JP3970139B2 - 燃焼器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンなどに備えられる燃焼器に関するもので、特に、燃料を拡散して燃焼させるパイロットノズルと燃料と空気とを混合して燃焼させるメインノズルとを備えた燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大気汚染を低減させるために、ガスタービンを利用した発電施設において、その排気ガス中に含まれるNOxの低減が求められている。ガスタービンにおけるNOxは、ガスタービンを回転させるために燃焼動作を行う燃焼器において発生する。そのため、従来より、燃焼器で発生するNOxの低減を図るために、燃料と空気とを混合して燃焼(予混燃焼)させるメインノズルを備えた燃焼器が用いられている。
【0003】
このメインノズルによる予混燃焼を行うことによって、燃焼器からのNOx排出量を低減させることができるが、その燃焼状態は不安定であり、燃焼振動が発生する。そのため、この燃焼振動を抑制して安定な燃焼状態とするために、燃料を拡散して燃焼(拡散燃焼)させるパイロットノズルを更に備えた燃焼器が用いられている。このようにパイロットノズル及びメインノズルが備えられた燃焼器の概略構成図を、図10に示す。
【0004】
図10に示すように、燃焼器本体1内には、その中央にパイロットノズル2が挿入されるとともに、メインノズル3がパイロットノズル2の周囲に配置されるように挿入される。そして、パイロットノズル2の先端部分を覆うようにパイロットコーン4が設けられ、又、メインノズル3の先端部分を覆うようにメインバーナ5が設けられる。又、パイロットノズル2の先端部分周囲にパイロットスワラ6が設けられるとともに、メインノズル3の先端部分周囲にメインスワラ7が設けられ、パイロットノズル2及びメインノズル3が支持される。
【0005】
このように構成される燃焼器において、パイロットノズル2の先端部分周辺が、図11のように構成される。パイロットノズル2の先端の外周に、複数の燃料噴射口21が設けられ、燃料を拡散噴射する(このパイロットノズル2より噴射される燃料を「パイロット燃料」とする)。又、燃焼器本体1を通じてパイロットノズル2周囲に供給される空気(パイロット空気)は、パイロットスワラ6を通過した後、パイロットコーン4f(図10のパイロットコーン4に相当する)の内壁を沿って流れる。このパイロットコーン4fは、その下流側先端(尚、「下流」とは、燃料及び空気の流れに対して下流であることを意味する)がメインバーナ5に向かって突出した形状となる。よって、このパイロットコーン4fの下流側先端付近に、保炎用低速域Xが形成される。
【0006】
又、メインノズル3より噴射される燃料(メイン燃料)が、メインスワラ7を通過した空気(メイン空気)とともに、メインバーナ5に流入されると、メインバーナ5内で混合されて、メインバーナ5より混合されたメイン燃料及びメイン空気が流出する。このように、メイン空気とメイン燃料が混合された予混合気がメインバーナ5より流出されると、保炎用低速域Xにおける燃焼に基づいて、メインバーナ5の下流側先端より燃焼器本体1の内壁に向かって燃焼される。よって、パイロットノズル2によって拡散噴射されたパイロット燃料によるパイロット拡散火炎が保炎用低速域Xまで拡散して燃焼されることにより、メインバーナ5からの予混合気による燃焼が維持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように保炎用低速域Xが形成することにより、燃焼の安定性が確保できるが、更なる低NOx化を図るには、パイロット拡散火炎を減らす必要があり、現状の保炎用低速域Xの大きさでは十分でない。又、パイロットコーン4fの下流側先端がメインバーナ5へ突出した形状となっているため、メインバーナ5から流れ出る予混合気が渦を形成する澱み域Yが、メインバーナ5の出口におけるパイロットコーン4fが突出した部分に形成されてしまう。この澱み域Yが形成されることが原因となり、フラッシュバックが発生する恐れがある。
【0008】
このような問題を鑑みて、本発明は、保炎用低速域をより大きく確実なものとすることができるとともに、メインバーナ出口における澱み域の発生を防ぐ燃焼器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の燃焼器は、燃焼器本体中心部分に設けられたパイロットノズルと、該パイロットノズルの周囲に等間隔で設けられた複数のメインノズルと、前記パイロットノズルの燃料が流れる下流側先端部分を覆うパイロットコーンと、前記メインノズルの下流側先端部分を覆うメインバーナと、を備える燃焼器において、前記パイロットコーンが、前記パイロットノズルの下流側先端部分に設けられるとともに、下流側に向かって放射状に広がったテーパ形状のコーン内周テーパ部と、該コーン内周テーパ部の下流側先端外縁に設けられるとともに、前記パイロットノズルの軸方向に対して略垂直な面となる第1鍔部と、前記コーン内周テーパ部の外周に、前記コーン内周テーパ部の外壁に沿った形状となるテーパ部と、前記第1鍔部に沿った形状となる第2鍔部とによって構成される円筒と、を備え、前記コーン内周テーパ部と前記円筒の前記テーパ部とで構成される間隙を通過して前記コーン内周テーパ部を冷却する空気を、更に前記第1鍔部と前記円筒の前記第2鍔部とで構成される間隙を通過させて、フィルム状の空気として前記メインバーナの下流側先端に向かって排出することを特徴とする。
【0010】
このようにすることで、第1鍔部の下流側において保炎用低速域を大きく且つ確実に形成することができるため、その保炎性を向上することができる。又、前記パイロットノズルの下流側先端外縁と前記メインバーナの下流側先端外縁を結ぶ直線の軸方向に対する角度をαとしたとき、前記コーン内周テーパ部の開き角θが、0≦θ<2αである。このとき、角度αを、60°以下とすることが好ましく、更に好ましくは、37°±3°よりも狭い角度である。
【0011】
このとき、前記コーン内周テーパ部の外周に、前記コーン内周テーパ部の外壁及び前記鍔部に沿った形状となる円筒を備えることで、前記コーン内周テーパ部と前記円筒の間に空気を通し、前記コーン内周テーパ部を冷却するとともに、前記鍔部先端からフィルム状の空気を排出することで、前記メインバーナでのフラッシュバックを防止することができる。
【0012】
更に、前記円筒の下流側先端を前記メインバーナの下流側先端外縁近傍に位置するように設置し、又、前記第1鍔部を前記メインバーナの下流側先端よりも数mm下流側に設ける。
【0013】
又、前記第1鍔部と前記コーン内周テーパ部との間に空隙を設けるとともに、前記コーン内周テーパ部と同じ開き角で前記コーン内周テーパ部の前記第1鍔部の設置部分より下流側に延ばした第1円筒部と、前記第1鍔部より下流側に、前記第1円筒部の外壁に沿ったテーパ形状の第2円筒部と、を備えるようにしても構わない。このとき、コーン内周テーパ部に設けられた第1円筒部に沿って、パイロットノズルとパイロットコーンとの間を通過するパイロット空気が流れる。そのため、第1鍔部と第2円筒部とに囲まれる領域に形成される保炎用低速域にパイロット空気が流入することを防ぐことができる。
【0015】
このようにすることで、第1鍔部と第2鍔部との間を通過する空気が、メインバーナの下流側先端にフィルム状に流れることによって、メインバーナでのフラッシュバックを防止することができる。又、第2円筒とコーン内周テーパ部の第1円筒部との間を通過する空気が、パイロットコーンの下流側先端からフィルム状に流れることによって、保炎用低速域にパイロット空気が流入することを防ぐことができる。
【0016】
そして、前記コーン内周テーパ部の前記第1円筒部における前記第1円筒部に沿った長さが、前記第1鍔部における前記パイロットコーンの軸方向に対して垂直な方向の長さの1〜3倍とする。
【0017】
又、前記第1鍔部が、前記メインバーナの下流側先端よりも上流側に設けられるものとしても構わない。
【0019】
又、上述のいずれかの燃焼器において、前記パイロットコーンと前記メインバーナとの間を通過するように設けられるとともに、前記第1鍔部の下流側に燃料を供給するための複数の保炎強化用燃料供給路を備えるものとしても構わない。
【0020】
このようにすることで、コーン内周テーパ部と接合した鍔部の下流側に形成される保炎用低速域に燃料を供給することができるため、保炎用低速域の保炎性を向上させることができる。
【0021】
このとき、前記保炎強化用燃料供給路が、前記メインノズルと前記パイロットノズルとを結ぶ直線上に位置するように設けられる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の燃焼器について説明する。尚、以下の第1〜第5の実施形態において、燃焼器を構成する各部分の関係の概略は、従来と同様、図10の概略構成図によって表される。よって、以下では、本発明の特徴であるパイロットノズル先端周辺の構成について、詳細に説明する。
【0035】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図である。尚、図1において、図11と同一の部分については、同一の符号を付す。
【0036】
図1の燃焼器は、燃焼器本体(図10)の中心部分に下流側先端部分がパイロットコーン4a(図10のパイロットコーン4に相当する)によって覆われたパイロットノズル2が設置されるとともに、パイロットのノズル2の周囲に下流側先端部分がメインバーナ5によって覆われた複数のメインノズル3が設置される。そして、パイロットノズル2の下流側の外壁面にパイロットスワラ6が設けられることにより、パイロットノズル2がパイロットコーン4aの中心部に設置されるように支持される。又、メインノズル3の下流側の外壁面にメインスワラ7が設けられることにより、メインノズル3がメインバーナ5の中心部に設置されるように支持される。
【0037】
このように構成されるとき、パイロットコーン4aは、下流側先端に向かって放射状に広がったテーパ形状となっている。(以下、この放射状に広がった部分を、「コーン内周テーパ部」と呼ぶ。)そして、コーン内周テーパ部41の下流側先端外周には、パイロットノズル2の軸方向に対して略垂直な面となる鍔42が設けられる。この鍔42は、コーン内周テーパ部41の下流側先端よりメインバーナ5の下流側先端に向かって広がったリング形状となる。又、鍔42は、メインバーナ5の下流側先端から数mm程度、下流側に位置するように設けられる。
【0038】
更に、パイロットコーン4aは、コーン内周テーパ部41の外周に、下流側に向かって放射状に広がったテーパ形状の円筒43が設けられる。この円筒43は、コーン内周テーパ部41と同様、その下流側先端に、パイロットノズル2の軸方向に対して略垂直な面となるリング形状の鍔44が鍔42と対向するように設けられる。又、鍔44は、メインバーナ5の下流側先端位置に設置される。そして、円筒43とコーン内周テーパ部41との間には空隙が設けられるように、円筒43が設置される。このとき、コーン内周テーパ部41の鍔42と円筒43の鍔44との間にも空隙が設けられる。
【0039】
このように、パイロットコーン4aが放射状に広がった形状となることで、パイロットノズル2の先端外周に設けられた燃料噴射口21から噴射されるパイロット燃料がパイロットスワラ6を通過するパイロット空気により拡散燃焼し、メインバーナ5の下流側先端に導かれる。そして、パイロット拡散火炎は、コーン内周テーパ部41の内壁に沿って、コーン内周テーパ部41の鍔42の下流側に形成される保炎用低速域Xに導かれる。この保炎用低速域Xは、コーン内周テーパ部41の鍔42の幅lに応じた大きさとなる。
【0040】
又、パイロットコーン4aの外周を通過する空気が、コーン内周テーパ部41と円筒43との間の空隙に流入すると、鍔42と鍔44との間の空隙を通過して、メインバーナ5の下流側先端に流出し、メインバーナ5とパイロットコーン4aとの境界となる部分に対してフィルム状に空気を流す。このように、境界部分にフィルム状の空気を流すことによって、保炎用低速域Xの火炎が原因となるフラッシュバックを防止することができる。又、コーン内周テーパ部41と円筒43との間の空隙を空気が通過するため、このコーン内周テーパ部41及び鍔42の冷却を行うことができる。
【0041】
このように、コーン内周テーパ部41の鍔42によって保炎用低速域Xを形成するために、パイロットノズル2の下流側先端の外縁からメインバーナ5の下流側先端の外縁までで最も近接した位置を結んだ直線とパイロットノズル2の軸方向との角度をαとしたとき、メインコーン内周テーパ部41の開き角θを、0°≦θ<2αとする。このとき、θは、60°以下であることが好ましい。更に好ましくは、37°±3°よりも狭い角度である。
【0042】
よって、メインバーナ5それぞれを結ぶ領域の内側に形成される鍔42の幅lを十分な長さとし、その面積を十分な広さとすることができるので、鍔42の下流側に形成される保炎用低速域Xの大きさを十分に大きくすることができ、保炎性を向上させることができる。又、鍔部42が、メインバーナ5の下流側先端に突出していないので、メインバーナ5の下流側先端に澱み領域が形成されず、フラッシュバックを防ぐことができる。
【0043】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図2は、本実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図である。尚、図2において、図1と同一の部分については、同一の符号を付す。
【0044】
図2の燃焼器は、第1の実施形態(図1)の燃焼器と異なり、その下流側先端がメインバーナ5の下流側先端よりも更に下流側まで延ばした形状となるパイロットコーン4b(図10のパイロットコーン4に相当する)が設けられる。このパイロットコーン4bは、コーン内周テーパ部41bをメインバーナ5の下流側先端よりも延ばした形状であり、コーン内周テーパ部41bの外周に、メインバーナ5の下流側先端から上流に向かって円筒43が嵌合されるとともに、メインバーナ5の下流側先端から下流に向かって円筒45が嵌合される。
【0045】
円筒43は、第1の実施形態と同様、その下流側先端に鍔44が設けられ、円筒45は、その上流側先端に鍔44と対向するように鍔46が設けられる。鍔44が、第1の実施形態と同様、円筒43の下流側先端よりメインバーナ5の下流側先端に向かって広がったリング形状となるとともに、鍔46が、円筒45の上流側先端よりメインバーナ5の下流側先端に向かって広がったリング形状となる。この鍔46が設けられた円筒45は、その下流側先端がコーン内周テーパ部41bの下流側先端と一致するように設置される。
【0046】
又、コーン内周テーパ部41bと円筒43との間、コーン内周テーパ部41bと円筒45との間、及び、鍔44と鍔46との間には、空隙が設けられるように、円筒43,45が設置される。よって、円筒43の鍔44がメインバーナ5の下流側先端位置に設けられるため、円筒45の鍔46がメインバーナ5の下流側先端位置から下流側に数mmずれた位置に設けられる。
【0047】
更に、円筒45において、コーン内周テーパ部41bに沿った長さLが、鍔44又は鍔46の幅lに対して、1〜3倍程度とすることが好ましい。このようにすることで、パイロットスワラ6を通った後にパイロットコーン4bの内壁を沿って流れるパイロット空気が、円筒45の外周に形成される保炎用低速域Xに流れ込み、保炎用低速域の温度を下げるとともに燃料濃度を希釈することを防ぐことができる。
【0048】
又、鍔44と鍔46との間の空隙より空気をフィルム状に流すことにより、メインバーナ5の下流側先端へのフラッシュバックを防ぐことができるとともに、コーン内周テーパ部41bと円筒45と空隙より空気をフィルム状に流すことにより、保炎用低速域Xにパイロット空気が流れ込むことを更に確実に防ぐことができる。又、コーン内周テーパ部41bの開き角θは、第1の実施形態と同様、0°≦θ<2αとし、60°以下であることが好ましい。更に好ましくは、開き角θが、37±3°より狭い角度である。
【0049】
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。図3は、本実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図である。尚、図3において、図1と同一の部分については、同一の符号を付す。
【0050】
図3の燃焼器は、第1の実施形態(図1)の燃焼器と異なり、鍔42がメインバーナ5の下流側先端よりも上流側に設けられたコーン内周テーパ部41cを有するパイロットコーン4c(図10のパイロットコーン4に相当する)が設けられる。このパイロットコーン4cは、コーン内周テーパ部41cの下流側先端がメインバーナ5の下流側先端よりも上流側に設けられる。
【0051】
そして、このコーン内周テーパ部41cの下流側先端には、パイロットノズル2の軸方向に対して垂直な面となる鍔42が設けられるとともに、鍔42の外縁には、メインバーナ5に近接するようにテーパ形状とされる円筒47が設置される。即ち、コーン内周テーパ部41cの鍔42と接合する部分の径が鍔42の内縁の径と一致するとともに、円筒47の上流側先端の径が鍔44の外縁の径と一致する。
【0052】
更に、パイロットコーン4cは、コーン内周テーパ部41cの外周に、第1の実施形態と同様、鍔42と対向する位置に鍔44が設けられた円筒43cが設けられる。そして、この円筒43cについても、鍔44の外縁に円筒47に沿うようにテーパ形状とされる円筒48が設けられる。即ち、円筒43cの鍔44と接合する部分の径が鍔44の内縁の径と一致するとともに、円筒48の上流側先端の径が鍔44の外縁の径と一致する。このように、メインバーナ5とコーン内周テーパ部41cとの間に、円筒43cを設置することによって、コーン内周テーパ部41cと円筒43cとの間の空隙に、パイロットコーン4cの外周を通る空気を流すことができる。
【0053】
更に、コーン内周テーパ部41cの鍔42より上流側の開き角θを、第1の実施形態と同様、0°≦θ<2αとする。この開き角θは、60°以下であることが好ましく、更に好ましくは、37±3°よりも狭い角度である。このように、鍔42の幅は第1の実施形態と同様、十分な長さとし、その面積を十分な広さとすることができる。このように構成することによって、鍔42の下流側に十分な大きさの保炎用低速域Xが形成される。
【0054】
又、パイロットコーン4cの外周を通る空気が、コーン内周テーパ部41cと円筒43cとの空隙に流れ込み、円筒47と円筒48との空隙からメインバーナ5とパイロットコーン4aとの境界となる部分に対してフィルム状に流れる。このとき、円筒47,48の形状がメインバーナ5の先端部分に沿うような形状であるため、メインバーナ5より流れる予混合気と平行に空気を流し、フィルム状の空気層をより確実に形成することができる。よって、保炎用低速域Xでの保炎性を保つとともに、フラッシュバックに対する耐性を向上させる。
【0055】
尚、本実施形態において、図4のように、パイロットコーン4xの形状を第2の実施形態と同様の形状とし、コーン内周テーパ部41x、円筒43x,45xが備えられた形状としても構わない。即ち、コーン内周テーパ部41xの上流側に嵌合するように円筒43xが設置されるとともに、コーン内周テーパ部41xの下流側に嵌合するように円筒45xが設置される。又、円筒43x,45xそれぞれに設けられた鍔44,46がメインバーナ5の下流側先端よりも上流側に設けられる。更に、鍔44の外縁にメインバーナ5の下流側先端まで延びた円筒48が設けられるとともに、鍔46には、円筒48の内周に沿うような形状の円筒49が設けられる。
【0056】
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について、図面を参照して説明する。図5は、本実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図である。尚、図5において、図1と同一の部分については、同一の符号を付す。
【0057】
図5の燃焼器は、第1の実施形態(図1)の燃焼器と異なり、コーン内周テーパ部41dの外周にそれぞれの上流側先端が接合された円筒50a,50bによって構成される二重筒50を有するパイロットコーン4d(図10のパイロットコーン4に相当する)が設けられる。この二重筒50において、円筒50aがコーン内周テーパ部41dに沿うような形状とされるとともに、円筒50aの外周に設けられた円筒50bがメインバーナ5に沿うような形状とされる。又、パイロットコーン4dには、二重筒50の円筒50bとメインバーナ5との間に、円筒51が設けられる。
【0058】
このように構成することによって、二重筒50の上流側先端に向かって形成される窪みに、完全な澱み域が形成されるため、保炎用低速域Xが二重筒50の窪みの奥まで入り込む。よって、二重筒50の開口部付近に形成される保炎用低速域Xを二重筒50の窪みの奥まで形成させることで、より大きなものとすることができ、その保炎性を向上させることができる。
【0059】
又、パイロットコーン4dの外周を通る空気の一部が、コーン内周テーパ部41dと円筒50aとの空隙に流れ込んだ後、コーン内周テーパ部41dの下流側先端からフィルム状に流れ出る。よって、保炎用低速域Xにパイロット空気が流れ込むことを防ぐことができる。又、パイロットコーン4dの外周を通る空気の一部が、円筒50bと円筒51の空隙に流れ込んだ後、メインバーナ5の下流側先端からフィルム状に流れ出る。よって、メインバーナ5へのフラッシュバックに対する耐性を向上させる。
【0060】
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態について、図面を参照して説明する。図6は、本実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図である。尚、図6において、図1と同一の部分については、同一の符号を付す。
【0061】
図6の燃焼器は、第1の実施形態(図1)の燃焼器と異なり、パイロットコーン4e(図10のパイロットコーン4に相当する)には、コーン内周テーパ41eの下流側先端からメインバーナ5の下流側先端に突出する鍔52と、コーン内周テーパ部41eの下流側先端に上流側先端が接合された円筒53とが設けられる。又、このパイロットコーン4eは、コーン内周テーパ部41eの外周に、その下流側先端がメインバーナ5の下流側先端に接するように設置された円筒43eが設けられる。
【0062】
そして、パイロットコーン4eの下流側先端は、メインバーナ5の下流側先端よりも数mm程度下流側に位置するように設けられ、又、鍔52の開き角βがコーン内周テーパ部41eの開き角θより広くなるように設定されるとともに、円筒53の内壁が軸方向に対して内側に向くように設けられる。このとき、円筒53の内壁のパイロットノズル2の軸方向に対する角度γが、0°≦γ≦60°の範囲にあることが好ましい。又、円筒53の内壁の長さは、鍔52の幅lと略等しい長さに設定する。
【0063】
このように構成することによって、鍔52と円筒53によって構成される領域近傍に、保炎低速域Xが形成される。このとき、鍔52と円筒53それぞれが上流側先端において接合し、上流側に窪みを設けるとともに下流側に開口した形状となるので、鍔52と円筒53との接合部までの窪みに澱み域を形成することができる。よって、保炎用低速域Xをより大きなものとすることができ、その保炎性を向上させることができる。
【0064】
又、パイロットコーン4eの外周を通る空気が、コーン内周テーパ部41eと円筒43eとの空隙に流れ込んだ後、メインバーナ5の下流側先端へフィルム状に流れ出る。このとき、円筒43eの下流側先端がメインバーナ5の下流側先端に接するように設けられるため、確実に空気をメインバーナ5の下流側先端に導くことができ、メインバーナ5へのフラッシュバックを防ぐことができる。
【0065】
<第6の実施形態>
本発明の第6の実施形態について、図面を参照して説明する。図7は、本実施形態における燃焼器の概略構成図である。又、図8は、本実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図である。尚、図7及び図8において、図10及び図1と同一の部分については、同一の符号を付す。
【0066】
図7の燃焼器は、燃焼器本体と、パイロットノズル2と、メインノズル3と、パイロットコーン4と、メインバーナ5と、パイロットスワラ6と、メインスワラ7と、パイロットノズル2とメインノズル3との間に複数設けられた保炎強化用燃料供給路8と、メインノズル3に接続されるとともにメインノズル3への燃料が供給されるメイン燃料マニホールド9と、保炎強化用燃料供給路8に接続されるとともに保炎強化用燃料供給路8への燃料が供給される保炎強化用燃料マニホールド10とを備える。
【0067】
保炎強化用燃料供給路8は、その中心がパイロットノズル2の中心からメインノズル3の中心を結ぶ直線上に位置するように、メインノズル3と同数設置される。(但し、必ずしもメインノズルと同数にしなければならないわけではなく、適宜設けることでも良い。)又、保炎強化用燃料マニホールド10がメイン燃料マニホールド9の上流に設けられ、この保炎強化用燃料マニホールド10に接続された保炎強化用供給路8がメイン燃料マニホールド9に設けられた穴91に挿入される。更に、パイロットノズル2が、メイン燃料マニホールド9及び保炎強化用燃料マニホールド10それぞれの中心に設けられた穴92,101に挿入される。
【0068】
このように構成される燃焼器において、図8のように、第1の実施形態(図1)と同様の形状となるパイロットコーン4aが用いられる。このとき、鍔42の近傍に形成される保炎用低速域Xに、保炎強化用燃料供給路8より燃料を供給するために、保炎強化用燃料供給路8が鍔42,44を貫通するように設けられるとともに、鍔42に保炎強化用燃料噴出口81が設けられる。更に、パイロットノズル2の中心とメインノズル3の中心とを結ぶ直線上に、保炎強化用燃料供給路8が位置するように設けられるため、図9に示すように、一例として、メインノズル3が8つである場合、それぞれに対応して、パイロットコーン4aの鍔42に8つの保炎強化用燃料噴出口81が設けられる。
【0069】
このようにすることで、保炎強化用燃料マニホールド10より供給された燃料が保炎強化用燃料供給路8を通過した後、鍔42の保炎強化用燃料噴出口81より保炎用低速域Xに噴出される。このようにすることで、保炎用強化用燃料噴出口81より噴出された燃料が保炎用低速域Xにて燃焼し、保炎用低速域Xにおける保炎性を向上させることができる。
【0070】
尚、本実施形態において、第1の実施形態におけるパイロットコーン4aを備えた燃焼器に対して保炎強化用燃料供給路8を設けた例を挙げたが、第2〜第5の実施形態におけるパイロットコーン4b〜4eを備えた燃焼器に対して設けるようにしても構わない。このとき、パイロットコーン4bについては、保炎強化用燃料供給路8が鍔44,46を貫通するように設けられ、又、パイロットコーン4cについては、保炎強化用燃料供給路8が鍔42,44を貫通するように設けられ、又、パイロットコーン4dについては、保炎強化用燃料供給路8が円筒50a、50bの接合部を貫通するように設けられ、又、パイロットコーン4eについては、保炎強化用燃料供給路8が鍔52と円筒53との接合部を貫通するように設けられる。このようにすることで、それぞれに設けられた保炎強化用燃料供給路8を通過する燃料が、保炎用低速域Xに噴出される。
【0071】
【発明の効果】
本発明によると、パイロットコーンの下流側先端部分に鍔部を設けるため、この鍔部の下流側において保炎用低速域を大きく且つ確実に形成することができる。よって、メインバーナからの燃料と空気が混合された予混合気の保炎性を向上させることができ、燃焼振動を低減させることができる。又、コーン内周テーパ部の外周に円筒を設けることによって、メインバーナの下流側先端よりフィルム状に空気を流すことができるので、保炎用の鍔部の冷却をするとともに、メインバーナへのフラッシュバックを防ぐことができる。
【0072】
又、鍔部との接合部より延ばした円筒部がコーン内周テーパ部に設けられることで、パイロット空気がコーン内周テーパ部に沿って流れて、保炎用低速域に流れ込むことを防ぐことができるため、保炎用低速域の保炎性を向上させることができる。又、二重筒をコーン内周テーパ部の外周に設けることで、二重筒の窪みに澱み域を形成することができるため、保炎用低速域を窪みの奥まで形成し、その大きさを大きくして保炎性を向上させることができる。又、メインノズル及びパイロットノズルそれぞれに突出した第1及び第2円筒部によって、確実に保炎用低速域を形成することができるとともに、第2円筒部によって、コーン内壁テーパ部に沿って流れるパイロット空気が保炎用低速域に流入することを防げる。
【0073】
更に、パイロットコーンとメインバーナとの間を通過するように複数の保炎強化用燃料供給路が設けられることで、保炎用低速域に対して、保炎容共か用燃料供給路より供給することができる。よって、保炎用低速域での保炎性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図。
【図2】 第2の実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図。
【図3】 第3の実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図。
【図4】 第3の実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の別の構成を示す図。
【図5】 第4の実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図。
【図6】 第5の実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図。
【図7】 第6の実施形態における燃焼器の構成を示す概略構成図。
【図8】 第6の実施形態における燃焼器のパイロットノズル先端の構成を示す図。
【図9】 第6の実施形態における燃焼器の下流側から見た概略構成図。
【図10】 燃焼器の構成を示す概略構成図。
【図11】 従来の燃焼器のパイロットノズル先端部分周辺の構成を示す図。
【符号の説明】
1 内筒
2 パイロットノズル
3 メインノズル
4 パイロットコーン
5 メインバーナ
6 パイロットスワラ
7 メインスワラ
Claims (9)
- 燃焼器本体中心部分に設けられたパイロットノズルと、該パイロットノズルの周囲に等間隔で設けられた複数のメインノズルと、前記パイロットノズルの燃料が流れる下流側先端部分を覆うパイロットコーンと、前記メインノズルの下流側先端部分を覆うメインバーナと、を備える燃焼器において、
前記パイロットコーンが、
前記パイロットノズルの下流側先端部分に設けられるとともに、下流側に向かって放射状に広がったテーパ形状のコーン内周テーパ部と、
該コーン内周テーパ部の下流側先端外縁に設けられるとともに、前記パイロットノズルの軸方向に対して略垂直な面となる第1鍔部と、
前記コーン内周テーパ部の外周に、前記コーン内周テーパ部の外壁に沿った形状となるテーパ部と、前記第1鍔部に沿った形状となる第2鍔部とによって構成される円筒と、
を備え、
前記コーン内周テーパ部と前記円筒の前記テーパ部とで構成される間隙を通過して前記コーン内周テーパ部を冷却する空気を、更に前記第1鍔部と前記円筒の前記第2鍔部とで構成される間隙を通過させて、フィルム状の空気として前記メインバーナの下流側先端に向かって排出することを特徴とする燃焼器。 - 前記パイロットノズルの下流側先端外縁と前記メインバーナの下流側先端外縁を結ぶ直線の軸方向に対する角度をαとしたとき、前記コーン内周テーパ部の開き角θが、0≦θ<2αであることを特徴とする請求項1に記載の燃焼器。
- 前記円筒の下流側先端が前記メインバーナの下流側先端外縁近傍に位置するように設置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃焼器。
- 前記第1鍔部が前記メインバーナの下流側先端よりも数mm下流側に設けられることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の燃焼器。
- 前記第1鍔部が前記メインバーナの下流側先端よりも上流側に設けられることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の燃焼器。
- 前記第1鍔部と前記コーン内周テーパ部との間に空隙を設けるとともに、
前記コーン内周テーパ部と同じ開き角で前記コーン内周テーパ部の前記第1鍔部の設置部分より下流側に延ばすことで形成される第1円筒部と、
前記第1鍔部より下流側に、前記第1円筒部の外壁に沿ったテーパ形状の第2円筒部と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の燃焼器。 - 前記コーン内周テーパ部の前記第1円筒部における前記第1円筒部に沿った長さが、前記第1鍔部における前記パイロットコーンの軸方向に対して垂直な方向の長さの1〜3倍であることを特徴とする請求項6に記載の燃焼器。
- 前記パイロットコーンと前記メインバーナとの間を通過するように設けられるとともに、前記第1鍔部の下流側に燃料を供給するための複数の保炎強化用燃料供給路を備えることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の燃焼器。
- 前記保炎強化用燃料供給路が、前記メインノズルと前記パイロットノズルとを結ぶ直線上に位置するように設けられることを特徴とする請求項8に記載の燃焼器。
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