット先端に配置できない環境において、非接触で切断対象までの距離を測定する遠隔制御型切断ロボットを提供することができる。
【0106】
また、環境に影響されない機械的構造を有する距離センサをロボット先端に配置し、接触で切断対象までの距離を測定する遠隔制御型切断ロボットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の遠隔制御型切断ロボットの構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態の遠隔制御型切断ロボットによる切断経路を説明する説明図である。
【図3】切断経路生成処理を行う制御ブロック図である。
【図4】本発明の第4実施形態の遠隔制御型切断ロボットの構成図である。
【図5】本発明の第5実施形態の遠隔制御型切断ロボットの構成図である。
【図6】距離センサが切断対象を検出できない領域での切断経路生成動作を説明する説明図である。
【図7】本発明の第7実施形態の遠隔制御型切断ロボットの構成図である。
【図8】3本のレーザ光と画像処理により切断対象までの距離を求めるシステムの原理図である。
【図9】機械的構造を有する距離センサの構造図である。
【図10】終端位置の認識処理を説明するタイムチャートである。
【図11】終端位置の認識処理を説明するタイムチャートである。
【図12】終端位置の認識処理を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置
1a 計画切断経路値記憶部
1b 基準距離記憶部
1c 修正切断経路値記憶部
1d 正規化手段
1e 先端→各軸座標変換器
2 切断マニピュレータ
3 切断器
4 距離センサ
5 切り換え軸
6 切断対象
10 計画時の切断経路
11 計画時に想定した切断対象
12 実際の切断対象上の切断経路
13 実際の切断対象
31 監視カメラ
32 モニタ
33 操作入力盤
61 レーザ光発振器
62 光ファイバ
63 レンズシステム
64 撮像管カメラ
65 画像処理装置
71 レーザ光
72 切断対象表面
80 距離センサ
81 ポテンショメータ
82 押付けバネ
83 ロッド
84 車輪
Claims (8)
- 基準距離離間している切断対象を切断する切断器と、
切断器がロボット先端に取り付けられ、この切断器を移動させる切断マニピュレータと、
切断器の三次元空間上の位置および方向を決定するため、切断マニピュレータのロボット先端の位置制御を行う制御装置と、
レーザ光を発振するレーザ光発信器と、レーザ光発信器から出力されたレーザ光が入力され、同一平面内で並行な2本のレーザ光と交差する1本のレーザ光をそれぞれ照射するレンズシステムと、切断対象上に照射されるレーザ光を撮像して画像データを取得する撮像管カメラと、を有し、画像データを用いて、これらレーザ光が照射される切断対象における光点間の距離の比率を用いて切断対象までの距離を算出するような処理を行って切断対象までの先端距離検出値を出力する距離センサと、
それぞれ同軸上で180°反対方向に向けられて何れか一方のみが切断対象へ向くようになされた切断器と距離センサとをロボット先端で軸支してなる切り換え軸と、
を備える遠隔制御型切断ロボットであって、
前記制御装置は、
切断経路生成処理として、
切断マニピュレータのロボット先端を予め計画された切断経路上で移動させるための計画切断経路値を登録し、
距離センサを切断対象に向けた状態にし、計画切断経路値に基づいてロボット先端を移動させ、
距離センサが検出した先端距離検出値と距離指令値とが一致するようにロボット先端を移動させ、この一致したときのロボット先端の位置を修正切断経路値として登録し、
切断処理として、
切断器を切断対象に向けた状態にし、修正切断経路値に基づいて切断経路を辿るように制御装置が切断マニピュレータを制御し、切断器と切断対象とが基準距離を維持しつつ切断対象を切断する、
ことを特徴とする遠隔制御型切断ロボット。 - 請求項1に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記制御装置は、
切断経路生成処理として、
切断マニピュレータのロボット先端を予め計画された切断経路上で移動させるため、この切断経路上の三次元座標である座標値、および、前記切断器の三次元方向ベクトルである方向ベクトル値を複数個所について定めた計画切断経路値を登録し、
前記距離センサを切断対象に向けた状態にし、計画切断経路値に基づいてある座標へ前記切断マニピュレータのロボット先端を移動させ、
切断対象から距離センサまでの距離である先端距離検出値を取得し、
この距離検出値と距離指令値との差分である距離補正値に切断器の方向ベクトル値を乗じて位置補正ベクトル値を算出し、
位置補正ベクトル値によりロボット先端を移動させ、この一致したときのロボット先端の位置を修正切断経路値として登録する、
ことを特徴とする遠隔制御型切断ロボット。 - 請求項1または請求項2に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記制御装置は、
切断対象の平面部にある切断経路についての修正切断経路値で連続する3点の座標を抽出し、
この3点の座標を通過する平面と垂直な方向を示す法線ベクトルを算出し、
この法線ベクトルの方向と切断器の方向とが一致するようにロボット先端を制御することで、切断器が切断対象面に垂直となるように維持することを特徴とする遠隔制御型切断ロボット。 - 請求項1または請求項2に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記制御装置は、
修正切断経路値が少なくとも4個所の座標値を有する場合、これら座標値から隣接する3個所の座標値を用いて法線ベクトルを複数求め、
この複数の法線ベクトルを用いて平均の法線ベクトルを算出し、
算出した平均の法線ベクトルの方向と切断器の方向とが一致するようにロボット先端を制御することで、切断器が切断対象面に垂直となるように維持することを特徴とする遠隔制御型切断ロボット。 - 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記切り換え手段に配置され、前記距離センサの距離検出点周辺の画像データを取得するカメラと、
カメラから出力された画像データによる画像を表示するモニタと、
操作員が操作入力して、前記切断マニピュレータの動作を制御するような指令を前記制御装置へ出力する操作入力盤と、
を備え、
切断経路生成処理において、モニタに表示される切断対象の状態に応じて操作員が操作入力盤を操作して切断経路の指定を行えるようにしたことを特徴とする遠隔制御型切断ロボット。 - 請求項5に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記操作入力盤は、切断経路生成の中断・再開およびロボット先端の移動について操作入力できるようになされ、切断経路生成処理途中において、
操作入力盤で入力される経路生成中断指令により制御装置は切断経路生成処理を停止してこの点を経路変更開始点として登録し、
操作入力盤で入力される先端動作指令により制御装置はロボット先端を移動させるように制御して指定切断経路値を生成し、
操作入力盤で入力される通過点教示指令により制御装置は切断マニピュレータのロボット先端が計画切断経路上へ戻る直近点を経路変更復帰点として登録し、
操作入力盤で入力される経路生成再開指令により制御装置は経路変更開始点から経路変更復帰点までの切断経路に係る計画切断経路値を、指定切断経路値と交換して、
切断経路生成処理を再開することを特徴とする遠隔制御型切断ロボット。 - 請求項5または請求項6に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
前記操作入力盤は、切断経路生成の開始・終了およびロボット先端の移動について操作入力できるようになされ、切断経路生成開始時において、
操作入力盤で入力される経路生成開始指令により制御装置はロボット先端を予め設定したロボット先端位置へ移動させた後に切断経路生成処理を中断し、
操作入力盤で入力される経路生成前進指令により制御装置は切断マニピュレータのロボット先端が切断対象上へ移動するように位置制御し、
操作入力盤で入力される経路生成再開指令により制御装置は切断マニピュレータが倣い制御開始点としてロボット先端を切断対象まで近づけて距離センサと切断対象とを基準距離離間させた状態とし、この時の補正量を用いて切断経路生成処理を再開して切断対象上の修正切断経路値を生成し、
操作入力盤で入力される経路生成終了指令により制御装置は倣い制御開始点から倣い制御終了点までの切断経路に係る計画切断経路値を、修正切断経路値と交換して、
切断経路生成処理を終了することを特徴とする遠隔制御型切断ロボット。 - 請求項7に記載の遠隔制御型切断ロボットにおいて、
経路生成開始指令と経路生成開始終了指令との操作入力の代わりに、距離センサから出力される先端距離検出値が一定値以上から一定値未満に変化した場合にロボット先端が切断対象の外から上へ移動したと判別して経路生成再開指令が出力されたものとし、また、距離センサから出力される先端距離検出値が一定値未満から一定値以上に変化した場合にロボット先端が切断対象の上から外へ移動したと判別して経路生成終了指令が出力されたものとし、
指令を自動判別することを特徴とする遠隔制御型切断ロボット。
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