JP3970090B2 - 浮き床施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋内のTVスタジオ、ホール、体育館などの防振性能、防音性能が要求される空間や、厨房、トイレ、プールなどの防水性が要求される空間における駆体等の床基盤上に、床スラブを防振材で支承してなる浮き床の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からよく知られている浮き床としては、図13に示されるように、グラスウール、ロックウール等の防振材1を、建築物駆体等の床基盤2上に敷き詰め、この防振材1の上に防水シート3を敷き、この上にコンクリートを打設して床スラブ4を形成することにより、浮き床を構成したものがある。
上記構成の浮き床は、浮き床の高さを低く設定できるという利点があるが、グラスウール、ロックウール等の防振材1が湿気や荷重により経時的に不動沈下を起こし易く、また一度施工した後は、浮き床のレベリングが困難であるという不都合があった。
【0003】
このため、本願出願人は、先に、床の高さを低く設定することができ、しかもレベリングを行うことができる浮き床およびその施工方法を発明して特許出願(特願2000-345068)を行った。
【0004】
この浮き床は次のように構成されている。すなわち、図14に示されるように、予めコンクリートで形成された床スラブ5に多数の貫通孔6が設けられており、これらの各貫通孔6に、内周にねじ溝7を設けた円筒体8が嵌着されている。この円筒体8のねじ溝7に、図15に示されるように、外周面にねじ9を有する円形の押え板10がねじ込まれ、各貫通孔6内の押え板10の下に、柱状ゴムからなる防振材11が配置される。これらの防振材11の下部が床スラブ5から下方に突出して躯体の床基盤12上に置かれることにより、床スラブ5を浮上支承したもので、押え板10を回転することにより、床スラブ5のレベリングを行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の技術には次のような解決すべき課題があった。すなわち、上記の浮き床は、施工時に円筒体8内にある押え板10を回転することにより、防振材11を下方に押し出すものであるため、防振材11の平面寸法を、押え板10の外径より小さくしなければならない。従って、適切な寸法の防振材11を使用するために、大きな外径の押え板を用いなければならないことがあり、この場合にはレベリング時に押え板10に大きなトルクを必要とする。
【0006】
また上記の浮き床は、施工時にレベリングを行う際、防振材11の硬度が高い場合はコンクリート製床スラブ5が大きく傾斜することが許されないので、各貫通孔6内の押え板10の回動を少しずつ順次に行うか、あるいは各押え板10の回動をほぼ一斉に行わなければならないから、レベリング作業が煩雑で大掛かりになるという課題がある。
【0007】
本発明は、上記の課題を解消するためになされたもので、レベリングを容易に行うことができ、しかも床の高さを低く設定することができる浮き床施工方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の目的を達成するため、次の構成を採用する。
【0009】
<構成1>
駆体等の床基盤上に、コンクリート打設により床スラブを浮上させて構成する浮き床施工方法であって、
(1)前記床基盤上に、シートを敷く工程と、
(2)前記シート上に、ゴム状弾性体の上部に支持部材を配設し、前記支持部材の中心部に、前記支持部材を上下動させるレべリングボルトを配設してなる防振材の複数個を、適当間隔を置いて配置する工程と、
(3)前記複数の防振材の各支持部材上部に、前記レベリングボルトの外周を包囲する筒状部材を立設する工程と、
(4)前記床基盤上における複数の防振材の周囲に、補強心材を配設し、コンクリートを打設する工程と、
(5)前記コンクリートを養生固化させ、前記床スラブを形成する工程と、
(6)前記筒状部材内に位置する前記レべリングボルトを回動して前記床スラブを前記床基盤から浮上させる工程とを含み、
前記防振材は、前記ゴム状弾性体および前記支持部材の各外縁に、下方に垂下しかつ互いに当接する突起部がそれぞれ設けられ、前記支持部材の中心部に、前記レベリングボルトを螺合させるねじ孔が設けられ、前記ねじ孔に前記レべリングボルトが螺合され、前記ゴム状弾性体の上面中央部に、前記レべリングボルトの下端を支承する受け部材が配設されてなるものであることを特徴とする浮き床施工方法。
【0011】
<構成2>
構成1に記載の浮き床施工方法において、前記防振材は、前記支持部材が金属製で倒椀形をなし、かつ前記支持部材の突起部の最下端部のみが前記ゴム状弾性体の突起部の端部に接着されてなるものであることを特徴とする浮き床施工方法。
【0012】
<構成3>
構成1又は2に記載の浮き床施工方法において、前記防振材は、前記床基盤上の前記シート上に配置したとき、前記支持部材の突起部の最下端部が前記シートに当接するように構成されたものであることを特徴とする浮き床施工方法。
【0015】
<構成4>
構成1ないし3のいずれかに記載の浮き床施工方法において、前記コンクリートの打設前に、前記防振材のゴム状弾性体の周囲に、前記コンクリートと前記ゴム状弾性体との接触を防止する弾力部材を施すことを特徴とする浮き床施工方法。
【0016】
<構成5>
構成1ないし4のいずれかに記載の浮き床施工方法において、前記防振材の前記支持部材の外面に、回転防止用突起を設けることを特徴とする浮き床施工方法。
【0017】
<構成6>
構成1ないし5のいずれかに記載の浮き床施工方法において、前記防振材は、前記ゴム状弾性体の上面と前記支持部材との間に、密封空間が設けられ、前記レベリングボルトに、前記密封空間と外界とを連通する通路が設けられてなるものであることを特徴とする浮き床施工方法。
【0018】
<構成7>
構成1ないし6のいずれかに記載の浮き床施工方法において、前記床スラブに、前記防振材の交換をするための交換用空洞を設けることを特徴とする浮き床施工方法。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、具体例を用いて説明する。
図1は本発明の実施の一形態を示す縦断側面図、図2は同平面図で、図中、15は建築物駆体等の床基盤、16はコンクリート製の床スラブをそれぞれ示している。
【0020】
コンクリート製の床スラブ16による浮き床は、次の手順で構成される。
図1において、先ず、床基盤15上に、床スラブ16を囲繞する形枠17を形成し、この形枠17内に、防水性を有するプラスシック製のシート18を敷設する。
【0021】
次に、シート18上に、レベリングボルト20を有する複数個の防振材21を、図2に示すように適宜ピッチで配置する。このピッチは、防振材21の支持荷重とばね定数によって決定される。
複数の各防振材21の上部に、レベリングボルト20の外周を包囲する金属製の筒状部材22を立設する。
【0022】
次に、床基盤15上における複数の防振材21の周囲に、鉄筋等の補強心材を縦横に配設し、形枠17内にコンクリートを打設する。このとき、コンクリートが筒状部材22の頂部開口から中に入り込まないようにする。このコンクリートを養生固化させて床スラブ16を形成する。
床スラブ16の成形後、各防振材21のレベリングボルト20を筒状部材22の上部開口から回動操作して床スラブ16を、シート18と共に床基盤15から浮上させるようにする。
このようにして駆体等の床基盤15上から床スラブ16を20〜30mm浮上させて図1に示すような浮き床を構成する。
【0023】
ところで、本発明の工法に使用する防振材21としては、例えば図3(a)、(b)に示す防振ゴムを採用する。
すなわち、この防振ゴムは、上面中央部に凹みを有する円筒形を呈し、外周縁に突起部24を有するゴム状弾性体25と、ゴム状弾性体25の上面を被う倒椀形を呈し、外周縁の突起部26が下方に垂下しかつゴム状弾性体25の突起部24に当接する金属製の支持部材27と、この支持部材27の中心部に設けられたナット状のねじ機構28と、このねじ機構28に螺合されたレベリングボルト20と、ゴム状弾性体25の上面中央部に設けられた、レベリングボルト20の下端を支承する皿状の受け部材29とからなるもので、レベリングボルト20を回動することにより、支持部材27が上下動してレベリングを行うものである。
【0024】
なお、ゴム状弾性体25の底部には円盤状の金属リング31がゴムに接着された状態で埋設され、荷重を受けたときゴム部分の水平方向への延伸を防止するようにしている。ゴム状弾性体25の金型成形時に、金属リング31を位置決めするために、磁石で吸着した状態で金属リング31を金型内に保持する。このため、成形後のゴム状弾性体25の底面に、磁石取付けによる開口32が残留している。
【0025】
本発明により床スラブ16をレベリングする場合は、複数の防振材21を端から渦巻き状に順番にレベルアップしていく。そのため、図4に示すように一時的に床スラブ16が床基盤15に対して傾斜する。ここで、防振材21のゴム状弾性体25と支持部材27との接触面での接着面積が大きいほど、支持部材27によるゴム状弾性体25への拘束力が大きくなり、床スラブ16の傾斜に伴い支持部材27も傾斜してゴム状弾性体25に局部的な荷重が加わる。この現象を避けるためには一回のレベリング量を少なくすればよいが、それだけ作業に手間が掛かってしまうこととなる。
【0026】
本発明に使用される防振材21は、支持部材27の突起部26の最下端部34のみがゴム状弾性体25の突起部24に接着され、支持部材27によるゴム状弾性体25への拘束力を小さくしている。このため、この接着部分以外では支持部材27がゴム状弾性体25に対して自在に離間して容易に上下動できるようにされている。従って、レベリングの際、図4に示すように、支持部材27がスムーズに傾斜して床スラブ16の斜動に追従し、一回のレベリング量を大きくすることができ、作業効率が向上する。図4中、符号35は鉄筋等の補強心材を示している。
【0027】
但し、設置状況次第では支持部材27とゴム状弾性体25との接着面積をもっと広げて支持部材27がゴム状弾性体25を拘束する力を増加してもよく、あるいは支持部材27をゴム状弾性体25に全く接着せずに当接させるだけとして同拘束力をゼロにするようにしてもよいものである。
【0028】
またコンクリート打設前に、図5に示すように各防振材21のゴム状弾性体25の周囲に、紐状の弾力部材37を巻き付けておくことが望ましい。この弾力部材37としては、例えば、横断面丸形のゴムあるいはプラスチック製の弾性紐が使用され、シート18とゴム状弾性体25の突起部24の下端との間の隙間を閉塞して打設直後のコンクリートが流動してゴム状弾性体25に接触するのを防止するものである。
【0029】
床スラブ16が所定高さまで浮上されたとき、図6に示すように各防振材21のゴム状弾性体25の突起部24が上方に持ち上げられた状態に変形するが、弾力部材37の存在により、鉛直方向の防振性能を妨げることなく水平方向への異常変形が押えられる。図6中、符号50は押えナットを示しており、床スラブ16が所定高さまで浮上されたときに、必要に応じてレベリングボルト20に螺合されるが、同ボルト20を防振材21に固定すると共に、フランジ39と防振材21とを固定する役割もある。
【0030】
紐状の弾力部材37を巻き付ける代わりに、図7に示す防振材21を使用してもよい。すなわち、同図において防振材21として、支持部材27の突起部26の最下端部34がシート18に当接するまで延伸して構成されたものを使用する。このように構成された防振材21を床基盤上のシート18上に配置することにより、打設直後のコンクリートが流動してゴム状弾性体25の外面に接触するのを防止することができる。
【0031】
また、本発明の施工方法に使用する筒状部材22としては、円筒体のみ、あるいは図8(a)、(b)に示すように、円筒体の下端部に金属製のフランジ39を設けたものでもよい。このフランジ39を防振材21の支持部材27に溶接等で固着することにより、後述するレベリング時、レベリングボルト20を回動したときの防振材21の共転を防止することが可能である。
また、筒状部材22が円筒体のみの構造の場合は、図9に示すように防振材21の支持部材27の外面に、回転防止用突起49を設けて床スラブ16に固定するようにしてレベリングボルト20を回動したときの防振材21の共転を防止するようにしてもよい。
【0032】
また、本発明の施工方法に使用する防振材21として、図10に示すように、ゴム状弾性体25の上面と支持部材27との間に、密封空間40を設け、レベリングボルト20に、密封空間40と外界とを連通する通路41を設けたものとしてもよい。
【0033】
このような防振材21を使用した場合は、レベリングの際に、レベリングボルト20の通路41から密封空間40内に圧搾空気を送り込んで同空間40を膨張させてレベリングを行う。所定の高さに達したら、通路41を封止し、レベリングボルト20を回してその下端を受け部材29に当接させる。
このようにすれば、レベリングボルト20に大きなトルクを与えなくても容易にレベリング作業ができる。なお、ここで使用するのは圧搾空気だけではなく、水などの流体でもよい。
【0034】
また、図10に示した状態、すなわち通路41を開放した状態で使用した際に、床スラブ16に荷重が加わり上下方向に振動したときには密封空間40内の空気等の流体が通路41を介して出入りするので、通路41がオリフィスとして作用し流体の移動に応じた減衰力を発揮する。こうして減衰力を付加した防振材による浮き床構造を構成することができ、特に固有振動数付近の振動を低減できるようになる。
【0035】
さらに、レベリングボルト20の下端と受け部材29との間に、ばね体を介在させてもよい。このばね体としては、コイルスプリング、皿ばね等、浮き床の支持荷重に耐え得るばね定数を有するものであればよい。このように上記ばね体を介した構成とすることによって、上記ばね体とゴム状弾性体25とが直列ばねとなって床スラブ16を弾性支持する。上記ばね体を適宜変更することにより、全体構成のばね定数を調整することができる。
【0036】
さらに、本発明の施工方法に使用する防振材21として、図11に示すように、ゴム状弾性体25の上面と支持部材27との間の空間に、空気ばねなどに使用され高い密閉性と追従性を有するダイヤフラム43による密封空間40を設けると共に、筒状部材22内も上部開口を閉じて密封空間とする。そして、レベリングボルト20に、この密封空間40と筒状部材22内の密封空間とを連通する通路41を設けたものとしてもよい。
【0037】
図11に示した防振材21および筒状部材22を使用した場合は、レベリングの際に、レベリングボルト20の通路から密封空間40内に圧搾空気あるいは水などの流体を送り込んで同空間を適宜膨張させてレベリングを行う。所定の高さに達したら、レベリングボルト20を回してその下端を受け部材29に当接させる。このようにすれば、図10に示した例と同様にレベリングボルト20に大きなトルクを与えなくても容易にレベリング作業ができ、しかも、より高圧力下でも安定した浮き床構造が得られる。
【0038】
さらに、図11に示した構成において、ダイヤフラム43による密封空間40と筒状部材22との間の板体51に、互いに逆方向に流体の通過を許容する少なくとも一対の弁を設けることにより、床スラブ16に荷重が加わり上下方向に振動したときに上記一対の弁がオリフィスとして作用し流体の移動に応じた減衰力を発揮し得る。
【0039】
本発明の施工方法による浮き床では、荷重によるへたり(クリープ)は防振材21のゴム状弾性体25によってのみ起こる。また、防振材21の設置個数と配列状況で明確に負荷荷重を把握することができるので、ゴム状弾性体25の寿命すなわち交換時期の目安がつけ易い。そこで、図12に示すように、床スラブ16に、防振材21の交換をするための交換用空洞45を、各防振材21の近傍に設けておくことにより、一部の防振材21が著しく劣化した場合に、同防振材21を交換用空洞45から簡単に取り出して新品と交換することができる。防振材21を取り出す前に、予めレベリングボルト20を筒状部材22から取り外しておけばよい。なお、図12において符号46は交換用空洞の蓋を示している。
【0040】
また交換用空洞45内にジャッキを置いて床スラブ16のレベルアップを行うことが可能である。特に床スラブ16の面積が大きい場合、レベリングボルト20に大きなトルクを与えながら1本ずつ回動操作をする必要がなくなる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明した本発明の浮き床施工方法によれば、レべリングボルト及び上下方向に柔らかいゴム状弾性体を備えた防振材を使用したことにより、小さなトルクでもレベリング作業をスムーズに行うことができ、しかも防振材本体の座高が低いため浮き床の高さを低く設定することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浮き床施工方法による一実施形態の浮き床を示す縦断側面図である。
【図2】同浮き床の平面図である。
【図3】同実施例の防振材を示しており、(a)は縦断面図、(b)は平面図である。
【図4】同実施例の作動状態の説明図である。
【図5】同実施例のレベルアップ前の状態の説明図である。
【図6】同実施例のレベルアップ後の状態の説明図である。
【図7】本発明方法で使用する防振材の他の実施例の説明図である。
【図8】本発明方法で使用する筒状部材を示しており、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。
【図9】本発明方法で使用する防振材のさらに他の実施例の説明図である。
【図10】本発明方法で使用する防振材のさらに他の実施例の説明図である。
【図11】本発明方法で使用する防振材のさらに他の実施例の説明図である。
【図12】本発明方法で使用する床スラブに交換用空洞を設けた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。
【図13】従来例を示す縦断面図である。
【図14】他の従来例を示す縦断面図である。
【図15】同従来例を一部拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
15 床基盤
16 床スラブ
17 形枠
18 シート
20 レベリングボルト
21 防振材
22 筒状部材
24 突起部
25 ゴム状弾性体
27 支持部材
29 受け部材
37 弾力部材
40 密封空間
41 通路
43 ダイヤフラム
45 交換用空洞

Claims (7)

  1. 駆体等の床基盤上に、コンクリート打設により床スラブを浮上させて構成する浮き床施工方法であって、
    (1)前記床基盤上に、シートを敷く工程と、
    (2)前記シート上に、ゴム状弾性体の上部に支持部材を配設し、前記支持部材の中心部に、前記支持部材を上下動させるレべリングボルトを配設してなる防振材の複数個を、適当間隔を置いて配置する工程と、
    (3)前記複数の防振材の各支持部材上部に、前記レベリングボルトの外周を包囲する筒状部材を立設する工程と、
    (4)前記床基盤上における複数の防振材の周囲に、補強心材を配設し、コンクリートを打設する工程と、
    (5)前記コンクリートを養生固化させ、前記床スラブを形成する工程と、
    (6)前記筒状部材内に位置する前記レべリングボルトを回動して前記床スラブを前記床基盤から浮上させる工程とを含み、
    前記防振材は、前記ゴム状弾性体および前記支持部材の各外縁に、下方に垂下しかつ互いに当接する突起部がそれぞれ設けられ、前記支持部材の中心部に、前記レベリングボルトを螺合させるねじ孔が設けられ、前記ねじ孔に前記レべリングボルトが螺合され、前記ゴム状弾性体の上面中央部に、前記レべリングボルトの下端を支承する受け部材が配設されてなるものであることを特徴とする浮き床施工方法。
  2. 請求項1記載の浮き床施工方法において、
    前記防振材は、前記支持部材が金属製で倒椀形をなし、かつ前記支持部材の突起部の最下端部のみが前記ゴム状弾性体の突起部の端部に接着されてなるものであることを特徴とする浮き床施工方法。
  3. 請求項1又は2に記載の浮き床施工方法において、
    前記防振材は、前記床基盤上の前記シート上に配置したとき、前記支持部材の突起部の最下端部が前記シートに当接するように構成されたものであることを特徴とする浮き床施工方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の浮き床施工方法において、
    前記コンクリートの打設前に、前記防振材のゴム状弾性体の周囲に、前記コンクリートと前記ゴム状弾性体との接触を防止する弾力部材を施すことを特徴とする浮き床施工方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の浮き床施工方法において、
    前記防振材の前記支持部材の外面に、回転防止用突起を設けることを特徴とする浮き床施工方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の浮き床施工方法において、
    前記防振材は、前記ゴム状弾性体の上面と前記支持部材との間に、密封空間が設けられ、前記レベリングボルトに、前記密封空間と外界とを連通する通路が設けられてなるものであることを特徴とする浮き床施工方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の浮き床施工方法において、
    前記床スラブに、前記防振材の交換をするための交換用空洞を設けることを特徴とする浮き床施工方法。
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